JPH0823405B2 - ボイラにおける給水制御装置 - Google Patents

ボイラにおける給水制御装置

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JPH0823405B2
JPH0823405B2 JP32000091A JP32000091A JPH0823405B2 JP H0823405 B2 JPH0823405 B2 JP H0823405B2 JP 32000091 A JP32000091 A JP 32000091A JP 32000091 A JP32000091 A JP 32000091A JP H0823405 B2 JPH0823405 B2 JP H0823405B2
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water supply
water
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controller
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秀雄 田坂
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Miura Co Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貫流型等のボイラに
おける給水制御装置に関するもので、とくにオン・オフ
制御方式を改良した疑似比例制御方式による給水制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貫流型等のボイラにおける比例制
御方式による給水制御装置としては、種々の装置が提案
されている。しかしながら、従来の比例制御方式による
給水制御装置においては、単位時間当たりの給水量の適
正化を図る給水比例制御用センサとして、ディスプレッ
サ型,差圧発信型等のものを使用しているが、これらは
いずれも高価なものであり、この種のボイラにおける給
水制御装置への適用には限度があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の問
題点に鑑み、オン・オフ制御方式に改良を加え、簡単な
構成で,しかも安価に提供することができる疑似比例制
御方式による給水制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、ボイラ本体に付設した
水位制御筒内にボイラ本体の缶内水位を検出する上位検
出端と下位検出端とを挿入設置し、該両検出端からの検
出信号に基づいて当該両検出端間における缶内水位の上
昇時間と下降時間をそれぞれ計測するとともに、この上
昇時間と下降時間に応じて次回の缶内水位上昇時および
缶内水位下降時における単位時間当たりの給水量を決定
し、この単位時間当たりの給水量の制御信号を出力する
制御器を設け、該制御器からの出力信号によりボイラ本
体に接続した給水ラインからの給水量を制御することを
特徴としているものである。
【0005】
【作用】この発明における給水制御装置によれば、水位
制御筒内に挿入設置した上位検出端と下位検出端がそれ
ぞれその検出信号を制御器へ出力する。両検出端からの
信号を受けた制御器は、両検出端間における缶内水位の
上昇時間と下降時間とをそれぞれ計測し、この計測した
各時間を極力長くするようにするために、単位時間当た
りの給水量を決定し、これを制御信号としてボイラ本体
に接続した給水ラインに設けた給水バルブあるいは給水
ポンプへ出力する。この制御信号を受けた給水バルブあ
るいは給水ポンプは、その開度あるいは回転数を連続的
に変化させ、制御器により指示された単位時間当たりの
給水量をボイラ本体へ供給する。これにより、給水バル
ブの1回のオン作動での給水量が調節され、給水バルブ
のオン・オフ作動の間隔が長くなり、比例制御に近い制
御となる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の具体的な実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例の
概略を示す説明図である。
【0007】図1において、ボイラ本体1には、このボ
イラ本体1の缶内水位を検出および制御するための水位
制御筒2が付設されており、両者は蒸気部連絡管3およ
び水部連絡管4によって連通している。この水位制御筒
2には、ボイラ本体1の缶内水位,したがって水位制御
筒2内の水位の変動に応じて、ボイラの燃焼,給水等の
運転制御を行うための上位検出端Hと下位検出端Lとが
挿入設置されている。これらの両検出端H,Lは、詳細
な説明は省略するが、ボイラ本体1の缶内水位が上位あ
るいは下位であるかを検出する2本の電極棒をもって構
成されている。なお、この実施例においては、両検出端
H,Lとして、電極棒の場合を図示して説明したが、実
施に応じては、フロート式の検出端として構成すること
も好適である。また、検出端を3個以上挿入設置するこ
とも好適である。
【0008】ボイラ本体1の缶内水位は、ボイラの正常
運転を継続するために、一般的に缶内水位の適正レベル
が定められており、この実施例においては、上位検出端
Hと下位検出端Lとの間を適正レベルとした場合につい
て説明する。したがって、これらの両検出端H,Lは、
検出した缶内水位を検出信号として制御器5へ出力する
ように構成されている。両検出端H,Lからの検出信号
を受けた制御器5は、両検出端H,L間における缶内水
位の上昇時間,すなわち下位検出端Lが缶内水位を検出
してから上位検出端Hが缶内水位を検出するまでの時間
(すなわち、給水時間)と、下降時間,すなわち缶内水
位が上位検出端Hを離れてから下位検出端Lを離れるま
での時間(すなわち、蒸気発生時間)とをそれぞれ計測
し、これらの上昇時間および下降時間を極力長くするた
めに、単位時間当たりの給水量を決定する自己学習機能
を有している。そして、制御器5は、自己学習機能に基
づいて演算した単位時間当たりの給水量を制御信号とし
て出力する。すなわち、計測した上昇時間および下降時
間に基づいて、次回の缶内水位上昇時および缶内水 位下
降時における単位時間当たりの給水量を決定するように
している。この単位時間当たりの給水量は、缶内水位の
上昇時間および下降時間が極力長くなるように決定され
る。
【0009】なお、この実施例において、ボイラの缶内
水位の適正レベルとして、適正レベルが上位検出端Hと
下位検出端Lとの間である場合について説明したが、適
正レベルの設定にあっては、実施に応じて種々の設定が
可能であり、たとえば検出端を3個以上挿入設置し、こ
れらのうちのどれかを基準検出端として適正レベルを設
定することも好適であり、またボイラの熱負荷等に応じ
て適正レベルを設定することも好適である。
【0010】さて、給水ライン6からボイラ本体1への
単位時間当たりの給水量を適正に制御する構成について
図示の実施例で説明すると、この実施例においては給水
バルブ7と給水ポンプ8とにより制御する場合について
説明する。給水バルブ7は、制御器5からの制御信号に
よりオン・オフ作動するものであり、また給水ポンプ8
は、制御器5からの制御信号に基づいてインバータ周波
数を変えることによりその回転数,すなわちボイラ本体
1への吐出量が連続的に変化するように構成されてい
る。したがって、制御器5からの制御信号により、給水
ポンプ8の吐出量が連続的に変化して給水バルブ7を通
過する流量が連続的に変化する。すなわち、給水バルブ
7の1回のオン作動での通過流量が連続的に変化して単
位時間当たりの給水量が適正なものとなり、その結果と
して図2に示すように、給水バルブ7のオン・オフ作動
の間隔が時間の経過とともに長くなり、そのオン・オフ
作動の回数が減少する。この結果、給水バルブ7による
オン・オフ制御が比例制御に近いものとなる。換言する
と、この構成は、給水ライン6からボイラ本体1への単
位時間当たりの給水量の制御として、オン・オフ制御さ
れる給水バルブ7の通過流量を、制御器5からの制御信
号に基づいて、給水ポンプ8により調節するようにした
ものである。
【0011】ここで、ボイラ本体1への単位時間当たり
の給水量の制御として、その他の好ましい実施例を説明
すると、前記実施例においては、給水バルブ7と給水ポ
ンプ8とを用いたものとして説明したが、給水バルブ7
を制御器5からの制御信号により、その開度,すなわち
通過流量が連続的に変化するように構成すれば、給水バ
ルブ7のみでの制御が可能である。これによれば、1回
のオン作動でその通過流量が連続的に変化して単位時間
当たりの給水量が適正なものとなり、その結果として図
2に示すように、給水バルブ7のオン・オフ作動の間隔
が時間の経過とともに長くなり、そのオン・オフ作動の
回数が減少し、比例制御に近いものとなる。すなわち、
実施に応じて、給水バルブ7単独での制御も好適なもの
である。
【0012】なお、図1に示したボイラ本体1には、適
宜な燃焼装置9,発生した蒸気の取出ライン10,ボイ
ラ本体1の缶内圧力を検出する圧力検出器11およびブ
ローバルブ12を備えたブローライン13がそれぞれ設
けられている。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、缶内
水位の上昇時間および下降時間を計測し、この上昇時間
および下降時間に応じて、次回の缶内水位上昇時および
缶内水位下降時におけるボイラ本体への単位時間当たり
の給水量を制御するようにしたものであるから、オン・
オフ制御方式によるものが比例制御方式にきわめて近い
ものとなり、高価な給水比例制御用センサを使用するこ
となく実施することができ、安価に提供することができ
る。また、簡単な構成をもって実施することができ、こ
の種の給水制御装置としては頗る効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略を示す説明図であ
る。
【図2】図1の実施例における給水制御の関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2 水位制御筒 5 制御器 6 給水ライン 7 給水バルブ 8 給水ポンプ H 上位検出端 L 下位検出端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ本体1に付設した水位制御筒2内
    にボイラ本体1の缶内水位を検出する上位検出端Hと下
    位検出端Lとを挿入設置し、該両検出端H,Lからの検
    出信号に基づいて当該両検出端H,L間における缶内水
    位の上昇時間と下降時間とをそれぞれ計測するととも
    に、この上昇時間と下降時間に応じて次回の缶内水位上
    昇時および缶内水位下降時における単位時間当たりの給
    水量を決定し、この単位時間当たりの給水量の制御信号
    を出力する制御器5を設け、該制御器5からの出力信号
    によりボイラ本体1に接続した給水ライン6からの給水
    量を制御することを特徴とするボイラにおける給水制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御器5が、前記給水ライン6に設
    けた給水バルブ7の開度を連続的に変化させ、単位時間
    当たりの給水量を制御することを特徴とする請求項1に
    記載のボイラにおける給水制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御器5が、前記給水ライン6に設
    けた給水ポンプ8の回転数を連続的に変化させ、単位時
    間当たりの給水量を制御することを特徴とする請求項1
    に記載のボイラにおける給水制御装置。
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KR101221888B1 (ko) * 2005-10-13 2013-01-15 엘지전자 주식회사 스팀발생장치의 급수방법

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