JPH08242486A - 移動局装置および基地局装置 - Google Patents

移動局装置および基地局装置

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JPH08242486A
JPH08242486A JP7043935A JP4393595A JPH08242486A JP H08242486 A JPH08242486 A JP H08242486A JP 7043935 A JP7043935 A JP 7043935A JP 4393595 A JP4393595 A JP 4393595A JP H08242486 A JPH08242486 A JP H08242486A
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、移動通信システムの移動局装置お
よび基地局装置に関し、上下の無線伝送路の伝送品質の
格差を是正することを目的とする。 【構成】 無線ゾーンとのインタフェースをとる無線イ
ンタフェース手段11と、その無線ゾーンの無線チャネ
ルから受信された受信波を復調して伝送情報を抽出し、
その正規性を判別する判別手段12と、受信波の受信電
界強度を測定する下り電界測定手段13と、判別手段1
2が判別した正規性と閾値に対する上述した受信電界強
度との組み合わせに応じて、基地局に待ち受けの許可要
求を送信する問い合わせ手段14と、許可要求に応じて
基地局から送信される許可通知が受信されたときに無線
ゾーンで待ち受けを開始する待ち受け制御手段15と、
待ち受け中に生起する呼について基地局と相互に制御情
報を送受して通信サービスを提供する接続制御手段16
とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムの移
動局装置および基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル自動車電話システム等の移動
通信システムでは、移動局装置の形態には携帯型、車載
型、車携帯型その他があり、一般に、これらの形態に応
じて空中線系の構成や送信電力が異なる。また、携帯型
や車携帯型の移動局装置については、車載型の移動局装
置が位置し得ない狭小な路地や建物内に位置し得るため
に基地局との間に形成される無線伝送路に大きな損失が
生じ、かつ周囲の地物その他に影響されて大きなフェー
ジングが生じるので、伝送品質は必ずしも良好なものと
はならない。
【0003】図16は、従来の基地局装置の構成例を示
す図である。図において、送信用のアンテナ51と受信
用のアンテナ52とはそれぞれ増幅装置53の対応する
空中線端子に接続され、その増幅装置53の各ポートは
分配合成器541〜543を介して送受信シェルフ551
〜553に接続される。送受信シェルフ551〜553
制御用入出力は基地局制御装置56の対応する入出力に
接続され、その送受信シェルフのPCM入出力端子はP
CMインタフェース部57、同期端局装置58および伝
送路を介して対向する制御センタ(図示されない。)に
接続される。
【0004】送受信シェルフ551 では、複数の無線チ
ャネルに個別に対応した送受信部5911〜591Nおよび
これらを統括制御するシェルフ制御部601 から構成さ
れる。なお、送受信シェルフ552、553の構成につい
ては、送受信シェルフ551 の構成と同じであるから、
ここではその説明を省略する。図17は、従来の移動局
装置の構成例を示す図である。
【0005】図において、アンテナ711 は送受信共用
器72のアンテナ端子に接続され、その受信出力は受信
部731 を介して復調器74の一方の入力に接続され
る。アンテナ712 は受信部732 を介して復調器74
の他方の入力に接続され、復調器74の出力はTDMA
部75の復調入力に接続される。TDMA部75の受信
出力はコーデック76の復号化入力に接続され、そのコ
ーデック76の復号化出力はレシーバ77に接続され
る。レシーバ77と共に送受話器を形成するマイク78
の出力は、コーデック76の符号化入力に接続される。
TDMA部75の変調出力は波形整形部79の入力に接
続され、その波形整形部79の一方の出力は直交変調器
80を介して電力増幅器81の入力に接続される。波形
整形部79の他方の出力は電力増幅器81の他方の入力
に接続され、その電力増幅器81の出力は送受信共用器
72の送信入力に接続される。受信部731、732の局
発入力と直交変調器80の搬送波入力にはシンセサイザ
82の対応する出力が接続され、これらの受信部7
1、732、シンセサイザ82およびTDMA部75の
制御用の入出力には制御部83の対応する入出力が接続
される。制御部83の特定の入出力は、表示操作部84
に接続される。
【0006】上述した構成の基地局装置では、送受信シ
ェルフ551〜553に搭載された送受信部の内、予め決
められたものは基地局制御装置56およびシェルフ制御
部601 の制御の下で制御チャネルに報知情報を反復し
て送出し、かつこのような制御チャネルを介して無線チ
ャネルの設定制御を行うと共に、PCMインタフェース
部57および同期端局装置58を介して網との通信イン
タフェースをとる。
【0007】一方、移動局装置では、制御部83は予め
単一または複数のとまり木周波数が設定され、電源が投
入されるとこれらのとまり木周波数の1つをシンセサイ
ザ82に設定する(図18(1))。シンセサイザ82はこ
のようにして設定されたとまり木周波数を生成して受信
部731 、732 および直交変調器80に与え、受信部
731 はそのとまり木周波数で示される無線チャネルに
ついて基地局から受信される報知信号の受信電界強度L
1を計測する(図18(2))。制御部83はその受信電界
強度と圏内への移行条件の検定の対象となる最小の電界
強度(以下、「足切りレベル」という。)Lth1 とを比
較し(図18(3))、前者が後者を上回った場合には計測
された受信電界強度と共にそのとまり木周波数をメモリ
(図示されない。)に蓄積し(図18(4))、反対に下回
った場合にはこのような蓄積を省略する一連の処理を上
述した全てのとまり木周波数について反復する(図18
(5))。
【0008】また、制御部83は、このような一連の処
理を完結すると上述したメモリに何らかのとまり木周波
数が蓄積されているか否か判定し(図18(6))、蓄積さ
れていない場合には、自局が何れの無線ゾーンにも位置
していない(以下、「圏外」という。)と認識して(図
18(7))上述した一連の処理(図18(1)〜(6))を反復す
る。
【0009】しかし、反対に少なくとも1つのとまり木
周波数が蓄積されている場合には、制御部83は、その
蓄積されているとまり木周波数を上述した受信電界強度
が高い順にソーティングする(図18(8))。さらに、制
御部83は、このようにしてソーティングされたとまり
木周波数の内、受信電界強度が高いものを優先して選択
してシンセサイザ82に設定し(図18(9))、かつその
とまり木周波数の下で受信される報知信号の受信電界強
度L2を受信部731 を介して計測する(図18(1
0))。
【0010】また、受信部731 は上述した受信電界強
度L2の計測に並行して受信される報知信号を復調器7
4に与え、その復調器はこのような報知信号を復調して
ベースバンド信号を生成する。TDMA部75はこのよ
うなベースバンド信号を予め決められたフレーム構成に
基づいて解析してその内容を制御部83に与える。制御
部83は、このようにして与えられる報知情報の内容に
ついて正規性を判断することにより、その報知信号が正
常に受信されたか否か判別する(図18(11))。また、制
御部83は、このような判別により報知情報が正常に受
信されなかったと認識した場合には、受信電界強度が高
い順にメモリに蓄積された後続のとまり木周波数につい
て図18(9)〜(11) に示す処理を順次反復する(図18
(12))。 さらに、制御部83は、このような処理の下
で報知信号が正常に受信された場合には、受信部731
を介してその報知信号の受信電界強度L2を再び計測
し、その受信電界強度と自局の待ち受けを許容すべき最
小の電界強度Lth2 (以下、「下り待ち受け許可レベ
ル」という。)とを比較する(図19(13))。制御部83
は、このような比較の下で前者が後者を上回ることを認
識した場合には後述の待ち受け状態に移行するが、反対
に下回ったときには該当するとまり木周波数の下で報知
信号が正常に受信されなかった場合と同様にして、受信
電界強度が高い順にメモリに蓄積された後続のとまり木
周波数について図18(9)〜(11) に示す処理を順次反復
する(図18(12))。なお、以下では、上述したように電
源の投入時点あるいは圏外状態から待ち受け状態に移行
する過程で制御部83が行う処理(図19(1)〜(12))に
ついては、単に「入圏処理」と称することとする。
【0011】また、待ち受け状態では、制御部83は、
待ち受け中の無線チャネルの受信電界強度L3を受信部
731 を介して所定の頻度で計測し(図19(13))、その
受信電界強度と待ち受け状態を続行することが許容され
る最小の電界強度Lth3 (以下、「下り待ち受け劣化レ
ベル」という。)とを比較する(図19(14))。さらに、
制御部83は、このような比較の結果として前者が後者
を上回っていることを認識した場合には待ち受け状態に
止まり、反対に下回っていることを認識した場合には圏
外と認識して図18(1)〜(6)に示す一連の処理を行う
(図18(7))。
【0012】なお、制御部83は、待ち受け状態に止ま
っている期間には、表示操作部84を介して加入者が行
う操作を監視すると共に、アンテナ711 、送受共用器
72、受信部731 、復調器74およびTDMA部75
を介して基地局から受信される制御情報(例えば、選択
呼び出し指令)を監視し、かつ予め決められた制御手順
に基づいて種々の事象(例えば、位置登録要求)を監視
することにより自局にかかわる呼を検出する(図19(1
5))と、その呼の処理を行う(図19(16))。
【0013】このような処理の過程では、例えば、制御
部83が生成した制御情報(例えば、発呼要求)はTD
MA部75によって上述したフレーム構成に基づくフレ
ームに盛り込まれ、そのフレームを示すビット列は波形
整形部79が行う波形整形処理の下で帯域制限されると
共に、直交変調器80によってπ/4シフトQPSK変
調されて電力増幅器81および送受共用器711 を介し
て基地局に送信される。しかし、ここでは、このような
処理の内容については、本願に直接関係がないので、詳
細な説明を省略する。
【0014】また、基地局装置では、基地局制御装置5
6は、送受信シェルフ551〜553に搭載された送受信
部の内、上述した制御チャネルを形成するものと、その
送受信シェルフに対応して設けられた分配合成器と、増
幅装置53とを介して自局が形成する無線ゾーンに位置
する移動局装置と種種の制御情報(例えば、上述した選
択呼び出し指令、位置登録要求、発呼要求等々)を送受
する。さらに、基地局制御装置56は、このようにして
移動局装置から何らかの制御情報が受信されるとその制
御情報の内容を解析し(図20(1)、(2))、予め決められ
た複数の処理の内、このような解析の結果に適応した処
理を順次起動する(図20(3))。
【0015】なお、ここでは、このような処理の内容に
ついては、後述の各実施例で付加される処理にかかわる
ものを除いて本願に直接関係がないので、その詳細な説
明を省略する。また、上述した下り待ち受け許可レベル
th2 と下り待ち受け劣化レベルLth 3 とについては、
基地局装置がこれらの値あるいは識別情報を報知情報に
盛り込んで送信することにより移動局に通知することも
できるが、ここでは、簡単のため、移動局装置がこのよ
うな下り待ち受け許可レベルLth2 と下り待ち受け劣化
レベルLth3 とを既知の値として適用するものと仮定す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した移動
局装置では、図21に示すように、基地局から報知情報
が正常に受信される制御チャネルにおいて受信電界強度
(以下、「下り電界強度」という。)が下り待ち受け許
可レベルLth2 以上である場合に、その制御チャネルに
おいて待ち受ける待ち受け状態に移行していたために、
例えば、携帯型の移動局や携帯型の移動局として運用さ
れている車携帯型の移動局のように送信電力が小さい場
合には、その移動局から基地局に至る無線回線のその基
地局における受信電界強度(以下、「上り電界強度」と
いう。)は、下り電界強度に比較して大幅に小さな値と
なる。
【0017】したがって、移動局と基地局との間の上下
の無線回線における伝送品質に大きな格差が生じ、例え
ば、両局の間で正常に制御信号が送受できないために発
着信呼が無用に不完了呼となったり完了呼となった呼の
通話品質が不十分となってサービス品質が劣化し、さら
に、その劣化に応じて制御手順に基づく強制的な切断処
理の起動がなされる場合があった。
【0018】本発明は、上下の無線回線間における伝送
品質の格差を是正できる移動局装置および基地局装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基地局によって形成された無線ゾーンとのインタフ
ェースをとる無線インタフェース手段11と、無線ゾー
ンを構成する無線チャネルから無線インタフェース手段
11を介して受信される受信波を復調して伝送情報を抽
出し、その伝送情報の正規性を判別する判別手段12
と、受信波の受信電界強度を測定する下り電界測定手段
13と、判別手段12によって判別された正規性と予め
設定された閾値に対する下り電界測定手段13によって
測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、無線
インタフェース手段11を介して基地局に待ち受けの許
可要求を送信する問い合わせ手段14と、許可要求に応
じて基地局から送信される許可通知を無線インタフェー
ス手段11を介して監視し、その許可通知が受信された
ときに無線ゾーンにおける待ち受けを開始する待ち受け
制御手段15と、待ち受けの状態で生起する呼を監視
し、無線インタフェース手段11を介して基地局と相互
にその呼にかかわる制御情報を送受して通信サービスを
提供する接続制御手段16とを備えたことを特徴とす
る。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の移動局装置が位置する無線ゾーンを形成してその無線
ゾーンを介する通信路を構成する基地局装置において、
その無線ゾーンを構成する無線チャネルから受信される
許可要求を監視してその許可要求の受信電界強度を測定
する上り電界強度測定手段21と、上り電界強度測定手
段21によって測定された受信電界強度と予め設定され
た閾値との大小関係を判別し、前者が後者より大きいと
きに無線チャネルに許可通知を送信する許否応答手段2
3とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の基地局装置において、許否応答手段23には、前者が
後者より小さいときに無線チャネルに不可通知を送信す
る手段を含むことを特徴とする。請求項4に記載の発明
は、請求項3に記載の基地局装置が構成する基地局によ
って形成された無線ゾーンとのインタフェースをとる無
線インタフェース手段31と、無線ゾーンを構成する無
線チャネルから無線インタフェース手段31を介して受
信される受信波を復調して伝送情報を抽出し、その伝送
情報の正規性を判別する判別手段32と、受信波の受信
電界強度を測定する下り電界測定手段33と、判別手段
32によって判別された正規性と予め設定された閾値に
対する下り電界測定手段33によって測定された受信電
界強度との組み合わせに応じて、無線インタフェース手
段31を介して基地局に待ち受けの許可要求を送信する
問い合わせ手段34と、許可要求に応じて基地局から送
信される許可通知および不可通知を無線インタフェース
手段31を介して監視し、その許可通知が受信されたと
きに無線ゾーンにおける待ち受けを開始して不可通知が
受信されたときに圏外とする待ち受け制御手段35と、
待ち受けの状態で生起する呼を監視し、無線インタフェ
ース手段31を介して基地局と相互にその呼にかかわる
制御情報を送受して通信サービスを提供する接続制御手
段36とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載の移動局装置において、待ち受けの状態
で在圏ゾーンに隣接する無線ゾーンの受信電界強度を測
定する隣接ゾーン電界強度測定手段41と、隣接ゾーン
電界強度測定手段41によって測定された受信電界強度
と下り電界測定手段によって測定された受信電界強度と
の差分と予め設定された下限値とを比較し、前者が後者
を上回ったときに隣接する無線ゾーンを新たな在圏ゾー
ンと認識するゾーン移行監視手段42とを備え、無線イ
ンタフェース手段、判別手段および待ち受け制御手段に
は、無線ゾーンをゾーン移行監視手段42によって認識
された新たな在圏ゾーンに切り換え、かつ無線チャネル
をその在圏ゾーンを構成する無線チャネルに切り換える
手段を個別に有することを特徴とする。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載の移動局装置において、問い合わせ手段
には、待ち受けの状態で予め決められた頻度で無線イン
タフェース手段を介して基地局に待ち受けの許可要求を
送信する手段を含むことを特徴とする。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載の移動局装置において、問い合わせ手段
には、接続制御手段が提供する通信サービスの終了を監
視し、その終了の時点に判別手段によって判別された正
規性と、予め設定された閾値に対する下り電界測定手段
によって測定された受信電界強度との組み合わせに応じ
て、無線インタフェース手段を介して基地局に待ち受け
の許可要求を送信する手段を含むことを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載の移動局装置において、立ち上げ後の圏
外状態あるいはゾーン内から圏外に移行した状態を検出
する状態検出手段43を備え、問い合わせ手段には、状
態検出手段51によって検出された圏外状態あるいは圏
外に移行した状態で判別手段によって判別された正規性
と、予め設定された閾値に対する下り電界測定手段によ
って測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、
無線インタフェース手段を介して基地局に待ち受けの許
可要求を送信する手段を含むことを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載の移動局装置において、問い合わせ手段
によって送信される許可要求は、その許可要求を示す識
別情報と自局の識別情報とを含む複数のフレームから構
成されることを特徴とする。請求項10に記載の発明
は、請求項1または請求項4に記載の移動局装置におい
て、問い合わせ手段によって送信される許可要求は、そ
の許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む先
行フレームと、その識別情報を示す後続フレームとから
構成されることを特徴とする。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項2また
は請求項3に記載の基地局装置において、許否応答手段
23が上り電界強度測定手段21によって測定された受
信電界強度との大小関係を判別する基準となる閾値は、
無線ゾーンに位置する移動局装置がその無線ゾーンから
圏外への移行と判断すべき受信電界強度より高いことを
特徴とする。
【0028】請求項12に記載の発明は、請求項2また
は請求項3に記載の基地局装置において、許否応答手段
23が上り電界強度測定手段21によって測定された受
信電界強度との大小関係を判別する基準となる閾値は、
無線ゾーンに対する移動局装置の圏内への移行を許可す
べき受信電界強度より低いことを特徴とする。
【0029】
【作用】請求項1に記載の発明にかかわる移動局装置で
は、判別手段12は自局が位置する無線ゾーンを構成す
る無線チャネルから無線インタフェース手段11を介し
て受信される受信波を復調して伝送情報を抽出すると共
に、その伝送情報の正規性を判別し、下り電界測定手段
13はその受信波の受信電界強度を測定する。問い合わ
せ手段14は、このようにして測定された受信電界強度
と閾値とを比較して前者が後者を上回ることを認識し、
かつ上述した正規性を確認したときに、無線インタフェ
ース手段11を介して上述した無線ゾーンを形成する基
地局に待ち受けの許可要求を送信する。待ち受け制御手
段15は、このような許可要求に対して基地局から送信
された許可通知を無線インタフェース手段11を介して
受信して認識すると、上述した無線ゾーンにおける待ち
受けを開始する。
【0030】すなわち、移動局装置は、下りの無線チャ
ネルの伝送品質が通信サービスの提供に満足すべき基準
に達したことを確認した時点で基地局にその旨を通知
し、かつその通知に対する基地局の応答あるいは許可を
確認した後に待ち受けを開始する。したがって、基地局
には上りの無線チャネルの伝送品質を確認すべきタイミ
ングを通知してその確認を促すことができ、かつ接続制
御手段16は待ち受けの開始に先行したこのような上下
の無線チャネルの伝送品質の確認の下で良好な品質の通
信サービスを確度高く提供することができる。
【0031】請求項2に記載の発明にかかわる基地局装
置では、上り電界強度測定手段21は請求項1に記載の
移動局装置から無線チャネルに送信された許可要求を監
視してその許可要求の受信電界強度を測定し、許否応答
手段23はその受信電界強度と閾値との大小関係を判別
し前者が後者より大きいときにその無線チャネルに許可
通知を送信する。
【0032】すなわち、基地局装置は、上りの無線チャ
ネルの伝送品質が通信サービスを提供するために満足す
べき基準に達した旨をその無線チャネルを介して対向す
る移動局に通知し、その移動局に生起する呼にかかわる
通信路の伝送品質を確度高く良好に保つことができる。
請求項3に記載の発明にかかわる基地局装置では、請求
項2に記載の基地局装置において、許否応答手段23
は、上り電界強度測定手段21によって測定された受信
電界強度が閾値より小さい場合にその受信電界強度が測
定された無線チャネルに不可通知を送信する。
【0033】したがって、上りの無線チャネルの伝送品
質が通信サービスを提供するために満足すべき基準に達
していない旨が、許可要求を送信した移動局に対して速
やかに通知される。請求項4に記載の発明にかかわる移
動局装置では、「30」番台の符号が付されて、かつ請
求項1に記載の移動局装置の構成要素と同じ名称の構成
要素から構成されるが、その相異点は以下の点にある。
【0034】待ち受け制御手段35は、問い合わせ手段
34が送信した許可要求に対して請求項3に記載の基地
局装置から送信された不可通知を許可通知と共に監視
し、その不可通知が受信されたときには待ち受けを保留
し、反対に許可通知が受信されたときには待ち受けを開
始する。したがって、不可通知に応じて待ち受けを保留
すると共に、在圏ゾーンにおける他の無線チャネルにお
ける待ち受けの試行や他の無線ゾーンにおいて新たに圏
内に移行する試行を速やかに開始することができる。
【0035】請求項5に記載の発明にかかわる移動局装
置では、隣接ゾーン電界強度測定手段41は在圏ゾーン
に隣接する無線ゾーンの受信電界強度を測定し、ゾーン
移行監視手段42はその受信電界強度と下り電界測定手
段によって測定された在圏ゾーンの受信電界強度との差
分と下限値とを比較し、前者が後者を上回ったときにそ
の隣接する無線ゾーンを新たな在圏ゾーンと認識する。
無線インタフェース手段、判別手段および待ち受け手段
は、請求項1または請求項4に記載の移動局と同様に、
その新たな在圏ゾーンを形成する基地局と対向して許可
要求の送信および許可通知あるいは不可通知の受信を行
うことにより、新たな在圏ゾーンにおける待ち受けを開
始しあるいは保留する。
【0036】すなわち、新たな在圏ゾーンへの移行に際
して上下の無線チャネルの伝送品質の確認が確実に行わ
れるので、移動局装置が本来的に地理的に移動しつつ運
用される特性に適応して伝送品質が高く保たれる。請求
項6に記載の発明にかかわる移動局装置では、待ち受け
中に問い合わせ手段が予め決められた頻度で基地局に待
ち受け許可を送信するので、移動や周囲の地物によって
生じる上下の無線チャネルの伝送特性の変動に対して適
宜伝送品質が確認され、かつ待ち受けるべき無線ゾーン
や無線チャネルを選定する契機が得られる。
【0037】請求項7に記載の発明にかかわる移動局装
置では、請求項1または請求項4に記載の移動局装置と
同様に、終話の時点で在圏ゾーンについて待ち受けに先
行して許可要求を送信し、その許可要求に対して基地局
から受信される許可通知あるいは不可通知を確認して待
ち受けの開始あるいは保留を行う。したがって、通話中
の移動に応じた無線伝送路の損失の増加と、終話時にお
ける周囲の地物によって生じるその無線伝送路の特性の
劣化とに対して伝送品質が適宜確認され、かつ待ち受け
るべき無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機が得ら
れる。
【0038】請求項8に記載の発明にかかわる移動局装
置では、状態検出手段51は圏外状態あるいは圏外に移
行した状態を検出し、これらの何れかの状態において、
問い合わせ手段は、請求項1または請求項4に記載の移
動局装置と同様に、新たな在圏ゾーンの候補である基地
局に許可要求を送信し、その許可要求に対して基地局か
ら受信される許可通知あるいは不可通知を確認して待ち
受けの開始あるいは保留を行う。
【0039】したがって、圏内に移行する時に上下の無
線伝送路の伝送品質を確認して待ち受けが開始され、サ
ービス品質が高く保たれる。請求項9に記載の発明にか
かわる移動局装置では、問い合わせ手段によって送信さ
れる許可要求は、その許可要求を示す識別情報と自局の
識別情報とを含む複数のフレームから構成される。
【0040】すなわち、許可要求が複数のフレームに冗
長化されて伝送されるので、上りの無線チャネルの伝送
品質の劣化に起因して基地局の受信端で受信されない可
能性が低減され、待ち受けの開始に先行してその伝送品
質を確認できる確度が高められると共に、伝送速度が高
いディジタル伝送方式にも柔軟に適応することができ
る。
【0041】請求項10に記載の発明にかかわる移動局
装置では、問い合わせ手段によって送信される許可要求
は、その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを
含む先行フレームと、その自局の識別情報を示して許可
要求を示す識別情報を含まない後続フレームとから構成
される。すなわち、許可要求が複数のフレームに分割さ
れて伝送されるので、上りの無線チャネルの伝送品質の
劣化に起因して基地局の受信端で受信電界強度を測定で
きない可能性が低減され、待ち受けの開始に先行してそ
の伝送品質を確認できる確度が高められると共に、伝送
速度が高いディジタル伝送方式にも柔軟に適応すること
ができる。
【0042】請求項11に記載の発明にかかわる基地局
装置では、許否応答手段23は、自局が形成する無線ゾ
ーンで受信される受信波の受信電界強度についてその無
線ゾーンに位置する移動局装置が圏外に移行すべき値よ
り大きい閾値と、上り電界強度測定手段21によって測
定された受信電界強度との大小関係に基づいて許可通知
あるいは不可通知を送信する。
【0043】したがって、自局が形成する無線ゾーンに
おいて上下の無線チャネルの伝送品質を確認しつつ圏外
に移行しようとしつつある移動局装置について、その移
行の許否をを的確に判断することができる。請求項12
に記載の発明にかかわる基地局装置では、許否応答手段
23は、自局が形成する無線ゾーンで受信される受信波
の受信電界強度についてその無線ゾーンの周辺に位置す
る移動局装置が圏内に移行すべき値より小さい閾値と、
上り電界強度測定手段21によって測定された受信電界
強度との大小関係に基づいて許可通知あるいは不可通知
を送信する。
【0044】したがって、自局が形成する無線ゾーンに
おいて上下の無線チャネルの伝送品質を確認しつつ新た
に圏内に移行しようとする移動局装置について、その移
行の許否を的確に判断することができる。
【0045】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0046】図3は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した第一の実施例の動作フローチャートである。図4
は、請求項2、3、11、12に記載の発明に対応した
実施例の動作フローチャートである。本実施例の特徴
は、移動局装置において制御部83が行う処理と基地局
装置において基地局制御装置56が行う処理の手順とに
あり、ハードウエアの構成については、従来例と同じで
ある。
【0047】なお、以下に示す各実施例と図1および図
2に示すブロック図との対応関係については、アンテナ
711 、送受共用器72、受信部731 、復調器74、
シンセサイザ82、TDMA部75、波形整形部79、
直交変調器80および電力増幅器81は無線インタフェ
ース手段11、31に対応し、受信部731 および制御
部83は下り電界測定手段13、33に対応し、制御部
83、表示操作部84、TDMA部75、コーデック7
6、レシーバ77およびマイク78は接続制御手段1
6、36に対応し、制御部83は判別手段12、32、
問い合わせ手段14、34、待ち受け制御手段15、3
5、ゾーン移行監視手段62および状態検出手段45に
対応し、アンテナ712 、受信部732 および制御部8
3は隣接ゾーン電界強度測定手段41に対応し、アンテ
ナ51、52、増幅装置53、分配合成器541〜5
3、送受信シェルフ551〜553は上り電界強度測定
手段21に対応し、基地局制御装置56は許否応答手段
23に対応する。
【0048】以下、図3、図4、図16および図17を
参照して請求項1、2、11、12に記載の発明に対応
した第一の実施例の動作を説明する。移動局装置では、
制御部83は、電源が投入されると従来例と同じ手順
(図18(1)〜(12))に基づいて圏外状態から脱却する
が、待ち受け状態に移行する前に図3に示す手順に基づ
いて後述の処理を行う。また、基地局装置では、移動局
から何らかの制御情報が受信されるとその内容を解析
し、その解析の結果に適応した処理を起動する(図19
(1)〜(3))が、図4に示す手順に基づく処理はこのよう
な処理の一態様として基地局制御装置56によって実行
される。
【0049】したがって、図3および図4では、従来例
と同じ処理については、同じ番号を付与して示し、ここ
ではその説明を省略する。移動局装置では、制御部83
は、圏外状態から脱却すると、受信部731 によって計
測された受信電界強度L3を取り込んで下り待ち受け劣
化レベルLth3 と比較し(図3(13)、(14))、前者が後
者を下回った場合には速やかに圏外状態に復帰する(図
5(a))が、反対に上回った場合には、図5に示す「下り
方向待ち受け許可要求」を生成し、TDMA部75、波
形整形部79、直交変調器80、電力増幅器81、送受
共用器72およびアンテナ711 を介して基地局に送信
する(図3(1))。
【0050】基地局装置では、基地局制御装置56は、
このような「下り方向待ち受け許可要求」を受信してそ
の要求に適応した処理を起動する。このような処理で
は、基地局制御装置56は、上述した「下り方向待ち受
け許可要求」が受信された送受信部からその送受信部を
統括するシェルフ制御部を介して受信電界強度L3を取
得し(図4(1))、その受信電界強度と上り待ち受け許可
レベルLth3 との大小関係を判別する(図4(2))。さら
に、基地局制御装置56は、このような判定に基づいて
前者が後者を上回った場合には、図6に示す「上り方向
待ち受け許可通知」を生成して下りの無線チャネルに送
出する(図4(3))。
【0051】一方、移動局装置では、制御部83は、上
述した「下り方向待ち受け許可要求」を送信すると、予
め決められた期間(例えば、数秒間)に渡ってTDMA
部75を介して復調器74の出力を監視することによ
り、「上り方向待ち受け許可通知」が受信されるか否か
判定し(図3(2))、その期間内に受信されなかった場合
には速やかに上述した図3(13)以降に示す処理を反復す
る(図7(a))。しかし、このような期間内に「上り方向
待ち受け許可通知」が受信された場合には、制御部83
は、待ち受け状態に移行する(図3(3)、図7(b))。な
お、以下では、このように基地局装置と対向してその基
地局の受信端における受信電界強度が所定値を上回って
いることを確認するために制御部83が行う処理(図3
(1)〜(3))については、「上り伝送品質確認処理」と称
することとする。
【0052】このように本実施例によれば、移動局装置
は、下りの受信電界強度が下り待ち受け劣化レベルを越
え、かつ基地局における上りの受信電界強度が上り待ち
受け劣化レベルを越えたことを確認して待ち受け状態に
移行するので、従来例で生じていた上下の無線回線にお
ける伝送品質の大きな格差が是正される。なお、本実施
例では、特に移動局装置の移動速度が大きい場合や、
「下り方向待ち受け許可要求」が送信された時点から
「上り方向待ち受け許可通知」が受信された時点に至る
期間の長さが大きい場合には、待ち受け状態に移行する
時点で再度下りの無線回線の受信電界強度が待ち受け劣
化レベル以上であるか否か判定してもよい。
【0053】図8は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した第二の実施例の動作フローチャートである。図にお
いて、図3に示す処理と同じ処理については、同じ番号
を付与して示し、ここではその説明を省略する。以下、
図4、図8、図16および図17を参照して請求項1お
よび請求項2に記載発明に対応した第二の実施例の動作
を説明する。
【0054】本実施例の特徴は、移動局装置の待ち受け
状態において制御部83が行う以下の処理の手順にあ
る。移動局装置では、制御部83は、受信電界強度の変
動幅の上限を示す閾値が与えられ、待ち受け状態におい
ても圏外状態の場合と同様にして基地局から受信される
報知信号の受信電界強度L3を反復して計測する(図8
(13))。さらに、制御部83は、このようにして計測さ
れた受信電界強度の変動分(先行して計測された受信電
界強度との差分)と上述した閾値とを比較し(図8
(a))、前者が後者を下回った場合には待ち受け状態に止
まる。しかし、反対に上回った場合には、制御部83
は、計測された受信電界強度L3と下り待ち受け劣化レ
ベルLth3 とを比較し(図8(14))、前者が後者を下回っ
た場合には圏外状態に移行するが、反対に上回った場合
には、基地局に「下り方向待ち受け許可要求」を送信す
る(図8(b))。
【0055】基地局装置では、基地局制御装置56は、
このような「下り待ち受け許可要求」に応じてその要求
の受信電界強度L3を計測する(図4(1))と共に、その
受信電界強度と上り待ち受け許可レベルLth3 との大小
関係を判別し(図4(2))、前者が後者を上回った場合に
は、「上り方向待ち受け許可通知」を生成して下りの無
線チャネルに送出する(図4(3))。なお、このような基
地局装置の動作については、上述した請求項1〜5に記
載の第一の実施例の動作と同じであるから、ここではそ
の詳細な説明を省略する。
【0056】一方、移動局装置では、制御部83は、上
述した「下り待ち受け許可要求」を送出した時点を起点
とする所定長の期間に渡って基地局から受信される情報
が「上り方向待ち受け許可通知」であるか否か監視し
(図8(c))、その通知が受信された場合には待ち受け状
態に止まる(図8(d))。しかし、このような期間に「上
り方向待ち受け許可通知」が受信されなかった場合に
は、制御部83は、速やかに圏外状態に移行するこのよ
うに本実施例によれば、移動局では、受信電界強度が大
幅に減少した時点で上りの無線伝送路の伝送品質が著し
く劣化したか否かの確認が行われ、その確認の下で待ち
受け状態に止まるか反対に圏外状態に移行するかの判断
が適宜行われるので、通信サービスの品質が高く保持さ
れる。
【0057】なお、本実施例では、基地局装置は、計測
された受信電界強度L3が上り待ち受け許可レベルL
th3 を上回ったときに、「上り方向待ち受け許可通知」
を移動局に向けて送信しているが、本発明はこのような
構成に限定されず、反対に受信電界強度Lが上り待ち受
け許可レベルLth3 を下回ったときに「上り方向待ち受
け不可通知」を移動局に送信したり、両者の大小関係の
如何にかわらずその大小関係を直接示す通知を移動局に
向けて送信してもよい。
【0058】図9は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した第三の実施例の動作フローチャートである。図にお
いて、図3に示す処理と同じ処理については、その詳細
の図示を省略する。以下、図4、図9、図16および図
17を参照して請求項1および請求項2に記載発明に対
応した第三の実施例の動作を説明する。
【0059】本実施例の特徴は、待ち受け状態の移動局
装置が他の無線ゾーンに移行する際にその移動局装置の
制御部83が行う以下の処理の手順にある。移動局装置
では、制御部83は、基地局装置から受信される報知情
報の受信電界強度Lと圏外への移行判定開始レベルLth
(予め与えられる。)とを比較し(図9(a))、前者が後
者を下回った場合には受信部732 を介して隣接する無
線ゾーンから受信される受信波の受信電界強度の最大値
max を計測すると共に、その最大値と受信電界強度L
との差分と予め与えられた閾値δとを比較する。さら
に、制御部83は、このような差分が閾値δを上回った
場合には後述のゾーン移行処理を起動する(図9(b))。
【0060】また、制御部83は、上述した受信電界強
度Lと圏外への移行判定開始レベルLthとの比較して前
者が後者を下回った場合には、受信部732 を介して隣
接する無線ゾーンから受信される受信波の受信電界強度
の最大値Lmax を計測し、その最大値と圏内に移行可能
な無線ゾーンの受信電界強度の下限値Ltnとを比較する
(図9(c))。さらに、制御部83は、このような比較に
より前者が後者を下回っていることを認識した場合には
圏外状態に移行するが、反対に上回った場合には以下の
ゾーン移行処理を起動する。
【0061】ゾーン移行処理の過程では、制御部83
は、予めメモリに蓄積された(図18(4)、(8))単一ま
たは複数のとまり木周波数の1つを選択し、シンセサイ
ザ82に設定する(図9(d))。シンセサイザ82はこの
ようにして設定されたとまり木周波数を生成して受信部
731 、732 および直交変調器80に与え、受信部7
2 はそのとまり木周波数で示される無線チャネルにつ
いて隣接ゾーンの基地局から受信される報知信号の受信
電界強度L1を計測する(図9(e)) 。受信部73 1 は上
述した受信電界強度の計測に並行して受信される報知信
号を復調器74に与え、その復調器はこのような報知信
号を復調してベースバンド信号を生成する。TDMA部
75はこのようなベースバンド信号を予め決められたフ
レーム構成に基づいて解析してその内容を制御部83に
与える。
【0062】制御部83は、上述した受信電界強度の計
測に並行してこのようにして与えられる報知情報の内容
について正規性を判断することにより、その報知信号が
正常に受信されたか否か判定する(図9(f)) 。また、制
御部83は、このような判定により報知情報が正常に受
信されなかったことを認識した場合には、メモリに蓄積
されたとまり木チャネルの内、他のものについて図9
(d)〜(f)に示す処理を順次反復する(図9(g))。
【0063】さらに、制御部83は、このような処理の
下で報知信号が正常に受信された場合には、受信部73
2 を介してその報知信号の受信電界強度L0を再び計測
し、その受信電界強度と予め設定された下り待ち受け許
可レベルLthとを比較する(図9(h))。制御部83は、
このような比較の下で前者が後者を下回ることを認識し
た場合には、該当するとまり木周波数の下で報知信号が
正常に受信されなかった場合と同様にして、受信電界強
度が高い順にメモリに蓄積された後続のとまり木周波数
について図9(d)〜(f)に示す処理を順次反復する(図9
(g))が、反対に上回った場合には、図3(1)〜(3)に示す
手順と同じ手順に基づいて基地局装置と対向して「下り
待ち受け許可要求」および「待ち受け許可通知」を送受
した後に、待ち受け状態に移行するこのように本実施例
によれば、待ち受け状態の移動局装置が隣接する無線ゾ
ーンに移動しあるいは移動しつつあるときに、その無線
ゾーンを形成する基地局との間に形成された上下の無線
伝送路の伝送品質に大きな格差がないことを確認して無
線ゾーンの移行が行われるので、移行先の無線ゾーンに
おいても良好な伝送品質が確保される。
【0064】図10は、請求項6に記載の発明に対応し
た実施例の動作フローチャートである。図において、図
8に示す処理と同じ処理については、同じ番号を付与し
て示し、ここではその説明を省略する。以下、図4、図
10、図16および図17を参照して請求項6に記載の
発明に対応した実施例の動作を説明する。
【0065】本実施例の特徴は、図8に示す「上り伝送
品質確認処理」を起動するために制御部83が行う以下
の処理にある。移動局装置では、制御部83は、待ち受
け状態において所定の時間幅のタイマを起動し(図10
(1))、そのタイマのカウント値が最終値に到達するまで
の期間に渡って基地局から受信される報知信号の受信電
界強度を計測する(図10(2))。さらに、制御部83
は、このような期間の経過時点で上り伝送品質確認処理
を開始し、その処理が完結すると再び上述したタイマの
起動と受信電界強度の計測とを行い(図10(1)、
(2))、以下同様の処理を反復する。
【0066】なお、上り伝送品質確認処理とその処理に
応じた移動局装置および基地局装置の動作とについて
は、図8に示す実施例と同じであるから、ここではその
説明を省略する。このように本実施例によれば、移動局
装置は、他の無線ゾーンに移行せず、かつ下りの無線伝
送路に著しい伝送品質の劣化が発生しなくても、所定の
周期で基地局の受信端における受信電界強度が上り待ち
受け許可レベルLth3 以上となっているか否か確認し、
その結果に応じて待ち受け状態に止まるべきか圏外状態
に移行すべきかの判断を行う。したがって、上り無線伝
送路の伝送品質の劣化に起因する不完了呼の発生や通話
品質の劣化が、さらに効率的に抑圧される。
【0067】図11は、請求項7に記載の発明に対応し
た実施例の動作フローチャートである。図において、図
9に示す処理と同じ処理については、同じ番号を付与し
て示し、ここではその説明を省略する。以下、図4、図
11、図16および図17を参照して請求項7に記載の
発明に対応した実施例の動作を説明する。
【0068】本実施例の特徴は、図9に示すゾーン移行
処理に類似した待ち受けチャネル探索処理の起動手順
と、これらの処理の相異点とにある。移動局装置では、
制御部83は、自局に生起した発信呼または着信呼の
内、所定の処理手順(ここでは、本願に直接関係ないの
で、その説明を省略する。)に基づいて完了呼となった
呼について終話を監視し、その終話を認識した時点で上
述した待ち受けチャネル探索処理を開始する。
【0069】このような待ち受けチャネル探索処理と上
述したゾーン移行処理との相異点は、制御部83がシン
セサイザ82に設定する(図11(d′))とまり木周波数
が圏内への移行時に受信電界強度が大きい順にメモリに
蓄積されたものである点にあり、その処理の後半におい
て実行される各理の内容は図9に示すものと同じであ
る。したがって、ここでは、これらの処理については、
その詳細な説明を省略する。 このように本実施例によ
れば、終話後に移動局装置が待ち受けるべき制御チャネ
ルとして上下の伝送品質に大きな格差がないものが確実
に選定されるので、後続の呼についても同様に無用な不
完了呼の発生や伝送品質の劣化が確度高く回避される。
【0070】図12は、請求項8〜10に記載の発明に
対応した実施例の動作フローチャートである。以下、図
4、図12、図16および図17を参照して請求項8お
よび請求項12に対応した本実施例の動作を説明する。
本実施例と従来例との相異点は、制御部83が図18に
示す入圏処理の完了(電源投入後あるいは圏外状態にお
いて待ち受けるべき無線チャネルを確定した)後に上り
伝送品質確認処理を行い、その処理に基づいて上下の無
線伝送路の伝送品質に大きな格差が無いことを確認した
後に待ち受け状態に移行する点と、このような上り伝送
品質確認処理の過程において、基地局制御装置56が
「上り待ち受け劣化レベル」より高い値に設定された
「上り待ち受け許可レベル」に基づいて受信電界強度の
閾値判定を行う点にある。なお、上り伝送品質確認処理
の手順については、上述した各実施例と同じであるか
ら、ここではその詳細な説明を省略する。
【0071】このように本実施例によれば、電源投入や
圏外への移行後に圏内に移行する動作の過程で上下の無
線伝送路の伝送品質に大きな格差が生じないことを確認
して待ち受けを行うべき無線チャネルが確定される。
【0072】以下、図4、図12、図16および図17
を参照して請求項9に対応した本実施例の動作を説明す
る。本実施例と請求項8に記載の発明に対応した実施例
との相異点は、移動局装置において入圏処理を完了して
待ち受け状態に移行するときと、その待ち受け状態とに
おいて上り伝送品質確認処理の過程で基地局に送信され
る「上り方向待ち受け許可要求」の形式と、その要求に
応じて基地局制御装置56が行う処理とにある。
【0073】移動局装置では、制御部83は、上り伝送
品質確認処理の過程において、図13に示すように、自
局(送信元)を示す移動局番号と「上り方向待ち受け許
可要求」であることを示す識別情報とからなる「上り方
向待ち受け許可要求」を先ず送出し、続いてこのような
識別情報を含まず、かつ移動局番号のみを含むダミーバ
ーストを所定の回数(ここでは、簡単のため「n−1」
とする。)に渡って一定の間隔で連送する。
【0074】一方、基地局装置では、基地局制御装置5
6は、これらの「上り方向待ち受け許可要求」とダミー
バーストとの受信電界強度E1〜Enを順次取り込み、か
つ図14に示すように平均をとって「上り待ち受け劣化
レベル」や「上り待ち受け許可レベル」との大小判定を
行う。すなわち、受信電界強度が精度よく得られるの
で、特に伝送速度が速く、かつ基地局の送受信部の応答
時間に対して十分なマージンが確保できない程度に短い
バースト信号が無線伝送されるディジタル移動通信シス
テムでは、上りの伝搬特性の変動に起因して上述したダ
ミーバーストの一部が受信されない状態であっても、先
頭の「上り方向待ち受け許可要求」が基地局に正常に受
信された場合には、伝送品質が精度よく求められて上下
の伝送品質が高い値に確保される。
【0075】以下、図4、図12、図16および図17
を参照して請求項10に対応した本実施例の動作を説明
する。本実施例と請求項9に記載の発明に対応した実施
例との相異点は、「上り方向待ち受け許可要求」の構成
にある。移動局装置では、制御部83は、上り伝送品質
確認処理の過程において、図15に示すように、自局
(送信元)を示す移動局番号と「上り方向待ち受け許可
要求」であることを示す識別情報とからなる「上り方向
待ち受け許可要求」を複数(ここでは、簡単のため
「n」とする。)回に渡って一定の間隔で連送する。
【0076】一方、基地局装置では、基地局制御装置5
6は、これらの「上り方向待ち受け許可要求」の受信電
界強度を順次取り込み、かつ移動局番号が同じであるこ
とを確認しつつ平均をとって「上り待ち受け許可レベ
ル」との大小判定を行う。このように本実施例によれ
ば、基地局では、同一の移動局装置から受信された複数
の「上り待ち受け許可要求」について精度よく受信電界
強度が得られる。したがって、特に伝送速度が速く、か
つ基地局の送受信部の応答時間に対して十分なマージン
が確保できない程度に短いバースト信号が無線伝送され
るディジタル移動通信システムでは、上りの伝搬特性の
変動に起因して上述した「上り待ち受け許可要求」の何
れか受信されない状態であっても伝送品質が精度よく求
められ、上下の伝送品質が高い値に確保される。
【0077】なお、上述した各実施例では、基地局は受
信電界強度について予め決められた固定の閾値に基づい
て「上り待ち受け許可通知」等を送出するか否かの判定
基準としているが、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、基地局側で各移動局について管理する在圏
の有無に基づいて「上り待ち受け許可レベル」と「上り
待ち受け劣化レベル」との何れかを選択して設定した
り、各移動局が「上り待ち受け許可要求」と共に送出す
る自局の在圏の有無に基づいて同様の設定を行ってもよ
い。
【0078】また、上述した各実施例では、本発明がデ
ィジタル移動通信システムに適用されているが、本発明
はこのようなシステムに限定されず、例えば、基地局に
おいて上り無線チャネル(伝送路)の受信電界強度に基
づいて待ち受けの許否判定を行うべき移動局が確実に識
別でき、かつこのような許否判定に付随する上下の無線
チャネルのトラフィック量の増加が許容されるならば、
適用された無線チャネル構成(制御チャネルの構成およ
び数を含む。)、アクセス制御方式、ゾーン構成、伝送
方式(伝送速度、変復調方式を含む。)、伝送路符号化
方式その他の如何にかかわらず適用可能であり、かつ公
衆移動通信網を形成するものに限定されず大ゾーン方式
による私設の移動通信システムにも同様に適用可能であ
る。
【0079】さらに、上述した各実施例では、移動局装
置と基地局装置との間で「上り待ち受け許可要求」、
「待ち受け許可通知」および「待ち受け不可通知」を送
受するために、無線チャネルのトラフィック量やこれら
の無線チャネルの通信制御にかかわる処理量がシステム
の処理量に対して無視できない程度に増大する場合に
は、例えば、このような送受を行う無線伝送路やその無
線伝送を制御する処理装置は負荷分散方式に基づいて構
成可能である。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、移動局が下
りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提供する
ために満足すべき基準に達したことを確認した時点で基
地局にその旨を通知し、かつその通知に対する基地局の
応答あるいは許可を確認した後に待ち受けを開始する。
【0081】したがって、基地局に上りの無線チャネル
の伝送品質を確認すべきタイミングを通知してその確認
を促すことができる。請求項2に記載の発明では、基地
局が上りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提
供するために満足すべき基準に達した旨を移動局に通知
することにより、その移動局に生起する呼にかかわる通
信路の伝送品質を確度高く良好に保つ。
【0082】請求項3に記載の発明では、ゾーン内に位
置する移動局から到来した受信波の受信電界強度が閾値
より小さい場合にその受信電界強度が測定された無線チ
ャネルに不可通知を送信するので、その移動局に対し
て、上りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提
供可能な基準に達していない旨が速やかに通知される。
請求項4に記載の発明では、基地局に送信された許可要
求に対してその基地局から受信され得る許可通知と不可
通知とが並行して監視され、これらの通知の何れが受信
されたかに応じて待ち受けの開始あるいは保留が行われ
る。
【0083】したがって、不可通知に応じて待ち受けが
速やかに保留され、かつ在圏ゾーンの他の無線チャネル
における待ち受けの試行や他の無線ゾーンにおける新た
に圏内に移行する試行が促進される。請求項5に記載の
発明では、他のゾーンへの移行に際して上下の無線チャ
ネルの伝送品質の確認が確実に行われ、本来的に移動し
つつ運用される移動局装置の特性に適応して伝送品質が
高く保たれる。
【0084】請求項6に記載の発明では、待ち受け中に
予め決められた頻度で基地局に待ち受け許可が送信され
るので、移動や周囲の地物の位置によって生じる上下の
無線チャネルの伝送特性の変動が適宜確認され、かつ待
ち受けるべき無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機
が得られる。請求項7に記載の発明では、通話中の移動
に応じた無線伝送路の損失の増加と、終話時における周
囲の地物によって生じるその無線伝送路の特性の劣化と
に対して伝送品質が適宜確認され、かつ待ち受けるべき
無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機が得られる。
【0085】請求項8に記載の発明では、圏内に移行す
る時に上下の無線伝送路の伝送品質を確認して待ち受け
が開始され、サービス品質が高く保たれる。請求項9に
記載の発明では、許可要求が複数のフレームに冗長化さ
れて伝送されるので、上りの無線チャネルの伝送品質の
劣化に起因して基地局の受信端でその許可要求が受信さ
れない可能性が低減され、待ち受けの開始に先行してそ
の伝送品質を確認できる確度が高められて伝送速度が高
いディジタル伝送方式にも柔軟に適応可能となる。
【0086】請求項10に記載の発明では、許可要求が
複数のフレームに分割されて伝送されるので、上りの無
線チャネルの伝送品質の劣化に起因して基地局の受信端
で受信電界強度を測定できない可能性が低減され、待ち
受けの開始に先行してその伝送品質を確認できる確度が
高められて伝送速度が高いディジタル伝送方式にも柔軟
に適応可能となる。
【0087】請求項11に記載の発明では、自局が形成
する無線ゾーンについて、上下の無線チャネルの伝送品
質を確認しつつ圏外に移行しようとする移動局装置に対
してその移行の許否を的確に判断することができる。請
求項12に記載の発明では、自局が形成する無線ゾーン
について、上下の無線チャネルの伝送品質を確認しつつ
新たに圏内に移行しようとする移動局装置に対してその
移行の許否を的確に判断することができる。
【0088】このように本願発明が適用された移動通信
システムでは、移動局がその立ち上げや圏外に移行して
再度圏内に移行した後の待ち受けの開始に先行して、あ
るいは通話後における待ち受けの再開と待ち受け中にお
けるその待ち受けの続行とに際して、移動局と基地局と
の間で相互に上下の無線チャネルの受信電界強度が所定
値を越えていることの確認が行われる。
【0089】したがって、移動局の形態の多様性に柔軟
に適応しつつその多様性に起因して生じる上下の無線伝
送路の非可逆性が吸収され、かつその移動局の移動等に
伴う無線伝送路の劣化に対して良好な伝送品質を確保し
つつ通信サービスの品質が高く維持される。また、無用
な不完了呼の発生確率が低減され、移動通信システムの
保守および運用にかかわるコストの低減と効率化とがは
かられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、4〜10に記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項2、3、11、12に記載の発明の原理
ブロック図である。
【図3】請求項1〜5に記載の発明に対応した第一の実
施例の動作フローチャートである。
【図4】請求項2、3、11、12に記載の発明に対応
した実施例の動作フローチャートである。
【図5】下り方向待ち受け許可要求の構成を示す図であ
る。
【図6】上り方向待ち受け許可通知の構成を示す図であ
る。
【図7】本実施例の動作を説明する図である。
【図8】請求項1〜5に記載の発明に対応した第二の実
施例の動作フローチャートである。
【図9】請求項1〜5に記載の発明に対応した第三の実
施例の動作フローチャートである。
【図10】請求項6に記載の発明に対応した実施例の動
作フローチャートである。
【図11】請求項7に記載の発明に対応した実施例の動
作フローチャートである。
【図12】請求項8〜10に記載の発明に対応した実施
例の動作フローチャートである。
【図13】下り方向待ち受け許可要求およびダミーバー
ストの構成を示す図である。
【図14】送信順序を説明する図である。
【図15】下り方向待ち受け要求の連送を示す図であ
る。
【図16】従来の基地局装置の構成例を示す図である。
【図17】従来の移動局装置の構成例を示す図である。
【図18】従来の基地局の動作フローチャート(1) であ
る。
【図19】従来の移動局の動作フローチャート(2) であ
る。
【図20】従来の基地局装置の動作フローチャートであ
る。
【図21】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
11,31 無線インタフェース手段 12,32 判別手段 13,33 下り電界測定手段 14,34 問い合わせ手段 15,35 待ち受け制御手段 16,36 接続制御手段 21 上り電界強度測定手段 23 許否応答手段 41 隣接ゾーン電界強度測定手段 42 ゾーン移行監視手段 43 状態検出手段 51,52,71 アンテナ 53 増幅装置 54 分配合成器 55 送受信シェルフ 56 基地局制御装置 57 PCMインタフェース部 58 同期端局装置 59 送受信部 60 シェルフ制御部 72 送受共用器 73 受信部 74 復調器 75 TDMA部 76 コーデック 77 レシーバ 78 マイク 79 波形整形部 80 直交変調器 81 電力増幅器 82 シンセサイザ 83 制御部 84 表示操作部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局によって形成された無線ゾーンと
    のインタフェースをとる無線インタフェース手段と、 前記無線ゾーンを構成する無線チャネルから前記無線イ
    ンタフェース手段を介して受信される受信波を復調して
    伝送情報を抽出し、その伝送情報の正規性を判別する判
    別手段と、 前記受信波の受信電界強度を測定する下り電界測定手段
    と、 前記判別手段によって判別された正規性と予め設定され
    た閾値に対する前記下り電界測定手段によって測定され
    た受信電界強度との組み合わせに応じて、前記無線イン
    タフェース手段を介して前記基地局に待ち受けの許可要
    求を送信する問い合わせ手段と、 前記許可要求に応じて前記基地局から送信される許可通
    知を前記無線インタフェース手段を介して監視し、その
    許可通知が受信されたときに前記無線ゾーンにおける待
    ち受けを開始する待ち受け制御手段と、 前記待ち受けの状態で生起する呼を監視し、前記無線イ
    ンタフェース手段を介して前記基地局と相互にその呼に
    かかわる制御情報を送受して通信サービスを提供する接
    続制御手段とを備えたことを特徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動局装置が位置する
    無線ゾーンを形成してその無線ゾーンを介する通信路を
    構成する基地局装置において、 前記無線ゾーンを構成する無線チャネルから受信される
    許可要求を監視してその許可要求の受信電界強度を測定
    する上り電界強度測定手段と、 前記上り電界強度測定手段によって測定された受信電界
    強度と予め設定された閾値との大小関係を判別し、前者
    が後者より大きいときに前記無線チャネルに許可通知を
    送信する許否応答手段とを備えたことを特徴とする基地
    局装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基地局装置において、 許否応答手段には、 前者が後者より小さいときに無線チャネルに不可通知を
    送信する手段を含むことを特徴とする基地局装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基地局装置が構成する
    基地局によって形成された無線ゾーンとのインタフェー
    スをとる無線インタフェース手段と、 前記無線ゾーンを構成する無線チャネルから前記無線イ
    ンタフェース手段を介して受信される受信波を復調して
    伝送情報を抽出し、その伝送情報の正規性を判別する判
    別手段と、 前記受信波の受信電界強度を測定する下り電界測定手段
    と、 前記判別手段によって判別された正規性と予め設定され
    た閾値に対する前記下り電界測定手段によって測定され
    た受信電界強度との組み合わせに応じて、前記無線イン
    タフェース手段を介して前記基地局に待ち受けの許可要
    求を送信する問い合わせ手段と、 前記許可要求に応じて前記基地局から送信される許可通
    知および不可通知を前記無線インタフェース手段を介し
    て監視し、その許可通知が受信されたときに前記無線ゾ
    ーンにおける待ち受けを開始して不可通知が受信された
    ときに圏外とする待ち受け制御手段と、 前記待ち受けの状態で生起する呼を監視し、前記無線イ
    ンタフェース手段を介して前記基地局と相互にその呼に
    かかわる制御情報を送受して通信サービスを提供する接
    続制御手段とを備えたことを特徴とする移動局装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4に記載の移動局
    装置において、 待ち受けの状態で在圏ゾーンに隣接する無線ゾーンの受
    信電界強度を測定する隣接ゾーン電界強度測定手段と、 前記隣接ゾーン電界強度測定手段によって測定された受
    信電界強度と下り電界測定手段によって測定された受信
    電界強度との差分と予め設定された下限値とを比較し、
    前者が後者を上回ったときに前記隣接する無線ゾーンを
    新たな在圏ゾーンと認識するゾーン移行監視手段とを備
    え、 無線インタフェース手段、判別手段および待ち受け制御
    手段には、 前記無線ゾーンをゾーン移行監視手段によって認識され
    た新たな在圏ゾーンに切り換え、かつ無線チャネルをそ
    の在圏ゾーンを構成する無線チャネルに切り換える手段
    を個別に有することを特徴とする移動局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項4に記載の移動局
    装置において、 問い合わせ手段には、 待ち受けの状態で予め決められた頻度で無線インタフェ
    ース手段を介して基地局に待ち受けの許可要求を送信す
    る手段を含むことを特徴とする移動局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項4に記載の移動局
    装置において、 問い合わせ手段には、 接続制御手段が提供する通信サービスの終了を監視し、
    その終了の時点に判別手段によって判別された正規性
    と、予め設定された閾値に対する下り電界測定手段によ
    って測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、
    無線インタフェース手段を介して基地局に待ち受けの許
    可要求を送信する手段を含むことを特徴とする移動局装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項4に記載の移動局
    装置において、 立ち上げ後の圏外状態あるいはゾーン内から圏外に移行
    した状態を検出する状態検出手段を備え、 問い合わせ手段には、 前記状態検出手段によって検出された圏外状態あるいは
    圏外に移行した状態で判別手段によって判別された正規
    性と、予め設定された閾値に対する下り電界測定手段に
    よって測定された受信電界強度との組み合わせに応じ
    て、無線インタフェース手段を介して基地局に待ち受け
    の許可要求を送信する手段を含むことを特徴とする移動
    局装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項4に記載の移動局
    装置において、 問い合わせ手段によって送信される許可要求は、 その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む
    複数のフレームから構成されることを特徴とする移動局
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項4に記載の移動
    局装置において、 問い合わせ手段によって送信される許可要求は、 その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む
    先行フレームと、その識別情報を示す後続フレームとか
    ら構成されることを特徴とする移動局装置。
  11. 【請求項11】 請求項2または請求項3に記載の基地
    局装置において、 許否応答手段が上り電界強度測定手段によって測定され
    た受信電界強度との大小関係を判別する基準となる閾値
    は、 無線ゾーンに位置する移動局装置がその無線ゾーンから
    圏外への移行と判断すべき受信電界強度より高いことを
    特徴とする基地局装置。
  12. 【請求項12】 請求項2または請求項3に記載の基地
    局装置において、 許否応答手段が上り電界強度測定手段によって測定され
    た受信電界強度との大小関係を判別する基準となる閾値
    は、 無線ゾーンに対する移動局装置の圏内への移行を許可す
    べき受信電界強度より低いことを特徴とする基地局装
    置。
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