JPH08308501A - 糖不含菓子用澱粉調合物 - Google Patents
糖不含菓子用澱粉調合物Info
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- JPH08308501A JPH08308501A JP8050424A JP5042496A JPH08308501A JP H08308501 A JPH08308501 A JP H08308501A JP 8050424 A JP8050424 A JP 8050424A JP 5042496 A JP5042496 A JP 5042496A JP H08308501 A JPH08308501 A JP H08308501A
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- A23G3/00—Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
- A23G3/34—Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
- A23G3/346—Finished or semi-finished products in the form of powders, paste or liquids
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- A23L29/00—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
- A23L29/20—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents
- A23L29/206—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents of vegetable origin
- A23L29/212—Starch; Modified starch; Starch derivatives, e.g. esters or ethers
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- A23G2200/00—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF containing organic compounds, e.g. synthetic flavouring agents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 糖不含菓子用澱粉調合物
【解決手段】 本発明は糖不含菓子製品のためのベース
として使用するのに適する澱粉を主成分とする調合物に
関する。本発明の調合物は、薄められたヒドロプロピル
タピオカ澱粉，ゼラチン及び適するポリオールを含有す
る。調合物の成分は、上記成分を含有する糖不含菓子製
品の摂取後に、歯垢のｐＨは５．７を下回らない量で存
在する。
として使用するのに適する澱粉を主成分とする調合物に
関する。本発明の調合物は、薄められたヒドロプロピル
タピオカ澱粉，ゼラチン及び適するポリオールを含有す
る。調合物の成分は、上記成分を含有する糖不含菓子製
品の摂取後に、歯垢のｐＨは５．７を下回らない量で存
在する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、澱粉含有調合物に
関し、特に糖不含菓子製品の製造で使用するのに適する
調合物に関する。
関し、特に糖不含菓子製品の製造で使用するのに適する
調合物に関する。
【０００２】
【従来の技術】菓子製品、例えばガム及びパスティル
は、澱粉又はアラビアゴムベースが必要である。適切な
テストで“歯に安全”（ｓａｆｅ−ｆｏｒ−ｔｅｅｔ
ｈ）として分類される澱粉誘導体が入手されなかったの
で、今日までのところ澱粉ゴムは糖不含菓子製品の製造
で使用されていない。アラビアゴムベースの菓子製品に
関しては、その興味深いテキスチャー及び他の特徴の故
に、その適用のすべてにおいてこの成分を替えること
は、こうすることが必要であると明らかに感じられるに
もかかわらず、困難である。
は、澱粉又はアラビアゴムベースが必要である。適切な
テストで“歯に安全”（ｓａｆｅ−ｆｏｒ−ｔｅｅｔ
ｈ）として分類される澱粉誘導体が入手されなかったの
で、今日までのところ澱粉ゴムは糖不含菓子製品の製造
で使用されていない。アラビアゴムベースの菓子製品に
関しては、その興味深いテキスチャー及び他の特徴の故
に、その適用のすべてにおいてこの成分を替えること
は、こうすることが必要であると明らかに感じられるに
もかかわらず、困難である。
【０００３】アラビアゴムは、世界の熱帯及び亜熱帯地
域で見られるマメ科アカシア属の様々の種の樹木から得
られた乾燥分泌物である。最も重要な産出地帯は、スー
ダン共和国及び西アフリカのいくつかの国々である。ア
ラビアゴムは、食品業界で、特にゴム含有菓子製品、例
えばパスティルとして広く使用される。このような適用
でアラビアゴムを替えるのは困難であり、したがって十
分な量で良好な品質の製品を供給するのを保証しなけれ
ばならないのが重要である。
域で見られるマメ科アカシア属の様々の種の樹木から得
られた乾燥分泌物である。最も重要な産出地帯は、スー
ダン共和国及び西アフリカのいくつかの国々である。ア
ラビアゴムは、食品業界で、特にゴム含有菓子製品、例
えばパスティルとして広く使用される。このような適用
でアラビアゴムを替えるのは困難であり、したがって十
分な量で良好な品質の製品を供給するのを保証しなけれ
ばならないのが重要である。
【０００４】米国特許第5,208,061 号明細書に、本出願
人はある種の適用、特にガム及びパスティルの製造にお
いてアラビアゴムに対する代替物として使用するのに適
する調合物を開示し、特許請求した。この米国特許に記
載された調合物は、押し出されたワクシースターチ、低
いDEマルトデキストリン及び酵素加水分解されたコラー
ゲンの混合物を含有する。この混合物はまるく固めら
れ、調合物に対して、押し出された(extruded)ワクシー
スターチ60ないし80重量% 、マルトデキストリン12ない
し25重量% 及び酵素加水分解されたコラーゲン8 ないし
15重量% を含有するのが好ましい。特に調合物は押し出
されたワクシースターチ70ないし72重量%、マルトデキ
ストリン17ないし19重量% 及び酵素加水分解されたコラ
ーゲン10ないし12重量% を含有する。
人はある種の適用、特にガム及びパスティルの製造にお
いてアラビアゴムに対する代替物として使用するのに適
する調合物を開示し、特許請求した。この米国特許に記
載された調合物は、押し出されたワクシースターチ、低
いDEマルトデキストリン及び酵素加水分解されたコラー
ゲンの混合物を含有する。この混合物はまるく固めら
れ、調合物に対して、押し出された(extruded)ワクシー
スターチ60ないし80重量% 、マルトデキストリン12ない
し25重量% 及び酵素加水分解されたコラーゲン8 ないし
15重量% を含有するのが好ましい。特に調合物は押し出
されたワクシースターチ70ないし72重量%、マルトデキ
ストリン17ないし19重量% 及び酵素加水分解されたコラ
ーゲン10ないし12重量% を含有する。
【０００５】現在係属している未公開特許出願明細書
に、本出願人はアラビアゴム代替物として使用するのに
適する別の調合物を開示し、特許請求した。この調合物
は、薄められたヒドロキシプロピルタピオカ澱粉及び酵
素加水分解されたコラーゲンを含有する。ヨーロッパ特
許公開第６０９９８３号公報には、生物分解性製品を製
造するのに適する澱粉調合物が記載されている。しかし
この調合物は食品中に適用することができない。
に、本出願人はアラビアゴム代替物として使用するのに
適する別の調合物を開示し、特許請求した。この調合物
は、薄められたヒドロキシプロピルタピオカ澱粉及び酵
素加水分解されたコラーゲンを含有する。ヨーロッパ特
許公開第６０９９８３号公報には、生物分解性製品を製
造するのに適する澱粉調合物が記載されている。しかし
この調合物は食品中に適用することができない。
【０００６】ヨーロッパ特許公開第１０９７７６号公報
には、ヒドロキシプロピル澱粉の製造方法が記載されて
いる。この特許に記載された澱粉は、減少されたペース
ト化温度を有することがわかっている。しかし糖不含食
品中にこの澱粉又は類似の澱粉を使用することは、開示
されていない。ヨーロッパ特許公開第２７３０００号公
報及びヨーロッパ特許公開第２７３８５６号公報には、
キシリトール及びソルビトール被覆された食料品及びそ
の製造方法が開示されている。この特許公報に記載され
た調合物は、“歯に安全”なものとしてみなされず、そ
してまたこれらは完全に異なるテキスチャーを生じるの
で、これらをアラビアゴム代替物としても使用すること
ができない。調合物を硬く、ポリポリ噛まれるコーティ
ングとして使用する。
には、ヒドロキシプロピル澱粉の製造方法が記載されて
いる。この特許に記載された澱粉は、減少されたペース
ト化温度を有することがわかっている。しかし糖不含食
品中にこの澱粉又は類似の澱粉を使用することは、開示
されていない。ヨーロッパ特許公開第２７３０００号公
報及びヨーロッパ特許公開第２７３８５６号公報には、
キシリトール及びソルビトール被覆された食料品及びそ
の製造方法が開示されている。この特許公報に記載され
た調合物は、“歯に安全”なものとしてみなされず、そ
してまたこれらは完全に異なるテキスチャーを生じるの
で、これらをアラビアゴム代替物としても使用すること
ができない。調合物を硬く、ポリポリ噛まれるコーティ
ングとして使用する。
【０００７】アラビアゴム代替物は、糖不含ガムタイ
プ、即ち果物及びカンゾウ タイプ及び喉用トローチの
ようなパスティル中で嵩をつける物質として使用する。
糖不含菓子に適用する場合、アラビアゴムを化工澱粉に
替えることは商業上重要である。リンストローム（Lins
trom) 等(Scand.J.Dent.Res. 1991.99:30-39) は、ヒト
歯垢のｐＨに関して懸濁液及びドロップ中で化学的に化
工された澱粉の作用を研究している。
プ、即ち果物及びカンゾウ タイプ及び喉用トローチの
ようなパスティル中で嵩をつける物質として使用する。
糖不含菓子に適用する場合、アラビアゴムを化工澱粉に
替えることは商業上重要である。リンストローム（Lins
trom) 等(Scand.J.Dent.Res. 1991.99:30-39) は、ヒト
歯垢のｐＨに関して懸濁液及びドロップ中で化学的に化
工された澱粉の作用を研究している。
【０００８】６個の化学的に化工された澱粉（ＣＭＳ）
のうち、２個が試験管内テストのために選ばれる。これ
らはＣａｐｓｕｌtm（ワクシイメイズ澱粉のナトリウム
−１−オクテニル サクシナート、冷水膨張）及びＰｕ
ｒｉｔｙ Ｇｕｍ ４０tm（ヒドロキシプロピル化され
たタピオカ澱粉、温水膨張）である。著者は、アラビア
ゴムをＣＭＳと交換することは勧められないと結論づけ
ている。とういのは製品のう食性質がこのような交換に
よって悪い方向に影響するからである。
のうち、２個が試験管内テストのために選ばれる。これ
らはＣａｐｓｕｌtm（ワクシイメイズ澱粉のナトリウム
−１−オクテニル サクシナート、冷水膨張）及びＰｕ
ｒｉｔｙ Ｇｕｍ ４０tm（ヒドロキシプロピル化され
たタピオカ澱粉、温水膨張）である。著者は、アラビア
ゴムをＣＭＳと交換することは勧められないと結論づけ
ている。とういのは製品のう食性質がこのような交換に
よって悪い方向に影響するからである。
【０００９】それ故に、澱粉ベースのアラビアゴム代替
物は知られているが、アラビアゴムのう食性質を同時に
維持しながら、糖不含菓子中でアラビアゴムを澱粉ベー
スの調合物に替えることは今までのところ不可能であ
る。同時に澱粉ゴム中の澱粉を糖不含澱粉誘導体によっ
て替えることも不可能である。
物は知られているが、アラビアゴムのう食性質を同時に
維持しながら、糖不含菓子中でアラビアゴムを澱粉ベー
スの調合物に替えることは今までのところ不可能であ
る。同時に澱粉ゴム中の澱粉を糖不含澱粉誘導体によっ
て替えることも不可能である。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、糖不含菓子
製品、例えばガム及びパスティル用ベースとして使用す
るのに適する澱粉ベース調合物に関する。調合物の種々
の成分の量の変化は異なるテキスチャーを有する製品を
生じ、したがって調合物をアラビアゴムに替えて使用す
ることができる。
製品、例えばガム及びパスティル用ベースとして使用す
るのに適する澱粉ベース調合物に関する。調合物の種々
の成分の量の変化は異なるテキスチャーを有する製品を
生じ、したがって調合物をアラビアゴムに替えて使用す
ることができる。
【００１１】
【問題を解決するための手段】したがって、本発明は糖
不含菓子製品中に使用するのに適する澱粉ベースアラビ
アゴム代替物に関する。本発明の調合物は“歯に安全”
なものとしてみなされる。更に本発明は、薄められたタ
ピオカ澱粉，ゼラチン及びポリオールの混合物を添加す
ることからなる、糖不含菓子製品の製造方法に関する。
不含菓子製品中に使用するのに適する澱粉ベースアラビ
アゴム代替物に関する。本発明の調合物は“歯に安全”
なものとしてみなされる。更に本発明は、薄められたタ
ピオカ澱粉，ゼラチン及びポリオールの混合物を添加す
ることからなる、糖不含菓子製品の製造方法に関する。
【００１２】本発明によれば、糖不含菓子製品用ベース
として使用するのに適する澱粉ベース調合物は、薄めら
れたタピオカ澱粉，ゼラチン及びポリオールの混合物を
含有する。ゼラチンはコラーゲンの化学加水分解によっ
て得られ、市場で得ることができる酵素加水分解された
コラーゲンと異なる。ゼラチンをタピオカ澱粉と０．５
ないし５重量% の範囲で、好ましくは２重量% で混合す
る。
として使用するのに適する澱粉ベース調合物は、薄めら
れたタピオカ澱粉，ゼラチン及びポリオールの混合物を
含有する。ゼラチンはコラーゲンの化学加水分解によっ
て得られ、市場で得ることができる酵素加水分解された
コラーゲンと異なる。ゼラチンをタピオカ澱粉と０．５
ないし５重量% の範囲で、好ましくは２重量% で混合す
る。
【００１３】本発明の調合物のヒドロキシプロピルタピ
オカ澱粉成分は０．０５ないし０．２、、好ましくは
０．０８ないし０．１５、特に０．１ないし０．１２の
ＤＳ（ｄｅｇｒｅｅ ｏｆ ｓｕｂｓｔｉｔｕｔｉｏ
ｎ）を有する。必要でないけれども、ヒドロキシプロピ
ル以外の置換基、例えばアセタート基が澱粉分子中に存
在することもできる。ヒドロキシプロピルタピオカ澱粉
を水性媒体中でその粘度を減少させるために" 薄める"
。希薄化は公知方法で酸処理によって、酵素処理によ
って、又は酸の添加又は無添加で押し出しによって行わ
れる。好ましくは、ヒドロキシプロピルタピオカ澱粉を
薄めて、３０重量% 水性溶液は約１５０ブラベンダー単
位のブラベンダー ピーク粘度を有する。薄められたヒ
ドロキシプロピルタピオカ澱粉は酸で薄められた時、糊
化されないか又は酵素的に薄められた時糊化される。後
者の場合、薄められた澱粉を噴霧乾燥する。
オカ澱粉成分は０．０５ないし０．２、、好ましくは
０．０８ないし０．１５、特に０．１ないし０．１２の
ＤＳ（ｄｅｇｒｅｅ ｏｆ ｓｕｂｓｔｉｔｕｔｉｏ
ｎ）を有する。必要でないけれども、ヒドロキシプロピ
ル以外の置換基、例えばアセタート基が澱粉分子中に存
在することもできる。ヒドロキシプロピルタピオカ澱粉
を水性媒体中でその粘度を減少させるために" 薄める"
。希薄化は公知方法で酸処理によって、酵素処理によ
って、又は酸の添加又は無添加で押し出しによって行わ
れる。好ましくは、ヒドロキシプロピルタピオカ澱粉を
薄めて、３０重量% 水性溶液は約１５０ブラベンダー単
位のブラベンダー ピーク粘度を有する。薄められたヒ
ドロキシプロピルタピオカ澱粉は酸で薄められた時、糊
化されないか又は酵素的に薄められた時糊化される。後
者の場合、薄められた澱粉を噴霧乾燥する。
【００１４】上述のように、本発明の調合物を糖不含菓
子製品、例えばガム及びパスティルをつくるのに使用す
ることができる。本発明の調合物において、アラビアゴ
ムを本発明の化学的に化工された澱粉に、アラビアゴム
を替えるのに使用される澱粉に対して１５ないし６０重
量% の量で替える。ヒドロキシプロピル化された澱粉
は、混合物に対して約３３％であるのが好ましい。
子製品、例えばガム及びパスティルをつくるのに使用す
ることができる。本発明の調合物において、アラビアゴ
ムを本発明の化学的に化工された澱粉に、アラビアゴム
を替えるのに使用される澱粉に対して１５ないし６０重
量% の量で替える。ヒドロキシプロピル化された澱粉
は、混合物に対して約３３％であるのが好ましい。
【００１５】上述のように、アラビアゴムを化学的に化
工された澱粉、ゼラチン及びポリオールに替える。適す
るポリオールは、ソルビトール及びマルチトールであ
る。化学的に化工された澱粉は、例えば混合物に対して
３０ないし８５％マルチトール、好ましくは７５% マル
チトールを含有するマルチトールシロップ（Ｍｌｔｉｄ
ｅｘtm １００シロップが適する例である。）と組み合
わせる。
工された澱粉、ゼラチン及びポリオールに替える。適す
るポリオールは、ソルビトール及びマルチトールであ
る。化学的に化工された澱粉は、例えば混合物に対して
３０ないし８５％マルチトール、好ましくは７５% マル
チトールを含有するマルチトールシロップ（Ｍｌｔｉｄ
ｅｘtm １００シロップが適する例である。）と組み合
わせる。
【００１６】本発明の調合物は、糖不含パスティル及び
ガムの製造に特に使用される。このようなガムは以下の
ように製造される。ゼラチン２重量% を含有するヒドロ
キシプロピル化された澱粉１０ないし６５重量% をマル
チトールシロップ９０ないし３５重量% と混合する。化
工澱粉及びマルチトールシロップを水５ないし５０重量
% 、好ましくは１１重量% 中で混合する（例参照）。混
合物を約７０℃に加熱する。更に混合物をオーブンパン
中で加熱する。他の適する加熱器具、例えばジェットク
ッカー又はタンブラークッカーも使用することができ
る。混合物を水分含有率が６０ないし８０重量% 、好ま
しくは６９重量% になるまで加熱する。クエン酸、風味
剤及び着色剤を所望にしたがって添加又は注ぐ。混合物
を最後に澱粉型に流し込み、そこで凝固させる。この処
理は、水に対してゴム６ないし１８重量% を含有するハ
ードガムタイプに柔らかさを与える。試験管内での評価
（酵素テスト）及び生体内でヒト歯垢のｐＨ変化の測定
に関するより特異的なテスト（ムーレマン（Ｍｕｈｌｅ
ｍａｎｎ）テスト）の結果は、アラビアゴムが、糖不含
菓子のガム及びパスティル中でヒドロキシプロピル化さ
れたタピオカ澱粉、ゼラチン、ポリオールを含有する本
発明の混合物で替えられることを示す。ヒドロキシプロ
ピル化されたタピオカ澱粉は、アラビアゴムと同一の顕
著なう食性質を示す。生体内で、歯垢のｐＨ値はう食の
開始に関して臨界値（５．７）を下回らない。行われた
テストに関して、調合物は“歯に安全”であるとみなす
ことができる。澱粉ベース調合物が“歯に安全”である
とみなされるのは、これが最初であることを述べねばな
らない。本発明は澱粉に対する完全に新しい適用分野を
開拓するものである。本発明の澱粉ベース調合物は、ア
ラビアゴムの代替物として使用され、その上澱粉の代替
物としても使用される。双方の場合、製品は“歯に安
全”なものとして分類される。
ガムの製造に特に使用される。このようなガムは以下の
ように製造される。ゼラチン２重量% を含有するヒドロ
キシプロピル化された澱粉１０ないし６５重量% をマル
チトールシロップ９０ないし３５重量% と混合する。化
工澱粉及びマルチトールシロップを水５ないし５０重量
% 、好ましくは１１重量% 中で混合する（例参照）。混
合物を約７０℃に加熱する。更に混合物をオーブンパン
中で加熱する。他の適する加熱器具、例えばジェットク
ッカー又はタンブラークッカーも使用することができ
る。混合物を水分含有率が６０ないし８０重量% 、好ま
しくは６９重量% になるまで加熱する。クエン酸、風味
剤及び着色剤を所望にしたがって添加又は注ぐ。混合物
を最後に澱粉型に流し込み、そこで凝固させる。この処
理は、水に対してゴム６ないし１８重量% を含有するハ
ードガムタイプに柔らかさを与える。試験管内での評価
（酵素テスト）及び生体内でヒト歯垢のｐＨ変化の測定
に関するより特異的なテスト（ムーレマン（Ｍｕｈｌｅ
ｍａｎｎ）テスト）の結果は、アラビアゴムが、糖不含
菓子のガム及びパスティル中でヒドロキシプロピル化さ
れたタピオカ澱粉、ゼラチン、ポリオールを含有する本
発明の混合物で替えられることを示す。ヒドロキシプロ
ピル化されたタピオカ澱粉は、アラビアゴムと同一の顕
著なう食性質を示す。生体内で、歯垢のｐＨ値はう食の
開始に関して臨界値（５．７）を下回らない。行われた
テストに関して、調合物は“歯に安全”であるとみなす
ことができる。澱粉ベース調合物が“歯に安全”である
とみなされるのは、これが最初であることを述べねばな
らない。本発明は澱粉に対する完全に新しい適用分野を
開拓するものである。本発明の澱粉ベース調合物は、ア
ラビアゴムの代替物として使用され、その上澱粉の代替
物としても使用される。双方の場合、製品は“歯に安
全”なものとして分類される。
【００１７】上記アラビアゴム代用物でつくられた調合
物はアラビアゴムテクスチャー及び穏やかな味を有する
非粘性製品である。
物はアラビアゴムテクスチャー及び穏やかな味を有する
非粘性製品である。
【００１８】
【実施例】本発明を次の例によって詳細に説明する。 〔例１〕以下に示す成分を含有する澱粉調合物を製造す
る。澱粉は、０．１のＤＳ及び１５０ブラベンダー単位
のブラベンダーピーク粘度──────これは３０重量
% 水性混合物として測定された場合の粘度─────を
有する、酸で薄められたヒドロキシプロピルタピオカ澱
粉である。この澱粉をゼラチン２重量% と混合する。
る。澱粉は、０．１のＤＳ及び１５０ブラベンダー単位
のブラベンダーピーク粘度──────これは３０重量
% 水性混合物として測定された場合の粘度─────を
有する、酸で薄められたヒドロキシプロピルタピオカ澱
粉である。この澱粉をゼラチン２重量% と混合する。
【００１９】調合物を前述の方法を使用して製造された
ガム中でアラビアゴムと比較して評価する。ガム調合物
及びその評価の結果を下記表に示す。 調製物％Ｗ／Ｗ Ａ Ｂ アラビアゴム − ３３ Ｈ．Ｐ．タピオカ澱粉 ３３ − （２％ゼラチン含有） Ｍａｌｔｉｄｅｘtm １００ ５６ ５６ 水 １１ １１ クエン酸溶液 ２ ２ （５０％Ｗ／Ｗ，混合物に対して添加される％） 着色溶液 ａ．ｄ． ａ．ｄ． 風味剤 ａ．ｄ． ａ．ｄ． 加熱温度℃ １２２ １２２ 水分含有率％Ｗ／Ｗ １０ １０ ａ．ｄ．＝乾燥の後 調合物Ａの摂取後、種々の人で測定される歯垢中のｐＨ
は、ムーレマンテスト（Graf and Muhlenmann, J.Dent.
Rrs. 1965.44:1039, and Helv. Odont. Acta.1966. 1
0:94, Muhlenmann, J. Clin. Periodontol. 1079. 6 ex
tra issue 7:47) で５．７を下回らない。したがって、
この調製物は“歯に安全”とみなされる。
ガム中でアラビアゴムと比較して評価する。ガム調合物
及びその評価の結果を下記表に示す。 調製物％Ｗ／Ｗ Ａ Ｂ アラビアゴム − ３３ Ｈ．Ｐ．タピオカ澱粉 ３３ − （２％ゼラチン含有） Ｍａｌｔｉｄｅｘtm １００ ５６ ５６ 水 １１ １１ クエン酸溶液 ２ ２ （５０％Ｗ／Ｗ，混合物に対して添加される％） 着色溶液 ａ．ｄ． ａ．ｄ． 風味剤 ａ．ｄ． ａ．ｄ． 加熱温度℃ １２２ １２２ 水分含有率％Ｗ／Ｗ １０ １０ ａ．ｄ．＝乾燥の後 調合物Ａの摂取後、種々の人で測定される歯垢中のｐＨ
は、ムーレマンテスト（Graf and Muhlenmann, J.Dent.
Rrs. 1965.44:1039, and Helv. Odont. Acta.1966. 1
0:94, Muhlenmann, J. Clin. Periodontol. 1079. 6 ex
tra issue 7:47) で５．７を下回らない。したがって、
この調製物は“歯に安全”とみなされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレッデイ・マウリッツ・ラック・バン・ デル・シユーレン ベルギー国、9300 アールスト、ペー・コ ルネリスカイ、29 (72)発明者 ヨーゼフ・フランス・ビクトール・ゴッセ ンス ベルギー国、3360 コールベーク− ロ ー、ヴアライラーン、42
Claims (11)
- 【請求項１】 薄められたタピオカ澱粉，ゼラチン及び
ポリオールの混合物を含有する糖不含菓子製品のための
ベースとして使用するのに適する調合物。 - 【請求項２】 ゼラチン２重量% を含有する薄められた
ヒドロキシプロピルタピオカ澱粉１０ないし６５重量%
及び３０ないし８５％マルチトールを含有するマルチト
ールシロップ９０ないし３５重量% を含有する、請求項
１記載の調合物。 - 【請求項３】 ２％ゼラチンを含有する薄められたヒド
ロキシプロピルタピオカ澱粉の調合物３３重量% 及びマ
ルチデックス（Ｍａｌｔｉｄｅｘtm )１００５６重量%
を含有する、請求項２記載の調合物。 - 【請求項４】 アラビアゴム又は澱粉代替物として使用
される、請求項１ないし３のいずれかに記載の調合物。 - 【請求項５】 薄められたヒドロキシプロピルタピオカ
澱粉が酸で薄められいる、請求項１ないし４のいずれか
に記載の調合物。 - 【請求項６】 薄められたヒドロキシプロピルタピオカ
澱粉が、０．０５ないし０．２、好ましくは０．０８な
いし０．１５、特に０．１ないし０．１２のＤＳを有す
る、請求項１ないし５のいずれかに記載の調合物。 - 【請求項７】 薄められたヒドロキシプロピルタピオカ
澱粉の３０重量% 水性溶液は約１５０ブラベンダー単位
のブラベンダー粘度を有する、請求項１ないし６のいず
れかに記載の調合物。 - 【請求項８】 薄められたタピオカ澱粉，ゼラチン及び
ポリオールの調合物を含有することを特徴とする、糖不
含菓子製品。 - 【請求項９】 製品をムーレマン（Ｍｕｈｌｅｍａｎ
ｎ）テストにしたがって“歯に安全”（ｓａｆｅ−ｆｏ
ｒ−ｔｅｅｔｈ）であるみなされる量で調合物の成分を
含有する、請求項８記載の糖不含菓子製品。 - 【請求項１０】 次に量：ゼラチン２重量% を含有する
薄められたヒドロキシプロピルタピオカ澱粉１０ないし
６５重量% 及び３０ないし８５％マルチトールを含有す
るマルチトールシロップ９０ないし３５重量% で調合物
の成分を含有する、請求項９記載の糖不含菓子製品。 - 【請求項１１】 薄められたタピオカ澱粉，ゼラチン及
びポリオールを含有する調合物を添加することからな
る、糖不含菓子製品の製造方法。
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