JPH08319858A - エンジンの黒煙低減装置 - Google Patents
エンジンの黒煙低減装置Info
- Publication number
- JPH08319858A JPH08319858A JP15087895A JP15087895A JPH08319858A JP H08319858 A JPH08319858 A JP H08319858A JP 15087895 A JP15087895 A JP 15087895A JP 15087895 A JP15087895 A JP 15087895A JP H08319858 A JPH08319858 A JP H08319858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- load
- black smoke
- diesel engine
- fuel injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無負荷状態のディーゼルエンジンを急加速さ
せたとき、エンジン排ガスに生じる黒煙の量を減少させ
る。 【構成】 油圧ポンプを駆動するディーゼルエンジンに
おいて、変速レバー１３が中立位置にあってアクセルペ
ダル１１が急速に踏み込まれたとき、コンピュータ制御
装置１４は、ステッピングモータ１５を介してオールス
ピードガバナ１７により調整される燃料噴射ポンプ１６
のアクセル開度増加速度を、エンジンの通常負荷時より
も減少させるように制御している。
せたとき、エンジン排ガスに生じる黒煙の量を減少させ
る。 【構成】 油圧ポンプを駆動するディーゼルエンジンに
おいて、変速レバー１３が中立位置にあってアクセルペ
ダル１１が急速に踏み込まれたとき、コンピュータ制御
装置１４は、ステッピングモータ１５を介してオールス
ピードガバナ１７により調整される燃料噴射ポンプ１６
のアクセル開度増加速度を、エンジンの通常負荷時より
も減少させるように制御している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排ガスに生
じる黒煙を低減させるための装置に関する。
じる黒煙を低減させるための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】油圧ショベルや油圧エクスカベータ等の
建設機械を作動させるために、油圧ポンプをディーゼル
エンジンにより駆動する場合、図１に示されているよう
に、エンジンに対するアクセルペダル１１またはアクセ
ルレバー１２の操作信号及び変速レバー１３の作動位置
信号がそれぞれコンピュータ制御装置１４に入力され、
上記各信号に応じて制御装置１４がステッピングモータ
１５を適宜回転させることにより、上記エンジンにおけ
る燃料噴射ポンプ１６のオールスピードガバナ１７を調
整して、エンジンの出力が建設機械の負荷に対応するよ
うに制御されている。
建設機械を作動させるために、油圧ポンプをディーゼル
エンジンにより駆動する場合、図１に示されているよう
に、エンジンに対するアクセルペダル１１またはアクセ
ルレバー１２の操作信号及び変速レバー１３の作動位置
信号がそれぞれコンピュータ制御装置１４に入力され、
上記各信号に応じて制御装置１４がステッピングモータ
１５を適宜回転させることにより、上記エンジンにおけ
る燃料噴射ポンプ１６のオールスピードガバナ１７を調
整して、エンジンの出力が建設機械の負荷に対応するよ
うに制御されている。
【０００３】しかしながら、従来はステッピングモータ
１５の応答性が非常によいため、ディーゼルエンジンの
無負荷時に、アクセルペダル１１またはアクセルレバー
１２の操作によりディーゼルエンジンを急に加速させる
と、エンジンの回転数に比較して燃料噴射ポンプ１６に
よる燃料噴射量が過大となり、エンジンの排ガスに多量
の黒煙が生じることは避けられない不具合があった。
１５の応答性が非常によいため、ディーゼルエンジンの
無負荷時に、アクセルペダル１１またはアクセルレバー
１２の操作によりディーゼルエンジンを急に加速させる
と、エンジンの回転数に比較して燃料噴射ポンプ１６に
よる燃料噴射量が過大となり、エンジンの排ガスに多量
の黒煙が生じることは避けられない不具合があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無負荷状態
のディーゼルエンジンを急加速させたとき、エンジン排
ガスに生じる黒煙の量を低減させようとするものであ
る。
のディーゼルエンジンを急加速させたとき、エンジン排
ガスに生じる黒煙の量を低減させようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るエンジンの黒煙低減装置は、ディーゼルエンジンの無
負荷状態を検出する無負荷検出手段と、アクセル機構の
操作に応じて上記ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を
調整する調整手段と、上記無負荷検出手段が上記無負荷
状態を検出したとき上記アクセル機構の操作による上記
調整手段の応答速度を上記ディーゼルエンジンの負荷時
よりも減少させる制御手段とを有している。
るエンジンの黒煙低減装置は、ディーゼルエンジンの無
負荷状態を検出する無負荷検出手段と、アクセル機構の
操作に応じて上記ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を
調整する調整手段と、上記無負荷検出手段が上記無負荷
状態を検出したとき上記アクセル機構の操作による上記
調整手段の応答速度を上記ディーゼルエンジンの負荷時
よりも減少させる制御手段とを有している。
【０００６】
【作用】すなわち、無負荷検出手段がディーゼルエンジ
ンの無負荷状態を検出したとき、ディーゼルエンジンへ
の燃料噴射量を調整する調整手段の応答速度が、制御手
段によってディーゼルエンジンの負荷時よりも減少させ
られているので、ディーゼルエンジンの回転数に比較し
て燃料噴射量が過大となることは自動的に抑制され、従
って、エンジンの排ガスに含まれる黒煙の量を容易に低
減させることができる。
ンの無負荷状態を検出したとき、ディーゼルエンジンへ
の燃料噴射量を調整する調整手段の応答速度が、制御手
段によってディーゼルエンジンの負荷時よりも減少させ
られているので、ディーゼルエンジンの回転数に比較し
て燃料噴射量が過大となることは自動的に抑制され、従
って、エンジンの排ガスに含まれる黒煙の量を容易に低
減させることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。前
記図１に示されているように、建設機械を作動させるた
めの油圧ポンプをディーゼルエンジンにより駆動する場
合において、変速レバー１３が中立位置にあり、また
は、油圧ポンプのリリーフ油圧が０、もしくは、斜板式
油圧ポンプの斜板角が０であって、ディーゼルエンジン
が無負荷であることをそれぞれ図示しない変速位置検知
機構または油圧計もしくは斜板角検知機構等の適宜の装
置が検出すると、その信号がコンピュータ制御装置１４
に入力される。
記図１に示されているように、建設機械を作動させるた
めの油圧ポンプをディーゼルエンジンにより駆動する場
合において、変速レバー１３が中立位置にあり、また
は、油圧ポンプのリリーフ油圧が０、もしくは、斜板式
油圧ポンプの斜板角が０であって、ディーゼルエンジン
が無負荷であることをそれぞれ図示しない変速位置検知
機構または油圧計もしくは斜板角検知機構等の適宜の装
置が検出すると、その信号がコンピュータ制御装置１４
に入力される。
【０００８】ディーゼルエンジンの通常負荷時において
は、負荷の増大に即応して制御装置１４の作用によりス
テッピングモータ１５が作動し、オールスピードガバナ
１７により燃料噴射ポンプ１６のアクセル開度が調整さ
れて、図２の曲線Ａのように通常負荷時アクセル開度θ
i （ｉは計測パルス時間が１０〜２０マイクロ秒程度の
場合における任意の計測時点を示す。以下同じ）が急増
することにより、エンジンの回転数が所定どおり維持さ
れる。
は、負荷の増大に即応して制御装置１４の作用によりス
テッピングモータ１５が作動し、オールスピードガバナ
１７により燃料噴射ポンプ１６のアクセル開度が調整さ
れて、図２の曲線Ａのように通常負荷時アクセル開度θ
i （ｉは計測パルス時間が１０〜２０マイクロ秒程度の
場合における任意の計測時点を示す。以下同じ）が急増
することにより、エンジンの回転数が所定どおり維持さ
れる。
【０００９】しかしながら、ディーゼルエンジンの無負
荷状態においては、ディーゼルエンジンに対するアクセ
ルペダル１１を急激に踏み込み、または、アクセルレバ
ー１２を急に操作して、ディーゼルエンジンを急加速さ
せようとすると、コンピュータ制御装置１４が任意の計
測時点における無負荷時アクセル開度θ0iを、 θ0i＝（ａθi ＋ｂθ0i-1）／（ａ＋ｂ） ただし、θ0i-1：１計測パルス時間前のθ0i ａ、ｂ：重み係数（正数） 上記の式により演算し、これに対応してステッピングモ
ータ１５を適宜回転させ、上記エンジンにおける燃料噴
射ポンプ１６のオールスピードガバナ１７を制御するこ
とにより、、図２の曲線Ｂのように無負荷時アクセル開
度θ0iを調整し、ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を
調整する応答速度を、ディーゼルエンジンの通常負荷時
よりも減少させている。
荷状態においては、ディーゼルエンジンに対するアクセ
ルペダル１１を急激に踏み込み、または、アクセルレバ
ー１２を急に操作して、ディーゼルエンジンを急加速さ
せようとすると、コンピュータ制御装置１４が任意の計
測時点における無負荷時アクセル開度θ0iを、 θ0i＝（ａθi ＋ｂθ0i-1）／（ａ＋ｂ） ただし、θ0i-1：１計測パルス時間前のθ0i ａ、ｂ：重み係数（正数） 上記の式により演算し、これに対応してステッピングモ
ータ１５を適宜回転させ、上記エンジンにおける燃料噴
射ポンプ１６のオールスピードガバナ１７を制御するこ
とにより、、図２の曲線Ｂのように無負荷時アクセル開
度θ0iを調整し、ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を
調整する応答速度を、ディーゼルエンジンの通常負荷時
よりも減少させている。
【００１０】従って、図３に示されているように、アイ
ドル回転数αの無負荷状態においてアクセルペダル１１
を急激に踏み込んだときの燃料噴射量は、従来は２点鎖
線のように急増して最大燃料噴射量Ｘに達するため、最
大燃料噴射量時の黒煙特性曲線Ｃからエンジン排ガスに
おける黒煙発生量がＹとなるのに対し、前記のように無
負荷時アクセル開度θ0iへの応答速度が減少している場
合には、実線のように緩やかに増加して最大燃料噴射量
Ｘに達するので、この場合のエンジン排ガスにおける黒
煙発生量はＺとなり、黒煙発生量がＹ−Ｚ＝Ｒに相当す
るだけ低減されることになると同時に、無負荷状態にお
いて万一誤ったアクセル操作がなされたとしても、無駄
な燃料の消費をそれだけ少なくできる利点がある。
ドル回転数αの無負荷状態においてアクセルペダル１１
を急激に踏み込んだときの燃料噴射量は、従来は２点鎖
線のように急増して最大燃料噴射量Ｘに達するため、最
大燃料噴射量時の黒煙特性曲線Ｃからエンジン排ガスに
おける黒煙発生量がＹとなるのに対し、前記のように無
負荷時アクセル開度θ0iへの応答速度が減少している場
合には、実線のように緩やかに増加して最大燃料噴射量
Ｘに達するので、この場合のエンジン排ガスにおける黒
煙発生量はＺとなり、黒煙発生量がＹ−Ｚ＝Ｒに相当す
るだけ低減されることになると同時に、無負荷状態にお
いて万一誤ったアクセル操作がなされたとしても、無駄
な燃料の消費をそれだけ少なくできる利点がある。
【００１１】なお、燃料噴射量が最大燃料噴射量Ｘに達
した後は、アクセルペダル１１の踏み込み継続等に応じ
て最大燃料噴射量Ｘが保持されながらエンジン回転数が
増加し、オールスピードガバナ１７の作用によりエンジ
ンの最大回転数β付近で燃料噴射量が自動的に抑制され
る。
した後は、アクセルペダル１１の踏み込み継続等に応じ
て最大燃料噴射量Ｘが保持されながらエンジン回転数が
増加し、オールスピードガバナ１７の作用によりエンジ
ンの最大回転数β付近で燃料噴射量が自動的に抑制され
る。
【００１２】上記のように、重み係数ａ、ｂをそれぞれ
適宜の大きさに設定することにより、無負荷状態におけ
るエンジン急加速時の燃料噴射量増加割合が適切な大き
さに低下して、エンジン排ガスの黒煙発生量を容易に低
減させることができるので、周囲の環境浄化上非常に有
用である。
適宜の大きさに設定することにより、無負荷状態におけ
るエンジン急加速時の燃料噴射量増加割合が適切な大き
さに低下して、エンジン排ガスの黒煙発生量を容易に低
減させることができるので、周囲の環境浄化上非常に有
用である。
【００１３】
【発明の効果】本発明にかかるエンジンの黒煙低減装置
においては、ディーゼルエンジンの無負荷時に、エンジ
ン回転数に比較して燃料噴射量が過大となることが抑制
されるので、エンジン排ガスに含まれる黒煙の量を容易
に減少させることができる。
においては、ディーゼルエンジンの無負荷時に、エンジ
ン回転数に比較して燃料噴射量が過大となることが抑制
されるので、エンジン排ガスに含まれる黒煙の量を容易
に減少させることができる。
【図１】本発明の実施例における概略配置図。
【図２】上記実施例の作用説明図。
【図３】上記実施例の作用説明図。
１１ アクセルペダル １３ 変速レバー １４ コンピュータ制御装置 １５ ステッピングモータ １６ 燃料噴射ポンプ １７ オールスピードガバナ θi 通常負荷時アクセル開度 θ0i 無負荷時アクセル開度 ａ、ｂ 重み係数 Ｘ 最大燃料噴射量 Ｙ 黒煙発生量 Ｚ 黒煙発生量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｄ 45/00 ３１０ Ｆ０２Ｄ 45/00 ３１０Ｍ
Claims (6)
- 【請求項１】 ディーゼルエンジンの無負荷状態を検出
する無負荷検出手段と、アクセル操作に応じて上記ディ
ーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整する調整手段と、
上記無負荷検出手段が上記無負荷状態を検出したとき上
記アクセル操作による上記調整手段の応答速度を上記デ
ィーゼルエンジンの通常負荷時よりも減少させる制御手
段とを有するエンジンの黒煙低減装置。 - 【請求項２】 請求項１において、上記調整手段はオー
ルスピードガバナを作動させるステップモータをそなえ
たエンジンの黒煙低減装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２において、上記
制御手段は上記アクセル操作によるエンジンの急加速時
に上記調整手段の応答速度を減少させるエンジンの黒煙
低減装置。 - 【請求項４】 請求項１〜請求項３のいずれかにおい
て、上記制御手段は燃料噴射ポンプのアクセル開度を、 θ0i＝（ａθi ＋ｂθ0i-1）／（ａ＋ｂ） ただし、θi ：上記エンジンの通常負荷時アクセル開度 θ0i：上記エンジンの無負荷時アクセル開度 θ0i-1：１計測パルス時間前のθ0i ａ、ｂ：重み係数（正数） により演算するように構成されたエンジンの黒煙低減装
置。 - 【請求項５】 請求項１〜請求項４のいずれかにおい
て、上記無負荷検出手段は上記無負荷状態を変速機の中
立位置により検出するように構成されたエンジンの黒煙
低減装置。 - 【請求項６】 請求項１〜請求項４のいずれかにおい
て、上記無負荷検出手段は上記ディーゼルエンジンによ
り駆動される油圧ポンプのリリーフ油圧が０のとき、も
しくは、上記油圧ポンプの作動斜板角が０のとき上記無
負荷状態を検出するように構成されたエンジンの黒煙低
減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15087895A JPH08319858A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | エンジンの黒煙低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15087895A JPH08319858A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | エンジンの黒煙低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319858A true JPH08319858A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15506362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15087895A Withdrawn JPH08319858A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | エンジンの黒煙低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319858A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6832150B2 (en) | 2002-05-29 | 2004-12-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for controlling diesel engine |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP15087895A patent/JPH08319858A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6832150B2 (en) | 2002-05-29 | 2004-12-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for controlling diesel engine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |