JPH0829414B2 - プラズマア−ク切断用ト−チ - Google Patents
プラズマア−ク切断用ト−チInfo
- Publication number
- JPH0829414B2 JPH0829414B2 JP61029647A JP2964786A JPH0829414B2 JP H0829414 B2 JPH0829414 B2 JP H0829414B2 JP 61029647 A JP61029647 A JP 61029647A JP 2964786 A JP2964786 A JP 2964786A JP H0829414 B2 JPH0829414 B2 JP H0829414B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torch
- heat pipe
- plasma
- chip
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プラズマアーク切断用トーチに関するもの
である。
である。
［従来の技術］ 一般に、プラズマアーク切断に用いるトーチでは、先
端にプラズマ流噴出孔を穿設した中空のチツプと、この
チツプに覆われる電極とをトーチの先端部に配設し、電
極とチツプまたは電極と被切断物との間にアークを発生
させ、チツプの内側に供給した窒素、水素、空気等の適
宜のプラズマ発生用流体により狭搾したプラズマアーク
をチツプのプラズマ流噴出孔から被切断物側に噴出させ
ている。
端にプラズマ流噴出孔を穿設した中空のチツプと、この
チツプに覆われる電極とをトーチの先端部に配設し、電
極とチツプまたは電極と被切断物との間にアークを発生
させ、チツプの内側に供給した窒素、水素、空気等の適
宜のプラズマ発生用流体により狭搾したプラズマアーク
をチツプのプラズマ流噴出孔から被切断物側に噴出させ
ている。
この場合、プラズマアーク切断時に生成するアーク熱
や輻射熱などによりトーチ先端部の各部が加熱されるこ
とを防止する必要がある。
や輻射熱などによりトーチ先端部の各部が加熱されるこ
とを防止する必要がある。
従来、この種のトーチは第３図に示されるごとく、先
端にプラズマ流噴出孔501の穿設された中空のチツプ５
の外部に環状の空間21を備えたノズル22を配設し、この
環状の空間21に適宜の冷却用流体を流通させたり、ある
いは第４図に示されるごとく、中空のチツプ５に、先端
部で連通する往路211と復路212とよりなる循環路21を設
け、この循環路21に適宜の冷却用流体を流通させたりし
て、トーチ先端部の過熱を防止していた。
端にプラズマ流噴出孔501の穿設された中空のチツプ５
の外部に環状の空間21を備えたノズル22を配設し、この
環状の空間21に適宜の冷却用流体を流通させたり、ある
いは第４図に示されるごとく、中空のチツプ５に、先端
部で連通する往路211と復路212とよりなる循環路21を設
け、この循環路21に適宜の冷却用流体を流通させたりし
て、トーチ先端部の過熱を防止していた。
［本発明が解決しようとする問題点］ ところで、上記従来のトーチにおいては、冷却用流体
を流通させているため、トーチの先端部が大径となつて
いた。このため、切断部の観察し得る範囲、即ち可視角
度：θ１が極端に小さかった。しかもこの可視範囲は被
切断物側に片寄っているため、切断部を確認しつつ作業
をするものとすれば、極端にしやがみ込んだ姿勢となる
ため、作業者の疲労をまねき、切断作業が非能率的であ
つた。特に、作業者がトーチを把持しつつ切断する場合
には、切断部を観察し難いため、前後の切断線から判断
して適当に切断していたため、切断後に既切断部を修正
する作業を必要としていた。しかも、予定の切断線より
も小さく切断してしまつた場合、被切断物を廃却しなけ
ればならず、不経済であった。
を流通させているため、トーチの先端部が大径となつて
いた。このため、切断部の観察し得る範囲、即ち可視角
度：θ１が極端に小さかった。しかもこの可視範囲は被
切断物側に片寄っているため、切断部を確認しつつ作業
をするものとすれば、極端にしやがみ込んだ姿勢となる
ため、作業者の疲労をまねき、切断作業が非能率的であ
つた。特に、作業者がトーチを把持しつつ切断する場合
には、切断部を観察し難いため、前後の切断線から判断
して適当に切断していたため、切断後に既切断部を修正
する作業を必要としていた。しかも、予定の切断線より
も小さく切断してしまつた場合、被切断物を廃却しなけ
ればならず、不経済であった。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、先端にプラズマ流噴出孔を穿設した中空の
チツプと、該チツプに覆われる電極とをトーチの先端部
に配設し、トーチのハンドル部から前記中空のチツプの
プラズマ流噴出孔に至る流路を有するプラズマ発生用流
体供給管をトーチの軸心部に配設すると共に、トーチの
外周部を軸方向のカバーで覆つてなるプラズマアーク切
断用トーチに適用される。
チツプと、該チツプに覆われる電極とをトーチの先端部
に配設し、トーチのハンドル部から前記中空のチツプの
プラズマ流噴出孔に至る流路を有するプラズマ発生用流
体供給管をトーチの軸心部に配設すると共に、トーチの
外周部を軸方向のカバーで覆つてなるプラズマアーク切
断用トーチに適用される。
その特徴とするところは、前記カバーの内部にヒート
パイプを配設し、該ヒートパイプの一端部をトーチの良
導熱部材に連結すると共に、ヒートパイプの他端側に配
設したラジエータをトーチのハンドル部に内設し、かつ
前記ラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は間接的
に冷却することである。
パイプを配設し、該ヒートパイプの一端部をトーチの良
導熱部材に連結すると共に、ヒートパイプの他端側に配
設したラジエータをトーチのハンドル部に内設し、かつ
前記ラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は間接的
に冷却することである。
［本発明の作用］ 熱伝導度が金属の数百倍といわれるヒートパイプの一
端部がトーチの良導熱部材に連結されていて、ヒートパ
イプの他端部に配設されたラジエータにより放熱され、
しかもラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は間接
的に冷却するため、トーチが過熱されることはない。さ
らに、ヒートパイプは、トーチの外周部を覆う軸方向の
カバーの内部に配設されるため、外力がヒートパイプに
作用することがなく、かつヒートパイプのラジエータ部
に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。ラジ
エータがトーチ先端から離設されることと相挨つて、伝
熱性能の極めて良好なヒートパイプにより放熱されるの
でトーチの良導熱部材を可及的に薄く、即ち小径に形成
することができ、かつ中空のチツプを冷却するために従
来必要とした流体用の流通路は不要のため、トーチの小
径化および軽量化が促進されて作業者の疲労が軽減され
る。
端部がトーチの良導熱部材に連結されていて、ヒートパ
イプの他端部に配設されたラジエータにより放熱され、
しかもラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は間接
的に冷却するため、トーチが過熱されることはない。さ
らに、ヒートパイプは、トーチの外周部を覆う軸方向の
カバーの内部に配設されるため、外力がヒートパイプに
作用することがなく、かつヒートパイプのラジエータ部
に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。ラジ
エータがトーチ先端から離設されることと相挨つて、伝
熱性能の極めて良好なヒートパイプにより放熱されるの
でトーチの良導熱部材を可及的に薄く、即ち小径に形成
することができ、かつ中空のチツプを冷却するために従
来必要とした流体用の流通路は不要のため、トーチの小
径化および軽量化が促進されて作業者の疲労が軽減され
る。
特に、トーチ先端部の小径化により、切断部の可視範
囲が拡大されるので、切断作業時に従来の如く無理な姿
勢をすることがなく、しかも容易に切断部を確認するこ
とができるので、迅速かつ確実に所望の切断作業を行な
うことができる。
囲が拡大されるので、切断作業時に従来の如く無理な姿
勢をすることがなく、しかも容易に切断部を確認するこ
とができるので、迅速かつ確実に所望の切断作業を行な
うことができる。
［実施例］ 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第１図および第２図において、１は導電材料からなる
電極支持部材、２は電極支持部材１の先端に支持された
棒状の電極、３は電極支持部材１の外部に設けられた絶
縁スリーブ、４は絶縁スリーブ３の外部に設けられたチ
ツプ支持部材、５はチツプ支持部材４の先端に支持され
た中空のチツプで、先端中央部にプラズマ流噴出孔501
が穿設されている。６は電極支部材１に連結されたプラ
ズマ発生用流体の供給用の管で、上記１乃至６は樹脂に
より一体的にモールドされている。このモールド部７に
は、外方に開口する溝が軸方向に配設されている。例え
ば、図示の場合、２条の溝701,702が設けられている。
8,9はヒートパイプで、夫々一端部がトーチの良導熱部
材、例えばチツプ支持部材４にロー付、ネジ止メあるい
はカシメ等により適宜に連結されている。ヒートパイプ
8,9の他端部には、夫々ラジエータ801,901が配設されて
いて、例えばこのラジエータ801,901は、樹脂モールド
部７に対して着脱自在なハンドル部11に収納されてい
る。ラジエータ801,901は適宜の形状とすることができ
るが、例えばツバ付きの半円形状に形成されている。図
示の場合、ヒートパイプ8,9は軸方向の溝701,702に収容
されている。12は樹脂モールド部７を覆うカバー、13は
管６と一体に、あるいは着脱自在に配設された流体供給
用の管で、例えばこの管13には、管13の内外部に連通す
る孔131が適当数配設されている。
電極支持部材、２は電極支持部材１の先端に支持された
棒状の電極、３は電極支持部材１の外部に設けられた絶
縁スリーブ、４は絶縁スリーブ３の外部に設けられたチ
ツプ支持部材、５はチツプ支持部材４の先端に支持され
た中空のチツプで、先端中央部にプラズマ流噴出孔501
が穿設されている。６は電極支部材１に連結されたプラ
ズマ発生用流体の供給用の管で、上記１乃至６は樹脂に
より一体的にモールドされている。このモールド部７に
は、外方に開口する溝が軸方向に配設されている。例え
ば、図示の場合、２条の溝701,702が設けられている。
8,9はヒートパイプで、夫々一端部がトーチの良導熱部
材、例えばチツプ支持部材４にロー付、ネジ止メあるい
はカシメ等により適宜に連結されている。ヒートパイプ
8,9の他端部には、夫々ラジエータ801,901が配設されて
いて、例えばこのラジエータ801,901は、樹脂モールド
部７に対して着脱自在なハンドル部11に収納されてい
る。ラジエータ801,901は適宜の形状とすることができ
るが、例えばツバ付きの半円形状に形成されている。図
示の場合、ヒートパイプ8,9は軸方向の溝701,702に収容
されている。12は樹脂モールド部７を覆うカバー、13は
管６と一体に、あるいは着脱自在に配設された流体供給
用の管で、例えばこの管13には、管13の内外部に連通す
る孔131が適当数配設されている。
なお、電極支柱部材に１には管６とチツプ５の中空部
とに連通する適宜の流体路101,102が設けられている。
とに連通する適宜の流体路101,102が設けられている。
上記構成において、例えば、電極２と被切断物14とに
電圧を印加させつつプラズマアーク切断を行なう。即
ち、例えば、供給用の管13内に適宜選定した流体を供給
しつつ管13と被切断物14との間に電圧を印加すると、電
極２と被切断物14との間にアークが発生する。ところ
で、管13,6および流体路101,102を経てチツプ５内に供
給された流体が上記アークを狭搾して、プラズマアーク
がチツプ５の噴出孔501から噴出する。このプラズマア
ークにより所望の切断線141の切断を行う。
電圧を印加させつつプラズマアーク切断を行なう。即
ち、例えば、供給用の管13内に適宜選定した流体を供給
しつつ管13と被切断物14との間に電圧を印加すると、電
極２と被切断物14との間にアークが発生する。ところ
で、管13,6および流体路101,102を経てチツプ５内に供
給された流体が上記アークを狭搾して、プラズマアーク
がチツプ５の噴出孔501から噴出する。このプラズマア
ークにより所望の切断線141の切断を行う。
ところで、切断作業が進むにつれてトーチ各部が高温
化するが、トーチの良導熱部材には、熱伝導度が金属の
数百倍といわれるヒートパイブの一端部が連結されてい
るため、良導熱部材に伝達された熱はヒートパイプに封
入された熱媒体を介してヒートパイプの他端部に配設さ
れたラジエータ801,901部に運び去られて放熱される。
従つて、トーチの各部が過度に高温化される虞れはな
い。勿論、ヒートパイプの熱伝導度は金属の数百倍であ
るため、ヒートパイプにより冷却されるトーチの各部の
肉厚を可及的に薄くしてもトーチ各部に過大な熱が蓄熱
されることはない。このように、トーチの各部の肉厚を
薄く、すなわち、トーチ各部を可及的に小径化すること
により、トーチの軽量化を促進することができ、従つて
トーチの可搬性が改良されると共に作業者の疲労が軽減
される。
化するが、トーチの良導熱部材には、熱伝導度が金属の
数百倍といわれるヒートパイブの一端部が連結されてい
るため、良導熱部材に伝達された熱はヒートパイプに封
入された熱媒体を介してヒートパイプの他端部に配設さ
れたラジエータ801,901部に運び去られて放熱される。
従つて、トーチの各部が過度に高温化される虞れはな
い。勿論、ヒートパイプの熱伝導度は金属の数百倍であ
るため、ヒートパイプにより冷却されるトーチの各部の
肉厚を可及的に薄くしてもトーチ各部に過大な熱が蓄熱
されることはない。このように、トーチの各部の肉厚を
薄く、すなわち、トーチ各部を可及的に小径化すること
により、トーチの軽量化を促進することができ、従つて
トーチの可搬性が改良されると共に作業者の疲労が軽減
される。
特に、トーチの先端部の小径化により、切断部の可視
角度：θ２が従来の角度：θ１よりも拡大されるので、
切断作業時に従来の如くの無理な姿勢をすることがな
く、しかも容易に切断部を確認することができるので、
迅速かつ確実に所望の切断作業を行なうことができる。
角度：θ２が従来の角度：θ１よりも拡大されるので、
切断作業時に従来の如くの無理な姿勢をすることがな
く、しかも容易に切断部を確認することができるので、
迅速かつ確実に所望の切断作業を行なうことができる。
なお、プラズマ発生用流体が気体である場合、図示の
ごとく管13の孔131より分岐された流体がラジエータ80
1,901に当接してラジエータ部を冷却した後、例えばハ
ンドル部11に穿設された孔111より外部に放出される。
プラズマ発生用流体が液体である場合、適宜の循環路に
よりトーチ外に回収させた方が好ましい。勿論ヒートパ
イプは１以上設ければよい。また、チツプ５を導電部材
より形成する場合、例えば、チツプ５と電極１との間に
アークを発生させる場合には、チツプ５の外周部に電気
絶縁部材を設けた方が好ましい。例えば、電気絶縁部材
をコーテイングすることができる。勿論、ヒートパイプ
をトーチの内部に配設するため、外力がヒートパイプに
作用することがなく、かつヒートパイプのラジエータ部
に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。この
場合、ヒートパイプの吸熱部と放熱部との間の、いわゆ
る搬送部を断熱部材としたり、あるいはこの搬送部の最
外周部を断熱部材で覆うこともできる。なお、ヒートパ
イプのラジエータ部はヒートパイプの製作時に設けても
よいが、ヒートパイプ製作後に所望の形状のラジエータ
を接着、ロー付あるいはネジ止メなどの適宜の取付手段
により取付けることができる。
ごとく管13の孔131より分岐された流体がラジエータ80
1,901に当接してラジエータ部を冷却した後、例えばハ
ンドル部11に穿設された孔111より外部に放出される。
プラズマ発生用流体が液体である場合、適宜の循環路に
よりトーチ外に回収させた方が好ましい。勿論ヒートパ
イプは１以上設ければよい。また、チツプ５を導電部材
より形成する場合、例えば、チツプ５と電極１との間に
アークを発生させる場合には、チツプ５の外周部に電気
絶縁部材を設けた方が好ましい。例えば、電気絶縁部材
をコーテイングすることができる。勿論、ヒートパイプ
をトーチの内部に配設するため、外力がヒートパイプに
作用することがなく、かつヒートパイプのラジエータ部
に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。この
場合、ヒートパイプの吸熱部と放熱部との間の、いわゆ
る搬送部を断熱部材としたり、あるいはこの搬送部の最
外周部を断熱部材で覆うこともできる。なお、ヒートパ
イプのラジエータ部はヒートパイプの製作時に設けても
よいが、ヒートパイプ製作後に所望の形状のラジエータ
を接着、ロー付あるいはネジ止メなどの適宜の取付手段
により取付けることができる。
［発明の効果］ 本発明に係るプラズマアーク切断用トーチは、先端に
プラズマ流噴出孔を穿設した中空のチツプと、該チツプ
に覆われる電極とをトーチの先端部に配設し、トーチの
ハンドル部から前記中空のチツプのプラズマ流噴出孔に
至る流路を有するプラズマ発生用流体供給管をトーチの
軸心部に配設すると共に、トーチの外周部を軸方向のカ
バーで覆つてなるプラズマアーク切断用トーチにおい
て、前記カバーの内部にヒートパイプを配設し、該ヒー
トパイプの一端部をトーチの良導熱部材に連結すると共
に、ヒートパイプの他端側に配設したラジエータをトー
チのハンドル部に内設し、かつ前記ラジエータをプラズ
マ発生用流体で直接又は間接的に冷却してなるため、切
断作業の進行と共にトーチ各部が高温化とようとして
も、熱伝導度が金属の数百倍といわれるヒートパイプの
一端部がトーチの良導熱部材に連結されていて、ヒート
パイプの他端側に配設されたラジエータにより放熱さ
れ、しかもラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は
間接的に冷却するため、トーチが過熱されることはな
い。
プラズマ流噴出孔を穿設した中空のチツプと、該チツプ
に覆われる電極とをトーチの先端部に配設し、トーチの
ハンドル部から前記中空のチツプのプラズマ流噴出孔に
至る流路を有するプラズマ発生用流体供給管をトーチの
軸心部に配設すると共に、トーチの外周部を軸方向のカ
バーで覆つてなるプラズマアーク切断用トーチにおい
て、前記カバーの内部にヒートパイプを配設し、該ヒー
トパイプの一端部をトーチの良導熱部材に連結すると共
に、ヒートパイプの他端側に配設したラジエータをトー
チのハンドル部に内設し、かつ前記ラジエータをプラズ
マ発生用流体で直接又は間接的に冷却してなるため、切
断作業の進行と共にトーチ各部が高温化とようとして
も、熱伝導度が金属の数百倍といわれるヒートパイプの
一端部がトーチの良導熱部材に連結されていて、ヒート
パイプの他端側に配設されたラジエータにより放熱さ
れ、しかもラジエータをプラズマ発生用流体で直接又は
間接的に冷却するため、トーチが過熱されることはな
い。
さらに、ヒートパイプは、トーチの外周部を覆う軸方
向のカバーの内部に配設されるため、外力がヒートパイ
プに作用することがなく、かつヒートパイプのラジエー
タ部に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。
ラジエータがトーチ先端から離設されることと相俟つ
て、伝熱性能の極めて良好なヒートパイプにより放熱さ
れるのでトーチの良導熱部材を可及的に薄く、即ち小径
に形成することができ、かつ中空のチツプを冷却するた
めに従来必要とした流体用の流通路は不要のため、トー
チの小径化および軽量化が促進されて作業者の疲労が軽
減される。とくに、トーチ先端部の小径化により、切断
部の可視範囲が拡大されるので、切断作業時に従来の如
く無理な姿勢をすることがなく、しかも容易に切断部を
確認することができるので、迅速かつ確実に所望り切断
作業を行うことができる。
向のカバーの内部に配設されるため、外力がヒートパイ
プに作用することがなく、かつヒートパイプのラジエー
タ部に作業者が触れてヤケドをするという虞れはない。
ラジエータがトーチ先端から離設されることと相俟つ
て、伝熱性能の極めて良好なヒートパイプにより放熱さ
れるのでトーチの良導熱部材を可及的に薄く、即ち小径
に形成することができ、かつ中空のチツプを冷却するた
めに従来必要とした流体用の流通路は不要のため、トー
チの小径化および軽量化が促進されて作業者の疲労が軽
減される。とくに、トーチ先端部の小径化により、切断
部の可視範囲が拡大されるので、切断作業時に従来の如
く無理な姿勢をすることがなく、しかも容易に切断部を
確認することができるので、迅速かつ確実に所望り切断
作業を行うことができる。
第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第１
図のII−II線断面図、第３図および第４図は夫々従来例
の要部を示す縦断面図である。 ２……電極,4……チツプ支持部材,5……中空のチツプ,5
01……プラズマ流噴出孔,8,9……ヒートパイプ,801,901
……ラジエータ,11……ハンドル部,14……被切断物
図のII−II線断面図、第３図および第４図は夫々従来例
の要部を示す縦断面図である。 ２……電極,4……チツプ支持部材,5……中空のチツプ,5
01……プラズマ流噴出孔,8,9……ヒートパイプ,801,901
……ラジエータ,11……ハンドル部,14……被切断物
Claims (3)
- 【請求項１】先端にプラズマ流噴出孔を穿設した中空の
チツプと、該チツプに覆われる電極とをトーチの先端部
に配設し、トーチのハンドル部から前記中空のチツプの
プラズマ流噴出孔に至る流路を有するプラズマ発生用流
体供給管をトーチの軸心部に配設すると共に、トーチの
外周部を軸方向のカバーで覆つてなるプラズマアーク切
断用トーチにおいて、前記カバーの内部にヒートパイプ
を配設し、該ヒートパイプの一端部をトーチの良導熱部
材に連結すると共に、ヒートパイプの他端側に配設した
ラジエータをトーチのハンドル部に内設し、かつ前記ラ
ジエータをプラズマ発生用流体で直接又は間接的に冷却
してなるプラズマアーク切断用トーチ。 - 【請求項２】前記ヒートパイプの連結される良導熱部材
は、チツプ支持部材である特許請求の範囲第１項に記載
のプラズマアーク切断用トーチ。 - 【請求項３】前記ヒートパイプは、最外周部が所定区間
断熱部材である特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
のプラズマアーク切断用トーチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61029647A JPH0829414B2 (ja) | 1986-02-12 | 1986-02-12 | プラズマア−ク切断用ト−チ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61029647A JPH0829414B2 (ja) | 1986-02-12 | 1986-02-12 | プラズマア−ク切断用ト−チ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62187577A JPS62187577A (ja) | 1987-08-15 |
| JPH0829414B2 true JPH0829414B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=12281894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61029647A Expired - Fee Related JPH0829414B2 (ja) | 1986-02-12 | 1986-02-12 | プラズマア−ク切断用ト−チ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829414B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102114570A (zh) * | 2009-12-30 | 2011-07-06 | 河北农业大学 | 可调导电嘴焊枪 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0718575Y2 (ja) * | 1989-03-20 | 1995-05-01 | 株式会社フジキカイ | 包装機のシールカッタ |
| JP2677763B2 (ja) * | 1993-04-13 | 1997-11-17 | アレクサンダー ビンツェル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | アーク溶接又はアーク切断用のトーチ |
| US7253373B2 (en) * | 2003-07-24 | 2007-08-07 | Illinois Tool Works Inc. | Air-cooled arc welding implement |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5523260U (ja) * | 1978-07-31 | 1980-02-14 |
-
1986
- 1986-02-12 JP JP61029647A patent/JPH0829414B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102114570A (zh) * | 2009-12-30 | 2011-07-06 | 河北农业大学 | 可调导电嘴焊枪 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62187577A (ja) | 1987-08-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20050082263A1 (en) | Nozzle for plasma torch | |
| CA2174019C (en) | Plasma arc torch having water injection nozzle assembly | |
| KR100303959B1 (ko) | 플라즈마 건 헤드 | |
| JP2674739B2 (ja) | プラズマトーチ電極 | |
| JPH0450865B2 (ja) | ||
| US20090045174A1 (en) | Device for exchanging a nozzle of a vapor plasma burner and nozzle and guard ring | |
| US3359734A (en) | Electrothermal propulsion unit of the electric arc type | |
| US9006610B2 (en) | Tungsten inert gas welding torch with improved liquid cooling | |
| JPH0829414B2 (ja) | プラズマア−ク切断用ト−チ | |
| JP2016530098A (ja) | プラズマトーチ、特にプラズマ切断トーチ用の単一または複数部分からなる絶縁構成要素、ならびにそれを有するアセンブリおよびプラズマトーチ | |
| US8872071B2 (en) | Cooling of a welding implement | |
| US8212172B2 (en) | Vapor plasma burner | |
| JP2003019565A (ja) | 放出要素にコーティングする方法及び電極を形成する方法 | |
| JPH038873B2 (ja) | ||
| JPH07108378A (ja) | アーク溶接又はアーク切断用のトーチ | |
| JP2686535B2 (ja) | トーチ | |
| CN100429031C (zh) | 轧头套管及钨极惰性气体保护焊焊炬 | |
| JPH11285835A (ja) | プラズマトーチ | |
| JP3784039B2 (ja) | プラズマトーチ及びその部品 | |
| KR102495759B1 (ko) | 용접용 토치 | |
| CN212420026U (zh) | 一种氩弧焊枪 | |
| WO2005070606A1 (ja) | はんだ加熱器具及びそれに用いられるこて先側部材 | |
| JPH11285834A (ja) | プラズマ溶接トーチ及びその部品 | |
| JP3761052B2 (ja) | プラズマトーチ及びその部品 | |
| JPH0761544B2 (ja) | プラズマ切断用ト−チ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |