JPH08267049A - 産業廃棄物の処理廃液処理方法 - Google Patents

産業廃棄物の処理廃液処理方法

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JPH08267049A
JPH08267049A JP7094507A JP9450795A JPH08267049A JP H08267049 A JPH08267049 A JP H08267049A JP 7094507 A JP7094507 A JP 7094507A JP 9450795 A JP9450795 A JP 9450795A JP H08267049 A JPH08267049 A JP H08267049A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次的公害を発生させることなく処理廃液を
無公害化するのみならず、処理廃液より副産物を生成し
て廃棄物処理コストの低減を図る。 【構成】 塩素系高分子化合物を含む産業廃棄物を加熱
処理する際に生じる処理廃液の処理方法において、産業
廃棄物の加熱処理により発生した塩化水素を水に導入し
て塩化水素を溶解・回収する塩化水素回収過程と、塩化
水素が溶解した水溶液を中和する処理液中和過程と、中
和された水溶液の水分を蒸発させ処理液中和過程におい
て生成された塩素化合物を得る塩素化合物採集過程とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩素系高分子化合物を含
む産業廃棄物を加熱処理する際に生じる処理廃液の処理
方法に関し、特に、処理廃液を無公害化するのみなら
ず、加熱処理により得られる発生ガスを利用してその再
資源化を図り、地球環境の保全及び廃棄物処理コストの
低減を図ることのできる処理廃液の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、工場や一般家庭、病院等から廃棄
される塩素系高分子化合物を含む産業廃棄物を処理する
方法として、廃棄物を焼却することに代わり、ダイオキ
シン等の有害物質発生を伴わない熱分解処理による廃棄
物処理方法が提案されている。このような熱分解による
廃棄物処理方法では、廃棄物を炉内で塩化ビニルの熱分
解温度以上の温度(150℃以上)に加熱して廃棄物を
処理している。この場合、塩化ビニルの熱分解に伴い塩
化水素が発生しそこで発生した塩化水素ガスを水に導入
し、塩化水素を水に溶解させることにより塩素を回収し
ている。
【0003】ここで、塩化水素を溶解した廃液は、無規
制地域ではそのまま下水や川、海等に放流処理されてい
る。また、排出規制のある地域では、産業廃棄物処理業
者に依頼することによりその処理を行っていた。一方、
廃棄物の熱分解により生じた生成ガスは、塩化水素回収
後さらに燃焼させて有害成分を取り除き大気中に放出し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな廃液処理方法では、無規制地域とはいえども廃液を
そのまま放流した場合には、廃液中に含まれる塩化水素
や酸性廃液による河川や海洋の汚染や生態系への影響等
が懸念され、そこにまた新たな公害を生み出してしまう
場合があるという問題があった。また、廃棄物処理業者
にその処理を委ねた場合には、そこには当然更なる費用
が生じることとなり処理コストが上昇してしまうという
問題もあった。一方、生成ガスを燃焼後大気に放出する
ことは、燃焼により生ずる熱エネルギを漫然と大気中に
逃がしてしまうことになり、せっかくのエネルギを無駄
にしてしまうという問題もあった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑み、二次的公害を
発生させることなく処理廃液を無公害化するのみなら
ず、副産物を生成して処理廃液の再資源化を図り廃棄物
処理コストの低減を図ることのできる処理廃液の処理方
法を提供することを目的とする。また、加熱処理により
得られる発生ガスを利用してエネルギの無駄を防止する
ことのできる処理廃液の処理方法を提供することをも目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の本発明に係る産業廃棄物の処理廃液処理方法
は、塩素系高分子化合物を含む産業廃棄物を加熱処理す
る際に生じる処理廃液の処理方法において、(a) 産業廃
棄物の加熱処理により発生した塩化水素を水に導入して
塩化水素を溶解、回収する塩化水素回収過程と、(b) 上
記塩化水素が溶解した水溶液を中和する処理液中和過程
と、(c) 上記中和された水溶液の水分を蒸発させ、上記
処理液中和過程において生成された塩素化合物を得る塩
素化合物採集過程とを有してなる構成としている。ここ
で、請求項2の発明にあっては、上記塩素化合物採集過
程の後に、上記塩素化合物採集過程によって得られた塩
素化合物を含む生成物を加熱し、該生成物から塩素化合
物以外の不純物を除去する不純物除去過程をさらに含む
構成としている。
【0007】一方、請求項3の発明にあっては、上記塩
素化合物採集過程において、産業廃棄物の加熱処理によ
り得られる生成ガスを用いて上記中和された水溶液の水
分を蒸発させる構成としている。また、請求項4の発明
にあっては、上記塩素化合物採集過程により発生する気
体を上記産業廃棄物の加熱処理により得られる生成ガス
と共に燃焼処理する構成、請求項5の発明にあっては、
上記不純物除去過程により発生する気体を上記産業廃棄
物の加熱処理により得られる生成ガスと共に燃焼処理す
る構成としている。
【0008】
【作用】このような構成を備えた請求項1に係る本発明
の産業廃棄物の処理廃液処理方法によれば、産業廃棄物
の加熱処理により得られる生成ガス中の塩化水素を水に
溶解させることにより回収し、この塩化水素を含む廃液
を中和することにより中性の塩素化合物を生成する。そ
して、溶液中の塩素化合物を水分を蒸発させることによ
り固体化する。これにより、二次的公害を発生させるこ
となく処理廃液を無公害化するのみならず、その再資源
化を図り廃棄物処理コストの低減を図る。また、請求項
2の発明では、水分蒸発後さらに加熱することにより不
純物を除去し純度の高い塩素化合物を得る。さらに、請
求項3の発明では、産業廃棄物の加熱処理により得られ
る生成ガスを用いて中和水溶液の水分を蒸発させる。そ
して、これにより産業廃棄物の加熱処理により得られる
エネルギの無駄を防止する。
【0009】一方、請求項4と5の発明では、塩素化合
物採集過程や不純物除去過程により発生する気体を上記
産業廃棄物の加熱処理により得られる生成ガスと共に燃
焼処理する。これにより、産業廃棄物の加熱処理により
得られる生成ガスを燃焼処理する際に同時に上記過程で
発生したガスを燃焼処理する。また、上記過程で生じた
ガスの熱エネルギを生成ガスの燃焼処理に活用する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1は、本発明の方法が適用される産業廃棄
物処理システムの全体構成の概略を示す図である。図1
において、1は熱分解装置、2はタール除去装置、3は
溶液フィルタ、4は中和洗浄装置、5は消臭処理装置、
6は廃液中和装置を示し、それぞれは配管7、10、1
1によって接続されている。本システムでは、産業廃棄
物8を熱分解装置1に投入して減圧用ポンプ9による負
圧下において産業廃棄物8を熱分解させ、その生成ガス
を溶液フィルタ3や中和洗浄装置4を通し、最終的に消
臭処理装置5において燃焼又は熱分解処理する。
【0011】本発明は、廃液中和装置6において、溶液
フィルタ3にて生じた酸性廃液中に水酸化ナトリウムや
水酸化カルシウム等のアルカリ性物質を投入して廃液を
中和する。そして、そこでできる塩化ナトリウムや塩化
カルシウム等の塩化化合物水溶液から水分を蒸発させて
塩化化合物を採集することにより、二次的公害を発生さ
せることなく処理廃液を無公害化するのみならず、その
再資源化を図り廃棄物処理コストの低減を図る。また、
消臭処理装置5で発生する熱エネルギを利用して水分蒸
発を行い熱エネルギを有効に活用する。
【0012】このような構成からなる産業廃棄物処理シ
ステムにおいて、溶液フィルタ3は、本発明の塩化水素
回収過程を実行するための装置であり、熱分解装置1に
おいて塩素系高分子化合物(本実施例では塩化ビニルを
想定する)を熱分解した際に生じる塩化水素を水に溶解
させて塩酸として回収する役割を担っている。また、中
和洗浄装置4は、溶液フィルタ3の後段に設けられ、溶
液フィルタ3から発生する霧状のガスに含まれる残存塩
化水素の中和・吸収を行うものであり、例えば、中に水
酸化ナトリウム(NaOH)水溶液を満たしておき溶液フィル
タ3で取りきれなかった塩化水素を吸収させることがで
きる。さらに、減圧用ポンプ9は、熱分解装置1や溶液
フィルタ3、中和洗浄装置4等を吸引して負圧下におい
て産業廃棄物の熱分解を行わしめるためものである。加
えて、消臭処理装置5は、熱分解装置1の生成ガスのう
ち溶液フィルタ3や中和洗浄装置4において吸収されず
に残っている成分を熱分解したり燃焼させたりすること
により無臭・無毒化する装置である。ここでは、熱分解
装置1において生成された、メタンガス、エタンガスを
バーナにより点火して自己燃焼させると共に、その熱に
より臭気成分の燃焼処理や熱分解処理を行う。
【0013】ここで、この溶液フィルタ3の構成を図3
に示す。本溶液フィルタ3は、大きく分けて溶液槽30
と攪拌装置31とから構成されている。溶液槽30に
は、水(H2O) 32が満たされており、ガス流入口34か
ら導入された熱分解装置1のガスが水32を通ってガス
流出口36に排出されるようになっている。また、溶液
槽30には排水口35が設けられており、溶液槽30の
水32をバルブ35bの操作により廃液中和装置6に適
宜排出できるようになっている。
【0014】一方、攪拌装置31は、回転子33と、モ
ータ37、回転軸38、軸受39及び回転翼40とから
構成されており、水32中において回転子33と回転翼
40が回転する構成となっている。この場合、回転子3
3には多数の気孔33aが開けられており、ガス流入口
34から入った気体は回転翼40によって攪拌されると
共に回転子33の気孔33aを通って上昇する。そし
て、気孔33aから出る気泡は、回転子33の回転に伴
って剪断されてさらに微細な気泡となり、気泡中の水溶
性成分は水32に溶解する。
【0015】ところで、気体の水溶性成分、本実施例の
場合には塩化水素が水32に溶け込むと、水32は次第
に酸性となってくる。また、塩化水素発生前においては
水蒸気が水32に導入されることから、水の量も徐々に
増してくる。さらに、水32は、気体の持つ熱エネルギ
をも吸収するため次第にその温度も上昇してくる。そこ
で、この溶液フィルタ3では、水32の温度やphを測定
し、それらがある一定値以上となった時、バルブ35b
を操作して中の水32を抜き、水32の入替えを行う。
従って、これにより、熱分解装置1のガスに含まれる塩
化水素及びその熱エネルギを吸収することができる。
【0016】このように溶液フィルタ3の中の水32は
適宜入替えられ、その廃液は配管10を介して廃液中和
装置6に送られる。この廃液中和装置6は、本発明の処
理液中和過程及び塩素化合物採集過程を実行するための
装置であり、酸性廃液を中和すると共に、それによって
できる塩化化合物水溶液から水分を蒸発させて塩化化合
物を採集するものである。本実施例にあっては、酸性廃
液中に水酸化ナトリウムや水酸化カルシウム等のアルカ
リ性物質を投入して廃液を中和し、さらに、そこででき
る塩化ナトリウムや塩化カルシウム等の塩化化合物水溶
液から水分を蒸発させて塩化化合物を採集する。
【0017】一方、溶液フィルタ3の廃液には、タール
除去装置2で除去しきれなかったタールやプラスチック
の可塑剤が混入していることも多い。従って、中和溶液
から水分を蒸発させただけでは純度の高い塩化化合物を
得ることはできず、副産物としての価値も低い。そこ
で、本発明にあっては、この不純物を取除くべく不純物
除去過程をさらに設け、不純物含む塩化化合物をさらに
加熱して不純物を蒸発させ、より純度の高い塩化化合物
を得るようにしている。すなわち、不純物含む塩化化合
物を、タールや可塑剤の沸点である300℃以上に加熱
して蒸発させ不純物を除去する。このとき、塩化ナトリ
ウム等の塩化化合物の融点は800℃以上であるため不
純物のみが蒸発し、後には純度の高い塩化化合物のみが
残り、不純物が除去されることになる。
【0018】ここで、上述の塩素化合物採集過程や不純
物除去過程を行うには廃液等を加熱するために多くの熱
量を必要とするが、本過程で大量の熱エネルギを消費す
ることは、廃棄物処理コストの面からも望ましくない。
そこで本発明では、廃液中和装置6を消臭処理装置5に
接して設け、消臭処理装置5における燃焼処理や熱分解
処理により発生する高温のガスの持つ熱エネルギを上記
過程の熱源として用いてエネルギの再利用や廃棄物処理
コストの削減を図っている。一般に、消臭処理装置5で
は、臭気除去のため約700℃以上の温度で消臭処理が
行われる。そして、例えば塩化カルシウムは320℃以
上に加熱しなければ、結合している水分子が離脱しな
い。そこで、本実施例では、消臭処理装置5から発生す
るガスの熱エネルギを活用して廃液を450℃〜700
℃に加熱し、塩化カルシウム等から水分を蒸発させるよ
うにしている。なお、本発明で水分を蒸発させるという
のは、上述のように塩化化合物から、そこに結合してい
る水分子を離脱させて塩化化合物固体を得ることを意味
している。
【0019】一方、塩素化合物採集過程や不純物除去過
程において発生する気体は、可塑剤や不純物を蒸発させ
たり熱分解させたものが混入しており、これを無害化す
るため燃焼や熱分解させる必要が生じる場合もある。ま
た上記の過程では、廃液の水分や不純物の蒸発が図ら
れ、それに伴い高熱の気体が発生する。そこで、この発
生気体を消臭処理装置5に導いて燃焼処理したり、それ
らの持つ熱エネルギを利用したりすることもまた可能で
ある。図1における配管11はこの処理を行うために設
けられたものであり、廃液中和装置6より発生する気体
を消臭処理装置5に導き燃焼処理や熱分解処理してい
る。これにより、発生気体の処理を別個の装置を備える
ことなく生成ガスの処理と一括して行うことができると
共に、発生気体の持つ熱エネルギを消臭処理装置5にお
ける燃焼処理や熱分解処理に活用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る産業廃棄物の処理廃液処理方法によれば、産業廃
棄物の加熱処理により得られる生成ガス中の塩化水素を
水に溶解させて回収すると共にこの処理廃液を中和して
塩素化合物を生成し、さらに中和溶液の水分を蒸発させ
て塩素化合物を固体化することにより、二次的公害を発
生させることなく処理廃液を無公害化するのみならず、
その再資源化を図り廃棄物処理コストの低減を図ること
が可能となるという効果がある。また、請求項2の発明
によれば、水分蒸発後さらに加熱することにより不純物
を除去し純度の高い塩素化合物を得ることができるとい
う効果がある。
【0021】さらに、請求項3の発明によれば、産業廃
棄物の加熱処理によって得られる生成ガスを用いて処理
廃液の水分を蒸発させることにより、産業廃棄物の加熱
処理により得られるエネルギを無駄なく利用することが
できるという効果がある。
【0022】一方、請求項4、5の発明によれば、塩素
化合物採集過程や不純物除去過程により発生する気体を
産業廃棄物の加熱処理により得られる生成ガスと共に燃
焼処理することにより、発生気体の処理を別々の装置を
備えることなく一括して行うことができるという効果が
ある。また、上記過程で生じたガスの熱エネルギを生成
ガスの燃焼処理に活用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による産業廃棄物処理システムの全体構
成の概略を示す図である。
【図2】溶液フィルタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 熱分解装置 2 タール除去装置 3 溶液フィルタ 4 中和洗浄装置 5 消臭処理装置 6 廃液中和装置 7 配管 8 産業廃棄物 9 減圧用ポンプ 10 配管 11 配管 30 溶液槽 31 攪拌装置 32 水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素系高分子化合物を含む産業廃棄物を
    加熱処理する際に生じる処理廃液の処理方法において、
    (a) 産業廃棄物の加熱処理により発生した塩化水素を水
    に導入して塩化水素を溶解、回収する塩化水素回収過程
    と、(b) 上記塩化水素が溶解した水溶液を中和する処理
    液中和過程と、(c) 上記中和された水溶液の水分を蒸発
    させ、上記処理液中和過程において生成された塩素化合
    物を得る塩素化合物採集過程とを有してなることを特徴
    とする産業廃棄物の処理廃液処理方法。
  2. 【請求項2】 上記塩素化合物採集過程の後に、上記塩
    素化合物採集過程によって得られた塩素化合物を含む生
    成物を加熱することにより該生成物中の塩素化合物以外
    の不純物を上記生成物中から除去する不純物除去過程を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の産業廃棄
    物の処理廃液処理方法。
  3. 【請求項3】 上記塩素化合物採集過程において、産業
    廃棄物の加熱処理により得られる生成ガスを用いて上記
    中和された水溶液の水分を蒸発させることを特徴とする
    請求項1または2に記載の産業廃棄物の処理廃液処理方
    法。
  4. 【請求項4】 上記塩素化合物採集過程により発生する
    気体を上記産業廃棄物の加熱処理により得られる生成ガ
    スと共に燃焼処理することを特徴とする請求項1に記載
    の産業廃棄物の処理廃液処理方法。
  5. 【請求項5】 上記不純物除去過程により発生する気体
    を上記産業廃棄物の加熱処理により得られる生成ガスと
    共に燃焼処理することを特徴とする請求項2に記載の産
    業廃棄物の処理廃液処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6896865B2 (en) 2000-04-28 2005-05-24 Tosoh Corporation Method for recovering hydrogen chloride from chlorine based waste and use of recovered hydrogen chloride
CN111807435A (zh) * 2020-07-20 2020-10-23 南昌航空大学 一种利用工业废水处理过程中废热发电装置及方法

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