JPH08306094A - 記録媒体及び読出装置 - Google Patents

記録媒体及び読出装置

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JPH08306094A
JPH08306094A JP12978495A JP12978495A JPH08306094A JP H08306094 A JPH08306094 A JP H08306094A JP 12978495 A JP12978495 A JP 12978495A JP 12978495 A JP12978495 A JP 12978495A JP H08306094 A JPH08306094 A JP H08306094A
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JP
Japan
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wire
light spot
recording medium
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Pending
Application number
JP12978495A
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English (en)
Inventor
Masaaki Takizawa
正明 滝沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読出のために短波長の光源を用いなくても高
密度記録が可能な記録媒体及びそのための読出装置を提
供する。 【構成】 複数本のAl線22の各々には長さ方向に沿
って幅が変化することによってデータが記録されてい
る。レーザ光26の光スポットを走査させると、幅が変
化している部分の前後で電気信号が発生するので、各々
のAl線22に発生する電気信号を別個に検出してデー
タを読み出す。従って、2本以上のAl線22がレーザ
光26の光スポットに照射されてもデータを正常に読み
出すことができ、2本以上のAl線22を光スポットの
径の寸法内に並べることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、光スポットを照射
してデータを読み出す記録媒体及びこの記録媒体からデ
ータを読み出す読出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、上述の様な記録媒体及び読出装
置の一従来例を示している。この一従来例では、記録媒
体である光ディスク11が回転駆動されており、光源と
しての半導体レーザ12から射出されたレーザ光13
が、反射鏡14及び対物レンズ15を透過して光ディス
ク11へ入射する。
【0003】光ディスク11で反射されたレーザ光13
は、対物レンズ15を透過し、反射鏡14で反射され、
光検出器16へ入射して、電気信号に変換される。光デ
ィスク11の表面にはピット列つまりトラックが渦巻状
等に形成されており、光ディスク11で反射されたレー
ザ光13の強度がピットで変調されることによって、光
ディスク11に記録されているデータが読み出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラックの
ピッチが狭くて、光ディスク11に照射されたレーザ光
13の光スポットの中に2トラック以上のピットが存在
すると、データを正常に読み出すことができない。一
方、レーザ光13の波長を短くするほど、光スポットの
径を小さくすることができる。
【0005】このため、トラックのピッチが狭くて記録
密度の高い光ディスク11からでもデータを読み出すた
めには、短波長の半導体レーザ12を用いる必要があ
る。しかし、短波長の半導体レーザ12は、現状では、
動作が不安定で寿命が短い。従って、上述の一従来例で
は、高密度記録が困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の記録媒体は、
長さ方向に沿って幅が変化することによってデータが記
録されている非絶縁体線を有することを特徴としてい
る。
【0007】請求項2の記録媒体は、請求項1の記録媒
体において、互いに電気的に分離されている複数本の前
記非絶縁体線が前記幅方向へ並んでいることを特徴とし
ている。
【0008】請求項3の読出装置は、長さ方向に沿って
幅が変化することによってデータが記録されている非絶
縁体線に光スポットを照射する光源と、前記光スポット
を前記長さ方向へ相対的に移動させる移動手段と、前記
非絶縁体線に発生する電気信号を検出する電気信号検出
手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】本願の発明による記録媒体では、非絶縁体線の
うちで光スポットが照射された部分で光のエネルギが熱
に変換され、その部分の温度が上昇して、自由電子の運
動エネルギが高くなるが、非絶縁体線の幅が変化してい
る部分では、運動エネルギの高い自由電子の分布が非絶
縁体線の長さ方向において非対称になる。
【0010】このため、非絶縁体線の幅が変化している
部分に光スポットを照射することによって電気信号が発
生するので、光スポットを非絶縁体線の長さ方向へ相対
的に移動させつつ非絶縁体線に発生する電気信号を検出
することによって、非絶縁体線に記録されているデータ
を読み出すことができる。
【0011】一方、複数の非絶縁体線が互いに電気的に
分離されていれば、各々の非絶縁体線に発生する電気信
号を別個に検出することによって、2本以上の非絶縁体
線が光スポットに照射されても、記録されているデータ
を正常に読み出すことができる。従って、2本以上の非
絶縁体線が光スポットに照射されるピッチで複数本の非
絶縁体線を並べることができる。
【0012】本願の発明による読出装置では、光源によ
って非絶縁体線に光スポットを照射することができ、移
動手段によって光スポットを非絶縁体線の長さ方向へ相
対的に移動させることができ、電気信号検出手段によっ
て非絶縁体線に発生する電気信号を検出することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本願の発明の一実施例を、図1〜5を
参照しながら説明する。図1、2が、記録媒体の実施例
を示している。この記録媒体21は、各々の膜厚が10
0nmであり複数本で1組になっているAl線22を有
している。各々のAl線22は互いに平行な状態で折り
返されてポリイミド樹脂23で埋封されており、全体が
板状に成形されている。各々のAl線22には、長さ方
向に沿って部分的に幅が狭くなることによってデータが
記録されている。
【0014】図3が、読出装置の実施例を示している。
この読出装置24は、光源として半導体レーザを含む光
学系25を有しており、光学系25は、波長780nm
のレーザ光26を射出して記録媒体21上に集光させ
る。
【0015】光学系25には、レーザ光26を偏向させ
てその光スポットを記録媒体21のAl線22上で走査
させるための走査機構27が接続されている。走査機構
27は、処理装置31に接続されており、この処理装置
31によって制御される。処理装置31は多入力の電位
検出器32を含んでおり、増幅器33を介して1組のA
l線22の一方の端部に電位検出器32が接続される。
【0016】以上の様な読出装置24で記録媒体21か
らデータを読み出すためには、図1、4に示す様に、増
幅器33を介して1組のAl線22の一方の端部に電位
検出器32を接続すると共にAl線22の他方の端部を
接地または開放した状態で、図3、4に示す様に、Al
線22の長さの方向34へレーザ光26の光スポットを
走査させる。
【0017】なお、図4では、Al線22のうちで幅が
狭くなっている部分を、ボイド35によって膜厚が薄く
なっている部分で示しているが、両者は等価である。そ
して、Al線22のうちで光スポットが照射された部分
でレーザ光26のエネルギが熱に変換され、その部分の
温度が上昇して、自由電子の運動エネルギが高くなる。
【0018】ところで、図4に示す様に、光スポットが
ボイド35の直前の位置Aを照射している時は、Al線
22の領域36中における自由電子の運動エネルギが高
くなり、光スポットがボイド35の直後の位置Bを照射
している時は、ボイド35について領域36とは対称な
形状の領域中における自由電子の運動エネルギが高くな
る。
【0019】ところが、領域36も領域36とは対称な
形状の領域も、それら自体では方向34において共に非
対称である。このため、方向34へのレーザ光26の光
スポットの走査に伴って、図4中に示す起電流が発生
し、ボイド35の前後で図5に示す波形の信号が電位検
出器32で検出され、この信号を処理装置31が受け取
ることによって、Al線22に記録されているデータが
読み出される。
【0020】ところで、2本以上のAl線22が互いに
電気的に接続されていて、2本以上のAl線22がレー
ザ光26の光スポットに照射されれば、各々のAl線2
2に記録されているデータからの信号が混合して、デー
タを正常に読み出すことができない。
【0021】しかし、本実施例では、多入力の電位検出
器32で各々のAl線22の電位を別個に検出している
ので、2本以上のAl線22がレーザ光26の光スポッ
トに照射されても、記録媒体21に記録されているデー
タを正常に読み出すことができる。従って、64本や1
28本や形成可能であれば更に多くの本数のAl線22
を光スポットの径の寸法内に並べることができる。
【0022】なお、以上の実施例では、Al線22の幅
が長さ方向に沿って部分的に狭くなることよってデータ
が記録されているが、逆にAl線22の幅を長さ方向に
沿って部分的に広くすることよってもデータを記録する
ことができる。また、Al線22以外の金属線や、金属
線以外の導電体線や、半導体線の幅を変化させることに
よっても、データを記録することができる。
【0023】更に、上述の実施例では、レーザ光26を
偏向させてその光スポットを記録媒体21のAl線22
上で走査させているが、レーザ光26を偏向させずに、
図3に示す様に、方向34と同じ方向37へ光学系25
の全体を移動させたり、方向34とは反対の方向38へ
記録媒体21を移動させたりしてもよい。これらの場合
は、走査機構27が不要である。
【0024】
【発明の効果】本願の発明による記録媒体では、2本以
上の非絶縁体線が光スポットに照射されるピッチで複数
本の非絶縁体線を並べることができるので、読出のため
に短波長の光源を用いなくても高密度記録が可能であ
る。
【0025】本願の発明による読出装置では、光源によ
って非絶縁体線に光スポットを照射することができ、移
動手段によって光スポットを非絶縁体線の長さ方向へ相
対的に移動させることができ、電気信号検出手段によっ
て非絶縁体線に発生する電気信号を検出することができ
るので、高密度記録の可能な記録媒体からデータを読み
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施例による記録媒体を模式的
に示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う位置における断面図
である。
【図3】本願の発明の一実施例による読出装置を示すブ
ロック図である。
【図4】一実施例による読出原理を説明するための模式
図である。
【図5】一実施例による読出時に得られる信号のグラフ
である。
【図6】本願の発明の一従来例による記録媒体及び読出
装置を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
21 記録媒体 22 Al線 24 読出装置 25 光学系 26 レーザ光 27 走査機構 31 処理装置 32 電位検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に沿って幅が変化することによ
    ってデータが記録されている非絶縁体線を有することを
    特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 互いに電気的に分離されている複数本の
    前記非絶縁体線が前記幅方向へ並んでいることを特徴と
    する請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 長さ方向に沿って幅が変化することによ
    ってデータが記録されている非絶縁体線に光スポットを
    照射する光源と、 前記光スポットを前記長さ方向へ相対的に移動させる移
    動手段と、 前記非絶縁体線に発生する電気信号を検出する電気信号
    検出手段とを具備することを特徴とする読出装置。
JP12978495A 1995-04-28 1995-04-28 記録媒体及び読出装置 Pending JPH08306094A (ja)

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Effective date: 20040617