JPH08274832A - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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Publication number
JPH08274832A
JPH08274832A JP7075453A JP7545395A JPH08274832A JP H08274832 A JPH08274832 A JP H08274832A JP 7075453 A JP7075453 A JP 7075453A JP 7545395 A JP7545395 A JP 7545395A JP H08274832 A JPH08274832 A JP H08274832A
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JP
Japan
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signal
frequency
output
detector
loop filter
Prior art date
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Application number
JP7075453A
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English (en)
Inventor
Hisaya Kato
久也 加藤
Seiji Sakashita
誠司 坂下
Ippei Jinno
一平 神野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数誤差引き込み終了時のディジタル制御
信号発生器の発振周波数を中心として、位相誤差引き込
みが行われるので、複素乗算器とディジタル制御信号発
生器がそれぞれ1個で周波数同期と位相同期を実現でき
回路規模が小さく実現することができる。 【構成】 ディジタル変調された中間周波信号が、直交
位相検波器2で固定発振器1に出力信号により第1のベ
ースバンド信号に変換され、複素乗算器6でディジタル
制御信号発生器14の出力信号により第2のベースバン
ド信号に変換される。位相誤差検出器8、周波数誤差検
出器9では第1のベースバンド信号の搬送波をディジタ
ル制御信号発生器14の出力信号の位相差、周波数差を
検出する。制御回路10では周波数誤差信号と零信号、
位相誤差信号と零信号を切り替えて出力し、加算器13
で加算してディジタル制御信号発生器14に帰還するよ
うに構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多値直交振幅変調信号や
多相位相変調信号などのディジタル変調信号を復調する
ときに、周波数同期や位相同期が高速かつ確実に実現で
きる復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多値振幅変調方式や多相位相変調
方式による衛星ディジタル放送や地上ディジタル放送や
ディジタルCATVなどが検討されており、一部では本
放送も行われている。
【0003】一般に、ディジタル変調方式を用いた放送
システムにおいて、受信機が安定に復調動作をするため
には、周波数同期や位相同期が実現される必要がある。
図13に従来のディジタル復調装置の一例を示す。
【0004】図13において、ディジタル変調された中
間周波信号が固定発振器101の出力信号のより直交位
相検波器102で第1のベースバンド信号に変換され
る。変換された第1のベースバンド信号は、ローパスフ
ィルタ103―1、103―2でイメージ信号が取り除
かれ、A/D変換器104―1、104―2によりアナ
ログ信号からディジタル信号に変換される。そのディジ
タル信号は第1の複素乗算器105で第1のディジタル
制御信号発生器114―1の出力信号により第2のベー
スバンド信号に変換される。変換された第2のベースバ
ンド信号はロールオフフィルタ106―1、106―2
により波形整形され、第2の複素乗算器107で第2の
ディジタル制御信号発生器114―2の出力信号により
第3のベースバンド信号に変換される。変換された第3
のベースバンド信号は、データ検出器108でIデー
タ、Qデータに変換される。位相誤差検出器109で
は、第2のベースバンド信号の搬送波と第2のディジタ
ル制御信号発生器114―2の出力信号の位相差を検出
する。その位相差データから周波数誤差検出器110で
第2のベースバンド信号の搬送波と第2のディジタル制
御信号発生器114―2の出力信号の周波数差を検出す
る。周波数同期判定器111では、周波数誤差検出器1
10の出力信号である周波数誤差信号から周波数同期状
態を判定し、周波数同期していないときは、周波数誤差
信号が第1のループフィルタ113―1につながるよう
にスイッチを切り換えて、周波数誤差信号が平滑化され
第1のディジタル制御信号発生器114―1に入力され
周波数同期するように制御される。また、周波数同期し
ているときは、位相誤差検出器110の出力信号である
位相誤差信号が第2のループフィルタ113―2につな
がるようにスイッチを切り換えて、位相誤差信号が平滑
化され第2のディジタル制御信号発生器114―2に入
力され位相同期するように制御される(例えば、「QP
SK復調システムの一検討」、1991,Aug、テレビジョン
学会技術報告書参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、複素乗算器とディジタル制御信号発生器
をそれぞれ2個使用するので回路規模が大きくなる。民
生用の復調装置を安価に実現するためにはIC化が必要
で回路規模を小さくする必要があるが、上記従来例では
回路規模が大きくなり、復調装置を安価に開発するのは
難しい。
【0006】また、従来例で用いた周波数誤差検出方法
では、位相変調信号のときは使用できるが、振幅変調信
号のときには使用できない。
【0007】また、周波数同期と位相同期と波形等化を
同時に行うと動作が収束しない。本発明はこのような問
題点を解決し、回路規模を小さくし、多値振幅変調方式
のときにも使用することができ、周波数同期と位相同期
と波形等化を実現できる復調装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の復調装置は、ディジタル変調された中間周波
信号を固定発振器で直交位相検波し、第1のベースバン
ド信号に変換する直交位相検波器と、ディジタル制御信
号発生器と、前記ディジタル制御信号発生器により、前
記第1のベースバンド信号を第2のベースバンド信号に
変換する複素乗算器と、前記第2のベースバンド信号を
ディジタルデータに変換するデータ検出器と、前記第1
のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル制御信号
発生器の出力信号の位相差を検出する位相誤差検出器
と、前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジ
タル制御信号発生器の出力信号の周波数差を検出する周
波数誤差検出器と、前記周波数誤差検出器の周波数誤差
信号から周波数同期状態を判定し、周波数誤差検出器の
出力信号と零信号、また、位相誤差検出器の出力信号と
零信号を切り換える制御回路と、前記制御回路の2つの
出力信号が入力される第1のループフィルタ、第2のル
ープフィルタと、前記第1のループフィルタと第2のル
ープフィルタの出力信号を加算し、前記ディジタル制御
信号発生器へ帰還する加算器とを具備して構成される。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、複素乗算器とディ
ジタル制御信号発生器は、それぞれ1個ずつのみ用いる
ことになり、よって回路規模は小さくなり、また、多値
振幅変調方式のときにも周波数誤差検出を実現すること
ができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明による第1の実施例の復調装
置のブロック図である。1は固定発振器、2は直交位相
検波器、3―1、3―2はローパスフィルタ、4―1、
4―2はA/D変換器、5―1、5―2はロールオフフ
ィルタ、6は複素乗算器、7はデータ検出器、8は位相
誤差検出器、9は周波数誤差検出器、10は制御回路、
11は第1のループフィルタ、12は第2のループフィ
ルタ、13は加算器、14はディジタル制御信号発生器
である。
【0011】以上のように構成された復調装置につい
て、その動作を説明する。まず、ディジタル変調された
中間周波信号が、直交位相検波器2で固定発振器1の出
力信号により直交位相検波され第1のベースバンド信号
に変換される。変換された第1のベースバンド信号はロ
ーパスフィルタ3―1、3―2でイメージ信号が取り除
かれ、A/D変換器4―1、4―2によりアナログ信号
からディジタル信号に変換される。そのディジタル信号
はロールオフフィルタ5―1、5―2により波形整形さ
れ、複素乗算器6でディジタル制御信号発生器14の出
力信号により第2のベースバンド信号に変換される。変
換された第2のベースバンド信号は、データ検出器7で
Iデータ、Qデータに変換される。位相誤差検出器8で
は、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制御
信号発生器14の出力信号の位相差を正、負、零の3値
で検出する(参考文献:Universal Carrier Recovery L
oopfor QASK and PSK Signal Sets ,IEEE,Jan 1983)。
【0012】周波数誤差検出器9では、第1のベースバ
ンド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器14の出
力信号の周波数差を検出する。制御回路10では、周波
数誤差検出器9の出力信号である周波数誤差信号を用い
て周波数同期状態を判定し、周波数同期していないとき
は、周波数誤差信号はそのまま第1のループフィルタ1
1に出力され、位相誤差検出器8の出力信号である位相
誤差信号は零信号に切り替えて第2のループフィルタ1
2に出力される。また、周波数同期しているときは、周
波数誤差信号は零信号に切り替えて第1のループフィル
タ11に出力され、位相誤差信号はそのまま第2のルー
プフィルタ12に出力される。そして、それら第1のル
ープフィルタ11、第2のループフィルタ12の出力信
号を加算器13で加算し、ディジタル制御信号発生器1
4に帰還して、周波数同期と位相同期を実現する。
【0013】以上のように、本発明の第1の実施例によ
れば、周波数誤差引き込み終了時のディジタル制御信号
発生器の発振周波数を中心として、位相誤差引き込みが
行われるので、複素乗算器とディジタル制御信号発生器
がそれぞれ1個で周波数同期と位相同期を実現でき、回
路規模が小さく実現することができる。
【0014】(実施例2)図2は本発明による第2の実
施例の復調装置のブロック図である。1は固定発振器、
2は直交位相検波器、3―1、3―2はローパスフィル
タ、4―1、4―2はA/D変換器、5―1、5―2は
ロールオフフィルタ、6は複素乗算器、7はデータ検出
器、8は位相誤差検出器、9は周波数誤差検出器、20
は制御回路、11は第1のループフィルタ、12は第2
のループフィルタ、13は加算器、14はディジタル制
御信号発生器、15は制御信号である。
【0015】以上のように構成された復調装置につい
て、その動作を説明する。まず、ディジタル変調された
中間周波信号が、直交位相検波器2で固定発振器1の出
力信号により直交位相検波され第1のベースバンド信号
に変換される。変換された第1のベースバンド信号はロ
ーパスフィルタ3―1、3―2でイメージ信号が取り除
かれ、A/D変換器4―1、4―2によりアナログ信号
からディジタル信号に変換される。そのディジタル信号
はロールオフフィルタ5―1、5―2により波形整形さ
れ、複素乗算器6でディジタル制御信号発生器14の出
力信号により第2のベースバンド信号に変換される。変
換された第2のベースバンド信号は、データ検出器7で
Iデータ、Qデータに変換される。
【0016】位相誤差検出器8では、第1のベースバン
ド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器14の出力
信号の位相差を正、負、零の3値で検出する。周波数誤
差検出器9では、第1のベースバンド信号の搬送波とデ
ィジタル制御信号発生器14の出力信号の周波数差を検
出する。制御回路20では、制御信号15により、始
め、周波数誤差検出器9の出力信号である周波数誤差信
号はそのまま第1のループフィルタ11に出力され、位
相誤差検出器8の出力信号である位相誤差信号は零信号
に切り替えて第2のループフィルタ12に出力される。
【0017】次に、周波数誤差信号は零信号に切り替え
て第1のループフィルタ11に出力され、位相誤差信号
はそのまま第2のループフィルタ12に出力される。そ
して、それら第1のループフィルタ11、第2のループ
フィルタ12の出力信号を加算器13で加算し、ディジ
タル制御信号発生器14に帰還して、周波数同期と位相
同期を実現する。
【0018】以上のように、本発明の第2の実施例によ
れば、外部の制御信号により周波数誤差引き込み終了時
のディジタル制御信号発生器の発振周波数を中心とし
て、位相誤差引き込みが行われるので、複素乗算器とデ
ィジタル制御信号発生器がそれぞれ1個で周波数同期と
位相同期を実現でき、回路規模が小さく実現することが
できる。制御信号は、例えば、マイコン等でタイマを構
成して発生する。
【0019】(実施例3)図3は本発明による第3の実
施例の復調装置のブロック図である。1は固定発振器、
2は直交位相検波器、3―1、3―2はローパスフィル
タ、4―1、4―2はA/D変換器、5―1、5―2は
ロールオフフィルタ、16は波形等化器、6は複素乗算
器、7はデータ検出器、8は位相誤差検出器、9は周波
数誤差検出器、30は制御回路、11は第1のループフ
ィルタ、12は第2のループフィルタ、13は加算器、
14はディジタル制御信号発生器である。
【0020】以上のように構成された復調装置につい
て、その動作を説明する。まず、ディジタル変調された
中間周波信号が、直交位相検波器2で固定発振器1の出
力信号により直交位相検波され第1のベースバンド信号
に変換される。変換された第1のベースバンド信号はロ
ーパスフィルタ3―1、3―2でイメージ信号が取り除
かれ、A/D変換器4―1、4―2によりアナログ信号
からディジタル信号に変換される。そのディジタル信号
はロールオフフィルタ5―1、5―2により波形整形さ
れ、波形等化器16でフェージンクを取り除き、複素乗
算器6でディジタル制御信号発生器14の出力信号によ
り第2のベースバンド信号に変換される。変換された第
2のベースバンド信号は、データ検出器7でIデータ、
Qデータに変換される。
【0021】位相誤差検出器8では、第1のベースバン
ド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器14の出力
信号の位相差を正、負、零の3値で検出する。周波数誤
差検出器9では、第1のベースバンド信号の搬送波とデ
ィジタル制御信号発生器14の出力信号の周波数差を検
出する。制御回路30では、まず、周波数誤差検出器9
の出力信号である周波数誤差信号を用いて周波数同期状
態を判定し、周波数同期するまでは、周波数誤差信号は
そのまま第1のループフィルタ11に出力され、位相誤
差検出器8の出力信号である位相誤差信号は零信号に切
り替えて第2のループフィルタ12に出力され、波形等
化器16は動作させずに通過させる。
【0022】そして、周波数同期したら、位相誤差検出
器の出力信号である位相誤差信号を用いて位相同期状態
を判定し、位相同期するまでは、周波数誤差信号は零信
号に切り替えて第1のループフィルタ11に出力され、
位相誤差信号はそのまま第2のループフィルタ12出力
され、波形等化器16は動作させず通過させる。
【0023】そして、位相同期したら、周波数誤差信号
は零信号に切り替えられたまま第1のループフィルタ1
1に出力され、位相誤差信号はそのまま第2のループフ
ィルタ12に出力され、波形等化器16を動作させる。
そして、それら第1のループフィルタ11、第2のルー
プフィルタ12の出力信号を加算器13で加算し、ディ
ジタル制御信号発生器14に帰還して、周波数同期と位
相同期を実現する。
【0024】以上のように、本発明の第3の実施例によ
れば、周波数誤差引き込み終了時のディジタル制御信号
発生器の発振周波数を中心として、位相誤差引き込みが
行われるので、複素乗算器とディジタル制御信号発生器
がそれぞれ1個で周波数同期と位相同期を実現でき、回
路規模が小さく実現することができる。また、制御回路
で周波数同期と位相同期と波形等化を順番に行うことに
より、それら全てを実現することができる。
【0025】(実施例4)図4は本発明による第4の実
施例の復調装置のブロック図である。1は固定発振器、
2は直交位相検波器、3―1、3―2はローパスフィル
タ、4―1、4―2はA/D変換器、5―1、5―2は
ロールオフフィルタ、16は波形等化器、6は複素乗算
器、7はデータ検出器、8は位相誤差検出器、9は周波
数誤差検出器、40は制御回路、11は第1のループフ
ィルタ、12は第2のループフィルタ、13は加算器、
14はディジタル制御信号発生器、15は制御信号であ
る。
【0026】以上のように構成された復調装置につい
て、その動作を説明する。まず、ディジタル変調された
中間周波信号が、直交位相検波器2で固定発振器1の出
力信号により直交位相検波され第1のベースバンド信号
に変換される。変換された第1のベースバンド信号はロ
ーパスフィルタ3―1、3―2でイメージ信号が取り除
かれ、A/D変換器4―1、4―2によりアナログ信号
からディジタル信号に変換される。そのディジタル信号
はロールオフフィルタ5―1、5―2により波形整形さ
れ、波形等化器16でフェージンクを取り除き、複素乗
算器6でディジタル制御信号発生器14の出力信号によ
り第2のベースバンド信号に変換される。変換された第
2のベースバンド信号は、データ検出器7でIデータ、
Qデータに変換される。
【0027】位相誤差検出器8では、第1のベースバン
ド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器14の出力
信号の位相差を正、負、零の3値で検出する。周波数誤
差検出器9では、第1のベースバンド信号の搬送波とデ
ィジタル制御信号発生器14の出力信号の周波数差を検
出する。制御回路40では、制御信号15により、始
め、周波数誤差検出器9の出力信号である周波数誤差信
号はそのまま第1のループフィルタに出力され、位相誤
差検出器の出力信号である位相誤差信号は零信号に切り
替えて第2のループフィルタ12に出力され、波形等化
器16は動作させずに通過させる。
【0028】次に、周波数誤差信号は零信号に切り替え
て第1のループフィルタ11に出力され、位相誤差信号
はそのまま第2のループフィルタ12に出力され、波形
等化器16は動作させずに通過させる。最後に、周波数
誤差信号は零信号に切り替えられたまま第1のループフ
ィルタ11に出力され、位相誤差信号はそのまま第2の
ループフィルタ12に出力され、波形等化器16を動作
させる。そして、それら第1のループフィルタ11、第
2のループフィルタ12の出力信号を加算器13で加算
し、ディジタル制御信号発生器14に帰還して、周波数
同期と位相同期を実現する。
【0029】以上のように、本発明の第4の実施例によ
れば、外部の制御信号により周波数誤差引き込み終了時
のディジタル制御信号発生器の発振周波数を中心とし
て、位相誤差引き込みが行われるので、複素乗算器とデ
ィジタル制御信号発生器がそれぞれ1個で周波数同期と
位相同期を実現でき、回路規模が小さく実現することが
できる。制御信号は、例えば、マイコン等でタイマを構
成して発生する。また、制御回路で周波数同期と位相同
期と波形等化を順番に行うことにより、それら全てを実
現することができる。
【0030】(実施例5)図5は本発明による第5の実
施例の復調装置であって、図1における制御回路10の
ブロック図である。51は周波数同期判定器、52は第
1のスイッチ、53は第2のスイッチ、54は零値発生
器である。
【0031】以上のように構成された制御回路の制御方
法について説明する。まず、周波数誤差検出器9の出力
信号である周波数誤差信号を用いて、周波数同期判定器
51では、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタ
ル制御信号発生器14の出力信号の周波数同期状態を判
定し、周波数同期していないときは、周波数誤差信号は
そのまま第1のループフィルタに出力され、位相誤差検
出器8の出力信号である位相誤差信号は第2のスイッチ
53で零値発生器54からの零信号に切り替えられ第2
のループフィルタに出力される。また、周波数同期して
いるときは、周波数誤差信号は第1のスイッチ52で零
値発生器83からの零信号に切り替えられ第1のループ
フィルタに出力され、位相誤差信号はそのまま第2のル
ープフィルタに出力される。
【0032】以上のように、本発明の第5の実施例によ
れば、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
御信号発生器14の出力信号の周波数同期状態を判定
し、第1のスイッチ52、第2のスイッチ53を切り替
えることにより、制御回路10の2つの出力信号を加算
することで、周波数誤差信号と位相誤差信号を切り替え
ることができる。
【0033】(実施例6)図6は本発明による第6の実
施例の復調装置であって、図2における制御回路20の
ブロック図である。15は制御信号、52は第1のスイ
ッチ、53は第2のスイッチ、54は零値発生器であ
る。
【0034】以上のように構成された制御回路の制御方
法について説明する。まず、外部の制御信号15を用い
て、周波数誤差検出器9の出力信号である周波数誤差信
号はそのまま第1のループフィルタに出力し、位相誤差
検出器8の出力信号である位相誤差信号は第2のスイッ
チ53で零値発生器54からの零信号に切り替えられ第
2のループフィルタに出力される。
【0035】次に、周波数誤差信号は第1のスイッチ5
2で零値発生器54からの零信号に切り替えられ第1の
ループフィルタに出力され、位相誤差信号はそのまま第
2のループフィルタに出力される。
【0036】以上のように、本発明の第6の実施例によ
れば、制御信号15を用いて、第1のスイッチ52、第
2のスイッチ53を切り替えることにより、制御回路2
0の2つの出力信号を加算することで、周波数誤差信号
と位相誤差信号を切り替えることができる。
【0037】(実施例7)図7は本発明による第7の実
施例の復調装置であって、図3における制御回路30の
ブロック図である。51は周波数同期判定器、52は第
1のスイッチ、53は第2のスイッチ、54は零値発生
器、55は位相同期判定器である。
【0038】以上のように構成された制御回路の制御方
法について説明する。まず、周波数誤差検出器9の出力
信号である周波数誤差信号を用いて、周波数同期判定器
51では、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタ
ル制御信号発生器14の出力信号の周波数同期状態を判
定し、周波数同期するまでは、周波数誤差信号はそのま
ま第1のループフィルタに出力され、位相誤差検出器8
の出力信号である位相誤差信号は第2のスイッチ53で
零値発生器54からの零信号に切り替えられ第2のルー
プフィルタに出力され、波形等化器16は動作させずに
通過させる。
【0039】そして、周波数同期したら、位相同期判定
器55で位相誤差信号を用いて位相同期状態を判定し、
位相同期するまでは、周波数誤差信号は第1のスイッチ
52で零値発生器54からの零信号に切り替えられ第1
のループフィルタに出力され、位相誤差信号はそのまま
第2のループフィルタに出力され、波形等化器16は動
作させず通過させる。
【0040】そして、位相同期したら、周波数誤差信号
はそのまま第1のスイッチ52で零値発生器54からの
零信号に切り替えられ第1のループフィルタに出力さ
れ、位相誤差信号はそのまま第2のループフィルタに出
力され、波形等化器16を動作させる。
【0041】以上のように、本発明の第7の実施例によ
れば、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
御信号発生器14の出力信号の周波数同期状態、位相同
期状態を判定し、第1のスイッチ52、第2のスイッチ
53を切り替えることにより、制御回路30の2つの出
力信号を加算することで、周波数誤差信号と位相誤差信
号を切り替えることができる。また、制御回路で周波数
同期と位相同期と波形等化を順番に行うことにより、そ
れら全てを実現することができる。
【0042】(実施例8)図8は本発明による第8の実
施例の復調装置であって、図4における制御回路40の
ブロック図である。15は制御信号、52は第1のスイ
ッチ、53は第2のスイッチ、54は零値発生器であ
る。
【0043】以上のように構成された制御回路の制御方
法について説明する。始め、制御信号15により周波数
誤差検出器9の出力信号である周波数誤差信号はそのま
ま第1のループフィルタに出力され、位相誤差検出器8
の出力信号である位相誤差信号は第2のスイッチ53で
零値発生器54からの零信号に切り替えられ第2のルー
プフィルタに出力され、波形等化器は動作させず通過さ
せる。
【0044】次に、周波数誤差信号は第1のスイッチ5
2で零値発生器54からの零信号に切り替えられ第1の
ループフィルタに出力され、位相誤差信号はそのまま第
2のループフィルタに出力され、波形等化器は動作させ
ず通過させる。最後に、周波数誤差信号はそのまま第1
のスイッチ52で零値発生器54からの零信号に切り替
えられ第1のループフィルタに出力され、位相誤差信号
はそのまま第2のループフィルタに出力され、波形等化
器16を動作させる。
【0045】以上のように、本発明の第8の実施例によ
れば、制御信号15を用いて、第1のスイッチ52、第
2のスイッチ53を切り替えることにより、制御回路4
0の2つの出力信号を加算することで、周波数誤差信号
と位相誤差信号を切り替えることができる。また、制御
回路で周波数同期と位相同期と波形等化を順番に行うこ
とにより、それら全てを実現することができる。
【0046】(実施例9)図9は本発明による第9の実
施例の復調装置であって、図5、図7における周波数同
期判定器51のブロック図である。61は積分器、62
は判定器である。
【0047】以上のように構成された周波数同期判定器
の判定方法について説明する。周波数誤差検出器9の出
力信号である周波数誤差信号を積分器61を用いて積分
し、その出力信号の一定時間内での平均値がしきい値以
下であるか判定器62で判定し、しきい値以下になると
スイッチ切り替え信号を出力し、周波数誤差信号と零信
号、また、位相誤差信号と零信号とを切り替える。
【0048】以上のように、本発明の第9の実施例によ
れば、周波数誤差信号を積分し、一定時間内での平均値
を用いることにより周波数の同期判定を行うことができ
る。
【0049】(実施例10)図10は本発明による第1
0の実施例の復調装置であって、図7における位相同期
判定器54のブロック図である。61は積分器、62は
判定器である。
【0050】以上のように構成された位相同期判定器の
判定方法について説明する。位相誤差検出器8の出力信
号である位相誤差信号を積分器61を用いて積分し、そ
の出力信号の一定時間内での平均値がしきい値以下であ
るか判定器62で判定し、しきい値以下になるとスイッ
チ切り替え信号を出力し、波形等化器の動作を切り替え
る。
【0051】以上のように、本発明の第10の実施例に
よれば、位相誤差信号を積分し、一定時間内での平均値
を用いることにより位相の同期判定を行うことができ
る。
【0052】(実施例11)図11は本発明による第1
1の実施例の復調装置であって、図1、図2、図3、図
4における周波数誤差検出器9のブロック図である。7
1は振幅検出器、72は1シンボル遅延器、73は周波
数差検出器である。
【0053】以上のように構成された周波数誤差検出器
の検出方法について説明する。振幅検出器71では、第
2のベースバンド信号と1シンボル遅延器72で1シン
ボル遅れた第2のベースバンド信号の振幅の大きさI2
+Q2を検出し、両信号が共にしきい値を越えていたと
きに、それぞれの位相をtan-1Q/Iで求め、それら
の位相差を単位時間で割ることにより、周波数差検出器
73で第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
御信号発生器の出力信号の周波数差を検出し、位相誤差
信号として出力する。
【0054】以上のように、本発明の第11の実施例に
よれば、特定な符号点のみを用いて、第1のベースバン
ド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器の出力信号
の周波数差を検出することができ、多相位相変調方式の
みならず多値振幅変調方式のときにも周波数誤差検出を
実現することができる。特定の符号点とは、例えば、多
値振幅変調方式のときは最大振幅の符号である。
【0055】(実施例12)図12は本発明による第1
2の実施例の復調装置であって、図1、図2、図3、図
4における周波数誤差検出器9のブロック図である。7
1は振幅検出器、74はnシンボル遅延器(n:>1、
固定)、73は周波数差検出器である。
【0056】以上のように構成された周波数誤差検出器
の検出方法について説明する。振幅検出器71では、第
2のベースバンド信号とnシンボル遅延器74でnシン
ボル遅れた第2のベースバンド信号の振幅の大きさI2
+Q2を検出し、両信号が共にしきい値を越えていたと
きに、それぞれの位相をtan-1Q/Iで求め、それら
の位相差を単位時間で割ることにより、周波数差検出器
73で第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
御信号発生器の出力信号の周波数差を検出し、位相誤差
信号として出力する。
【0057】以上のように、本発明の第12の実施例に
よれば、特定な符号点のみを用いて、第1のベースバン
ド信号の搬送波とディジタル制御信号発生器の出力信号
の周波数差を検出することができ、多相位相変調方式の
みならず多値振幅変調方式のときにも周波数誤差検出を
実現することができる。しかも、nシンボル離れた2シ
ンボルから周波数差を検出するので、より細かく周波数
差を検出できる。特定の符号点とは、例えば、多値振幅
変調方式のときは最大振幅の符号である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明の復調装置によれ
ば次のような効果が発揮される。 (1) 周波数誤差引き込み終了時のディジタル制御信号発
生器の発振周波数を中心として、位相誤差引き込みが行
われるので、複素乗算器とディジタル制御信号発生器が
それぞれ1個で周波数同期と位相同期を実現でき、これ
により回路規模を小さく実現することができる。 (2) 制御回路で周波数同期と位相同期と波形等化を順番
に行うことにより、それら全てを実現することができ
る。 (3) 特定な符号点のみを用いて、第1のベースバンド信
号の搬送波とディジタル制御信号発生器の出力信号の周
波数差を検出することができ、多相位相変調方式のみな
らず多値振幅変調方式のときにも周波数誤差検出を実現
することができる。 (4) nシンボル離れた2シンボルから周波数差を検出す
るので、より細かく周波数差を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における復調装置のブロ
ック図
【図2】本発明の第2の実施例における復調装置のブロ
ック図
【図3】本発明の第3の実施例における復調装置のブロ
ック図
【図4】本発明の第4の実施例における復調装置のブロ
ック図
【図5】本発明の第1の実施例での制御回路のブロック
【図6】本発明の第2の実施例での制御回路のブロック
【図7】本発明の第3の実施例での制御回路のブロック
【図8】本発明の第4の実施例での制御回路のブロック
【図9】本発明の第5、第7の実施例での周波数同期判
定器のブロック図
【図10】本発明の第7の実施例での位相同期判定器の
ブロック図
【図11】本発明の第1、第2、第3、第4の実施例で
の周波数誤差検出器のブロック図
【図12】本発明の第1、第2、第3、第4の実施例で
の周波数誤差検出器のブロック図
【図13】従来例における復調装置のブロック図
【符号の説明】
1 固定発振器 2 直交位相検波器 3―1、3―2 ローパスフィルタ 4―1、4―2 A/D変換器 5―1、5―2 ロールオフフィルタ 6 複素乗算器 7 データ検出器 8 位相誤差検出器 9 周波数誤差検出器 10 制御回路 11 第1のループフィルタ 12 第2のループフィルタ 13 加算器 14 ディジタル制御信号発生器 15 制御信号 16 波形等化器 51 周波数同期判定器 52 第1のスイッチ 53 第2のスイッチ 54 零値発生器 55 位相同期判定器 61 積分器 62 判定器 71 振幅検出器 72 1シンボル遅延器 73 周波数差検出器 74 nシンボル遅延器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル変調された中間周波信号を固定
    発振器で直交位相検波し、第1のベースバンド信号に変
    換する直交位相検波器と、 ディジタル制御信号発生器と、 前記ディジタル制御信号発生器により、前記第1のベー
    スバンド信号を第2のベースバンド信号に変換する複素
    乗算器と、 前記第2のベースバンド信号をディジタルデータに変換
    するデータ検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の位相差を検出する位相誤差
    検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の周波数差を検出する周波数
    誤差検出器と、 前記周波数誤差検出器の出力信号から周波数同期状態を
    判定し、前記周波数誤差検出器の出力信号と零信号、ま
    た、前記位相誤差検出器の出力信号と零信号を切り換え
    る制御回路と、 前記制御回路の2つの出力信号が各々入力される第1の
    ループフィルタ、第2のループフィルタと、 前記第1のループフィルタと第2のループフィルタの出
    力信号を加算し、前記ディジタル制御信号発生器へ帰還
    する加算器とを具備したことを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】ディジタル変調された中間周波信号を固定
    発振器で直交位相検波し、第1のベースバンド信号に変
    換する直交位相検波器と、 ディジタル制御信号発生器と、 前記ディジタル制御信号発生器により、前記第1のベー
    スバンド信号を第2のベースバンド信号に変換する複素
    乗算器と、 前記第2のベースバンド信号をディジタルデータに変換
    するデータ検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の位相差を検出する位相誤差
    検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の周波数差を検出する周波数
    誤差検出器と、 外部から供給される制御信号により前記周波数誤差検出
    器の出力信号と零信号、また、前記位相誤差検出器の出
    力信号と零信号を切り換える制御回路と、 前記制御回路の2つの出力信号が入力される第1のルー
    プフィルタ、第2のループフィルタと、 前記第1のループフィルタと第2のループフィルタの出
    力信号を加算し、前記ディジタル制御信号発生器へ帰還
    する加算器とを具備したことを特徴とする復調装置。
  3. 【請求項3】ディジタル変調された中間周波信号を固定
    発振器で直交位相検波し、第1のベースバンド信号に変
    換する直交位相検波器と、 前記第1のベースバンド信号のフェージングを取り除く
    波形等化器と、 ディジタル制御信号発生器と、 前記ディジタル制御信号発生器により、波形等化された
    前記第1のベースバンド信号を第2のベースバンド信号
    に変換する複素乗算器と、 前記第2のベースバンド信号をディジタルデータに変換
    するデータ検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の位相差を検出する位相誤差
    検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の周波数差を検出する周波数
    誤差検出器と、 前記周波数誤差検出器の出力信号から周波数同期状態を
    判定し、また、前記位相誤差検出器の出力信号から位相
    同期状態を判定し、前記周波数誤差検出器の出力信号と
    零信号、前記位相誤差検出器の出力信号と零信号、前記
    波形等化器の動作を切り換える制御回路と、 前記制御回路の2つの出力信号が入力される第1のルー
    プフィルタ、第2のループフィルタと、 前記第1のループフィルタと第2のループフィルタの出
    力信号を加算し、前記ディジタル制御信号発生器へ帰還
    する加算器とを具備したことを特徴とする復調装置。
  4. 【請求項4】ディジタル変調された中間周波信号を固定
    発振器で直交位相検波し、第1のベースバンド信号に変
    換する直交位相検波器と、 前記第1のベースバンド信号のフェージングを取り除く
    波形等化器と、 ディジタル制御信号発生器と、 前記ディジタル制御信号発生器により、波形等化された
    前記第1のベースバンド信号を第2のベースバンド信号
    に変換する複素乗算器と、 前記第2のベースバンド信号をディジタルデータに変換
    するデータ検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の位相差を検出する位相誤差
    検出器と、 前記第1のベースバンド信号の搬送波と前記ディジタル
    制御信号発生器の出力信号の周波数差を検出する周波数
    誤差検出器と、 外部から供給される制御信号により前記周波数誤差検出
    器の出力信号と零信号、前記位相誤差検出器の出力信号
    と零信号、前記波形等化器の動作を切り換える制御回路
    と、 前記制御回路の2つの出力信号が入力される第1のルー
    プフィルタ、第2のループフィルタと、 前記第1のループフィルタと第2のループフィルタの出
    力信号を加算し、前記ディジタル制御信号発生器へ帰還
    する加算器とを具備したことを特徴とする復調装置。
  5. 【請求項5】制御回路は、 周波数誤差検出器の出力信号である周波数誤差信号を用
    いて、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
    御信号発生器の出力信号の周波数同期状態を判定する周
    波数同期判定器と、 零信号を出力する零値発生器と、 前記周波数同期判定器の周波数同期状態から周波数誤差
    信号と零信号を切り替えて第1のループフィルタに出力
    する第1のスイッチと、 前記周波数同期判定器の周波数同期状態から位相誤差信
    号と零信号を切り替えて第2のループフィルタに出力す
    る第2のスイッチで構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の復調装置。
  6. 【請求項6】制御回路は、 零信号を出力する零値発生器と、 外部から供給される制御信号により周波数誤差検出器の
    出力信号である周波数誤差信号と零信号を切り替えて第
    1のループフィルタに出力する第1のスイッチと、 前記制御信号により位相誤差検出器の出力信号である位
    相誤差信号と零信号を切り替えて第2のループフィルタ
    に出力する第2のスイッチで構成されたことを特徴とす
    る請求項2記載の復調装置。
  7. 【請求項7】制御回路は、 周波数誤差検出器の出力信号である周波数誤差信号を用
    いて、第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制
    御信号発生器の出力信号の周波数同期状態を判定する周
    波数同期判定器と、 零信号を出力する零値発生器と、 前記周波数同期判定器の周波数同期状態から周波数誤差
    信号と零信号を切り替えて第1のループフィルタに出力
    する第1のスイッチと、 前記周波数同期判定器の周波数同期状態から位相誤差信
    号と零信号を切り替えて第2のループフィルタに出力す
    る第2のスイッチと、 前記位相誤差信号を用いて、第1のベースバンド信号の
    搬送波とディジタル制御信号発生器の出力信号の位相同
    期状態を判定し、波形等化器の動作を制御する位相同期
    判定器で構成されることを特徴とする請求項3記載の復
    調装置。
  8. 【請求項8】制御回路は、 零信号を出力する零値発生器と、 外部から供給される制御信号により周波数誤差検出器の
    出力信号である周波数誤差信号と零信号を切り替えて第
    1のループフィルタに出力する第1のスイッチと、 前記制御信号により位相誤差検出器の出力信号である位
    相誤差信号と零信号を切り替えて第2のループフィルタ
    に出力する第2のスイッチとで構成され、前記制御信号
    により波形等化器の動作も制御可能なことを特徴とする
    請求項4記載の復調装置。
  9. 【請求項9】周波数同期判定器は、 周波数誤差検出器の出力信号である周波数誤差信号を積
    分する積分器と、 前記積分器の出力信号の一定時間内での平均値がしきい
    値以下となるかを調べてスイッチ切り替え信号を出力す
    る判定器で構成されることを特徴とする請求項1または
    請求項3記載の復調装置。
  10. 【請求項10】位相同期判定器は、 位相誤差検出器の出力信号である位相誤差信号を積分す
    る積分器と、 前記積分器の出力信号の一定時間内での平均値がしきい
    値以下となるかを調べてスイッチ切り替え信号を出力す
    る判定器で構成されることを特徴とする請求項3記載の
    復調装置。
  11. 【請求項11】周波数誤差検出器は、 第2のベースバンド信号を1シンボル遅らせる1シンボ
    ル遅延器と、 隣接する2シンボルの第2のベースバンド信号のそれぞ
    れの振幅の大きさを検出する振幅検出器と、 前記振幅検出器の出力信号により隣接する2シンボルか
    ら第1のベースバンド信号の搬送波とディジタル制御信
    号発生器の出力信号の周波数誤差を検出する周波数差検
    出器で構成されることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の復調装置。
  12. 【請求項12】周波数誤差検出器は、 第2のベースバンド信号をnシンボル遅らせるnシンボ
    ル遅延器と、 nシンボル離れた第2のベースバンド信号のそれぞれの
    振幅の大きさを検出する振幅検出器と、 前記振幅検出器の出力信号によりnシンボル離れた2シ
    ンボルから第1のベースバンド信号の搬送波とディジタ
    ル制御信号発生器の出力信号の周波数誤差を検出する周
    波数差検出器で構成されることを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の復調
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920228A (en) * 1996-07-16 1999-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital demodulation with compensation for phase and frequency of tentatively demodulated signal
US7133469B2 (en) 2001-08-03 2006-11-07 Nec Corporation Quadrature demodulator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920228A (en) * 1996-07-16 1999-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital demodulation with compensation for phase and frequency of tentatively demodulated signal
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