JPH08290843A - 積層薄板の取出装置 - Google Patents

積層薄板の取出装置

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JPH08290843A
JPH08290843A JP9732595A JP9732595A JPH08290843A JP H08290843 A JPH08290843 A JP H08290843A JP 9732595 A JP9732595 A JP 9732595A JP 9732595 A JP9732595 A JP 9732595A JP H08290843 A JPH08290843 A JP H08290843A
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JP
Japan
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pad
polarizing plate
suction
thin plates
thin plate
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Pending
Application number
JP9732595A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamaguchi
忠氏 山口
Shinya Iwasaki
伸也 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08290843A publication Critical patent/JPH08290843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光板のようなシート状薄板が積層され、複
数の薄板が吸着されて取り出される虞がある場合であっ
ても安定かつ確実に一枚ずつ取り出すことができる構造
の取出装置を提供する。 【構成】 支点15および支点16a,16bに連結さ
れたリンク17a,17bが支点10a,10bを軸に
して、二つのパッドベース11a,11bおよびそれに
固定された吸着パッド12が揺動運動を行う。吸着パッ
ド12に吸い付いた一枚目の偏光板50は、揺動運動に
よって穏やかに湾曲する。このとき、エアノズル19か
ら圧縮空気を吹き付ける。これを繰り返して吸着パッド
12に吸い付いた一枚目の偏光板50を平板状および歪
曲状に交互に変形させ、二枚目以降の偏光板50を確実
に分離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層された複数のシー
ト状薄板から吸着パッドを使用して最上層の薄板を取り
出す薄板の取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイの製造ラインにおい
て、積層された複数のシート状の偏光板を一枚づつ取り
出して次工程まで移送する偏光板取出装置が使用されて
いる。図5は、従来のこの種の偏光板取出装置の正面
図、図6はその右側面図である。これらの図に示すよう
に、従来の偏光板取出装置は、一枚板状のパッドベース
51を備え、このバッドベース51に固定された複数の
吸着パッド52が、エアシリンダ53の先端に固定され
ているアーム54および支柱55によって支えられてい
る。
【0003】そして、偏光板50の一枚だけを取り出す
ため、図示しない昇降駆動手段が、エアシリンダ53を
下降させ、アーム54と支柱55ごと吸着パッド52を
積層された偏光板50の最上面へ押しつける。この状態
を図5および図6に破線で示す。このとき、吸着パッド
52は、真空吸着力によって当該偏光板50を吸い付か
せる。その後、エアシリンダ53を上昇させ、吸着パッ
ド52に吸い付いている偏光板50を次の行程まで移送
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
偏光板取出装置は、一枚板状のパッドベース51に固定
された複数の吸着パッド52を、偏光板50の最上面に
押しつけることによって個々の偏光板50を取り出す構
造になっているので、個々の偏光板50の側面に付着し
ている接着剤の粘着作用、あるいは偏光板50間の静電
気によって二枚以上の偏光板50が吸着されたまま次工
程に移送される場合があり、偏光板50の取出作業が安
定しないという問題があった。
【0005】このような問題は、偏光板取出装置に限ら
ず、同種のシート状薄板を積層しておき、上記同様の吸
着パッドやバッドベース、およびその昇降駆動機構を用
いて個々の薄板を取り出す取出装置全般に共通であり、
改善が望まれていた。本発明の課題は、かかる問題点に
鑑み、偏光板のようなシート状薄板が積層され、複数の
薄板が互いに吸着されたまま取り出される虞がある場合
であっても、安定かつ確実に一枚ずつ取り出すことがで
きる構造の取出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層された複
数のシート状薄板の最上面を指向する吸着パッドと、各
吸着パッドを固定するパッドベースと、該パッドベース
を昇降させる昇降駆動機構とを備え、前記パッドベース
を下降させることで前記吸着パッドに最上層の薄板を吸
着させる積層薄板の取出装置において、前記パッドベー
スを複数に分割し、分割されたバッドベースにそれぞれ
少なくとも一つの吸着パッドを固定するとともに、各パ
ッドベースを独立に昇降させて個々の吸着パッドの吸着
面を揺動させる揺動機構を前記昇降駆動機構に付加した
ことを特徴とする。
【0007】本発明の取出装置は、さらに、揺動する前
記吸着パッドの吸着面付近を指向するエアノズルと、該
エアノズルに気体を供給する気体供給手段とを設けたこ
とを特徴とする。この場合、前記気体は圧縮気体である
ことが好ましく、しかも前記薄板を吸着した吸着パッド
の吸着面が上昇しているときに気体供給手段から圧縮気
体がエアノズルに供給されることが好ましい。吸着面が
最上位に達した時点で該吸着面付近に瞬間的に圧縮気体
を吹き付けるようにしても良い。
【0008】
【作用】本発明では、従来の一枚板状のパッドベースを
分割し、分割された各パッドベースを独立に昇降させて
個々の吸着パッドを揺動動作させる。すると、吸着パッ
ドに吸い付いた一枚目の薄板は、穏やかな湾曲に変形す
る。二枚目以降の薄板は、静電気等によって仮吸着され
ていても、一枚目の湾曲変形に追従できずに落下し易く
なる。この時点でエアノズルから圧縮気体を吹き付ける
ことにより、上記湾曲変形と気体による風圧との相乗効
果によって二枚目以降の薄板はより確実に落下する。す
なわち、薄板の一枚毎の取出作業が安定する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を前述の偏光板取出装
置と対応させて詳細に説明する。図1は本発明の一実施
例に係る偏光板取出装置の正面図、図2はその右側面図
である。なお、図5および図6に示した従来構成と同一
機能の要素については同一符号を付して説明する。
【0010】本実施例の偏光板取出装置において、エア
シリンダ53の先端に固定されたアーム54には、支柱
55を介して支点10a,10bにより二つのパッドベ
ース11a,11bが独立に取り付けられ、さらに、こ
れらパッドベース11a,11bには、複数個の吸着パ
ッド12が固定されている。アーム55には、エアシリ
ンダ13の本体が固定されている。また、エアシリンダ
13の先端には、シリンダヘッド14が設けられてい
る。このシリンダヘッド14の支点15と各パッドベー
ス11a,11bとが、支点16a,16bに軸支され
た二対のリンク17a,17bによって連結されてい
る。
【0011】また、積層された複数の偏光板50の両サ
イドには、一対のブラケット18が配置され、さらに、
各ブラケット18の上端部には、それぞれ最上層の偏光
板50の上空を指向するエアノズル19が対向して取り
付けられている。これらエアノズル19には、図示しな
い気体供給手段(コンプレッサ)から圧縮空気あるいは
窒素が供給されるようになっている。
【0012】次に、本実施例の偏光板取出装置の動作を
説明する。図1および図2において、積層された偏光板
50のうち一枚のみを取り出すため、図示しない昇降駆
動手段が、エアシリンダ53を下降させ、吸着パッド1
2を偏光板50の最上面へ押しつける。この状態を破線
で図示している。このとき吸着パッド12は、その中央
部に真空を発生させ、最上層の偏光板50を吸い付かせ
る。この状態でエアシリンダ53を上昇させることによ
り、吸着パッド12に吸い付いた偏光板50を取り出す
ことができる。
【0013】このとき、偏光板50が静電気やその側面
に付着した接着剤の粘着作用によって、二枚以上貼り付
いている場合があるので、次の動作を引き続き行う。ま
ず、エアシリンダ13を駆動してシリンダヘッド14を
上昇させる。すると、支点15および支点16a,16
bに連結されたリンク17a,17bが動作し、支点1
0a,10bを軸にして、パッドベース11a,11b
と吸着パッド12が揺動運動を行う。図3は揺動運動中
の正面図、図4はそのときの右側面図である。これらの
図に示すように、吸着パッド12に吸い付いた一枚目の
偏光板50aは、揺動運動によって穏やかに湾曲する。
このとき、例えば湾曲部の頂点付近にエアノズル19か
ら圧縮空気(または窒素)を吹き付けると、湾曲変形と
エア吹き付けによる相乗効果により、吸着などの拘束を
受けていない二枚目以降の偏光板50bは、静電気など
で仮吸着されていても一枚目の偏光板50aの湾曲変形
に追従できずに落下し易くなる。
【0014】このようなエアシリンダ13の昇降動作を
所定回数繰り返すと、吸着パッド12に吸い付いた一枚
目の偏光板50aが平板状および歪曲状に交互に変形
し、さらに歪曲時にエア吹き付けによる風圧が作用する
ので、二枚目以降の偏光板50bは、容易に一枚目の偏
光板50aから分離する。
【0015】なお、本実施例では、図1〜図4に示した
ように、二対の吸着パッド12を二つのバッドベース1
1a,11bに等間隔に固定した場合について説明した
が、本発明は吸着パッド12の吸着面を揺動させる点に
主眼があるので、必ずしもこのような配置例に限定され
るものではなく、種々の設計変更が可能である。また、
本発明は、偏光板取出装置のほか、積層された同種のシ
ート状薄板を一枚ずつ取り出す同種の取出装置全般に適
用が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の取出装置によれば、偏光板のようなシート状薄板が積
層され、複数の薄板が同時に取り出される虞がある場合
であっても、薄板を吸着する個々の吸着パッドが揺動す
るので、二枚目以降の薄板が一枚目の薄板の変形に追従
できずに落下し易くなる効果がある。また、エアノズル
によって気体、特に圧縮気体が吸着パッドの揺動中に吸
着面付近に吹き付けられるので、薄板の分離がより確実
になる効果がある。これにより一枚の薄板を安定的に取
り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る偏光板取出装置の正面
図。
【図2】この実施例の右側面図。
【図3】本実施例の偏光板取出装置における揺動動作中
の正面図。
【図4】図3の状態の右側面図。
【図5】従来のこの種の偏光板取出装置の正面図。
【図6】図5の右側面図。
【符号の説明】
10a,10b 支点 11a,11b,51 パッドベース 12,52 吸着パッド 13 エアシリンダ 14 シリンダヘッド 15,16a,16b 支点 17a,17b リンク 18 ブラケット 19 エアノズル 50,50a,50b 偏光板 53 エアシリンダ 54 アーム 55 支柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された複数のシート状薄板の最上面
    を指向する吸着パッドと、各吸着パッドを固定するパッ
    ドベースと、該パッドベースを昇降させる昇降駆動機構
    とを備え、前記パッドベースを下降させることで前記吸
    着パッドに最上層の薄板を吸着させる積層薄板の取出装
    置において、 前記パッドベースを複数に分割し、分割されたバッドベ
    ースにそれぞれ少なくとも一つの吸着パッドを固定する
    とともに、各パッドベースを独立に昇降させて個々の吸
    着パッドの吸着面を揺動させる揺動機構を前記昇降駆動
    機構に付加したことを特徴とする積層薄板の取出装置。
  2. 【請求項2】 揺動する前記吸着パッドの吸着面付近を
    指向するエアノズルと、該エアノズルに気体を供給する
    気体供給手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の積層薄板の取出装置。
  3. 【請求項3】 前記気体が圧縮気体であり、前記気体供
    給手段は、前記薄板を吸着した吸着パッドの吸着面が上
    昇しているときに前記圧縮気体を前記エアノズルに供給
    することを特徴とする請求項2記載の積層薄板の取出装
    置。
JP9732595A 1995-04-21 1995-04-21 積層薄板の取出装置 Pending JPH08290843A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000143011A (ja) * 1998-11-11 2000-05-23 Tokyo Autom Mach Works Ltd カードの繰出し装置及び繰出し方法
JP2011207585A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Toppan Printing Co Ltd 枚葉印刷機の給紙装置
CN108279514A (zh) * 2017-12-29 2018-07-13 重庆市中光电显示技术有限公司 一种偏光片装载装置
JP2018185506A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 住友化学株式会社 搬送装置および積層体の製造方法
CN111908196A (zh) * 2019-05-08 2020-11-10 丰田自动车株式会社 移载方法

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