JPH08234875A - バッテリ駆動型コンピュータ - Google Patents

バッテリ駆動型コンピュータ

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JPH08234875A
JPH08234875A JP7065117A JP6511795A JPH08234875A JP H08234875 A JPH08234875 A JP H08234875A JP 7065117 A JP7065117 A JP 7065117A JP 6511795 A JP6511795 A JP 6511795A JP H08234875 A JPH08234875 A JP H08234875A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部機器との接続状態に応じて適切に省電力
モードへの移行処理、或いは省電力モードからの復帰処
理を行えるようにする。 【構成】 通常の動作状態でサスペンド/リズームボタ
ンが押下されると、省電力モードへ移行する割込が発生
し、コンピュータ内のCPUは、省電力モードへの移行
処理を開始する。この省電力モードへの移行処理では、
ICカードが接続されているか否かを判別し、ICカー
ドが接続されていない場合は、省電力モードへ移行する
が、ICカードが接続されている場合は、省電力モード
へ移行せず、通常の動作モードへ戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリによって駆動
し得るバッテリ駆動型コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から携帯用コンピュータの多くに、
バッテリで駆動し得るものが実現されている。このよう
なバッテリ駆動型コンピュータにおいては、バッテリに
充電された電力量には限りがあり、バッテリ駆動で使用
可能な時間にも限度があるため、バッテリからの電力を
如何に有効に使用するかが大変重要な問題である。
【0003】バッテリからの電力を有効に使用するため
には、コンピュータの操作を中断する時など、頻繁に電
源スイッチをオフにして電力消費を少なくすることも可
能である。しかしながら、この場合、それまで行ってい
た処理を終了させなければならない。具体的には、処理
していたデータを不揮発性記憶媒体に記憶させ、実行し
ていたプログラムを終了させる必要がある。もちろん、
処理を再開するためには、電源投入から始めてプログラ
ムの実行、データの呼出しといった操作が必要である。
このように、電源スイッチによる“節電”は、繁雑な操
作が伴い、操作者の負担が大きいので、結局、電源スイ
ッチによる“節電”は実行されなくなってしまう場合が
多かった。
【0004】その対策として、バッテリから供給される
電力量が少なくなった場合に、自動的に省電力モードに
移行するようにしたものが実現されている。省電力モー
ドとは、バッテリの長寿命化を図るために、コンピュー
タの各部分に供給する電力を通常より少なくするモード
である。この省電力モード時に供給される電力量は、コ
ンピュータを通常状態で動作させるのには不十分である
が、プログラムの実行を中断した状態で、作業中のプロ
グラムおよびデータをメモリ上に保持するのには十分な
量である。また、省電力モードからの復帰指令を検出す
るために必要な部分以外に供給する電力を全てゼロにす
る方法(0Vサスペンドと呼ばれる)もある。このよう
に、バッテリ駆動型コンピュータに対して、従来から消
費電力を低減するために、いくつかの方法が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記省電力
モードとコンピュータに接続される外部機器との関係に
ついて考察を進めてみると、通常、コンピュータと外部
機器とは、電気的に信号を授受可能なポートを介して接
続され、このポートを介してデータ、コマンドを授受す
る。この場合、コンピュータと外部機器がデータ、コマ
ンドを授受している最中にコンピュータが何等の理由
(操作者の指示、バッテリーの寿命等)で省電力モード
へ移行する可能性が考えられる。このように省電力モー
ドへ移行した場合、コンピュータ側はデータ、コマンド
の送受信を突然止めてしまうので、接続された外部機器
は正常な動作を継続できなくなってしまう。さらに、コ
ンピュータが省電力モードから復帰した場合、コンピュ
ータは保持していたプログラム、データを用いて処理を
継続しようとするが、接続された外部機器としては、必
ずしもコンピュータから受信したコマンド、データを正
常に処理できるとは限らない。
【0006】この状態を操作者の立場に立ってみると、
省電力モードから復帰したコンピュータは、一見すると
省電力モード以前の状態と変わらず動作しているように
見える。そのため、操作者は、なんの疑念も持つことな
く、コンピュータに接続された外部機器に対して操作を
行うことが考えられるが、この場合、接続された外部機
器は正常に動作できる状態ではないので、操作者の意図
に従った動作は実行しない。操作者は、この時点で、初
めて接続された外部機器が正常状態でないことに気付く
わけで、操作者に無用の混乱をもたらすことになる。
【0007】さらに、接続された外部機器が通信機器で
あり、外部からのデータを連続して受信し、受信データ
をコンピュータに転送しているような場合、コンピュー
タが省電力モードに移行したことによって受信データを
コンピュータに転送できなくなり、データを喪失してし
まうことになる。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的は、外部機器との接続状態に応じて適
切に省電力モードへの移行処理、或いは省電力モードか
らの復帰処理を行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、バッテリによって駆動可能
なバッテリ駆動型コンピュータにおいて、前記バッテリ
駆動型コンピュータと外部機器との接続状態を検出する
検出手段と、前記バッテリの消費電力が通常状態より少
ない省電力モードへの移行要求がなされた場合に、少な
くとも前記検出手段により検出された接続状態に基づい
て省電力モードへ移行するか否かを決定する決定手段と
を備えている。
【0010】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明では、請求項1記載の前記決定手段は、前記検出手
段により前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器と
の接続が検出されている場合は、省電力モードへの移行
要求がなされても省電力モードへ移行しないように決定
し、外部機器との接続が検出されていない場合は、省電
力モードへの移行要求に応じて省電力モードへ移行する
ように決定するよう構成されている。
【0011】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明では、請求項1記載の前記検出手段は、前記バッテ
リ駆動型コンピュータに接続されている外部機器の種類
を識別する識別手段を有し、前記決定手段は、前記識別
手段により識別された外部機器の種類が特定の種類の場
合は、省電力モードへの移行要求がなされても省電力モ
ードへ移行しないように決定し、特定の種類でない場合
は、省電力モードへの移行要求に応じて省電力モードへ
移行するように決定するよう構成されている。
【0012】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明では、請求項1記載の前記決定手段は、前記検出手
段により前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器と
の接続が検出されている場合は、省電力モードへの移行
要求がなされても省電力モードへ移行しないように決定
すると共に外部機器が接続されている旨を警告し、外部
機器との接続が検出されていない場合は、省電力モード
への移行要求に応じて省電力モードへ移行するように決
定するよう構成されている。
【0013】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明では、請求項1記載の前記決定手段は、前記検出手
段により前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器と
の接続が検出されている場合は、外部機器が接続されて
いる旨を警告して省電力モード移行し、外部機器との接
続が検出されていない場合は、直ちに省電力モードへ移
行するように決定するよう構成されている。
【0014】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明では、請求項1記載の前記決定手段は、前記検出手
段により前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器と
の接続が検出されている場合は、外部機器が接続されて
いる旨を警告して省電力モードへの移行可否の指示操作
入力に従って省電力モードへ移行するか否かを決定し、
外部機器との接続が検出されていない場合は、省電力モ
ードへ移行するように決定するよう構成されている。
【0015】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明では、請求項1〜請求項6における前記省電力モー
ドへの移行要求は、指示操作入力によってなされるよう
に構成されている。
【0016】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明では、請求項1〜請求項6における前記省電力モー
ドへの移行要求は、前記バッテリから供給される電力量
が所定量以下になった旨の検出によってなされるように
構成されている。
【0017】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、バッテリによって駆動可能なバッテリ駆動型コ
ンピュータにおいて、前記バッテリ駆動型コンピュータ
と外部機器との接続状態を検出する検出手段と、前記バ
ッテリの消費電力が通常状態より少ない省電力モードか
ら通常の動作モードへの復帰要求がなされた場合に、前
記検出手段により前記バッテリ駆動型コンピュータと外
部機器との接続が検出されているときは、外部機器が接
続されている旨を警告して通常の動作モードへ復帰し、
外部機器との接続が検出されていないときは、直ちに通
常の動作モードへ復帰するように制御する制御手段とを
備えている。
【0018】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明では、請求項1〜請求項9における前記外部機器
は、ICカードにより構成されている。
【0019】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明では、請求項1〜請求項9における前記警告は、
警告メッセージの表示によってなされるように構成され
ている。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明では、前記決定手段は、前
記バッテリの消費電力が通常状態より少ない省電力モー
ドへの移行要求がなされた場合に、少なくとも前記検出
手段により検出された接続状態に基づいて省電力モード
へ移行するか否かを決定することにより、外部機器との
接続状態に応じて適切に省電力モードへの移行処理が行
われる。
【0021】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
前記決定手段は、前記検出手段により前記バッテリ駆動
型コンピュータと外部機器との接続が検出されている場
合は、省電力モードへの移行要求がなされても省電力モ
ードへ移行しないように決定し、外部機器との接続が検
出されていない場合は、省電力モードへの移行要求に応
じて省電力モードへ移行するように決定することによ
り、省電力モードへの移行によって外部機器との接続状
態が正常でなくなったり、外部機器との間で授受してい
るデータが消失するのを防止する。
【0022】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
前記検出手段は、前記バッテリ駆動型コンピュータに接
続されている外部機器の種類を識別する識別手段を有
し、前記決定手段は、前記識別手段により識別された外
部機器の種類が特定の種類の場合(例えば通信機器)
は、省電力モードへの移行要求がなされても省電力モー
ドへ移行しないように決定し、特定の種類でない場合
は、省電力モードへの移行要求に応じて省電力モードへ
移行するように決定することにより、省電力モードへの
移行によって外部機器との間で授受しているデータが消
失するのを防止する。
【0023】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
前記決定手段は、前記検出手段により前記バッテリ駆動
型コンピュータと外部機器との接続が検出されている場
合は、省電力モードへの移行要求がなされても省電力モ
ードへ移行しないように決定すると共に外部機器が接続
されている旨を警告し、外部機器との接続が検出されて
いない場合は、省電力モードへの移行要求に応じて省電
力モードへ移行するように決定することにより、省電力
モードへの移行によって外部機器との接続状態が正常で
なくなったり、外部機器との間で授受しているデータが
消失するのを防止すると共に、省電力モードへの移行が
実行されない理由を操作者が認識できるようにする。
【0024】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
前記決定手段は、前記検出手段により前記バッテリ駆動
型コンピュータと外部機器との接続が検出されている場
合は、外部機器が接続されている旨を警告して省電力モ
ード移行し、外部機器との接続が検出されていない場合
は、直ちに省電力モードへ移行するように決定すること
により、省電力モードへの移行によって外部機器との接
続状態が正常でなくなったり、外部機器との間で授受し
ているデータが消失する可能性があることを操作者が想
起できるようにする。
【0025】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
前記決定手段は、前記検出手段により前記バッテリ駆動
型コンピュータと外部機器との接続が検出されている場
合は、外部機器が接続されている旨を警告して省電力モ
ードへの移行可否の指示操作入力に従って省電力モード
へ移行するか否かを決定し、外部機器との接続が検出さ
れていない場合は、省電力モードへ移行するように決定
することにより、省電力モードへ不用意に移行してしま
い、外部機器との間のデータ転送が意に反して中断され
ること等を防止する。
【0026】請求項7記載の発明では、請求項1〜請求
項6における前記省電力モードへの移行要求が指示操作
入力によってなされた場合に、請求項1〜請求項6にお
ける上記作用が働くこととなる。
【0027】請求項8記載の発明では、請求項1〜請求
項6における前記省電力モードへの移行要求が、前記バ
ッテリから供給される電力量が所定量以下になった旨の
検出によってなされた場合に、請求項1〜請求項6にお
ける上記作用が自動的に働くこととなる。
【0028】請求項9記載の発明では、前記制御手段
は、前記バッテリの消費電力が通常状態より少ない省電
力モードから通常の動作モードへの復帰要求がなされた
場合に、前記検出手段により前記バッテリ駆動型コンピ
ュータと外部機器との接続が検出されているときは、外
部機器が接続されている旨を警告して通常の動作モード
へ復帰し、外部機器との接続が検出されていないとき
は、直ちに通常の動作モードへ復帰するように制御する
ことにより、復帰した際に、操作者がアクセス不能な外
部機器に対して無駄にアクセスすること等を回避する。
【0029】請求項10記載の発明では、請求項1〜請
求項9における前記外部機器がICカードにより構成さ
れている場合に、請求項1〜請求項9における上記作用
が働くこととなる。
【0030】請求項11記載の発明では、請求項1〜請
求項9における前記警告が警告メッセージの表示によっ
てなされるように構成されている場合に、請求項1〜請
求項9における上記作用が働くこととなる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0032】図1は、本発明の実施例よるバッテリ駆動
型コンピュータの外観図である。図1において、1は、
1はコンピュータ本体である。2は本コンピュータの電
源スイッチであり、1回押下することで電源が投入さ
れ、更にもう1回押下することで電源を切ることのでき
るプッシュボタン式スイッチである。3は電源スイッチ
2と同様にプッシュボタン式スイッチにより構成された
省電力モードスイッチ(サスペンド/リズームボタンと
もいう)であり、通常動作状態で押下すると省電力モー
ドに移行し、省電力モード時に押下すると通常動作状態
へ復帰する。なお、省電力モードに関しては後で詳細に
説明する。
【0033】4は現在実行中の処理を終了することな
く、本コンピュータの動作状態を変更するためのプッシ
ュボタン式のセットアップスイッチ(セットアップボタ
ンともいう)である。このセットアップスイッチ4を押
下することにより、コンピュータのクロックの変更、バ
ッテリーから供給される電力が少なくなった場合に省電
力モードへ移行するか否かの設定を行う。5は各種のデ
ータを入力すると共に各種の指示を行うためのキーボー
ド、6は表示器としてのCRT(陰極線管)、7はIC
カードの挿入口である。
【0034】図2はセットアップスイッチ4の押下によ
ってCRT6へ表示されたセットアップ画面の例を示し
ている。図2において、19はSystem Spee
d(システムスピード)であり、選択されたコンピュー
タの実行速度の状態を表している。なお、実行速度とし
ては、図示した「High」以外に「Low」を選択で
きる。一般的に良く知られているように、コンピュータ
の実行速度を遅くすることは、バッテリの消費を少なく
する効果がある。
【0035】20はSuspend upon Bat
tery low(サスペンド・アポン・バッテリ・ロ
ウ)であり、バッテリからの電力量が僅少になった場合
に省電力モードへ移行するか否かの状態を表している。
実行速度「High」が反転表示されているのは、現在
コンピュータの実行速度を変更できる状態を示してい
る。これらの設定の変更は、後で説明するキーボード5
上の矢印キーを用いて行う。すなわち、左右矢印キーを
押下することで「High」と「Low」の設定を切替
えることができ、上下矢印キーを操作することで、シス
テムスピード19の設定とサスペンド・アポン・バッテ
リ・ロウ20の設定とを変更できる。なお、サスペンド
・アポン・バッテリ・ロウ20に設定変更された直後
は、「Enabled(イネーブルド)」が表示される
が、この「イネーブルド」は後述の「Disabled
(ディセーブルド)」に変更可能であることを示すため
に反転表示される。
【0036】サスペンド・アポン・バッテリ・ロウ20
の設定においては、左右矢印キーを押下することで「イ
ネーブルド」と「ディセーブルド」の設定を切替えるこ
とができる。「イネーブルド」が設定された場合は、バ
ッテリからの電力量が僅少となると自動的に省電力モー
ドへと移行する。一方、「ディセーブルド」が設定され
た場合は、たとえバッテリからの電力量が僅少なって
も、省電力モードへは移行しない。なお、セットアップ
モードの終了は、キーボード5上のエスケープキーを操
作することにより行う。
【0037】図3に示したように、キーボード5はファ
ンクションキーとして、ESC(エスケープ)キー8、
左CTRL(コントロール)キー9、左ALT(オル
ト)キー10、右ALT(オルト)キー11、右CTR
L(コントロール)キー12、左矢印キー13、下矢印
キー14、上矢印キー15、右矢印キー16、エンター
キー17を有している。なお、左矢印キー13と右矢印
キー16をあわせて左右矢印キーとよび、下矢印キー1
4と上矢印キー15とをあわせて上下矢印キーと呼ぶ。
【0038】ICカード挿入口7から挿入して使用でき
るICカードは、通常のフロッピーディスク等のデータ
記憶媒体と同等の動作をするカードである。通常、この
種のICカードはSRAM(随時書込み動作が不必要な
ランダムアクセスメモリ)を用いているため、データを
保持するためのバックアップバッテリをICカード内に
有している。このICカードについては後で詳述する。
【0039】図4(a)に示したように、コンピュータ
本体1の背面には、取外しが可能な蓋17が設けられて
おり、この蓋17の内部には、図4(b)に示したよう
に、再充電可能なバッテリ18が収納されている。本コ
ンピュータは、バッテリ18に十分な電力が蓄えられて
いる場合には、商用電源ケーブル19を商用電源のコン
セントへ接続しなくとも、約2時間から3時間の動作が
可能である。
【0040】また、商用電源ケーブル19をコンセント
に接続しておけば、コンピュータ本体1に電源が投入さ
れているか否かに拘らずバッテリ18が充電されるよう
に構成されている。バッテリ18は取外し可能であり、
電力を消費してこれ以上供給できなくなってしまったバ
ッテリ18に代えて、十分に充電されたバッテリ18を
入替えることも可能である。なお、バッテリ使用時の動
作時間の違いは、主に、どの程度可動部分を使用したか
の差によるが、本コンピュータの場合には、後で説明す
るHDDの使用状況が主としてバッテリ使用時の動作時
間を左右する。
【0041】図5は、本コンピュータの概略構成を示す
ブロック図である。図5において、501は本コンピュ
ータの動作を制御するCPUである。502は、CPU
501のアドレスバスBAを監視し、アドレスバスBA
とアドレスバスCPUA(CPU501のアドレスバ
ス)の変化が同じパターンの繰返しになった場合には、
CPU501のクロック周波数を低くすることで、電力
消費量を少なくするIPMである。
【0042】503はハードディスクドライバ(HD
D)、504、507は、本コンピュータをいわゆるI
BM互換機仕様とするための互換処理部であり、互換処
理部504は、スピーカ505の駆動も行っている。こ
のスピーカ505は、バッテリ18の残容量が少なくな
った旨の警告音を出力するために用意されている。50
6、524は、アドレスバスに対する双方向バッファで
あるバストランシーバである。
【0043】508は、アドレスマッピング部であり、
パワーマネージメント部509の入力となるアドレス情
報を生成する。パワーマネージメント部509は、アド
レスマッピング部508からのアドレス情報に変化が無
くなった場合には、CPU501のクロック周波数を通
常の8分の1にするDOZEモードの実行、一定時間コ
ンピュータが操作されなかった場合には、CRT6の表
示を消すことにより消費電力を押さえる表示制御の実
行、バッテリ18の残存量の検出、商業電源コード19
がコンセントに接続されたことの検出等を行う。
【0044】510は、コンピュータの動作における基
本的な入出力に関する部分のプログラムを記憶している
BIOSメモリである。511は、メインメモリであ
り、コンピュータの主記憶として機能する4MBのDR
AM(随時書込み動作が必要なランダムアクセスメモ
リ)が実装されている。BHD、SDはローカルデータ
バス、LASAはローカルアドレスバスである。
【0045】512はフロッピーディスクドライブ(F
DD)、513はRS232Cに準拠したシリアル転送
用ポート、514はセントロニクスに準拠したパラレル
転送用ポートであり、これらポートはI/0コントロー
ラ515により制御される。516は、キーボード5を
制御すると共に、ユーザが押下したキーの識別信号を生
成するキーボードコントローラである。このキーボード
コントローラ516により生成されたキー識別信号はキ
ーコード生成部517にシリアル転送方式で送られ、キ
ーコード生成部517は、転送されてきたキー識別信号
に基づいてキーコードを生成し、ローカルバスLASA
へ送出する。
【0046】518は表示制御部であり、CRT6に表
示する画像の制御を行う。519はICカードコントロ
ーラであり、ICカードソケット520に装着されたI
Cカードの電気的接続に関する制御を行う。521はS
MI制御部であり、SMI(Sysytem Mana
gement Interrupt:システム・マネジ
メント・インタラプト)のための制御を行う。すなわ
ち、SMI制御部521は、たとえCPU501が主記
憶(メインメモリ511)上のプログラムを実行中であ
っても、コンピュータの設定の変更、省電力モードへの
移行などを行うために、高次の割込みであるSMIを発
生させる。
【0047】SMIは複数あり、SMI制御部521
は、これらSMIを排他的に発生させる。すなわち、或
るSMIが発生し、そのSMIの処理を実行している間
は、たとえ他のSMIの発生条件を満たしたとしても、
そのSMIは発生しないようにし、現在実行中のSMI
による処理が終了した時点で、次のSMIを発生させ
る。本コンピュータの場合、省電力モードスイッチ3、
セットアップスイッチ4の操作によりSMIが発生す
る。省電力モードスイッチ3を操作することで、サスペ
ンドSMIが発生して省電力モードへ移行し、セットア
ップスイッチ4を操作することで、セットアップSMI
が発生して図2のセットアップ画面が表示される。ま
た、バッテリ18によって駆動中にバッテリ18からの
電力量が少なくなった場合にもSMIが発生する(バッ
テリロウSMI)。
【0048】522はセットアップ画面設定メモリであ
り、図2のセットアップ画面において設定された内容を
記憶する。523は時計回路であり、この時計回路52
3にて計時された日付、時刻等の情報は、本コンピュー
タの始動時にCPU501により読出される。なお、セ
ットアップ画面設定メモリ522と時計回路523は、
図4に示したバッテリ18とは別の図示省略したバッテ
リによって電源が供給されており、このバッテリは再充
電が不可能なものであるが、これらセットアップ画面設
定メモリ522、時計回路523を約5年間作動し続け
ることができる。
【0049】次に、省電力モードについて詳細に説明す
る。省電力モードは、消費電力を極端に減らすことを目
的に設けられたモードである。省電力モードへ移行する
条件は、省電力モードスイッチ3を押下するか、バッテ
リ18の電力量が僅少になることである。特に、後者の
場合は自動的に省電力モードへ移行する。本コンピュー
タは省電力モードへ移行すると、省電力モードスイッチ
3の検出のために必要な構成要素以外への電力の供給を
停止する。このため、本コンピュータに採用された省電
力モードを0Vサスペンドと呼ぶ。もちろんメインメモ
リ511にも電力の供給を行なわない。しかし、メイン
メモリ511への電力の供給を停止してしまうと、実行
中の処理などの結果も消えてしまうことになる。そのた
め、省電力モードへ移行する場合は、メインメモリ51
1の内容、CPU501のレジスタの内容等全ての情報
をハードディスクドライバ503に記録した後に省電力
モードへ移行する。
【0050】省電力モードから復帰する際には、省電力
モードへ移行する直前にハードディスクドライバ503
に記録したメインメモリ511の内容、CPU501の
レジスタの内容等を元通りに復元する。この方法で、省
電力モードへ移行する以前の状態へ完全に戻ることがで
きる。このように、省電力モード(0Vサスペンド)か
ら復帰すると、省電力モード以前の状態に戻れることか
ら、省電力モード(0Vサスペンド)からの復帰をリズ
ームと呼ぶ。これらの処理を行なうのに必要なプログラ
ムはBIOSメモリ510に記録されている。さらに、
このプログラムを実行するのに必要な記憶領域は、メイ
ンメモリ511上のSMM(システムマネージメントメ
モリ)と呼ばれる領域を用いる。
【0051】ハードディスクドライバ503にメインメ
モリ511およびCPU501のレジスタの内容を記録
する際には、その記録した領域のアドレス情報をセット
アップ画面設定メモリ522へ記録する。そして、省電
力モードから復帰する際には、セットアップ画面設定メ
モリ522へ記録した上記アドレス情報に基づいてハー
ドディスクドライバ503をアクセスし、メインメモリ
511およびCPU501のレジスタの内容を省電力モ
ード移行前の状態に復元する。
【0052】以上の省電力モードへの移行処理と省電力
モードからの復帰処理を図6(a),(b)に基づいて
詳細に説明する。省電力モードへの移行処理は、次のよ
うにして行う。通常状態で省電力モードスイッチ3が押
下されるとSMIが発生し、現在実行されているコード
とは別なコード、すなわち図6(a)に示したBIOS
メモリ510中の所定のコードが実行が実行される。C
PU501は、このBIOSメモリ510中のコードに
従って省電力モードへ移行するためのSMIを実行する
(図6(a)のS61)。
【0053】すなわち、先ず、メインメモリ511上の
SMM(システムマネージメントメモリ)領域以外の内
容をハードディスクドライバ503に記録する(S6
2)。続いて、CPU501のレジスタの内容をハード
ディスクドライバ503に記録する(S63)。ハード
ディスクドライバ503への記録が終了したら、その記
録に係るハードディスクドライバ503上の開始アドレ
スと終了アドレスをセットアップ画面設定メモリ522
へ記録する。(S64,S65)。これらの開始アドレ
スと終了アドレスは省電力モードから復帰の際に用い
る。
【0054】省電力モードからの復帰処理は、次のよう
にして行う。省電力モード時に省電力モードスイッチ3
が押下されるとSMIが発生し、現在実行されているコ
ードとは別なコード、すなわち図6(b)に示したBI
OSメモリ510中の所定のコードが実行が実行され
る。CPU501は、このBIOSメモリ510中のコ
ードに従って省電力モードへ移行するためのSMIを実
行する(図6(b)のS66)。
【0055】すなわち、セットアップ画面設定メモリ5
22からハードディスクドライバ503上の開始アドレ
スと終了アドレスを読出す(S67)。そして、その開
始アドレスから終了アドレスまでのハードディスクドラ
イバ503上のデータ、すなわち省電力モードへ移行す
る直前のメインメモリ511上のSMM領域以外の内容
とCPU501のレジスタの内容を読出し(S68)、
それぞれ元の位置に格納する(S69)。
【0056】以上のプロセスを実行し終わると、結果と
して省電力モードへ移行する以前の状態へ戻ることがで
きる。以上の説明から明らかなように、省電力モード中
にはメインメモリ511の内容、レジスタの内容をハー
ドディスクドライバ503に退避しているため、電力の
供給を止めてもデータが失われることはない。
【0057】次に、本コンピュータに接続可能なICカ
ードについて詳細に説明する。図7はICカードの外観
図、図8はICカードのブロック図である。ICカード
は記憶素子であるところのSRAMを中心とした記憶カ
ードであり、薄く平らなカードである。図7(b)はI
Cカード21の正面図であり、ICカード21の上側面
には、図7(a)に示したように、68ピンのメス型コ
ネクタ22が設けられている。また、ICカード21の
下側面には、ICカード21内にボタン型バッテリ23
を内蔵させるための引出し状のバッテリ装着体24と
(図7(d)参照)、書込み禁止スイッチ(ライトプロ
テクトスイッチ)25が設けられている。
【0058】ボタン型バッテリ23は、ICカード21
内のSRAMの記憶内容を保持するための電力を供給す
るものであり、このボタン型バッテリ23を交換すると
きは、バッテリ装着体24を引出して交換する。書込み
禁止スイッチ25は、通常のフロッピーディスクと同様
に、不用意な消去命令によって記憶内容が消去されるの
を防ぐために設けられたスライドスイッチであり、図7
(c)のように左にスライドさせるとスイッチオフ状態
となって書込/消去を自在に行うことができ、右にスラ
イドさせるとスイッチオン状態となって書込/消去が禁
止されることとなる。
【0059】ICカード21の電気的な構成は、図8に
示したようになっている。メモリIC26には、ICカ
ード21の中心となる記憶素子であるSRAMが形成さ
れており、このSRAMに書込まれたデータは、ボタン
型バッテリ23から供給された電源により保持される。
ゲートアレイ27は、ICカードソケット520を介し
てICカードコントローラ519との間でなされるデー
タ授受をICカード側で制御する。
【0060】バックアップコントローラ28は、内蔵の
ボタン型バッテリ23からの電力供給量をデジタル化し
た信号として、BVD1とBVD2へ出力する。メモリ
カードディテクション29は、本ICカード21がコン
ピュータのICカード挿入口7に挿入され、ICカード
ソケット520に接続されると、コンピュータに記憶機
能を有するメモリカードであることを知らしめる。
【0061】Dataは、ICカード21に対して読み
書きされるデータの転送路としてのデータバス、Add
ressは、アドレス情報の転送路としてのアドレスバ
ス、CE(負論理)は、ゲートアレイ27を介してメモ
リIC26を選択状態とするためのチップイネーブル信
号、OE(負論理)は、このICカード21がデータ出
力状態にあることを示すアウトプットイネーブル信号、
WE(負論理)は、ICカード21に対して書込み状態
であることを示すライトイネーブル信号、REG(負論
理)は、本ICカード21からカードの書込み手順など
の制御情報を読出す時に用いる制御線である。この制御
線をアクティブにすると、ICカード21は前述のデー
タバスとアドレスバスを前述の制御情報を記録した領域
に割り当てる。コンピュータはメモリIC26の内容で
はなく前述の制御情報を参照することが出来る。
【0062】BVD1とBVD2は、バックアップ電源
(ボタン型バッテリ23)の電源供給量をデジタル化し
た信号として出力する。CD1(負論理)とCD2(負
論理)は、カード検出信号である。Vccは本体から供
給される電力、GNDはグラウンドである。
【0063】ICカード21は、カード自信が動作中の
本コンピュータのカード挿入口7に挿入されるか、カー
ド挿入口7に挿入された状態で本コンピュータの電源ス
イッチ2が操作されて、電力の供給が開始された時点
で、先ず始めに前述の制御情報を読出さなければならな
い。そして、この制御情報に従って初期化操作が行われ
て、ICカード21が使用可能状態となる。
【0064】なお、図7,8に示したICカード21
は、メインメモリ511に加えて新たな記憶領域を与え
るためにSRAMを内蔵したカードであったが、ICカ
ード21としては、このようなSRAMを内蔵したカー
ドに加えて電話回線を使用してデータの授受を行うモデ
ムの機能を有したモデムカードや、シリアル転送用ポー
ト513の他に第2のシリアル転送用ポートを提供する
シリアルI/Oカード等を使用することができる。
【0065】本コンピュータを商用電源コンセントへ接
続しないで、バッテリ18に充電された電力を用いて動
作させていると、数時間後にはバッテリ18に充電され
た電力をほとんど消費してしまう。そのような状態にな
ったとき、手近に商用電源コンセントがない場合には、
出来るだけ長く本コンピュータを使用するために、操作
者はサスペンドモードを用いることになる。
【0066】次に、ICカード21をカード挿入口7に
挿入している状態で、サスペンドモードへ移行する過程
を図9のフローチャートに従って説明する。なお、サス
ペンドモードへの移行は、サスペンド/リズームボタン
3を押下することにより指示する。
【0067】すなわち、通常の動作状態でサスペンド/
リズームボタン3が押下されると、SMI制御部521
は、CPU501に対して省電力モードへ移行するSM
Iを発生する。すると、CPU501は、省電力モード
への移行処理を開始する。この省電力モードへの移行処
理では、CPU501は、上記の各種のICカード21
がICカードソケット520に接続されているか否かを
判別する(ステップS1)。
【0068】このICカード21の接続の判別は、具体
的には次のようにして行う。すなわち、ICカード21
が挿入された時点で、ICカードコントローラ519が
CPU501に対してその旨の信号を出力し、CPU5
01は、ICカード21が挿入された旨のステータスを
コンピュータの主記憶であるメインメモリ511の任意
の場所に記録する。また、ICカード21が抜かれる
と、同様にICカードコントローラ519がCPU50
1に対してその旨の信号を出力し、CPU501は、こ
の信号によってICカード21が抜かれたことを認識
し、前述の記憶場所に記されたステータスをクリアす
る。従って、CPU501は、メンイメモリ511に記
録されている上記ステータスをチェックすることによ
り、ICカード21の接続状態を判別する。
【0069】ステップS1にて、ICカード21が接続
されていないと判別されたときは、CPU501は、メ
インメモリ511の内容、CPU501のレジスタの内
容を保存して、省電力モードへ移行し(ステップS
2)、ICカード21が接続されていると判別されたと
きは、省電力モードへは移行せずに通常動作モードへ戻
る(ステップS3)。このように、ICカード21が接
続されているときには、省電力モードへは移行せずに通
常動作モードへ戻ることにより、ユーザがサスペンド/
リズームボタン3を押下してもICカード21の論理的
接続が失われることはなく、省電力モードへの移行によ
ってICカード21との接続状態が正常でなくなった
り、ICカード21との間で授受しているデータが消失
するのを未然に防止することができる。
【0070】[第2実施例]第1実施例においては、I
Cカード21の種類を問題にすることなく、いずれかの
種類のICカード21の接続が検出されれば省電力モー
ドに移行せず、接続が検出されなければ省電力モードに
移行するようにしていたが、本実施例のように、ICカ
ード21の種類によって省電力モードへ移行するか否か
を操作者が指定することも可能である。なお、本第2実
施例では、ICカード21には、第1実施例におけるメ
モリカードディテクション29(図8参照)の代わり
に、図10に示したように、カードタイプディテクショ
ン29aが設けられている。
【0071】セットアップボタン4を押下すると、図1
1に示したようなメッセージが表示されたセットアップ
画面がCRT6に表示される。この状態をセットアップ
モードと呼び、図示したように、「SRAM CAR
D」、「MODEM CARD」、「SERIAL I
/O CARD」なるメッセージが表示される。反転表
示された「YES」は、現在、それに対応する「SRA
M CARD」に関する設定が選択されていることを示
している。
【0072】「MODEM CARD」、「SERIA
L I/O CARD」に関する設定を選択するとき
は、下矢印キー14を使用するが、これら選択を行った
場合は、対応する「YES」、または「NO」が反転表
示される。この「YES」は、対応するメッセージで示
される種類のICカード21が接続されている場合に
は、省電力モードへ移行し、「NO」は、対応するメッ
セージで示される種類のICカード21が接続されてい
る場合には、省電力モードへ移行しないことを示してい
る。すなわち、図11の状態は、「MODEM CAR
D(モデムカード)」が接続されている場合には、省電
力モードへは移行せず、それ以外のカードが接続されて
いる場合には省電力モードへ移行することを示してい
る。
【0073】「YES」と「NO」の選択切換えは、左
矢印キー13または右矢印キー16、すなわち左右矢印
キーを用いて行う。例えば「NO」の状態で左右矢印キ
ーを1回押下すると「YES」に設定を変えることがで
き、さらにもう1回左右矢印キーを押下することで、再
び設定を「NO」に戻すことができる。設定が終了した
ら、ESCキー8を押下することで、通常の動作モード
へ戻ることができる。
【0074】設定された内容は、セットアップ画面設定
メモリ522に記録される。ICカードの種別の認識方
法は、図10のカードタイプディテクション29aによ
って行われる。すなわち、ICカード21がICカード
ソケット520に接続されると、カードタイプディテク
ション29aは、ICカード21のタイプが、SRAM
カード、モデムカード、シリアルI/Oカードのいずれ
であるかをCPU501に通知する。
【0075】次に、上記の動作を図12のフローチャー
トに従って説明する。省電力モードへ移行するために、
サスペンド/リズームボタン3を押下すると、CPU5
01は、ICカード21が接続されているか否かを判別
する(ステップS21)。その結果、ICカード21が
接続されていなければ、省電力モードへ移行する(ステ
ップS22)。
【0076】一方、ICカード21が接続されていると
きは、省電力モードへ移行するように指定(設定)され
たICカード21であるか否かを判別する(ステップS
23)。この判別は、図11のセットアップ画面で操作
者が指定した値(セットアップ画面設定メモリ522記
憶されている)と、カードタイプディテクション29a
によって検出されたカードのタイプを比較することによ
り行う。
【0077】ステップS23にて、省電力モードへ移行
するように指定(設定)されたICカード21であると
判別された場合は(例えば、図11の設定例ではSRA
Mカードとシリアルカードの場合)、省電力モードへ移
行する(ステップS22)。一方、省電力モードへ移行
するように指定(設定)されたICカード21ではない
と判別された場合は(例えば、図11の設定例ではモデ
ムカードの場合)、通常の動作モードへ戻る(ステップ
S24)。
【0078】すなわち、モデムカードのように、外部か
らのデータを連続して受信し、その受信データを本コン
ピュータに転送するようなICカードの場合には、省電
力モードへ移行しないように予め設定しておくことによ
り、たとえ省電力モードへの移行が指示されたとしても
省電力モードへの移行を禁止して、受信データが消失す
るのを回避する。
【0079】[第3実施例]第1実施例では、ICカー
ド21の接続が検出されたか否かによって、省電力モー
ドへ移行するか否かを判定していたが、第3実施例で
は、ICカード21の接続が検出された場合に操作者に
警告を与えるようにしている。
【0080】第3実施例における動作を図13のフロー
チャートに従って説明する。省電力モードへの移行がサ
スペンド/リズームボタン3の押下によって指示される
と、CPU501は、ICカード21が接続されている
か否かを判別する(ステップS31)。その結果、IC
カード21が接続されていなければ、省電力モードへ移
行する(ステップS32)。
【0081】一方、ICカード21が接続されていると
きは、例えば図14に示したような「IC CARD
IS WORKING!」という警告メッセージをCR
T6に表示する(ステップS33)。この警告メッセー
ジの表示時間は操作者が内容を理解する十分な時間が必
要であり、0.5秒から2秒の間が望ましい。警告メッ
セージを表示し終えると、通常の動作モードへ戻る(ス
テップS34)。
【0082】このように、省電力モードへ移行するに当
たって、接続された機器の動作が保証されないことを操
作者に警告することにより、省電力モードへ不用意に移
行することで、接続された機器との間のデータ転送等を
意に反して中断してしまうことを防ぐことができる。
【0083】[第3実施例の変形例]なお、第3実施例
では、ステップS33で警告メッセージを表示した後に
通常の動作モードへ戻っているが、警告メッセージを表
示した後にそのまま省電力モードへ移行することも可能
である。この場合は警告メッセージを表示することで、
操作者にICカード21の接続が失われることを伝えら
れる。
【0084】この場合の動作は、図15のフローチャー
トのようになる。すなわち、省電力モードへの移行がサ
スペンド/リズームボタン3の押下によって指示される
と、CPU501は、ICカード21が接続されている
か否かを判別する(ステップS301)。その結果、I
Cカード21が接続されていなければ、省電力モードへ
移行する(ステップS302)。
【0085】一方、ICカード21が接続されていると
きは、例えば図14に示したような「IC CARD
IS WORKING!」という警告メッセージをCR
T6に表示して(ステップS303)、ステップS30
2に進み、省電力モードへ移行する。なお、図14のよ
うな警告メッセージを表示した後、無条件に省電力モー
ドへ移行することなく、例えば、図16に示したような
省電力モードへ移行するか否かを操作者に問い合わせる
メッセージを表示し、そのメッセージに応答して図中の
「YES」が選択されたときは省電力モードへ移行し、
「NO」が選択されたときは通常の動作モードへ戻るよ
うにしてもよい。
【0086】[第4実施例]第3実施例、その変形例で
は、操作者から省電力モードへ移行する指示が出された
場合、ICカード21が接続されているときは警告メッ
セージを表示した後に、無条件に通常の動作モードへ戻
るか、または省電力モードへ移行するか、或いは操作者
の指示に従って通常の動作モードへ戻るか、または省電
力モードへ移行するようにしていたが、第4実施例で
は、ICカード21が接続されているときは警告メッセ
ージを表示した後に、バッテリ18から供給される電力
量に応じて通常の動作モードへ戻るか、または省電力モ
ードへ移行するかを決定するようにしている。
【0087】すなわち、図17のフローチャートに示し
たように、省電力モードへの移行がサスペンド/リズー
ムボタン3の押下によって指示されると、CPU501
は、ICカード21が接続されているか否かを判別する
(ステップS41)。その結果、ICカード21が接続
されていなければ、省電力モードへ移行する(ステップ
S42)。
【0088】一方、ICカード21が接続されていると
きは、例えば図14に示した第3実施例と同様の警告メ
ッセージをCRT6に表示する(ステップS43)。そ
して、パワーマネージメント部510にて検出されたバ
ッテリ18の残存する電力量が、本コンピュータを5分
程度以上駆動するのに十分な量であるか否かを判別する
(ステップS44)。その結果、バッテリ18の残存す
る電力量が十分であれば、通常の動作モードへ戻り(ス
テップS45)、十分な電力量でなければ、省電力モー
ドへ移行する(ステップS42)。
【0089】[第5実施例]第4実施例では、省電力モ
ードへの移行は、本コンピュータがバッテリからの電力
量を判定し操作者が選択て自動的に行っていたが、第5
実施例では、操作者の指示に従って省電力モードへ移行
するようにしている。
【0090】すなわち、図18のフローチャートに示し
たように、省電力モードへの移行がサスペンド/リズー
ムボタン3の押下によって指示されると、CPU501
は、ICカード21が接続されているか否かを判別する
(ステップS51)。その結果、ICカード21が接続
されていなければ、省電力モードへ移行する(ステップ
S52)。
【0091】一方、ICカード21が接続されていると
きは、例えば図14に示した第3実施例と同様の警告メ
ッセージをCRT6に1秒間表示する(ステップS5
3)。そして、例えば図19に示した「Proceed
to Suspend Mode? TYPE YE
S OR NO.」といったような、省電力モードへ移
行するかしないかを操作者に尋ねるメッセージを表示す
る(ステップS54)。この場合、操作者は、省電力モ
ードへ移行するときは、キーボード5により「YES」
を入力し、省電力モードへ移行しないときは、「NO」
を入力する。そこで、CPU501は、この入力を受付
けて(ステップS55)、「YES」、「NO」のいず
れが入力されたかを判別する(ステップS56)。その
結果、「YES」が入力されていれば、省電力モードへ
移行し(ステップS52)、「NO」が入力されていれ
ば、通常の動作モードへ戻る(ステップS57)。
【0092】[第6実施例]第2〜第5実施例では、省
電力モードへ移行するに当たって警告を与えていたが、
第6実施例では、省電力モードから復帰する際に警告を
与えるようにしている。
【0093】第6実施例における動作を図20(a),
(b)のフローチャートに従って説明する。サスペンド
/リズームボタン3の押下によって省電力モードへの移
行が指示されると、CPU501は、ICカード21が
接続されているか否かを判別する(ステップS61)。
その結果、ICカード21が接続されていれば、接続フ
ラグをセットして(ステップS62)、省電力モードへ
移行する(ステップS63)。一方、ICカード21が
接続されていなければ、接続フラグをクリアして(ステ
ップS64)、省電力モードへ移行する(ステップS6
3)。なお、接続フラグは、前述のバッテリにより電源
供給がバックアップされたセットアップ画面設定メモリ
522の一部を利用して記憶する。これにより、省電力
モードへ移行しても、接続フラグの情報が失われること
は無い。
【0094】サスペンド/リズームボタン3の押下によ
って省電力モードからの復帰が指示されると、CPU5
01は、接続フラグがセットされているか否かを判別す
る(ステップS65)。その結果、接続フラグがセット
されていなければ、通常の動作モードに復帰する(ステ
ップS66)。一方、接続フラグがセットされていれ
ば、例えば図21に示した「IC Card is N
o Longer Valid!」といったような警告
メッセージをCRT6に表示することにより、現在接続
されているICカード21とと本コンピュータとの論理
的接続が既に失われていることを報知して(ステップS
67)、通常の動作モードに復帰する(ステップS6
6)。
【0095】このように、省電力モードから復帰する際
に警告することにより、省電力モードから復帰した場合
に、コンピュータ自身の動作は省電力モードへ移行する
前の状態とは変わらないが、接続された機器にはもはや
アクセスができない旨を操作者が認識することができ、
アクセス不能な機器に無駄にアクセスすることを回避で
きる。
【0096】なお、本発明は、上記の各実施例に限定さ
れることなく、例えば、上記の省電力モードへの移行処
理は、サスペンド/リズームボタンの操作により開始す
ることなく、バッテリから供給される電力量が僅少とな
り、バッテリロウSMIが発生した場合に自動的に開始
することも可能である。また、警告はCRTへの表示に
よらず、スピーカ505により音で行ってもよい。さら
に、接続される外部機器は、ICカードに限らず、例え
ばプリンタであってもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリによって駆動可能なバッテリ駆動型コンピュー
タにおいて、前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機
器との接続状態を検出する検出手段と、前記バッテリの
消費電力が通常状態より少ない省電力モードへの移行要
求がなされた場合に、少なくとも前記検出手段により検
出された接続状態に基づいて省電力モードへ移行するか
否かを決定する決定手段とを備えているので、省電力モ
ードへの移行によって外部機器との接続状態が正常でな
くなったり、外部機器との間で授受しているデータが消
失するのを未然に防止するなど、外部機器との接続状態
に応じて適切に省電力モードへの移行処理を行うことが
可能となる。
【0098】また、本発明によれば、バッテリによって
駆動可能なバッテリ駆動型コンピュータにおいて、前記
バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続状態を
検出する検出手段と、前記バッテリの消費電力が通常状
態より少ない省電力モードから通常の動作モードへの復
帰要求がなされた場合に、前記検出手段により前記バッ
テリ駆動型コンピュータと外部機器との接続が検出され
ているときは、外部機器が接続されている旨を警告して
通常の動作モードへ復帰し、外部機器との接続が検出さ
れていないときは、直ちに通常の動作モードへ復帰する
ように制御する制御手段とを備えているので、通常の動
作モードへ復帰した際に、操作者がアクセス不能な外部
機器に対して無駄にアクセスすることを回避できるな
ど、外部機器との接続状態に応じて適切に省電力モード
からの復帰処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるバッテリ駆動型コンピュ
ータの外観図である。
【図2】セットアップ画面を示した図である。
【図3】キーボードを示した図である。
【図4】図1のバッテリ駆動型コンピュータの背面図で
ある。
【図5】バッテリ駆動型コンピュータの電気的な概略構
成を示すブロック図である。
【図6】省電力モードへの移行処理と省電力モードから
の復帰処理を説明するための説明図である。
【図7】図1のバッテリ駆動型コンピュータに使用され
るICカードの外観図である。
【図8】上記ICカードの電気的な概略構成を示すブロ
ック図である。
【図9】第1実施例における省電力モードへの移行処理
を示すフローチャートである。
【図10】第2実施例におけるICカードの電気的な概
略構成を示すブロック図である。
【図11】第2実施例におけるICカード別の省電力モ
ードへの移行可否を設定するための設定画面例を示した
図である。
【図12】第2実施例における省電力モードへの移行処
理を示すフローチャートである。
【図13】第3実施例における省電力モードへの移行処
理を示すフローチャートである。
【図14】第3実施例における警告メッセージ例を示し
た図である。
【図15】第3実施例の変形例における省電力モードへ
の移行処理を示すフローチャートである。
【図16】第3実施例の変形例をさらに変形した例にお
いて操作者の指示を受けるためのメッセージ例を示した
図である。
【図17】第4実施例における省電力モードへの移行処
理を示すフローチャートである。
【図18】第5実施例における省電力モードへの移行処
理を示すフローチャートである。
【図19】第5実施例における操作者の指示を受けるた
めのメッセージ例を示した図である。
【図20】第6実施例における省電力モードへの移行処
理を示すフローチャートである。
【図21】第6実施例における警告メッセージ例を示し
た図である。
【符号の説明】 1…コンピュータ本体 3…省電力モードスイッチ 4…セットアップスイッチ 5…キーボード 6…CRT 18…バッテリ 501…CPU 503…ハードディスクドライバ 505…スピーカ 509…パワーマネージメント部 510…BIOSメモリ 511…メインメモリ 521…SMI制御部 522…セットアップ画面設定メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリによって駆動可能なバッテリ駆
    動型コンピュータにおいて、 前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続状
    態を検出する検出手段と、 前記バッテリの消費電力が通常状態より少ない省電力モ
    ードへの移行要求がなされた場合に、少なくとも前記検
    出手段により検出された接続状態に基づいて省電力モー
    ドへ移行するか否かを決定する決定手段と、 を備えたことを特徴とするバッテリ駆動型コンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、前記検出手段により前
    記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続が検
    出されている場合は、省電力モードへの移行要求がなさ
    れても省電力モードへ移行しないように決定し、外部機
    器との接続が検出されていない場合は、省電力モードへ
    の移行要求に応じて省電力モードへ移行するように決定
    することを特徴とする請求項1記載のバッテリ駆動型コ
    ンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記バッテリ駆動型コ
    ンピュータに接続されている外部機器の種類を識別する
    識別手段を有し、前記決定手段は、前記識別手段により
    識別された外部機器の種類が特定の種類の場合は、省電
    力モードへの移行要求がなされても省電力モードへ移行
    しないように決定し、特定の種類でない場合は、省電力
    モードへの移行要求に応じて省電力モードへ移行するよ
    うに決定することを特徴とする請求項1記載のバッテリ
    駆動型コンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記検出手段により前
    記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続が検
    出されている場合は、省電力モードへの移行要求がなさ
    れても省電力モードへ移行しないように決定すると共に
    外部機器が接続されている旨を警告し、外部機器との接
    続が検出されていない場合は、省電力モードへの移行要
    求に応じて省電力モードへ移行するように決定すること
    を特徴とする請求項1記載のバッテリ駆動型コンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、前記検出手段により前
    記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続が検
    出されている場合は、外部機器が接続されている旨を警
    告して省電力モード移行し、外部機器との接続が検出さ
    れていない場合は、直ちに省電力モードへ移行するよう
    に決定することを特徴とする請求項1記載のバッテリ駆
    動型コンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記検出手段により前
    記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続が検
    出されている場合は、外部機器が接続されている旨を警
    告して省電力モードへの移行可否の指示操作入力に従っ
    て省電力モードへ移行するか否かを決定し、外部機器と
    の接続が検出されていない場合は、省電力モードへ移行
    するように決定することを特徴とする請求項1記載のバ
    ッテリ駆動型コンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記省電力モードへの移行要求は、指示
    操作入力によってなされることを特徴とする請求項1〜
    請求項6記載のバッテリ駆動型コンピュータ。
  8. 【請求項8】 前記省電力モードへの移行要求は、前記
    バッテリから供給される電力量が所定量以下になった旨
    の検出によってなされることを特徴とする請求項1〜請
    求項6記載のバッテリ駆動型コンピュータ。
  9. 【請求項9】 バッテリによって駆動可能なバッテリ駆
    動型コンピュータにおいて、 前記バッテリ駆動型コンピュータと外部機器との接続状
    態を検出する検出手段と、 前記バッテリの消費電力が通常状態より少ない省電力モ
    ードから通常の動作モードへの復帰要求がなされた場合
    に、前記検出手段により前記バッテリ駆動型コンピュー
    タと外部機器との接続が検出されているときは、外部機
    器が接続されている旨を警告して通常の動作モードへ復
    帰し、外部機器との接続が検出されていないときは、直
    ちに通常の動作モードへ復帰するように制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするバッテリ駆動型コンピュー
    タ。
  10. 【請求項10】 前記外部機器は、ICカードであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項9記載のバッテリ駆動
    型コンピュータ。
  11. 【請求項11】 前記警告は、警告メッセージの表示に
    よってなされることを特徴とする請求項1〜請求項9記
    載のバッテリ駆動型コンピュータ。
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