JPH08303906A - 絞り装置 - Google Patents

絞り装置

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JPH08303906A
JPH08303906A JP7129342A JP12934295A JPH08303906A JP H08303906 A JPH08303906 A JP H08303906A JP 7129342 A JP7129342 A JP 7129342A JP 12934295 A JP12934295 A JP 12934295A JP H08303906 A JPH08303906 A JP H08303906A
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JP
Japan
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spiral groove
core member
peripheral surface
inner core
capillary
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Pending
Application number
JP7129342A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Sano
拓男 佐野
Mitsuo Masuda
光雄 増田
Ryoichi Satsukawa
良一 薩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
Priority to JP7129342A priority Critical patent/JPH08303906A/ja
Publication of JPH08303906A publication Critical patent/JPH08303906A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/38Expansion means; Dispositions thereof specially adapted for reversible cycles, e.g. bidirectional expansion restrictors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒回路の管径を変えることなく、毛細管部
の長さ及び流量を螺旋状溝部の断面積、条数等を変化さ
せて対応させることができ、螺旋状溝部の加工精度によ
り精密なものを作ることができる絞り装置を提供する。 【構成】 外筒部材1とこの外筒部材1内に装着される
内芯部材2とを備え、この内芯部材2の周面部に螺旋状
溝部5を形成し、この内芯部材2の周面部に前記外筒部
材1を被嵌して、この外筒部材1の内周面1aと前記螺
旋状溝部5とで毛細管部6を形成し、前記外筒部材1
に、前記毛細管部6の出入口を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルの冷媒回
路、ヒートポンプ式の冷暖房回路(冷媒回路)等におい
て、冷媒を断熱膨脹させるのに用いられる絞り装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍サイクルにおいては、図9
に示すようにコンプレッサ15の吐出側より流れ出る高
温高圧のガス冷媒は熱交換器11で凝縮されて、高圧の
液冷媒になり(発熱作用)、絞り装置70を流れて出口
側より出ることにより断熱自由膨脹して低圧の液冷媒に
なり、さらに、熱交換器12で低圧の液冷媒が蒸発し、
低温低圧のガス冷媒となり(吸熱作用)、コンプレッサ
15の吸入側に流れる。
【0003】そして、前記絞り装置70は図10に示す
ように毛細管(最小内径0.1mm)71をコイル状に
巻いて(長さ50〜1500mm)構成されている。こ
の毛細管71は図11に示すように細管72をダイス7
3を用いて抽伸して製造される。
【0004】また、ヒートポンプ式の冷暖房回路は、図
12に示すようにコンプレッサ65と、室内側熱交換器
61と、室外側熱交換器60と、減圧調整装置74とを
備えており、この減圧調整装置74は毛細管(最小内径
0.1mm)71でできた絞り装置70に逆止弁75を
並列接続して構成されている。
【0005】そして、従来の減圧調整装置74にあって
は、減圧調整部に前記毛細管71を使用し、室内側熱交
換器61側の配管77に分岐管78を接続して、この分
岐管78の一方の接続口78aに毛細管71の一端部を
接続し、この分岐管78の他方の接続口78bに長さ調
整が可能な接続管79を介して逆止弁75の弁座側接続
口75aを接続し、また、室外側熱交換器60側の配管
80に分岐管81を接続して、この分岐管81の一方の
接続口81aに長さ調整が可能な接続管82を介して前
記毛細管71の他端部を接続し、この分岐管81の他方
の接続口81bに長さ調整が可能な接続管83を介して
前記逆止弁75の弁側接続口75bを接続した構成であ
った。
【0006】そして、冷房運転時には、室内側熱交換器
61を蒸発器とし、室外側熱交換器60を凝縮器として
使用し、この室外側熱交換器60からの高圧の液冷媒を
減圧調整部である毛細管71において減圧して所定圧に
する一方、暖房運転時には室内側熱交換器61を凝縮器
とし、室外側熱交換器60を蒸発器として使用し、この
室内側熱交換器61からの高圧の液冷媒を逆止弁75及
び毛細管71を介して室外側熱交換器60側に供給する
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記絞
り装置70が毛細管71で構成されているために、直線
状にして冷凍サイクルに組み込んだ場合、広いレイアウ
トが必要になり、コイル状に巻き込む場合に小さい半径
で曲げることができず、広い占有面積を必要とするとい
う問題点があったし、また、毛細管71は強度がなく、
外部の荷重により管径が変化するという問題点があった
し、さらには、冷媒が高速で流れると毛細管71にビビ
リ振動(ビビリ音)が発生するために、毛細管71を束
ねるためのクリップ、ビビリ振動を防ぐための吸振(制
振)機構が必要になるという問題点があった。
【0008】このような問題点を解消するものとして特
開平4−208374号公報に開示された技術がある。
この開示技術は周面に螺旋状の溝を形成したピンを直線
状のパイプに挿入したものであるために、螺旋状の溝の
長さを大きくするためには、ピンを長くするかピンの径
を大きくするかしかなく、ピンの径を大きくするとパイ
プが太くなる等、その取扱いに問題点があった。
【0009】上記した従来の冷媒回路の減圧調整装置に
あっては、管のつなぎ部(ロー付け)が多く、冷媒の漏
れの発生の可能性が大きいという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、冷媒回路の
管径を変えることなく、毛細管部の長さ及び流量を螺旋
状溝部の断面積、条数等を変化させて対応させることが
でき、螺旋状溝部の加工精度により精密なものを作るこ
とができる絞り装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる絞り装置は、外筒部材と
この外筒部材内に装着される内芯部材とを備え、この内
芯部材の周面部に螺旋状溝部を形成し、この内芯部材の
周面部に前記外筒部材を被嵌して、この外筒部材の内周
面と前記螺旋状溝部とで毛細管部を形成し、前記外筒部
材に、前記毛細管部の出入口を形成したことを特徴とす
る。
【0012】上記の目的を達成するために、請求項2の
発明に係わる絞り装置は、外筒部の両側に縮径により細
管部を形成し、前記外筒部内に中実円筒体状の内芯部材
を挿入し、この内芯部材の周面部に螺旋状溝部を形成し
て、前記外筒部の内周面と前記螺旋状溝部とで毛細管部
を形成し、この毛細管部により前記細管部間を連通させ
たことを特徴とする。
【0013】上記の目的を達成するために、請求項3の
発明に係わる絞り装置を用いた減圧調整装置は、外筒部
の両側に縮径により細管部を形成し、前記外筒部内に中
実円筒体状の内芯部材を挿入し、この内芯部材の周面部
に螺旋状溝部を形成して、前記外筒部の内周面と前記螺
旋状溝部とで毛細管部を形成し、この毛細管部により前
記細管部間を連通させ、前記内芯部材に前記細管部間を
連通させる孔を形成し、この孔に逆止弁を装着したこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明に係わる絞り装置にあっては、
毛細管部の出入口を接続管により、例えば冷凍サイクル
の冷媒回路に接続すれば、この冷媒回路の管径を変える
ことなく絞り装置を接続することができる。したがっ
て、絞り装置側で、毛細管部の長さを、前記螺旋状溝部
の溝ピッチ、螺旋数、条数を変化させて対応させ、流量
を螺旋状溝部の断面積、条数を変化させて対応させるこ
とができ、螺旋状溝部の加工精度により精密なものを作
ることができる。
【0015】また、請求項2の発明に係わる絞り装置に
あっては、細管部を接続管により、例えば冷凍サイクル
の冷媒回路に接続すれば、この冷媒回路の管径を変える
ことなく絞り装置を接続することができる。したがっ
て、絞り装置側で、毛細管部の長さを、前記螺旋状溝部
の溝ピッチ、螺旋数、条数を変化させて対応させ、流量
を螺旋状溝部の断面積、条数を変化させて対応させるこ
とができ、螺旋状溝部の加工精度により精密なものを作
ることができる。
【0016】また、請求項3の発明に係わる絞り装置に
あっては、細管部を接続管により、例えばヒートポンプ
式の冷暖房回路(冷媒回路)に接続すれば、この回路の
管径を変えることなく絞り装置を接続することができ
る。したがって、絞り装置側で、毛細管部の長さを、前
記螺旋状溝部の溝ピッチ、螺旋数、条数を変化させて対
応させ、流量を螺旋状溝部の断面積、条数を変化させて
対応させることができ、螺旋状溝部の加工精度により精
密なものを作ることができるばかりか、管のつなぎ部
(ロー付け)が少なくなり、冷媒の漏れの発生を減少さ
せることができるし、コンパクトになって占有面積を小
さくすることができるし、前記外筒部を長くすることに
よりマフラー機能を持たせることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例1に係わる絞り装置の一部
破断した斜視図、図2は同絞り装置を組み込んだ冷凍サ
イクルの冷媒回路図である。
【0018】この実施例1に係わる絞り装置Aは、外筒
部材1とこの外筒部材1内に装着される中実円筒体状の
内芯部材2とを備えており、この内芯部材2の周面部に
は、その両端側に位置させて周方向に沿うリング溝部
3、4が形成してあり、また、内芯部材2の周面部には
螺旋状溝部5が形成してあって、この螺旋状溝部5の一
端部は一方のリング溝部3に連なり、螺旋状溝部5の他
端部は他方のリング溝部4に連なっている。
【0019】このように構成された内芯部材2の周面部
には前記外筒部材1が被嵌してあって、この外筒部材1
の内周面1aと前記リング溝部3、4及び螺旋状溝部5
とで毛細管部6が形成してあり、前記外筒部材1には、
一方のリング溝部3に開口する孔部7及び他方のリング
溝部4に開口する孔部8がそれぞれ形成してあり、これ
らの孔部7、8には接続管9、10が装着してあり、こ
れらの接続管9、10が毛細管部6の出入口を構成して
いる。この毛細管部6の長さは、前記螺旋状溝部5の溝
ピッチ、螺旋数、条数を変化させて対応させる。
【0020】このように構成された絞り装置Aは、図2
に示すように冷凍サイクルの冷媒回路に組み込まれて前
記接続管9、10に熱交換器11、12に連なる管路1
3、14が接続される。
【0021】したがって、冷凍サイクルにおいては、冷
媒はコンプレッサ15→熱交換器11→絞り装置A→熱
交換器12→コンプレッサ15の順に循環しており、コ
ンプレッサ15の吐出側より流れ出る高温高圧のガス冷
媒は熱交換器11で凝縮して、高圧の液冷媒になり(発
熱作用)、前記絞り装置Aに毛細管部6を流れて出口側
より出ることにより断熱自由膨脹して低圧の液冷媒にな
り、さらに、熱交換器12で低圧の液冷媒が蒸発し、低
温低圧のガス冷媒となり(吸熱作用)、コンプレッサ1
5の吸入側に流れる。
【0022】また、前記絞り装置Aの実施例2を図3に
示す。この絞り装置Aは、外筒部材16とこの外筒部材
16内に装着される筒状の内芯部材17とキャップ部材
18、19とを備えており、前記内芯部材17の外周面
部には螺旋状溝部20が形成してあって、この螺旋状溝
部20の一端部は内芯部材17の一方の周縁部に至り、
螺旋状溝部20の他端部は内芯部材17の他方の周縁部
に至っている。
【0023】このように構成された内芯部材17の周面
部には前記外筒部材16が被嵌してあり、また、内芯部
材17と外筒部材16の一方の端部には一方のキャップ
部材18が、内芯部材17と外筒部材16の他方の端部
には他方のキャップ部材19がそれぞれ嵌合してある。
そして、前記外筒部材16の内周面16aと前記螺旋状
溝部20とで毛細管部21が形成してあり、前記外筒部
材16及び一方のキャップ部材18には、前記螺旋状溝
部20の一端部に開口する孔部22、23が、前記外筒
部材16及び他方のキャップ部材19には、前記螺旋状
溝部20の他端部に開口する孔部24、25がそれぞれ
形成してあり、これらの孔部22、23には接続管26
が、孔部24、25には接続管27がそれぞれ装着して
あり、これらの接続管26、27が毛細管部21の出入
口を構成している。この毛細管部21の長さは、前記螺
旋状溝部20の溝ピッチ、螺旋数、条数を変化させて対
応させる。
【0024】このように構成された絞り装置Aは、上記
した実施例1の絞り装置Aと同様に冷凍サイクルに組み
込まれて前記接続管26、27に熱交換器11、12に
連なる管路13、14が接続される。そして、冷凍サイ
クルにおける作用は上記した実施例1の場合と同様であ
る。
【0025】また、前記絞り装置Aの実施例3を図4に
示す。この絞り装置Aは管路30に直接に形成されてい
る。すなわち、管路30の絞り装置Aが形成される部位
は外筒部31を構成しており、この外筒部31の両側は
徐々に縮径されて細管部32、33に連なっている。そ
して、外筒部31内には中実円筒体状の内芯部材34が
挿入してあり、この内芯部材34の周面部には螺旋状溝
部35が形成してあって、この螺旋状溝部35の一端部
は内芯部材34の一方の端縁部に至り、螺旋状溝部35
の他端部は内芯部材34の他方の端縁部に至っている。
そして、内芯部材34の周面部は前記外筒部31の内周
面に接しており、前記外筒部31の内周面31aと前記
螺旋状溝部35とで毛細管部36が形成してある。した
がって、この毛細管部36により前記細管部32、33
間は連通状態にある。この毛細管部36の長さは、前記
螺旋状溝部35の溝ピッチ、螺旋数、条数を変化させて
対応させる。
【0026】このように構成された絞り装置Aは、上記
した実施例1の絞り装置Aと同様に冷凍サイクルに組み
込まれて前記細管部32、33に熱交換器11、12に
連なる管路13、14が接続される。そして、冷凍サイ
クルにおける作用は上記した実施例1の場合と同様であ
る。
【0027】次に、冷媒回路の減圧調整装置Bに利用し
た絞り装置Aを説明する。そして、この絞り装置Aを図
5及び図6に示す。
【0028】この絞り装置Aは管路40に直接に形成さ
れている。すなわち、管路40の減圧調整装置Bが形成
される部位は外筒部41を構成しており、この外筒部4
1の両側は徐々に縮径されて細管部42、43に連なっ
ている。そして、外筒部41内には内芯部材44が挿入
してあり、この内芯部材44の周面部には螺旋状溝部4
5が形成してあって、この螺旋状溝部45の一端部は内
芯部材44の一方の端縁部に至り、螺旋状溝部45の他
端部は内芯部材44の他方の端縁部に至っている。
【0029】そして、内芯部材44の周面部は前記外筒
部41の内周面に接しており、前記外筒部41の内周面
41aと前記螺旋状溝部45とで毛細管部46が形成し
てある。したがって、この毛細管部46により前記細管
部42、43間は連通状態にある。この毛細管部46の
長さは、前記螺旋状溝部45の溝ピッチ、螺旋数、条数
を変化させて対応させる。
【0030】そして、前記内芯部材44の中心部には、
この内芯部材44の両端面に抜ける孔47が形成してあ
り、この孔47には逆止弁装着部48が形成してある。
そして、この逆止弁装着部48に逆止弁49が装着して
ある。この逆止弁49は、円筒状の弁本体50を備えて
おり、この弁本体50内には弁室51が形成してあり、
この弁室51の一端部に弁座52が形成してあり、弁室
51の他端部は解放されていて、この解放端部にストッ
パー53が設けてある。
【0031】そして、前記弁室51内には可動弁体54
が収容してある。この可動弁体54は図6に示すように
弁軸部55と、この弁軸部55を中心として放射状に設
けられた複数枚の羽根56とを備え、前記弁軸部55の
先端部は平坦な着座部57になされている。そして、可
動弁体54が弁室51に収容された状態では前記羽根5
6が弁室51の周面に摺接している。
【0032】そして、上記のように構成された絞り装置
Aは、図8に示すようにヒートポンプ式の冷暖房回路
(冷媒回路)に組み込まれていて、絞り装置Aは細管部
42、43を室外側熱交換器60及び室内側熱交換器6
1の管路63、64にロー付けイ、ロで接続されてい
る。
【0033】したがって、冷房運転時には、室内側熱交
換器61を蒸発器とし、室外側熱交換器60を凝縮器と
して使用し、この室外側熱交換器60からの高圧の液冷
媒を、減圧調整装置Bの前記毛細管部46のみを通して
減圧して所定圧にする一方、暖房運転時には室内側熱交
換器61を凝縮器とし、室外側熱交換器60を蒸発器と
して使用し、この室内側熱交換器61からの高圧の液冷
媒を逆止弁49及び前記毛細管部46を介して室外側熱
交換器60側に供給する。なお、65はコンプレッサー
である。
【0034】すなわち、冷房運転時には、前記逆止弁4
9において前記弁軸部55の着座部57が弁座52に着
座して冷媒の流動を阻止し、図7に示すように冷媒を前
記毛細管部46に流動させ、暖房運転時には、冷房運転
時とは逆の冷媒の流動により可動弁体54を移動させて
前記弁軸部55の着座部57への弁座52の着座を解除
して、逆止弁49を開き、液冷媒を逆止弁49及び前記
毛細管部46を介して室外側熱交換器32側に供給す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる絞り装置は、外筒部材とこの外筒部材内に装着さ
れる内芯部材とを備え、この内芯部材の周面部に螺旋状
溝部を形成し、この内芯部材の周面部に前記外筒部材を
被嵌して、この外筒部材の内周面と前記螺旋状溝部とで
毛細管部を形成し、前記外筒部材に、前記毛細管部の出
入口を形成したことにより、前記毛細管部の出入口を接
続管により、例えば冷凍サイクルの冷媒回路に接続すれ
ば、この冷媒回路の管径を変えることなく絞り装置を接
続することができる。したがって、絞り装置側で、毛細
管部の長さを、前記螺旋状溝部の溝ピッチ、螺旋数、条
数を変化させて対応させ、流量を螺旋状溝部の断面積、
条数を変化させて対応させることができ、螺旋状溝部の
加工精度により精密なものを作ることができる。
【0036】また、請求項2の発明に係わる絞り装置
は、外筒部の両側に縮径により細管部を形成し、前記外
筒部内に中実円筒体状の内芯部材を挿入し、この内芯部
材の周面部に螺旋状溝部を形成して、前記外筒部の内周
面と前記螺旋状溝部とで毛細管部を形成し、この毛細管
部により前記細管部間を連通させたことにより、前記前
記細管部を接続管により、例えば冷凍サイクルの冷媒回
路に接続すれば、この冷媒回路の管径を変えることなく
絞り装置を接続することができる。したがって、絞り装
置側で、毛細管部の長さを、前記螺旋状溝部の溝ピッ
チ、螺旋数、条数を変化させて対応させ、流量を螺旋状
溝部の断面積、条数を変化させて対応させることがで
き、螺旋状溝部の加工精度により精密なものを作ること
ができる。
【0037】また、請求項3の発明に係わる絞り装置を
用いた減圧調整装置は、外筒部の両側に縮径により細管
部を形成し、前記外筒部内に中実円筒体状の内芯部材を
挿入し、この内芯部材の周面部に螺旋状溝部を形成し
て、前記外筒部の内周面と前記螺旋状溝部とで毛細管部
を形成し、この毛細管部により前記細管部間を連通さ
せ、前記内芯部材に前記細管部間を連通させる孔を形成
し、この孔に逆止弁を装着したことにより、細管部を接
続管により、例えばヒートポンプ式の冷暖房回路(冷媒
回路)に接続すれば、この回路の管径を変えることなく
絞り装置を接続することができる。したがって、絞り装
置側で、毛細管部の長さを、前記螺旋状溝部の溝ピッ
チ、螺旋数、条数を変化させて対応させ、流量を螺旋状
溝部の断面積、条数を変化させて対応させることがで
き、螺旋状溝部の加工精度により精密なものを作ること
ができるばかりか、管のつなぎ部(ロー付け)が少なく
なり、冷媒の漏れの発生を減少させることができるし、
コンパクトになって占有面積を小さくすることができる
し、前記外筒部を長くすることによりマフラー機能を持
たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる絞り装置の一部破断
した斜視図である。
【図2】同絞り装置を組み込んだ冷凍サイクルの回路図
である。
【図3】本発明の実施例2に係わる絞り装置の一部破断
した斜視図である。
【図4】本発明の実施例3に係わる絞り装置の一部破断
した斜視図である。
【図5】本発明の実施例4に係わる絞り装置の断面図で
ある。
【図6】本発明の実施例4に係わる絞り装置の可動弁体
の斜視図である。
【図7】本発明の実施例4に係わる絞り装置の透視図で
ある。
【図8】同絞り装置を組み込んだヒートポンプ式の冷暖
房回路の回路図である。
【図9】従来の絞り装置を組み込んだ冷凍サイクルの回
路図である。
【図10】従来の絞り装置の斜視図である。
【図11】従来の絞り装置の毛細管をダイスを用いて抽
伸して製造する状態の説明図である。
【図12】従来の絞り装置を組み込んだヒートポンプ式
の冷暖房回路の回路図である。
【図13】同冷暖房回路の減圧調整装置に利用した絞り
装置の構成説明図である。
【符号の説明】
1 外筒部材 2 内芯部材 5 螺旋状溝部 6 毛細管部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒部材とこの外筒部材内に装着される
    内芯部材とを備え、この内芯部材の周面部に螺旋状溝部
    を形成し、この内芯部材の周面部に前記外筒部材を被嵌
    して、この外筒部材の内周面と前記螺旋状溝部とで毛細
    管部を形成し、前記外筒部材に、前記毛細管部の出入口
    を形成したことを特徴とする絞り装置。
  2. 【請求項2】 外筒部の両側に縮径により細管部を形成
    し、前記外筒部内に中実円筒体状の内芯部材を挿入し、
    この内芯部材の周面部に螺旋状溝部を形成して、前記外
    筒部の内周面と前記螺旋状溝部とで毛細管部を形成し、
    この毛細管部により前記細管部間を連通させたことを特
    徴とする絞り装置。
  3. 【請求項3】 外筒部の両側に縮径により細管部を形成
    し、前記外筒部内に中実円筒体状の内芯部材を挿入し、
    この内芯部材の周面部に螺旋状溝部を形成して、前記外
    筒部の内周面と前記螺旋状溝部とで毛細管部を形成し、
    この毛細管部により前記細管部間を連通させ、前記内芯
    部材に前記細管部間を連通させる孔を形成し、この孔に
    逆止弁を装着したことを特徴とする絞り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103822415A (zh) * 2014-02-19 2014-05-28 合肥美的电冰箱有限公司 毛细管和具有它的冰箱
WO2016076470A1 (ko) * 2014-11-12 2016-05-19 박재정 냉동사이클용 열교환기와 그 제조장치 및 제조방법

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