JPH08286983A - バッテリ駆動型コンピュータ及びそのプログラム実行管理方式 - Google Patents

バッテリ駆動型コンピュータ及びそのプログラム実行管理方式

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JPH08286983A
JPH08286983A JP7113598A JP11359895A JPH08286983A JP H08286983 A JPH08286983 A JP H08286983A JP 7113598 A JP7113598 A JP 7113598A JP 11359895 A JP11359895 A JP 11359895A JP H08286983 A JPH08286983 A JP H08286983A
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battery
voltage
program
counter
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Application number
JP7113598A
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Hiroshi Tamura
博 田村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】バッテリ駆動コンピュータでバッテリ残量が残
り少なくなったときのプログラム実行可能性を管理す
る。 【構成】一定時間毎にバッテリ一次ロー判定102およ
びバッテリ二次ロー判定103で、バッテリ電圧を段階
で検出し、前回一次ロー判定104でバッテリ一次ロー
を検出していなければ、これから動作可能なロード単位
をロードカウンタに設定し、前回にバッテリ一次ローを
検出していればロードカウントを現在のロード単位で減
算し、アプリケーションを実行する前にプログラムが持
つロードレベルをロードカウントと比較し余裕があれ
ば、アプリケーションを実行する。また既にアプリケー
ションを実行中でロードカウントが不足したら中断を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置に関し、
特にバッテリ駆動型コンピュータ及びそのアプリケーシ
ョンプログラムの実行管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ駆動型コンピュータでは一般に
コンピュータを駆動する電源としてバッテリを用いる。
そして、従来のバッテリ駆動型コンピュータにおいて
は、バッテリの電力消費が進んでバッテリの電圧が予め
設定した電圧以下となると、例えば警告音を発生した
り、操作者の注意を引く色のLED(発光ダイオード)
を点燈させたり、あるいは所定のアイコンを画面上に表
示する等して、バッテリ残量が少なくなったことを操作
者に知らせるように構成したものがある。
【0003】操作者は、警告音やLED、あるいはアイ
コン等によるバッテリ残量の低下に気づいた時、コンピ
ュータがバッテリの残量不足で駆動できなくなる前に実
行しているプログラムを終了させてデータを保存した
り、コンピュータがAC電源から電源を供給できる構造
であれば、ACアダプタを接続する等の処置を講ずるこ
とによりバッテリの残量不足に対処することが出来る。
【0004】また、従来のバッテリ駆動コンピュータに
おいては、バッテリの残量が残り少なくなると、実行中
のプログラムを中断しサスペンドする機能が備えられて
いる場合がある。このサスペンド機能は、バッテリの残
量が残り少なくなったことを検出して、コンピュータの
CPUあるいは周辺入出力装置の実行継続に必要な情報
をメインメモリに待避した後に、メインメモリ以外のC
PUあるいは周辺入出力装置の電源供給を停止すること
により電力消費を抑え、さらに電源供給が必要なメイン
メモリ等を副次バッテリ等でバックアップしている間
に、充分に充電されたバッテリに交換する等の処置を講
ずることによりプログラムの実行を継続することが出来
る。しかしながら、副次バッテリが消耗してくれば、実
行中のプログラムの状態は失われることになる。
【0005】バッテリ駆動型コンピュータでは、二次電
池(充電可能なバッテリ)、一次電池(充電不可能なバ
ッテリ)等が用いられており、二次電池で使用するバッ
テリにおいては、十分に充電されたバッテリと不十分に
充電されたバッテリではコンピュータ起動時のバッテリ
電圧は同等に見えても、不十分な充電のバッテリの場
合、電圧が早く低下することが知られている。特に僅か
な時間しか充電していないバッテリではその傾向が顕著
になる。
【0006】従来のバッテリ駆動型コンピュータとし
て、例えば特開平5−289784号公報には、バッテ
リ自身に電力状態の監視用回路を設けなくても、異なる
充電状態のバッテリに対して適切な電力監視を行ないバ
ッテリ電力残量を有効利用できるようにし、且つバッテ
リ消耗によるシステムダウンを確実に防止することを目
的として、バッテリの電力状態を監視するための監視手
段がバッテリの電力状態の監視結果に応じて所定のバッ
テリ警告状態を変更するように動作可能とした構成が提
案されている。すなわち、特開平5−289784号公
報には、電力管理プロセッサによりバッテリの電力消費
状態やバッテリの温度等を計測することにより、バッテ
リが残り少ないときに知らせる警告のタイミングを、バ
ッテリが十分に充電されている場合と、不十分に充電さ
れている場合で変えることにより、バッテリ状態を計測
しないときに比べて、より長時間のコンピュータの運用
を可能としている。
【0007】また、特開平1−188918号公報に
は、データ入出力装置の稼動に先立って、当該データ入
出力装置が予定の稼動を行なった時の推定のバッテリ残
量を算出し、該推定のバッテリ残量が所定の値を下まわ
ったときには当該データ入出力装置の稼動開始を禁止す
るとともに、バッテリ残量が不足していることを警告す
るようにしたバッテリ残量管理方法が提案されている。
すなわち、特開平1−188918号公報にはデータ入
出力装置電源管理回路と残量推定回路によりCPUに接
続するデータ入出力装置の稼動時間を監視し、バッテリ
初期充電容量と現在のバッテリ使用量との差から現在の
バッテリ残量を随時算出することによって、今後予定の
データ量を処理するのに必要なバッテリ使用量を推定す
ることにより、データ処理の途中でバッテリの不足が発
生しないバッテリ残量管理方法を可能にしている。
【0008】さらに、例えばデュラセル社のスマートバ
ッテリは、前記特開平5−289784号公報、前記特
開平1−188918号公報等のようにコンピュータ側
に電力消費を監視する手段やデータ処理時間を計測する
手段を持たずに、バッテリ側にCPUを搭載したことに
より、常にバッテリの稼動状態を監視し、バッテリ残量
を詳しく把握し、コンピュータとバッテリとの間でバッ
テリの状態を通信し、現在の運用状態が続けばあとどの
くらいコンピュータが運用できるかを操作者に通告する
ことが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記各従
来例の第1の問題点は、バッテリの残留を検出するため
に、バッテリの電圧検出用の回路の他に、コンピュータ
に備えられたCPUとは別の検出用マイクロプロセッサ
(例えば上記電力管理プロセッサ等)を用意しているこ
とである。この場合、バッテリの残量を検出するための
回路は、コンピュータのCPUがバッテリ状態を検出す
るために必須であるが、さらに検出用マイクロプロセッ
サを用意することによりハードウェアコストが大きくな
るという問題がある。
【0010】また、コンピュータの電力消費状態を把握
するためにデータ入出力装置毎に設ける構成の場合、前
記第1の問題点に加えて、入出力装置毎に電力消費状態
を知ることによりアプリケーションプログラムの実行を
禁止することができるという特徴を有するが、データ入
出力装置毎に回路を追加することになり、その結果コン
ピュータの回路が複雑化するという問題がある。
【0011】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、バッテリの電力消費状態あるいは電力消費経過を
検出する監視用の回路を設けなくとも、バッテリが残り
少ない状態に変わってから実行できるアプリケーション
の処理量を管理できるバッテリ駆動コンピュータを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、情報処理装置に電力を供給するためのバ
ッテリと、オペレーティングシステムの制御下でプログ
ラムを実行するためのCPUと、前記オペレーティング
システムおよび前記プログラムを格納保持するためのメ
モリと、前記バッテリが出力する電圧を監視するための
監視手段と、を少なくとも備え、前記監視手段が、前記
バッテリが出力する電圧が予め定めた警告電圧に至る変
化と前記警告電圧への変化に必要な時間に応じて前記プ
ログラムの実行を禁止又は中断してデータを保存可能と
したことを特徴とするバッテリ駆動型コンピュータを提
供する。
【0013】本発明においては、好ましくは、前記監視
手段を介して前記バッテリの電圧が第1の警告電圧であ
ることを検出すると、前記CPUが、前記バッテリの電
圧が第2の警告電圧になるまでに実行可能な単位をカウ
ンタにロードし、現在実行中のプログラムに応じて予め
定めた所定時間を経過する毎に前記カウンタを所定の単
位で減じ、前記カウンタのカウント値が前記プログラム
の実行可能な単位よりも小の時、前記バッテリが警告状
態になったことを前記プログラムへ通知しその実行を中
断するように制御するように構成されたことを特徴とす
る。
【0014】本発明においては、好ましくは、前記カウ
ンタをメモリの所定領域に設け、タイマーの割り込み発
生時の割り込み処理において前記カウンタを前記所定の
単位で減じることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、バッテリ駆動コンピュー
タのプログラム実行監視方式であって、コンピュータの
バッテリ電圧が予め定めた所定の第1の警告電圧に達し
たことを検出すると、次にバッテリ電圧が予め定めた所
定の第2の警告電圧に達するまでに前記コンピュータが
アプリケーションプログラムを実行可能な単位をカウン
タにロードし、前記アプリケーションプログラムの実行
内容によって前記カウンタを所定の時間が経過する毎に
所定の単位で減算し、前記カウンタの値が不足した際に
前記アプリケーションプログラムを中断することを特徴
とするバッテリ駆動型コンピュータのプログラム実行管
理方式を提供する。
【0016】本発明に係るバッテリ駆動型コンピュータ
のプログラム実行管理方式においては、好ましくは、前
記第1の警告電圧を検出した後に、アプリケーションプ
ログラムの実行を開始しようとしたとき、前記カウンタ
の値が、アプリケーションプログラムで必要とする単位
に不足するときアプリケーションプログラムの実行を禁
止することを特徴とする。
【0017】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、コンピュー
タのバッテリの電圧が第1の警告電圧であることを検出
すると、コンピュータがこれからバッテリの電圧が第2
の警告電圧になるまでに実行可能な単位を減算カウンタ
にロードし、現在実行中のアプリケーションプログラム
の内容によって一定時間を経過する毎に減算カウンタを
所定の単位で減ずる。
【0018】また、本発明においては、これからアプリ
ケーションプログラムを起動しようとする場合には、起
動に先立ちアプリケーションプログラムの実行単位を満
たすか否かを判断し、またアプリケーションプログラム
が実行中であるときに実行単位が足りるか否かを判断す
ることにより、アプリケーションプログラムを安全に実
行できるようにしたものである。
【0019】このため、本発明によれば、バッテリの残
量が少なくなってきたときに予めアプリケーションプロ
グラムの起動を禁止したり、安全にデータの保存を行う
ことができ、処理の途中でバッテリがなくなりデータ紛
失が発生するという事態の発生が回避・低減できる。
【0020】また、本発明においては、アプリケーショ
ンプログラムの実行を管理するために、タイマー割り込
み処理により一定時間毎減算するカウンタ等の管理デー
タをメモリ上に設けたことにより、バッテリの電圧状態
を監視するに要する回路構成は必要最小限で済み、ハー
ドウェアコストを大幅な低減を可能とする。
【0021】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0022】図2を参照して、コンピュータはレギュレ
ータ31から電源が供給されて動作する。CPU11は
オペレーティングシステムの制御下でアプリケーション
プログラムを実行する。CPU11としては例えばイン
テル社のCPUであるi486等が用いられるものと
し、オペレーティングシステムはDOS等が用いられ
る。CPU11は好ましくはシステム・マネージメント
・モード(SMM)を有する。
【0023】CPU11はシステムバス29に接続さ
れ、システムバス19には入出力装置15とバッテリ警
告表示LEDユニット19が接続される。
【0024】入出力装置15は、バッテリ駆動型コンピ
ュータが一般的に具備する液晶表示装置、フロッピーデ
ィスク装置、ハードディスク装置、キーボード装置、タ
ッチパネル装置、PCカード接続装置等である。
【0025】バッテリ状態LEDユニット19は、バッ
テリ良好表示LED61、バッテリ警告予告LED6
2、バッテリ警告LED63を含んでいる。本実施例で
はバッテリの状態を三つのLEDで構成するが、多色表
示のLEDを用いて一つのLEDで構成してもよい。
【0026】システムバス29は、メインメモリとして
のROM(読出し専用メモリ)12、DRAM(ダイナ
ミックランダムアクセスメモリ)13、バッテリバック
アップ付きのRAMであるNVRAM(Non Volatile R
AM)14、割込みコントローラやタイマー等を備えたシ
ステム・チップセット16、システム・マネージメント
・チップセット17にも接続されている。
【0027】システム・チップセット16は、割込みコ
ントローラ51を内蔵し、入出力装置15の持つ割込み
信号をシステムバス29を経由して受け付け、信号線4
6によりCPU11へ割込む。
【0028】CPU11は、信号線46(割込み信号
線)上に割込み(割込み要求がアクティブ状態)を検出
すると、システムバス29を通してシステム・チップセ
ット16が出力する割込み先(割込み処理アドレス)を
読み出し、オペレーティングシステムに登録している各
々の割込み処理のルーチンへ飛び必要な処理を行う。
【0029】システム・チップセット16に内蔵された
タイマー52は、オペレーティングシステムがコンピュ
ータを起動する際の初期化処理でタイムアウト周期を登
録し、タイムアウトが発生するとタイマー52は割込み
コントローラ51へ割込みを要求して、オペレーティン
グシステムに登録されているタイマー割込み処理のルー
チンへ飛ぶ。
【0030】システム・マネージメント・チップセット
17は、信号線46とは異なる信号線45でCPU11
へ割込みを発生する。信号線45はシステム・マネージ
メント割込み(「SMI」という)信号で、信号線46
と比べてCPU11で処理する割込みの優先度が高く設
定されている。
【0031】CPU11は、信号線45のSMIを検出
すると信号線46とは別にオペレーティングシステムに
登録されているSMI割込み処理のルーチンへ飛ぶ。
【0032】レギュレータ31はバッテリ32を接続し
て、バッテリ32が出力する電圧(V)をシステムバス
29、およびCPU11、システム・チップセット1
6、システム・マネージメント・チップセット17等で
必要とする各種の電圧V(x)へ昇圧あるいは降圧して
供給する。
【0033】レギュレータ31は、電圧V(x)とは別
にレギュレータ31の基準電圧V(s)を管理する。
【0034】基準電圧V(s)は、信号線47を介して
バッテリ残量検出回路18に入力される。
【0035】バッテリ残量検出回路18は、基準電圧V
(s)をサンプリングしてバッテリ初期電圧V(f)お
よびバッテリ一次ロー電圧V(l1)、バッテリ二次ロ
ー電圧V(l2)を検出する。
【0036】バッテリ一次ロー電圧V(l1)以上の電
圧からバッテリ一次ロー電圧V(l1)に変化したと
き、あるいはバッテリ一次ロー電圧V(l1)からバッ
テリ二次ロー電圧V(l2)に変化したときには、バッ
テリ残量検出回路18は信号線44上にシステム・マネ
ージメント・チップセット17に対してワンショットの
トリガーパルスを発生する。
【0037】バッテリ初期電圧V(f)、バッテリ一次
ロー電圧V(l1)およびバッテリ二次ロー電圧V(l
2)の発生状態は、バッテリ残量検出回路18から信号
線48を介してシステムバス29上に出力され、CPU
11から読み出す。
【0038】システム・マネージメント・チップセット
17は、信号線44上にワンショットパルスの発生、あ
るいは信号線41の電源オフスイッチ又は信号線43の
サスペンドスイッチからのトリガー信号の発生を検出す
ると、信号線45をアクティブとしてSMI割り込みを
発生する。
【0039】図4にNVRAM15の構成の一部をを示
す。
【0040】図4に示すように、NVRAM15は、稼
動カウンタ301、ロードカウンタ302、アプリケー
ションロード配列303、稼動カウント配列304、現
ロード単位305から構成される。
【0041】アプリケーションロード配列303は、単
位毎のアプリケーションプログラムが実行に必要なロー
ドレベル311と一定時間毎に消費するロード単位31
2で構成される。
【0042】稼動カウント配列304は、稼動カウント
321とロードカウント322で構成される。ロード単
位312は、対応するアプリケーションが一単位時間に
消費する平均電力量を単位化している。ロードレベル3
11は対応するアプリケーションが必要とするロード単
位312の合計である。
【0043】バッテリは初期電圧V(f)からバッテリ
一次ロー電圧V(l1)に達する時間が長いときと短い
ときとを比べると、短いときはバッテリ二次ロー電圧V
(l2)に達する時間が短い。バッテリは見掛け上電圧
が高くても十分な充電を行っていないと、十分に充電を
行っている場合に比べて急峻に電圧が低下する傾向を持
つ。
【0044】バッテリが初期電圧V(f)からバッテリ
一次ロー電圧V(l1)に達する時間を幾つか抽出する
ことによって、その後にバッテリ二次ロー電圧(l2)
へ達するまでの電力量を単位化する。
【0045】図2を参照して、CPU11は、信号線4
6で発生する割込みのうちタイマー52の割込み処理、
および信号線45で発生するSMIの割込み処理を実行
する。タイマー52の割込み処理は、オペレーティング
システムが管理するタイマー管理に登録されたルーチン
である。
【0046】図1は、本実施例のコンピュータのバッテ
リ警告を検出する処理を説明するための流れ図である。
なお、本実施例においては、タイマー52の割り込み発
生時にオペレーティングシステムから最初に起動される
タイマー管理処理ルーチン(割り込み処理)において図
1に流れ図を示す処理が行われる。
【0047】ステップ102でバッテリ一次ロー電圧V
(l1)に達していない時、あるいはバッテリ二次ロー
電圧V(l2)に達していない時には、ステップ107
へ分岐する。
【0048】ステップ107では、稼動カウンタ301
に現ロード単位305を加算する(図4参照)。処理ス
テップ107の後は割込みルーチンを終了する(割り込
み処理から抜ける)。
【0049】バッテリ一次ロー電圧V(l1)に達して
おり(ステップ102の判定が“NO”)、且つバッテ
リ二次ロー電圧V(l2)に達している(ステップ10
3の判定が“YES”)ときはステップ109へ分岐す
る。
【0050】ステップ109ではロードカウント302
に最少ロード単位を設定する(図4参照)。次に、ステ
ップ110でバッテリが警告状態になったことをアプリ
ケーションプログラムへ知らせるためにバッテリ警告コ
ールバックの登録を行い割込みルーチンを終了する。一
度バッテリ警告コールバックの登録を行うとバッテリの
基準電圧V(s)がバッテリ一次ロー電圧V(l1)よ
り上になるまで再度登録は行わない。
【0051】バッテリ一次ロー電圧V(l1)に達して
いない状態から最初にバッテリ一次ロー電圧V(l1)
に達したとき(ステップ104の判定が“NO”)、ス
テップ111へ分岐する。
【0052】ステップ111では、ロードカウンタ30
2に稼動カウント配列304からロードカウント322
を選択して設定する。選択すべきロードカウント322
は稼動カウント321と稼動カウンタ301に近似値を
検索して対応づける。次にステップ112で稼動カウン
タ301を初期化して割込みルーチンを終了する。
【0053】ロードカウンタ302と現ロード単位30
5を比較し(ステップ105)、現ロード単位305の
方が上回る時(又は等しい時)、アプリケーションプロ
グラムの処理を継続するために必要なバッテリ電力が残
っていないと推測できるため、バッテリが警告状態にな
ったことをアプリケーションプログラムへ知らせるため
にバッテリ警告コールバックの登録を行う(ステップ1
13)。
【0054】ステップ105にて、ロードカウンタ30
2と現ロード単位305を比較しロードカウンタ302
の方が上回る時は、ステップ106へ分岐する。ステッ
プ106はロードカウンタ302を現ロード単位305
で減算し割込みルーチンを終了する。
【0055】バッテリ状態LEDユニット19は、ステ
ップ107、109、111等で適宜点灯、消灯でき
る。また、バッテリ警告を操作者に契機するためにブザ
ー20を鳴らすこともできる。
【0056】図3は、本実施例で実行するアプリケーシ
ョンプログラムを処理開始するときの流れ図とアプリケ
ーションの中に登録する流れ図である。
【0057】アプリケーションプログラムの処理開始の
前にロードカウンタ302と処理開始するアプリケーシ
ョンのロードレベル311を比較し(ステップ20
2)、ロードカウンタ302の方が上回ればステップ2
05へ分岐しアプリケーションの処理を開始する。ロー
ドカウンタ302の方が下回ればステップ203へ分岐
する。
【0058】ステップ203は、アプリケーションプロ
グラムが処理開始出来なかった場合の処理を行うが、強
制的にアプリケーションプログラムを実行する場合は次
にステップ205へ分岐することも可能である。この場
合、アプリケーションプログラムは処理の途中でバッテ
リの警告状態になる可能性がある。アプリケーションプ
ログラムが処理の途中でバッテリの警告状態になったと
きは、オペレーティングシステムが処理ステップ210
から実行を開始する。
【0059】ステップ210は、オペレーティングシス
テムがバッテリ警告コールバックの登録を検出したとき
に実行を始める入り口(エントリ)である。
【0060】ステップ210は、アプリケーションプロ
グラムの処理を開始するときにオペレーティングシステ
ムへ登録する。
【0061】ステップ211は、アプリケーションプロ
グラムが処理を中断するのに必要な処理であり、ステッ
プ212はアプリケーションプログラムが保存するべき
データがあるときに実行する処理である。ステップ21
2の後オペレーティングシステムへ戻るが、再び処理を
継続するか、アプリケーションプログラムの強制終了と
するかを決定すればよい。
【0062】以上のように、本実施例によれば、バッテ
リ一次ロー電圧V(l1)に達してからバッテリ二次ロ
ー電圧V(l2)に達するまでに処理できるロード量を
管理しているため、アプリケーションプログラムを処理
開始するときにロード量が不足すると推定されたとき
は、アプリケーションプログラムの処理開始を禁止する
ことができる。
【0063】また、本実施例によれば、既にアプリケー
ションプログラムが処理を進めている途中で推定ロード
量が不足したときは、バッテリ警告コールバックにより
アプリケーションプログラムを中断してそれまで処理し
ていたデータを保存することが出来るため、重要なデー
タを紛失することを防止することが出来る。
【0064】さらに、本実施例によれば、バッテリ二次
ロー電圧V(l2)でバッテリ警告状態になってから操
作者がデータを保存するような操作をする前に、データ
警告コールバックによりアプリケーションプログラムを
中断してデータ保存処理を行えるため、操作者に頼って
データを保存を行っていた場合に比べて安全に処理でき
る。
【0065】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は上記態様にのみ限定されず、本発明の原
理に準ずる各種態様を含むことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリの残量が少なくなってきたときに予めアプリケ
ーションの起動を禁止したり、安全にデータの保存を行
えるという効果を有する。このため、本発明によれば、
処理の途中でバッテリがなくなりデータ紛失が発生する
という事態の発生が回避・低減できるという利点を有す
る。これは、バッテリの残り電力量を推測でき適切なア
プリケーションの実行管理が出来ることによる。
【0067】本発明の第2の効果は、バッテリの電力状
態を監視するために高価な回路を使う必要がないことで
ある。本発明は、バッテリの電圧状態を監視するのに要
する必要最小限の回路構成だけで済み、ハードウェアコ
ストを大幅な低減を可能とするという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバッテリ警告を検出
する処理を説明するための流れ図である。
【図2】本発明の一実施例に係るバッテリ駆動型コンピ
ュータの全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるアプリケーション処
理に関する流れ図である。
【図4】本発明の一実施例におけるNVRAMの構成の
一部を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 ROM 13 DRAM 14 NVRAM 15 入出力装置 16 システム・チップセット 17 システム・マネージメント・チップセット 18 バッテリ残量検出回路 19 LED 20 ブザー 29 システムバス 31 レギュレータ 32 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/30 G06F 1/00 341M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置に電力を供給するためのバッ
    テリと、 オペレーティングシステムの制御下でプログラムを実行
    するためのCPUと、 前記オペレーティングシステムおよび前記プログラムを
    格納保持するためのメモリと、 前記バッテリが出力する電圧を監視するための監視手段
    と、 を少なくとも備え、 前記監視手段が、前記バッテリが出力する電圧が予め定
    めた警告電圧に至る変化と前記警告電圧への変化に必要
    な時間に応じて前記プログラムの実行を禁止又は中断し
    てデータを保存可能としたことを特徴とするバッテリ駆
    動型コンピュータ。
  2. 【請求項2】前記監視手段を介して前記バッテリの電圧
    が第1の警告電圧であることを検出すると、前記CPU
    が、前記バッテリの電圧が第2の警告電圧になるまでに
    実行可能な単位をカウンタにロードし、現在実行中のプ
    ログラムに応じて予め定めた所定時間を経過する毎に前
    記カウンタを所定の単位で減じ、前記カウンタのカウン
    ト値が前記プログラムの実行可能な単位よりも小の時、
    前記バッテリが警告状態になったことを前記プログラム
    へ通知しその実行を中断するように制御するように構成
    されたことを特徴とする請求項1記載のバッテリ駆動型
    コンピュータ。
  3. 【請求項3】前記カウンタをメモリの所定領域に設け、
    タイマーの割り込み発生時の割り込み処理において前記
    カウンタを前記所定の単位で減じることを特徴とする請
    求項1記載のバッテリ駆動型コンピュータ。
  4. 【請求項4】バッテリ駆動コンピュータのプログラム実
    行監視方式であって、 コンピュータのバッテリ電圧が予め定めた所定の第1の
    警告電圧に達したことを検出すると、次にバッテリ電圧
    が予め定めた所定の第2の警告電圧に達するまでに前記
    コンピュータが前記アプリケーションプログラムを実行
    可能な単位をカウンタにロードし、 前記アプリケーションプログラムの実行内容によって前
    記カウンタを所定の時間が経過する毎に所定の単位で減
    算し、 前記カウンタの値が不足した際に前記アプリケーション
    プログラムを中断することを特徴とするバッテリ駆動コ
    ンピュータのプログラム実行管理方式。
  5. 【請求項5】前記第1の警告電圧を検出した後に、前記
    アプリケーションプログラムの実行を開始しようとした
    とき、前記カウンタの値が、前記アプリケーションプロ
    グラムで必要とする単位に不足するとき前記アプリケー
    ションプログラムの実行を禁止することを特徴とする請
    求項2記載のバッテリ駆動コンピュータのプログラム実
    行管理方式。
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