JPH08261373A - ホース - Google Patents

ホース

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Publication number
JPH08261373A
JPH08261373A JP6276895A JP6276895A JPH08261373A JP H08261373 A JPH08261373 A JP H08261373A JP 6276895 A JP6276895 A JP 6276895A JP 6276895 A JP6276895 A JP 6276895A JP H08261373 A JPH08261373 A JP H08261373A
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
cylindrical portion
peripheral surface
connection
connecting cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP6276895A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Kondo
充隆 近藤
Yuji Kunitachi
雄二 国立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP6276895A priority Critical patent/JPH08261373A/ja
Publication of JPH08261373A publication Critical patent/JPH08261373A/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続円筒部の外径寸法以下の内径寸法とし
て、補強層を有していても、シール性や耐抜け性を低下
させずに、接続円筒部の挿入荷重を低減できて、接続円
筒部との接続が容易となるホースを提供すること。 【構成】 ホース11は、接続円筒部5の外径寸法D0
以下の内径寸法d1として補強層12を有し、接続円筒
部5を挿入し、クランプを利用して、接続円筒部5と接
続させる。ホース11の接続円筒部5を挿入させる部位
11aの内周面が、十点平均あらさを、15〜50μm
Rzとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の燃料流路やパ
ワーステアリング等の油圧流路等に配置されて、補強層
を有したゴムや樹脂から形成されるホースに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、油圧流路に利用される
ホース1は、図1に示すように、ニトリルゴム等から形
成されるとともに、補強糸を巻いてなる補強層2を有し
ていた。そして、シール性と耐抜け性とを確保するた
め、内径寸法d0を、挿入させる接続円筒部5の外径寸
法D0以下としていた。例えば、接続円筒部5のストレ
ート部6の外径寸法D0が10φ、接続円筒部5の抜け
止め突条7の外径寸法D1が12φの場合、ホース1の
内径寸法d0を10φ以下の9.8φとしていた。
【0003】そして、このホース1を接続円筒部5と接
続させる際には、接続円筒部5をホース1に挿入し、ホ
ース1の外周面における接続円筒部5のストレート部6
の部位にクランプ10を装着して、ホース1を接続円筒
部5に接続させていた。
【0004】しかし、従来のホース1では、内径寸法d
0を挿入させる接続円筒部5の外径寸法D0以下とする
とともに、拡径し難い補強層2を有し、さらに、内周面
を平滑にしていた。
【0005】そのため、接続円筒部5の挿入時、図2に
示すように、ホース1の内周面が接続円筒部5のストレ
ート部6の外周面に密着して、両者間が真空状態とな
り、接続円筒部5が移動し難くなり、さらにその結果、
接続円筒部5の先端部位におけるホース1の内周面部位
3が内周側へ膨らんで、接続円筒部5の挿入を邪魔する
こととなっていた。そのため、例えば、接続円筒部5の
挿入長さを35mmとするような場合には、接続円筒部5
の挿入荷重が24〜30Kgf と大きくなって、接続円筒
部5との接続作業が行ない難かった。
【0006】この場合、ホース1の内径寸法を大きくす
れば、挿入荷重を低くすることができるが、既述のよう
に、シール性と耐抜け性とが低下し、好ましくない。ま
た、ホース1の内周面に滑剤を塗布すれば、挿入荷重を
低くすることができるものの、耐抜け性も低下させてし
まい、同様に、好ましくない。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、接続円筒部の外径寸法以下の内径寸法として、補強
層を有していても、シール性や耐抜け性を低下させず
に、接続円筒部の挿入荷重を低減できて、接続円筒部と
の接続が容易となるホースを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホースは、
接続円筒部の外径寸法以下の内径寸法として補強層を有
し、前記接続円筒部を挿入し、クランプを利用して、前
記接続円筒部と接続させるホースであって、前記接続円
筒部を挿入させる部位の内周面が、十点平均あらさを、
15〜50μmRzとしていることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係るホースでは、接続円
筒部を挿入させる部位の内周面が、十点平均あらさを、
15〜50μmRzとして、小さな凹凸を形成させてお
り、接続円筒部を挿入させる際、接続円筒部外周面とホ
ース内周面との間の接触面積が小さくなって、両者間に
空気が介在することとなり、密着し難い。そのため、接
続円筒部をホースに挿入する際の抵抗が小さくなって、
補強層を有して拡径し難くとも、接続円筒部がホース内
周面を滑るような態様となって、接続円筒部の挿入荷重
が低減され、接続円筒部との接続が容易となる。
【0010】そして、接続円筒部の挿入後にクランプで
締め付ければ、ホース内周面の凹凸が、十点平均あらさ
を15〜50μmRzとする小さなものであり、潰れ
て、ホース内周面全周が接続円筒部外周面に密着される
ことから、シール性を確保できるとともに、抜けに対す
る抵抗を確保できて、シール性と耐抜け性とを従来と同
等に維持することができる。
【0011】したがって、本発明に係るホースでは、接
続円筒部の外径寸法以下の内径寸法として、補強層を有
していても、シール性や耐抜け性を低下させずに、接続
円筒部の挿入荷重を低減できて、接続円筒部との接続が
容易となる。
【0012】なお、十点平均あらさを15μmRz未満
とする場合には、接続円筒部の挿入容易性の効果が少な
くなって、十点平均あらさを50μmRzを超えるよう
にする場合には、製造が困難となって、実用的でない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】実施例のホース11は、パワーステアリン
グのリターンホースとして利用されるものであり、図3
に示すように、内層13と外層14との間に、補強糸を
編み込んだり螺旋状に巻き付けてなる補強層13を配設
させたニトリルゴム製としている。
【0015】実施例の場合、肉厚tを3.8mmとして、
内径寸法d1を9.8φとしている。なお、ホース11
に挿入させる接続円筒部5は、ストレート部6の外径寸
法D0を10φ、抜け止め突条7の外径寸法D1を12
φとしている。
【0016】さらに、このホース11は、接続円筒部5
を挿入させる部位11aの内周面に、十点平均あらさを
15〜50μmRz(JIS B0610)の範囲内の
34.4μmRzとする小さな凹凸15を形成させてい
る。
【0017】このホース11の製造は、補強糸を編み込
んだり巻き付けたりして補強層12を形成しつつ、未加
硫状態でマンドレルとともに押出成形し、その後、蒸気
加硫して製造する。
【0018】使用するマンドレルは、その外周面におけ
るホース11の接続円筒部5を挿入させる部位11aと
なる位置に、予め、小さな凹凸15を転写できるよう
に、ショットブラスト処理や、金属やセラミックを溶射
して、所定の凹凸を設けておく。また、凹凸15を転写
する部位を別ピースとして、マンドレル本体にねじ対遇
を利用して結合させるように構成しても良い。
【0019】なお、加硫後のマンドレルの引き抜きは、
ホース11の内周面に凹凸15が形成されていても、後
述するように、接続円筒部5を挿入させる際と同様な作
用で、円滑に引き抜くことができる。
【0020】また、マンドレルは、ホース11を、押し
出し成形により、マンドレルを装着しない状態で押し出
した後、その未加硫状態のホース11に挿入しても良
く、その場合にも、その後、加硫時に、マンドレルから
ホース11に対して凹凸15を転写することができ
る。。
【0021】そして、実施例のホース11に接続円筒部
5に接続させる際には、従来と同様に、接続円筒部5を
ホース11の挿入部位11aに挿入し、ホース挿入部位
11aの外周面における接続円筒部5のストレート部6
の部位に、クランプ10を装着すれば、図5に示すよう
に、ホース11を接続円筒部5に接続させることができ
る。
【0022】この接続円筒部5をホース11の挿入部位
11aに挿入させる際、挿入部位11の内周面が、十点
平均あらさを、15〜50μmRzの範囲内の34.4
μmRzとして、小さな凹凸15を形成させている。す
なわち、接続円筒部5の挿入時、図4に示すように、接
続円筒部5のストレート部6の外周面とホース挿入部位
11aの内周面との間の接触面積が小さくなって、両者
間に空気が介在することとなり、密着し難い。その結
果、接続円筒部5をホース11に挿入する際の抵抗が小
さくなって、補強層12を有して拡径し難くとも、接続
円筒部5がホース挿入部位11aの内周面を滑るような
態様となって、接続円筒部5の挿入荷重が7.15Kgf
に低減され、接続円筒部5との接続が容易となる。
【0023】そして、接続円筒部5の挿入後にクランプ
10で締め付ければ、ホース挿入部位11aの内周面の
凹凸15が、十点平均あらさを15〜50μmRzの範
囲内の34.4μmRzとする小さなものであり、潰れ
て、ホース挿入部位11aの内周面全周が接続円筒部5
のストレート部6や抜け止め突条7の外周面に密着され
ることから、シール性を確保できるとともに、抜けに対
する抵抗を確保できて、シール性と耐抜け性とを従来と
同等に維持することができる。
【0024】なお、接続円筒部5の外周面に、凹凸15
を設けて、ホース11の内周面を従来と同様に平滑にし
た場合でも、本発明の効果を得られるのでは、と考えら
れるが、しかし、この場合には、接続円筒部5がホース
11より硬質であって、ヤスリをホース11内に挿入さ
せるような状態となり、挿入荷重は低減しない。
【0025】また、図6・7に、ホース挿入部位11a
に形成する凹凸15において、十点平均あらさを順次変
えた場合の、接続円筒部5の挿入荷重や接続円筒部5の
抜け圧力との関係を表したグラフ図を示す。
【0026】図6から解るように、十点平均あらさを1
5μmRz未満とする場合には、挿入荷重が、容易に挿
入できる荷重値の8Kgf 程度を超えてしまうため、望ま
しくない。
【0027】また、図6・7から解るように、挿入荷重
や抜け圧力は、十点平均あらさを50μmRzを超える
ようにしても、十分確保することができることから、上
限を50μmRz以上としても良いと考えられる。
【0028】しかし、ホース11の挿入部位11aの内
周面に、十点平均あらさを50μmRzを超えるような
凹凸を形成しようとする場合には、押出成形される内層
13がマンドレルにおける凹凸賦形面の凹部に入り込み
難くなって、加硫時にホース11の外周面側から強制的
にマンドレル側に押圧する必要が生ずる等の理由によ
り、簡単にマンドレルから凹凸を転写できなくなってし
まい、製造に非常にコストがかかって、実用的でない。
【0029】したがって、ホース11の挿入部位11a
の内周面に形成する凹凸15は、十点平均あらさを15
〜50μmRzの範囲内とすることが良い。
【0030】なお、実施例では、ゴム製のホース11を
例示したが、ポリアミド等の合成樹脂ホースに利用して
も良い。また、ホース11の加硫方法は、蒸気加硫の
他、型加硫を利用しても良い。
【0031】さらに、ホース11は、ストレートホース
ばかりでなく、曲りホースであっても良い。
【0032】さらにまた、ホース11に接続させる接続
円筒部5は、種々の機器に設けられた金属や樹脂製等の
ニップルでも良く、あるいは、種々の機器に接続される
金属や樹脂製等のチユーブであっても良い。そして、接
続円筒部5に設ける抜け止め突条7は、耐抜け性を重視
しない場合には、クランプ10により挿入部位11aの
内周面とストレート部6の該周面との密着が確保され
て、シール性とある程度の耐抜け性とが確保されるた
め、不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のホースの接続円筒部との接続前の状態を
示す断面図である。
【図2】従来の接続円筒部を挿入した際の状態を示す断
面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すホースの接続円筒部と
の接続前の状態を示す断面図である。
【図4】同実施例に接続円筒部を挿入した際の状態を示
す断面図である。
【図5】同実施例を接続円筒部と接続した状態を示す断
面図である。
【図6】十点平均あらさを順次変えた場合の、接続円筒
部の挿入荷重との関係を表したグラフ図である。
【図7】十点平均あらさを順次変えた場合の、接続円筒
部の抜け圧力との関係を表したグラフ図である。
【符号の説明】
1・11…ホース、 2・12…補強層、 5…接続円筒部、 10…クランプ。 11a…接続円筒部挿入部位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続円筒部の外径寸法以下の内径寸法と
    して補強層を有し、前記接続円筒部を挿入し、クランプ
    を利用して、前記接続円筒部と接続させるホースであっ
    て、 前記接続円筒部を挿入させる部位の内周面が、十点平均
    あらさを、15〜50μmRzとしていることを特徴と
    するホース。
JP6276895A 1995-03-22 1995-03-22 ホース Pending JPH08261373A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6276895A JPH08261373A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6276895A JPH08261373A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 ホース

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JPH08261373A true JPH08261373A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13209903

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JP6276895A Pending JPH08261373A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 ホース

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