JPH08224613A - 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材 - Google Patents

押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材

Info

Publication number
JPH08224613A
JPH08224613A JP7058035A JP5803595A JPH08224613A JP H08224613 A JPH08224613 A JP H08224613A JP 7058035 A JP7058035 A JP 7058035A JP 5803595 A JP5803595 A JP 5803595A JP H08224613 A JPH08224613 A JP H08224613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
extrusion
force
taper
tapered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7058035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3127765B2 (ja
Inventor
Takeshi Komatsu
健 小松
Nobuyasu Hagisawa
亘保 萩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP07058035A priority Critical patent/JP3127765B2/ja
Publication of JPH08224613A publication Critical patent/JPH08224613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127765B2 publication Critical patent/JP3127765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Of Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1プッシュ中における押し始めと押し終りと
で肉厚差のない押出し成形品を得る。 【構成】 ベアリング面13が形成されたダイ1をダイ
ホルダー2で取り囲んだダイス工具系において、ダイの
外周面は、コンテナシール力Sからダイス中心方向に向
かった分力Fr が得られるようにテーパTがダイ1の外
周面に付けられている。ダイホルダー2に対するダイ1
の相対的な移動を容易にするため、適宜の箇所にクリア
ランスGを付け、或いは平滑化,潤滑剤塗布等によりテ
ーパ面の摩擦抵抗を下げることもできる。 【効果】 ダイス中心方向に向かう分力,ダイ温度及び
押出し加工力の影響によるベアリング面の位置変位の合
成結果が押出し中に変動することを防止し、押し始めと
押し終りとで肉厚差がない押出し成形品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肉厚変動が少ないアル
ミニウム形材を得るのに適した押出し成形用ダイス及び
該成形用ダイスを使用して得られたアルミニウム押出し
形材に関する。
【0002】
【従来の技術】金属材料を直接押出し法で押し出すと
き、得られた押出し材は、押出しの進行に応じて肉厚が
変動する。通常、押出し材の肉厚変動は、図1に示すよ
うに押し始めに厚く、押し終りに薄くなっている。そし
て、押し始めと押し終りの肉厚差Δtも、押出し開始時
で大きく、押出しビレット本数の増加に伴って小さくな
る。このように押出しビレット本数の増加に伴って肉厚
差Δtが小さくなることは、押出しを繰り返すとき押出
し装置の温度が安定化し、押出しが定常状態で継続され
ることに由来する。しかし、押出しを多数回繰返しても
肉厚差Δtが小さくはなってもゼロになることはなく、
依然として押し始めと押し終りとで肉厚の異なる押出し
成形品が製造される。その結果、寸法公差を外れたもの
では、所定肉厚を超える押し始め部分や所定肉厚に達し
ない押し終り部分が押出し成形品から切断され、押出し
製品の製造歩留まりを低下させる。また、品質や生産性
も阻害される。従来の押出し方法では、肉厚変動を避け
るため、ダイベアリング開口幅の変化がダイスの熱歪み
に起因するものとの前提で、ビレット,押出し装置を含
むダイス工具系の温度を安定化させる手段が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイス工具系
の温度を安定化させても、肉厚差Δtはゼロにならな
い。このことは、図1において押出し回数を大きくして
も依然として肉厚差Δtがあることからも窺われる。押
出し形材に肉厚変動を生じさせる原因は、(1)ダイス
温度,(2)押出し加工力Wf 及び(3)コンテナシー
ル力S等のプロセスパラメータによってベアリング開口
幅が変化することにある。プロセスパラメータに変化が
なければ、ベアリング開口幅が一定の下で押出しが行わ
れ、ベアリング通過直後の押出し材に肉厚変動が生じな
い。しかし、実際にはプロセスパラメータが押出し中に
変化するため、得られる押出し形材の肉厚が変動する。
この点、ダイス工具系の温度を安定化させる従来の方法
は、ダイス温度に由来する熱歪みのみを対象としたもの
であり、プロセスパラメータを安定化させる上では不十
分である。特に、(3)のコンテナシール力Sに関して
は、コンテナシール力Sの成分であるコンテナ内におけ
るメタルの剪断摩擦力がコンテナ内面に対するメタル
の接触面積に依存するため、1プッシュ中の変化を抑制
することはできない。これらの要因から、現状の押出し
装置では、各プロセスパラメータの安定化により押出し
形材の肉厚変動を抑制することには限界がある。しか
し、より高品質の製品が要求されている昨今では、実質
的に肉厚差がなく、形状が一定した押出し形材が望まれ
ている。本発明は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、コンテナを介してダイス工具系に伝え
られるコンテナシール力の押出し方向荷重を押出し方向
荷重成分力と押出し方向垂直面内ダイス中心方向荷重成
分力に分解できる構造を採用することにより、各プッシ
ュにおける押し始めと押し終りとの肉厚差を実質的に無
くすと共に、異なるプッシュ間においてもプッシュ間に
おける肉厚差を極力小さくした押出し形材を得ることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の押出し成形用ダ
イスは、その目的を達成するため、ベアリング面が形成
されたダイと、ダイを取り囲むダイホルダーとの間に、
コンテナシール力からダイス中心方向に向かった分力を
発生させるテーパが形成されていることを特徴とする。
テーパは、ダイの外周面が押出し方向に関して縮径する
ように付けてもよい。この場合、コンテナシール力が直
接に又はバッフルを介してダイに伝わるようにコンテナ
をダイ又はバッフルに当接させる。或いは、ダイの外周
面が押出し方向に関して拡径するようにテーパを付ける
こともできる。この場合には、コンテナシール力がダイ
ホルダーに伝わるように、コンテナをダイホルダーに当
接させる。また、外周面が押出し方向に関して拡径する
テーパをもつダイでは、ダイホルダーとの間にテーパ付
きリングを差し込むこともできる。この場合、テーパ付
きリングにコンテナを当接させる。
【0005】テーパは、押出し方向垂直面内でダイス中
心方向に向かった分力がベアリング開口幅の調整に必要
な大きさとなるように、押出し方向に関して適宜の角度
で傾斜させる。テーパが付けられたダイス各部品は、相
互にスライドできるように、平滑化又は潤滑剤塗布によ
って摩擦抵抗を低下させることが好ましい。ダイス各部
品のスライドは、クリアランスを付けることにより、そ
の変位が大きくなる。クリアランスは、押出し方向に関
してダイ外周面が縮径するテーパをつけた場合、ダイと
バックアップダイとの間又はバックアップダイとボルス
ターとの間で、押出し方向に直交する面内に設けられ
る。押出し方向に関してダイ外周面が拡径するテーパを
つけた場合、ダイホルダーとバックアップダイとの間又
はバックアップダイとボルスターとの間に、押出し方向
に直交する面内にクリアランスを設ける。或いは、テー
パ付きリングをダイとダイホルダーとの間に差し込む構
造では、テーパ付きリングの先端位置でダイとダイホル
ダーとの間にクリアランスを設けることもできる。
【0006】押出し形材の肉厚は、前述したように1プ
ッシュ中では押し始めが厚く、押し終りが薄くなる傾向
にある。この肉厚変動は、ビレットを押出しているとき
の圧力変化や熱変化に起因する。本発明では、ダイス工
具系を構成するダイ,バッフル,ダイホルダー,バック
アップダイ等の部品にテーパを付けることにより、ダイ
ス工具系に作用する押出し方向のコンテナシール力から
押出し方向垂直面内でダイスの中心方向に向かう荷重成
分力を生じさせる。この荷重成分力は、コンテナ内壁に
生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力に依存しているた
め、押し始めでは大きく、押し終りでは小さくなるよう
に、ベアリング開口幅の開閉に作用する。その結果、ベ
アリング開口幅は、押し始めで狭められ、押し終りに向
かって大きくなる。なお、ダイス工具系を構成する部品
にテーパを付けること自体は、特開昭58−16726
号公報,特開昭63−149011号公報,特開平6−
114435号公報等で開示されている。しかし、何れ
のテーパ付きダイスも、ベアリング開口幅を調製する作
用をもたない。たとえば、特開昭58−16726号公
報のダイスでは、押出し材表面に抜き作用を及ぼすため
にテーパを付けている。特開昭63−149011号公
報では、抜け防止のためにニブと中間バメケースとをテ
ーパ嵌合させている。また、特開平6−114435号
公報では、合金リングの抜けを防止するため、ダイス母
体に合金リングをテーパ嵌合させている。このように、
押出し方向の力からダイスの中心方向に向かう分力を生
じさせるためにテーパを付けることは、本発明を以って
初めてである。
【0007】本発明に従ったダイス工具系は、図2に示
すように、ダイ1をダイホルダー2で支持し、バッフル
3とバックアップダイ4との間に配置している。ダイ1
の後方にセットされるバッフル3は、省略することも可
能であるが、主として中実材を押出す際に使用され、ダ
イ1の外周面が押出し方向に関して縮径しているテーパ
Tをもっているため、コンテナ5に当接して配置され
る。バックアップダイ4は、ボルスター6を介してプラ
テン7に対向する。コンテナ5とプラテン7との間は、
シールシリンダ8で接続されている。また、コンテナシ
ール力Sを高めるため、バッフル3に対向するコンテナ
5の接触部分を幅狭にしている。バッフル3のないダイ
ス工具系では、図12(a)に示すようにコンテナ5が
ダイ1に直接当接する。
【0008】被押出し材であるビレット9は、押出し形
材14の先端にプラー10が装着され、後端にダミーブ
ロック11を介してステム12が押し当てられる状態で
ダイス内の加工空間に充填されている。ステム12によ
って押出し力Fをビレット9に加えると、ビレット9
は、ダイ1のベアリング面13を通過し、所定形状の押
出し形材14となって押し出される。このとき、ベアリ
ング面13に流れるメタルは、バッフル3でフローが制
御される。図2の符番20は、バッフル3のないダイス
工具系を使用した場合のベアリング面13の位置であ
り、ダイ1のベアリング面20から所定形状の押出し形
材14が送り出される。ベアリング面13は、図3に示
すように通常スリット状の開孔としてダイ1に形成さ
れ、或いは割り型ダイスの間に形成されており、上流側
にメタルの流れを調整する掘込み15が設けられてい
る。押出し方向に平行なベアリング面13の幅が、図3
(c)に示すようにベアリング開口幅Wとなる。
【0009】図2において、コンテナシール力Sは、シ
ールシリンダ8による締付け力とコンテナ5の内壁に
生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力の和で表され
る。シールシリンダ8でコンテナ5とプラテン7を挟む
ように締め付けると、シールシリンダ8による締付け力
が押出し方向と平行に作用する。そして、ステム12
及びダミーブロック11を介してビレット9を押出し力
Fで押すと、ビレット9とコンテナ5との境界面で押出
し方向と平行に、アルミニウム合金の剪断摩擦力がコ
ンテナ5の内壁に働く。締付け力及び剪断摩擦力で
合成されたコンテナシール力Sは、バッフル3とコンテ
ナ5との合せ面からアルミニウム合金が滲み出すことを
防止すると共に、バッフル3を介してダイ1に作用す
る。本発明においては、ダイ1とダイホルダー2との間
にテーパTを設けているため、このテーパ面でコンテナ
シール力Sが押出し方向荷重成分力Fa と押出し方向垂
直面内ダイス中心方向荷重成分力Fr に分解される。荷
重成分力Fr は、押し始めで大きく、したがってベアリ
ング開口幅Wを狭めるように作用する。ビレット9を押
し出す際には、ステム12から押出し力Fを作用させ
る。押出し力Fは、プラテン7で受け止められ、コンテ
ナ5の内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力以
外に、アルミニウム合金の材質,押出し形材の形状,押
出し条件等で定まる押出し加工力Wf にも分力される。
【0010】
【作用】このようなダイス工具系を使用した押出しにお
いて、ダイス温度(熱歪み),押出し加工力Wf ,コン
テナシール力S等のプロセスパラメータは、次のように
ベアリング開口幅Wに影響を及ぼす。 (1)ダイ温度(熱歪み) ベアリング部の温度T1 は、押し始めから押し終りにか
けて上昇する。温度上昇の程度は、ダイの他の部分より
大きい。すなわち、ダイは、外周部の温度T2 が低いた
め、ダイの熱膨張による変位がベアリング開口部に集中
し、ベアリング開口幅Wを狭めるように変位が生じる。
変位の程度は、図4(1)に示すように押し始めから押
し終りにかけた温度上昇に応じてΔdの負の方向に大き
くなり、結果としてベアリング開口幅Wを減少させる。
したがって、1プッシュ中における温度変化(熱歪み)
は、押出し形材14の肉厚を小さくする要因として作用
する。
【0011】(2)押出し加工力Wf 押出し加工力Wf は、主として押出し方向に平行な圧力
荷重として働き、ダイ面に垂直に作用する。この力は、
ダイを支持・固定すると共に、メタルを流動させてベア
リング開口幅Wを広げる方向に、すなわちΔdを正の方
向に作用する。一般に、ビレット9の変形抵抗は、メタ
ル温度が押し始めで低く、押し終りで高いことから、押
し終りよりも押し始めの方が高い。そのため、押出し加
工力Wf は、図4(2)に示すように押し始めの方が押
し終りよりも大きい。したがって、押出し加工力Wf
は、押し始めから押し終りにかけてベアリング開口幅
W、換言すれば押出し形材の肉厚を小さくする方向に作
用する。
【0012】(3)コンテナシール力S コンテナシール力Sの成分は、シールシリンダ8による
締付け力とコンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合
金の剪断摩擦力である。一般に、シールシリンダ8に
よる締付け力は、押出し中に一定である。他方、剪断
摩擦力は、押出しの進行に伴って減少する。その結
果、コンテナシール力Sは、コンテナ5の内壁に生じる
アルミニウム合金の剪断摩擦力の減少分に応じ、押し
始めから押し終りにかけて減少する。そのため、図4
(3)に示すように、押出し方向に垂直な面内において
ダイス中心方向に向かった荷重成分力Fr が押し始めか
ら押し終りにかけて減少し、結果としてベアリング開口
幅Wを狭める力が押し始めから押し終りにかけて小さく
なる。したがって、ベアリング開口幅Wは、押し始めか
ら押し終りにかけて大きくなり、押出し形材14の肉厚
が増加する傾向を示す。
【0013】このように、1プッシュ中において、ダイ
ス温度(1)及び押出し加工力Wf(2)は、押し始め
から押し終りにかけて押出し形材の肉厚を小さくする要
因として作用する。他方、コンテナシール力S(3)
は、逆に肉厚を大きくする要因として作用する。本発明
は、このような各プロセスパラメータの作用を考慮し、
プロセスパラメータは変化するものとの前提で、変化す
る個々のプロセスパラメータのベアリング開口変位に対
する影響を合成することにより、押出し成形品の肉厚変
動を抑制するものである。この点、個々のプロセスパラ
メータの変動幅を小さくし、肉厚変動を抑制しようとす
るものとは、基本的な技術思想が異なる。すなわち、本
発明においては、ダイス工具系にテーパTをつけること
により、図4(a)に示すように、押出し方向に垂直面
内でダイス中心に向かう分力Frを押出し方向に平行な
コンテナシール力Sから発生させる。ダイス中心に向か
う分力Fr は、ベアリング面13の位置を変位させ、ベ
アリング開口幅Wを狭めるように作用する。また、図6
等に示すようにダイ1の移動を可能にするクリアランス
Gを付けたものでは、分力Fr に応じたダイ1自体の変
位によってベアリング開口幅Wが更に大きく変化する。
その結果、ダイス温度(1),押出し加工力Wf
(2),コンテナシール力(3)等のベアリング開口幅
Wを変動させる要因の影響によりベアリング開口変位が
合成され、ベアリング面13の位置が図4(4)に示す
ように押し始めから押し終りにかけて±0の位置に維持
され、結果として押出し形材14に肉厚変動が生じにく
くなる。
【0014】ダイス工具系のテーパTは、必要なダイス
中心に向かう分力Fr が得られる限り、押出し方向前方
に向かって縮径又は拡径する何れのテーパでも良い。テ
ーパTの角度θは、ダイスのサイズや材質,押出し条件
等に応じ適宜定められる。ダイス中心方向に向かう分力
r は、テーパTを介して接触するダイス部品の何れか
一方を摺動可能とすることにより大きくなる。そのた
め、押出し方向に垂直な接触面に、クリアランスGを付
けることが好ましい。クリアランスGにより工具部品が
押出し方向に平行移動し、押出し方向垂直面内でダイス
中心方向に向かう更に大きな分力Fr をテーパ面に発生
させる。したがって、移動可能な工具がより大きく変位
及び/又は弾性変形し、ベアリング開口幅Wを効果的に
狭め、ダイ温度による変位及び押出し加工力Wf による
変位と合成され、得られる押出し形材の肉厚を一定化す
るようにコントロールされる。
【0015】移動可能な工具をクリアランスG一杯に押
し込んだとき、テーパ面では最大の変形が生じている。
この状態は、押し始めのときに相当する。すなわち、コ
ンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力
が最大であり、したがってコンテナシール力Sが最大
となり、ダイス中心方向に向かう分力Fr が最大にな
る。そのため、ベアリング開口幅Wを最も小さくするよ
うに働く。このとき、どの程度のクリアランスGにする
かは、押出し形材14の形状に依存する押出し加工力W
f の大きさ及びダイ温度による変位等に応じて最適値に
定められる。クリアランスGを設けたダイス工具系で
は、テーパ面に沿って工具部品が滑り易くなるように、
相対的に摺動する工具部品の表面に潤滑性を付与するこ
とが好ましい。潤滑性が付与された工具部品は、押し始
めに押出し方向に押し込まれ易く、クリアランスGによ
る効果を最大に発揮する。また、押出しの進行に伴って
コンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦
力が小さくなるため、ダイ1の弾性変形が小さくな
り、その剪断摩擦力に応じて復元し易い。その結果、
押出し形材14に肉厚変動が生じにくくなる。
【0016】このように、肉厚変動を抑制する作用を連
続的にスムーズに働かせるため、潤滑性を高めることに
よりテーパ面の摩擦力を小さくする。工具部品に潤滑性
を付与する手段としては、テーパ面の表面粗さを小さく
する方法,潤滑剤を塗布する方法等が採用される。滑り
面は、クリアランスGの位置に応じて変えることがで
き、図12(b)及び図13(b)に示すように、テー
パ面以外でダイホルダー2及びバックアップダイ4の接
触面に設けることも可能である。他方、従来のダイス工
具系では、図5(a)に示すようにダイス中心方向に向
かう分力Fr がない。そのため、ダイス温度(熱歪み)
及び押出し加工力Wf は、それぞれ図5(1)〜(2)
に示すように変化し、ベアリング面を変位させる。他
方、コンテナシール力Sは、図5(3)に示すようにベ
アリング面に作用しない。そのため、これらの要因によ
り合成されるベアリング部の変位Δdは、図5(4)に
示すように変動し、押出し成形品の肉厚を変動させる結
果となる。
【0017】ダイス中心方向に向かう分力Fr を発生さ
せるテーパTは、種々の形態で形成することができる。
図6は、ダイ1にテーパTを付け、これに対向するダイ
ホルダー2の一部に傾斜面を形成した場合である。矢印
で示す押出し方向に関してダイ1が縮径する場合(a,
b)、コンテナシール力Sは、バッフル3を介してダイ
1に加えられる。ダイ1をテーパ面に沿ってスライドさ
せるクリアランスGは、バックアップダイ4とボルスタ
ー6との間(a)又はダイ1とバックアップダイ4との
間(b)の何れに形成しても良い。また、押出し方向に
関してダイ1を拡径したもの(c)では、コンテナシー
ル力Sがダイホルダー2に加えられる。
【0018】テーパTは、図7に示すようにバッフル3
にも付けることができる。矢印で示す押出し方向に関し
てダイ1が縮径する場合(a,b)、コンテナシール力
Sは、バッフル3を介してダイ1に加えられる。ダイ1
をテーパ面に沿ってスライドさせるクリアランスGは、
バックアップダイ4とボルスター6との間(a)又はダ
イ1とバックアップダイ4との間(b)の何れに形成し
ても良い。また、押出し方向に関してダイ1を拡径した
もの(c)では、コンテナシール力Sがダイホルダー2
に加えられる。図8は、テーパTをバックアップダイ4
に付けた場合である。この場合も、押出し方向に関し縮
径するテーパ(a)ではコンテナシール力Sをバッフル
3に加え、押出し方向に関し拡径するテーパ(b)では
コンテナシール力Sをダイホルダー2に加える。図9
は、ダイ1,バッフル3及びバックアップダイ4にテー
パTを付けた場合である。この場合も、押出し方向に関
し縮径するテーパ(a)ではコンテナシール力Sをバッ
フル3に加え、押出し方向に関し拡径するテーパ(b)
ではコンテナシール力Sをダイホルダー2に加える。
【0019】ダイホルダー2としては、図10に示すよ
うにダイ1だけを取り囲む長さをもつものを使用するこ
ともできる。この場合には、ダイホルダー2が押出し方
向にスライドできるように、ダイホルダー2とバックア
ップダイ4との間にクリアランスGを設ける。なお、バ
ッフル3としては、ストレートな外周面をもつもの
(a)及びテーパを付けた外周面をもつもの(b)等が
ある。更には、図11に示すように、テーパ付きリング
16をダイ1とダイホルダー2との間に配置することも
できる。テーパ付きリング16の先端にクリアランスG
を設け、このクリアランスGによってテーパ付きリング
16が押出し方向に関してスライド可能となる。この場
合も、ダイホルダー2としては、ダイ1及びバックアッ
プダイ4の合計長さに相当する長さをもつもの(a)や
ダイ1と同じ長さをもつもの(b)が使用される。バッ
フル3のないダイス工具系では、図12に示すようにコ
ンテナ5をダイ1に(a)又はダイホルダ2に(b)直
接当接させる。また、バッフル3がダイ1と一体的に動
くようにすることも可能である。図13は、クサビ17
でダイ1とバッフル3とを噛み合わせたものであり、こ
の場合にもバッフル3にコンテナ5を接触させる方式
(a)及びダイホルダ2にコンテナ5を当接させる方式
(b)がある。図14は、インロー18でダイ1とバッ
フル3とを噛み合わせたものであり、この場合にもバッ
フル3にコンテナ5を当接させる方式(a)及びダイホ
ルダ2にコンテナ5を当接させる方式(b)がある。図
13及び図14のダイス工具系は、中空材を押し出すと
きに使用され、バッフル3の横の位置に当るバッフル空
間部21にマンドレルがセットされる。
【0020】
【実施例】押出し加工用のダイスとして、ダイ1,ダイ
ホルダー2,バッフル3及びバックアップダイ4を図3
(a)及び(b)に示すように組み合わせた構造のダイ
ス工具系を使用した。ダイ1とダイホルダー2との合せ
面には、押出し方向に関して縮径する角度θ=20度の
テーパTを形成した。そして、テーパ面を介してダイ1
及びダイホルダ−2が相対的に滑り易くなるように、離
型剤を塗布した。また、バックアップダイ4とボルスタ
ー6との間のクリアランスGを0.2mmに設計した。
アルミニウム合金6063から直径280mm及び長さ
470mmの円筒形ビレットを製造し、押出しに先立っ
て480℃に予熱した。そして、2900トンで図15
に示す断面形状の押出し形材を製造した。各プッシュご
とに、押出し成形品の押し始め部と押し終り部で押出し
形材断面中央部の肉厚を測定し、プッシュ回数に応じた
肉厚の変化を調査した。なお、肉厚を測定する押し始め
部は押出し成形品の先端位置に、押し終り部は押出し成
形品の後端位置に設定した。
【0021】調査結果を示す図16にみられるように、
プッシュ回数が多くなるに従って押出し成形品の肉厚が
減少する傾向がみられるが、各プッシュごとでは押し始
め部及び押し終り部は実質的に同じ肉厚であった。この
肉厚をベアリング開口幅Wと比較すると、ベアリング開
口幅Wよりも押出し成形品の肉厚の方が薄くなってい
た。このことは、ベアリング開口幅Wが押出し前よりも
狭まる方向にテーパTが作用したものと推定される。こ
れに対し、テーパTを付けていない従来の押出し加工用
ダイスを使用した場合、図16に示すように各プッシュ
ごとに押し始め部と押し終り部との肉厚差が大きく、肉
厚精度に劣る押出し成形品となった。この対比から明ら
かなように、ダイス中心方向に向かう分力をダイ1に働
かせることにより、ダイス温度(熱歪み),押出し加工
力,コンテナシール力等のベアリング開口変位に対する
影響が合成され、各プッシュごとに肉厚が一定化した押
出し成形品が得られることが確認された。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の押出し
成形用ダイスは、ダイにテーパを付けることにより、シ
ールシリンダーによって加えられる締付け力及びコンテ
ナ内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力に起因す
るコンテナシール力から、押出し方向に垂直な面内でダ
イス中心方向に向かう荷重成分力が得られる構造になっ
ている。この荷重成分力により、ダイ温度(熱歪み),
押出し加工力及びコンテナシール力のプロセスパラメー
タによるベアリング面の変位を全体として合成し、変位
をゼロにコントロールすることにより、押出し中に個々
のプロセスパラメータが変動することに起因したベアリ
ング開口部の変位,ひいては1プッシュごとの押出し成
形品における押し始め部と押し終り部との肉厚変動が抑
制される。その結果、押し始め部と押し終り部とで実質
的に肉厚差のない高品質の押出し成形品が製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プッシュ回数に応じた押出し形材の肉厚変動
を表すグラフ
【図2】 本発明に従ってテーパを付けたダイス工具系
の一部断面図
【図3】 本発明に従ったダイス工具系の一部斜視図
(a),断面図(b)及びベアリング部の拡大断面図
(c)
【図4】 本発明に従ったダイ構造を使用した場合に押
出し成形品に肉厚変動が生じないことを示す説明図であ
り、ダイス工具系の各部に働く力(a),ダイ温度の変
化とそれに伴ったベアリング部の変位(1),押出し加
工力の変化とそれに伴ったベアリング部の変位(2),
ダイス中心方向に向かう分力の変化とそれに伴ったベア
リング部の変位(3)及び(1)〜(3)の変位が合成
されたベアリング部の変位(4)を示すグラフ
【図5】 従来のダイ構造を使用した場合に押出し成形
品に肉厚変動が生じることを示す説明図であり、ダイス
工具系の各部に働く力(a),ダイ温度の変化とそれに
伴ったベアリング部の変位(1),押出し加工力の変化
とそれに伴ったベアリング部の変位(2),コンテナシ
ール力とベアリング部の変位(3)及び(1)〜(3)
の変位が合成されたベアリング部の変位(4)を示すグ
ラフ
【図6】 ダイの外周面にテーパを付けたもので、バッ
クアップダイとボルスターの間にクリアランスをつけた
構造(a),ダイとバックアップダイとの間にクリアラ
ンスを付けた構造(b)及びダイホルダーとボルスター
との間にクリアランスを付けた構造(c)
【図7】 ダイ及びバッフルの外周面にテーパを付けた
もので、バックアップダイとボルスターの間にクリアラ
ンスをつけた構造(a),ダイとバックアップダイとの
間にクリアランスを付けた構造(b)及びダイホルダー
とボルスターとの間にクリアランスを付けた構造(c)
【図8】 ダイ及びバックアップダイにテーパを付けた
もので、バックアップダイとボルスターとの間にクリア
ランスを付けた構造(a)及びダイホルダーとボルスタ
ーとの間にクリアランスを付けた構造(b)
【図9】 ダイ,バッフル及びバックアップダイにテー
パを付けたもので、バックアップダイとボルスターとの
間にクリアランスを付けた構造(a)及びダイホルダー
とボルスターとの間にクリアランスを付けた構造(b)
【図10】 押出し方向前方にダイが拡径するテーパを
ダイ及びダイホルダーに付けたもので、バッフルにテー
パがない構造(a)及びバッフルにテーパを付けた構造
(b)
【図11】 テーパ付きリングを使用したもので、ダイ
ホルダーをボルスターで受ける構造(a)及びダイホル
ダーをバックアップダイで受ける構造(b)
【図12】 バッフルのないダイス工具系を示し、コン
テナをダイに直接当接させた構造(a)及びダイホルダ
ーに当接させた構造(b)
【図13】 ダイとバッフルとをクサビで連結したダイ
ス工具系であり、コンテナをバッフルに当接させた構造
(a)及びダイホルダに当接させた構造(b)
【図14】 ダイとバッフルとをインローで一体化した
ダイス工具系であり、コンテナをバッフルに当接させた
構造(a)及びダイホルダに当接させた構造(b)
【図15】 本発明実施例で製造した押出し成形品の断
面形状
【図16】 ダイにつけたテーパが押出し成形品の押し
始め部と押し終り部との肉厚差に及ぼす影響を示したグ
ラフ
【符号の説明】
1:ダイ 2:ダイホルダー 3:バッフル
4:バックアップダイ 5:コンテナ 6:ボルスター 7:プラテン
8:シールシリンダ 9:ビレット 10:プラー 11:ダミーブロッ
ク 12:ステム 13:ベアリング面 14:押出し形材 15:掘
込み 16:テーパ付きリング 17:クサビ
18:インロー 20:バッフルがない場合のベアリ
ング面 21:バッフル空間部 T:テーパ G:クリアランス θ:テーパの角度
W:ベアリング開口幅 S:コンテナシール力 F:押出し力 :シール
シリンダによる締付け力 :コンテナ内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦
力 Fa :押出し方向荷重成分力 Wf :押出し加
工力 Fr :押出し方向垂直面内ダイス中心方向荷重
成分力
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】テーパは、押出し方向垂直面内でダイス中
心方向に向かった分力がベアリング開口幅の調整に必要
な大きさとなるように、押出し方向に関して適宜の角度
で傾斜させる。テーパが付けられたダイス各部品は、相
互にスライドできるように、平滑化又は潤滑剤塗布によ
って摩擦抵抗を低下させることが好ましい。ダイス各部
品のスライドは、クリアランスを付けることにより、そ
の変位が大きくなる。クリアランスは、押出し方向に関
してダイ外周面が縮径するテーパをつけた場合、ダイと
バックアップダイとの間又はバックアップダイとボルス
ターとの間で、押出し方向に直交する面内に設けられ
る。押出し方向に関してダイ外周面が拡径するテーパを
つけた場合、ダイホルダーとバックアップダイとの間又
はダイホルダーとボルスターとの間に、押出し方向に直
交する面内にクリアランスを設ける。或いは、テーパ付
きリングをダイとダイホルダーとの間に差し込む構造で
は、テーパ付きリングの先端位置でダイとダイホルダー
との間にクリアランスを設けることもできる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリング面が形成されたダイと、ダイ
    を取り囲むダイホルダーとの間に、コンテナシール力か
    らダイス中心方向に向かった分力を発生させるテーパが
    形成されている押出し成形用ダイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイは、外周面が押出し
    方向に関して縮径するテーパをもち、コンテナシール力
    が直接又はバッフルを介してダイに加えられる押出し成
    形用ダイス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のダイは、外周面が押出し
    方向に関して拡径するテーパをもち、コンテナシール力
    がダイホルダーに加えられる押出し成形用ダイス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のダイは、外周面が押出し
    方向に関して拡径するテーパをもち、ダイホルダーとの
    間にテーパ付きリングが差し込まれ、該テーパ付きリン
    グにコンテナシール力が加えられる押出し成形用ダイ
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のテーパが
    付けられた面の摩擦抵抗を、平滑化又は潤滑剤塗布によ
    って低下させた押出し成形用ダイス。
  6. 【請求項6】 押出し方向に関してダイ外周面が縮径す
    るテーパをつけた請求項1,2又は5記載のダイスにお
    いて、ダイとバックアップダイとの間又はバックアップ
    ダイとボルスターとの間に、押出し方向に直交する面内
    にクリアランスを設けた押出し成形用ダイス。
  7. 【請求項7】 押出し方向に関してダイ外周面が拡径す
    るテーパをつけた請求項1,3,4又は5記載のダイス
    において、ダイホルダーとバックアップダイとの間又は
    バックアップダイとボルスターとの間に、押出し方向に
    直交する面内にクリアランスを設けた押出し成形用ダイ
    ス。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のテーパ付きリングの先端
    位置で、ダイとダイホルダーとの間にクリアランスを設
    けた押出し成形用ダイス。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の押出し成
    形用ダイスを使用して得られ、押し始めと押し終りとの
    肉厚が一定化されたアルミニウム押出し形材。
JP07058035A 1995-02-22 1995-02-22 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材 Expired - Fee Related JP3127765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07058035A JP3127765B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07058035A JP3127765B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08224613A true JPH08224613A (ja) 1996-09-03
JP3127765B2 JP3127765B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=13072688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07058035A Expired - Fee Related JP3127765B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127765B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161456A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Ube Machinery Corporation Ltd 押出プレス及び押出制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161456A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Ube Machinery Corporation Ltd 押出プレス及び押出制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3127765B2 (ja) 2001-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1933995B1 (en) Forming tool
US9849505B2 (en) Method and apparatus for producing metal sheets
JP2008529803A (ja) 銅および亜鉛を含有する合金の押出成形
AU696746B2 (en) Improvements in or relating to the manufacture of extrusion dies
US2231336A (en) Production of metal sections by extrusion
JP3127765B2 (ja) 押出し成形用ダイス及びアルミニウム押出し形材
US6116074A (en) Extrusion arrangement and process for manufacturing hollow-profile workpieces made of metal
JP3755190B2 (ja) 押出し成形用テーパ付きダイス及びアルミニウム押出し形材
US5836190A (en) Process for extruding a section or the like from an ingot and a device that purpose
KR100538897B1 (ko) 재료를제거하지않고박판을기계가공하는방법및장치
GB2067944A (en) Extrusion process
JP2003326311A (ja) 可変断面押出用ダイス及び可変断面押出成形方法
JP2825433B2 (ja) 鋳抜きピンを備えたアルミニウム鋳造用金型
RU2313412C2 (ru) Способ получения точных труб большого диаметра из алюминиевых сплавов и изделие, полученное этим способом
US3116834A (en) Extrusion of metal tubing
JP3802285B2 (ja) アプセッターにおけるフランジ成形方法
JP4449122B2 (ja) 押出形材の肉厚制御方法
JPH067877A (ja) アルミニウム合金の鍛造方法
JPS5868420A (ja) 押出品の製造方法
US3085684A (en) Extruded tubes and cable sheaths
Kumar et al. Forming
SU871989A1 (ru) Устройство дл выдавливани
RU2166398C2 (ru) Способ обратного выдавливания цилиндрических и призматических изделий и устройство для его осуществления
JP2515811B2 (ja) 金属型材の曲げ加工法
JP4262815B2 (ja) 流量調節機能付押出用ダイス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees