JPH08226406A - 油圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構造 - Google Patents

油圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構造

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JPH08226406A
JPH08226406A JP3550395A JP3550395A JPH08226406A JP H08226406 A JPH08226406 A JP H08226406A JP 3550395 A JP3550395 A JP 3550395A JP 3550395 A JP3550395 A JP 3550395A JP H08226406 A JPH08226406 A JP H08226406A
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JP
Japan
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oil
return pipe
hydraulic
return
valve
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JP3550395A
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English (en)
Inventor
Sakae Sugawara
栄 菅原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 油圧機器Aからの戻り油をリターンパイプ5
2を介してオイルタンク10に戻す。このリターンパイ
プ52内の油圧機器Aとオイルタンク10とを連通する
油路54に弁座55を形成すると共に、この弁座55に
下流側から接離して油路54を開閉する弁体56を設
け、この弁体56をスプリング57及び受け板58を介
して弁座55側に付勢する。 【効果】 戻り油回路のリターンパイプ52内にリリー
フ弁51を簡単かつ小型に組み込むことができ、戻り油
回路全体に背圧を与えることができ、油圧回路へのリリ
ーフ弁の組付けも容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホー、フロント
ローダ等の油圧アクチュエータを有する作業機の戻り油
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホー等の作業機では、ブ
ームシリンダ、アームシリンダ、走行用油圧モータ等の
多数の油圧アクチュエータを有しており、油圧ポンプか
ら制御弁を介してこれらの油圧アクチュエータに供給さ
れた作動油は、油圧アクチュエータ、制御弁等を含む油
圧機器からリターンパイプに集合されてオイルタンクに
戻される。
【0003】各油圧機器の戻り油回路には、油圧機器側
に低圧の背圧を与えるためにリリーフ弁が設けられてい
る。例えば、走行用油圧モータでは、走行立ち上がりを
早くしかつ停止を滑らかにするための回路を形成し、そ
の回路のリークを戻し油路から油を補償するようにして
いるが、その補償油に低圧を与えて供給を効果的に行う
ためのリリーフ弁、油圧シリンダのカウンタバランス等
をとるためのリリーフ弁、油圧シリンダ、油圧モータに
おけるアンチキャビテーションのためのリリーフ弁等で
ある。
【0004】これらのリリーフ弁は独立した弁本体を有
して別個に構成され、各必要回路に組み込まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の戻り油
路のリリーフ弁は、個別に形成されかつ別個に組み込ま
れているので、コスト高であり、油圧回路の組付けも困
難になっている。本発明は、戻り油回路のリターンパイ
プ内にリリーフ弁を構成することにより、リリーフ弁付
リターンパイプを簡単かつ小型に構成でき、戻り油回路
全体に背圧を与えることができ、油圧回路の組付けも容
易にできるようにした油圧アクチュエータを有する作業
機の戻り油構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、油圧機器Aからの戻り油をリタ
ーンパイプ52を介してオイルタンク10に戻す油圧ア
クチュエータを有する作業機の戻り油構造において、前
記リターンパイプ52内の油圧機器Aとオイルタンク1
0とを連通する油路54に弁座55を形成すると共に、
この弁座55に下流側から接離して油路54を開閉する
弁体56を設け、この弁体56をスプリング57及び受
け板58を介して弁座55側に付勢していることであ
る。
【0007】
【作用】各種油圧機器Aからの戻り油は、リターンパイ
プ52の油路54に入ってオイルタンク10に戻され
る。このリターンパイプ52内では、油路54に形成さ
れた弁座55と弁体56とスプリング57と受け板58
等でリリーフ弁51が構成されており、スプリング57
の設定圧でリターンパイプ52に接続された油圧機器A
の戻り油路に低圧の背圧が加えられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4〜7において、バックホー1は、左右にクロ
ーラ走行装置2を有する走行機台3に旋回台4が縦軸回
り旋回自在に支持され、この旋回台4の略中央のバック
ホー支持部5にバックホー装置6の下部が支持されてい
る。
【0009】前記旋回台4上には、バックホー支持部5
の左側に運転部7が形成され、バックホー装置6との間
を仕切りかつ運転部7を覆う日除け装置8が装着され、
バックホー支持部5の右側に燃料タンク9及びオイルタ
ンク10等が配置され、これらの後側に支持フレーム1
1及びエンジン12が装着され、前記支持フレーム11
に本体カバー13が取り付けられ、燃料タンク9及びオ
イルタンク10は保護カバー14で覆われ、エンジン1
2はボンネット15で包囲されている。
【0010】バックホー装置6は、バックホー支持部5
にブーム枢支軸17を介して基部が支持されかつブーム
シリンダ18を介して昇降するブーム19と、このブー
ム19の先端にアーム枢支軸20を介して支持されかつ
アームシリンダ21を介して屈伸するアーム22と、こ
のアーム22の先端にバケット枢支軸23を介して支持
されかつバケットシリンダ24を介して掻き込み排土動
作するバケット(作業具)25とを有する。
【0011】前記ブーム19はブーム枢支軸17に支持
された基幹ブーム19Aと、この基幹ブーム19Aの先
端に中間支軸28を介して縦軸回り揺動自在に連結され
た中間ブーム19Bと、この中間ブーム19Bの先端に
先端支軸29を介して縦軸回り揺動自在に連結された先
端ブーム19Cとを有する。基幹ブーム19Aと中間ブ
ーム19Bとの間にオフセットシリンダ30が設けら
れ、基幹ブーム19Aと先端ブーム19Cとは平行四連
リンクを構成するための連係リンク31で連結されてお
り、図 に示すように、オフセットシリンダ30の作動
で、基幹ブーム19Aに対して先端ブーム19C、アー
ム22及びバケット25を左右にオフセット動作させる
ようになっている。
【0012】前記バックホー1は、エンジン12で複数
個の油圧ポンプを駆動し、オイルタンク10のオイル
を、制御弁を介してクローラ走行装置2の油圧モータに
供給すると共に、前記各油圧シリンダ18、21、24
及び30等へ適宜供給可能になっている。図1、2、
4、5において、オイルタンク10は旋回台4上に搭載
されていて、油圧ポンプの吸引側と接続された吸引口金
61と各種油圧機器Aの戻り油側と接続された戻り油口
金62とが内外連通状に設けられいる。
【0013】前記戻り油口金62には接続パイプ63を
介してリターンパイプ52が接続されており、このリタ
ーンパイプ52は、直線状の油路54を形成する本体6
4に接続管部64Aが一体成形され、接続管65が差し
込み固定されており、本体64内にリリーフ弁51が構
成されている。リリーフ弁51は リターンパイプ52
の油路54を形成する内面に弁座55を形成し、弁座5
5に下流側にボールで形成された弁体56を配置し、こ
の弁体56の下流側に受け板58を当接し、この受け板
58を弁体56側に付勢するスプリング57を配置し、
このスプリング57を保持板66と止め輪67とで止め
ている。
【0014】弁体56はスプリング57によって所要圧
力で弁座55に当接されており、上流側にスプリング設
定圧以上の圧がかかったときに弁座55から離脱して油
路54を開放するようになっており、従って上流側には
スプリング設定圧が背圧として与えられる。前記受け板
58及び保持板66は同一形状のものが使用されてお
り、中央及び周囲等に多数の貫通孔が形成され、油路5
4内の油の流動を可能にしている。
【0015】上流側の接続管部64A及び接続管65に
はホース又は配管が直接連結されるが、ここでは接続管
部64Aに延長リターンパイプ70を連結し、この延長
リターンパイプ70を介して多数本のホース又は配管を
連結可能にしており、これらには、クローラ走行装置
2、旋回台4の旋回装置等の油圧モータの制御弁、ブー
ムシリンダ18、アームシリンダ21、バケットシリン
ダ24、オフセットシリンダ30等の油圧シリンダの制
御弁等の、油圧機器Aの戻り油側と接続されている。
【0016】前記リターンパイプ52は、本体64の弁
体56より下流側に開口71を形成して、この開口71
で油圧機器Aと連結してもよく、また接続パイプ63の
代わりに、延長リターンパイプ70で吸引口金61とリ
ターンパイプ52とを接続してもよく、このようにすれ
ば、リリーフ弁51で背圧をかける油圧機器Aの個数を
変更することができる。
【0017】また、保持板66を盲栓にして、開口71
を吸引口金61と接続したり、弁体56をポペットにし
たりすることも可能である。更に、前記リリーフ弁51
内蔵のリターンパイプ52は、バックホー1に限らず、
フロントローダを装着したトラクタ、TLBその他の油
圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構造に適用す
ることができる。
【0018】前記オイルタンク10内にはオイルフィル
タ76が支持具77を介して配置されている。オイルタ
ンク10は上下に長い大きなタンクである場合は、オイ
ルフィルタ76を縦向きに内装できるが、図1のよう
に、上部にバッテリ78等の車輛補器を載置するために
低いタンクにする場合は、縦向きに内装するのが困難に
なる。
【0019】そこで、オイルフィルタ76を支持具77
に横向きに取り付け、戻り油口金62を比較的上位に位
置させて、吸引口金61から必要な距離を確保するよう
にしている。前記支持具77は側面視横向き略L字状
で、側壁部に嵌合体79が固定されており、この嵌合体
79が戻り油口金62に嵌合し、またこの嵌合体79に
オイルフィルタ76が嵌合されており、オイルフィルタ
76は押しボルト80により離脱防止されている。
【0020】オイルタンク10の上部の注油口を閉鎖す
るタンクカバー81には、ボルト等で形成された係止体
82が設けられており、この係止体82は支持具77の
上部に形成した係合孔83と係合して、支持具77の回
り止めをしている。前記支持具77は、タンクカバー8
1を外しかつ嵌合体79を戻り油口金62から離脱させ
ることにより、オイルタンク10の上部の注油口から抜
き出すことができ、オイルフィルタ76の清掃又は取り
替えを可能にしている。
【0021】図3は燃料タンク9の燃料ゲージ86の取
り付け構造の1例を示している。燃料ゲージ86はゲー
ジ保持体87にフロート88を上下揺動自在に支持して
構成されている。従来は、燃料タンク9を鋼板で形成し
て、その側壁にゴムパッキンを介してゲージ保持体87
を取り付けるだけで構成できたが、燃料タンク9を合成
樹脂で形成すると、側壁外面が粗く、ゴムパッキンだけ
では確実なシールが困難になる。
【0022】そこで粗い壁面をシールするためにOリン
グ89を使用し、このOリング89の外側でボルト締結
されるスペーサ90を設け、このスペーサ90により従
来のゲージ保持体87をゴムパッキン91及びボルト9
2を介して取り付けるように構成している。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、リターン
パイプ52内の油圧機器Aとオイルタンク10とを連通
する油路54に弁座55を形成すると共に、この弁座5
5に下流側から接離して油路54を開閉する弁体56を
設け、この弁体56をスプリング57及び受け板58を
介して弁座55側に付勢しているので、戻り油回路のリ
ターンパイプ52内にリリーフ弁51を簡単かつ小型に
組み込むことができ、戻り油回路全体に背圧を与えるこ
とができ、油圧回路へのリリーフ弁の組付けも容易にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面側面図である。
【図2】リターンパイプの断面側面図である。
【図3】燃料ゲージの取り付け構造の1例を示す断面図
である。
【図4】バックホーの旋回台の側面説明図である。
【図5】バックホーの旋回台の平面説明図である。
【図6】バックホーの側面図である。
【図7】バックホーの平面図である。
【符号の説明】
1 バックホー 10 オイルタンク 51 リリーフ弁 52 リターンパイプ 54 油路 55 弁座 56 弁体 57 スプリング 58 受け板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧機器(A)からの戻り油をリターン
    パイプ(52)を介してオイルタンク(10)に戻す油
    圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構造におい
    て、 前記リターンパイプ(52)内の油圧機器(A)とオイ
    ルタンク(10)とを連通する油路(54)に弁座(5
    5)を形成すると共に、この弁座(55)に下流側から
    接離して油路(54)を開閉する弁体(56)を設け、
    この弁体(56)をスプリング(57)及び受け板(5
    8)を介して弁座(55)側に付勢していることを特徴
    とする油圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構
    造。
JP3550395A 1995-02-23 1995-02-23 油圧アクチュエータを有する作業機の戻り油構造 Pending JPH08226406A (ja)

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JP (1) JPH08226406A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003558A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2022111234A (ja) * 2020-08-06 2022-07-29 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 コンバイン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003558A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2018000006A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2022111234A (ja) * 2020-08-06 2022-07-29 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 コンバイン

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