JPH08292718A - 車載表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】走行時に地図以外の表示を禁止する安全対策を
表示部の取付け位置に応じて自動的に解除し、安全が確
保されていれば地図以外の表示も許可する。 【構成】車両の走行状態を検出するパーキングブレーキ
検出部17と、与えられる画像信号により表示を行なうモ
ニタ13と、テレビチューナ15、ユニット筺体の上面に設
けられた着脱機構による上記モニタ13の装着状態を検出
するＧＰＳユニット着脱検出部16及びこのＧＰＳユニッ
ト着脱検出部16でモニタ13装着が検出されない際はパー
キングブレーキ検出部17の検出結果によりテレビチュー
ナ15が入力したＴＶ画像信号のモニタ13での表示を禁止
し、ＧＰＳユニット着脱検出部16でモニタ13装着を検出
した際はテレビチューナ15が入力したＴＶ画像信号のモ
ニタ13での表示禁止を解除するＣＰＵ4 を有したＧＰＳ
本体ユニット（41）とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用ナビゲ
ーション装置に適用される車載表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉ
ｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）を利用した自動車用の
ナビゲーション装置が広く普及している。この種のナビ
ゲーション装置では、ＧＰＳアンテナで受信した複数の
人工衛星からの信号を基に現在位置の緯度情報と経度情
報とを計算し、ＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体から読出した
道路情報及び地名情報等からなる地図データと共に例え
ば液晶表示パネルを用いたディスプレイに表示するよう
にしている。

【０００３】そして上記ナビゲーション装置の多くは、
システムにテレビチューナを追加することで、上記ディ
スプレイによりテレビ放送の表示を行なうことも可能と
している。

【０００４】しかしながら、上記ナビゲーション装置は
当該車両の運転者から見える位置に設置されるものであ
り、車両走行中に上記ディスプレイでテレビ放送の表示
を行なうと運転者の運転に影響を及ぼして事故等を招く
可能性があって危険である。

【０００５】そこで、通常は安全対策として車両走行中
にテレビ放送の表示ができないように、例えばパーキン
グブレーキのロックを検出するスイッチからの信号を用
いてその作動を検出した場合にのみ上記テレビチューナ
からの映像信号をディスプレイへ供してテレビ放送の表
示を許可し、その他の場合には車両が走行中であるもの
として上記テレビチューナからディスプレイへ送られる
映像信号を遮断するという制御方法が採られていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ナ
ビゲーション装置のディスプレイを用いて車両の後部座
席に座っている同乗者がテレビ放送の表示を見たい場合
であっても、上記安全対策により車両走行中はパーキン
グブレーキがリリースされているために見ることができ
ないという不具合を生じることがあった。

【０００７】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、車両走行時にナビ
ゲーション機能による地図以外の画像の表示を安全対策
のために禁止する制御を表示部の取付けられた位置に応
じて自動的に解除し、安全が確保されている状態では該
地図以外の画像も表示させることが可能な車載表示装置
を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 （１） 車両の走行停止状態を検出する第１の検出手段
と、画像を表示する表示ユニットと、この表示ユニット
を着脱可能に搭載する搭載手段と、この搭載手段に設け
られ、上記表示ユニットの着脱を検出する第２の検出手
段と、上記表示ユニットに画像を表示させるか否か制御
する表示制御手段とを備え、上記表示制御手段は、上記
第１の検出手段及び第２の検出手段の検出結果に基づい
て上記表示ユニットに画像を表示させるか否か制御する
ようにしたものである。 （２） 上記（１）項において、上記表示制御手段は、
上記第１の検出手段及び第２の検出手段の検出結果に基
づいて上記表示ユニットに特定のソースからの画像に関
してのみ表示させるか否か制御するようにしたものであ
る。 （３） 車両の現在地を示す位置情報を取得する現在位
置取得手段と、上記車両の走行停止状態を検出する第１
の検出手段と、与えられる画像信号により表示を行なう
表示ユニットと、本体ユニットとを備え、さらに上記本
体ユニットは、外部からの画像信号を入力する画像入力
手段、道路情報を含む地図データが記憶された地図デー
タ記憶手段と、上記現在位置取得手段で得た現在地を示
す位置情報周辺の地図データを上記地図データ記憶手段
から読出して展開し、地図の画像信号を作成する地図展
開手段と、ユニット筺体の上面に設けられた上記表示ユ
ニットの着脱機構と、この着脱機構による上記表示ユニ
ットの装着状態を検出する第２の検出手段と、この第２
の検出手段で上記表示ユニットの装着が検出されない状
態では上記第１の検出手段の検出結果に基づいて上記画
像入力手段で入力された画像信号の上記表示ユニットで
の表示を禁止する一方、第２の検出手段で上記表示ユニ
ットの装着が検出された状態では上記画像入力手段で入
力された画像信号の上記表示ユニットでの表示禁止を解
除する表示制御手段とを備えるようにしたものである。

【０００９】

【作用】上記（１）項に示した構成とすることにより、
車両走行時にモニタ表示部の取付けられた位置に応じて
画像の表示を安全対策のために禁止する制御を自動的に
解除し、安全が確保されている状態では画像を表示させ
ることが可能となる。

【００１０】上記（２）項に示した構成とすることによ
り、上記（１）項に示した作用に加えて、車両の運転に
支障をきたすような特定の画像に関してのみ表示させる
か否か制御し、安全が確保されている状態では画像を表
示させることが可能となる。

【００１１】上記（３）項に示した構成とすることによ
り、車両走行時にナビゲーション機能による地図以外の
画像の表示を安全対策のために禁止する制御をモニタ表
示部の取付けられた位置に応じて自動的に解除し、安全
が確保されている状態では該地図以外の画像も表示させ
ることが可能となる。

【００１２】

【実施例】以下本発明をＧＰＳを利用した自動車用ナビ
ゲーションシステムに適用した場合の一実施例について
図面を参照して説明する。図１は本システム全体の基本
回路構成を示すもので、車体のルーフ上に設置されたＧ
ＰＳアンテナ１と、このＧＰＳアンテナ１が受信した衛
星からのＬ１帯（1.57542ＧＨｚ）のＣ／Ａコードを逆
拡散ＬＳＩにより復調、解読して現在地の緯度、経度、
高さ、時刻等の位置情報を割出すＧＰＳ部２とを有して
いる。

【００１３】このＧＰＳ部２で得た現在地の位置情報は
システムバス３を介してＣＰＵ４に送られる。このＣＰ
Ｕ４は、ＲＯＭ１０に格納された動作プログラムに基づ
き、ＲＡＭ９に種々データを記憶させながら装置全体の
動作制御を行なうもので、ＧＰＳ部２からの現在地の位
置情報に基づいて道路情報及び地名情報からなる地図デ
ータを記録した記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭ５が装着さ
れたＣＤ部６をＣＰＵ周辺回路ゲートアレイ（Ｇ／Ａ）
７を介してアクセスし、現在地を含む周辺の地図データ
を読出して現在地の位置情報と共にグラフィックコント
ローラ１２へ送出する。

【００１４】グラフィックコントローラ１２は、送られ
てきた地図データをビデオＲＡＭ１１上に展開し、現在
位置を示すマークを書き加えた上で、例えばバックライ
ト付きのＬＣＤパネル及びその駆動回路で構成されるモ
ニタ１３により表示出力させる。

【００１５】上記ＣＰＵ周辺回路ゲートアレイ７にはま
た、主として後に詳述するリモコンユニット２０で構成
されるキー入力部８が接続され、ＣＰＵ４はこのキー入
力部８でキー入力に応じた動作制御を実行する。

【００１６】さらに上記システムバス３には、テレビチ
ューナ１５、ＧＰＳユニット着脱検出部１６及びパーキ
ングブレーキ検出部１７が接続される。テレビチューナ
１５は、接続されるテレビアンテナ１４で受信したテレ
ビ放送電波中から上記キー入力部８でのキー入力に応じ
て所望のチャンネルのものを選局し、中間周波数変換、
映像検波、同期分離等の種々処理を施した後にそれぞれ
の信号をデジタル化して、システムバス３に供する。

【００１７】ＧＰＳユニット着脱検出部１６は、後述す
るＧＰＳ本体ユニット上の所定位置に配設されたスイッ
チにより構成されるもので、当該位置に上記モニタ１３
を取付けた場合にスイッチがオンとなり、該ＧＰＳ本体
ユニット上にモニタ１３が取付けられていることをＣＰ
Ｕ４に知らせる。

【００１８】パーキングブレーキ検出部１７は、通常の
自動車に必ず設けられているパーキングブレーキスイッ
チのオン／オフ状態を検出するものであり、その検出結
果をシステムバス３を介してＣＰＵ４に送出する。

【００１９】上記のような回路構成にあって、上述した
ＧＰＳ本体ユニットは、ＧＰＳアンテナ１、モニタ１
３、テレビアンテナ１４及びモニタ１３を除く全ての回
路を包含するべくして構成され、自動車の２つの前部座
席間に設置される。

【００２０】図２は上記キー入力部８を主として構成す
るリモコンユニット２０の外観構成を示すもので、図２
（ａ）が左側面図、図２（ｂ）が上面図である。リモコ
ンユニット２０は、リモコン本体ケース２１がケーブル
によりＣＰＵ周辺回路ゲートアレイ７に接続されるワイ
ヤードリモートコントローラであり、図２（ａ）に示す
ようにリモコン本体ケース２１の左側面にスライドスイ
ッチにより電源のオン／オフを行なう電源スイッチ２２
が設けられる。

【００２１】また、図２（ｂ）に示すようにリモコン本
体ケース２１の上面には、電源ＬＥＤ２３、ＮＡＶＩ／
ＣＤキー２４、ＴＶキー２５、ＦＭ ＤＡＴＡキー２
６、ＭＥＮＵキー２７、カーソルキー２８、ＥＮＴＥＲ
キー２９、ポジションキー（図では「ＰＯＳ」と示す）
３０、縮尺変更／チューニングキー３１、ＭＡＲＫキー
３２、ＰＯＩＮＴキー３３、ＨＯＭＥキー３４及びＶＩ
ＤＥＯキー３５を備える。

【００２２】電源ＬＥＤ２３は、上記電源スイッチ２２
で電源がオンとされた際に赤色で点灯する。ＮＡＶＩ／
ＣＤキー２４は、本装置でナビゲーション動作を行なう
場合あるいは本実施例では説明を省略するがＣＤ部６に
音楽用のＣＤを装着して音楽鑑賞を行なう場合に操作す
るキーである。

【００２３】ＴＶキー２５は、テレビチューナ１５によ
り上記モニタ１３にてテレビ鑑賞を行なう場合に操作す
るキーであり、ＦＭ ＤＡＴＡキー２６は、本実施例で
は説明を省略するがシステムバス３に図示しないＦＭチ
ューナを接続して上記モニタ１３にてＦＭデータ多重放
送による文字データ等を表示させる場合に操作するキー
である。

【００２４】ＭＥＮＵキー２７はメニュー画面の表示を
指示するキー、カーソルキー２８はメニュー画面等でモ
ニタ１３の表示画面上に表示されるカーソルの上下左右
各方向への移動を指示するリング状のキー、ＥＮＴＥＲ
キー２９９は上記カーソルキー２８の移動により表示画
面上のカーソルで指し示されるアイコン等を操作指示す
るためのキーである。

【００２５】また、ポジションキー３０は上記アンテナ
１及びＧＰＳブロック２により割出された現在地の緯
度、経度等の位置情報を表示させるためのキー、縮尺変
更／チューニングキー３１はナビゲーション動作時に表
示される地図の縮尺の変更指示を行なう一方、テレビあ
るいはラジオ受信動作時にアップ／ダウンチューニング
を指示するキーである。

【００２６】さらに、ＭＡＲＫキー３２は地図データの
任意地点をマーキングするためのキー、ＰＯＩＮＴキー
３３は経路誘導機能の動作時に目的地の設定及び目的地
側への画面スクロール等を指示するキー、ＨＯＭＥキー
３４は同じく経路誘導機能の動作時に現在地の設定及び
現在地側への画面スクロール等を指示するキーである。

【００２７】そして、ＶＩＤＥＯキー３５は本実施例で
は説明を省略するがシステムバス３に図示しないビデオ
カメラ等を接続して上記モニタ１３にてビデオ鑑賞を行
なう場合に操作するキーである。

【００２８】次いで図３により上記自動車用ナビゲーシ
ョンシステムの具体的な自動車への取付け状態を例示す
る。同図は２乗りの自動車車両ＳＣに上記図１では示さ
なかった周辺回路と共に取付けて該システムを構築した
例を示すもので、ここでは、２つの（前部）座席ＦＳ
１，ＦＳ２の間の床上、通常センターコンソールと称さ
れる位置にＧＰＳ本体ユニット４１が設置される。

【００２９】このＧＰＳ本体ユニット４１に対して、上
記リモコンユニット２０、ダッシュボード上中央に載置
されたモニタ１３、ルーフ上後端に設置されたＧＰＳア
ンテナ１、後部トランクに取付けられたＦＭ／テレビ兼
用カーアンテナ４２、パーキングブレーキスイッチ４３
が直接接続されると共に、助手席である上記座席ＦＳ２
下の床上に共に設置された、自律航法ユニット４４及び
自律航法ユニット４４を介したダイバシチユニット４５
が接続される。

【００３０】この自律航法ユニット４４は、内部にジャ
イロセンサを備え、またここでは図示しない前輪車軸に
取付けられた車速センサから車両ＳＣの移動速度情報が
入力されて、車両ＳＣの相対的な移動方向及び移動距離
に関する情報をＧＰＳ本体ユニット４１に与える。

【００３１】ダイバシチユニット４５は、シガーライタ
用プラグ４６を車両ＳＣのシガーライタソケットに挿入
することで電源をとり、ハッチバックの左右両端位置に
各２本ずつ、計４本取付けたダイバシチアンテナ４７，
４７，…の中で最も受信状態のよいアンテナからのテレ
ビ受信電波を選択して上記ＧＰＳ本体ユニット４１内の
上記テレビチューナ１５に供する。

【００３２】上記ＧＰＳ本体ユニット４１の筺体上面後
端部側には、図４に示す如く上記モニタ１３を取付固定
するためのモニタスタンド５１を装着するモニタ装着機
構部５２が配設されるもので、図中に該モニタ装着機構
部５２の一部を切り欠いて示すようにこのモニタ装着機
構部５２内には、上記ＧＰＳユニット着脱検出部１６を
構成する、モニタスタンド５１の装着により自動的にオ
ンするスイッチ５３が設けられる。

【００３３】すなわち、このモニタ装着機構部５２に図
中に矢印Ａで示す如くモニタスタンド５１を装着するこ
とで、スイッチ５３が自動的にオンし、ＣＰＵ４ではモ
ニタ１３が上記図３に示したダッシュボード上などでは
なく、ＧＰＳ本体ユニット４１上に装着されたことを認
識できるものである。

【００３４】モニタスタンド５１は、ＣＲＴ等に比して
比較的視野角が小さいＬＣＤパネルを用いたモニタ１３
を考慮して、取付角度が自由に変えられるようにヒンジ
機構を有したものとなっている。

【００３５】図５は上記モニタスタンド５１を用いてモ
ニタ１３をダッシュボード上あるいはＧＰＳ本体ユニッ
ト４１上に装着した状態を示すものである。図５（Ａ）
は、上記ＧＰＳ本体ユニット４１のモニタ装着機構部５
２と同様のモニタスタンド５１に対する装着構造を上面
側に有し、下面側全面に例えば両面テープを配したフロ
ントステンド５４を用いて、モニタスタンド５１及びモ
ニタ１３をダッシュボード５５上に取付固定した状態を
示す。このとき、図示しないＧＰＳ本体ユニット４１の
モニタ装着機構部５２では、モニタスタンド５１が装着
されないために上記ＧＰＳユニット着脱検出部１６を構
成するスイッチ５３がオフ状態となっている。

【００３６】図５（Ｂ）は、上記ＧＰＳ本体ユニット４
１のモニタ装着機構部５２にモニタスタンド５１を装着
することによりモニタ１３を前部座席間のＧＰＳ本体ユ
ニット４１上に後部座席側に向けて取付固定した状態を
示す。したがって、前部座席に座っている者からはこの
モニタ１３の画面を見ることはできず、後部座席に座っ
ている者のみが画面を見ることができるようになる。な
お、ここでは、ＧＰＳ本体ユニット４１の後端側側面に
モニタ１３の仰角が必要以上に下がらないようなストッ
パ５６を配している。

【００３７】図６は上記図３におけるパーキングブレー
キスイッチ４３への配線接続の具体的な方法を例示する
ものである。図示する如くパーキングブレーキスイッチ
４３は、パーキングブレーキ５７を完全に引いてロック
した状態でオン状態となり、図示しないダッシュボード
のメーターパネル内のパーキングブレーキインジケータ
を点灯させて運転者にパーキングブレーキ５７が引かれ
ていることを知らせるものである。

【００３８】ここでは、図示する如くこのパーキングブ
レーキスイッチ４３の電源側のリード線に対してラジオ
ペンチ等で強く挟み込むことで該リード線の被膜を破っ
て容易に接続が可能なタイプの接続端子５８を用いるこ
とで、パーキングブレーキスイッチ４３のオン／オフに
よりパーキングブレーキ５７のロック状態をＧＰＳ本体
ユニット４１側で検出することができる。

【００３９】上記のような構成にあって、例えば図７
（Ａ）に示すようにダッシュボード５５上にモニタ１３
を取付固定した場合には、ＧＰＳ本体ユニット４１のモ
ニタ装着機構部５２にモニタスタンド５１が装着されな
いために、上記ＧＰＳユニット着脱検出部１６を構成す
るスイッチ５３がオフ状態となっている。

【００４０】したがって、上記図６で配線接続を示した
パーキングブレーキスイッチ４３が有効に働き、パーキ
ングブレーキ５７が完全に引かれ、パーキングブレーキ
スイッチ４３がオン状態となった時にのみテレビ放送の
画像をモニタ１３の画面で見ることができるようにな
る。

【００４１】そして、パーキングブレーキ５７が戻され
てパーキングブレーキスイッチ４３がオフ状態にある車
両走行時には、安全対策として図７（Ｂ）に示すように
上記ＧＰＳによるナビゲーションの地図画像のみをモニ
タ１３の画面で見ることができるようになる。

【００４２】このとき、モニタ１３はダッシュボード５
５上に取付固定されているため、前部座席に座っている
者及び後部座席がある場合には該後部座席に座っている
者が共にモニタ１３の画面を見ることができる。

【００４３】また、図８（Ａ）に示すように２つの前部
座席ＦＳ１，ＦＳ２間の床上に位置するＧＰＳ本体ユニ
ット４１のモニタ装着機構部５２にモニタスタンド５１
を用いてモニタ１３を装着した場合には、上記ＧＰＳユ
ニット着脱検出部１６を構成するスイッチ５３が自動的
にオン状態となる。

【００４４】したがって、上記安全対策が自動的に解除
され、図６で配線接続を示したパーキングブレーキスイ
ッチ４３のオン／オフ状態に関係なく、車両走行中であ
っても図８（Ｂ）に示すように常にテレビ放送の画像等
をモニタ１３の画面に表示させることができるようにな
る。

【００４５】このとき、モニタ１３はＧＰＳ本体ユニッ
ト４１上に装着されているため、後部座席に座っている
者のみがモニタ１３の画面を見ることができ、前部座席
に座っている者はモニタ１３の画面を見ることができな
い。したがって、前部座席に座っている特に運転者がモ
ニタ１３の画面に目を奪われて運転に影響を及ぼすよう
なことはありえない。

【００４６】なお、上記実施例では、ＧＰＳ本体ユニッ
ト４１を２つの前部座席ＦＳ１，ＦＳ２間の床上に取付
けるものとして説明したが、これに限るものではなく、
その取付位置は、例えばワンボックス型の車両の室内で
ルーフから吊下げた状態で取付固定するものとしてもよ
く、要は前部座席に座って車両の運転を行なう者からは
運転時に視野に入らず、且つ後部座席からは無理をしな
いでも充分に見える位置であればよい。

【００４７】

【発明の効果】以上に述べた如く車両走行時にナビゲー
ション機能による地図以外の画像の表示を安全対策のた
めに禁止する制御をモニタ表示部の取付けられた位置に
応じて自動的に解除し、安全が確保されている状態では
該地図以外の画像も表示させることが可能な車載表示装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る全体の回路構成を示す
ブロック図。

【図２】図１のキー入力部を構成するリモコンユニット
の外観構成を示す図。

【図３】同実施例に係るシステムの車両への取付状態を
例示する図。

【図４】同実施例に係るＧＰＳ本体ユニット上のモニタ
装着機構部及びモニタスタンドの構成を示す外観斜視
図。

【図５】同実施例に係るモニタスタンドを用いたモニタ
のダッシュボード及びＧＰＳ本体ユニットへの取付状態
を示す側面図。

【図６】同実施例に係るパーキングブレーキスイッチへ
の配線接続を例示する図。

【図７】同実施例に係るモニタのダッシュボードへの取
付状態及び使用状態を示す図。

【図８】同実施例に係るモニタのＧＰＳ本体ユニットへ
の取付状態及び使用状態を示す図。

【符号の説明】

１…ＧＰＳアンテナ ２…ＧＰＳ部 ３…システムバス ４…ＣＰＵ ５…ＣＤ−ＲＯＭ ６…ＣＤ部 ７…ＣＰＵ周辺回路ゲートアレイ（Ｇ／Ａ） ８…キー入力部 ９…ＲＡＭ １０…ＲＯＭ １１…ビデオＲＡＭ １２…グラフィックコントローラ １３…モニタ １４…テレビアンテナ １５…テレビチューナ １６…ＧＰＳユニット着脱検出部 １７…パーキングブレーキ検出部 ２０…リモコンユニット ４１…ＧＰＳ本体ユニット ４２…ＦＭ／テレビ兼用カーアンテナ ４３…パーキングブレーキスイッチ ４４…自律航法ユニット ４５…ダイバシチユニット ４６…シガーライタ用プラグ ４７…ダイバシチアンテナ ５１…モニタスタンド ５２…モニタ装着機構部 ５３…スイッチ ５４…フロントステンド ５５…ダッシュボード ５６…ストッパ ５７…パーキングブレーキ ５８…接続端子

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両の走行停止状態を検出する第１の検
   出手段と、 画像を表示する表示ユニットと、 この表示ユニットを着脱可能に搭載する搭載手段と、 この搭載手段に設けられ、上記表示ユニットの着脱を検
   出する第２の検出手段と、 上記表示ユニットに画像を表示させるか否か制御する表
   示制御手段とを備え、 上記表示制御手段は、上記第１の検出手段及び第２の検
   出手段の検出結果に基づいて上記表示ユニットに画像を
   表示させるか否か制御することを特徴とする車載表示装
   置。
2. 【請求項２】 上記表示制御手段は、上記第１の検出手
   段及び第２の検出手段の検出結果に基づいて上記表示ユ
   ニットに特定のソースからの画像に関してのみ表示させ
   るか否か制御することを特徴とする請求項１記載の車載
   表示装置。
3. 【請求項３】 車両の現在地を示す位置情報を取得する
   現在位置取得手段と、 上記車両の走行停止状態を検出する第１の検出手段と、 与えられる画像信号により表示を行なう表示ユニット
   と、 本体ユニットとを具備し、さらに上記本体ユニットは、 外部からの画像信号を入力する画像入力手段、道路情報
   を含む地図データが記憶された地図データ記憶手段と、 上記現在位置取得手段で得た現在地を示す位置情報周辺
   の地図データを上記地図データ記憶手段から読出して展
   開し、地図の画像信号を作成する地図展開手段と、 ユニット筺体の上面に設けられた上記表示ユニットの着
   脱機構と、 この着脱機構による上記表示ユニットの装着状態を検出
   する第２の検出手段と、 この第２の検出手段で上記表示ユニットの装着が検出さ
   れない状態では上記第１の検出手段の検出結果に基づい
   て上記画像入力手段で入力された画像信号の上記表示ユ
   ニットでの表示を禁止する一方、第２の検出手段で上記
   表示ユニットの装着が検出された状態では上記画像入力
   手段で入力された画像信号の上記表示ユニットでの表示
   禁止を解除する表示制御手段とを具備したことを特徴と
   する車載表示装置。