JPH08260057A - 鋼材の冷却方法および冷却装置 - Google Patents

鋼材の冷却方法および冷却装置

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JPH08260057A
JPH08260057A JP6771595A JP6771595A JPH08260057A JP H08260057 A JPH08260057 A JP H08260057A JP 6771595 A JP6771595 A JP 6771595A JP 6771595 A JP6771595 A JP 6771595A JP H08260057 A JPH08260057 A JP H08260057A
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JP
Japan
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cooling
temperature
steel material
cooling chamber
side wall
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Application number
JP6771595A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Urita
龍実 瓜田
Hiroshi Todo
泰士 藤堂
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変態点以上の温度に加熱された高焼入性鋼鋼材
を冷却するにあたって、割れ等の不具合を発生すること
がなく、能率的で、かつ作業性の優れる冷却方法と冷却
装置とを提供する。 【構成】 冷却装置は、側壁11、12、天井15、床
面によって区画成形され内面に断熱材を貼った冷却室
と、冷却室内から出入口2を通って冷却室外まで床面に
沿って互に平行に延びる一対のレール61、62と、レ
ール61、62上を往復移動可能な台車7とからなる。
鋼材10を積載した台車7を冷却室に搬入すると、出入
口2は台車7が備える閉鎖板8によって閉鎖される。熱
間鍛造を終った鋼材10(0.55C-0.25Si-0.35Mn-1.2Cr-
4.5Ni-0.75Mo)を冷却室に搬入し、通気孔31、32を
開口してMs 点まで急冷し、以後開閉蓋51、52によ
って通気孔31、32の開口度を調整してMs 点以下5
0℃までを1℃/分以下の冷却速度で冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変態点以上の高温から
割れを生じることなく焼入性の良好な鋼材を冷却する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】機械構造用鋼、工具鋼などの特殊鋼鋼材
は、熱間圧延、熱間鍛造等の高温加工によって所定の形
状寸法に加工して用いられる。ところで、高温からの連
続冷却において、パーライトを生成する最高の冷却速度
が1.0℃/分以下であるような高焼入性鋼、例えば特
殊工具鋼、ダイス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼な
どでは、これらの鋼材を高温加工後、冷却の際にパーラ
イト変態によって軟化するには、極めて低い冷却速度で
鋼材を冷却する必要がある。もし、高い冷却速度で冷却
すれば、マルテンサイト変態を生じて硬化するととも
に、不均一冷却による熱応力、変態に伴う体積変化等に
よって、しばしば冷却過程で大きな変形や焼割れを生じ
たり、また冷却後に置割れを生じるなどの不具合を引起
こす。
【0003】これらの不具合を防止するために、高焼入
性鋼鋼材の高温加工後の冷却に際しては、冷却途中で当
該鋼材に藁を被せ、藁の燃焼による発熱と、藁の燃焼に
よって生成した藁灰の保温性を利用して鋼材を徐冷す
る、いわゆる灰なましが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、灰なましによ
ると、冷却が不均一になり易いこと、冷却速度を制御す
ることができないことなどのために、焼割れや置割れ
を完全に防止することができない、冷却処理に長時間
を要する、藁の燃焼の際の炎や煤の発生による作業環
境の悪化と作業性の低下、近年における藁の入手の困
難性、などの問題がある。
【0005】本発明は上記のごとき現状に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、変態点以上の温度
に加熱された鋼材、特に連続冷却変態においてパーライ
トを生成する最高の冷却速度が1.0℃/分以下である
ような高焼入性鋼鋼材を冷却するにあたって、割れ等の
不具合を発生することがなく、能率的で、かつ作業性の
優れた冷却方法と冷却装置とを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の鋼材の冷却装置は、 (1)冷却室を区画成形する側壁、天井および床面であ
って、前記側壁の一部に出入口を有し、前記側壁または
前記天井に一個以上の通気孔を有し、かつ、前記側壁お
よび前記天井の冷却室内側に断熱材を設けた側壁、天井
および床面と、前記出入口を開閉可能な扉と、前記通気
孔の開閉度を調節可能な開閉蓋と、前記床面に沿って互
に平行に設けられ、前記冷却室内から前記出入口を通っ
て冷却室外まで延びる一対のレールと、前記レール上を
転動する車輪を有する台車と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】(2)冷却室を区画成形する側壁、天井お
よび床面であって、前記側壁の一部に出入口を有し、前
記側壁または前記天井に一個以上の通気孔を有し、か
つ、前記側壁および前記天井の冷却室内側に断熱材を設
けた側壁、天井および床面と、前記通気孔の開閉度を調
節可能な開閉蓋と、前記床面に沿って互に平行に設けら
れ、前記冷却室内から前記出入口を通って冷却室外まで
延びる一対のレールと、前記レール上を転動する車輪を
有し、かつ一端に前記出入口を閉鎖可能な閉鎖板を有す
る台車と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明の鋼材の冷却方法は、 (3)変態点以上の温度に加熱された鋼材を冷却するに
あたって、(1)または(2)項記載の冷却装置内にお
いて前記鋼材を前記鋼材のマルテンサイト生成温度まで
急冷し、次いで前記鋼材のマルテンサイト生成開始温度
からマルテンサイト生成開始温度以下50℃までの温度
範囲、または、マルテンサイト生成開始温度から室温ま
での温度差が50℃未満の場合にはマルテンサイト生成
開始温度から室温までの温度範囲を1.0℃/分以下の
冷却速度で冷却することを特徴とする。
【0009】(4)連続冷却変態においてパーライトを
生成する最高の冷却速度が1.0℃/分以下である鋼材
を変態点以上の温度から冷却するにあたって、(1)ま
たは(2)項記載の冷却装置内において前記鋼材を前記
鋼材のマルテンサイト生成温度まで急冷し、次いで前記
鋼材のマルテンサイト生成開始温度からマルテンサイト
生成開始温度以下50℃までの温度範囲、または、マル
テンサイト生成開始温度から室温までの温度差が50℃
未満の場合にあってはマルテンサイト生成開始温度から
室温までの温度範囲を1.0℃/分以下の冷却速度で冷
却することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の鋼材の冷却装置は、おもに冷却室とレ
ールと台車とからなる。冷却室は側壁、天井および床面
によって区画形成され、鋼材を制御冷却するための空間
である。側壁の一部に設けた出入口は、処理する鋼材を
冷却室に搬入・搬出するためのものである。扉は、出入
口を開閉するものである。
【0011】側壁および天井の冷却室内側に設けた断熱
材は、処理する鋼材が保有する熱が放散することを防い
で鋼材の冷却速度を低下させる効果を有する。通気孔
は、冷却室の空気を出し入れするためのもので、開閉蓋
によって通気孔の開閉度を調節する。これにより、処理
する鋼材の冷却速度を調整することができる。レール
は、当該レール上を転動する車輪を備える台車を導い
て、冷却室の内外に台車を移動させるためのものであ
る。
【0012】台車は、処理する鋼材を搬送するととも
に、処理中は前記鋼材を載置する台となる。なお、前記
出入口を開閉可能に設ける扉に代えて、台車の一端に閉
鎖板を設けてもよい。閉鎖板は、台車を冷却室内に移動
したときに出入口を閉鎖する働きをする。次に、本発明
の鋼材の冷却装置の動作と鋼材の冷却方法について説明
する。
【0013】熱間圧延等の高温加工のために変態点以上
の高温に加熱した後、冷却処理しようとする鋼材を、冷
却室外に引出してある台車に積載する。鋼材を積載した
台車を、出入口を通って冷却室内に移動して鋼材を搬入
し、扉を閉鎖する。なお、閉鎖板を備える台車を用いる
ときは、台車を冷却室内に移動し、閉鎖板によって出入
口を閉鎖する。
【0014】冷却室に鋼材を搬入するとき、開閉蓋は開
いておく。これによって鋼材の保有する熱は通気孔から
速やかに放散され、鋼材は急冷される。鋼材の温度がマ
ルテンサイト生成温度に近付いたら開閉蓋の開閉度を調
節し、マルテンサイト生成開始温度からマルテンサイト
生成開始温度以下50℃までの温度範囲、または、マル
テンサイト生成開始温度から室温までの温度差が50℃
未満の場合にあってはマルテンサイト生成開始温度から
室温までの温度範囲における冷却速度を1.0℃/分以
下として鋼材を冷却する。このとき、本発明の鋼材の冷
却装置の側壁および天井に設けた断熱材は鋼材の冷却速
度を低めるのに有効である。
【0015】また、上記の冷却過程において、冷却室内
に撹拌扇を設けることによって冷却室内の雰囲気を撹拌
し、冷却の迅速化、温度の均一化を図ることができる。
本発明の鋼材の冷却方法においては、マルテンサイト生
成開始温度からマルテンサイト生成開始温度以下50℃
までの温度範囲、または、マルテンサイト生成開始温度
から室温までの温度差が50℃未満の場合にあってはマ
ルテンサイト生成開始温度から室温までの温度範囲を
1.0℃/分以下の低い冷却速度で冷却する。これは、
前記温度範囲内を急冷すると、鋼中に多量のマルテンサ
イトが急速に生成して鋼材に焼割れや置割れを生じるた
めである。
【0016】マルテンサイト生成開始温度からマルテン
サイト生成開始温度以下50℃までの温度範囲で全ての
マルテンサイト変態が終了するわけではないが、前記温
度範囲を本発明の方法によって徐冷すれば鋼材に焼割れ
や置割れを生じることが防止される。なお、マルテンサ
イト生成開始温度から室温までの温度差が50℃未満の
場合は、室温まで本発明の方法によって徐冷すればよ
い。
【0017】前記温度範囲内の冷却速度が1.0℃/分
を越えると、鋼中に多量のマルテンサイトが急速に生成
して鋼材に焼割れや置割れを生じる。それゆえ、前記温
度範囲を前記冷却速度で冷却する必要がある。また、前
記の冷却を終了したのち、鋼材の残熱を利用して次工程
の熱処理を行うことができる。これによって、エネルギ
ー節約の効果が期待できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の鋼材の冷却方法および冷却装
置の実施例について、図面を用いて具体的に説明する。
本発明の一実施例による冷却装置を図1および図2に示
す。側壁11、12、13、14と、天井15と、床面
16とによって冷却室1を区画成形する。側壁12の一
部に出入口2を設ける。天井15に通気孔31、32を
設ける。側壁11、12、13、14および天井15の
冷却室1内面にそれぞれ断熱材41、42、43、4
4、45を設ける。
【0019】通気孔31、32にそれぞれ開閉蓋51、
52を設ける。開閉蓋51、52を滑動可能に天井15
に取付け、開閉蓋51、52を滑動することによって通
気孔31、32の開口度を調節可能とする。冷却室1内
から出入口2を通って冷却室1外まで、床面16に沿っ
て互に平行に一対のレール61、62を設ける。
【0020】台車7には、レール61、62の上を転動
する車輪71、72、73、74を設ける。また、台車
7の一端には、台車7を冷却室1内に移動したとき出入
口2を閉鎖するように構成した閉鎖板8を設ける。冷却
室1は、鋼材を制御冷却するための空間である。出入口
2は、処理する鋼材10を冷却室1に搬入・搬出するた
めのものである。
【0021】断熱材41、42、43、44、45は、
鋼材10が保有する熱が放散することを防いで鋼材10
の冷却速度を低下させる効果を有する。通気孔31、3
2は冷却室の空気を出し入れするためのもので、開閉蓋
51、52によって通気孔31、32の開閉度を調節す
る。これによって処理する鋼材10の冷却速度を調整す
ることができる。
【0022】レール61、62は、レール61およびレ
ール62の上をそれぞれ転動する車輪71、72および
車輪73、74を備える台車7を導いて、冷却室1の内
外に台車7を移動させるためのものである。台車7は、
処理する鋼材10を搬送するとともに、処理中は鋼材1
0を載置する台となる。閉鎖板8は出入口2を閉鎖する
ためのものである。
【0023】なお、本発明の他の実施例としては、出入
口2を閉鎖する方法として、図3に示すように滑車9
1、92、ワイヤロープ93、バランスウエイト94な
どを用いて、出入口2を開閉可能に移動する扉9を設け
てもよい。次に、本発明の鋼材の冷却方法の実施例につ
いて説明する。実施例1では、表1に示す化学組成、変
態特性を有する鋼Aを本発明の鋼材の冷却方法に従って
処理した。
【0024】
【表1】
【0025】冷却室1外にある台車7に熱間鍛造を終了
した鋼Aを積載する。レール61およびレール62上に
それぞれ車輪71、72および車輪73、74を転動さ
せて台車7を冷却室1内に移動して鋼Aを冷却室1に搬
入する。同時に閉鎖板8によって出入口2を閉鎖する。
このとき通気孔31、32は、開閉蓋51、52を操作
して開口状態としておく。これによって鋼Aの保有する
熱は通気孔31、32から速やかに放散され、鋼Aは急
冷される。
【0026】別に備える温度測定装置によって鋼Aの表
面温度を測定し、前記温度がマルテンサイト生成開始温
度(Ms 点)に近付いたら開閉蓋51、52の開閉度を
調節して冷却速度を0.6℃/分とする。このとき、断
熱材41、42、43、44、45は鋼Aの冷却速度を
低めるのに有効である。実施例1では鋼材の表面温度2
20℃から170℃の範囲を冷却速度0.6℃/分で冷
却し、170℃より温度が下がったとき台車7を冷却室
1外に引出し、以後大気中で鋼Aを放冷する。
【0027】同様に、鋼Bおよび鋼Cについて、本発明
の方法に従い表2の実施例2および実施例3に示す冷却
条件でそれぞれ冷却処理を行った。
【0028】
【表2】
【0029】実施例1、2および3における焼割れおよ
び置割れ等の割れ発生状況を調べた結果を表2に示す。
また、実施例と同じ鋼A、B、Cについて、比較例1、
2、3では熱間鍛造後を空冷とし、また比較例4、5、
6では熱間鍛造後を灰なましとして室温まで冷却した場
合の結果を、併せて表2に示す。表2より明らかなよう
に、実施例1、2、3では割れ発生はなく、また鍛造終
了後の冷却に要する時間も従来の灰なましに較べて著し
く短時間で済むことが判る。
【0030】さらに、本発明の方法による場合には、灰
なましの場合のように藁の燃焼の際の炎や煤の発生によ
る作業環境の悪化や作業性の低下もなく、また、藁の入
手の問題もない。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の鋼材の冷却方法
および冷却装置によれば、変態点以上の温度に加熱され
た鋼材、特に連続冷却変態においてパーライトを生成す
る最高の冷却速度が1.0℃/分以下であるような高焼
入性鋼鋼材を冷却するにあたって、割れ等の不具合を発
生することがなく、能率的で、かつ作業性の優れる冷却
方法と冷却装置とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による鋼材の冷却装置を示す
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例による鋼材の冷却装置を示す
断面図である。
【図3】本発明の他の実施例による鋼材の冷却装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 冷却室 2 出入口 7 台車 8 閉鎖板 9 扉 10 鋼材 11、12、13、14 側壁 15 天井 16 床面 31、32 通気孔 41、42、43、44、45 断熱材 51、52 開閉蓋 61、62 レール 71、72、73、74 車輪 91、92 滑車 93 ワイヤロープ 94 バランスウエイト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却室を区画成形する側壁、天井および
    床面であって、前記側壁の一部に出入口を有し、前記側
    壁または前記天井に一個以上の通気孔を有し、かつ、前
    記側壁および前記天井の冷却室内側に断熱材を設けた側
    壁、天井および床面と、 前記出入口を開閉可能な扉と、 前記通気孔の開閉度を調節可能な開閉蓋と、 前記床面に沿って互に平行に設けられ、前記冷却室内か
    ら前記出入口を通って冷却室外まで延びる一対のレール
    と、 前記レール上を転動する車輪を有する台車と、 を備えることを特徴とする鋼材の冷却装置。
  2. 【請求項2】 冷却室を区画成形する側壁、天井および
    床面であって、前記側壁の一部に出入口を有し、前記側
    壁または前記天井に一個以上の通気孔を有し、かつ、前
    記側壁および前記天井の冷却室内側に断熱材を設けた側
    壁、天井および床面と、 前記通気孔の開閉度を調節可能な開閉蓋と、 前記床面に沿って互に平行に設けられ、前記冷却室内か
    ら前記出入口を通って冷却室外まで延びる一対のレール
    と、 前記レール上を転動する車輪を有し、かつ一端に前記出
    入口を閉鎖可能な閉鎖板を有する台車と、 を備えることを特徴とする鋼材の冷却装置。
  3. 【請求項3】 変態点以上の温度に加熱された鋼材を冷
    却するにあたって、請求項1または2記載の冷却装置内
    において前記鋼材を前記鋼材のマルテンサイト生成温度
    まで急冷し、次いで前記鋼材のマルテンサイト生成開始
    温度からマルテンサイト生成開始温度以下50℃までの
    温度範囲、または、マルテンサイト生成開始温度から室
    温までの温度差が50℃未満の場合にはマルテンサイト
    生成開始温度から室温までの温度範囲を1.0℃/分以
    下の冷却速度で冷却することを特徴とする鋼材の冷却方
    法。
  4. 【請求項4】 連続冷却変態においてパーライトを生成
    する最高の冷却速度が1.0℃/分以下である鋼材を変
    態点以上の温度から冷却するにあたって、請求項1また
    は2記載の冷却装置内において前記鋼材を前記鋼材のマ
    ルテンサイト生成温度まで急冷し、次いで前記鋼材のマ
    ルテンサイト生成開始温度からマルテンサイト生成開始
    温度以下50℃までの温度範囲、または、マルテンサイ
    ト生成開始温度から室温までの温度差が50℃未満の場
    合にあってはマルテンサイト生成開始温度から室温まで
    の温度範囲を1.0℃/分以下の冷却速度で冷却するこ
    とを特徴とする鋼材の冷却方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ298878B6 (cs) * 2002-12-17 2008-03-05 Trinecké Železárny A.S. Zpusob rízeného ochlazování zatepla válcovaného materiálu
US7559998B2 (en) * 2003-05-28 2009-07-14 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Hot forming method and a hot formed member
CN103611741A (zh) * 2013-12-03 2014-03-05 内蒙古包钢钢联股份有限公司 钢板缓冷装置及其缓冷方法

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