JPH08249755A - 記録媒体の盗難防止方法 - Google Patents

記録媒体の盗難防止方法

Info

Publication number
JPH08249755A
JPH08249755A JP7078318A JP7831895A JPH08249755A JP H08249755 A JPH08249755 A JP H08249755A JP 7078318 A JP7078318 A JP 7078318A JP 7831895 A JP7831895 A JP 7831895A JP H08249755 A JPH08249755 A JP H08249755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
recording
recording medium
input
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7078318A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Kobayashi
靖仁 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7078318A priority Critical patent/JPH08249755A/ja
Publication of JPH08249755A publication Critical patent/JPH08249755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録再生装置からの記録媒体の盗難による情報
流失を防止し、情報保持に対する信頼性を高める記録媒
体の盗難防止方法を提供する。 【構成】記録媒体に記録再生を行う情報記録再生装置に
おける記録媒体の盗難防止方法であって、装置に装填済
みの記録媒体の取り出し要求入力に対して第1のパスワ
ードの入力要求を表示し、入力された第1のパスワード
と予め装置に登録された第2のパスワードとの照合結果
に基づき記録媒体の取り出しを許可又は禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重要な情報が記録され
る記録媒体の盗難防止方法、特に銀行会計業務分野にお
ける情報検索、記録、及び再生に係る記録媒体の盗難防
止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体に記録されている情報の
再生(盗難)を防止する方法として、例えば実開平3−1
0362号公報には、情報を暗証番号に対応した所定周波数
で記録し、再生時この暗証番号が入力されるとこの所定
周波数で記録信号を復調して再生するという方法が提案
されている。当然、記録時と再生時で異なる暗証番号が
入力されれば、正常な復調・再生はなされない。
【0003】また、例えば実開平4−93924号公報には、
コントロールトラックに暗証番号を記録して、再生時は
その暗証番号が入力されないと再生がなされないという
方法が提案されている。
【0004】再生による情報流出を防止する方法ではな
いが、記録を妨げる方法として、例えば特開平3ー51834
号公報には、映画、写真及びビデオカメラにおいて、フ
ィルムの入れ替え後に暗証番号の質問が行なわれ、暗証
番号の入力がなされた後に、この入力された暗証番号が
記憶されている盗難防止(実際は記録動作防止)用暗証
番号と一致するか否かが検査され、両方の暗証番号が互
いに異なるとカメラの動作が阻止されるという方法が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の記録媒体に記録されている情報の再生(盗難)を防
止する方法は、情報の盗難(流失)を防止する方法であ
り、情報が記録された記録媒体の盗難を防止する方法で
はない。
【0006】暗証番号による情報盗難防止方法において
は、記録媒体が盗難された場合、時間をかけて暗証番号
を解析されることにより情報が盗難される(流出する)
おそれがあり、秘密保持に対する信頼性はいまだ十分と
はいえない。
【0007】例えば、銀行等の金融業においては、取り
扱う有価証券(小切手、手形)の記録が義務付けられて
いるため、有価証券を磁気記録媒体等に記録している
が、記録中にその場を離れたり、記録終了後記録者が記
録媒体を取り出すのを忘れて記録媒体が放置されたとき
に、第三者によって記録媒体が取り出されその情報の内
容が外部に流出するおそれがある。この記録媒体が流出
すると小切手、手形が不渡りになるといった情報が知れ
るため、手形の振出人等が不利益を被るといったことが
発生する。従って、このような重要な秘密情報が記録さ
れた記録媒体の取り扱いには高度の信頼性が要求され
る。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、記録再生装置等からの記録媒体の盗難
による情報流失を防止し、情報保持に対する信頼性を高
める記録媒体の盗難防止方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の記録媒体の盗難防止方法は、記録媒体に記
録再生を行う情報記録再生装置における記録媒体の盗難
防止方法であって、装置に装填済みの記録媒体の取り出
し要求入力に対して第1のパスワードの入力要求を表示
し、入力された第1のパスワードと予め装置に登録され
た第2のパスワードとの照合結果に基づき記録媒体の取
り出しを許可又禁止することを特徴とする。
【0010】本発明の記録媒体の盗難防止方法は、好ま
しくは、記録媒体は磁気テープ等の磁気記録媒体からな
り、情報記録再生装置に情報の記録要求、検索要求又は
再生要求のいずれか一の入力に対して、情報記録再生装
置は記録要求、検索要求又は再生要求のいずれか一に対
応する所定の第3のパスワードの入力を要求し、入力さ
れた前記第3のパスワードの真偽に基づき、記録媒体の
記録、検索又は再生のいずれか一の動作を許可すること
を特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、記録再生装
置に入っている使用中のカセットの盗難、紛失防止のた
めにカセット取り出し時に第1のパスワードの入力を要
求し、このパスワードと予め装置に記憶された第2のパ
スワードを対照とすることにより、証券等に関わる重要
情報が記録されたカセットが簡単にはとりだせないよう
にされている。即ちカセット取り出し時に記録再生装置
が第1のパスワードの入力を促し、真正なパスワードが
入力されたときのみカセットのイジェクト(吐き出し)
動作をするようにしている。
【0012】従って、記録再生装置等からの記録媒体の
盗難による情報流失が高度に防止され、情報保持に対す
る信頼性は一層高められる。特に、銀行等において有価
証券の記録媒体への記録中にその場を離れたり、使用後
取り出すのを忘れて放置されたときに、装置内部にある
記録媒体は担当者以外に勝手に取り出されることなく記
録媒体に記録された情報の内容が外部に流出するのを防
止できる。さらに、記録媒体の取り出し口に機械的な鍵
を設けるというような方法に比較して、本発明を実施す
る装置の部品が減り、かつ変更が効く(パスワード変更
をフレキシブルにできる)といったメリットがあり、結
局情報記録再生装置に大きなセキュリティを持たせるこ
とができる。
【0013】本発明は、あらゆる情報記録再生装置に適
用可能であり、例えば磁気記録装置(磁気テープ、フロ
ッピィディスク、ハードディスク)、光磁気記録装置、
光記録装置等に適用できる。記録専用、再生専用の装置
にも勿論適用される。
【0014】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0015】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例に係る、記録媒
体の盗難防止方法を実施する画像記録再生装置(情報記
録再生装置の一つ)の機能構成を示すブロック図であ
る。図1を参照して、本実施例の画像記録再生装置は、
搬送系1と、搬送系1の出力を入力する撮像系2と、撮
像系2の出力を入力するメモリ(制御系)4と、メモリ
の出力を入力する表示系3と、メモリ4と互いに映像及
びサブコードに係る信号を入出力する記録再生系5と、
メモリ4に信号を出力する外部入力系6からなる。
【0016】搬送系1は、撮像系2の撮像範囲に被写体
を供給する。撮像系2は供給された被写体を撮像して画
像信号をメモリ4を介して記録再生系5に出力する。記
録再生系5は画像信号、及び被写体の情報並びに静止画
の順番等に係るサブコードを記録媒体に記録する。表示
系3は撮像された被写体及びサブコードの表示、並びに
再生された被写体及びサブコードの表示を行なう。外部
入力系6の出力はメモリ4に入力する。
【0017】外部入力系6は、装置の動作開始・終了命
令信号、再生及び記録媒体の取り出し時にメモリ4に記
憶されている所定のパスワード(第2のパスワードのひ
とつ)と照合されるパスワード信号(第1のパスワード
のひとつに係る信号)をメモリ4に出力する。
【0018】図2は、本発明の第1の実施例に係る、図
1に示す画像磁気記録再生装置の全体の概略構成を示す
ブロック図である。
【0019】図2を参照して、画像磁気記録再生装置の
搬送・撮像系(搬送系1・撮像系2)は、被写体を搬送
して撮像範囲(2枚のガラスの間)に落下させる搬送メ
カ20と、被写体が撮像範囲内に位置している時発光する
ストロボ21と、ストロボ21の発光タイミングに併せて被
写体を撮像する2台のCCDカメラ22よりなる。
【0020】搬送メカ20は、本図では不図示の被写体通
過センサ(紙センサ)を備え、システムコントロール回
路25からの搬送メカ作動信号により被写体の搬送を開始
し、この被写体通過センサは搬送による被写体の通過
(落下)を検知して、所定のタイミング(被写体が撮像
範囲内に位置)でストロボにストロボ発光信号を出力
し、かつCCDカメラ22にも撮像信号を出力する。こう
して、このセンサの被写体検知から所定時間経過後スト
ロボ21が発光し、2台のCCDカメラ22は2枚のガラス
間を落下中にストロボ光を照射された被写体の両面を撮
像して、電荷として画像を一時蓄える。
【0021】システム制御系(図1におけるメモリ(制
御系)4)は、装置全体の制御を実行するシステムコン
トロール回路25と、システムコントロール回路25に作動
指令を送る操作パネル23(外部入力系6)と、システム
コントロール回路25と接続し画像データの一時記憶及び
主入出力可能なメモリ24と、CCDカメラ22の撮像した
電荷による電流をA/D(アナログ/デジタル)変換し
て、デジタル映像信号を出力するA/D変換回路32と、
デジタル映像信号を入力し画像データとして記憶する表
示用メモリ26と、A/D変換回路32の変換タイミング信
号とA/D変換回路32から出力されるデジタル映像信号
の表示用メモリ26への書き込みタイミング信号とを生成
するSSG33(Sync Signal Generator;同期信号発生
器)と、システムコントロール回路25を介して表示用メ
モリ26から画像データ及び再生された画像データを取り
込み画像を再生するLCDディスプレイ27と、再生画像
を印刷する印刷装置36と、からなる。
【0022】システムコントロール回路25は、操作パネ
ル23を介した装置作動命令が入力すると、搬送メカ20に
被写体搬送開始指令を送り、かつ表示用メモリ26に記憶
された画像データの取り込み、これら画像データのメモ
リ24への一時記憶及びLCDディスプレイ27への出力を
制御し、さらに表示用メモリ26に記憶された画像データ
の磁気記録再生制御を行なう。
【0023】磁気記録再生系(図1における記録再生系
5)は、記録再生サーボ35と、磁気記録再生メカデッキ
28と、磁気記録カセット30と、表示用メモリ26に記憶さ
れたデジタル映像信号をアナログ映像信号に、再生され
たアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/
D・D/A(アナログ/デジタル・デジタル/アナロ
グ)変換回路34と、磁気記録再生処理部29と、からな
る。
【0024】記録再生サーボ35は、システムコントロー
ル回路25からの記録・再生指令を受けて、磁気記録再生
メカデッキ28を介して磁気記録再生処理部29に磁気記録
・再生を指示する。磁気記録再生処理部29は、記録時は
画像メモリ26からD/A変換を介した画像データを、磁
気記録再生メカデッキ28を介してカセット30に磁気記録
し、再生時は磁気記録再生メカデッキ28を介してカセッ
ト30に記録された磁気記録を再生して、A/D変換を介
して画像メモリ26に出力する。
【0025】なお、表示用メモリ26は複数画面の画像デ
ータを記憶できる容量を有し、カセット30には、これら
の画像データに対応した磁気記録データが隙間なく(空
きトラック又は1トラックに空き領域無く)記録され
る。
【0026】画像磁気記録再生装置において、LCDデ
ィスプレイ27にパスワード入力要求画面が表示されたと
き、操作者は操作パネル23を介してシステムコントロー
ル回路25にパスワード信号を入力する。メモリ24には記
憶パスワード信号に係る情報が記録され、システムコン
トロール回路25に記憶パスワード信号を出力する。シス
テムコントロール回路25は、入力パスワード信号(第1
のパスワード信号)と記憶パスワード信号(第2のパス
ワード信号)に基づき、真正なパスワードが入力された
か否かを判定する。偽パスワードが操作パネル23から入
力された場合は、磁気記録再生メカデッキ28の磁気テー
プイジェクト(取り出し)機構をロックする。磁気テー
プイジェクト時の他、記録再生時にもこのような動作が
行なわれる。
【0027】図3〜5は、図1及び図2に示す画像磁気
記録再生装置における記録媒体の盗難防止の動作を詳し
く説明するためのフローチャートである。図3はカセッ
ト(磁気テープ)不正取り出し防止方法、図4はカセッ
ト(磁気テープ)不正検索(再生)防止方法、図5はカ
セット(磁気テープ)不正検索及び不正再生防止方法、
を夫々説明するフローチャートである。
【0028】図3を参照して、カセット(磁気テープ)
不正取り出し防止方法は、操作者により装置電源が入れ
られ(ステップ301)、磁気テープが画像磁気記録再
生装置に装填される(ステップ302)。次に、証券が
搬送系に投入され(ステップ303)、撮像系により撮
像され記録再生系により証券の画像の裏表面の画像情報
が記録される(ステップ304)。一連の記録が終了
し、操作者がカセットをイジェクトしようとすると(ス
テップ305)、図2のLCDディスプレイ27の画面上
にパスワードの入力が促される(ステップ306)。入
力された入力イジェクト用パスワード(第1のパスワー
ドのひとつ)と図2のメモリ24に記憶されている記憶イ
ジェクト用パスワード(第2のパスワードのひとつ)が
一致した場合(OK;ステップ307)、イジェクトは
成功する(ステップ308)。入力された入力イジェク
ト用パスワードと図2のメモリ24に記憶されている記憶
イジェクト用パスワードが不一致の場合(NG;ステッ
プ309)、イジェクトは不成功に終わり図2の磁気記
録再生メカデッキ28は動作しない(ステップ310)。
【0029】図3に示す方法により、特に記録者と記録
媒体(カセット)を最終管理・保管する管理者とが異な
る場合、機密保持及びカセットの盗難防止に有効であ
る。
【0030】図4を参照して、カセット(磁気テープ)
不正検索(再生)防止方法は、操作者により装置電源が
入れられ(ステップ401)、磁気テープが画像磁気記
録再生装置に装填される(ステップ402)。次に証券
が搬送系に投入され(ステップ403)、撮像系により
撮像され記録再生系により証券の画像の裏表面の画像情
報が記録される(ステップ404)。一連の記録が終了
し、カセットに記録された情報を検索しようとすると
(ステップ405)、図2の操作パネル23の画面上にパ
スワードの入力が促される(ステップ406)。入力さ
れた入力検索用パスワード(第3のパスワードの1)と
図2のメモリ24に記憶されている記憶検索パスワードが
一致した場合(OK;ステップ407)、検索は成功し
検索された情報は画面(図2のLCDディスプレイ27)
に出力される(ステップ408)。入力された入力検索
用パスワードと装置に記憶されている記憶検索用パスワ
ードが不一致の場合(NG;ステップ409)、検索は
不成功に終わり再生動作は行なわれない(ステップ41
0)。
【0031】図3に示す方法と図4に示す方法とを組み
合わせることができ、この組み合わせた方法は、特に検
索(撮像・記録)を行なう検索者(操作者)と記録媒体
(カセット)を最終管理・保管する管理者とが異なる場
合、機密保持及びカセットの盗難防止に有効である。
【0032】図5を参照して、カセット(磁気テープ)
不正取り出し及び不正検索(再生)防止方法は、操作者
により装置電源が入れられ(ステップ501)、磁気テ
ープが画像磁気記録再生装置に装填される(ステップ5
02)。次に証券が搬送系に投入され(ステップ50
3)、撮像系により撮像され記録再生系により証券の画
像の裏表面の画像情報が記録される(ステップ50
4)。一連の記録が終了し、操作者がカセットに記録さ
れた情報を検索しようとするとき(ステップ505)、
図2のLCDディスプレイ27の画面上にはパスワードの
入力が促される(ステップ506)。入力された入力検
索用パスワード(第3のパスワードの1)と図2のメモ
リ24に記憶されている記憶検索用パスワードが一致した
場合(OK)検索は成功する(ステップ507)。入力
された入力検索用パスワードと図2のメモリ24に記憶さ
れている記憶検索用パスワードとが不一致の場合(N
G;ステップ510)、検索は不成功に終わり、再生又
はイジェクト動作にたどりつけない(ステップ51
1)。ステップ507に続いて、操作者が検索された情
報を再生しようとするとき図2のLCDディスプレイ27
の画面上には操作人(再生)パスワード(第3のパスワ
ードの2)の入力が促される(ステップ508)。入力
された入力再生(入力再生操作人)用パスワードと図2
のメモリ24に記憶されている記憶再生(記録再生操作
人)用パスワードとが一致した場合検索は成功する(ス
テップ509)。入力された入力再生用パスワードと図
2のメモリ24に記憶されている記憶再生用パスワードが
不一致の場合再生は不成功に終わる。即ち、情報の検索
・再生を両方実行するためには2種のパスワード(第3
のパスワードの1と2)を必要とする。
【0033】図5に示す方法は、所望される情報の検索
時と所望情報の再生時に2重のチェック機構を設けるも
のであり、機密保持に対する信頼性は一層高くなる。
【0034】図5に示す方法と、図3及び/又は4に示
す方法とを適宜組み合わせて、2重3重のチェック体制
を敷くことができ、これらの方法の実施において、パス
ワードの種類毎にパスワードを記憶する人を変えること
も好ましい。さらに、図2の操作パネル23にパスワード
入力要求画面を出力するようにしてもよい。
【0035】図6(A)〜(C)は、図3〜図5の種々
のパスワードの入力動作に係る図2のLCDディスプレ
イ27の画面表示の一部を表わす説明図である。(A)は
暗証コード(パスワード)に入力要求の際の画面、
(B)は入力されたパスワードが図2のシステムコント
ロール回路25において偽パスワードと判定された場合の
パスワード再入力要求画面、(C)は図2のメモリ24に
記憶される種々の暗証コード設定画面である。
【0036】図6(A)を参照して、暗証コード(パス
ワード)の入力が促されている。暗証コードは本図中下
段に表示されている図2の操作パネル23に備えられたフ
ァンクションスイッチから入力される。
【0037】図6(B)を参照して、(B)は入力され
たパスワードが図2のシステムコントロール回路25にお
いて偽パスワードと判定された場合のパスワード再入力
要求画面であり、再度暗証コード(パスワード)を本図
中下段に表示されている図2の操作パネル23に備えられ
たファンクションスイッチから入力することができる。
但し、数回(通常3回)偽暗証コード(パスワード)が
連続して入力されると装置は警報を発し、次ステップに
進むことはできない。
【0038】図6(C)を参照して、図2のメモリ24に
記憶されるイジェクト用(第2のパスワード;第1のパ
スワードに対応している)、検索用(第3のパスワード
の1に対応)、及び再生用(第3のパスワードの2に対
応)等の記憶暗証コード(記憶パスワード)設定画面で
ある。夫々記憶暗証コード(パスワード)は6桁であ
り、装置の管理者のみがパスワードの変更・設定を行な
うことができるようにすることが好ましい。図2の操作
パネル23より予め入力された記憶(用)パスワードは図
2のシステムコントロール回路25を介して図2のメモリ
24に記憶され、図3〜図5のフローチャートを参照し
て、入力パスワード(暗証コード)と対照され、真正な
人が画像磁気記録再生装置を所定操作している否かを判
定する。
【0039】図6を参照して、図3のフローチャートに
示す画像磁気記録再生装置の動作をさらに説明すると、
記録が終了とすると装置にカセットが残されるがこれを
取り出すときに4〜6桁の数字のパスワードが入力要求
がなされる。即ち、カセット取り出し釦を押下すると、
本装置により図2のLCDディスプレイ27のパネル上に
『暗証コード(パスワード)を入力してください』とい
うメッセージが表示される。図2の操作パネル23からパ
スワードを入力していくとその数字に対応した*マーク
が表示されていく。番号が正しい場合は、カセットイジ
ェクト(吐き出し動作)を実行する。番号が合致しない
場合は、『正しい暗証コード(パスワード)を入力して
ください』というメッセージが表示される。パスワード
は複数の担当者が使用できるように複数設定することが
できる。暗証コード(パスワード)は図2のシステムコ
ントロール回路25に接続された不揮発性のメモリ24に記
憶されるようになっているので、停電してもパスワード
は保存される。
【0040】本実施例の記録媒体の盗難防止方法によれ
ば、銀行等において有価証券の記録中にその場を離れた
り、使用後取り出すのを忘れて放置されたときに、装置
内部のカセット30(図2参照)は担当者以外に勝手に取
り出されることなくカセット30に記録された情報の内容
が外部に流出するのを防止できる。さらに、カセット30
取り出し口に機械的な鍵を設けることによる記録媒体盗
難防止方法に比較して、装置の部品が減り、かつ変更が
効くといったメリットがある。
【0041】
【実施例2】本発明の第2の実施例として、操作者が入
力する入力パスワードと対照とするパスワードを図2の
メモリ24に記憶させるだけでなく、図2の磁気テープ
(カセット30)のビデオサブコード領域あるいはコント
ロール領域に記録し、入力パスワードと記憶パスワー
ド、及び入力パスワードと磁気テープ記録パスワードと
いうように2重(多重)の対比を行ない、さらに記録媒
体盗難防止方法に対する信頼性、画像磁気記録再生装置
のセキュリティに対する信頼性を高めることができる。
【0042】また、タイムスタンプ等をパスワードとし
て利用してもよく、時間によって記録媒体を取り出せな
いようにしてもよい。
【0043】さらに、実施例1で述べたように、記録媒
体への情報の記録、記録媒体に記録された情報の検索、
検索された情報の再生、及び記録媒体の取り出し等の操
作において、夫々の実行には真正なパスワードの入力を
必要とすることにより、一層記録媒体盗難防止方法に対
する信頼性、画像磁気記録再生装置のセキュリティに対
する信頼性を高めることができる。
【0044】特に、本実施例は、高速で大量の帳票類の
画像記録を行なう画像磁気記録再生装置において、大量
の秘密情報が記載されている記録媒体の盗難を防止する
上でより一層の安全性を提供する。
【0045】
【発明の効果】本発明の記録媒体の盗難防止方法によれ
ば、記録再生装置等からの記録媒体の盗難による情報流
失が高度に防止され、情報保持に対する信頼性は一層高
められる。特に、銀行等において有価証券の記録媒体へ
の記録中にその場を離れたり、使用後取り出すのを忘れ
て放置されたときに、装置内部にある記録媒体は担当者
以外に勝手に取り出されることなく記録媒体に記録され
た情報の内容が外部に流出するのを防止できる。さら
に、記録媒体の取り出し口に機械的な鍵を設けるような
方法に比べて装置の部品が減り、かつ変更が効くといっ
たメリットがあり、結局情報記録再生装置に大きなセキ
ュリティを持たせることができる。
【0046】記録媒体への情報の記録、記録媒体に記録
された情報の検索、検索された情報の再生、及び記録媒
体の取り出し等の操作において、夫々の実行には真正な
パスワードの入力を要求することにより、一層記録媒体
盗難防止方法に対する信頼性、画像磁気記録再生装置の
セキュリティに対する信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る記録媒体の盗難防止方
法を実施する画像記録再生装置の機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例に係り、図1に示す画像磁気
記録再生装置の全体の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係り、図1及び図2に示す
画像磁気記録再生装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】本発明の一実施例に係り、図1及び図2に示す
画像磁気記録再生装置の他の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図5】本発明の一実施例に係り、図1及び図2に示す
画像磁気記録再生装置のさらに他の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】(A)〜(C)は、図3〜5の種々のパスワー
ドの入力動作に係る図2のLCDディスプレイ27の画面
表示の一部を表わす説明図である。(A)は暗証コード
(パスワード)の入力要求の画面、(B)は入力された
パスワードが図2のシステムコントロール回路25におい
て偽パスワードと判定された場合のパスワード再入力要
求画面、(C)は図2のメモリ24に記憶される種々の暗
証コード(パスワード)設定画面である。
【符号の説明】
1 搬送系 2 撮像系 3 表示系 4 メモリ(システム制御系) 5 記録再生系 6 外部入力系 20 搬送メカ 21 ストロボ 22 カメラ(CCDカメラ) 23 操作パネル 24 メモリ(不揮発性メモリ) 25 システムコントロール回路 26 表示用メモリ 27 LCD(液晶)ディスプレイ 28 磁気記録再生メカデッキ 29 磁気記録再生処理部 30 カセット 31 搬送メカコントロール回路 32 A/D(アナログ/デジタル)変換回路 33 SSG(Sync Signal Generator;同期信号発生
器) 34 A/D・D/A(アナログ/デジタル・アナログ/
デジタル)変換回路 35 記録再生サーボ回路 36 印刷装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録再生を行う情報記録再生装
    置における記録媒体の盗難防止方法であって、 前記装置に装填済みの前記記録媒体の取り出し要求入力
    に対して第1のパスワードの入力要求を表示し、 入力された前記第1のパスワードと予め前記装置に登録
    された第2のパスワードとの照合結果に基づき前記記録
    媒体の取り出しを許可又は禁止することを特徴とする記
    録媒体の盗難防止方法。
  2. 【請求項2】前記記録媒体は磁気テープ等の磁気記録媒
    体からなり、 前記情報記録再生装置に情報の記録要求、検索要求又は
    再生要求のいずれか一の入力に対して、 前記情報記録再生装置は前記記録要求、前記検索要求又
    は前記再生要求のいずれか一に対応する所定の第3のパ
    スワードの入力を要求し、 入力された前記第3のパスワードの真偽に基づき、前記
    記録媒体の記録、検索又は再生のいずれか一の動作を許
    可することを特徴とする請求項1記載の記録媒体の盗難
    防止方法。
JP7078318A 1995-03-09 1995-03-09 記録媒体の盗難防止方法 Pending JPH08249755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078318A JPH08249755A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 記録媒体の盗難防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078318A JPH08249755A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 記録媒体の盗難防止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08249755A true JPH08249755A (ja) 1996-09-27

Family

ID=13658603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7078318A Pending JPH08249755A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 記録媒体の盗難防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08249755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302843A1 (en) * 2000-06-16 2003-04-16 Clarion Co., Ltd. Disk drive unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302843A1 (en) * 2000-06-16 2003-04-16 Clarion Co., Ltd. Disk drive unit
EP1302843A4 (en) * 2000-06-16 2004-04-21 Clarion Co Ltd DISK PLAYER

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01296398A (ja) 自動処理機の不正使用防止用監視装置
US4864108A (en) Apparatus for recording transactions and a recording method therefor
FR2471632A1 (fr) Appareil et procede pour coder et decoder une carte delivree a un individu par une entite
JP2001312469A (ja) 認証装置
CN100570652C (zh) 货币处理装置
JPH08249755A (ja) 記録媒体の盗難防止方法
JP2001034813A (ja) 自動取引装置
JP2003331339A (ja) 現金預金支払機
US7397919B2 (en) Access control method and storage apparatus
JPH0668339A (ja) 電子ジャーナルシステム
JPH1153504A (ja) 電子idカードを用いた使用者確認方法
JP2005139621A (ja) 物品預かり機
KR100612215B1 (ko) 비밀번호를 이용하는 데이터 기록/재생 장치 및 그 방법
JPH1063917A (ja) 防犯機能を備えた自動取引装置
JP4527845B2 (ja) 映像記録再生装置
JP2005157707A (ja) 現金自動取引装置
KR100229886B1 (ko) 감시카메라의 화상 기록 및 재생 장치 및 그 제어방법
JP2005018273A (ja) 自動取引監視システムおよび監視装置
JP3722350B2 (ja) カード認証システム
JPS62298893A (ja) 防犯機能付自動機
JPH02114372A (ja) 現金自動取引装置用防犯装置
JP4912628B2 (ja) 現金預金支払機システム
JP6259411B2 (ja) 自動取引装置及び媒体回収方法
US20050244002A1 (en) Device for preventing unauthorized use of literary work recording medium
KR930000444B1 (ko) 특정화면 잠금방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020917