JPH08319681A - 防火目地材 - Google Patents

防火目地材

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JPH08319681A
JPH08319681A JP15268295A JP15268295A JPH08319681A JP H08319681 A JPH08319681 A JP H08319681A JP 15268295 A JP15268295 A JP 15268295A JP 15268295 A JP15268295 A JP 15268295A JP H08319681 A JPH08319681 A JP H08319681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fireproof
joint material
joint
board
elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP15268295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Ui
丈裕 宇井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に装着できて施工性に優れ、しかも1回
の装着作業で防火処理も達成できる乾式の防火目地材を
得ること。 【構成】 耐熱性の板バネの折り曲げ体からなり、屈曲
又は湾曲により中間部が外側に突出(21)した一対の
脚部を有してその終端部に外側に折返した形状の係止部
(22)を有する弾着防火部(2)の頂部に、弾性体か
らなるひれ状の止水頭(1)を保持する防火目地材。 【効果】 押込み方式による1回の簡単な装着作業でバ
ネ板が隙間なく圧接した防火シールと、目地間に弾性体
が圧入した水密シールとを同時に達成でき、バネ板端が
ボード壁等に係止固定されて目地からの浮きや脱落を長
期に防止できる乾式の防火目地材か得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装着性に優れて防火性
を有し、建築物の外壁ボード間のシール処理などに好適
な防火目地材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾燥や養生等の工程を要さずに施
工できる乾式の目地材としては、ゴムや合成樹脂の弾性
体からなる紐状のものが知られていた。しかしながら、
火災等で焼失して防火機能を有しない問題点があった。
またボード間の目地に弾入装着する際の歪等により部分
的にはみ出したり、目地より外れるなどの問題を発生し
やすい難点もあった。
【0003】そのため、目地材の弾入装着に際して目地
底に不燃材等からなる防火材を装着したり、目地材の外
れ防止材を施与したりしている現状であるが、それらの
施工に別工程を要して、かつ施工に多時間、多労力を要
する問題点があった。また防火材に関しては、変形性に
乏しくて目地内への装着が困難な個所もあり防火処理の
完全をはかりにくい問題点などもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、容易に装着
できて施工性に優れ、しかも1回の装着作業で防火処理
も達成できる乾式の防火目地材の開発を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐熱性の板バ
ネの折り曲げ体からなり、屈曲又は湾曲により中間部が
外側に突出した一対の脚部を有してその終端部に外側に
折返した形状の係止部を有する弾着防火部の頂部に、弾
性体からなるひれ状の止水頭を保持することを特徴とす
る防火目地材を提供するものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、耐熱性の板バネからなる脚
部の突出部が目地壁に隙間なく圧接してその弾着防火部
を介し防火シールを達成でき、かつ弾性体からなる止水
頭を介して水密シールを達成することができる。しか
も、押込み方式で容易に装着できて脚部終端の係止部を
介し目地内に係止固定でき、弾着防火部と止水頭との一
体化により1回の作業で装着できて施工性に優れる乾式
の防火目地材が得られる。
【0007】
【実施例】本発明の防火目地材は、耐熱性の板バネの折
り曲げ体からなり、屈曲又は湾曲により中間部が外側に
突出した一対の脚部を有してその終端部に外側に折返し
た形状の係止部を有する弾着防火部の頂部に、弾性体か
らなるひれ状の止水頭を保持するものよりなる。その例
を図1、図2に示した。1が止水頭、2が弾着防火部で
ある。なお3はボードである。
【0008】本発明において弾着防火部は、鋼等の適宜
な耐熱性の板バネを目地への装着形態に折り曲げたもの
として形成しうる。好ましく用いうる板バネは、ステン
レス鋼などの防食性に優れるものである。なお板バネの
防食性は、鋼等をプラスチックや塗料、あるいは粘着テ
ープ等にて被覆する方式などによっても付与することが
できる。
【0009】弾着防火部の装着形態は、装着作業性や防
火シール性などの点より、図例の如く屈曲又は湾曲によ
り中間部が外側に突出した一対の脚部を有する形態とさ
れる。かかる形態によれば、目地への押込み方式で容易
に装着でき、かつ図3の如くボード3間等からなる目地
に装着した場合に、突出し部からなる圧接部21がボー
ド壁に圧接して隙間のない防火シールが達成され、炎の
侵入が防止される。
【0010】また図例の如く、前記脚部の終端部には外
側に折返した形状の係止部22が設けられる。かかる係
止部を設けることにより、それを介して図3の如く弾着
防火部2をボード3に係止でき、目地材が目地よりはみ
出したりして外れることが長期に防止される。
【0011】さらに図2の如く、弾着防火部の頂部に保
持部23を設けた場合には、止水頭1を接着剤等で固定
する必要なく装着することができる。その装着は、例え
ば保持部に対応する溝部を有する止水頭を形成して嵌合
する方式や、弾着防火部の頂部の保持部に押出方式等で
止水頭を形成する方式などの適宜な方式により行うこと
ができる。なお弾着防火部の寸法は、装着目的の目地の
幅や奥行などにより適宜に決定することができる。
【0012】止水頭は、図3の如く目地内に圧入して水
密シールを達成するためのものであり、弾着防火部の頂
部に設けられる。止水頭の形態は、目地内に圧入して目
地間を密閉できる形態であればよく、従って適宜に決定
することができる。一般には、図例の如く密着部11を
有するひれ状体からなる先細り形態などとされる。
【0013】止水頭は、遮水性の適宜な弾性体にて形成
することができる。従って従来の弾入装着型の乾式目地
材を形成したゴムや合成樹脂などの材料のいずれも用い
うる。ちなみにそのゴム系材料の例としては、天然ゴム
やそれに準じた合成ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、
ポリイソプレン、ポリイソブチレン、クロロプレン、ブ
チルゴム、再生ゴム、スチレン・イソプレンブロック共
重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、スチ
レン・エチレン・ブタジエンブロック共重合体、エチレ
ン・プロピレンゴム、NR、NBR、それらのブレンド
物などがあげられる。
【0014】また合成樹脂系材料の例としては、ポリエ
チレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化
ビニル、ポリアミド、ポリエステル、塩素化ポリエチレ
ン、ポリウレタン、アクリル系ポリマー、ポリスチレ
ン、ポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニル、それら
のブレンド物などがあげられる。止水頭は、かかるゴム
系や合成樹脂系材料の塊状物や発泡体などとして形成す
ることができる。
【0015】止水頭の寸法は、シール目的の目地の幅な
どに応じて適宜に決定することができる。一般には、厚
さが50mm以下、就中1〜30mm、特に2〜20mmで、
幅が目地幅よりも30mm以下、就中1〜20mm、特に2
〜10mm大きい寸法に形成される。また防火目地材の全
体としては、弾着防火部における係止部を除いて目地の
奥行とほぼ同じか、若干短い高さとされる。長さは任意
であり、目地の長さなどに応じて適宜に決定される。
【0016】本発明の防火目地材は、例えば建築物の外
壁や塀等を形成するタイル間やボード間等に形成される
目地などの種々の目地に好ましく適用でき、特に建築物
の外壁形成材間の目地に好ましく適用することができ
る。
【0017】実施例1 ステンレス鋼の折曲体からなる弾着防火部の頂部に、軟
質ポリ塩化ビニルからなる幅14mm、厚さ8mmのひれ状
の止水頭を保持させてなる図1に準じた形態の、高さ1
3mm(弾着防火部の係止部を除く)、長さ112mmの防
火目地材を得た。
【0018】比較例1 硬質ポリ塩化ビニルで弾着防火部に準じた形態の弾着部
を形成したほかは実施例1に準じて目地材を得た。
【0019】比較例2 図4の如く弾着防火部の終端に係止部を有しない形態と
したほかは実施例1に準じて目地材を得た。
【0020】評価試験 防火性 実施例1、比較例1で得た目地材を、縦100mm、横1
12mm、厚さ14mmの窯業系サイディングボード間の幅
12mmの目地に押入れて図3の如く装着し、その止水頭
1に対してブンゼバーナ4を介しプロパンガスの火焔で
20分間加熱した。
【0021】前記試験において、止水頭の燃焼後、実施
例1では炎が弾着防火部にて完全に遮断され、ボード裏
側への炎の貫通は生じなかった。しかし比較例1では、
止水頭の一部の燃焼後、弾着部の硬質ポリ塩化ビニルの
一部も燃焼し、ボード裏側に炎が貫通した。
【0022】外れ防止性 実施例1、比較例2で得た目地材を前記の防火性試験に
準じて装着し、−10℃で24時間と60℃で24時間
のヒートサイクルに供して100サイクルしたのちの状
態を観察した。
【0023】前記試験において、実施例1では何の変化
も認められなかったが、比較例2では止水頭がボード表
面より約5mm浮き上がり、外れ現象を示した。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、押込み方式による1回
の簡単な装着作業で、目地壁にバネ板が隙間なく圧接し
た防火シールと、目地間に弾性体が圧入した水密シール
とを同時に達成でき、しかもバネ板端がボード壁等に係
止固定されて目地からの浮きや脱落を長期に防止でき、
施工性に優れる乾式の防火目地材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】他の実施例の断面図
【図3】適用例の断面図
【図4】比較例の断面図
【符号の説明】
1:止水頭 11:密着部 2:弾着防火部 21:圧接部 22:係止部 23:保持部 3:ボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性の板バネの折り曲げ体からなり、
    屈曲又は湾曲により中間部が外側に突出した一対の脚部
    を有してその終端部に外側に折返した形状の係止部を有
    する弾着防火部の頂部に、弾性体からなるひれ状の止水
    頭を保持することを特徴とする防火目地材。
JP15268295A 1995-05-25 1995-05-25 防火目地材 Pending JPH08319681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15268295A JPH08319681A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 防火目地材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15268295A JPH08319681A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 防火目地材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08319681A true JPH08319681A (ja) 1996-12-03

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ID=15545819

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15268295A Pending JPH08319681A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 防火目地材

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JP (1) JPH08319681A (ja)

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