JPH0829175A - 測量装置 - Google Patents

測量装置

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JPH0829175A
JPH0829175A JP6182811A JP18281194A JPH0829175A JP H0829175 A JPH0829175 A JP H0829175A JP 6182811 A JP6182811 A JP 6182811A JP 18281194 A JP18281194 A JP 18281194A JP H0829175 A JPH0829175 A JP H0829175A
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JP
Japan
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tape measure
measure
triangle
tape
angled
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JP6182811A
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English (en)
Inventor
Izuru Hashizume
出 橋詰
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Act KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直角三角形の一辺に対応する第1巻尺と、直角
三角形の他辺に対応する第2巻尺と、直角三角形の対角
線に対応する可撓性帯体とを組合わせることで、極めて
簡単な構成でありながら、方形状の4つのコーナ部を複
雑な計算を不得手とする現場作業者であっても容易に測
量芯出しすることができ、可搬性に優れる測量装置の提
供を目的とする。 【構成】直角三角形の直角コーナ部P1を基点として直
角三角形の一辺方向へ繰出し可能な第1巻尺16と、上
記直角コーナ部P1を基点として直角三角形の他辺方向
へ繰出し可能な第2巻尺19と、繰出された第1および
第2の各巻尺16,19間に着脱可能に取付けられて直
角三角形の対角線を構成する可撓性帯体21とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、平面から見
て方形状の4つのコーナ部に合計4本の基礎コンクリー
トを施工する際、4点を測量芯出しするような測量装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の測量装置としてはトラン
シット(transit)が知られている。このトランシットは
光学式角度測量装置の一種で本来、分度盤上の角度を読
取って水平角や高度角等を正確に測量することができる
が、現場作業者がトランシットの取扱いに不慣れな場合
には、誤操作や計算ミスが多発し、測量ポイントの大幅
なズレが生ずる問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、直角三角形の一辺に対応する第1巻尺と、
直角三角形の他辺に対応する第2巻尺と、直角三角形の
対角線に対応する可撓性帯体とを組合わせることで、極
めて簡単な構成でありながら、方形状の4つのコーナ部
を複雑な計算を不得手とする現場作業者であっても容易
に測量芯出しすることができ、可搬性に優れる測量装置
の提供を目的とする。
【0004】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、所定等間隔位置に形
成された第1巻尺および第2巻尺の係合要素に対して、
所定等間隔位置に形成された可撓性帯体の係合要素を係
合し、各巻尺および帯体を真っ直ぐに張設すると、方形
状の4つのコーナ部のうちの3ポイントを正確に測量芯
出しすることができ、対角線中点を支点として装置全体
を180度旋回させた位置に対応すべく配置変更すると
残りの1ポイントを正確に測量芯出しすることができる
測量装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、等倍位置における各
巻尺の係合要素に対して等倍位置の可撓性帯体の係合要
素を選択的に係合すると、一方の鋭角が53度、他方の
鋭角が37度の相似形状の直角三角形の3ポイントを正
確に測量芯出しすることができる測量装置の提供を目的
とする。
【0006】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、直角
コーナ部対応位置に芯出しマーキング部を形成すること
で、この芯出しマーキング部を利用して、直角コーナ部
に芯出し用の印を付けることができる測量装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、直角三角形の直角コーナ部を基点んとして直
角三角形の一辺方向へ繰出し可能な第1巻尺と、上記直
角コーナ部を基点として直角三角形の他辺方向へ繰出し
可能な第2巻尺と、繰出された第1および第2の各巻尺
間に着脱可能に取付けられて直角三角形の対角線を構成
する可撓性帯体とを備えた測量装置であることを特徴と
する。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記第1巻尺、第2
巻尺および可撓性帯体には直角三角形を構成する所定等
間隔毎に係合要素をそれぞれ形成した測定装置であるこ
とを特徴とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第1巻尺の係合
要素形成間隔を1.5の整数倍に、上記第2巻尺の係合
要素形成間隔を2.0の整数倍に、上記可撓性帯体の係
合要素形成間隔を2.5の整数倍にそれぞれ設定した測
定装置であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、上記
第1巻尺および第2巻尺を単一のメジャハウジングに繰
出し可能に収納し、上記メジャハウジングの直角コーナ
部対応位置には芯出しマーキング部を形成した測定装置
であることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の第1巻尺を直角三角形の直角コーナ部
を基点として直角三角形の一辺方向へ繰出し、同様に上
述の第2巻尺を直角三角形の直角コーナ部を基点として
直角三角形の他辺方向へ繰出した後に、これら第1およ
び第2の各巻尺間に直角三角形の対角線を構成する可撓
性帯体を取付ける。この時、第1巻尺の目盛、第2巻尺
の目盛、可撓性メジャにより構成される可撓性帯体の目
盛により直角三角形が得られるように目盛を選定すると
共に、各巻尺および可撓性帯体を真っ直ぐに張設する
と、方形状の4つのコーナ部のうちの3ポイントを正確
に測量芯出しすることができ、対角線中点を支点として
装置全体を180度旋回させた位置に対応すべく配置変
更すると残りの1ポイントを正確に測量芯出しすること
ができ、かつ上記目盛により長さを実測することができ
る。
【0012】このように直角三角形の一辺に対応する第
1巻尺と、直角三角形の他辺に対応する第2巻尺と、直
角三角形の対角線に対応する可撓性帯体とを組合わせる
極めて簡単な構成でありながら、任意形状の直角三角形
(不等辺三角形および二等辺三角形の双方を含む)を2
つ含む方形状(長方形状および正方形状)の4つのコー
ナ部を容易に測量芯出しすることができ、かつ持ち運び
時にはコンパクトに収納することができるので、可搬性
に優れる効果がある。
【0013】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1巻
尺、第2巻尺および可撓性帯体には直角三角形を構成す
る所定等間隔毎に係合要素がそれぞれ形成されているの
で、第1巻尺および第2巻尺の係合要素に対して可撓性
帯体の係合要素を係合した後に、上述同様の操作を行な
うと直角三角形を2つ含む方形状の4つのコーナ部をよ
り一層容易に測量芯出しすることができる効果があり、
係合要素により各巻尺間に係合された上述の可撓性帯体
により各巻尺の開角を直角に保持することができる。
【0014】この発明の請求項3記載の発明に和よれ
ば、上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上記係合
要素が形成される所定等間隔を第1巻尺においては1.
5の整数倍に、第2巻尺においては2.0の整数倍に、
可撓性帯体においては2.5の整数倍にそれぞれ設定し
たので、等倍位置における各巻尺の係合要素に対して等
倍位置の可撓性帯体の係合要素を選択的に係合すると、
一方の鋭角が53度、他方の鋭角が37度の相似形状の
直角三角形の3ポイントを正確に測量芯出しすることが
でき、かつ上述の操作により方形状の4つのコーナ部を
容易に測量芯出しすることができる効果がある。加え
て、所定等間隔を3,4,5の整数倍に設定する構成に
対して細かい測量芯出しを実行することができる効果が
ある。
【0015】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、上述の第1および第2の各巻尺を単一のメジャハウ
ジングに繰出し可能に収納し、このメジャハウジングの
直角コーナ部対応位置には芯出しマーキング部を形成し
たので、この芯出しマーキング部を利用して、直角コー
ナ部に芯出し用の印を付けることができる効果がある。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は測量装置を示し、図1、図2において単
一のメジャハウジング11を上下2室12,13に区画
し、上室12にはスパイラル・スプリング(いわゆるゼ
ンマイ)14で常時巻取り方向へバネ付勢された回転筒
体15を介して第1巻尺16を配設し、この第1巻尺1
6を直角三角形の直角コーナ部P1を基点として出入口
17から直角三角形の一辺方向へ繰出し可能に構成して
いる。
【0017】一方、下室13にはスパイラル・スプリン
グ(図示せず)で常時巻取り方向へバネ付勢された回転
筒体18を介して第2巻尺19を配設し、この第2巻尺
19を直角三角形の直角コーナ部P1を基点として出入
口20から直角三角形の他辺方向へ繰出し可能に構成し
ている。
【0018】また図1、図2に示す如く繰出された第1
および第2の各巻尺16,19間に着脱可能に取付けら
れて直角三角形の対角線を構成する可撓性帯体としての
可撓性メジャ21を設けている。ここで、上述の第1巻
尺16、第2巻尺19、可撓性メジャ21は例えばバネ
帯鋼などの金属、亜麻布などの繊維、樹脂等により可撓
性に構成される。
【0019】しかも上述の第1巻尺16、第2巻尺19
および可撓性メジャ21には直角三角形を構成する所定
等間隔毎に係合要素22をそれぞれ形成している。この
係合要素22は図3に示すように可撓性メジャ21側に
取付けられたメールホック23と、巻取り性能を考慮し
て巻尺16,19側に取付けられたヒーメルホック24
とを備えているが、この図3に示す構成に代えて、図4
の構成、図5の構成であってもよい。
【0020】すなわち、図4に示す構成は可撓性メジャ
21側のフック25と、巻尺16,19側の偏平な方形
状のストライカ26とで係合要素22を構成したもので
あり、図5に示す構成は可撓性メジャ21側のフック2
7と、巻取り性能を考慮して巻尺16,19側に開口形
成された係止孔28とで係合要素22を構成したもので
ある。なお、図5に示す係止孔28の孔縁を必要に応じ
て補強してもよい。
【0021】このような係合要素22が設けられる所定
等間隔は、この実施例においては次のように設定してい
る。つまり、第1巻尺16の係合要素形成間隔Aは1.
5の整数倍に、第2巻尺19の係合要素形成間隔Bは
2.0の整数倍に、可撓性メジャ21の係合要素形成間
隔Cは2.5の整数倍にそれぞれ設定している。但し、
測量誤差を解消する目的で、メジャハウジング11に完
全に巻取られた状態下において各巻尺16,19の目盛
の初期値は、直角コーナ部P1から出入口17.20外
端面までの距離Dに設定している。なお、上記可撓性メ
ジャ21における係合要素形成間隔Cは係合要素22で
係合された時に、所定の長さを得るように設定すること
が推奨される。
【0022】また上述の各巻尺16,19の先端部つま
り導出端部にはL字状のストッパ金具29を取付けてい
るが、このL字状のストッパ金具29に代えて図6に示
す如く先端に芯出しマーキング用の円環部(いわゆるリ
ング)30を有するストッパ部材31を取付けてもよ
い。
【0023】さらに図1、図2に示す如く、上述のメジ
ャハウジング11の直角コーナ部P1対応位置には芯出
しマーキング部としての上下方向に貫通するマーキング
孔32を形成し、このマーキング孔32を利用して、コ
ンクリート釘その他のマーキング部材を打込み、引抜き
可能に構成している。
【0024】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下合計4本の基礎コンクリートを施工する際の測
量芯出しを例示して、その作用を説明する。まず、地上
(平地および傾斜面の双方を含む)において直角三角形
の直角コーナ部P1のポイントを特定し、この直角コー
ナ部P1に上述のメジャハウジング11のマーキング孔
32を一致させ、コンクリート釘その他のマーキング部
材を打込む。
【0025】次に第1巻尺16および第2巻尺19を図
7に示す如く同時に又は別々に必要長さだけ繰出した後
に、第1巻尺16の係合要素形成間隔Aと、第2巻尺1
9の係合要素形成間隔Bとの等倍位置、例えば図7に示
すように基点としての直角コーナ部P1から6Aのポイ
ントと、直角コーナ部P1から6Bのポイントとを、可
撓性メジャ21の係合要素形成間隔Cの基点部と等倍位
置(この場合は6倍に対応する6Cのポイント)とに相
当する箇所の係合要素22,22で互に係合する。
【0026】次に上述の第1巻尺16、第2巻尺19、
可撓性メジャ21を真っ直ぐに張設すると、上述の第1
巻尺16により直角三角形の一辺が形成され、上述の第
2巻尺19により直角三角形の他辺が形成されると共
に、可撓性メジャ21でこれら各辺の開角が90度に保
持される。
【0027】次に上述の直角三角形を保持した状態にお
いて、直角コーナ部P1から7AのポイントP2と、直
角コーナ部P1から7BのポイントP3とにコンクリー
ト釘その他のマーキング部材を打込む。ここでA=1.
5m、B=2.0m、C=2.5mと仮定した時、一辺
の長さは1.5×7=10.5m、他辺の長さは2.0
×7=14m、対角線の長さは2.5×7=17.5m
となる。
【0028】次に上述の各ポイントP2,P3を結ぶ仮
想対角線の中点を支点として測量装置全体が180度旋
回させた位置に対応するように同測量装置の配置を変更
する。なお、測量装置全体を実際に旋回させる必要はな
く、上記位置になるように同測量装置の配置を変更すれ
ばよいことは勿論である。このような配置変更により上
述のメジャハウジング11の直角コーナ部P1によりポ
イントP4を必然的に求めることができるので、このポ
イントP4にコンクリート釘その他のマーキング部材を
打込むと、平面から見て方形状の4つのコーナ部の測量
芯出しを行なうことができる。この測量芯出しは平地に
限らず勾配をもった傾斜面においても同様に求めること
ができる。
【0029】次に図8に示すように上述の各ポイントP
1〜P4に角部が位置するように木材等の直角L字状の
枠部材40…を仮設する。次に、これら各枠部材40…
から所定量内方へ位置する地面に穴を形成し、木材等の
型枠を配置した後に、コンクリートを流し込んで基礎ブ
ロック41…を形成し、コンクリートの凝固後において
上述の枠部材40…から所定内方へ位置する部位相互間
に通し糸と42…を張架し、各通し糸42,42の交点
部分から重錘(糸の下端に重りを付けたもの)を垂設す
ると、合計4本の基礎ブロック41上面の柱心a…を求
めることができる。
【0030】図9、図10はメジャハウジング11の直
角コーナ部P1対応位置に形成される芯出しマーキング
部の他の実施例を示し、先の実施例ではコンクリート釘
その他のマーキング部材の打込み引抜きが可能なマーキ
ング孔32によりマーキング部を構成したが、図9、図
10に示すこの実施例ではオルタネート機構(プッシュ
・プッシュ機構のこと)を有するマーキング部材50で
マーキング部を構成している。
【0031】すなわち、このマーキング部材50は、メ
ジャハウジング11の直角コーナ部P1に対応して形成
された孔部51内に、コイル状のリターンスプリング5
2により突没可能に配設されたマーキングロッド53
と、このマーキングロッド53の小径部に回動自在に配
設され、かつ外周面にハートカム溝をもった円筒カム5
4と、この円筒カム54のハートカム溝に相対的に摺動
可能に位置し、孔部51壁面部分に固定されたピン55
とを備え、上述のマーキングロッド53下端を円錐状に
形成している。
【0032】このように構成すると、マーキングロッド
55の押下時にハートカム溝とピン55との係合位置の
変更により図9の状態から図10に示すようにマーキン
グロッド53下端を下方へ突出させて直角コーナ部P1
に芯出し用の印を付けることができ、マーキングロッド
53の再押下時にハートカム溝とピン55との係合位置
の再変更により図10の状態から図9に示すようにマー
キングロッド53下端をメジャハウジング11内に収納
することができる。
【0033】以上要するに、この発明によれば、上述の
第1巻尺16を直角三角形の直角コーナ部P1を基点と
して直角三角形の一辺方向へ繰出し、同様に上述の第2
巻尺19を直角三角形の直角コーナ部P1を基点として
直角三角形の他辺方向へ繰出した後に、これら第1およ
び第2の各巻尺16,19間に直角三角形の対角線を構
成する可撓性メジャ21を取付ける。この時、第1巻尺
16の目盛、第2巻尺19の目盛、可撓性メジャ21の
目盛により直角三角形が得られるように目盛を選定する
と共に、各巻尺16,19および可撓性メジャ21を真
っ直ぐに張設すると、方形状の4つのコーナ部のうちの
3ポイントP1,P2,P3を正確に測量することがで
き、対角線中点を支点として装置全体を180度旋回さ
せた位置に対応すべく配置変更すると残りの1ポイント
P4を正確に測量芯出しすることができる。
【0034】このように直角三角形の一辺に対応する第
1巻尺16と、直角三角形の他辺に対応する第2巻尺1
9と、直角三角形の対角線に対応する可撓性メジャ21
とを組合わせる極めて簡単な構成でありながら、任意形
状の直角三角形を2つ含む方形状の4つのコーナ部P1
〜P4を容易に測量芯出しすることができ、かつ持ち運
び時にはコンパクトに収納することができるので、可搬
性に優れる効果がある。
【0035】また、上述の第1巻尺16、第2巻尺19
および可撓性メジャ21には直角三角形を構成する所定
等間隔毎に係合要素22がそれぞれ形成されているの
で、第1巻尺16および第2巻尺19の係合要素22に
対して可撓性メジャ21の係合要素22を係合した後
に、上述同様の操作を行なうと直角三角形を2つ含む方
形状の4つのコーナ部P1〜P4をより一層容易に測量
芯出しすることができる効果がある。
【0036】さらに、上記係合要素22が形成される所
定等間隔を第1巻尺16においては1.5の整数倍に、
第2巻尺19においては2.0の整数倍に、可撓性メジ
ャ21においては2.5の整数倍にそれぞれ設定したの
で、等倍位置における各巻尺16,19の係合要素22
に対して等倍位置の可撓性メジャ21の係合要素22を
選択的に係合すると、一方の鋭角が53度、他方の鋭角
が37度の相似形状の直角三角形の3ポイントP1,P
2,P3を正確に測量芯出しすることができ、かつ上述
の操作により方形状の4つのコーナ部P1〜P4を容易
に測量芯出しすることができる効果がある。加えて、所
定等間隔を3,4,5の整数倍に設定する構成に対して
細かい測量芯出しを実行することができる効果がある。
【0037】さらにまた、上述の第1および第2の各巻
尺16,19を単一のメジャハウジング11に繰出し可
能に収納し、このメジャハウジング11の直角コーナ部
P1対応位置には芯出しマーキング部(マーキング孔3
2、マーキング部材50参照)を形成したので、この芯
出しマーキング部を利用して、直角コーナ部P1に芯出
し用の印を付けることができる効果がある。
【0038】この発明の構成と、上述の実施例の対応に
おいて、この発明の芯出しマーキング部は、実施例のマ
ーキング孔32およびマーキング部材50に対応し、以
下同様に、可撓性帯体は、可撓性メジャ21に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0039】例えば、上記各巻尺16,19は手動巻取
り構造に構成してもよく、必要に応じて各巻尺16,1
9を所定繰出し位置で停止させるストッパ機構を設けて
もよい。また上記実施例においては基礎コンクリート施
工時の測量芯出しを例示したが、本発明の測量装置はそ
の他の土木、建築、造船等の重工業分野や他の分野に広
く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測量装置を示す平面視図。
【図2】図1の側面視図
【図3】係合要素の拡大図。
【図4】係合要素の他の実施例を示す拡大図。
【図5】係合要素のさらに他の実施例を示す拡大図。
【図6】巻尺先端のストッパの他の実施例を示す拡大
図。
【図7】測量芯出しの説明図。
【図8】柱心を求める際の説明図。
【図9】芯出しマーキング部の他の実施例を示す断面
図。
【図10】マーキングロッド押下時の断面図。
【符号の説明】
11…メジャハウジング 16…第1巻尺 19…第2巻尺 21…可撓性メジャ 22…係合要素 32…マーキング孔 50…マーキング部材 A,B,C…係合要素形成間隔 P1…直角コーナ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直角三角形の直角コーナ部を基点として直
    角三角形の一辺方向へ繰出し可能な第1巻尺と、上記直
    角コーナ部を基点として直角三角形の他辺方向へ繰出し
    可能な第2巻尺と、繰出された第1および第2の各巻尺
    間に着脱可能に取付けられて直角三角形の対角線を構成
    する可撓性帯体とを備えた測量装置。
  2. 【請求項2】上記第1巻尺、第2巻尺および可撓性帯体
    には直角三角形を構成する所定等間隔毎に係合要素をそ
    れぞれ形成した請求項1記載の測定装置。
  3. 【請求項3】上記第1巻尺の係合要素形成間隔を1.5
    の整数倍に、上記第2巻尺の係合要素形成間隔を2.0
    の整数倍に、上記可撓性帯体の係合要素形成間隔を2.
    5の整数倍にそれぞれ設定した請求項2記載の測定装
    置。
  4. 【請求項4】上記第1巻尺および第2巻尺を単一のメジ
    ャハウジングに繰出し可能に収納し、上記メジャハウジ
    ングの直角コーナ部対応位置には芯出しマーキング部を
    形成した請求項1,2もしくは3記載の測定装置。
JP6182811A 1994-07-11 1994-07-11 測量装置 Pending JPH0829175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2939598A1 (fr) * 2008-12-17 2010-06-18 Financ Etienne Dupont Dispositif de reperage du type cordeau de jardinage et kit de jardinage comprenant un tel dispositif

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2939598A1 (fr) * 2008-12-17 2010-06-18 Financ Etienne Dupont Dispositif de reperage du type cordeau de jardinage et kit de jardinage comprenant un tel dispositif

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