JPH08275819A - 化粧用塗布具 - Google Patents
化粧用塗布具Info
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- JPH08275819A JPH08275819A JP7078599A JP7859995A JPH08275819A JP H08275819 A JPH08275819 A JP H08275819A JP 7078599 A JP7078599 A JP 7078599A JP 7859995 A JP7859995 A JP 7859995A JP H08275819 A JPH08275819 A JP H08275819A
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- tip
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- coating liquid
- liquid
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D34/00—Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
- A45D34/04—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
- A45D34/042—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
- A45D34/045—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B11/00—Brushes with reservoir or other means for applying substances, e.g. paints, pastes, water
- A46B11/001—Brushes with reservoir or other means for applying substances, e.g. paints, pastes, water with integral reservoirs
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- Coating Apparatus (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】穂先からあふれた塗布液を有効に保持すること
ができて塗布液による汚れを防止できると共に、構造が
簡単で経済性に優れた化粧用塗布具を提供することを目
的とする。 【構成】塗布液を収納した容器13の内部に中心孔16
を備えた弁体14を固着し、上記容器13と着脱自在に
係合できる軸体12を設け、上記軸体12の先端部には
穂先11を保持した穂先保持部25を突出させるととも
に、上記穂先保持部25の基部近傍には環状突起23を
設けてその内側に環状の凹所24を形成し、上記穂先保
持部の外面には少なくとも1個の長手方向の溝を設けて
上記環状凹所24と連通させ、上記環状突起23の先端
と上記弁体14の後端部14bとが液密状に係合できる
ようにした化粧用塗布具である。
ができて塗布液による汚れを防止できると共に、構造が
簡単で経済性に優れた化粧用塗布具を提供することを目
的とする。 【構成】塗布液を収納した容器13の内部に中心孔16
を備えた弁体14を固着し、上記容器13と着脱自在に
係合できる軸体12を設け、上記軸体12の先端部には
穂先11を保持した穂先保持部25を突出させるととも
に、上記穂先保持部25の基部近傍には環状突起23を
設けてその内側に環状の凹所24を形成し、上記穂先保
持部の外面には少なくとも1個の長手方向の溝を設けて
上記環状凹所24と連通させ、上記環状突起23の先端
と上記弁体14の後端部14bとが液密状に係合できる
ようにした化粧用塗布具である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアイライナー、アイシ
ャドウ、口紅などの液体化粧品の塗布具に関するもので
あり、特に穂先(塗布先)を流体化粧品に接触させて穂
先に浸み込ませて使用する所謂「つけペン」タイプの塗
布具に関するものである。
ャドウ、口紅などの液体化粧品の塗布具に関するもので
あり、特に穂先(塗布先)を流体化粧品に接触させて穂
先に浸み込ませて使用する所謂「つけペン」タイプの塗
布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のつけペンタイプの塗布具として
は従来より種々の提案がなされており、例えば、特開平
2-111303 号、実開平 2-126512 号、実開平 4-7009 号
などに開示されたものがある。この内特開平 2-111303
号のアイライナー構成はアイライン液を含浸させた中綿
を設け、この中綿にペン先を直接接触させた構造であ
る。また、実開平 2-126512 号に開示のものはキャップ
内の化粧原液とペン体との間に栓部材(オリフィス)を
設けた構成であり、実開平 4-7009 号はキャップ内のイ
ンクタンクの一端に中綿を形成し、その公報にパッキン
グを介装させてシール性を高めた構成である
は従来より種々の提案がなされており、例えば、特開平
2-111303 号、実開平 2-126512 号、実開平 4-7009 号
などに開示されたものがある。この内特開平 2-111303
号のアイライナー構成はアイライン液を含浸させた中綿
を設け、この中綿にペン先を直接接触させた構造であ
る。また、実開平 2-126512 号に開示のものはキャップ
内の化粧原液とペン体との間に栓部材(オリフィス)を
設けた構成であり、実開平 4-7009 号はキャップ内のイ
ンクタンクの一端に中綿を形成し、その公報にパッキン
グを介装させてシール性を高めた構成である
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の塗布
具は先端に設けた穂先部のみに塗布液体を浸み込ませて
使用しているため、穂先内部に液体を保持できる量に限
界があり、その結果吐出量が少な過ぎてかすれたり、逆
に穂先よりオーバーフローした塗布液体が軸体を汚した
りする欠点があった。
具は先端に設けた穂先部のみに塗布液体を浸み込ませて
使用しているため、穂先内部に液体を保持できる量に限
界があり、その結果吐出量が少な過ぎてかすれたり、逆
に穂先よりオーバーフローした塗布液体が軸体を汚した
りする欠点があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、上記従来
技術の欠点を払拭して穂先からのオーバーフローに充分
対処できると共に、構造が簡単で経済性に優れた化粧用
塗布具を提供することである。
技術の欠点を払拭して穂先からのオーバーフローに充分
対処できると共に、構造が簡単で経済性に優れた化粧用
塗布具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、塗布液を収
納した容器13の内部に中心孔16を備えた弁体14を
固着し、上記容器13と着脱自在に係合できる軸体12
を設け、上記軸体12の先端部には穂先11を保持した
穂先保持部25を突出させるとともに、上記穂先保持部
25の基部近傍には環状突起23を設けてその内側に環
状の凹所24を形成し、上記穂先保持部の外面には少な
くとも1個の長手方向の溝を設けて上記環状凹所24と
連通させ、上記環状突起23の先端と上記弁体14の後
端部14bとが液密状に係合できるようにした化粧用塗
布具である。
納した容器13の内部に中心孔16を備えた弁体14を
固着し、上記容器13と着脱自在に係合できる軸体12
を設け、上記軸体12の先端部には穂先11を保持した
穂先保持部25を突出させるとともに、上記穂先保持部
25の基部近傍には環状突起23を設けてその内側に環
状の凹所24を形成し、上記穂先保持部の外面には少な
くとも1個の長手方向の溝を設けて上記環状凹所24と
連通させ、上記環状突起23の先端と上記弁体14の後
端部14bとが液密状に係合できるようにした化粧用塗
布具である。
【0006】上記穂先保持部25の基部近傍に、上記溝
27と穂先基部とを連通させる1個または複数個の透孔
30(30a,30b)を設けて穂先基部内の液の滞留
を防止することも可能である。
27と穂先基部とを連通させる1個または複数個の透孔
30(30a,30b)を設けて穂先基部内の液の滞留
を防止することも可能である。
【0007】また、上記穂先保持部25は上記環状突起
24の方向に行くに従って大径とした外形を有し、上記
溝27は上記上記環状突起24の方向に行くに従って深
く形成してもよい。
24の方向に行くに従って大径とした外形を有し、上記
溝27は上記上記環状突起24の方向に行くに従って深
く形成してもよい。
【0008】更に、上記弁体14を弾性体より形成し、
上記環状突起23の先端をテーパー状に形成して上記弁
体14の後端部14bと上記環状突起23の先端とが線
接触状態に液密係合させるのが望ましい。
上記環状突起23の先端をテーパー状に形成して上記弁
体14の後端部14bと上記環状突起23の先端とが線
接触状態に液密係合させるのが望ましい。
【0009】また、穂先保持部25の外側に後方に拡開
させたテーパー状の円筒体36を被せれば、前記溝27
内の液体が露出するのを防止し且つ穂先保持体25を保
護するカバーとして作用させることもできる。
させたテーパー状の円筒体36を被せれば、前記溝27
内の液体が露出するのを防止し且つ穂先保持体25を保
護するカバーとして作用させることもできる。
【0010】
【作用】軸体12の穂先保持部25に形成された溝27
は、先端が穂先中間部の外面に連通していると共に、そ
の後端は前記環状突起23の内側に形成された環状凹所
24と連通しているので、穂先11の液保持力以上の量
の塗布液が穂先に流れ込んだ場合、余分な塗布液は穂先
保持部25の長手方向に沿って形成した溝27に逃れて
環状凹所24に溜まるようになっている。従って、上記
溝27と環状凹所24とは塗布液体の予備タンクの作用
をする。このように、穂先11からあふれた塗布液は穂
先保持部25に設けた溝27を通って環状突起23の内
側に形成された環状凹所24に保持できるので軸体12
の外面を塗布液で汚すことがない。更に、弁体14の後
端部14bと軸体12の環状突起23の先端との線接触
による係合により両者は液密状態に係合されるので、上
記環状凹所24に至った塗布液は軸体12の外部にまで
到達することがないので汚れは一層効果的に防止でき
る。
は、先端が穂先中間部の外面に連通していると共に、そ
の後端は前記環状突起23の内側に形成された環状凹所
24と連通しているので、穂先11の液保持力以上の量
の塗布液が穂先に流れ込んだ場合、余分な塗布液は穂先
保持部25の長手方向に沿って形成した溝27に逃れて
環状凹所24に溜まるようになっている。従って、上記
溝27と環状凹所24とは塗布液体の予備タンクの作用
をする。このように、穂先11からあふれた塗布液は穂
先保持部25に設けた溝27を通って環状突起23の内
側に形成された環状凹所24に保持できるので軸体12
の外面を塗布液で汚すことがない。更に、弁体14の後
端部14bと軸体12の環状突起23の先端との線接触
による係合により両者は液密状態に係合されるので、上
記環状凹所24に至った塗布液は軸体12の外部にまで
到達することがないので汚れは一層効果的に防止でき
る。
【0011】
【実施例】本発明の好ましい実施例を示す図1におい
て、符号10で示した塗布具本体は、基本的には先端に
穂先11と取り付けた軸体12と、この軸体と着脱自在
に結合(図示例では螺合)する容器13を備えており、
穂先11はナイロン、ウレタン、ポリエステルなどの繊
維体もしくは発泡体または焼結体、或いは毛を束ねたも
のとすることができる。軸体12と、塗布液体(化粧原
液)を収納する容器13は、例えばABS樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどの好適な樹脂による成形体
とすることができる。上記容器13内部には、ゴムなど
の弾性体或いは所望の軟質合成樹脂より形成した弁体1
4が結着されていて容器13と一体構造に形成され塗布
液容室15を形成し塗布液体Aを貯蔵している。
て、符号10で示した塗布具本体は、基本的には先端に
穂先11と取り付けた軸体12と、この軸体と着脱自在
に結合(図示例では螺合)する容器13を備えており、
穂先11はナイロン、ウレタン、ポリエステルなどの繊
維体もしくは発泡体または焼結体、或いは毛を束ねたも
のとすることができる。軸体12と、塗布液体(化粧原
液)を収納する容器13は、例えばABS樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどの好適な樹脂による成形体
とすることができる。上記容器13内部には、ゴムなど
の弾性体或いは所望の軟質合成樹脂より形成した弁体1
4が結着されていて容器13と一体構造に形成され塗布
液容室15を形成し塗布液体Aを貯蔵している。
【0012】容器13内に塗布液体容室15を隔設して
いる上記弁体14は、底部あるいは壁部14aに中心孔
16を形成した断面U字状の筒体であり、上記壁部14
aの中心孔16から突出した穂先11の先端が容室内の
塗布液体に触れて液体が穂先に保持される。穂先11の
出し入れが円滑になされるように、上記中心孔16は穂
先基部の方向に向かって拡開するようにテーパー状に形
成されており、また、その形状は心円状であってよい
が、必要に応じて細長いスリット状にすることもできる
し三角状とするなど所望の形状として、穂先の出し入れ
の際に生じる空気の移動を可能とすると共に、変形可能
な穂先11の横断面形状との協働で密閉効果も果たすよ
うにすることもできる。この中心孔16の形状について
は円形の他に三角形やスリット状とすることも可能であ
る。このようにして内部に弁体14を取り付けて塗布液
体を保持した容室15を形成した容器13が構成され
る。
いる上記弁体14は、底部あるいは壁部14aに中心孔
16を形成した断面U字状の筒体であり、上記壁部14
aの中心孔16から突出した穂先11の先端が容室内の
塗布液体に触れて液体が穂先に保持される。穂先11の
出し入れが円滑になされるように、上記中心孔16は穂
先基部の方向に向かって拡開するようにテーパー状に形
成されており、また、その形状は心円状であってよい
が、必要に応じて細長いスリット状にすることもできる
し三角状とするなど所望の形状として、穂先の出し入れ
の際に生じる空気の移動を可能とすると共に、変形可能
な穂先11の横断面形状との協働で密閉効果も果たすよ
うにすることもできる。この中心孔16の形状について
は円形の他に三角形やスリット状とすることも可能であ
る。このようにして内部に弁体14を取り付けて塗布液
体を保持した容室15を形成した容器13が構成され
る。
【0013】塗布液体の容器13の後端部内側には捩子
17が切ってあり後述する軸体12の螺子部18と着脱
自在に螺合している。この軸体12は後部に位置して中
空の把持部20があり、この把持部20の前部にはやや
小径の上記螺子部18が形成され、螺子部18の前方に
はそれよりも更に小径とした中間部21が形成されてい
る。中間部21には底部22が形成されている他、前方
(即ち穂先11の方向)に張り出した環状突起23が形
成され、環状突起23の内側には環状凹所24が形成さ
れている。上記軸体の底部22からは円筒形の穂先保持
部25が突出しており前記した穂先11のほぼ中間位置
から後方部にかけて穂先を覆って保持している。上記環
状突起23はその先端がテーパー状となっており前記弁
体14の後端部14bと環状の線接触状態に当接して液
密性を確保している。
17が切ってあり後述する軸体12の螺子部18と着脱
自在に螺合している。この軸体12は後部に位置して中
空の把持部20があり、この把持部20の前部にはやや
小径の上記螺子部18が形成され、螺子部18の前方に
はそれよりも更に小径とした中間部21が形成されてい
る。中間部21には底部22が形成されている他、前方
(即ち穂先11の方向)に張り出した環状突起23が形
成され、環状突起23の内側には環状凹所24が形成さ
れている。上記軸体の底部22からは円筒形の穂先保持
部25が突出しており前記した穂先11のほぼ中間位置
から後方部にかけて穂先を覆って保持している。上記環
状突起23はその先端がテーパー状となっており前記弁
体14の後端部14bと環状の線接触状態に当接して液
密性を確保している。
【0014】図1と図2に示す通り、上記軸体12の穂
先保持部25はその外観が穂先先端方向に縮径した構成
であり後方に行くに従って深くなる溝27が形成されて
いる。この溝27は先端が穂先中間部の外面に連通して
いると共に、その後端は前記環状突起23の内側に形成
された環状凹所24と連通している。即ち、穂先11の
液保持力以上の量の塗布液が穂先に流れ込んだ場合、余
分な塗布液は穂先保持部25の長手方向に沿って形成し
た溝27に逃れて環状凹所24に溜まるようになってい
る。従って、上記溝27と環状凹所24とは塗布液体の
予備タンクの作用をすることになる。
先保持部25はその外観が穂先先端方向に縮径した構成
であり後方に行くに従って深くなる溝27が形成されて
いる。この溝27は先端が穂先中間部の外面に連通して
いると共に、その後端は前記環状突起23の内側に形成
された環状凹所24と連通している。即ち、穂先11の
液保持力以上の量の塗布液が穂先に流れ込んだ場合、余
分な塗布液は穂先保持部25の長手方向に沿って形成し
た溝27に逃れて環状凹所24に溜まるようになってい
る。従って、上記溝27と環状凹所24とは塗布液体の
予備タンクの作用をすることになる。
【0015】次に図1を参照して使用方法を簡単に説明
する。図1は非使用状態であり、使用に当たっては軸体
12に対して容器13を回動させて螺子17と螺子部1
8との螺合を解く。これに従って容器13内の液体Yと
接触していた穂先は液体を含んだまま弁体14の中心孔
16から引き抜かれ容器13の外部に露出し、使用可能
状態となる。使用が終了したら、穂先11を上記弁体の
中心孔16から挿入して軸体12を容器13に対して回
動させて係合する。この状態で穂先11は容器13の液
体Aと接触した状態を維持する。
する。図1は非使用状態であり、使用に当たっては軸体
12に対して容器13を回動させて螺子17と螺子部1
8との螺合を解く。これに従って容器13内の液体Yと
接触していた穂先は液体を含んだまま弁体14の中心孔
16から引き抜かれ容器13の外部に露出し、使用可能
状態となる。使用が終了したら、穂先11を上記弁体の
中心孔16から挿入して軸体12を容器13に対して回
動させて係合する。この状態で穂先11は容器13の液
体Aと接触した状態を維持する。
【0016】図1において、符号30は穂先保持部25
の基部、即ち底部22近傍に形成した透孔であり溝27
に連通して設けたものである。この透孔30により、穂
先11の基部に溜まった塗布液が残留しないで、穂先1
1内部と溝27および環状凹所24の間を循環できるよ
うにしたものであるが、塗布液残留の問題が生じなけれ
ばこの透孔30は省略できる。また、符号40は塗布容
室15に設けた塗布液体撹拌用の金属ボールであるが、
省略することも可能である。
の基部、即ち底部22近傍に形成した透孔であり溝27
に連通して設けたものである。この透孔30により、穂
先11の基部に溜まった塗布液が残留しないで、穂先1
1内部と溝27および環状凹所24の間を循環できるよ
うにしたものであるが、塗布液残留の問題が生じなけれ
ばこの透孔30は省略できる。また、符号40は塗布容
室15に設けた塗布液体撹拌用の金属ボールであるが、
省略することも可能である。
【0017】また、図1の実施例では塗布液の容器13
内部には、図3に示す通り複数のリブ26が長手方向に
等間隔で形成され、そのリブに合致するように弁体14
外面に長手方向の溝を形成して、両者をスライド嵌合さ
せた構成であるが、弁体14が容器13内部の所定位置
に係合できる構成であれば特に上記リブ31や溝は形成
する必要はない。
内部には、図3に示す通り複数のリブ26が長手方向に
等間隔で形成され、そのリブに合致するように弁体14
外面に長手方向の溝を形成して、両者をスライド嵌合さ
せた構成であるが、弁体14が容器13内部の所定位置
に係合できる構成であれば特に上記リブ31や溝は形成
する必要はない。
【0018】図4は図1に示した実施例の変形例を示し
ている。この変形例では軸体12の穂先保持部25の基
端部に複数の(例えば8個)の透孔30a,30bを設
け(2個のみ図示)て溝27や環状凹所24と連通させ
たものである。この場合、上記透孔30a,30bを基
端部、即ち図1の底部22の極く近傍に形成するもので
あるので、製造上底部(図1の符号22)が支障となる
ので、別部品として底部部材32を別途形成して嵌め込
み式に取り付ける。部品点数が1個増加するが、穂先1
1の基部に溜まった液体の循環を容易にする点では利点
がある。また、図の符号34は軸体12の環状突起23
外周に設けた環状の溝、または等間隔の複数の穴であ
り、前記弁体後端部14bと環状突起23先端との線接
触が不十分であったりした場合に塗布液が軸体12の外
部に流れ出る可能性が皆無ではないので、そういった場
合の液体の溜まり場所となるものである。しかし、前記
の線接触が充分であればそのような事態は避けられる
し、前記の溝27や環状凹所24が余分な液体を保持で
きるので上記溝(穴)34は省略することも可能であ
る。その他の構成については図1乃至図3について説明
したのと同様であるので同様の部材部位について図1と
同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
ている。この変形例では軸体12の穂先保持部25の基
端部に複数の(例えば8個)の透孔30a,30bを設
け(2個のみ図示)て溝27や環状凹所24と連通させ
たものである。この場合、上記透孔30a,30bを基
端部、即ち図1の底部22の極く近傍に形成するもので
あるので、製造上底部(図1の符号22)が支障となる
ので、別部品として底部部材32を別途形成して嵌め込
み式に取り付ける。部品点数が1個増加するが、穂先1
1の基部に溜まった液体の循環を容易にする点では利点
がある。また、図の符号34は軸体12の環状突起23
外周に設けた環状の溝、または等間隔の複数の穴であ
り、前記弁体後端部14bと環状突起23先端との線接
触が不十分であったりした場合に塗布液が軸体12の外
部に流れ出る可能性が皆無ではないので、そういった場
合の液体の溜まり場所となるものである。しかし、前記
の線接触が充分であればそのような事態は避けられる
し、前記の溝27や環状凹所24が余分な液体を保持で
きるので上記溝(穴)34は省略することも可能であ
る。その他の構成については図1乃至図3について説明
したのと同様であるので同様の部材部位について図1と
同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0019】図5と図6は本発明の更に別の実施例を示
しており、穂先保持部25が形成する溝27の外側に、
後方に拡開させた円筒状のテーパー状の円筒体36を被
せて、化粧用液体が外部に露出するのを防止すると共
に、穂先保持部を保護するようにしたものである。従っ
て、溝27の外側は上記円筒体36で覆われているの
で、溝内の化粧用液体による汚れが目立たない。その他
の構成は図1の構成と同様であるので説明を省略する。
しており、穂先保持部25が形成する溝27の外側に、
後方に拡開させた円筒状のテーパー状の円筒体36を被
せて、化粧用液体が外部に露出するのを防止すると共
に、穂先保持部を保護するようにしたものである。従っ
て、溝27の外側は上記円筒体36で覆われているの
で、溝内の化粧用液体による汚れが目立たない。その他
の構成は図1の構成と同様であるので説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】本発明の化粧用塗布具は上記のように構
成されているので、穂先11からあふれた塗布液は穂先
保持部25に設けた溝27を通って環状突起23の内側
に形成された環状凹所24に保持できるので軸体12の
外面を塗布液で汚すことがない。更に、弁体14の後端
部14bと軸体12の環状突起23の先端との線接触に
よる係合により両者は液密状態に係合されるので、上記
環状凹所24に至った塗布液は軸体12の外部にまで到
達することがないので汚れは一層効果的に防止できる。
成されているので、穂先11からあふれた塗布液は穂先
保持部25に設けた溝27を通って環状突起23の内側
に形成された環状凹所24に保持できるので軸体12の
外面を塗布液で汚すことがない。更に、弁体14の後端
部14bと軸体12の環状突起23の先端との線接触に
よる係合により両者は液密状態に係合されるので、上記
環状凹所24に至った塗布液は軸体12の外部にまで到
達することがないので汚れは一層効果的に防止できる。
【図1】本発明の一実施例による化粧用塗布具の縦断面
図。
図。
【図2】図1のA−A線に沿って破断した断面図
【図3】図1のB−B線に沿って破断した断面図。
【図4】本発明の別の実施例の要部を示す縦断面図。
【図5】本発明の更に別の実施例の要部を示す縦断面
図。
図。
【図6】図5のC−C線に沿って破断した断面図。
10 本発明の化粧用塗布具 11 穂先 12 軸体 13 塗布液の容器 14 弁体 15 塗布液の容室 16 弁体の中心孔 22 底部 23 環状突起 24 環状凹所 25 穂先保持部 27 穂先保持部に設けた溝 30 透孔 36 円筒体
Claims (5)
- 【請求項1】 塗布液を収納した容器13の内部に中心
孔16を備えた弁体14を固着し、上記容器13と着脱
自在に係合できる軸体12を設け、上記軸体12の先端
部には穂先11を保持した穂先保持部25を突出させる
とともに、上記穂先保持部25の基部近傍には環状突起
23を設けてその内側に環状の凹所24を形成し、上記
穂先保持部の外面には少なくとも1個の長手方向の溝を
設けて上記環状凹所24と連通させ、上記環状突起23
の先端と上記弁体14の後端部14bとが液密状に係合
できるようにした化粧用塗布具。 - 【請求項2】 上記穂先保持部25の基部近傍に、上記
溝27と穂先基部とを連通させる少なくとも1個の透孔
30(30a,30b)を設けてなる請求項1の化粧用
塗布具。 - 【請求項3】 上記穂先保持部25は上記環状突起24
の方向に拡開状とした外形を有し、上記溝27は上記上
記環状突起24の方向に行くに従って深く形成されてい
る請求項1の化粧用塗布具。 - 【請求項4】 上記弁体14は弾性体より成り、上記環
状突起23の先端はテーパー状に形成されて上記弁体1
4の後端部14bと上記環状突起23の先端とが線接触
状態に液密係合してなる請求項1の化粧用塗布具。 - 【請求項5】 上記穂先保持部25の外側に後方に拡開
するテーパー状の円筒体36を被せてなる請求項1の化
粧用塗布具。
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