JPH08215116A - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機

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JPH08215116A
JPH08215116A JP7025314A JP2531495A JPH08215116A JP H08215116 A JPH08215116 A JP H08215116A JP 7025314 A JP7025314 A JP 7025314A JP 2531495 A JP2531495 A JP 2531495A JP H08215116 A JPH08215116 A JP H08215116A
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Takafumi Ishibashi
崇文 石橋
Masahiro Kimura
昌弘 木村
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Mitsuyasu Ogawa
光康 小川
Toshiaki Fujiwara
俊明 藤原
Osamu Eguchi
修 江口
Hirofumi Inui
弘文 乾
Yoshifumi Takagi
祥史 高木
Yoshitaka Kuroki
義貴 黒木
Hiroyuki Senoo
裕之 妹尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 方位センサの角度ズレにより本体の基準方向
がズレても、定期的に本体前方の連続な平面を見つけて
基準方向を高精度で補正し、安定した移動軌跡を得て未
清掃領域の発生を未然に防ぐ。 【構成】 前方停止毎に対面状態確認部25にて本体前
方の壁の状態を確認しつつ、対面状態記憶部26に状態
を記憶し、連続平面判断部27にて記憶した情報により
本体の前方に連続な平面があるかを判断し、あれば基準
方向設定部28が本体を前方の平面に対して本体を直角
にして方位センサの零点を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清掃機能と移動機能とを
備えた自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自走式掃除機の概略構成図を図1
4に示す。
【0003】図14において、1は自走式掃除機の本体
であり、2は方位センサであるジャイロであり、3は障
害物の有無と障害物までの距離を測距する障害物検知手
段であり、4は本体1を操舵する操舵手段であり、5は
本体1を駆動する駆動手段であり、操舵手段4と駆動手
段5にて走行操舵手段を構成する。6は塵埃を集めてお
くための集塵室であり、7は集塵室6内に設置された集
塵袋である。8は塵埃を吸い込むための真空圧を発生さ
せるファンモータであり、9は床面上の塵埃を吸い込む
ための吸い込み口である床ノズルであり、これらで清掃
手段を構成している。
【0004】上記のように構成される自走式掃除機を始
動すると図15に示すように基準壁との間を設定した距
離だけ走行操舵手段にて走行し、前進時は角度θの方向
に直進するよう方位センサ2にて監視しながら、障害物
検知手段3より入力される距離情報により障害物との距
離がある距離になるまで移動し、後退時は本体始動時に
設定した0°の方向へ設定した距離L1直進し、以後同
様に往復動作を繰り返して清掃領域を隈なく移動し、清
掃手段にて清掃を行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自走
式掃除機では、清掃動作開始時に本体の基準方向を設定
し、本体の前進、後退において方位センサであるジャイ
ロ2のデータを基に設定された方向に直進するので、こ
のジャイロ2の角度出力の精度が本体の移動精度を左右
する。
【0006】本体の直進方向は、基準方向に対して清掃
領域をくまなく清掃するように設定されているので、ジ
ャイロ2の角度出力にズレが生じると、そのまま本体の
基準方向のズレにつながり、清掃動作開始時に設定した
基準方向に対して移動軌跡がズレてしまうので、未清掃
領域が発生してしまう。
【0007】本発明はこのような従来の構成の課題を解
決しようとしたものであって、この様なジャイロの角度
ズレに対しても自動的に補正し精度良く本体を移動させ
未清掃領域の発生も未然に防ぐ事を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、第1の手段として、本体を移動させる走
行操舵手段と、基準方向である零点の設定機能を有して
本体の走行方向を検知する方位センサと、前後方並びに
左右方向の障害物の有無と障害物との距離を検出する複
数の障害物検知手段と、前記障害物検知手段において本
体の前面の左端に配置した左前障害物検知手段と、本体
の前面の右端に配置した右前障害物検知手段と、本体が
清掃を行う領域の縦、横の距離を入力する清掃領域入力
手段と、清掃領域入力手段より入力された領域の縦の距
離に応じて本体の直進方向を算出する直進方向算出手段
と、前記方位センサからの入力により前記直進方向算出
手段にて算出された直進方向に本体を直進制御する直進
制御手段と、清掃を実行する清掃手段を有し、前記左前
障害物検知手段の出力と前記右前障害物検知手段の出力
の差により本体に対して対面する前方障害物の状態を認
識、判定するする対面状態認識部と、前記対面状態認識
部からの入力により現在以前の対面の状態を複数記憶す
る対面状態記憶部と、前記対面状態認識部が対面の状態
を認識するための本体の向きを基準方向に設定する本体
回転指示部と、前記対面状態記憶部に記憶された過去か
ら現在までの連続した複数の対面状態情報により前方障
害物が連続した平面であるかを判断する連続平面判断部
と、前記連続平面判断部からの入力により前記左前障害
物検知手段と前記右前障害物検知手段とから入力される
障害物までの距離情報により方位センサの零点を設定し
て本体の基準方向を設定する基準方向設定部とから構成
される、連続した平面にて本体の基準方向を設定する姿
勢制御を行う姿勢制御手段と、本体の基準方向が設定さ
れてからの直進往復回数を計数する往復回数計数手段
と、前記往復回数計数手段からの入力により姿勢制御を
実行するか判断する姿勢制御実行判断手段とを有し、前
記姿勢制御手段、前記障害物検知手段、清掃領域入力手
段、直進方向算出手段からの信号を処理して前記走行操
舵手段に出力信号を送り、本体の前進・後退・停止・回
転・方向転換を制御し、さらに前記清掃手段を制御する
判断処理部とを備えた構成を設けている。
【0009】また、第2の手段として、本体の基準方向
が設定されてからの直進往復回数を計数する往復回数計
数手段からの入力により、連続した平面であるかを判断
するための過去から現在までの連続した対面状態情報の
個数を切り換える平面判断基準設定部を有し、前記平面
判断基準設定部にて設定された対面状態情報の個数によ
り、前方障害物が連続した平面かを判断する連続平面判
断部を姿勢制御手段に備えたことを特徴とする構成をを
設けている。
【0010】また、第3の手段として、連続平面判断部
からの入力により、対面状態認識部と対面状態記憶部か
ら入力される対面状態情報によって現在の対面状態を再
度確認する対面状態確認部と、前記対面状態確認部から
の入力により左前障害物検知手段と右前障害物検知手段
とから入力される障害物までの距離情報によって本体の
基準方向を設定する基準方向設定部を姿勢制御手段に備
えたことを特徴とする構成を設けている。
【0011】また、第4の手段として、対面状態認識部
が対面の状態を認識するための本体の向きを設定する前
に、左前障害物検知手段と右前障害物検知手段とから入
力される障害物までの距離情報によって本体の向き設定
後の対面状態を予測して本体の向きを設定するための本
体の回転方法の切り換え判断をする回転方法判断部と、
複数の回転方法を有し前記回転方法判断部にて設定され
た回転方法にて本体の向きを基準方向に設定する本体回
転指示部を姿勢制御手段内に備えたことを特徴とする構
成を設けている。
【0012】また、第5の手段として、基準方向である
零点と基準角速度の設定機能を有して本体の走行方向を
検知する方位センサを有し、清掃動作開始時からの直進
往復回数を計数する清掃往復計数手段を有し、前記方位
センサの零点が設定された回数を計数する零設定計数部
と、連続平面判断部と前記清掃往復計数手段と前記往復
回数計数手段からの入力により、方位センサの角速度の
基準点を設定すると同時に、左前障害物検知手段と右前
障害物検知手段とから入力される障害物までの距離情報
により方位センサの零点を設定して本体の基準方向を設
定する基準方向設定部を有すること特徴とする構成を設
けている。
【0013】また、第6の手段として、対面状態認識部
が対面の状態を認識するための本体の向きを設定する前
に、左前障害物検知手段と右前障害物検知手段とから入
力される障害物までの距離情報によって本体の向き設定
後の対面状態が平面かどうかを予測する平面予測部と、
前記平面予測部から入力される平面がないという情報に
より本体の直進往復回数を計数する無平面計数部と、前
記無平面計数部の計数値により本体の向きを設定する方
向角度を設定する回転角度設定部と、本体の向きを前記
回転角度設定部にて設定された角度に設定する本体回転
指示部を姿勢制御手段内に備えたことを特徴とする構成
を設けている。
【0014】
【作用】本発明の第1の手段によれば、本体が前方障害
物を検知して停止した時、往復回数計数手段にて計数す
る往復回数が所定の回数に達していれば、姿勢制御実行
判断手段が姿勢制御手段に、姿勢制御の指示をだし、ま
ず、本体回転指示部により本体を基準方向に向かせ、対
面状態認識部が左前障害物検知手段と右前障害物検知手
段から入力される各々の距離情報により左右の距離の差
をだし、平面が有ると判断すると差の情報を対面状態記
憶部に記憶する。この動作を停止毎に行って連続して対
面状態記憶部に記憶される情報が所定の個数になると、
連続した情報により、連続平面判断部が前方障害物が連
続した平面であるかを判断し、平面であれば、基準方向
設定部に基準方向を設定するよう指示し、基準方向設定
部は左前障害物検知手段と右前障害物検知手段から入力
される各々の距離情報が等しくなるような方向に設定し
た後、方位センサの零点を設定し、本体の基準方向を再
設定する。
【0015】本発明の第2の手段によれば、連続平面判
断部が判断するための連続して対面状態記憶部に記憶さ
れる情報が個数の所定値を、平面判断基準設定部が往復
回数計数手段より入力される往復回数により切り換える
ことにより、連続平面がなかなか成立しない時は、所定
値を小さくして連続平面が成立しやすくする。
【0016】本発明の第3の手段によれば、連続平面判
断部にて連続平面が成立し後、対面状態確認部にて、対
面状態記憶部からの現在と過去の差の情報を連続平面の
判断基準値を切り換えて再度確認し、基準値を厳しくし
て基準方向設定部が実際に基準方向を設定する対面の状
態を確認することで高精度で基準方向を設定する。
【0017】本発明の第4の手段によれば、本体回転指
示部は基準となる回転方法を含む複数の回転補方を有し
ており、回転方法判断部は障害物検知手段が前方に障害
物を検知して本体が停止した時の左前障害物検知手段と
右前障害物検知手段から入力される各々の距離情報によ
り、基準となる回転方法にて本体の方向を設定した時に
対面の状態を予測して本体の回転方法を決定し、その回
転方法にて本体の方向を設定するよう本体回転指示部に
指示し、本体回転指示部が本体の方向を設定することに
より、最適な本体の回転を行うことができる。
【0018】本発明の第5の手段によれば、清掃往復計
数手段が計数する清掃動作開始時よりの往復回数と、方
位センサの零点が設定された回数が所定の回数に達して
おらず、基準方向を設定するよう基準方向設定部に入力
があった時は、基準方向設定部は左前障害物検知手段と
右前障害物検知手段から入力される各々の距離情報が等
しくなるような方向に設定した後、方位センサの零点の
みを設定し、清掃往復計数手段の計数値かまたは零設定
計数部の計数値が所定の計数値に達していれば、方位セ
ンサの零点と角速度の基準点を設定し、零設定計数部の
計数値を零に設定し零点のみの設定よりも高精度な基準
方向設定を行う。
【0019】本発明の第6の手段によれば、回転角度設
定部は、本体回転指示部で本体の方向を設定する方向
を、基本設定方向の方位センサの0度を含む複数の設定
方向を有しており、平面予測部は障害物検知手段が前方
に障害物を検知して本体が停止した時の左前障害物検知
手段と右前障害物検知手段から入力される各々の距離情
報により、本体の前方に認識可能な平面が有るかどうか
を予測し、平面がないと判断した場合は無平面計数部が
計数し、この状態が連続で発生した時のみ計数値を加算
してゆき、連続が途切れた時は計数値を零にする。無平
面計数部の計数値が所定の値に達した時、回転角度設定
部は基本設定方向から設定方向を切り換えて本体回転指
示部に出力し、本体回転指示部は入力した方向に本体の
方向を設定した後、対面状態認識部にて対面状態の判断
を行い、正確に対面の状態を認識して連続平面の判断を
行う。
【0020】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について図1、図
2、図3を用いて説明する。
【0021】図1において、11は本体(図2中3
0))の前方、後方及び左右に配置した障害物を検知す
るための超音波を使用した複数の障害物検知センサであ
り、特に、本体前面の左端に配置した本体左前方の障害
物までの距離を検出する左前障害物検知手段12と、本
体前面の右端に配置した本体右前方の障害物までの距離
を検出する右前障害物検知手段13とがその一部を構成
している。
【0022】18は本体30が清掃を行う領域の縦、横
の距離を入力する清掃領域入力手段であり、17は清掃
領域入力手段18により入力された清掃領域の縦の距離
に応じて本体30の直進方向を算出する直進方向算出手
段であり、15は本体の移動方向を検知する角度の零点
設定機能を有するジャイロ等の方位センサであり、16
は方位センサ15から入力される現在の本体方向のによ
り、直進方向算出手段17にて算出した方向へ本体の直
進を制御する直進制御手段である。19は清掃を行うた
めの清掃手段であり20は本体30の走行・操舵を行う
走行操舵手段である。
【0023】28は本体の基準方向を設定する基準方向
設定部であり、25は左前障害物検知手段12と右前障
害物検知手段13からの障害物までの距離情報により本
体30の前方の対面の状態を認識し、平面であるかどう
かを判断する対面状態認識部であり、26は対面状態認
識部25にて平面であると判断された対面情報を記憶す
る対面状態記憶部であり、27は対面状態記憶部26に
記憶された対面情報により本体30の前方に連続した平
面が存在するかどうかを判断する連続平面判断部であ
り、24は本体30の方向を対面の状態を認識するため
の方向に設定する本体回転指示部であり、これらで対面
状態を認識するための方向に本体30の方向を設定して
本体30の前方に連続した平面が有るかどうかを判断し
て、有れば本体の基準方向を設定する姿勢制御動作を行
う姿勢制御手段23を構成する。
【0024】14は前記障害物検知手段11・直進制御
手段16・清掃領域入力手段18・姿勢制御手段23か
らの信号を処理して、走行操舵手段20に出力信号を送
り本体30の前進・後退・停止・方向転換・回転を制御
し、さらに清掃手段19を制御する判断処理部である。
【0025】21は方位センサ15の零点が設定されて
からの本体30の往復動作の回数を計数する往復回数計
数手段であり、22は姿勢制御動作を行うかどうかを判
断する姿勢制御実行判断手段である。
【0026】上記構成による作用は以下の通りである。
清掃動作を開始する際、図2に示すように基準壁に対し
て本体30が正対するように(図2中αが90°になる
よう)本体の方向を設定し、走行開始前に方位センサ3
5の角度の零点を設定する。これにより本体の基準方向
が基準壁に対してα(90°)になり、本体30は基準
壁と清掃領域入力手段18にて設定された本体縦方向の
距離間を、直進方向算出手段17において算出された方
向(図2中θ)に前進し、前方に障害物を検知すると停
止して直進方向を転換し、基準方向に後退し、直進中は
直進制御手段16にて目標方向(前進はθ、後退は基準
方向)に直進するよう判断処理部14に出力し、判断処
理部14は走行操舵手段20を操舵する。以降、清掃領
域設定手段18にて設定された横方向の移動距離に到達
するまでこの動作を繰り返す。
【0027】この往復清掃動作を繰り返すうちに方位セ
ンサ35の零点にズレが生じ、本体30の基準方向が方
位センサ15の零点設定時よりδズレてしまう。
【0028】往復回数計数手段21は方位センサ15の
零点設定時よりの往復回数を計数しており、姿勢制御実
行判断手段22はこの往復回数を入力しており、往復回
数が規定値(例えば10回)に到達し、本体30が前方
に障害物を検知して停止すると、姿勢制御手段23に姿
勢制御を実行するように指示を出す。
【0029】姿勢制御手段23の本体回転指示部24は
この指示を受けて本体30の方向を現在の方位センサ3
5の零点の方向になるよう判断処理部14に出力し、判
断処理部14は走行操舵手段20を操舵して本体30を
回転させ、本体30の方向が方位センサ35の零点の方
向になると、対面状態認識部25に対面状態を確認する
ように指示を出す。対面状態認識部25はこの指示を受
けて左前障害物検知手段12からの本体30の左前方の
障害物までの距離情報と、右前障害物検知手段13から
の本体30の右前方の障害物までの距離情報とにより対
面の状態を認識し、本体30の前方に何らかの障害物が
あると判断すると、この対面情報を左右の距離の差とし
て、例えば、図2B点においては(L1−R1)、C点
においては(L2−R2)というように対面状態記憶部
26に記憶してゆく。移動物を検知して本体30が停止
した等により対面状態認識部25が障害物を検知できな
かったときは対面状態記憶部26の記憶内容は一旦クリ
アする。
【0030】連続平面判断部27は対面状態記憶部26
に記憶された現在までの左右の距離差の情報を左右の距
離差の変化量としてみており、連続して規定往復回数、
左右の距離差の変化量が規定値以内に入っていれば、本
体30の前方に連続した平面があると判断して基準方向
設定部28に基準方向を設定するよう指示を出し、規定
値外の距離差の変化があればその時点で対面状態記憶部
26の記憶内容を一旦クリアする。
【0031】例えば、図3において、連続規定往復回数
を5回、距離差の変化量の規定値を±aとすると、一旦
1番目の左右の距離差のデータに対して差の規定値が決
まり、4番目のデータにおいて規定値外の左右の距離差
のデータが入ってきたので、一旦対面状態記憶部26の
内容がクリアされ、次の停止での左右の距離差のデータ
が1番目のデータとなり、このデータをもとにさの規定
値が±aで決まり、連続して5番目までのデータが規定
値以内に入っているので、この時点で連続な平面が成立
する。通常、図2に示すような凹凸のない基準壁におい
ては基準方向がズレていたとしても、本体30の基準方
向に対しての左右の距離差はほぼ決まってくるので、連
続な平面の判断を開始してからの左右の距離差の変化量
は、途中に凹凸があったり、基準壁の傾きが変わったり
しないかぎりほぼ一定となる。
【0032】基準方向設定部28は、連続平面判断部2
7からの指示を受けて、左前障害物検知手段12からの
本体30の左前方の障害物までの距離情報と、右前障害
物検知手段13からの本体30の右前方の障害物までの
距離情報とが、等しくなるような方向に、つまり、基準
壁に対して本体30が90゜の方向になるように本体3
0を回転するよう判断処理部14に出力し、判断処理部
14は走行操舵手段20を操舵して本体30を回転さ
せ、左右の距離情報が等しくなると本体30を停止さ
せ、方位センサ15の零点を設定する。これにより、方
位センサ15の零点がズレても定期的に本体の基準方向
を基準壁に対して本体30が90゜の方向に設定するこ
とができる。
【0033】また、姿勢制御動作を停止毎に行わず定期
的に行うのは通常の前進、停止、後退という動作に対し
て、姿勢制御動作を行うと多少でも時間がかかるので、
1つの清掃領域を短い時間で清掃終了させる為である。
【0034】次に、本発明の第2の実施例を、図4、図
5を用いて説明する。図4において、41は方位センサ
35の零点が設定されてからの本体50の往復回数を計
数する往復回数計数手段であり、31は本体(図5中5
0))の前方、後方及び左右に配置した障害物を検知す
るための超音波を使用した複数の障害物検知センサであ
り、特に、本体前面の左端に配置した本体左前方の障害
物までの距離を検出する左前障害物検知手段32と、本
体前面の右端に配置した本体右前方の障害物までの距離
を検出する右前障害物検知手段33とがその一部を構成
している。
【0035】38は本体50が清掃を行う領域の縦、横
の距離を入力する清掃領域入力手段であり、37は清掃
領域入力手段38により入力された清掃領域の縦の距離
に応じて本体50の直進方向を算出する直進方向算出手
段であり、35は本体の移動方向を検知する角度の零点
設定機能を有するジャイロ等の方位センサであり、36
は方位センサ35から入力される現在の本体方向のによ
り、直進方向算出手段37にて算出した方向へ本体の直
進を制御する直進制御手段である。39は清掃を行うた
めの清掃手段であり40は本体50の走行・操舵を行う
走行操舵手段である。
【0036】49は本体の基準方向を設定する基準方向
設定部であり、45は左前障害物検知手段32と右前障
害物検知手段33からの障害物までの距離情報により本
体30の前方の対面の状態を認識し、平面であるかどう
かを判断する対面状態認識部であり、46は対面状態認
識部45にて平面であると判断された対面情報を記憶す
る対面状態記憶部であり、47は往復回数計数手段41
より入力される往復回数により、後述の連続平面判断部
48が連続な平面を判断するための平面連続検知回数の
規定値を設定する平面判断基準設定部であり、48は平
面判断基準設定部47から入力される平面連続検知回数
の規定値と対面状態記憶部46に記憶された現在までの
対面状態により本体50の前方の障害物が連続した平面
かどうかを判断する連続平面判断部であり、44は本体
50の方向を対面の状態を認識するための方向に設定す
る本体回転指示部であり、これらで対面状態を認識する
ための方向に本体50の方向を設定して本体50の前方
に連続した平面が有るかどうかを判断して、有れば本体
の基準方向を設定する姿勢制御動作を行う姿勢制御手段
43を構成する。
【0037】34は前記障害物検知手段31・直進制御
手段36・清掃領域入力手段38・姿勢制御手段43か
らの信号を処理して、走行操舵手段40に出力信号を送
り本体50の前進・後退・停止・方向転換・回転を制御
し、さらに清掃手段39を制御する判断処理部である。
42は姿勢制御動作を行うかどうかを判断する姿勢制御
実行判断手段である。
【0038】上記構成による作用は以下の通りである。
往復回数計数手段41から姿勢制御実行判断手段42に
入力される計数値が10回になり、姿勢制御動作を実行
するよう姿勢制御手段43指示を出し、図5に示すよう
に本体50が基準壁に対して清掃領域入力手段38にて
設定された領域を、連続な平面を探索しながら清掃、移
動している。今、平面判断基準設定部47は往復回数計
数手段41から入力される計数値が20回未満では5
回、20回以上では3回という規定回数を有しており、
往復回数計数手段41からの入力により、規定回数を連
続平面判断部48に出力しているとする。
【0039】姿勢制御動作実行の指示が出た直後からは
連続平面判断部48は平面判断基準設定部47から入力
される5回という規定回数により、対面状態記憶部46
に記憶された現在までの左右の距離差の情報を左右の距
離差の変化量が、連続して5回変化量の規定値以内に入
っていれば、本体50の前方に連続した平面があると判
断して基準方向設定部49に基準方向を設定するよう指
示を出し、連続5回以内に規定値外の距離差の変化があ
ればその時点で対面状態記憶部46の記憶内容を一旦ク
リアする。
【0040】図5において基準壁に凹凸が有り、G点で
の往復回数計数手段41の計数値が16回の時、G点か
らH点までは凹凸もなくほぼ一定した左右の距離差が対
面状態記憶部46に記憶され、連続平面判断部48にお
いて連続3回の平面は成立するが、I点では凹凸がある
ため、左右の距離差の変化量が大きくなり、変化量の規
定値外になると、対面状態記憶部46の記憶内容を一旦
クリアしてしまい、連続5回の平面は成立しない。この
ように連続5回内の間隔で凹凸があると連続した平面が
全く成立しなくなり、基準方向設定部49での本体50
の基準方向の設定ができなくなるが、J点に来たとき、
往復回数計数手段41にて計数される計数値が20回に
なり、平面判断基準設定部47にて規定回数が5回から
3回に切り換わり、連続平面判断部48に出力される。
J点からK点までは凹凸もなくほぼ一定した左右の距離
差が対面状態記憶部46に記憶され、連続平面判断部4
8において連続3回の平面は成立し、切り換わった規定
回数3回に達しているので、基準方向設定部49に本体
50の基準方向を設定するように指示を出し、K点にて
本体の基準方向を設定する。
【0041】最初から規定回数を3回ではなく、5回で
設定するのは、通常は確実な連続平面にて本体の基準方
向を設定するためであり、仮に基準壁に凹凸が存在して
も連続な平面部を見つけて本体50の基準方向を設定で
きるよう規定回数を切り換えるものである。
【0042】また、本発明の第3の実施例を、図6、図
7、図8を用いて説明する。図6において、51は本体
(図7中70))の前方、後方及び左右に配置した障害
物を検知するための超音波を使用した複数の障害物検知
センサであり、特に、本体前面の左端に配置した本体左
前方の障害物までの距離を検出する左前障害物検知手段
52と、本体前面の右端に配置した本体右前方の障害物
までの距離を検出する右前障害物検知手段53とがその
一部を構成している。
【0043】58は本体70が清掃を行う領域の縦、横
の距離を入力する清掃領域入力手段であり、57は清掃
領域入力手段58により入力された清掃領域の縦の距離
に応じて本体70の直進方向を算出する直進方向算出手
段であり、55は本体の移動方向を検知する角度の零点
設定機能を有するジャイロ等の方位センサであり、66
は方位センサ55から入力される現在の本体方向のによ
り、直進方向算出手段57にて算出した方向へ本体の直
進を制御する直進制御手段である。59は清掃を行うた
めの清掃手段であり60は本体70の走行・操舵を行う
走行操舵手段である。
【0044】65は左前障害物検知手段52と右前障害
物検知手段53からの障害物までの距離情報により本体
70の前方の対面の状態を認識し、平面であるかどうか
を判断する対面状態認識部であり、66は対面状態認識
部65にて平面であると判断された対面情報を記憶する
対面状態記憶部であり、68は対面状態記憶部66に記
憶された対面情報により本体70の前方に連続した平面
が存在するかどうかを判断する連続平面判断部であり、
67は連続平面判断部68にて連続な平面があると判断
されたときに出力される指示により、対面状態記憶部6
6から入力される現在までの対面の状態の情報により、
現在の対面の状態が本体70の方向を設定できる状態か
を再度確認する対面状態確認手段であり、69は対面状
態確認部67からの指示により本体の基準方向を設定す
る基準方向設定部であり、64は本体70の方向を対面
の状態を認識するための方向に設定する本体回転指示部
であり、これらで対面状態を認識するための方向に本体
70の方向を設定して本体70の前方に連続した平面が
有るかどうかを判断して、有れば本体の基準方向を設定
する姿勢制御動作を行う姿勢制御手段63を構成する。
【0045】54は前記障害物検知手段51・直進制御
手段56・清掃領域入力手段58・姿勢制御手段63か
らの信号を処理して、走行操舵手段60に出力信号を送
り本体70の前進・後退・停止・方向転換・回転を制御
し、さらに清掃手段59を制御する判断処理部である。
【0046】61は方位センサ55の零点が設定されて
からの本体70の往復動作の回数を計数する往復回数計
数手段であり、62は姿勢制御動作を行うかどうかを判
断する姿勢制御実行判断手段である。
【0047】上記構成による作用は以下の通りである。
図7に示すように本体70が基準壁に対して清掃領域入
力手段58にて設定された領域を、連続な平面を探索し
ながら清掃、移動している。連続平面判断部48は5回
という規定回数と左右の距離差の変化量の規定値aを有
し、対面状態記憶部66に記憶された現在までの左右の
距離差の情報を左右の距離差の変化量が、連続して5回
変化量の規定値以内に入っていれば、本体70の前方に
連続した平面があると判断する。この時、図7のM点及
び、O点に示すように基準壁に凹凸があるが、凹凸が微
小であり、5回の連続な平面の判断を通して左右な距離
差の変化量が規定値a内に入っていれば、連続な平面が
成立する。
【0048】仮にO点で本体70の基準方向を設定する
とすると、実際には凹凸が有るため、左前障害物検知手
段52からの本体70の左前方の障害物までの距離情報
と、右前障害物検知手段53からの本体70の右前方の
障害物までの距離情報とが、等しくなるような方向に、
つまり、図7中に示す仮想壁面lに対して本体70がα
(90゜)の方向になるような方向mに基準方向が設定
されてしまう。
【0049】今、連続平面判断部68にて連続な平面が
成立すると、対面状態確認部67に現在の対面状態を再
度確認するよう指示を出す。連続な平面が成立したと
き、対面状態記憶部66には、図8に示すような1番目
の左右の距離差に対して規定値a内に入っている5回分
の左右の距離差が記憶されており、対面状態確認部67
では対面状態記憶部66から入力される現在の対面状
態、つまり、図8中の5番目の左右の距離差にたいして
左右の距離差の変化量の第2の規定値bをb<aとなる
ように設定し、現在までの左右の距離差(ここでは現在
まで左右の距離差のうち現在の1つ前の4番目の左右の
距離差が第2の規定値b内に入っているかどうかを判断
して、入っていれば基準方向設定部69に本体70の基
準方向を設定するよう指示を出力し、入っていなければ
対面状態記憶部66の記憶内容をクリアして、再度連続
な平面の判断するよう連続平面判断部68に指示を出
す。基準方向設定部49に基準方向を設定するよう指示
を出し、連続5回以内に規定値外の距離差の変化があれ
ばその時点で対面状態記憶部46の記憶内容を一旦クリ
アする。
【0050】これにより、実際に本体70の方向を設定
するための対面部付近のみ高精度に連続した平面である
ことを確認できる。
【0051】また、本発明の第4の実施例を、図9、図
10を用いて説明する。図9において、71は本体(図
10中90)の前方、後方及び左右に配置した障害物を
検知するための超音波を使用した複数の障害物検知セン
サであり、特に、本体前面の左端に配置した本体左前方
の障害物までの距離を検出する左前障害物検知手段72
と、本体前面の右端に配置した本体右前方の障害物まで
の距離を検出する右前障害物検知手段73とがその一部
を構成している。
【0052】78は本体90が清掃を行う領域の縦、横
の距離を入力する清掃領域入力手段であり、77は清掃
領域入力手段78により入力された清掃領域の縦の距離
に応じて本体90の直進方向を算出する直進方向算出手
段であり、75は本体の移動方向を検知する角度の零点
設定機能を有するジャイロ等の方位センサであり、76
は方位センサ75から入力される現在の本体方向のによ
り、直進方向算出手段77にて算出した方向へ本体の直
進を制御する直進制御手段である。79は清掃を行うた
めの清掃手段であり80は本体90の走行・操舵を行う
走行操舵手段である。
【0053】89は本体の基準方向を設定する基準方向
設定部であり、86は左前障害物検知手段72と右前障
害物検知手段73からの障害物までの距離情報により本
体90の前方の対面の状態を認識し、平面であるかどう
かを判断する対面状態認識部であり、87は対面状態認
識部86にて平面であると判断された対面情報を記憶す
る対面状態記憶部であり、88は対面状態記憶部87に
記憶された対面情報により本体90の前方に連続した平
面が存在するかどうかを判断する連続平面判断部であ
り、84は障害物を検知して本体90が停止した時の左
前障害物検知手段72と右前障害物検知手段73からの
それぞれの障害物までの距離情報より、本体90の方向
を対面の状態を認識するための方向に設定したときの対
面の状態を予測して本体90の方向の設定のための回転
方法を切り換える回転方法判断部であり、85は複数の
回転方法を有し、回転方法判断部84からの指示によ
り、指定された回転方法にて本体90の方向を設定する
本体回転指示部であり、これらで対面状態を認識するた
めの方向に本体90の方向を設定して本体90の前方に
連続した平面が有るかどうかを判断して、有れば本体の
基準方向を設定する姿勢制御動作を行う姿勢制御手段8
3を構成する。
【0054】74は前記障害物検知手段71・直進制御
手段76・清掃領域入力手段78・姿勢制御手段83か
らの信号を処理して、走行操舵手段80に出力信号を送
り本体90の前進・後退・停止・方向転換・回転を制御
し、さらに清掃手段79を制御する判断処理部である。
【0055】81は方位センサ75の零点が設定されて
からの本体90の往復動作の回数を計数する往復回数計
数手段であり、82は姿勢制御動作を行うかどうかを判
断する姿勢制御実行判断手段である。
【0056】上記構成による作用は以下の通りである。
本体90は基準壁と清掃領域入力手段78にて設定され
た本体縦方向の距離間を、直進方向算出手段77におい
て算出された方向θに前進し、前方に障害物を検知する
と停止して直進方向を転換し、基準方向に後退し、直進
中は直進制御手段76にて目標方向に直進するよう判断
処理部74に出力し、判断処理部74は走行操舵手段8
0を操舵する。以降、清掃領域設定手段78にて設定さ
れた横方向の移動距離に到達するまでこの動作を繰り返
す。
【0057】直進中に障害物を検知して停止する障害物
(基準壁)からの距離は、障害物検知手段71(左前障
害物検知手段72、右前障害物検知手段73を含む)の
検知能力の下限値付近に設定されている。
【0058】往復回数計数手段81は方位センサ75の
零点設定時よりの往復回数を計数しており、姿勢制御実
行判断手段82はこの往復回数を入力しており、往復回
数が10回に到達し、本体90が前方に障害物を検知し
て停止すると、姿勢制御手段83に姿勢制御を実行する
ように指示を出す。往復回数10回までは前進から後
退、叉は後退から前進への本体90の方向の回転は前
進、後退のそれぞれの直進方向を設定することにより直
進制御手段76により、直進方向の反転後の初期に行わ
れている。本体回転指示部85は図10中に示すV点を
中心とする第1の回転方法とW点を中心とする第2の回
転方法を有しており、姿勢制御手段83の回転方法判断
部84は姿勢制御実行判断手段82からの指示を受け
て、左前障害物検知手段72と右前障害物検知手段73
からのそれぞれの障害物までの距離情報により、回転方
法を判断して回転方法を本体回転指示部85に出力す
る。
【0059】回転方法判断部84においては、基本は全
て第1の回転方法であるが、図10に示すようにV点中
心の回転においては本体90が停止して右前障害物検知
手段73と障害物(基準壁)との距離R1が検知能力の
下限値付近まできているのに、回転することによりR2
となり、R2<R1となって右前障害物検知手段73が
実際の距離を検知できなくなる可能性があるため、右前
障害物検知手段73からの障害物までの距離情報によ
り、第1の回転方法にて本体を回転させた後の右前障害
検知手段73の障害物までの検知距離を予測し、右前障
害物検知手段73が実際の距離を検知できなくなる可能
性があれば、第2の回転方法にて回転するように指示を
出す。
【0060】また、移動する障害物等により本体90が
停止し、左前障害物検知手段72と右前障害物検知手段
73からのそれぞれの障害物までの距離情報により、本
体回転後に対面が検知できそうにないとき、どちらの回
転方法もとらないという情報を出力する。
【0061】本体回転指示部24はこの指示または情報
を受けて、第1または第2の回転方法にて本体を回転さ
せるという指示であれば、本体90の方向を現在の方位
センサ75の零点の方向になるよう、回転方法と回転指
示を判断処理部74に出力し、判断処理部74は走行操
舵手段80を操舵して本体90を回転させ、どちらの回
転方法もとらないという情報であれば何もせず、姿勢制
御手段83は判断処理部74に直進を開始するように指
示を出す。この時、本体90の回転は直進制御手段76
にて行われ通常時の回転となる。
【0062】これにより最も最適で無駄のない回転方法
を選択する事が出きる。また、第1の回転方法を基本と
しているのは、第2の回転方法では回転の方法が右側に
あるため、走行操舵手段80等の床面に接地している部
分で本体90の中心より右側に位置している部分に本体
90の重量が集中してかかるが、第1の回転方法では、
本体90の左右両方にバランス良く荷重がかかる為であ
る。
【0063】次に、本発明の第5の実施例を、図11を
用いて説明する。図11において、91は本体(図示せ
ず)の前方、後方及び左右に配置した障害物を検知する
ための超音波を使用した複数の障害物検知センサであ
り、特に、本体前面の左端に配置した本体左前方の障害
物までの距離を検出する左前障害物検知手段92と、本
体前面の右端に配置した本体右前方の障害物までの距離
を検出する右前障害物検知手段93とがその一部を構成
している。
【0064】98は本体が清掃を行う領域の縦、横の距
離を入力する清掃領域入力手段であり、97は清掃領域
入力手段98により入力された清掃領域の縦の距離に応
じて本体の直進方向を算出する直進方向算出手段であ
り、95は本体の移動方向を検知する角度の零点設定機
能と角速度の基準設定機能を有するジャイロ等の方位セ
ンサであり、96は方位センサ95から入力される現在
の本体方向のにより、直進方向算出手段97にて算出し
た方向へ本体の直進を制御する直進制御手段である。9
9は清掃を行うための清掃手段であり100は本体の走
行・操舵を行う走行操舵手段である。
【0065】104は本体が清掃動作を開始してからの
本体の往復動作の回数を計数する清掃往復計数手段であ
り、109は方位センサ95の零点が設定された回数を
計数する零設定計数部であり、110は清掃往復計数手
段104と零設定計数部109の計数値を入力して零設
定計往復数部109の計数値が零設定の規定回数、清掃
往復計数手段104の計数値が段階的に有する清掃往復
の規定回数に共に達していなければ本体の基準方向を設
定する際に方位センサ95の零点のみを設定し、片方で
達していれば方位センサの零点設定と、角速度の基準設
定を行う基準方向設定部であり、106は左前障害物検
知手段92と右前障害物検知手段93からの障害物まで
の距離情報により本体の前方の対面の状態を認識し、平
面であるかどうかを判断する対面状態認識部であり、1
07は対面状態認識部106にて平面であると判断され
た対面情報を記憶する対面状態記憶部であり、108は
対面状態記憶部107に記憶された対面情報により本体
の前方に連続した平面が存在するかどうかを判断する連
続平面判断部であり、105は本体の方向を対面の状態
を認識するための方向に設定する本体回転指示部であ
り、これらで対面状態を認識するための方向に本体の方
向を設定して本体の前方に連続した平面が有るかどうか
を判断して、有れば本体の基準方向を設定する姿勢制御
動作を行う姿勢制御手段103を構成する。
【0066】94は前記障害物検知手段91・直進制御
手段96・清掃領域入力手段98・姿勢制御手段103
からの信号を処理して、走行操舵手段100に出力信号
を送り本体の前進・後退・停止・方向転換・回転を制御
し、さらに清掃手段99を制御する判断処理部である。
【0067】101は方位センサ95の零点が設定され
てからの本体の往復動作の回数を計数する往復回数計数
手段であり、102は姿勢制御動作を行うかどうかを判
断する姿勢制御実行判断手段である。
【0068】上記構成による作用は以下の通りである。
方位センサ95は時間(1秒)当たりに変化する角度、
つまり角速度を検知して積分を行い、現在方位センサ9
5の零点から何度の角度にあるかを検知しており、方位
センサ95にて本体の方向を検知するためには角度の零
点の設定と、角速度の基準を設定しなくてはならない。
清掃動作開始時にこの両者を設定して移動を開始する
が、清掃動作が進んでいくうちに両者共にズレが生じて
しまう。
【0069】清掃往復計数手段104では清掃動作を開
始してからの本体の往復回数を計数しており、零設定計
数部109では方位センサ95の零点が設定されてから
の往復回数を計数している。基準方向設定部110は、
清掃往復計数手段104からの計数値と零設定計数部1
09からの計数値を入力しており、清掃往復計数手段1
04からの計数値に対しては段階的に(例えば50回、
100回、150回・・・というように)規定値を有し
て、清掃動作開始時には初期値(50回)が設定されて
おり、零設定計数部109からの計数値に対しては単一
の規定値(例えば、3回)を有している。
【0070】今、清掃動作開始後、往復回数計数手段1
01の計数値が10回の時に姿勢制御実行判断手段10
2が姿勢制御動作を行うよう姿勢制御手段103に指示
を出し、連続平面判断部108での規定回数が5回で、
最初の5回で連続な平面が成立したとすると、基準方向
設定部110においては、清掃往復計数手段104から
は14回、零設定計数部109からは1回という計数値
の入力があり、このときは、両計数値共に規定値に達し
ていないので、方位センサ95の角度の零点のみを設定
し、零設定計数部109の計数値は2になる。同様にし
て、清掃往復回数計数手段104の計数値が42回(1
4回×3)になったとする。この時、零設定計数部10
9の計数値は3になっており、規定値に達しているの
で、基準方向設定部110は、左前障害物検知手段92
からの本体の左前方の障害物までの距離情報と、右前障
害物検知手段93からの本体の右前方の障害物までの距
離情報とが、等しくなるような方向に、つまり、基準壁
に対して本体が90゜の方向になるように本体を回転す
るよう判断処理部94を通して走行操舵手段100を操
舵して本体の方向を設定した後、方位センサ95の角速
度の基準の設定と角度の零点の設定を行う。この時、清
掃往復計数手段104からの計数値に対する規定値は5
0回から100回へと更新され、零設定計数部109の
計数値は1回に再設定される。
【0071】仮に、連続平面判断部108にて連続な平
面が成立せず、清掃往復回数に対して方位センサ95の
零点設定の回数が規定値に達せず(例えば1回)とも、
連続な平面が成立して、基準方向設定部110に入力さ
れる清掃往復計数手段104と零設定計数部109の計
数値のうち、清掃往復計数手段104の計数値が50回
に達していれば、方位センサ95の角速度の基準の設定
と角度の零点の設定を行う。
【0072】零点設定と共に、毎回角速度の基準設定を
行わないのは、零点設定は瞬時に行えるのに対して、角
速度の基準を設定するのに時間が要するのと、角速度の
基準の設定は頻繁に行わなくても、清掃動作に大きな影
響はないからであるこれにより、本体の基準方向設定時
に零点の設定のみならず、角速度の基準の設定も行え、
高精度な基準方向の設定ができる次に、本発明の第6の
実施例を、図12、図13を用いて説明する。
【0073】図12において、121は本体(図13中
150)の前方、後方及び左右に配置した障害物を検知
するための超音波を使用した複数の障害物検知センサで
あり、特に、本体前面の左端に配置した本体左前方の障
害物までの距離を検出する左前障害物検知手段122
と、本体前面の右端に配置した本体右前方の障害物まで
の距離を検出する右前障害物検知手段123とがその一
部を構成している。
【0074】128は本体150が清掃を行う領域の
縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段であり、12
7は清掃領域入力手段128により入力された清掃領域
の縦の距離に応じて本体150の直進方向を算出する直
進方向算出手段であり、125は本体の移動方向を検知
する角度の零点設定機能を有するジャイロ等の方位セン
サであり、126は方位センサ125から入力される現
在の本体方向のにより、直進方向算出手段127にて算
出した方向へ本体の直進を制御する直進制御手段であ
る。129は清掃を行うための清掃手段であり130は
本体150の走行・操舵を行う走行操舵手段である。
【0075】141は本体の基準方向を設定する基準方
向設定部であり、138は左前障害物検知手段122と
右前障害物検知手段123からの障害物までの距離情報
により本体150の前方の対面の状態を認識し、平面で
あるかどうかを判断する対面状態認識部であり、139
は対面状態認識部138にて平面であると判断された対
面情報を記憶する対面状態記憶部であり、140は対面
状態記憶部139に記憶された対面情報により本体15
0の前方に連続した平面が存在するかどうかを判断する
連続平面判断部であり、134は障害物を検知して本体
150が停止した時の左前障害物検知手段122と右前
障害物検知手段123からのそれぞれの障害物までの距
離情報より、本体150の方向を対面の状態を認識する
ための方向に設定したとき平面有るかどうかを予測し、
平面ががないと予測されれば、平面がないという情報を
出力する平面予測部である。
【0076】135は平面予測部134よりの平面がな
いという情報により、連続して平面がない往復回数を計
数する無平面計数部であり、136は無平面計数部13
5からの入力により本体150の方向の設定のための本
体方向設定角度を切り換える回転角度設定部であり、1
37は回転角度設定部136からの指示により、設定さ
れた方向に本体150の方向を設定する本体回転指示部
であり、これらで対面状態を認識するための方向に本体
150の方向を設定して本体150の前方に連続した平
面が有るかどうかを判断して、有れば本体の基準方向を
設定する姿勢制御動作を行う姿勢制御手段133を構成
する。
【0077】124は前記障害物検知手段121・直進
制御手段126・清掃領域入力手段128・姿勢制御手
段133からの信号を処理して、走行操舵手段130に
出力信号を送り本体150の前進・後退・停止・方向転
換・回転を制御し、さらに清掃手段129を制御する判
断処理部である。
【0078】131は方位センサ125の零点が設定さ
れてからの本体150の往復動作の回数を計数する往復
回数計数手段であり、132は姿勢制御動作を行うかど
うかを判断する姿勢制御実行判断手段である。
【0079】上記構成による作用は以下の通りである。
本体150は基準壁と清掃領域入力手段128にて設定
された本体縦方向の距離間を、直進方向算出手段77に
おいて算出された方向θに前進し、前方に障害物を検知
すると停止して直進方向を転換し、基準方向に後退し、
直進中は直進制御手段126にて目標方向に直進するよ
う判断処理部124に出力し、判断処理部74は走行操
舵手段130を操舵する。以降、清掃領域設定手段12
8にて設定された横方向の移動距離に到達するまでこの
動作を繰り返す。
【0080】方位センサ125の零点が大きくズレてく
ると、図13に示すように本体150が障害物(基準
壁)を検知して停止しした時の、左前障害物検知手段1
22からの障害物(基準壁)までの距離L1と、右前障
害物検知手段123からの障害物(基準壁)までの距離
R1に大きな差が生じ、本体150の障害物(基準壁)
からの停止距離L1が検知能力の下限距離付近であるの
に対して、R2は上限距離付近、または上限距離以上に
なってしまい、実際には平面があっても、平面がないよ
うに見えてしまう。
【0081】平面予測部134は姿勢制御実行判断手段
132より、姿勢制御動作を行うよう姿勢制御手段13
3に指示があると、停止した時の左前障害物検知手段1
22と右前障害物検知手段123からのそれぞれの障害
物までの距離情報より、本体150の方向を対面の状態
を認識するための方向に設定したとき平面有るかどうか
を予測し、上記のように平面が見えていないため平面が
ないという判断を行えば、平面がないという情報を出力
し、そうでなければ平面があるという情報を出力する。
無平面計数部135は平面予測部134からの情報を入
力して、平面が有れば計数値を加算して、無ければ零に
クリアする。回転角度設定部136は無平面計数部の計
数値を入力して、計数値が規定値(例えば5回)未満で
あれば本体回転指示部137に本体の方向設定角度を方
位センサ125の零度の方向として出力し、規定値以上
になればL1とR1により決まる角度(例えばL1<R
1であれば方位センサ125の零度に対して左に20°
振った角度)を本体の方向設定角度ととして本体回転指
示部137に出力し、本体回転指示部137は入力した
本体の方向設定角度に本体の方向を設定するよう判断処
理部124に出力し、判断処理部124は走行操舵手段
130を操舵して本体150を回転させ、本体の方向を
設定する。
【0082】これにより、方位センサ125の零点に大
きなズレが生じても左前障害物検知手段122、右前障
害物検知手段123の実際の対面の状態を認識して、連
続な平面判断を行い、基準方向の設定を行うことができ
る。
【0083】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の第1の手段によれば本体前面の左端、及び右端に
設けた障害物検知手段により検知する本体前方左右の障
害物までの距離差を前方停止毎に、平面か判断して記憶
し、連続な平面であると判断してから、連続な平面にお
いて本体の向きが前方の壁に対して直角となる方向に本
体移動の基準方向の設定を行うので、高精度に基準方向
の設定が行え、また定期的に行うので、清掃軌跡にズレ
が生じにくくなり、未清掃領域の発生を未然に防ぐこと
が出きる。
【0084】また、第2の手段により、連続な平面の判
断の往復回数規定値を、連続な平面が成立しにくいと時
は少なくするので、壁に凹凸があるところでも、連続な
平面が成立し易く、基準方向の設定がしやすくなり、未
清掃領域の発生を未然に防ぐことが出きる。
【0085】また、第3の手段により、連続な平面が確
認できた後、実際に基準方向を設定する壁面を再度連続
な平面かを確認するので、壁面の状態による誤方向への
基準方向の設定が減少し、高精度な基準方向の設定が行
える。
【0086】また、第4の手段により、本体停止時の本
体前方左右の障害物までの距離差により壁面の状態認識
の為の本体の方向設定の回転方法を切り換えることによ
り、障害物検知手段の最低距離検出限界値以上の距離に
おいて壁面の状態を正確に認識でき、また、最適な回転
方法を得ることができる。
【0087】また、第5の手段により、定期的にジャイ
ロの零点設定のみでなく、角速度の基準設定を行うこと
により、零点設定を高精度に行え、基準方向の設定が高
精度に行える。
【0088】また、第6の手段により、本体の停止時に
障害物検知手段が前方に障害物がないと認識しても、壁
面の状態認識の為の本体の方向設定の角度を切り換えて
設定することにより、ジャイロの零点が大きくずれて、
本体前方左または右の壁面までの距離が障害物検知手段
の最高距離検出限界値よりも大きくなっても、正確に壁
面の状態を認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式掃除機の第1の実施例のブロッ
ク図
【図2】同自走式掃除機の動作を示す図
【図3】同自走式掃除機の走行時の左右の距離差を示す
【図4】本発明の自走式掃除機の第2の実施例を示すブ
ロック図
【図5】同自走式掃除機の動作を示す図
【図6】本発明の自走式掃除機の第3の実施例を示すブ
ロック図
【図7】同自走式掃除機の動作を示す図
【図8】同自走式掃除機の走行時の左右の距離差を示す
【図9】本発明の自走式掃除機の第4の実施例を示すブ
ロック図
【図10】同自走式掃除機の動作を示す図
【図11】本発明の自走式掃除機の第5の実施例を示す
のブロック図
【図12】本発明の自走式掃除機の第6の実施例を示す
ブロック図
【図13】同自走式掃除機の動作を示す図
【図14】従来の自走式掃除機の概略構成図
【図15】従来の自走式掃除機の動作の説明図
【符号の説明】
11、31、51、71、91、121 障害物検知手
段 12、32、52、72、92、122 左前障害物検
知手段 13、33、53、73、93、123 右前障害物検
知手段 14、34、54、74、94、124 判断処理部 15、35、55、75、95、125 方位センサ 16、36、56、76、96、126 直進制御手段 17、37、57、77、97、127 直進方向算出
手段 18、38、58、78、98、128 清掃領域入力
手段 19、39、59、79、99、129 清掃手段 20、40、60、80、100、130 走行操舵手
段 21、41、61、81、101、131 往復回数計
数手段 22、42、62、82、102、132 姿勢制御実
行判断手段 23、43、63、83、103、133 姿勢制御手
段 24、44、64、85、105、137 本体回転指
示部 25、45、65、86、106、138 対面状態確
認部 26、46、66、87、107、139 対面状態記
憶部 27、48、68、88、108、140 連続平面判
断部 28、49、69、89、110、141 基準方向設
定部 30、50、70、90、150 本体 47 平面判断基準設定部 67 対面状態確認部 84 回転方法判断部 104 清掃往復計数部 109 零設定計数部 134 平面予測部 135 無平面計数部 136 回転角度設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤原 俊明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高木 祥史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 妹尾 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を移動させる走行操舵手段と、基準
    方向である零点の設定機能を有して本体の走行方向を検
    知する方位センサと、前後方向並びに左右方向の障害物
    の有無と障害物との距離を検出する複数の障害物検知手
    段と、前記障害物検知手段において本体の前面の左端に
    配置した左前障害物検知手段と、本体の前面の右端に配
    置した右前障害物検知手段と、本体が清掃を行う領域の
    縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段と、清掃領域
    入力手段より入力された領域の縦の距離に応じて本体の
    直進方向を算出する直進方向算出手段と、前記方位セン
    サからの入力により前記直進方向算出手段にて算出され
    た直進方向に本体を直進制御する直進制御手段と、清掃
    を実行する清掃手段を有し、前記左前障害物検知手段の
    出力と前記右前障害物検知手段の出力の差により本体に
    対して対面する前方障害物の状態を認識、判定する対面
    状態認識部と、前記対面状態認識部からの入力により現
    在以前の対面の状態を複数記憶する対面状態記憶部と、
    前記対面状態認識部が対面の状態を認識するための本体
    の向きを基準方向に設定する本体回転指示部と、前記対
    面状態記憶部に記憶された過去から現在までの連続した
    複数の対面状態情報により前方障害物が連続した平面で
    あるかを判断する連続平面判断部と、前記連続平面判断
    部からの入力により前記左前障害物検知手段と前記右前
    障害物検知手段とから入力される障害物までの距離情報
    により方位センサの零点を設定して本体の基準方向を設
    定する基準方向設定部とから構成される、連続した平面
    にて本体の基準方向を設定する姿勢制御を行う姿勢制御
    手段と、本体の基準方向が設定されてからの直進往復回
    数を計数する往復回数計数手段と、前記往復回数計数手
    段からの入力により姿勢制御を実行するか判断する姿勢
    制御実行判断手段とを有し、前記姿勢制御手段、前記障
    害物検知手段、清掃領域入力手段、直進方向算出手段か
    らの信号を処理して前記走行操舵手段に出力信号を送
    り、本体の前進・後退・停止・回転・方向転換を制御
    し、さらに前記清掃手段を制御する判断処理部とを備え
    てなる自走式掃除機。
  2. 【請求項2】 本体の基準方向が設定されてからの直進
    往復回数を計数する往復回数計数手段からの入力によ
    り、連続した平面であるかを判断するための過去から現
    在までの連続した対面状態情報の個数を切り換える平面
    判断基準設定部を有し、前記平面判断基準設定部にて設
    定された対面状態情報の個数により、前方障害物が連続
    した平面かを判断する連続平面判断部を姿勢制御手段に
    備えたことを特徴とする請求項1記載の自走式掃除機。
  3. 【請求項3】 連続平面判断部からの入力により、対面
    状態認識部と対面状態記憶部から入力される対面状態情
    報によって現在の対面状態を再度確認する対面状態確認
    部と、前記対面状態確認部からの入力により左前障害物
    検知手段と右前障害物検知手段とから入力される障害物
    までの距離情報によって本体の基準方向を設定する基準
    方向設定部を姿勢制御手段に備えたことを特徴とする請
    求項1または2項記載の自走式掃除機。
  4. 【請求項4】 対面状態認識部が対面の状態を認識する
    ための本体の向きを設定する前に、左前障害物検知手段
    と右前障害物検知手段とから入力される障害物までの距
    離情報によって本体の向き設定後の対面状態を予測して
    本体の向きを設定するための本体の回転方法の切り換え
    判断をする回転方法判断部と、複数の回転方法を有し前
    記回転方法判断部にて設定された回転方法にて本体の向
    きを基準方向に設定する本体回転指示部を姿勢制御手段
    内に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項記載の自走式掃除機。
  5. 【請求項5】 基準方向である零点と基準角速度の設定
    機能を有して本体の走行方向を検知する方位センサを有
    し、清掃動作開始時からの直進往復回数を計数する清掃
    往復計数手段を有し、前記方位センサの零点が設定され
    た回数を計数する零設定計数部と、連続平面判断部と前
    記清掃往復計数手段と前記往復回数計数手段からの入力
    により、方位センサの角速度の基準点を設定すると同時
    に、左前障害物検知手段と右前障害物検知手段とから入
    力される障害物までの距離情報により方位センサの零点
    を設定して本体の基準方向を設定する基準方向設定部を
    有すること特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載
    の自走式掃除機。
  6. 【請求項6】 対面状態認識部が対面の状態を認識する
    ための本体の向きを設定する前に、左前障害物検知手段
    と右前障害物検知手段とから入力される障害物までの距
    離情報によって本体の向き設定後の対面状態が平面かど
    うかを予測する平面予測部と、前記平面予測部から入力
    される平面がないという情報により本体の直進往復回数
    を計数する無平面計数部と、前記無平面計数部の計数値
    により本体の向きを設定する方向角度を設定する回転角
    度設定部と、本体の向きを前記回転角度設定部にて設定
    された角度に設定する本体回転指示部を姿勢制御手段内
    に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    記載の自走式掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515991B2 (en) 2003-03-17 2009-04-07 Hitachi, Ltd. Self-propelled cleaning device and method of operation thereof
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JP2017140350A (ja) * 2016-02-05 2017-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 自律走行型掃除機、その補助ブラシ、および、自律走行型掃除機を備える掃除機システム
WO2021215871A1 (ko) * 2020-04-24 2021-10-28 엘지전자 주식회사 로봇 청소기 및 로봇 청소기의 제어방법
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