JPH08255364A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH08255364A
JPH08255364A JP8352195A JP8352195A JPH08255364A JP H08255364 A JPH08255364 A JP H08255364A JP 8352195 A JP8352195 A JP 8352195A JP 8352195 A JP8352195 A JP 8352195A JP H08255364 A JPH08255364 A JP H08255364A
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JP
Japan
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viscoelastic material
objective lens
holder
metallic wires
driving device
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Pending
Application number
JP8352195A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ishizuka
敦史 石塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズホルダを支持する金属線の共振を少な
い量の粘弾性材で安定して抑制できる対物レンズ駆動装
置を提供する。 【構成】 対物レンズを保持するレンズホルダと、この
レンズホルダを金属線15a〜15dで支持する支持基板18
と、この金属線を囲んで金属線の共振を抑える粘弾性材
24と、この粘弾性材を保持するサスホルダ16とを備える
対物レンズ駆動装置において、サスホルダに、レンズホ
ルダの側から支持基板の側に向かって実質的に断面積が
減少する孔を設け、この孔に金属線15a〜15dを個別に
挿通するとともに、この孔を粘弾性材24で充填する。粘
弾性材を充填する容積が減り、粘弾性材の使用量が減少
し、硬化時のバラツキや温度むらが解消する。金属線の
共振による変位は、支持基板の側で小さく、レンズホル
ダに向かうに従って増加するが、金属線を取囲む粘弾性
材の量も、その変位に合わせて増えるため、粘弾性材の
減量化にもかかわらず、金属線の共振を適切に抑えるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
光ディスクなどの円盤状記録媒体に情報を記録再生する
光ディスク装置の光ピックアップに用いられる対物レン
ズ駆動装置に関し、特に、対物レンズの安定な駆動を可
能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、コンパクトディスク
や光ディスクなどの回転する円盤状記録媒体に光ピック
アップでレーザ光を照射し、媒体上にピットを形成した
り、磁気変化を生じさせて情報を記録し、また、反射光
から記録情報を読取って再生を行なう。近年、コンパク
トディスクプレーヤーなどのポータブル化が進み、それ
に伴い、光学ピックアップでは、低価格化と、より一層
の小型化、特に、薄型化とが求められている。
【0003】この光ディスク装置では、円盤状記録媒体
が反っていると、回転に伴って円盤状記録媒体面と光ピ
ックアップの対物レンズとの距離が変動してフォーカス
ずれが発生し、また、円盤状記録媒体の回転が偏心して
いると、トラッキングずれが発生する。こうしたフォー
カスずれやトラッキングずれを補正するために、光ピッ
クアップの対物レンズは、記録または再生時に、記録媒
体面に対して垂直な光軸方向(フォーカス方向)F及び
記録媒体面に対して平行な半径方向(トラッキング方
向)Tの2軸方向に駆動される。
【0004】従来の光学ピックアップにおける対物レン
ズ駆動装置は、図3(一部分解斜視図)、図4(組立完
成状態の平面図)及び図5(図4のB−B断面図)に示
すように、対物レンズ11を略中央に保持するレンズホル
ダ12と、4本の平行な金属線15a、15b、15c、15dに
よりレンズホルダ12をトラッキング方向T及びフォーカ
ス方向Fに動き得る状態で支持する支持基板18と、磁石
19a、19bとともに磁気回路を形成するヨーク20と、半
導体レーザからの出射光を対物レンズ11に導くための反
射ミラー22を取付けたベース21とを備えている。このレ
ンズホルダ12の側壁外周にはフォーカスコイル14が巻回
され、また、磁石19a、19bと対向するレンズホルダ12
の各側壁には、2つずつのトラッキングコイル(13a、
13b)(13c、13d)が取付けられている。
【0005】また、レンズホルダ12のトラッキング方向
Tに直交する2つの側壁の同一位置には基板17a、17b
が取付けられ、この基板17a、17b上に金属線15a〜15
dの一端が固定されている。この金属線15aと15c、ま
た15bと15dの固定位置はそれぞれ鉛直線上にある。金
属線15a〜15dの他端は、金属線の共振を抑制する粘弾
性材が封入されたサスホルダ16を貫通して支持基板18に
固定されている。
【0006】サスホルダ16と支持基板18とはヨーク20上
に取付けられる。ヨーク20には、起立する内ヨーク20
b、20cと外ヨーク20a、20dとが設けられ、外ヨーク
20a、20dには磁石19a、19bが固定され、また、内ヨ
ーク20b、20cは、磁石19a、19bと同じトラッキング
方向Tの幅を持つ。内ヨーク20b、20cは、組立てた状
態でレンズホルダ12の孔の中に入り込み、磁石19a、外
ヨーク20a、内ヨーク20bによって1つの磁気回路が形
成され、磁石19b、外ヨーク20d、内ヨーク20cによっ
てもう1つの磁気回路が形成される。
【0007】また、反射ミラー22は、反射面22aがトラ
ッキング方向Tと平行し、半導体レーザからの出射光が
この反射面22aで直角に曲げられて対物レンズ11に入射
するように、ベース21に取付けられている。
【0008】この対物レンズ駆動装置では、ヨーク20と
磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気回路
の空隙中に位置するフォーカスコイル14とでフォーカス
方向Fに駆動力を持つ動電型変換器が構成され、フォー
カスコイル14に流れる電流に応じて、対物レンズ11を取
付けたレンズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に
抗してフォーカス方向Fに並進運動する。また、ヨーク
20と磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気
回路の空隙中に位置するトラッキングコイル13a、13
b、13c、13dとでトラッキング方向Tに駆動力を持つ
動電型変換器が構成され、トラッキングコイル13a〜13
dに流れる電流に応じて、対物レンズ11を取付けたレン
ズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に抗してトラ
ッキング方向Tに並進運動する。
【0009】また、この対物レンズ駆動装置全体は、記
録媒体上のトラッキング方向Tと同じアクセス方向Ac
にモータ(図示せず)によりアクセス駆動される。
【0010】サスホルダ16は、図6(a)(対物レンズ
側から見た平面図)及び(b)(図4の線C−Cにおけ
る断面図)に示すように、粘弾性材24が封入された孔部
を有し、レンズホルダ12を支持する金属線15a〜15d
は、この孔部を貫通して、サスホルダ16の背後にある支
持基板18に固定される。そのため、金属線15a〜15dの
周りは粘弾性材24で囲まれ、金属線15a〜15dが共振し
ようとすると、その変位によって歪を生じた粘弾性材24
が、その歪を吸収しながら金属線を元に戻すように作用
し、その結果、金属線15a〜15dの共振が抑えられる。
【0011】粘弾性材24には、製造性の観点から、短期
に生成可能な紫外線硬化型の樹脂が一般に使用されてい
る。粘弾性材24による金属線15a〜15dの共振抑制効果
は、金属線15a〜15dと粘弾性材24との接触長さLによ
って決まってくるため、Lを充分確保することが必要と
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の対物レ
ンズ駆動装置のサスホルダでは、金属線と粘弾性材との
充分な接触長さを確保しようとすると、多くの量の粘弾
性材が必要となり、製造コストを押上げる要因になる。
【0013】また、粘弾性材の容積の大きいことが原因
して、紫外線での硬化にバラツキが発生したり、温度む
らのために弾性性能が場所によって変動したりして、品
質が不安定になるという問題点を有している。
【0014】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、レンズホルダを支持する金属線の共振
を、少ない量の粘弾性材で安定して抑制することができ
る対物レンズ駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、対
物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダ
を金属線で支持する支持基板と、この金属線を囲んで金
属線の共振を抑える粘弾性材と、この粘弾性材を保持す
るサスホルダとを備える対物レンズ駆動装置において、
サスホルダに、レンズホルダの側から支持基板の側に向
かって実質的に断面積が減少する孔を設け、この孔に金
属線を個別に挿通するとともに、この孔を粘弾性材で充
填している。
【0016】
【作用】そのため、粘弾性材を充填する容積が減り、粘
弾性材の使用量が減少し、硬化時のバラツキや温度むら
が解消する。金属線の共振による変位は、支持基板の側
では小さく、レンズホルダに向かうに従って増加する
が、金属線を取り囲む粘弾性材の量も、その変位の大き
さに合わせて増えるために、粘弾性材の減量化を図って
いるにもかかわらず、金属線の共振を適切に抑えること
ができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例における対物レンズ駆動装置
では、サスホルダが、粘弾性材を保持するための特異な
形状の孔部を備えている。その他の構成については従来
の装置(図3)と変わりがない。このサスホルダの孔部
は、図1(a)(対物レンズ側から見た平面図)及び
(b)(図2の線A−Aにおける断面図)に示すよう
に、支持基板18に向かって徐々に断面積が狭まる円錐形
をしており、各円錐形の容積は金属線15a〜15dを個別
に収容し得るだけの大きさに設定している。
【0018】このサスホルダ16の各孔部に、一端を支持
基板18に固定した金属線15a〜15dを個々に挿通し、粘
弾性材24を支持基板18と反対の側から各孔部に注入し、
紫外線硬化して、金属線15a〜15dの周りを粘弾性材24
で弾性的に固める。この粘弾性材24の注入に際して、金
属線15a及び15c、または金属線15b及び15dの挿通さ
れた孔部に、一緒に粘弾性材24を注入することができる
ように、サスホルダ16のレンズホルダ12側の面には、二
つの孔部に跨がる凹部を設けている。
【0019】粘弾性材24の注入、硬化によって、各金属
線15a〜15dの周りは粘弾性材24で囲まれ、金属線15a
〜15dの共振は、金属線15a〜15dと充分な接触長さL
を保つ粘弾性材24によって抑えられる。
【0020】このサスホルダ16では、孔部の容積が小さ
いため、使用される粘弾性材24の量が少なく、紫外線硬
化における硬化のバラツキが発生しない。また、粘弾性
材24における温度むらの発生もない。
【0021】また、金属線15a〜15dの共振による変位
は、金属線が固定されている支持基板18の側では少な
く、レンズホルダ12に近づく程、大きくなるが、この装
置では、サスホルダ16の孔部を円錐形にしているため
に、金属線を囲む粘弾性材24の量も、支持基板18の側で
は少なく、支持基板18から離れるに連れて徐々に増加し
ており、使用する粘弾性材24の減量化を図っているにも
かかわらず、金属線の共振の動きを適切に抑制すること
ができる。
【0022】このように、実施例の対物レンズ駆動装置
は、サスホルダにおいて、金属線15a〜15dと粘弾性材
24との充分な接触長さLを確保しながら、粘弾性材の使
用量を減らすことができ、この粘弾性材の減量化によっ
て、金属線の共振抑制効果のバラツキが低減し、また、
製造コストの引下げが可能になる。
【0023】なお、サスホルダの孔部の形状は、円錐形
だけでなく、3角錐、4角錐など、多角錐とすることも
できる。
【0024】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の対物レンズ駆動装置は、レンズホルダを支
持する金属線の共振を抑制する効果を損なわずに、粘弾
性材の使用量を減らすことができ、それによって、特性
を安定化させ、且つ、製造コストを引下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の対物レンズ駆動装置で用いるサスホル
ダの構成を示す平面図(a)と断面図(b)、
【図2】実施例の対物レンズ駆動装置の全体構成を示す
平面図、
【図3】従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図、
【図4】従来の対物レンズ駆動装置の平面図、
【図5】図5のB−B断面図、
【図6】従来の対物レンズ駆動装置で用いられているサ
スホルダの平面図(a)と断面図(b)である。
【符号の説明】
11 対物レンズ 12 レンズホルダ 13a〜13d トラッキングコイル 14 フォーカスコイル 15a〜15d 金属線 16 サスホルダ 17a、17b 基板 18 支持基板 19a、19b 磁石 20 ヨーク 20a、20d 外ヨーク 20b、20c 内ヨーク 21 ベース 22 反射ミラー 22a 反射面 23 円盤状記録媒体 24 粘弾性材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するレンズホルダと、
    このレンズホルダを金属線で支持する支持基板と、この
    金属線を囲んで金属線の共振を抑える粘弾性材と、この
    粘弾性材を保持するサスホルダとを備える対物レンズ駆
    動装置において、 前記サスホルダに、前記レンズホルダの側から前記支持
    基板の側に向かって実質的に断面積が減少する孔を設
    け、前記孔に前記金属線を個別に挿通するとともに、前
    記孔を前記粘弾性材で充填することを特徴とする対物レ
    ンズ駆動装置。
JP8352195A 1995-03-16 1995-03-16 対物レンズ駆動装置 Pending JPH08255364A (ja)

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JP8352195A JPH08255364A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 対物レンズ駆動装置

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JP8352195A JPH08255364A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 対物レンズ駆動装置

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JPH08255364A true JPH08255364A (ja) 1996-10-01

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ID=13804795

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JP (1) JPH08255364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112997313A (zh) * 2018-11-22 2021-06-18 三菱电机株式会社 传感器模块

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112997313A (zh) * 2018-11-22 2021-06-18 三菱电机株式会社 传感器模块

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