JPH0827935A - 床梁及び床梁とｔ型デッキプレートとの組立床構造 - Google Patents
床梁及び床梁とｔ型デッキプレートとの組立床構造Info
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- JPH0827935A JPH0827935A JP6168096A JP16809694A JPH0827935A JP H0827935 A JPH0827935 A JP H0827935A JP 6168096 A JP6168096 A JP 6168096A JP 16809694 A JP16809694 A JP 16809694A JP H0827935 A JPH0827935 A JP H0827935A
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- deck plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、建物、橋、道路、駐車場等の床に使
用される強度が大きく施工が容易な床梁及び床梁とデッ
キプレートとの組立床構造を目的としている。 【構成】２枚の異形型鋼材１２が背中合わせ状に重合さ
れると共に相互に爪１３でかしめられた床梁１１と、Ｔ
型起立リブ１６と逆Ｕ断面状フック縁１９とを有するＴ
型デッキプレート１５とよりなり、これ等の床梁１１と
Ｔ型デッキプレート１５とは、床梁１１の下部起立縁１
２ａとＴ型デッキプレート１５の逆Ｕ断面状フック縁１
９との係合で連結されており、前記床梁１１とＴ型起立
リブ１６とに穿設された鋼棒挿通用穴１４，１８に鋼棒
２２が挿通されて構成された床梁とＴ型デッキプレート
との組立床構造である。
用される強度が大きく施工が容易な床梁及び床梁とデッ
キプレートとの組立床構造を目的としている。 【構成】２枚の異形型鋼材１２が背中合わせ状に重合さ
れると共に相互に爪１３でかしめられた床梁１１と、Ｔ
型起立リブ１６と逆Ｕ断面状フック縁１９とを有するＴ
型デッキプレート１５とよりなり、これ等の床梁１１と
Ｔ型デッキプレート１５とは、床梁１１の下部起立縁１
２ａとＴ型デッキプレート１５の逆Ｕ断面状フック縁１
９との係合で連結されており、前記床梁１１とＴ型起立
リブ１６とに穿設された鋼棒挿通用穴１４，１８に鋼棒
２２が挿通されて構成された床梁とＴ型デッキプレート
との組立床構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建物、道路の基盤工事、
橋、駐車場等の床に使用される床梁及びこの床梁とデッ
キプレートとを連結してコンクリート打設用の床を構成
する組立床構造に係り、特に強度が大きくかつ施工が極
めて容易な床梁及び床梁とＴ型デッキプレートとの組立
床構造に関するものである。
橋、駐車場等の床に使用される床梁及びこの床梁とデッ
キプレートとを連結してコンクリート打設用の床を構成
する組立床構造に係り、特に強度が大きくかつ施工が極
めて容易な床梁及び床梁とＴ型デッキプレートとの組立
床構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のコンクリート打設用の床
は、例えば特公平４ー２００８９号公報或いは図５に示
す如く、大梁１の上に複数のデッキプレート２を相互に
連結敷設して床３を形成していた。また、コンクリート
４を打設するに当たっては、このデッキプレート２の起
立リブ２ａ間或いは起立リブ２ａ上に丸棒等の鋼棒５を
縦横に掛け渡し、その上にコンクリート４を打設するこ
とによってコンクリート床６を構成していた。
は、例えば特公平４ー２００８９号公報或いは図５に示
す如く、大梁１の上に複数のデッキプレート２を相互に
連結敷設して床３を形成していた。また、コンクリート
４を打設するに当たっては、このデッキプレート２の起
立リブ２ａ間或いは起立リブ２ａ上に丸棒等の鋼棒５を
縦横に掛け渡し、その上にコンクリート４を打設するこ
とによってコンクリート床６を構成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の如く、
複数のデッキプレートを連結して構成したコンクリート
打設用の床３は強度的に弱い問題があった。従って、こ
の床３の強度を大きくするためには、デッキプレート肉
厚を大きくしたり、或いは起立リブ２ａ或いは起立リブ
２ａ上に掛け渡される鋼棒５の使用量を多くしなければ
ならない問題があった。
複数のデッキプレートを連結して構成したコンクリート
打設用の床３は強度的に弱い問題があった。従って、こ
の床３の強度を大きくするためには、デッキプレート肉
厚を大きくしたり、或いは起立リブ２ａ或いは起立リブ
２ａ上に掛け渡される鋼棒５の使用量を多くしなければ
ならない問題があった。
【０００４】更に、前述の如く、起立リブ２ａ間或いは
起立リブ２ａ上に鋼棒を正確な位置で掛け渡して固定す
る作業が困難である問題もあった。また、前述の如く、
デッキプレート２のみで形成した床３はこの上に打設さ
れるコンクリート４の厚さの変化に対応することが困難
である問題もあった。
起立リブ２ａ上に鋼棒を正確な位置で掛け渡して固定す
る作業が困難である問題もあった。また、前述の如く、
デッキプレート２のみで形成した床３はこの上に打設さ
れるコンクリート４の厚さの変化に対応することが困難
である問題もあった。
【０００５】本発明に係る床梁及び床梁とＴ型デッキプ
レートとの組立床構造は、前述の従来の問題点に鑑み開
発された全く新しい技術であって、特に、床梁とデッキ
プレートとを組み合わせることによってコンクリート打
設用の床を構成し、かつ、この床梁を簡単な構造で構成
出来、更に床梁とデッキプレートとを容易に連結し得る
構造とし、しかも必要に応じてこれ等の床梁とデッキプ
レートの起立リブとの間に鋼棒を掛け渡して固定した
り、或いは使用する鋼棒の使用量を減少させたり、又は
打設されるコンクリートの厚さの変化に対応させたりす
ることが出来る床梁と、この床梁とＴ型デッキプレート
とを組立てて構成する組立床構造の全く新しい技術を提
供するものである。
レートとの組立床構造は、前述の従来の問題点に鑑み開
発された全く新しい技術であって、特に、床梁とデッキ
プレートとを組み合わせることによってコンクリート打
設用の床を構成し、かつ、この床梁を簡単な構造で構成
出来、更に床梁とデッキプレートとを容易に連結し得る
構造とし、しかも必要に応じてこれ等の床梁とデッキプ
レートの起立リブとの間に鋼棒を掛け渡して固定した
り、或いは使用する鋼棒の使用量を減少させたり、又は
打設されるコンクリートの厚さの変化に対応させたりす
ることが出来る床梁と、この床梁とＴ型デッキプレート
とを組立てて構成する組立床構造の全く新しい技術を提
供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床梁は、前
述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、そ
の床梁の発明の要旨は、複数の異形型鋼材が背中合わせ
に重合され、かつ該複数の異形型鋼材はかしめによって
相互に結合されており、更に所定位置に鋼棒挿通用穴が
穿設されて構成されていることを特徴とした床梁であ
る。
述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、そ
の床梁の発明の要旨は、複数の異形型鋼材が背中合わせ
に重合され、かつ該複数の異形型鋼材はかしめによって
相互に結合されており、更に所定位置に鋼棒挿通用穴が
穿設されて構成されていることを特徴とした床梁であ
る。
【０００７】また、本発明の床梁とＴ型デッキプレート
との組立構造の第１発明の要旨は、複数の異形型鋼材が
背中合わせに重合されて形成された床梁と端縁に逆Ｕ断
面状フック縁を有するＴ型デッキプレートとの組み合わ
せよりなり、前記異形型鋼材の下部起立縁にＴ型デッキ
プレートの逆Ｕ断面状フック縁を係合して異形型鋼材と
デッキプレートとを連結してコンクリート打設用の床を
構成することを特徴とした床梁とＴ型デッキプレートと
の組立床構造である。
との組立構造の第１発明の要旨は、複数の異形型鋼材が
背中合わせに重合されて形成された床梁と端縁に逆Ｕ断
面状フック縁を有するＴ型デッキプレートとの組み合わ
せよりなり、前記異形型鋼材の下部起立縁にＴ型デッキ
プレートの逆Ｕ断面状フック縁を係合して異形型鋼材と
デッキプレートとを連結してコンクリート打設用の床を
構成することを特徴とした床梁とＴ型デッキプレートと
の組立床構造である。
【０００８】かつ、本発明の床梁とＴ型デッキプレート
との組立床構造の第２発明の要旨は、Ｔ型デッキプレー
トに予め設けられた起立リブの所定位置に鋼棒挿通用穴
が穿設されて構成されていることを特徴とした前記第１
発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組立床構造であ
る。更に、本願の組立床構造の第３発明の要旨は、床梁
とデッキプレートの起立リブとの鋼棒挿通用穴に夫々鋼
棒が挿通されて構成されていることを特徴とした前記第
１発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組立床構造であ
る。
との組立床構造の第２発明の要旨は、Ｔ型デッキプレー
トに予め設けられた起立リブの所定位置に鋼棒挿通用穴
が穿設されて構成されていることを特徴とした前記第１
発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組立床構造であ
る。更に、本願の組立床構造の第３発明の要旨は、床梁
とデッキプレートの起立リブとの鋼棒挿通用穴に夫々鋼
棒が挿通されて構成されていることを特徴とした前記第
１発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組立床構造であ
る。
【０００９】
【作用】本発明に係る床梁は、前述の如く、複数の異形
型鋼材と背中合わせにかしめて結合しているので、大き
な強度を有すると共に、左右が対象的な形状を有してい
る。また、大梁等の台上に安定した状態で起立すること
が出来る。かつ、下部の左右に下部起立縁が設けられて
いるので、この下部起立縁にＴ型デッキプレートの側縁
を容易に係合して連結することが出来る。
型鋼材と背中合わせにかしめて結合しているので、大き
な強度を有すると共に、左右が対象的な形状を有してい
る。また、大梁等の台上に安定した状態で起立すること
が出来る。かつ、下部の左右に下部起立縁が設けられて
いるので、この下部起立縁にＴ型デッキプレートの側縁
を容易に係合して連結することが出来る。
【００１０】本発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組
立床構造の第１発明は、前述の如く複数の異形型鋼材を
背中合わせに連結した強度の大きい床梁と、Ｔ型デッキ
プレートとを交互に連結して、コンクリート打設用の床
を構成するので、床の強度を著しく向上せしめることが
出来る。また、床梁とＴ型デッキプレートとは、これ等
に設けられた下部起立縁と逆Ｕ状フック縁とを組み合わ
せることによって、これ等を相互に容易に連結すること
が出来る。床梁がコンクリート床の鋼棒の役割をするの
で、床梁方向に配筋する鋼棒は省略させることが出来
る。床梁の高さを変化させることによって、コンクリー
ト床の床厚の変化に対応することが出来る。
立床構造の第１発明は、前述の如く複数の異形型鋼材を
背中合わせに連結した強度の大きい床梁と、Ｔ型デッキ
プレートとを交互に連結して、コンクリート打設用の床
を構成するので、床の強度を著しく向上せしめることが
出来る。また、床梁とＴ型デッキプレートとは、これ等
に設けられた下部起立縁と逆Ｕ状フック縁とを組み合わ
せることによって、これ等を相互に容易に連結すること
が出来る。床梁がコンクリート床の鋼棒の役割をするの
で、床梁方向に配筋する鋼棒は省略させることが出来
る。床梁の高さを変化させることによって、コンクリー
ト床の床厚の変化に対応することが出来る。
【００１１】本発明の床梁とＴ型デッキプレートとの組
立床構造の第２発明は、Ｔ型デッキプレートの軸方向に
鋼棒挿通用穴が穿設された起立リブが設けられているの
で、床梁に穿設された同様の鋼棒挿通用穴と組み合わせ
ることによって、これ等の鋼棒挿通用穴に鋼棒を容易に
挿通して掛け渡すことが出来る。本発明の組立床構造の
第３発明では、床梁とＴ型デッキプレートの起立リブと
に夫々設けられた鋼棒挿通用穴に鋼棒が挿通されて構成
されているので、従来の如く、Ｔ型デッキプレートの起
立リブ相互間或いは起立リブの上面に鋼棒を掛け渡して
取付固定する必要がない。
立床構造の第２発明は、Ｔ型デッキプレートの軸方向に
鋼棒挿通用穴が穿設された起立リブが設けられているの
で、床梁に穿設された同様の鋼棒挿通用穴と組み合わせ
ることによって、これ等の鋼棒挿通用穴に鋼棒を容易に
挿通して掛け渡すことが出来る。本発明の組立床構造の
第３発明では、床梁とＴ型デッキプレートの起立リブと
に夫々設けられた鋼棒挿通用穴に鋼棒が挿通されて構成
されているので、従来の如く、Ｔ型デッキプレートの起
立リブ相互間或いは起立リブの上面に鋼棒を掛け渡して
取付固定する必要がない。
【００１２】
【実施例】図により本発明に係る床梁及び床梁とＴ型デ
ッキプレートとの組立床構造の一実施例を具体的に説明
すると、図１は本発明に係る組立床構造の構成を示す要
部の断面説明図、図２は床梁の要部の斜視説明図、図３
はＴ型デッキプレートの要部の斜視説明図、図４は図１
の組立床構造に鋼棒を掛け渡した状態の斜視説明図であ
る。
ッキプレートとの組立床構造の一実施例を具体的に説明
すると、図１は本発明に係る組立床構造の構成を示す要
部の断面説明図、図２は床梁の要部の斜視説明図、図３
はＴ型デッキプレートの要部の斜視説明図、図４は図１
の組立床構造に鋼棒を掛け渡した状態の斜視説明図であ
る。
【００１３】図１乃至図４に於いて、１１は床梁であっ
て、２個の異形型鋼材１２が背中合わせに重合されると
共に、両方の異形型鋼材１２に穿設された爪１３によっ
てかしめられて相互に結合されている。１２ａは異形型
鋼材１２の下部起立縁であり、かつ１２ｂは異形型鋼材
１２の上部吊下縁である。また、異形型鋼材１２には所
定位置に鋼棒挿通用穴１４が穿設されている。この鋼棒
挿通用穴１４は、長穴であると共に傾斜して穿設されて
いる。
て、２個の異形型鋼材１２が背中合わせに重合されると
共に、両方の異形型鋼材１２に穿設された爪１３によっ
てかしめられて相互に結合されている。１２ａは異形型
鋼材１２の下部起立縁であり、かつ１２ｂは異形型鋼材
１２の上部吊下縁である。また、異形型鋼材１２には所
定位置に鋼棒挿通用穴１４が穿設されている。この鋼棒
挿通用穴１４は、長穴であると共に傾斜して穿設されて
いる。
【００１４】１５はＴ型デッキプレートであって、その
巾方向の中央にはＴ型起立リブ１６が設けられている。
このＴ型起立リブ１６は爪１７によって左右のパネルが
かしめられて形成され、かつ所定位置には前記鋼棒挿通
用穴１４と同じく傾斜した長穴よりなる鋼棒挿通用穴１
８が穿設されている。また、Ｔ型デッキプレート１５の
両側縁には、前記床梁１１の下部起立縁１２ａに係合す
ることが出来る逆Ｕ断面状フック縁１９が形成されてい
る。更にＴ型デッキプレート１５の床面には複数の水平
リブ２０が設けられている。
巾方向の中央にはＴ型起立リブ１６が設けられている。
このＴ型起立リブ１６は爪１７によって左右のパネルが
かしめられて形成され、かつ所定位置には前記鋼棒挿通
用穴１４と同じく傾斜した長穴よりなる鋼棒挿通用穴１
８が穿設されている。また、Ｔ型デッキプレート１５の
両側縁には、前記床梁１１の下部起立縁１２ａに係合す
ることが出来る逆Ｕ断面状フック縁１９が形成されてい
る。更にＴ型デッキプレート１５の床面には複数の水平
リブ２０が設けられている。
【００１５】前述の構造を有する床梁１１とＴ型デッキ
プレート１５とを用いてコンクリート打設用の床を構成
するに当たっては、特に図１及び図４に示す如く、図示
しない大梁の上に前記床梁１１を掛け渡した後で、床梁
１１の両側に起立された下部起立１２ａにＴ型デッキプ
レート１５の逆Ｕ断面状フック縁１９を係合しながら、
床梁１１の両側にＴ型デッキプレート１５を連結すると
によって、コンクリート打設用の床２１を構成すること
が出来る。
プレート１５とを用いてコンクリート打設用の床を構成
するに当たっては、特に図１及び図４に示す如く、図示
しない大梁の上に前記床梁１１を掛け渡した後で、床梁
１１の両側に起立された下部起立１２ａにＴ型デッキプ
レート１５の逆Ｕ断面状フック縁１９を係合しながら、
床梁１１の両側にＴ型デッキプレート１５を連結すると
によって、コンクリート打設用の床２１を構成すること
が出来る。
【００１６】本発明に於いては、異形丸棒等の鋼棒２２
は、特に図４に示す如く、床梁１１とＴ型デッキプレー
ト１５のＴ型起立リブ１６とに穿設された鋼棒挿通用穴
１４，１８に夫々挿通することによって、床２１の巾方
向に鋼棒２２を掛け渡して取付固定することが出来る。
また、鋼棒挿通用穴１４，１８は夫々傾斜した長穴より
形成されるので、この鋼棒挿通用穴１４，１８内の位置
により、鋼棒２２の高さを変えることが出来る。また、
Ｔ型起立リブ１６の高さが低い場合には、鋼棒２２をこ
のＴ型起立リブ１６の上面に載置し後、鋼棒２２の両端
部を夫々床梁１１の鋼棒挿通用穴１４に挿通して取付固
定することも可能である。
は、特に図４に示す如く、床梁１１とＴ型デッキプレー
ト１５のＴ型起立リブ１６とに穿設された鋼棒挿通用穴
１４，１８に夫々挿通することによって、床２１の巾方
向に鋼棒２２を掛け渡して取付固定することが出来る。
また、鋼棒挿通用穴１４，１８は夫々傾斜した長穴より
形成されるので、この鋼棒挿通用穴１４，１８内の位置
により、鋼棒２２の高さを変えることが出来る。また、
Ｔ型起立リブ１６の高さが低い場合には、鋼棒２２をこ
のＴ型起立リブ１６の上面に載置し後、鋼棒２２の両端
部を夫々床梁１１の鋼棒挿通用穴１４に挿通して取付固
定することも可能である。
【００１７】本発明の組立床構造を実施した場合には、
前述の如く、強度の大きい床梁１１がＴ型デッキプレー
ト１５間に取り付けられているので、これによって床の
強度を著しく強化することが出来る。従って、床２１の
軸方向に鋼棒２２を設けることは省略することが出来
る。前記図に示す如く、床梁１１を構成する異形型鋼材
１２の下部の折曲底辺を上部の折曲天辺より大きく構成
した場合には、床梁１１を大梁等の上に安定した状態で
載置することが出来ると共に、下部起立縁１２ａに逆Ｕ
断面状フック縁１９を係合する作業を容易にすることが
出来る。
前述の如く、強度の大きい床梁１１がＴ型デッキプレー
ト１５間に取り付けられているので、これによって床の
強度を著しく強化することが出来る。従って、床２１の
軸方向に鋼棒２２を設けることは省略することが出来
る。前記図に示す如く、床梁１１を構成する異形型鋼材
１２の下部の折曲底辺を上部の折曲天辺より大きく構成
した場合には、床梁１１を大梁等の上に安定した状態で
載置することが出来ると共に、下部起立縁１２ａに逆Ｕ
断面状フック縁１９を係合する作業を容易にすることが
出来る。
【００１８】本発明に係る上述の構造に於いては、床梁
１１の高さを変えることによって、床２１に打設して形
成されるコンクリート床の床厚の変化に対応させること
が出来る。また、鋼棒２２は、鋼棒挿通用穴１４，１８
に挿通することによって、取り付け固定することが出来
るので、配筋施工が極めて容易である。かつ、床２１は
床梁１１とＴ型デッキプレート１５とを交互に並列し、
かつＴ型デッキプレート１５の逆Ｕ断面状フック縁１９
を床梁１１の下部起立縁１２ａ係合すれば良いので、両
者の連結及び床２１の施工が容易であり、工期を著しく
短縮することが出来る。
１１の高さを変えることによって、床２１に打設して形
成されるコンクリート床の床厚の変化に対応させること
が出来る。また、鋼棒２２は、鋼棒挿通用穴１４，１８
に挿通することによって、取り付け固定することが出来
るので、配筋施工が極めて容易である。かつ、床２１は
床梁１１とＴ型デッキプレート１５とを交互に並列し、
かつＴ型デッキプレート１５の逆Ｕ断面状フック縁１９
を床梁１１の下部起立縁１２ａ係合すれば良いので、両
者の連結及び床２１の施工が容易であり、工期を著しく
短縮することが出来る。
【００１９】前述の如く、強度の大きい床梁２１がＴ型
デッキプレート１５の間に配設されて連結されているの
で、床梁２１の軸方向の配筋を全く省略することが出
来、鋼棒２２の使用量を減少せしめるもとが出来る。本
発明の床２１によって、コンクリート打設用の型枠を全
く不要とすることが出来る。更にこの床２１に強度を持
たせてあるので、コンクリートの使用量も少なくするこ
とが出来る。
デッキプレート１５の間に配設されて連結されているの
で、床梁２１の軸方向の配筋を全く省略することが出
来、鋼棒２２の使用量を減少せしめるもとが出来る。本
発明の床２１によって、コンクリート打設用の型枠を全
く不要とすることが出来る。更にこの床２１に強度を持
たせてあるので、コンクリートの使用量も少なくするこ
とが出来る。
【００２０】本発明に係る組立床構造は、上述の如く、
強度の大きい床を簡単な構造と作業とによって組立構成
出来るので、道路、駐車場、橋、地下室等の床として巾
広く利用することが出来る。
強度の大きい床を簡単な構造と作業とによって組立構成
出来るので、道路、駐車場、橋、地下室等の床として巾
広く利用することが出来る。
【００２１】
【発明の効果】本発明床梁及び床梁とＴ型デッキプレー
トとの組立床構造は、上述の構造と作用とを具備してい
るので、次のような多大な効果を有している。
トとの組立床構造は、上述の構造と作用とを具備してい
るので、次のような多大な効果を有している。
【００２２】（１）異形型鋼材を組み合わせてかしめる
ことによって床梁を簡単に製造することが出来る。
（２）床梁は大梁等の台上に安定した状態で起立するこ
とが出来る。（３）床梁の下部に設けられた下部起立縁
は、Ｔ型デッキプレートとの連結に有効に利用すること
が出来る。
ことによって床梁を簡単に製造することが出来る。
（２）床梁は大梁等の台上に安定した状態で起立するこ
とが出来る。（３）床梁の下部に設けられた下部起立縁
は、Ｔ型デッキプレートとの連結に有効に利用すること
が出来る。
【００２３】（４）床構造は、床梁とＴ型デッキプレー
トとを交互に連結して構成するので、床全体の強度を著
しく大きくすることが出来る。（５）床梁の軸方向の鋼
棒の配筋を省略することが出来る。（６）従って、配筋
の使用量を少なくすることが出来る。
トとを交互に連結して構成するので、床全体の強度を著
しく大きくすることが出来る。（５）床梁の軸方向の鋼
棒の配筋を省略することが出来る。（６）従って、配筋
の使用量を少なくすることが出来る。
【００２４】（７）床梁とＴ型デッキプレートとは、下
部起立縁と逆Ｕ断面状フック縁とを係合することによっ
て連結するので、連結作業が容易である。（８）従っ
て、床を簡単な作業で組立構成することが出来る。
（９）床梁の高さを変化させることによって、床厚を自
由に変化させることが出来る。
部起立縁と逆Ｕ断面状フック縁とを係合することによっ
て連結するので、連結作業が容易である。（８）従っ
て、床を簡単な作業で組立構成することが出来る。
（９）床梁の高さを変化させることによって、床厚を自
由に変化させることが出来る。
【００２５】（１０）床梁及びＴ型デッキプレートの起
立リブに夫々鋼棒挿通用穴を穿設した場合には、この鋼
棒挿通用穴に異径丸棒等の鋼棒を挿通して掛け渡すこと
が出来る。（１１）従って、鋼棒の施工が簡単である。
（１２）本床構造を利用することによって、型枠を不用
とすることが出来る。
立リブに夫々鋼棒挿通用穴を穿設した場合には、この鋼
棒挿通用穴に異径丸棒等の鋼棒を挿通して掛け渡すこと
が出来る。（１１）従って、鋼棒の施工が簡単である。
（１２）本床構造を利用することによって、型枠を不用
とすることが出来る。
【００２６】（１３）従来の施工と比較して工期を著し
く短縮することが出来る。（１４）床の強度が大きいた
めに、コンクリートの使用量を著しく減少せしめること
が出来る。
く短縮することが出来る。（１４）床の強度が大きいた
めに、コンクリートの使用量を著しく減少せしめること
が出来る。
【００２７】更に、道路の基盤工事においても工程を簡
素化することが出来るため工事期間を短縮することが出
来る。
素化することが出来るため工事期間を短縮することが出
来る。
【図１】本発明に係る組立床構造の構成を示す要部の断
面説明図である。
面説明図である。
【図２】床梁の要部の斜視説明図である。
【図３】デッキプレートの要部の斜視説明図である。
【図４】図１の組立床構造に鋼棒を掛け渡した状態の斜
視説明図である。
視説明図である。
【図５】従来例の床構造を示す断面説明図である。
１ 大梁 ２ デッキプ
レート 2a 起立リブ ３ 床 ４ コンクリート ５ 鋼棒 ６ コンクリート床 11 床梁 12 異形型鋼
材 12a 下部起立縁 12b 上部吊下
縁 13 爪 14 鋼棒挿通
用穴 15 Ｔ型デッキプレート 16 Ｔ型起立
リブ 17 爪 18 鋼棒挿通
用穴 19 逆Ｕ断面状フック縁 20 水平リブ 21 床 22 鋼棒
レート 2a 起立リブ ３ 床 ４ コンクリート ５ 鋼棒 ６ コンクリート床 11 床梁 12 異形型鋼
材 12a 下部起立縁 12b 上部吊下
縁 13 爪 14 鋼棒挿通
用穴 15 Ｔ型デッキプレート 16 Ｔ型起立
リブ 17 爪 18 鋼棒挿通
用穴 19 逆Ｕ断面状フック縁 20 水平リブ 21 床 22 鋼棒
Claims (4)
- 【請求項１】複数の異形型鋼材が背中合わせに重合さ
れ、かつ該複数の異形型鋼材はかしめによって相互に結
合されており、更に所定位置に鋼棒挿通用穴が穿設され
て構成されていることを特徴とした床梁。 - 【請求項２】複数の異形型鋼材が背中合わせに重合され
て形成された床梁と端縁に逆Ｕ断面状フック縁を有する
デッキプレートとの組み合わせよりなり、前記異形型鋼
材の下部起立縁にデッキプレートの逆Ｕ断面状フック縁
を係合して異形型鋼材とデッキプレートとを連結してコ
ンクリート打設用の床を構成することを特徴とした床梁
とＴ型デッキプレートとの組立床構造。 - 【請求項３】デッキプレートに予め設けられた起立リブ
の所定位置に鋼棒挿通用穴が穿設されて構成されている
ことを特徴とした請求項２の床梁とＴ型デッキプレート
との組立床構造。 - 【請求項４】床梁と及びデッキプレートの起立リブとの
鋼棒挿通用穴に夫々鋼棒が挿通されて構成されているこ
とを特徴とした請求項２の床梁とＴ型デッキプレートと
の組立床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6168096A JPH0827935A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 床梁及び床梁とｔ型デッキプレートとの組立床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6168096A JPH0827935A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 床梁及び床梁とｔ型デッキプレートとの組立床構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0827935A true JPH0827935A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15861771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6168096A Pending JPH0827935A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 床梁及び床梁とｔ型デッキプレートとの組立床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0827935A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010039422A (ko) * | 1999-10-30 | 2001-05-15 | 김윤규 | 아이형강 및 이를 이용한 교량의 격자상판 구조물 |
| KR20040020565A (ko) * | 2002-08-30 | 2004-03-09 | 서수연 | 유공 수직 플레이트로 보강된 선조립 데크 플레이트 개발 |
| WO2006064989A1 (en) * | 2004-12-16 | 2006-06-22 | B.B.M Korea Co., Ltd | Deck plate for reinforced concrete structure and structure construction method thereof |
| KR100694824B1 (ko) * | 2004-12-13 | 2007-03-14 | 비비엠코리아(주) | 철근콘크리트 구조물의 데크 플레이트 및 그에 따른구조물의 시공방법 |
| JP2011501002A (ja) * | 2007-10-15 | 2011-01-06 | コンソリデーテッド システムズ インコーポレイテッド | 合成デッキシステム |
| JP5532468B1 (ja) * | 2013-11-25 | 2014-06-25 | 美藤 雅康 | スラブ内の型枠支持部材 |
| CN105386621A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-09 | 周煌辉 | 旋臂式停车装置 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP6168096A patent/JPH0827935A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP5532468B1 (ja) * | 2013-11-25 | 2014-06-25 | 美藤 雅康 | スラブ内の型枠支持部材 |
| JP2015101873A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 美藤 雅康 | スラブ内の型枠支持部材 |
| CN105386621A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-09 | 周煌辉 | 旋臂式停车装置 |
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