JPH08292001A - ダイヤル厚み計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築材料、ボード、ガラス、宝石など１ｍｍ
または０．１ｍｍ等従来の１／１００ｍｍ表示以上のも
のを正確に読取りできるダイヤル厚み計を得ること。 【構成】 長針１目盛は１ｍｍ、短針は長針が１目盛動
くと１回転するように目盛を１０分割したこと。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、シックネスゲージに係
り、特に従来の測定の観念を改めたダイヤル厚み計に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】ダイヤルゲージを使用した厚み計は、従
来長針が最小目量を指し（例１／１０００ｍｍ，１／１
０００ｍｍなど）、短針は長針の１回転を表す（例１ｍ
ｍ，２ｍｍなど）ことが標準であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年１／１００ｍｍ表
示以下のものより建築材料、ボード、ガラス、宝石など
１ｍｍ又は０．１ｍｍを読むことができる測定器が要望
されている。

【０００４】本発明の課題は前記の要望に応え厚みの有
る被測定物を迅速正確に測定できるダイヤル厚み計を提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の手段は次のとお
りである。長針の目盛盤の１目盛に対し、短針が１回転
する１０分割した短針目盛を設け、かつ本体内に、長針
１目盛動くと、短針が１回転する歯車機構を内蔵したダ
イヤル厚み計。

【０００６】

【作用】被測定物をアンビル１０２と測定子１０３の間
に入れて測定子１０３を被測定物に接触させると、長針
が１目盛動くと、短針１０７は１回転する。従って短針
１０７の目盛１０６を見乍ら読易く、しかも正確に読取
ることができる。

【０００７】

【実施例】図の符号１００はゲージ本体、１０１は目盛
盤、１０２はアンビル、１０３は測定子である。目盛盤
１０１に長針１０５の目盛１０４及び短針１０７の目盛
１０６を設ける。図示実施例の長針目盛１０４は測定範
囲が３０ｍｍで１目盛は１ｍｍ、短針目盛１０６は長針
１０５が１目盛（１ｍｍ）動くことにより１回転するよ
うに１０分割して内部の歯車機構１０８を設け、特に歯
車機構により長針と短針を同一方向（時計方向）に動く
ようにして針の動きをとらえ易くしてある。

【０００８】図示実施例の歯車機構は図２に示すように
大小５枚の歯車５０，５１，５２，５３，５４から構成
され、測定杆１０９のラック５５と噛み合う第１の歯車
５０は長針軸５６に取付け、同軸５６に第２の大歯車５
１を固定し、これと噛み合う第３の小歯車５２の軸５７
に第４の中歯車５３を取付け、中歯車５３は短針１０７
の軸５８に固定する。そして歯車５０の歯数は６０、５
１は１２０、５２は１６、５３は６０、５４は１２であ
り、かくして長針の目盛１に対し、短針は長針と同じ方
向に１回転する。

【０００９】

【発明の効果】本発明によれば、１ｍｍ又は０．１ｍｍ
程度の被測定物を容易かつ正確に読取りできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図。

【図２】内部の歯車機構を示す正面図。

【符号の説明】

１００ ゲージ本体 １０１ 目盛盤 １０２ アンビル １０３ 測定子 １０４ 長針目盛 １０５ 長針 １０６ 短針目盛 １０７ 短針 １０８ 歯車機構 １０９ 測定杆

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 長針の目盛盤の１目盛に対し、短針が１
   回転する１０分割した短針目盛を設け、かつ本体内に、
   長針１目盛動くと、短針が１回転する歯車機構を内蔵し
   たダイヤル厚み計。
2. 【請求項２】 長針と短針が同一方向に回る歯車機構を
   本体に内蔵した請求項１記載のダイヤル厚み計。