JPH08284203A - 連続式パドルミキサ - Google Patents

連続式パドルミキサ

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JPH08284203A
JPH08284203A JP11641195A JP11641195A JPH08284203A JP H08284203 A JPH08284203 A JP H08284203A JP 11641195 A JP11641195 A JP 11641195A JP 11641195 A JP11641195 A JP 11641195A JP H08284203 A JPH08284203 A JP H08284203A
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JP
Japan
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mixing
vane
casing
feed
kneading
Prior art date
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Pending
Application number
JP11641195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Nagaoka
茂徳 長岡
Tamaki Sakurai
玉貴 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08284203A publication Critical patent/JPH08284203A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショートパスを防止しつつ、混合・混練時間
を飛躍的に延長し得る連続式パドルミキサを提供する。 【構成】 一端上部に供給口6a、他端下部に排出口6
bを設けたケーシング6と、ケーシング内にその長手方
向に配設した互いに逆方向に回転する2本の回転軸7
と、両回転軸の外周に供給口側端部において取り付けた
スクリュー状の強制送り羽根15と、両回転軸の外周に
強制送り羽根に続いて排出口側端部までの間において適
宜に組み合わせ配置して取り付けたパドル状の混合・順
送り羽根16、混合羽根17及び混合・逆送り羽根18
とを備えることにより、被処理物を強制的に順方向へ送
ると共に、順方向へ送りながら混合・混練、混合・混練
のみ、及び逆方向へ送りながら混合・混練する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続式パドルミキサに
係り、特に、建築、土木等の建設工事に伴って発生する
建設発生土(以下、単に「発生土」という。)を再利用
するために改良剤や改質剤と共に混合・混練する連続式
パドルミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連続式パドルミキサとし
ては、実開昭56−59262号公報記載の土質改良装
置における混合機が知られている。この混合機31は、
図4、図5に示すように、土砂定量供給機32を備えた
土砂ホッパー33及び改良剤定量供給機34を備えた改
良剤ホッパー35の下方に配設された矩形のケーシング
36内に互いに逆方向に回転する2本の回転軸37をケ
ーシング36の長手方向に配設し、両回転軸37の外周
に、供給側から排出側端部近傍までの間において逆ピッ
チのパドル状をなす混合送り羽根38を取り付け、かつ
排出側端部において逆ピッチのスクリュー状をなす強制
送り羽根39を取り付けて構成されており、土砂ホッパ
ー33から土砂定量供給機32を介して供給される土砂
(発生土)と、改良剤ホッパー35から改良剤定量供給
機34を介して供給される消石灰等の改良剤とを混合送
り羽根38により混合しながら送って改良土とし、この
改良土を強制送り羽根39によりバケットコンベヤ40
へ送給し、かつバケットコンベヤ40の排出口からベル
トコンベヤ41を経て改良土がトラック等へ積み込まれ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、消石灰、生
石灰、セメント等の改良剤を用いた発生土の改良は、比
較的含水比が低く(含水比40%程度以下)、粘性の余
り高くない発生土を対象とするものであるが、最近、よ
り再生の困難な軟弱で高粘性の発生土の改良に関する技
術開発が盛んであり、その一つとして、高分子系改質剤
である水溶性重合体粉末を混合・混練し、高含水比、高
粘性土の土粒子間の遊離水を凝似固着水(凝似吸着水)
として土粒子の表面に固定して粘性と付着性を低下さ
せ、かつ改質剤の凝結作用により土粒子を造粒して固粒
化させ、もって上記発生土を砂状の粒度と流動性を有す
るものに改質し、更に生石灰粉末等の改良剤を混合して
不溶化とポゾラン反応を進展させて所要の強度を有する
改良土とすることが知られている(特願平4−1710
39号(特開平6−17052号公報)参照)。そし
て、軟弱で高粘性の発生土と水溶性重合体粉末とを混合
・混練して改質を行うには、少なくとも20秒以上、望
ましくは60秒以上が必要であるとされている。しかし
ながら、従来の連続式パドルミキサでは、上記混合・混
練時間を20秒程度しか確保できず、その使用が困難と
なっている。かかる技術的課題を解決するため、本発明
者等は、連続式パドルミキサのケーシングを、供給口側
から排出口側に向って上り勾配とすることにより、混合
・混練時間を15〜60秒とすることを採用している
(特願平5−290850号参照)。ところが、発生土
の土質によっては、60秒以上の混合・混練を必要とし
たり、あるいは60秒程度の混合・混練で十分な場合で
も、発生土が20秒以下でショートパスして排出される
ものもあり、少なくとも60秒、平均60秒以上の混合
・混練が可能な連続式パドルミキサの出現が望まれてい
る。そこで、本発明は、ショートパスを防止しつつ、混
合・混練時間を飛躍的に延長し得る連続式パドルミキサ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の連続式パドルミキサは、一端上部に供給
口、他端下部に排出口を設けた矩形のケーシングと、ケ
ーシング内にその長手方向に配設した互いに逆方向に回
転する2本の回転軸と、両回転軸の外周に供給口側端部
において取り付けたスクリュー状の強制送り羽根と、両
回転軸の外周に強制送り羽根に続いて排出口側端部まで
の間において適宜に組み合わせ配置して取り付けたパド
ル状の混合・順送り羽根、混合羽根及び混合・逆送り羽
根とを備えることを特徴とする。前記ケーシングは、供
給口側から排出口側に向って上り勾配となるよう傾斜可
能に設けられていることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明の連続式パドルミキサにおいては、被処
理物が強制的に順方向へ送られると共に、順方向へ送ら
れながらの混合・混練、混合・混練のみ、及び逆方向へ
送られながらの混合・混練を受ける。排出口側が高くな
るようにケーシングを傾斜させることにより、被処理物
の順方向への送りが自重によって妨げられる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2は本発明の連続式パドルミキサ
の一実施例を示す平面図、側面図である。図中1は基枠
2上にピン3により一端下部(図2においては左端下
部)を枢支された矩形の傾斜枠で、この傾斜枠1は、そ
の中間下部と基枠2下部との間に介装した油圧シリンダ
−4等からなる勾配調整機構5により、水平な状態、及
び一端側から他端側に向って適宜の上り勾配となる傾斜
状態に調整可能に設けられている。傾斜枠1上には、一
端上部に供給口6a、他端下部に排出口6bを設けたケ
ーシング6がその長手方向に載置されており、このケー
シング6内には、その長手方向と同方向へ伸びる2本の
回転軸7が配設されると共に、ケーシング6を挿通した
両回転軸7の端部が傾斜枠1に取り付けた軸受8に支承
されている。一方の回転軸7の一端部には、従動スプロ
ケット9が取り付けられており、この従動スプロケット
9と傾斜枠1の一端部の下方にブラケット10を介して
配設されたギヤードモータ11の回転軸に取り付けた駆
動スプロケット12とには、ローラチェーン13が掛け
回わされていると共に、両回転軸7の一端部には、両者
を互いに逆方向に回転させるため、互いに噛合するギヤ
14が取り付けられている。
【0007】一方、ケーシング6内における両回転軸7
の外周には、ケーシング6の供給口6aから供給される
被処理物を排出口6bに向けて強制的に送るため、スク
リュー状を呈する複数の強制送り羽根15が、供給口側
端部に位置して取り付けられている。又、ケーシング6
内における両回転軸7の外周には、被処理物を混合しな
がら排出口方向(順方向)へ送るため、パドル状を呈す
る複数の混合・順送り羽根16、被処理物を単に混合す
るため、パドル状を呈する複数の混合羽根17、及び被
処理物を混合しながら供給口方向(逆方向)へ送るた
め、パドル状を呈する複数の混合・逆送り羽根18が、
強制送り羽根15に続いて排出口側端部までの間に位置
して適宜に組み合わせ配置して取り付けられている。各
羽根15、16、18は、混合羽根17を除き、両回転
軸7で逆ピッチとなるものである。又、パドル状の各羽
根16、17、18は、両回転軸7に植設した軸と、こ
の軸の端部に取り付けた板状の翼とからなるものであ
り、かつ各翼の傾きは、混合・順送り羽根16では、被
処理物を順送りする方向へ回転軸7の軸線と約45°の
角度をなし、混合羽根17では、軸線と平行な角度をな
し、更に混合・逆送り羽根18では、被処理物を逆送り
する方向へ軸線と約45°の角度をなしている。
【0008】上記構成の連続式パドルミキサにおいて、
被処理物、例えば軟弱で高粘性の発生土と水溶性重合体
粉末を混合・混練するには、勾配調整機構5により、ケ
ーシング6を図2に2点鎖線で示すように傾斜させると
共に、ギヤードモータ11を駆動して両回転軸7を互い
に逆方向に回転し、供給口6aから被処理物を投入す
る。被処理物は、強制送り羽根15により強制的に順方
向へ送られると共に、混合・順送り羽根16による順方
向へ送られながらの混合・混練、混合羽根17による混
合・混練のみ、及び混合・逆送り羽根18により逆方向
へ送られながらの混合・混練を受けた後、排出口6bか
ら排出される。従って、被処理物のケーシング6内での
滞留時間が飛躍的に延長されることとなって、単なる混
合よりも混練を受ける割合が多くなると共に、ショート
パスの確率が大幅に減少する。
【0009】ここで、両回転軸の14個所に1個所当り
2枚、合計56枚の羽根(2×2×14)を、供給口側
から強制送り羽根16枚(2×2×4)、混合・順送り
羽根16枚(2×2×4)、混合羽根4枚(2×2×
1)、混合・順送り羽根8枚(2×2×2)、混合羽根
4枚(2×2×1)、混合・逆送り羽根4枚(2×2×
1)及び混合・順送り羽根4枚(2×2×1)の順に組
み合わせ配置し、かつケーシングを約15°の角度で傾
斜させて、軟弱で高粘性の発生土と水溶性重合体粉末を
供給口から供給したところ、ケーシング内での被処理物
のレベルは、図3において実線で示すように、混合・順
送り羽根のみ56枚(2×2×14)設け、かつケーシ
ングを同様に傾斜させた比較品のレベル(図3において
点線で示す。)よりも高くなり、かつ平均混合時間も、
表1に示すように、比較品の2倍強と飛躍的に延長でき
ることがわかった。
【0010】
【表1】
【0011】なお、本発明に係る連続式パドルミキサ
は、発生土と水溶性重合体粉末との混合・混練のみなら
ず、発生土と生石灰、消石灰、セメント等の改良剤との
混合・混練にも、その効果が十分に高いことがわかっ
た。又、スクリュー状の強制送り羽根の枚数並びにパド
ル状の各羽根の枚数及び組合せ配置は、上述した実施例
に限定されるものではなく、被処理物の性状に合わせて
適宜に変更してもよい。更に、ケーシングの傾斜角は、
被処理物の性状に合わせて所要の角度としてもよく、か
つ傾斜させることなく水平としてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続式パ
ドルミキサによれば、被処理物が強制的に順方向へ送ら
れると共に、順方向へ送られながらの混合・混練、混合
・混練のみ及び逆方向へ送られながらの混合・混練を受
けるので、従来に比べてショートパスする確率を低減で
きると共に、混練割合を多くした混合・混練時間を飛躍
的に延長することができる。又、排出口側が高くなるよ
うにケーシングを傾斜させることにより、被処理物の順
方向への送りが自重によって妨げられるので、更に一層
混合・混練時間の延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続式パドルミキサの一実施例を示す
平面図である。
【図2】図1の連続式パドルミキサの側面図である。
【図3】図1の連続式パドルミキサの作用を示す説明図
である。
【図4】従来の連続式パドルミキサを備えた土質改良装
置の一部を破断した側面図である。
【図5】従来の連続式パドルミキサの平面図である。
【符号の説明】
5 勾配調整機構 6 ケーシング 6a 供給口 6b 排出口 7 回転軸 15 強制送り羽根 16 混合・順送り羽根 17 混合羽根 18 混合・逆送り羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端上部に供給口、他端下部に排出口を
    設けた矩形のケーシングと、ケーシング内にその長手方
    向に配設した互いに逆方向に回転する2本の回転軸と、
    両回転軸の外周に供給口側端部において取り付けたスク
    リュー状の強制送り羽根と、両回転軸の外周に強制送り
    羽根に続いて排出口側端部までの間において適宜に組み
    合わせ配置して取り付けたパドル状の混合・順送り羽
    根、混合羽根及び混合・逆送り羽根とを備えることを特
    徴とする連続式パドルミキサ。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングが、供給口側から排出口
    側に向って上り勾配となるよう傾斜可能に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の連続式パドルミキ
    サ。
JP11641195A 1995-04-18 1995-04-18 連続式パドルミキサ Pending JPH08284203A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330186A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Jiangsu Muyang Group Co Ltd Tdc調整装置
CN103522415A (zh) * 2013-10-12 2014-01-22 张凤民 砖坯拌料机
JP2014097466A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Kayaba Ind Co Ltd 混合機
CN106079091A (zh) * 2016-08-18 2016-11-09 许昌德通振动搅拌技术有限公司 双卧轴交叉递推的连续式振动搅拌装置

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