JPH08288525A - ダイオードおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

ダイオードおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法

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JPH08288525A
JPH08288525A JP7088513A JP8851395A JPH08288525A JP H08288525 A JPH08288525 A JP H08288525A JP 7088513 A JP7088513 A JP 7088513A JP 8851395 A JP8851395 A JP 8851395A JP H08288525 A JPH08288525 A JP H08288525A
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JP
Japan
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semiconductor
diode
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film
type
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JP7088513A
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Inventor
Hiroyuki Takahashi
浩幸 高橋
Hiromichi Sakamoto
博通 坂本
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイオードの性能を低下させることなく、ダ
イオードの占有面積を小さくする。 【構成】 ツェナーダイオードD1 を構成する半導体膜
8a,8bを多層構造とした。各々の半導体膜8a,8
bには、p形半導体領域8pとn形半導体領域8nとが
互いに隣接しており、その接触部にpn接合が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオードおよびその
製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法に関
し、特に、半導体基板上に形成された半導体膜に複数の
pn接合を設けてなるダイオードを有する半導体装置に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリシリコン膜にダイオードを構成する
技術としては、例えば特開昭58−87873号公報に
記載があり、MOS・FET(Metal Oxide Semiconduc
tor ・Field Effect Transistor )が形成された半導体
基板上に絶縁膜を介してポリシリコン膜を設け、そのポ
リシリコン膜にp層とn層とを隣接するように配置する
ことにより複数のpn接合を形成して、MOS・FET
の保護用のダイオードを構成する技術が開示されてい
る。この場合、ダイオードを構成するポリシリコン膜は
一層構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術においては、以下の問題があることを本発明者は見
い出した。
【0004】すなわち、半導体基板上に複数のダイオー
ドを形成する場合、ダイオードの占有面積が大きくなる
分、他の素子の形成領域が小さくなるので、その素子の
性能が低下する問題が生じる。また、素子性能を上げる
場合には半導体チップ自体を大きくしなければならない
ので、半導体装置の小形化を阻害する問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、ダイオードの性能を低下
させることなく、ダイオードの占有面積を小さくするこ
とのできる技術を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、ダイオードの性能
を低下させることなく、ダイオードの占有面積を小さく
することにより、他の素子の形成領域を広げその性能を
向上させることのできる技術を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、ダイオードの
性能を低下させることなく、ダイオードの占有面積を小
さくすることにより、半導体装置の小形化を推進するこ
とのできる技術を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明のダイオードは、半導体
基板上に形成された半導体膜にp形半導体領域とn形半
導体領域とを互いに隣接した状態で複数設けてなるダイ
オードであって、前記半導体膜を多層にしたものであ
る。
【0011】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
上に形成された半導体膜にp形半導体領域とn形半導体
領域とを互いに隣接した状態で複数設けてなるダイオー
ドを有する半導体装置であって、前記半導体膜を多層に
したものである。
【0012】
【作用】上記した本発明によれば、ダイオードを構成す
る半導体膜を多層とすることにより、ダイオードの性能
を低下させることなく、ダイオードの占有面積を小さく
することが可能となる。このため、半導体基板上におけ
るダイオードの占有面積が低減した分、半導体基板上の
他の素子の能動領域を増大させることができるので、そ
の素子の性能を向上させることが可能となる。また、そ
の素子の能動領域を広げる必要がなければ、ダイオード
の占有面積が低減した分、半導体チップの面積を小さく
することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例である半導体装置
の要部断面図、図2は図1の半導体装置の回路図、図3
〜図7は図1の半導体装置の製造工程中における要部断
面図である。
【0015】本実施例の半導体装置は、図2に示すよう
に、例えば2つのバイポーラトランジスタ(以下、単に
トランジスタという)Q1 ,Q2 によって構成されたダ
ーリントン回路を備えている。
【0016】このダーリントン回路は、初段のトランジ
スタQ1 のコレクタを後段のトランジスタQ2 のコレク
タと共通にし、初段のトランジスタQ1 のエミッタを後
段のトランジスタQ2 のベースに接続して構成されてい
る。
【0017】初段のトランジスタQ1 のベースB、コレ
クタC間にはツェナーダイオードD1 が電気的に接続さ
れている。また、初段のトランジスタQ1 のベースB、
エミッタE間には抵抗R1 が電気的に接続されている。
【0018】後段のトランジスタQ2 のベース、エミッ
タE間には抵抗R2 が電気的に接続されている。また、
後段のトランジスタQ2 のコレクタC、エミッタE間に
はダイオードD2 が電気的に接続されている。
【0019】この半導体装置の要部断面図を図1に示
す。半導体基板1は、例えばn+ 形のSi単結晶からな
り、その上部には、例えばn- 形のSi単結晶からなる
半導体層1aが形成されている。半導体基板1の裏面
は、上記したダーリング回路(図2参照)のコレクタC
となっている。
【0020】半導体層1aの上部には、トランジスタQ
1 ,Q2 およびコレクタ引出し領域2が形成されてい
る。トランジスタQ1 ,Q2 は、それぞれコレクタ領域
2C1,2C2 と、その上層のベース領域3B1 ,3B2
と、その上層のエミッタ領域4E1 ,4E2 とを有し
ている。
【0021】コレクタ引出し領域2およびコレクタ領域
2C1 ,2C2 には、例えばn形不純物のリンまたはヒ
素(As)が導入されている。コレクタ引出し領域2
は、半導体基板1上の絶縁膜5a〜5cに穿孔された接
続孔6aを通じてコレクタ電極7Cと電気的に接続され
ている。
【0022】ベース領域3B1 ,3B2 には、例えばp
形不純物のホウ素が挿入されている。ベース領域3B1
,3B2 は、半導体基板1上の絶縁膜5a〜5cに穿
孔された接続孔6aを通じてベース電極7B1 ,7B2
と電気的に接続されている。
【0023】また、エミッタ領域4E1 ,4E2 には、
例えばn形不純物のリンまたはAsが導入されている。
エミッタ領域4E1 ,4E2 は、半導体基板1上の絶縁
膜5a〜5cに穿孔された接続孔6aを通じてエミッタ
電極7E1 ,7E2 と電気的に接続されている。
【0024】上記したベース電極7B1 ,7B2 、エミ
ッタ電極7E1 ,7E2 およびコレクタ電極7Cは、例
えばアルミニウム(Al)−Si−銅(Cu)合金から
なる。また、絶縁膜5a〜5cは、例えば二酸化シリコ
ン(SiO2 )からなる。
【0025】一方、本実施例においては、トランジスタ
Q1 ,Q2 を取り囲むように絶縁膜5a上にツェナーダ
イオードD1 が形成されている。ツェナーダイオードD
1 は、例えば低抵抗ポリシリコンからなる2層の半導体
膜8a,8bが絶縁膜5bを介して積み重ねられて構成
されている。
【0026】これにより、必要な数のツェナーダイオー
ドD1 を確保した状態で、すなわち、ツェナーダイオー
ドD1 の性能を低下させることなく、ツェナーダイオー
ドD1 の占有面積を縮小することが可能となっている。
本実施例においては、ツェナーダイオードD1 を2層の
半導体膜8a,8bで構成したので、ツェナーダイオー
ドD1 の占有面積を、ツェナーダイオードD1 を1層の
半導体膜で構成した場合の約半分に縮小することが可能
となっている。
【0027】このため、ツェナーダイオードD1 の占有
面積が低減した分、トランジスタQ1 ,Q2 の能動領域
を増大させることができるので、トランジスタQ1 ,Q
2 の性能を向上させることが可能になっている。また、
半導体基板1上のトランジスタQ1 ,Q2 の能動領域を
広げる必要がなければ、ツェナーダイオードD1 の占有
面積が低減した分、半導体チップの面積を縮小すること
が可能になっている。
【0028】半導体膜8a,8bには、p形半導体領域
8pとn形半導体領域8nとが交互に隣接するように配
置され複数のpn接合が形成されている。第1層目の半
導体膜8aと、第2層目の半導体膜8bとは、各々のn
形半導体領域8n同士が絶縁膜5bに穿孔された接続孔
6bを通じて接合されて電気的に接続されている。
【0029】第1層目の半導体膜8aは、第2層目のn
形半導体領域8nおよび絶縁膜5cに穿孔された接続孔
6cを通じて電極7A1 と電気的に接続されている。こ
の電極7A1 と上記トランジスタQ1 のベース電極7B
1 とは、これらと一体的にパターン形成された第1層配
線7L1 を通じて電気的に接続されている。
【0030】第2層目の半導体膜8bは絶縁膜5cに穿
孔された接続孔6cを通じて電極7A2 と電気的に接続
されている。この電極7A2 と上記コレクタ電極7Cと
は、これらと一体的にパターン形成された第1層配線7
L2 を通じて電気的に接続されている。
【0031】この電極7A1 ,7A2 および第1層配線
7L1 ,7L2 は、例えばAl−Si−Cu合金からな
り、上記したベース電極7B1 ,7B2 、エミッタ電極
7E1 ,7E2 と同時にパターン形成されている。
【0032】このようなトランジスタQ1 ,Q2 、ベー
ス電極7B1 ,7B2 、エミッタ電極7E1 ,7E2 、
ツェナーダイオードD1 、ダイオードD2 (図2参
照)、電極7A1 ,7A2 および第1層配線7L1 ,7
L2 等は、半導体基板1上に堆積された表面保護膜9に
よって被覆され保護されている。表面保護膜9は、例え
ばSiO2 からなる絶縁膜上に窒化シリコンからなる絶
縁膜が積層されて構成されている。
【0033】次に、本実施例の半導体装置の製造方法の
一例を図3〜図7によって説明する。図3は、本実施例
の半導体装置の製造工程中のおける要部断面を示してい
る。
【0034】n+ 形の半導体基板1の上部の半導体層1
aには、トランジスタQ1 ,Q2 およびコレクタ引出し
領域2が既に形成されている。そして、半導体基板1上
には、例えばSiO2 からなる絶縁膜5aがCVD法等
によって形成されている。
【0035】まず、絶縁膜5a上に、例えばポリシリコ
ンからなる半導体膜8aをCVD法等によって堆積した
後、その半導体膜8a上にダイオード形成領域を被覆す
るようなフォトレジストパターン10aをフォトリソグ
ラフィ技術によって形成する。
【0036】続いて、そのフォトレジストパターン10
aをエッチングマスクとして、半導体基板1に対してド
ライエッチング処理等を施すことにより、フォトレジス
トパターン10aから露出する半導体膜8aをエッチン
グ除去し、図4に示すような半導体膜8aのパターンを
形成する。
【0037】その後、半導体膜8aの所定領域に、例え
ばp形不純物のホウ素をイオン打ち込みした後、その隣
に、例えばn形不純物のリンまたはヒ素をイオン打ち込
みすることにより、半導体膜8aに複数のp形半導体領
域8pおよびn形半導体領域8nを互いに隣接するよう
に形成する。
【0038】次いで、半導体基板1上に、例えばSiO
2 からなる絶縁膜5bをCVD法等によって堆積した
後、その絶縁膜5b上に、半導体膜8aの両端上方が露
出するようなフォトレジストパターン10bをフォトリ
ソグラフィ技術によって形成する。
【0039】続いて、そのフォトレジストパターン10
bをエッチングマスクとして、半導体基板1に対してド
ライエッチング処理等を施すことにより、フォトレジス
トパターン10bから露出する絶縁膜5bに、図5に示
すように、接続孔6bを穿孔する。
【0040】その後、半導体基板1上に、例えばポリシ
リコンからなる第2層目の半導体膜8bをCVD法等に
よって堆積した後、その半導体膜8b上にダイオード形
成領域を被覆するようなフォトレジストパターン10c
をフォトリソグラフィ技術によって形成する。
【0041】次いで、そのフォトレジストパターン10
cをエッチングマスクとして、半導体基板1に対してド
ライエッチング処理等を施すことにより、フォトレジス
トパターン10cから露出する半導体膜8bをエッチン
グ除去し、図6に示すように、半導体膜8bのパターン
を形成する。
【0042】続いて、上記した半導体膜8aと同様に、
半導体膜8bにもp形半導体領域8pおよびn形半導体
領域8nを互いに隣接するように形成した後、半導体基
板1上に、例えばSiO2 からなる絶縁膜5cをCVD
法等によって堆積する。
【0043】その後、その絶縁膜5c上に、電極形成領
域が露出するようなフォトレジストパターン10dをフ
ォトリソグラフィ技術によって形成する。
【0044】次いで、そのフォトレジストパターン10
dをエッチングマスクとして、半導体基板1に対してド
ライエッチング処理等を施すことにより、フォトレジス
トパターン10dから露出する絶縁膜5cに、図7に示
すように、接続孔6cを穿孔する。
【0045】続いて、半導体基板1上に、例えばAl−
Si−Cu合金からなる導体膜7をスパッタリング法等
によって形成した後、その導体膜7上に、電極形成領域
を被覆するようなフォトレジストパターン10eをフォ
トリソグラフィ技術によって形成する。
【0046】その後、そのフォトレジストパターン10
eをエッチングマスクとして、半導体基板1に対してド
ライエッチング処理等を施すことにより、フォトレジス
トパターン10eから露出する導体膜7をエッチング除
去し、図1に示したベース電極7B1 ,7B2 、エミッ
タ電極7E1 ,7E2 、電極7A1 ,7A2 および第1
層配線7L1 ,7L2 をパターン形成する。
【0047】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 からなる絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、そ
の絶縁膜上に、例えば窒化シリコンからなる絶縁膜をC
VD法等によって堆積することにより表面保護膜9を形
成し、半導体装置を製造する。
【0048】このように、本実施例によれば、以下の効
果を得ることが可能となる。
【0049】(1).ツェナーダイオードD1 を構成する半
導体膜8a,8bを多層とすることにより、ツェナーダ
イオードD1 の性能を低下させることなく、ツェナーダ
イオードD1 の占有面積を縮小することが可能となる。
【0050】(2).上記(1) により、半導体基板1上にお
けるツェナーダイオードD1 の占有面積が低減した分、
半導体基板1上のトランジスタQ1 ,Q2 の能動領域を
増大させることができるので、そのトランジスタQ1 ,
Q2 の電流増幅率等のような性能を向上させることがで
き、半導体装置の性能を向上させることが可能となる。
【0051】(3).上記(1) により、半導体基板1上のト
ランジスタQ1 ,Q2 の能動領域を広げる必要がなけれ
ば、ツェナーダイオードD1 の占有面積が低減した分、
半導体チップの面積を縮小することができるので、半導
体装置の小形化を推進することが可能となる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0053】例えば前記実施例においては、ダイオード
を2層構造とした場合について説明したが、これに限定
されるものではなく種々変更可能であり、例えば3層構
造あるいは4層構造としても良い。
【0054】また、前記実施例においては、バイポーラ
トランジスタを有する半導体装置に本発明を適用した場
合について説明したが、これに限定されるものではなく
種々変更可能であり、例えばMOS・FETを有する半
導体装置に本発明を適用することも可能である。この場
合、ダイオードを構成する半導体膜をMOS・FETの
ゲート電極形成用の半導体膜と同時に形成することがで
きる。
【0055】また、MOS・FETとバイポーラトラン
ジスタとを組み合わせてなるBiCMOS(Bipolar Com
plementary Mos) 回路を有する半導体装置に本発明を適
用することも可能である。
【0056】また、半導体基板上にポリシリコンからな
る抵抗がある場合には、その抵抗と同時にダイオードを
構成する半導体膜をパターン形成することもできる。
【0057】また、前記実施例においては、ダイオード
としてツェナーダイオードを例としたが、これに限定さ
れるものではなく半導体膜を用いるダイオードに適用す
ることが可能である。
【0058】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるダーリ
ントン回路を有する半導体装置に適用した場合について
説明したが、これに限定されず種々適用可能であり、例
えばゲートアレイ等のような論理回路を有する半導体装
置、DRAM(Dynamic Random Access Memory)または
SRAM(Static RAM)等のような半導体メモリ回路を
有する半導体装置および論理付きSRAM等のような混
成集積回路を有する半導体装置等のような他の半導体装
置に適用することも可能である。
【0059】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0060】(1).本発明によれば、ダイオードを構成す
る半導体膜を多層とすることにより、ダイオードの性能
を低下させることなく、ダイオードの占有面積を小さく
することが可能となる。
【0061】(2).上記(1) により、半導体基板上におけ
るダイオードの占有面積が低減した分、半導体基板上の
他の素子の能動領域を増大させることができるので、そ
の素子の性能を向上させることができ、半導体装置の性
能を向上させることが可能となる。
【0062】(3).上記(1) により、半導体基板上の他の
素子の能動領域を広げる必要がなければ、ダイオードの
占有面積が低減した分、半導体チップの面積を小さくす
ることができるので、半導体装置の小形化を推進するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体装置の要部断面
図である。
【図2】図1の半導体装置の回路図である。
【図3】図1の半導体装置の製造工程中における要部断
面図である。
【図4】図1の半導体装置の図3に続く製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図5】図1の半導体装置の図4に続く製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図6】図1の半導体装置の図5に続く製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図7】図1の半導体装置の図6に続く製造工程中にお
ける要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1a 半導体層 2 コレクタ引出し領域 2C1 ,2C2 コレクタ領域 3B1 ,3B2 ベース領域 4E1 ,4E2 エミッタ領域 5a〜5c 絶縁膜 6a〜6c 接続孔 7 導体膜 7C コレクタ電極 7B1 ,7B2 ベース電極 7E1 ,7E2 エミッタ電極 7A1 ,7A2 電極 7L1 ,7L2 第1層配線 8a,8b 半導体膜 8n n形半導体領域 8p p形半導体領域 9 表面保護膜 10a〜10e フォトレジストパターン Q1 ,Q2 バイポーラトランジスタ D1 ツェナーダイオード D2 ダイオード R1 ,R2 抵抗 B ベース C コレクタ E エミッタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/522 23/556 23/60 23/62 21/8222 27/082

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された半導体膜にp
    形半導体領域とn形半導体領域とを互いに隣接した状態
    で複数設けてなるダイオードであって、前記半導体膜を
    多層にしたことを特徴とするダイオード。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された第1半導体膜
    にp形半導体領域とn形半導体領域とを互いに隣接する
    ように複数形成する工程と、前記第1半導体膜の上層に
    1層以上の第2半導体膜を前記第1半導体膜と接続され
    るように形成し、前記第2半導体膜にp形半導体領域と
    n形半導体領域とを互いに隣接するように複数形成する
    工程とを有することを特徴とするダイオードの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に形成された半導体膜にp
    形半導体領域とn形半導体領域とを互いに隣接した状態
    で複数設けてなるダイオードを有する半導体装置であっ
    て、前記半導体膜を多層にしたことを特徴とする半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記半導体基板の素子形成領域にバイポーラトランジス
    タ、MISトランジスタおよびバイポーラトランジスタ
    とMISトランジスタとを組み合わせてなる素子を設け
    たことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の半導体装置にお
    いて、前記半導体膜がポリシリコンからなることを特徴
    とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成された第1半導体膜
    にp形半導体領域とn形半導体領域とを互いに隣接する
    ように複数形成する工程と、前記第1半導体膜の上層に
    1層以上の第2半導体膜を前記第1半導体膜と接続され
    るように形成し、前記第2半導体膜にp形半導体領域と
    n形半導体領域とを互いに隣接するように複数形成する
    ことにより多層構造のダイオードを形成する工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記第1半導体膜および前記第2半導体膜がポ
    リシリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
JP7088513A 1995-04-13 1995-04-13 ダイオードおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法 Pending JPH08288525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6495863B2 (en) 2000-10-31 2002-12-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having diode for input protection circuit of MOS structure device
JP2007035796A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6495863B2 (en) 2000-10-31 2002-12-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having diode for input protection circuit of MOS structure device
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