JPH082721Y2 - パラメータ設定装置 - Google Patents

パラメータ設定装置

Info

Publication number
JPH082721Y2
JPH082721Y2 JP1989019509U JP1950989U JPH082721Y2 JP H082721 Y2 JPH082721 Y2 JP H082721Y2 JP 1989019509 U JP1989019509 U JP 1989019509U JP 1950989 U JP1950989 U JP 1950989U JP H082721 Y2 JPH082721 Y2 JP H082721Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter value
parameter
switch
values
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989019509U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02111801U (ja
Inventor
正志 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP1989019509U priority Critical patent/JPH082721Y2/ja
Publication of JPH02111801U publication Critical patent/JPH02111801U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082721Y2 publication Critical patent/JPH082721Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電子楽器、オーディオ/ビジュアル製
品、エアコン等に用いられるパラメータ設定装置に関
し、特にパラメータの値をスイッチにより段階的に設定
する機器において、スイッチやLED等の表示器の数を大
幅に増加することなく多段階のパラメータ値の設定を可
能とするパラメータ設定装置に関する。
[従来の技術] 一般に、電子楽器その他の電気機器においては楽音制
御等の各種の機能の制御のために種々のパラメータが用
いられている。かかるパラメータ設定装置の一例とし
て、例えば特開昭62-182,798号公報に記載されたものが
ある。この公報に記載のパラメータ設定装置は、第8図
に示すような所定数(図では7個)のスイッチPB1〜PB7
と表示器ID1〜ID7、およびアップスイッチ151と、ダウ
ンスイッチ152を具備している。そして、スイッチPB1〜
PB7のいずれか1つを押下することにより、所定のパラ
メータ値が粗設定され、その後アップスイッチ151また
はダウンスイッチ152を押下することにより粗設定値か
らさらに微少なレベルでの微設定を行なうようになって
いる。
また、このようなパラメータ設定装置では、LED等の
表示器ID1〜ID7を点灯することによって、現在設定され
ているパラメータの値を表示する。したがって、ユーザ
はこの表示器ID1〜ID7による表示を参照して現在設定さ
れているパラメータの値を知ることができる。
例えば、第8図のような7つのスイッチでレベル
「0」からレベル「24」までのパラメータ値を切換える
場合には、まず次の第1表のような対応でパラメータ値
を粗設定する。
そして、スイッチPB1〜PB7のいずれか1つのスイッチ
が押下された場合には、上記の対応でパラメータ値を設
定するとともに、押下スイッチの右側に配置された対応
表示器が点灯する。例えば、スイッチPB3を押下したと
きは、パラメータ値としてレベル「8」が粗設定され、
対応する表示器ID3が点灯する。
一方、このような粗設定の後、アップスイッチ151ま
たはダウンスイッチ152を押下してパラメータ値を1ず
つ増減して、より細かいレベルで微設定を行なうことが
できるが、その際、表示器の点灯は、次の第2表のよう
になる。
例えば、パラメータ値がレベル「8」に設定され表示
器ID3が点灯している状態で、アップスイッチ151を1度
押下すると、パラメータ値はレベル「8」からレベル
「9」へと増加する。表示器は、第2表に従ってID3が
点灯した状態のままである。さらに、もう一度アップス
イッチ151を押下すると、パラメータ値はレベル「9」
からレベル「10」へと増加し、表示器ID3とID4が点灯す
る。ユーザは、表示器ID3,ID4の点灯により、設定され
ているパラメータの現在値が、レベル「8」(スイッチ
PB3)とレベル「12」(スイッチPB4)とのちょうど中間
の値であることを知ることができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来形のパラメータ設定装
置によれば、1つの表示器のみが点灯している状態が、
2つないし3つのパラメータ値を表わすこととなり、パ
ラメータ値を一意的に定めることができないという欠点
があった。例えば、第2表で表示器ID2のみが点灯して
いる状態はパラメータ値が「3」「4」「5」のいずれ
かの場合であり、ユーザは表示器ID2の点灯を認識した
としても、それだけでは一体パラメータ値がどの値なの
かを正確に知ることができない。また、故障であるか否
かもまぎらわしいという問題点があった。
一方、スイッチと表示器の数を増やして、隣り合うス
イッチ間に細分化したレベルを複数設けないようにすれ
ば、上記のような不都合はなくなるが、スイッチおよび
表示器は限られたスペースに配置する必要がある場合が
多いために、ボタンが小さくなって操作性が低下する。
また、部品点数も多くなる。
この考案は、上述の従来形における問題点に鑑み、パ
ラメータ値設定用のスイッチおよび表示器の数を大幅に
増加することなく多段階のパラメータ値を設定すること
ができ、かつ、表示器を参照することによって現在設定
されているパラメータ値を一意的に知ることのできるパ
ラメータ設定装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案は、パラメータ
として取り得る値のすべてをその値の大小関係に基づい
て予め複数のグループに分けておき、その各グループ内
にそれぞれ一つ定められている所定のパラメータ値を指
定可能なパラメータ値粗指定手段と、指定したパラメー
タ値を含むグループ内の個々のパラメータ値を指定する
パラメータ値微指定手段と、これらの粗指定手段と微指
定手段とによる指定に基づいてパラメータ値を各利用回
路へと出力する手段と、複数の多色表示手段と、現在出
力されているパラメータ値がどのグループに属するかを
外部から特定できるように多色表示手段を第一の色で点
灯する第一の表示制御手段と、現在出力されているパラ
メータ値がグループ内のパラメータ値のうちどの値かを
外部から特定できるように多色表示手段を第二の色で点
灯する第二の表示制御手段とを具備することとしてい
る。
[作用] 上記の構成によれば、ユーザはまずパラメータ値粗指
定手段を用いてパラメータ値を粗指定する。粗指定する
ことのできるパラメータ値は、予めパラメータ値として
指定することのできる全パラメータ値を大小関係で幾つ
かのグループに分けておき、各グループ内にそれぞれ1
つ定めておく。したがって、粗指定を行うということ
は、1つのグループを指定することでもある。粗指定を
行った後は、パラメータ値微指定手段を用いて、グルー
プ内の各パラメータ値を指定することができる。
一方、この考案に係るパラメータ設定装置では、多色
表示手段と第1および第2の表示制御手段を備えてお
り、これによりユーザは多色表示手段の点灯状態を参照
して現在設定されているパラメータ値を一意的に認識す
ることができる。すなわち、現在出力されている(設定
されている)パラメータ値の属するグループが特定でき
るように第1の色で所定の表示手段が点灯され、またグ
ループ内のどの程度のレベルのパラメータ値かが特定で
きるように第2の色で所定の表示手段が点灯されるから
である。
[実施例] 以下、図面を用いて、この考案の実施例を説明する。
第1図は、この考案の一実施例に係るパラメータ設定
装置の概略構成を示す回路図である。ここでは、電子楽
器のトータルボリューム設定にこの考案を適用した場合
につき説明する。
同図において、PSSW1〜PSSWnはプリセットスイッチ、
1はプリセットスイッチPSSW1〜PSSWnの押下に基づいて
予め記憶してある所定のプリセットデータを出力するプ
リセットメモリ、2はプリセットメモリ1へ書込むべき
プリセットデータが表わされたカード、3はカード2に
表わされたプリセットデータを読み取ってプリセットメ
モリ1へ書込む書込回路である。なお、プリセットメモ
リは1つとは限らず、別のプリセットメモリ4を備え
て、適宜切換えて用いてもよい。
VSW1〜VSW5はボリュームスイッチ(パラメータ値粗指
定手段)、9はボリュームスイッチVSW1〜VSW5のいずれ
かが押下された場合にその押下スイッチを特定する3ビ
ットのデータを出力する変換ROM(リード・オンリ・メ
モリ)、PD1〜PD5は粗指定のためのプリセットデータ設
定器、10は変換ROM9の3ビットの出力データに基づいて
プリセットデータPD1〜PD5を選択出力するセレクタであ
る。
この実施例ではトータルボリュームの設定値(パラメ
ータ値)として「0」〜「24」の25個のレベルを設定す
ることができ、スイッチVSW5に対応するプリセットデー
タ設定器PD5はレベル「24」、スイッチVSW4に対応する
プリセットデータ設定器PD4はレベル「19」、以下順にP
D3はレベル「14」、PD2はレベル「9」、PD1はレベル
「4」が設定されている。言い換えると、この実施例で
はパラメータ値の全体を 「24」〜「20」のグループ、 「19」〜「15」のグループ、 「14」〜「10」のグループ、 「9」〜「5」のグループ、 「4」〜「0」のグループ、 に予め分け、粗指定において選択されるパラメータ値と
してそれぞれ「24」「19」「14」「9」「4」を設定し
ている。
5はプリセットメモリ1からのプリセットデータまた
はセレクタ10からの粗指定時のプリセットデータを選択
するセレクタ、6はパラメータ値のアップスイッチUPお
よびダウンスイッチDNの操作に基づいてプリセットデー
タのアップまたはダウンを行なうU/Dカウンタ(ホール
ド機能を有している)、7はU/Dカウンタ6の出力をレ
ベルによって5段階に分け発光ダイオード赤色(第1
色)表示用の信号を出力する変換ROM、8は同様の発光
ダイオード緑色(第2色)表示用の信号を出力する変換
ROMである。
LED1〜LED5は赤色表示素子LED1R〜LED5Rおよび緑色表
示素子LED1G〜LED5Gを備えた多色表示の発光ダイオード
である。LED1,LED2,…,LED5はそれぞれスイッチVSW1,VS
W2,…,VSW5に対応している。また、変換ROM7はU/Dカウ
ンタ6から出力される「0」〜「24」のパラメータ値の
レベルを5段階に分け、以下の第3表のように各発光ダ
イオードLED1〜LED5を赤色(第1色)点灯する。
変換ROM8は、U/Dカウンタ6から出力される「0」〜
「24」のレベルを5つに分類し、以下の第4表のように
各発光ダイオードLED1〜LED5を緑色(第2色)点灯す
る。
11はアップスイッチUPまたはダウンスイッチDNのいず
れかが押下されたことを示す信号をU/Dカウンタ6のCK
端子に入力するOR回路である。12はプリセットスイッチ
PSSW1〜PSSWnの押下を検出するOR回路、13はボリューム
スイッチVSW1〜VSW5の押下を検出するOR回路、14はOR回
路12およびOR回路13の出力の論理和をとりU/Dカウンタ
6のPSE(プリセットイネーブル)端子へ出力するOR回
路である。
第2図は、第1図のパラメータ(トータルボリュー
ム)設定装置を適用した電子楽器の概略構成図である。
同図において、21は楽音信号発生回路、22はソロ鍵盤
S、上鍵盤U、下鍵盤LおよびペダルPなどの鍵盤類、
23は音色やリズム等各種のパラメータ設定装置である。
特に、パラメータ設定装置23のうちVRnはトータルボリ
ューム設定装置であり、第1図に示す構成を有するもの
である。24はトータルボリューム設定装置VRnの出力パ
ラメータ値A(「0」〜「24」)の最大値(MAX=「2
4」)に対する比を算出する算出器、25は楽音信号発生
回路21の出力と算出器24の出力を乗算する乗算器、26は
乗算器26の乗算結果をデジタル/アナログ変換するD/A
変換器、27はサウンドシステムである。
第3図は、この実施例の装置のスイッチ類の外観図で
ある。各部材に付した記号は第1図と同一である。
第4図は、第3図のA−A断面図である。
同図において、BTNはユーザが押下するスイッチのボ
タン部、RBはラバー接点部、MSはメイン基板、SSはサブ
基板、LEDは表示器である発光ダイオード、Pはパネ
ル、Lは発光ダイオードLEDの光を導く導光体である。
次に、第1〜4図を参照して、この実施例の装置の動
作を説明する。
まず、第1図のパラメータ設定装置において、プリセ
ットスイッチPSSW1〜PSSWnのいずれかが押下されたとす
る。このとき押下されたプリセットスイッチに応じて、
プリセットメモリ1からセレクタ5に向けてプリセット
データが出力される。一方、プリセットスイッチPSSW1
〜PSSWnが押下されると、その押下検出信号“1"がOR回
路12を介してセレクタ5のSA端子に入力され、さらにOR
回路14を介してU/Dカウンタ6のPSE端子に入力される。
SA端子が“1"となることにより、セレクタ5はプリセッ
トデータとしてB側でなくA側に入力したデータを選択
し出力することとなる。従って、プリセットメモリ1か
ら出力されたプリセットデータがセレクタ5を介してU/
Dカウンタ6に入力される。U/Dカウンタ6のPSE端子は
“1"であるから、U/Dカウンタ6はセレクタ5から入力
したプリセットデータをアップ/ダウンせず、パラメー
タ値としてそのまま出力する。
U/Dカウンタ6の出力であるパラメータ値(レベルデ
ータ)は、それぞれの利用回路(この実施例では第2図
の算出器24)へと入力し、また変換ROM7,8へと入力す
る。そして、「0」〜「24」の値をとるこのレベルデー
タに従って所定の発光ダイオードが点灯する。
次に、粗指定手段であるボリュームスイッチVSW1〜VS
W5のいずれか1つ、例えばスイッチVSW4を押下したとす
る。このとき変換ROM9はこの押下を検出して、スイッチ
VSW4の押下を示す3ビットの信号をセレクタ10に向けて
出力する。セレクタ10はこれを受けて、スイッチVSW4に
対応する設定器PD4のプリセットデータ「19」をセレク
タ5に向けて出力する。ここで、セレクタ5のSA端子は
“0"であるから、セレクタ5はA側でなくB側に入力し
たプリセットデータ(PD4のプリセットデータ「19」)
をU/Dカウンタ6に向けて出力する。
一方、ボリュームスイッチVSW1〜VSW5の押下はOR回路
13で検出され、OR回路14を介して、U/Dカウンタ6のPSE
端子が“1"となる。これにより、U/Dカウンタ6はセレ
クタ5からの入力プリセットデータ(ここでは「19」)
をアップ/ダウンせずそのままパラメータ値として出力
する。
この出力パラメータ値レベルデータ「19」は、各利用
回路へと入力するとともに、変換ROM7,8へと入力する。
そして、レベルデータ「19」であるから、前述の第3,4
表にしたがってLED4の赤色発生素子LED4RとLED5の緑色
発光素子LED5Gが点灯する。他のボリュームスイッチが
押下された場合も同様に動作し、それぞれスイッチに対
応するプリセットデータがパラメータ値レベルデータと
して出力され、所定のLEDが赤色あるいは緑色点灯す
る。
なお、例えばボリュームスイッチVSW5を押下した場
合、設定されるレベルデータは「24」となり、発光素子
LED5RとLED5Gが点灯される。このように同じLED内で赤
色および緑色の両色の表示がなされる場合は、これらの
色が合わさりオレンジ色に発光する。
次に、レベルデータ「19」に設定された状態でダウン
スイッチDNが押下されたとする。このときOR回路11を介
してU/Dカウンタ6のCK端子は“1"となる。一方、U/D端
子は“0"でありこれはカウントダウンを示すから、U/D
カウンタ6は入力プリセットデータ「19」をカウントダ
ウンして、パラメータ値としてレベルデータ「18」を出
力する。
出力レベルデータ「18」は利用回路へと入力されると
ともに、変換ROM7,8へと入力される。レベルデータは
「18」であるから発光素子LED4Rが赤色点灯し、発光素
子LED4Gが緑色点灯する。結果的に発光ダイオードLED4
がオレンジ色に点灯する。
さらに、この状態(レベルデータが「18」、LED4R
赤色点灯、LED4Gが緑色点灯)から、再びダウンスイッ
チDNを押下すれば、上述したと同様の動作により、レベ
ルデータが「17」、LED4Rが赤色点灯、LED3Gが緑色点灯
となる。さらに、ダウンスイッチDNを押下すると、順
次、レベルデータ「16」、LED4RとLED2G点灯、レベ
ルデータ「15」、LED4RとLED1G点灯となる。
次に、レベルデータが「15」で、LED4Rが赤色点灯、L
ED1Gが緑色点灯の状態から、アップスイッチUPを押下し
たとする。このとき、U/Dカウンタ6のU/D端子はアップ
であることを示す“1"となり、またCK端子も“1"となる
から、U/Dカウンタ6は現在出力しているレベルデータ
「15」をカウントアップする。これにより、レベルデー
タ「16」が利用回路へと入力され、変換ROM7,8に入力さ
れる。発光ダイオードの表示は、発光素子LED4Rが赤色
点灯、発光素子LED2Gが緑色点灯となる。
以上のように、この実施例では、ボリュームスイッチ
VSW1〜VSW5を押下することにより、あらかじめ設定器PD
1〜PD5で定められたプリセットデータをレベルデータと
して粗指定し、アップスイッチUPおよびダウンスイッチ
DNにて微指定を行なえる。その際、粗指定のレベルは2
色LEDの赤色表示で表わし、その粗指定の設定範囲内で
行なう微指定のレベルは、2色LEDの緑色表示で表わし
ている。したがって、ユーザは赤色点灯しているLEDと
緑色点灯しているLEDを確認して、現在設定されている
パラメータ値を知ることができる。
なお、ここではトータルボリュームの設定に本考案を
適用した例を説明したが、これに限らず、本考案は種々
の楽音制御に用いることができる。例えば、上鍵盤UK用
音量、下鍵盤LK用音量、ペダルキー用音量、ソロキー用
音量、U/Lバランス、リズム/音階楽音バランス、リバ
ーブの深さ、ビブラート深さ、ビブラート速さ、トレモ
ロ深さ、トレモロ速さ、サスティン長さ、テンポスピー
ド、フィルタのカットオフ周波数、FM音源におけるパラ
メータ、波形メモリ選択のような音色設定等にも適用す
ることができる。さらに、電子楽器でなくとも、あらゆ
る電気機器の各種レベル設定器として用いることもでき
る。例えば、オーディオ製品のボリューム、デジタルチ
ューナ用操作子、R/Lバランス等に、ビジュアル製品の
画面輝度調整、チャンネルプリセットボリューム、色の
濃さ、色合い、コントラスト等、照明器具の明るさ調整
用ボリューム等、エアコンあるいは恒温恒湿槽(チェン
バ)の温度や湿度設定ボリューム等である。
また、第1図の装置では、利用回路に向けて5ビット
のレベルデータを出力しているが、利用回路の形態によ
っては、この5ビットのデータをデコードしたものを用
いてもよい。さらに、セレクタ10のセレクト信号は、ス
イッチVSW1〜VSW5から直接導入してもよい。この場合変
換ROM9は不要である。
[他の実施例] 第5図は、この考案の他の実施例に係るパラメータ設
定装置の構成を示す回路図である。同図の回路は、スイ
ッチSWとアンド回路AND1〜AND5を備えている部分以外
は、第1図と同一である。
これにより、スイッチSWがオンされているときは、第
1図の装置と全く同様に動作するが、スイッチSWがオフ
されているときは、発光ダイオードの緑色表示すなわち
微指定レベルの表示がなされない。すなわちユーザは、
赤色の粗指定表示と緑色の微指定表示とを常時行うか、
または赤色の粗設定表示のみを行うかを選択することが
できる。なお、変換ROM7,8およびアンド回路AND1〜AND5
をIC化、LSI化したい場合、あるいはスイッチ類や発光
ダイオード類を除いた全回路をIC化、LSI化したい場
合、1タイプのIC、LSIで上述したような表示の使い分
けができることとなり便宜である。
第6図は、この考案の他の実施例に係るパラメータ設
定装置の構成を示す回路図である。同図の回路は、第1
図の回路の変換ROM7,8の部分を1つの変換ROM16で置換
えたものである。動作は第1図の回路と同様である。
なお、上記のいずれの実施例においても、ボリューム
スイッチVSW1〜VSW5のいずれかを押下した場合に設定さ
れる粗指定時のプリセットデータが「24」、「19」、
「14」、「9」、「4」(粗指定で特定したパラメータ
値のグループ内のトップの値)としたが、プリセット値
はこれに限らない。例えば、粗指定のグループ内のボト
ム値である「20」、「15」、「10」、「5」、「0」、
あるいはグループ内の中間値である「22」、「17」、
「12」、「7」,「2」としてもよい。中間値とするこ
とにより、粗指定の後にさらに大きくまたは小さく微指
定ができ操作性が向上する。さらに、第7図に示すよう
に、「25」、「19」、「13」、「7」、「1」を選ぶこ
ともある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、パラメータ値
設定用のスイッチおよび表示器の数を大幅に増加するこ
となく、多段階のパラメータ値を設定することができ、
かつ表示器を参照することによって現在設定されている
パラメータ値を一意的に知ることのできるパラメータ設
定装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係るパラメータ設定装
置の概略構成を示す回路図、 第2図は、第1図の装置を適用した電子楽器の概略構成
図、 第3図は、第2図の電子楽器のパネル上に配置されたス
イッチ類の外観図、 第4図は、第3図のA−A断面図、 第5図および第6図は、この考案の他の実施例に係るパ
ラメータ設定装置の概略構成を示す回路図、 第7図は、プリセット値の一例を示すLED点灯マトリッ
クス図、 第8図および第9図は、従来のパラメータ設定装置のス
イッチおよびレベル表示器部分の平面図である。 1:プリセットメモリ、5,10:セレクタ、6:U/Dカウンタ、
7,8,9:変換ROM、PSSW1〜PSSWn:プリセットスイッチ、VS
W1〜VSW5:ボリュームスイッチ、UP:アップスイッチ、D
N:ダウンスイッチ、LED1〜LED5:表示器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラメータとして取り得る値のすべてをそ
    の値の大小関係に基づいて予め複数のグループに分けた
    各グループ内にそれぞれ一つ定められている所定のパラ
    メータ値を指定可能なパラメータ値粗指定手段と、 上記パラメータ値粗指定手段で指定したパラメータ値を
    含むグループ内の個々のパラメータ値を指定するパラメ
    ータ値微指定手段と、 上記パラメータ値粗指定手段と上記パラメータ値微指定
    手段とによる指定に基づいて、パラメータ値を各利用回
    路へと出力する出力手段と、 複数の多色表示手段と、 現在出力されているパラメータ値が、上記パラメータ値
    のグループのうちどのグループに属するかを外部から特
    定できるように、現在のパラメータ値に基づいて上記多
    色表示手段を第一の色で点灯する第一の表示制御手段
    と、 現在出力されているパラメータ値が、グループ内の個々
    のパラメータ値のうちどの値かを外部から特定できるよ
    うに、現在のパラメータ値に基づいて上記多色表示手段
    を第二の色で点灯する第二の表示制御手段と を具備することを特徴とするパラメータ設定装置。
JP1989019509U 1989-02-23 1989-02-23 パラメータ設定装置 Expired - Fee Related JPH082721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989019509U JPH082721Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 パラメータ設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989019509U JPH082721Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 パラメータ設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02111801U JPH02111801U (ja) 1990-09-06
JPH082721Y2 true JPH082721Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31235081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989019509U Expired - Fee Related JPH082721Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 パラメータ設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH082721Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5343435B2 (ja) * 2008-07-30 2013-11-13 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置およびその制御方法を実現するためのプログラム
JP5187051B2 (ja) * 2008-07-30 2013-04-24 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置およびその制御方法を実現するためのプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225418A (ja) * 1985-07-25 1987-02-03 Canon Inc 半導体製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02111801U (ja) 1990-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4773294A (en) Musical composition parameter selecting device for electronic musical instrument
US8005243B2 (en) Parameter display controller for an acoustic signal processing apparatus
KR19980703073A (ko) 건반범위 표시장치가 부착된 건반악기
JP2002049301A (ja) 押鍵表示装置、電子楽器システム、押鍵表示方法、及び記憶媒体
US4730533A (en) Electronic keyboard instrument
US7027037B2 (en) Conditionally illuminated keypad legends
JPH082721Y2 (ja) パラメータ設定装置
US5225617A (en) Selection device for tone control in an electronic musical instrument
US4699039A (en) Automatic musical accompaniment playing system
JP3588828B2 (ja) 押鍵指示機能付き楽器
JPS60149089A (ja) 電子楽器の楽音設定装置
JP3580699B2 (ja) 押鍵表示装置
JP2707686B2 (ja) パラメータ設定装置
JP5643532B2 (ja) 電子楽音発生器の音域設定装置
JP2830065B2 (ja) 電子楽器
JPH0547120B2 (ja)
JPH0997073A (ja) 電子楽器の音色割り当て装置
JP3963310B2 (ja) 押鍵表示装置および電子鍵盤楽器
US4748885A (en) Electronic musical instrument with automatic rhythm generating device
JPH08305361A (ja) 楽音特性可視装置
EP4293657A2 (en) Electronic musical instrument, light emission control method, and program
JP3912669B2 (ja) 電子楽器
JP2002116761A (ja) 電子楽器および音量表示方法
US3842183A (en) Electronic musical instrument provided with devices for indicating preset state of respective voices
JP2009116376A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees