JPH08278255A - 小口径鉛直パイプ内の検査補助装置 - Google Patents
小口径鉛直パイプ内の検査補助装置Info
- Publication number
- JPH08278255A JPH08278255A JP11761295A JP11761295A JPH08278255A JP H08278255 A JPH08278255 A JP H08278255A JP 11761295 A JP11761295 A JP 11761295A JP 11761295 A JP11761295 A JP 11761295A JP H08278255 A JPH08278255 A JP H08278255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- small
- pipe
- closing plate
- vertical pipe
- diameter vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小口径鉛直パイプの水中内の管内状況をより正
確に調査する装置を提供する。 【構成】地下水位の高い小口径鉛直パイプ内を、小型カ
メラで検査していく補助装置であって、小口径鉛直パイ
プ開口部付近の内壁に当接するように挿着した閉塞板
と、前記閉塞板の中央部に小型検査カメラのロッドが移
動可能なように挿入孔を設けるとともに挿入孔部の閉塞
板に固着したシール材と、前記閉塞板を貫通して設けた
通気孔より構成されることを特徴とする小口径鉛直パイ
プ内の検査補助装置。
確に調査する装置を提供する。 【構成】地下水位の高い小口径鉛直パイプ内を、小型カ
メラで検査していく補助装置であって、小口径鉛直パイ
プ開口部付近の内壁に当接するように挿着した閉塞板
と、前記閉塞板の中央部に小型検査カメラのロッドが移
動可能なように挿入孔を設けるとともに挿入孔部の閉塞
板に固着したシール材と、前記閉塞板を貫通して設けた
通気孔より構成されることを特徴とする小口径鉛直パイ
プ内の検査補助装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地下水位の高い小口径
鉛直パイプの管内状況を小型検査カメラで調査する補助
装置に関する。
鉛直パイプの管内状況を小型検査カメラで調査する補助
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に地中に埋設されている管渠は、時
間の経過とともに老朽化が進み、又、地盤の変動等によ
り管体にひび割れや継手部にヅレを発生し、本来の機能
を果たさなくなる。このため、埋設管渠内の状況を把握
するための検査が定期的に行われる。検査方法として
は、大口径の管渠では人が管渠内に入り、目視により検
査する方法が一般に用いられているが、小口径パイプや
鉛直パイプでは人が中に入って検査することは困難であ
り、先端に小型検査カメラを装備した検査機械を管渠内
に挿入することにより、地上のモニタで確認する方法が
とられている。
間の経過とともに老朽化が進み、又、地盤の変動等によ
り管体にひび割れや継手部にヅレを発生し、本来の機能
を果たさなくなる。このため、埋設管渠内の状況を把握
するための検査が定期的に行われる。検査方法として
は、大口径の管渠では人が管渠内に入り、目視により検
査する方法が一般に用いられているが、小口径パイプや
鉛直パイプでは人が中に入って検査することは困難であ
り、先端に小型検査カメラを装備した検査機械を管渠内
に挿入することにより、地上のモニタで確認する方法が
とられている。
【０００３】上記した小口径鉛直パイプの管内状況検査
方法を詳しく説明すると、小型検査カメラが先端に装備
してあるロッドを調査する測定パイプ内に挿入する。小
型検査カメラは、測定パイプの内壁面に沿ってロッドを
上下して動かし、測定パイプ内のひび割れ等の損傷を、
地上に設置してあるモニタ（図示省略）で確認しながら
調査を進めていく。
方法を詳しく説明すると、小型検査カメラが先端に装備
してあるロッドを調査する測定パイプ内に挿入する。小
型検査カメラは、測定パイプの内壁面に沿ってロッドを
上下して動かし、測定パイプ内のひび割れ等の損傷を、
地上に設置してあるモニタ（図示省略）で確認しながら
調査を進めていく。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】小型検査カメラ１３に
より、小口径パイプや鉛直パイプの検査は可能になった
が、地下水位の高い小口径の鉛直パイプでは、第３図に
示すように測定パイプ１５内に地下水が充満された状態
となっているため、小型検査カメラ１３の出入れを行う
たびに測定パイプ１５内壁に付着した汚物や錆と接触し
てかき乱し、地下水を濁す状態となって、測定パイプ１
５内の状況が見えなくなるために測定パイプ１５内検査
が不可能となることがしばしば発生する。また、水中内
に小型検査カメラ１３を入れるため、継手部に不備があ
ると小型検査カメラ１３内に水が浸入し、小型検査カメ
ラ１３が故障することも度々発生している。
より、小口径パイプや鉛直パイプの検査は可能になった
が、地下水位の高い小口径の鉛直パイプでは、第３図に
示すように測定パイプ１５内に地下水が充満された状態
となっているため、小型検査カメラ１３の出入れを行う
たびに測定パイプ１５内壁に付着した汚物や錆と接触し
てかき乱し、地下水を濁す状態となって、測定パイプ１
５内の状況が見えなくなるために測定パイプ１５内検査
が不可能となることがしばしば発生する。また、水中内
に小型検査カメラ１３を入れるため、継手部に不備があ
ると小型検査カメラ１３内に水が浸入し、小型検査カメ
ラ１３が故障することも度々発生している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、小口径鉛直パ
イプ開口部付近の内壁に当接するように挿着した閉塞板
と、前記閉塞板の中央部に小型検査カメラのロッドが移
動可能なように挿入孔を設けるとともに挿入孔部の閉塞
板に固着したシール材と、前記閉塞板を貫通して設けた
通気孔より構成されることを特徴としている。
イプ開口部付近の内壁に当接するように挿着した閉塞板
と、前記閉塞板の中央部に小型検査カメラのロッドが移
動可能なように挿入孔を設けるとともに挿入孔部の閉塞
板に固着したシール材と、前記閉塞板を貫通して設けた
通気孔より構成されることを特徴としている。
【０００６】閉塞板の材料としては、一般に使用されて
いる鋼材、合成樹脂等を使用することができる。閉塞板
の側面には、測定パイプ内と地上との通気を遮断するた
めに、閉塞板シール材が装着されている。
いる鋼材、合成樹脂等を使用することができる。閉塞板
の側面には、測定パイプ内と地上との通気を遮断するた
めに、閉塞板シール材が装着されている。
【０００７】挿入孔の孔径の大きさとしては、小型検査
カメラのロッドが移動可能であるくらいの大きさでよ
い。
カメラのロッドが移動可能であるくらいの大きさでよ
い。
【０００８】シール材の材料としては、一般に使用され
ているダストシールやオイルシールが用いられ、閉塞板
の上下どちらかに固着する。
ているダストシールやオイルシールが用いられ、閉塞板
の上下どちらかに固着する。
【０００９】通気孔の上部には、接続金具が取り付けら
れ、地上に設置したコンプレッサーと送気パイプにより
接続され、コンプレッサーで作られた圧縮空気を通気孔
に送る。
れ、地上に設置したコンプレッサーと送気パイプにより
接続され、コンプレッサーで作られた圧縮空気を通気孔
に送る。
【００１０】
【作用】上記した発明によれば、コンプレッサーから通
気孔へ圧縮空気が送気され、測定パイプ上部は閉塞板に
より閉塞されていることにより、測定パイプ内は大気圧
より大きな圧力が発生し、地下水位を下方または地中に
落し下げ測定パイプ内を一定長だけ水のない状態にす
る。このため、挿入孔より小型検査カメラを水中内に浸
けることなしに見通し良く測定パイプ内の状況を検査で
きる。
気孔へ圧縮空気が送気され、測定パイプ上部は閉塞板に
より閉塞されていることにより、測定パイプ内は大気圧
より大きな圧力が発生し、地下水位を下方または地中に
落し下げ測定パイプ内を一定長だけ水のない状態にす
る。このため、挿入孔より小型検査カメラを水中内に浸
けることなしに見通し良く測定パイプ内の状況を検査で
きる。
【００１１】
【実施例】本発明を一実施例をもとに説明する。第１図
は、本発明の小口径鉛直パイプ内の検査補助装置を説明
する断面図である。閉塞板１と測定パイプ３を密着させ
るための閉塞板シール材２を閉塞板１側面部に取り付け
ておき、閉塞板１を測定パイプ３の開口部に嵌装して設
置する。閉塞板１の中央部には小型検査カメラ４のロッ
ド５が移動可能な大きさに挿入孔６を設けておく。小型
検査カメラ４のロッド５を挿入孔６に貫入し、ロッド５
の先端に小型検査カメラ４を装着し、挿入孔６にできた
隙間にはシール材７を閉塞板１の上下に装着してロッド
５と挿入孔６の間を密閉する。
は、本発明の小口径鉛直パイプ内の検査補助装置を説明
する断面図である。閉塞板１と測定パイプ３を密着させ
るための閉塞板シール材２を閉塞板１側面部に取り付け
ておき、閉塞板１を測定パイプ３の開口部に嵌装して設
置する。閉塞板１の中央部には小型検査カメラ４のロッ
ド５が移動可能な大きさに挿入孔６を設けておく。小型
検査カメラ４のロッド５を挿入孔６に貫入し、ロッド５
の先端に小型検査カメラ４を装着し、挿入孔６にできた
隙間にはシール材７を閉塞板１の上下に装着してロッド
５と挿入孔６の間を密閉する。
【００１２】閉塞板１には、閉塞板１を貫通して通気孔
９が設けられ、通気孔９には接続金具１０が取り付けら
れ、接続金具１０の先端には送気パイプ１１が接続され
る。送気パイプ１１としては、通常用いられるゴムホー
ス等を使用する。挿入孔６の上下シール材７間に圧縮空
気の圧力をかけるために、通気孔９から挿入孔６にかけ
て送気連絡孔１２を設ける。
９が設けられ、通気孔９には接続金具１０が取り付けら
れ、接続金具１０の先端には送気パイプ１１が接続され
る。送気パイプ１１としては、通常用いられるゴムホー
ス等を使用する。挿入孔６の上下シール材７間に圧縮空
気の圧力をかけるために、通気孔９から挿入孔６にかけ
て送気連絡孔１２を設ける。
【００１３】第２図は、本発明の検査補助装置の使用状
況を説明する断面図である。測定パイプ４の開口部付近
には閉塞板１が設置され、閉塞板１の中央部には小型検
査カメラ４のロッド５がシール材７を通って貫入されて
いる。ロッド５の先端には小型検査カメラ４が装着され
ており、地上の制御盤に接続されている。閉塞板１の所
定の位置には、通気孔９が設けられ、通気孔９に取り付
けた接続金具１０と、地上に設置したコンプレッサー８
とを送気パイプ１１で接続されている。
況を説明する断面図である。測定パイプ４の開口部付近
には閉塞板１が設置され、閉塞板１の中央部には小型検
査カメラ４のロッド５がシール材７を通って貫入されて
いる。ロッド５の先端には小型検査カメラ４が装着され
ており、地上の制御盤に接続されている。閉塞板１の所
定の位置には、通気孔９が設けられ、通気孔９に取り付
けた接続金具１０と、地上に設置したコンプレッサー８
とを送気パイプ１１で接続されている。
【００１４】次に本発明の装置の施工方法について説明
をする。閉塞板１へのロッド５の貫入及びロッド５先端
への小型検査カメラ４の装着が完了すると、地上に設置
したコンプレッサー８を稼働させて圧縮空気を送気パイ
プ１１を通して、通気孔９内に送気する。通気孔９への
送気により、測定パイプ３内に圧縮空気が充填され、測
定パイプ３内にある地下水は圧縮空気圧分だけ、下方へ
落しやられ、地下水のない状態となる。なお、圧縮空気
の圧力が高い場合は、小型検査カメラ４のロッド５の移
動時に閉塞板１の上下に設置しているシール材７より圧
縮空気の漏れが生じる可能性があるので、圧縮空気を送
気する通気孔９より挿入孔６にかけて送気連絡孔１２を
設け、上下シール材７間に圧縮空気の圧力をかけてシー
ル材７からの圧縮空気の漏れを防ぐ。 そして、地上に
設置したモニタを監視しながら、ロッド５を移動させて
測定パイプ３内のひび割れや継手部のズレ等を調査して
いく。
をする。閉塞板１へのロッド５の貫入及びロッド５先端
への小型検査カメラ４の装着が完了すると、地上に設置
したコンプレッサー８を稼働させて圧縮空気を送気パイ
プ１１を通して、通気孔９内に送気する。通気孔９への
送気により、測定パイプ３内に圧縮空気が充填され、測
定パイプ３内にある地下水は圧縮空気圧分だけ、下方へ
落しやられ、地下水のない状態となる。なお、圧縮空気
の圧力が高い場合は、小型検査カメラ４のロッド５の移
動時に閉塞板１の上下に設置しているシール材７より圧
縮空気の漏れが生じる可能性があるので、圧縮空気を送
気する通気孔９より挿入孔６にかけて送気連絡孔１２を
設け、上下シール材７間に圧縮空気の圧力をかけてシー
ル材７からの圧縮空気の漏れを防ぐ。 そして、地上に
設置したモニタを監視しながら、ロッド５を移動させて
測定パイプ３内のひび割れや継手部のズレ等を調査して
いく。
【００１５】上記実施例では、上下にシール材７を設け
通気孔９から送気連絡孔１２を設ける構成を開示した
が、圧縮空気の圧力が低い場合は、シール材７からの漏
れが少なくなるので上下どちらかのシール材７だけとす
ることも可能である。
通気孔９から送気連絡孔１２を設ける構成を開示した
が、圧縮空気の圧力が低い場合は、シール材７からの漏
れが少なくなるので上下どちらかのシール材７だけとす
ることも可能である。
【００１６】
【発明の効果】以上に述べた、この発明によれば、測定
するパイプ開口部付近に小型検査カメラのロッド挿入孔
と圧縮空気通気孔を設けた閉塞板を設置して、測定パイ
プ内に所定の圧縮空気を充填し地下水位を下げることに
より、パイプ内の地下水を測定区間だけ無い状態とする
ことができ、パイプ内検査がスムーズに行え、パイプ内
の損傷等がより正確に把握することができる。また、小
型検査カメラが水中内に入ることがなくなったため、漏
電等の故障もなくなり、維持管理も容易となった。
するパイプ開口部付近に小型検査カメラのロッド挿入孔
と圧縮空気通気孔を設けた閉塞板を設置して、測定パイ
プ内に所定の圧縮空気を充填し地下水位を下げることに
より、パイプ内の地下水を測定区間だけ無い状態とする
ことができ、パイプ内検査がスムーズに行え、パイプ内
の損傷等がより正確に把握することができる。また、小
型検査カメラが水中内に入ることがなくなったため、漏
電等の故障もなくなり、維持管理も容易となった。
【第１図】本発明の小口径鉛直パイプ内の検査補助装置
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【第２図】本発明の小口径鉛直パイプ内の検査補助装置
の使用状況を説明する断面図である。
の使用状況を説明する断面図である。
【第３図】従来技術の小口径鉛直パイプ内の検査方法を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
１ 閉塞板 ２ 閉塞板シール材 ３ 測定パイプ ４ 小型検査カメラ ５ ロッド ６ 挿入孔 ７ シール材 ８ コンプレッサー ９ 通気孔 １０ 接続金具 １１ 送気パイプ １２ 送気連絡孔 １３ 従来技術の小型検査カメラ １４ 従来技術のロッド １５ 従来技術の測定パイプ
Claims (1)
- 【請求項１】地下水位の高い小口径鉛直パイプ内を、小
型カメラで検査していく補助装置であって、小口径鉛直
パイプ開口部付近の内壁に当接するように挿着した閉塞
板と、前記閉塞板の中央部に小型検査カメラのロッドが
移動可能なように挿入孔を設けるとともに挿入孔部の閉
塞板に固着したシール材と、前記閉塞板を貫通して設け
た通気孔より構成されることを特徴とする小口径鉛直パ
イプ内の検査補助装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11761295A JPH08278255A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 小口径鉛直パイプ内の検査補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11761295A JPH08278255A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 小口径鉛直パイプ内の検査補助装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08278255A true JPH08278255A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14716076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11761295A Pending JPH08278255A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 小口径鉛直パイプ内の検査補助装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08278255A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19813134A1 (de) * | 1998-03-25 | 1999-10-21 | Lurgi Lentjes Bischoff Gmbh | Verfahren zur Inspektion der Innenwand eines Großbehälters, insbesondere eines Lagertanks, eines Absorbers und dergleichen |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP11761295A patent/JPH08278255A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19813134A1 (de) * | 1998-03-25 | 1999-10-21 | Lurgi Lentjes Bischoff Gmbh | Verfahren zur Inspektion der Innenwand eines Großbehälters, insbesondere eines Lagertanks, eines Absorbers und dergleichen |
| DE19813134C2 (de) * | 1998-03-25 | 2001-09-13 | Lurgi Lentjes Bischoff Gmbh | Verfahren zur Inspektion der Innenwand eines Großbehälters, insbesondere eines Lagertanks oder eines Absorbers |
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