JPH08212899A - 電磁接触器及びその製造方法 - Google Patents

電磁接触器及びその製造方法

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JPH08212899A
JPH08212899A JP1580595A JP1580595A JPH08212899A JP H08212899 A JPH08212899 A JP H08212899A JP 1580595 A JP1580595 A JP 1580595A JP 1580595 A JP1580595 A JP 1580595A JP H08212899 A JPH08212899 A JP H08212899A
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清英 堤
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裕史 水野
Masahiro Ichihara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主接触子の接点が異常電流の遮断等により溶
着しても補助接触子の動作に不具合の生じない電磁接触
器を得ること。 【構成】 ばね力によって付勢された可動部を動作させ
て第1の可動接点4a〜4c及び第1の固定接点8a〜
8cに対し、第2の可動接点9a、9b、10a、10
b及び第2の固定接点12a、12b、13a、13b
とを相反するように開閉動作させる電磁接触器におい
て、開放状態における第2の可動接点9a、9b、10
a、10bと第2の固定接点12a、12b、13a、
13bとの距離は第1の可動接点8a〜8cと第1の固
定接点8a〜8cの一対が閉成し、この閉成した位置を
支点として可動部が傾き、この傾きにより第2の可動接
点9a、9b、10a、10bが移動しても第2の固定
接点12a、12b、13a、13bと閉成しない距離
とし、コンタクトばね11a、11bの圧縮量は開閉動
作による可動部のはね返り量よりも大きくしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁接触器の主接触
子が溶着した際、補助接触子の開閉が正常に動作する電
磁接触器及びその製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁接触器を図12に示す。図1
2は電磁接触器の断面図で、この図において、電磁接触
器は電磁力により移動する可動部と、固定したままの固
定部とから成り、この可動部は可動鉄心1とクロスバー
2と主可動接触子4a、4b、4c等から構成されてい
る。可動鉄心1がピン3でクロスバー2に連結され、接
点を有する主可動接触子4a、4b、4cにはそれぞれ
押えばね5a、5b、5cを設け、コンタクトばね6
a、6b、6cを圧縮してクロスバー2のそれぞれの窓
部2a、2b、2cに主可動接触子4a、4b、4cを
介し、主固定接触子8a、8b、8cの接点に対抗する
ように挿入して支持されている。同様に、上部補助可動
接触子9a、9bと下部補助可動接触子10a、10b
は補助コンタクトばね11a、11bを圧縮してクロス
バー2の窓部2d、2eに装着されており、この上部補
助可動接触子9a、9bと上部補助固定接触子12a、
12bにより電磁接触器のコイル21の電源遮断時に閉
成するそれぞれ2対の常閉接点を構成し、同様に、下部
補助可動接触子10a、10bと下部補助固定接触子1
3a、13bにより電磁接触器のコイル21の電源遮断
時に開放するそれぞれ2対の常開接点が構成されてい
る。
【0003】可動部はベース14内に収納されており、
可動鉄心1の支持側上面とクロスバー2の底面間にはゴ
ム板26が挿入されている。ベース14にはアークボッ
クス15がねじにより固定されている。ここで、ベース
14とクロスバー2の隙間はクロスバー2の動作を円滑
にするためのものである。なお、31はクロスバー2の
内側底面に設けてある凹部で、この凹部31はクロスバ
ー2の注型時のひずみ除去のために設けられているもの
である。
【0004】一方、固定部は以下のように構成されてい
る。固定部は主として固定鉄心20とコイル21と主固
定接触子8a、8b、8cから構成されている。固定鉄
心20はゴム板22を介して取付け台23内に収納さ
れ、コイル21はボビン24に巻かれ、固定鉄心20の
脚部回りに定置されている。クロスバー2と取付け台2
3との間に引き外しばね25a、25bを圧縮した状態
で挿入しており、ベース14が取付け台23にねじ結合
されている。この完成状態で可動鉄心1と固定鉄心20
の吸着面には所定のギャップが確保されている。なお、
ゴム板22、26ともに衝撃緩衝用ゴム板で、主として
電磁接触器の投入時に鉄心の吸着により生じる衝撃力を
緩衝するために挿入されている。
【0005】電磁接触器の動作を図12〜図15を参照
して説明する。まず、コイルの電流が遮断されている場
合、図13に示すようにクロスバー2とベース14は接
触しており、コイル21に電流が流れると固定鉄心20
は磁化され、固定鉄心20と可動鉄心1との間に電磁吸
引力が作用する。この吸引力によりクロスバー2等は主
として引き外しばね25a、25bとコンタクトばね6
a、6b、6cに抗して固定部に衝突し、図14に示す
ようにクロスバー2の上面とベース14の内面が接触
し、可動鉄心1と固定鉄心20が所定のギャップを確保
して吸着した状態で静止する。これにより、第1の可動
接点としての主可動接触子4a、4b、4cの接点と第
1の固定接点としての固定接触子8a、8b、8cの接
点に接触押圧され閉成する。第2の可動接点としての上
部補助可動接触子9a、9bの接点と第2の固定接点と
しての上部補助固定接触子12a、12bの接点は離れ
て開放し、下部補助可動接触子10a、10bの接点と
下部補助固定接触子13a、13bの接点は接触押圧さ
れて閉成する。
【0006】一方、コイル21の電流が遮断されると電
磁力は消失し、クロスバー2等は主として引き外しばね
25a、25bの復原ばね力により、ベース14に衝突
し、可動部と固定部とが衝突する際に生じるはね返り
(以下、「バウンス現象」という)の発生により、一
旦、図15に示すようにクロスバー2の上面がベース1
4の内面から距離LBだけ、はね返りクロスバー2が図
13に示すように静止する。これにより、主可動接触子
4a、4b、4cの接点と固定接触子8a、8b、8c
の接点が離れて開放する。上部補助可動接触子9a、9
bの接点と上部補助固定接触子12a、12bの接点は
接触押圧されて閉成し、下部補助可動接触子10a、1
0bの接点と下部補助固定接触子13a、13bの接点
は離れて開放する。
【0007】以上の動作より、定常時の可動接触子と固
定接触子が接触押圧した状態におけるコンタクトばねの
圧縮量をオーバトラベルという。したがって、各可動接
触子と各固定接触子の実際のオーバトラベルは以下のよ
うになる。まず、コイル21の電流が流れ、主可動接触
子4a、4b、4cの接点と主固定接触子8a、8b、
8cの接点が図14に示すように接触押圧している状態
において、コンタクトばね6a、6b、6cの圧縮量L
1をクロスバー2の窓部2a〜2cの下部基準点より計
測した距離がオーバトラベルとなる。同様に、下部補助
可動接触子10a、10bの接点と下部補助固定接触子
13a、13bの接点が図14に示すように接触押圧し
ている状態において、補助コンタクトばね11a、11
bの圧縮量L2がオーバトラベルとなる。また、コイル
21の電流が遮断され、下部補助可動接触子9a、9b
の接点と下部補助固定接触子12a、12bの接点が図
13に示すように接触押圧している状態において、補助
コンタクトばね11a、11bの圧縮量L3がオーバト
ラベルとなる。
【0008】このオーバトラベルは第1に、バウンス現
象によるはね返り量が発生しても接触子の接点が開放し
ないように接点を押圧させるコンタクトばねの圧縮量L
BU。第2に、接触子の接点間の接触圧力を与えて電気導
通を良好にさせるコンタクトばねの圧縮量LED。第3
に、クロスバー2の側面2sとベース14の内面14i
の隙間gによりクロスバー2が傾いても接触子の接点の
閉成を維持するコンタクトばねの圧縮量LER。以上の3
つを考慮して決定しなければならないが一般に、バウン
ス現象により生じるはね返り量が発生しても接触子の接
点が開放しないように接点を押圧させるコンタクトばね
の圧縮量LBUが最も大きいのでオーバトラベルは圧縮量
LBUよりもやや大きな量に設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁接触器は以
上のように構成されているので、異常電流の遮断によっ
て主接触子の中央部以外の主可動接触子4aの接点と主
固定接触子8aの接点または主可動接触子4cの接点と
主固定接触子8cが溶着した場合、図16に示すように
引き外しばね25a、25bによりクロスバー2は上方
に押されるが、主可動接触子4cの接点と主固定接触子
8cの接点が溶着しているため、上方に移動できず、ベ
ース14とクロスバー2の側面との間にある隙間を狭く
するように傾いて停止する。このため、開放しなければ
ならない上部補助可動接触子9aの接点と上部補助固定
接触子12aの接点とが閉成することがある。したがっ
て、補助接触子の接点の閉成によって異常状態を検出す
る場合、異常検出が困難となっていた。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、主接触子の接点が異常電流の
遮断等により溶着しても補助接触子の動作に不具合の生
じない電磁接触器を提供するものである。
【0011】従来の電磁接触器は以上のように構成され
ているので、衝撃緩衝用としてのゴム板26をクロスバ
ー2の凹部31に固着しており、バウンス現象を抑制す
るには充分ではなく、補助接触子の接点が誤動作するお
それがあった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、バウンス現象によって接触子
の接点が誤動作しない信頼性の向上する電磁接触器を提
供しようとするものである。
【0013】従来の電磁接触器は以上のように構成され
ているので、バウンス現象により生じるはね返り量より
もオーバトラベルはやや大きな量に設定されている。こ
のため、クロスバー2のストロークが長くなり可動鉄心
等が大形化していた。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、クロスバーのストロークを短
くして小型な電磁接触器及びその製造方法を提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の電磁接触器
は、ばね力によって付勢された可動部に設けられた第1
の可動接点及び第2の可動接点と、固定部に固着された
第1の固定接点及び第2の固定接点と、上記第2の可動
接点と上記第2の固定接点とを押圧させるコンタクトば
ねとを備え、上記可動部を動作させて上記第1の可動接
点及び上記第1の固定接点に対し、上記第2の可動接点
及び上記第2の固定接点とを相反するように開閉動作さ
せる電磁接触器において、開放状態における上記第2の
可動接点と上記第2の固定接点との距離は上記第1の可
動接点と上記第1の固定接点の一対が閉成し、この閉成
した位置を支点として上記可動部が傾き、この傾きによ
り第2の可動接点が移動しても第2の固定接点と閉成し
ない距離とし、上記コンタクトばねの圧縮量は上記開閉
動作による上記可動部のはね返り量よりも大きくしたこ
とを特徴とするものである。
【0016】第2の発明の電磁接触器は、可動部は第1
の可動接点及び第2の可動接点を固定するクロスバー
と、この可動部の駆動源となる鉄心とから成り、上記ク
ロスバーと上記鉄心の結合面の間に上記可動部のはね返
り量が上記コンタクトばねの圧縮量内になる反発吸収体
を設けたことを特徴とするものである。
【0017】第3の発明の電磁接触器は、可動部と固定
部の衝突面のいづれかに上記可動部のはね返り量が上記
コンタクトばねの圧縮量内になる反発吸収体を固着した
ことを特徴とするものである。
【0018】第4の発明の電磁接触器は、コンタクトば
ねは上記第2の可動接点と上記第2の固定接点を電気的
機能を満たすと共に、上記クロスバーが傾いても上記第
2の可動接点と上記第2の固定接点の閉成を維持する圧
縮量とし、可動部と固定部の衝突面のいづれかに上記可
動部のはね返り量が上記コンタクトばねの圧縮量内にす
る反発吸収体を固着したことを特徴とするものである。
【0019】第5の発明の電磁接触器の製造方法は、上
記クロスバーと上記鉄心の結合面又は可動部と固定部の
衝突面のいづれかに吐出器により液体状の反発吸収体を
滴下し、上記反発吸収体を硬化させて固着することを特
徴とするものである。
【0020】
【作用】第1の発明による電磁接触器によれば、第1の
固定接点の一対が溶着等により閉成し、この閉成した位
置を支点として可動部が傾き、この傾きにより第2の可
動接点が移動しても第2の固定接点と閉成せずに、接点
の開閉動作による可動部のはね返り量をコンタクトばね
の圧縮量により第2の可動接点と第2の固定接点との閉
成を維持する。
【0021】第2の発明による電磁接触器によれば、ク
ロスバーは第1の可動接点及び第2の可動接点を固定
し、鉄心は可動部を駆動し、反発吸収体はクロスバーと
上記鉄心の結合面の間に可動部のはね返り量がコンタク
トばねの圧縮量内にする。
【0022】第3の発明による電磁接触器によれば、反
発吸収体は可動部と固定部の衝突面のいづれかに固着
し、可動部のはね返り量がコンタクトばねの圧縮量内に
する。
【0023】第4の発明による電磁接触器によれば、反
発吸収体は可動部と固定部の衝突面のいづれかに固着
し、可動部のはね返り量がコンタクトばねの圧縮量内に
抑制され、コンタクトばねによって第2の可動接点と第
2の固定接点を電気的に押圧させると共に、クロスバー
が傾いても上記第2の可動接点と上記第2の固定接点の
閉成を維持する。
【0024】第5の発明による電磁接触器の製造方法に
よれば、吐出器により液体状の反発吸収体をクロスバー
と鉄心の結合面又は可動部と固定部の衝突面のいづれか
に滴下し、上記反発吸収体を硬化させて固着する。
【0025】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例を図1に示す。図1は電磁
接触器の可動部の構成を示す斜視図である。図1におい
て、主接触子の接点が異常電流の遮断等により溶着して
も補助接触子の動作に不具合の生じないにするには上部
補助可動接触子9a、9bと上部補助固定接触子12
a、12bの接点間の距離を広げる手段がある。この手
段として上部補助可動接触子9a、9bの位置を従来よ
り下降させたり、上部補助固定接触子12a、12bの
位置を従来より上昇させたりする。補助接触子の接点間
の距離は主可動接触子4a、4cと主固定接触子8a、
8cのいずれかの接点が溶着し、この溶着した接点を支
点としてクロスバー2が傾き、この傾きにより上部補助
可動接触子9a又は上部補助可動接触子9bが上方に移
動しても上部補助接触子の接点が閉成しない量だけ該接
触子の接点間の距離を確保する。
【0026】なお、図1では主可動接触子4cの接点と
主固定接触子8cが溶着し、この溶着した接点を支点と
してクロスバー2が傾き、この傾きにより上部補助可動
接触子9aが上方に移動しても上部補助可動接触子9a
と上部補助固定接触子12aの接点が閉成しない量だけ
該接触子の接点間の距離を確保している。なお、クロス
バー2の側面2sとベース14の内面14iの隙間gを
狭くする手段もあるがクロスバー2とベース14との加
工精度等の点で限界があるので一般的でない。また、従
来と同様に上部補助接触子のコンタクトばね11a、1
1bの圧縮量であるオーバトラベルL3を確保し、バウ
ンス現象の発生により、本来、閉成すべき筈の接触子9
aと12aが開放する不具合をも防止する。
【0027】異常時の動作を説明する。異常電流の遮断
によって主可動接触子4cの接点と主固定接触子8cの
一対が溶着すると、図1に示すように引き外しばね25
a、25bによりクロスバー2は上方に押されるが、上
記接点同士が溶着しているため、クロスバー2が上方に
移動できず、ベース14とクロスバー2との隙間gを狭
くするように傾いて停止する。上部補助可動接触子9a
と上部補助固定接触子12aは開放しており、正常に上
部補助接触子が動作する。
【0028】実施例2.実施例1では補助接触子の接点
間の間隙を広げて補助接触子の誤動作を防止した。しか
しながらクロスバー2の移動量が増加し、この移動量の
増加はクロスバー2を運動させる駆動源となる可動鉄心
1とコイル21の大型化、消費電力の増大等を生じる。
このためオーバトラベルL3を短くしてクロスバー2の
移動量を抑制しようとするとバウンス現象によって図2
に示すようにクロスバー2が距離LBだけはね返り本
来、閉成すべき補助接触子9a、12aの接点と補助接
触子9b、12bの接点が開放する。この実験結果を図
3に示す。図3において、縦軸であるSTは可動部の変
位量、STSは可動部の静止している状態、STPは可
動部の復帰過程、STB1、STB2は可動部のはね返
り、STEは可動部が復帰し終えて静止した状態をそれ
ぞれ示している。また、UCは上部補助接触子の開閉状
態を電気的に検出したもので、UCFは開放状態を、U
CNは閉成状態を示している。なお、横軸は時間を示
す。
【0029】図3(a)から可動部が約7mmのストロ
ークを復帰過程STPにより復帰後に、2回のはね返り
STB1、STB2が生じている。そして、最初のはね
返りSTB1が発生したとき、上部補助可動接触子9
a、9bの接点と上部固定接触子12a、12bの接点
の一つが本来閉成すへきであるのが開放している。な
お、図3(b)から同一条件で動作させてもバラツキに
より、はね返りSTB1の量が異なるため上部補助可動
接触子9a、9bの接点と上部固定接触子12a、12
bの接点は正常に動作している。したがって、従来の衝
撃吸収体26をクロスバー2の凹部31に固着した際の
オーバトラベルの限界が3mm付近に存在することが確
認された。
【0030】次に、補助接触子の接点間の間隙を広げ、
オーバートラベルを短くしてクロスバー2の移動量を増
加することなくバウンス現象によって生じるはね返り量
を小さくする実施例を図4を参照して説明する。
【0031】図4において、可動鉄心1は緩衝材として
の反発吸収体32を介してクロスバー2の内側にピン3
で連結され、可動部を構成する。凹部31の深さの数倍
の厚さを有する反発吸収体32はクロスバー2と可動鉄
心1に圧縮されて凹部31に固着される。また、ピン3
の先端にはスナップピン37が嵌合される。35、36
は可動鉄心1をクロスバー2にピン3で連結するための
連結孔である。このピン3と連結孔35との隙間は反発
吸収体32のたわみ量を吸収する量が確保されている。
【0032】緩衝材としての反発吸収体32の特性につ
いて説明する。緩衝材の反発弾性率はいわゆる反発係数
であり、物体の衝突前後の速度比で定義される。例え
ば、株式会社シーゲルの「αGEL技術資料」によれ
ば、反発弾性率は緩衝材の内部減衰によるエネルギー吸
収率に基づく物理量である。図5は物体が緩衝材に衝突
したときの抵抗力対たわみを示す特性曲線図であり、図
5において、衝突した物体に生じる抵抗力はたわみの増
大とともに行程Aから行程Bと変化し、行程Bにて最大
抵抗力FMAXに達する。その後、最大たわみXMAXに達し
た後、行程Cから行程Dを通り緩衝材に押し戻される。
ここで、Waは緩衝材の内部減衰により熱エネルギーに
変換される消失エネルギーであり、Wbは緩衝材の復原
エネルギーである。(Wa+Wb)は衝突物体が持って
いた衝突エネルギーである。したがって、反発弾性率は
Wb/(Wa+Wb)に比例する。
【0033】なお、このときのエネルギー吸収率EはW
a/(Wa+Wb)となる。このEが大きいほど反発は
小さくなる。また、最大衝撃力FMAX(最大抵抗力とも
いう。)は(Wa+Wb)/(H・XMAX)となる。ま
た、Hは衝撃効率は(Wa+Wb)/(FMAX・XMAX)
となり、上式よりこの衝撃効率Hが大きいほど最大衝撃
力FMAXは小さくなる。
【0034】以上より、電磁接触器の可動部の有する衝
撃を緩和することと、電磁接触器のバウンス現象を抑制
するには異なる特性の材料としての反発吸収体32を凹
部31に固着する必要がある。
【0035】次に、補助接触子の接点間の間隙を広げ、
オーバートラベルを短くしてクロスバー2のストローク
を従来と同一に維持する構成とする。また、オーバート
ラベルは接触子の接点間の接触圧力を与えて電気導通を
良好にさせるコンタクトばねの圧縮量LED。さらに、ク
ロスバー2の側面2sとベース14の内面14iの隙間
gによりクロスバー2が傾いても接触子の接点の閉成を
維持するコンタクトばねの圧縮量LERを必要とする。こ
の圧縮量LED及び圧縮量LERは累積されるので、コンタ
クトばねの全圧縮量LTはLED+LERとなる。したがっ
て、該全圧縮量LTを確保しなければならないので、バ
ウンス現象を全くゼロに抑制することも実用的でない。
この点よりもオーバトラベルは約2mm程度必要である。
【0036】図6に示すように電磁接触器の解放時にお
けるバウンス現象をクロスバー2のはね返り量をLB’
に抑制する。この実験結果を図7に示す。図7におい
て、可動部のはね返りSTB1は約1mm以下となり上
部補助可動接触子9a、9bの接点と上部固定接触子1
2a、12bの接点は正常に動作する。反発弾性率は1
/7となり14%以下となる。したがって反発弾性率1
4%以下の反発吸収体32を凹部31に挿入する。
【0037】なお、反発吸収体32は凹部31に圧縮し
て装着したが、反発吸収体32そのものを主剤と硬化剤
からなる2液混合型材料とし、2液混合吐出機などを用
いて反発吸収体32を混合液のまま凹部31に滴下す
る。たとえば、図4に示す実施例1のゴム32の固着を
次のようする。滴下量は硬化後の所定高さを得るように
予め選定されている。凹部31に注入された混合液は硬
化するにともない凹部31の面に対して接着強度が増大
する。
【0038】実施例3.反発吸収体の固着位置を実施例
2と異なる位置にした例を図8によって説明する。図8
において、42は反発吸収体で、この反発吸収体42は
ブロック状の小片4個から成り、反発吸収体32と同様
な材料である。反発吸収体42はベース14の内面で、
クロスバー2が解放時にベース14に衝突する面に接着
剤で固定する。なお、その他の構成については実施例2
と同様である。
【0039】上記のように構成された電磁接触器の動作
について説明する。コイル21の電流が遮断されると電
磁力は消失し、可動部は主として引き外しばね25a、
25bの復原ばね力により、ベース14に衝突すると
き、クロスバー2の上面は反発吸収体42に衝突し、こ
の衝突エネルギーの多くが反発吸収体42の内部減衰に
より熱に変換される。この結果、バウンス現象は大幅に
緩和される。
【0040】なお、この実施例の反発吸収体42はベー
ス14の内底面に設けた凹部に嵌合させても良い。ま
た、小片は短冊状の板状でも良い。さらに、反発吸収体
42は図9に示すようにクロスバー2とベース14との
衝突面43に固着してもこの実施例と同様の作用、効果
を奏する。
【0041】実施例4.反発吸収体を他の位置に固着す
る実施例を図10によって説明する。図10において、
51、52はクロスバー2のピン支持部、53a、53
bは反発吸収体で、この反発吸収体53a、53bは反
発吸収体32と同様の材料からなるブロック状のカバー
であり、フック部54a、54bをそれぞれ設けてい
る。このフック部54a、54bはクロスバー2のフレ
ーム55に掛けられ、この反発吸収体53a、53bの
内側側面はクロスバー2のピン支持部51、52の両側
面51a、52aにそれぞれ嵌合される。
【0042】上記のように構成された電磁接触器の動作
について説明する。コイル21の電流が遮断されると電
磁力は消失し、可動部は主として引き外しばね25a、
25bの復原ばね力により、ベース14に衝突すると
き、クロスバー2の上面は反発吸収体53a、53bの
衝突面56a、56bに衝突し、この衝突エネルギーの
多くが反発吸収体53a、53bの内部減衰により熱に
変換される。この結果、バウンス現象は大幅に緩和され
る。
【0043】なお、反発吸収体53a、53bはバウン
ス現象を抑制するにはベース14との衝突面56a、5
6bを備えていることが必須である。したがって、反発
吸収体53a、53bの衝突面56a、56bさえあれ
ばクロスバー2への固定手段はフック部54a、54b
である必要はない。たとえば、反発吸収体53a、53
bをキャップ状に構成し、中央に孔を設け、可動鉄心1
の連結ピン3でクロスバー2のピン支持部51、52に
固定しても良い。
【0044】実施例5.反発吸収体を他の位置に固着す
る実施例を図11によって説明する。図11において、
102はクロスバーで、このクロスバー102は可動鉄
心1との結合面には4箇所からなる2対の角状の貫通さ
れた孔62a〜62dを設け、63a、63bは可動鉄
心102の厚さtとほぼ同一の長さを有する支持台、6
7a〜67dは反発吸収体で、この反発吸収体67a〜
67dは孔62a〜62dに嵌合させためにブロック状
に形成され、反発吸収体32と同様な材料である。支持
台63a、63bの両端部にはそれぞれ一対の反発吸収
体67a〜67dを固着させる。孔62a〜62dに支
持台63a、63bに固着された反発吸収体67a〜6
7dを嵌合させて突出させた後、可動鉄心1がピン3と
スナップピン37で、連結されて構成されている。な
お、支持台63aと反発吸収体67a、67bとを反発
吸収体32と同様な材料によって一体成型しても良い。
【0045】上記のように構成された電磁接触器の動作
について説明する。コイル21の電流が遮断されると電
磁力は消失し、可動部は主として引き外しばね25a、
25bの復原ばね力により、ベース14に衝突すると
き、クロスバー102の衝突面43は反発吸収体67a
〜67dに衝突するため衝突エネルギーの多くが反発吸
収体67a〜67dの内部減衰により熱に変換される。
この結果、バウンス現象は大幅に緩和される。
【0046】
【発明の効果】第1の発明によれば、開放状態における
第2の可動接点と第2の固定接点との距離は第1の可動
接点と第1の固定接点の一対が閉成し、この閉成した位
置を支点として可動部が傾き、この傾きにより第2の可
動接点が移動しても第2の固定接点と閉成しない距離と
し、コンタクトばねの圧縮量は開閉動作による上記可動
部のはね返り量よりも大きくしたので、主接触子の接点
が異常電流の遮断等により溶着しても補助接触子の動作
に不具合が生じなくなり、信頼性が向上する電磁接触器
を得る効果がある。
【0047】第2の発明によれば、可動部は第1の可動
接点及び第2の可動接点を固定するクロスバーと、この
可動部の駆動源となる鉄心とから成り、上記クロスバー
と上記鉄心の結合面の間に上記可動部のはね返り量が上
記コンタクトばねの圧縮量内になる反発吸収体を設けた
ので、主接触子の接点が異常電流の遮断等により溶着し
ても補助接触子の動作に不具合の生じなくなり、バウン
ス現象により電磁接触器の接点が誤動作しない電磁接触
器を得る効果がある。
【0048】第3の発明によれば、可動部と固定部の衝
突面のいづれかに可動部のはね返り量がコンタクトばね
の圧縮量内にする反発吸収体を固着したので、反発吸収
体の取り付けが容易になり組立性が向上する電磁接触器
を得る効果がある。
【0049】第4の発明によれば、可動部と固定部の衝
突面のいづれかに上記可動部のはね返り量がコンタクト
ばねの圧縮量内になる反発吸収体を固着したので、可動
部のストロークを減少させることにより小型な電磁接触
器を得る効果がある。
【0050】第5の発明によれば、クロスバーと鉄心の
結合面又は可動部と固定部の衝突面のいづれかに吐出器
により液体状の反発吸収体を滴下し、上記反発吸収体を
硬化させて固着したので、反発吸収体の固着が容易とな
り自動化することができるので、組立の容易な電磁接触
器の製造方法を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例による電磁接触器を示す構
成図である。
【図2】 図1の電磁接触器の動作を示す動作説明図で
ある。
【図3】 図1の電磁接触器の動作を示す動作曲線図で
ある。
【図4】 この発明の他の実施例による電磁接触器の構
成図である。
【図5】 この発明の実施例による反発弾性率の特性曲
線図である。
【図6】 図4の電磁接触器によるバウンス現象の動作
図である。
【図7】 図4の電磁接触器の動作を示す動作曲線図で
ある。
【図8】 この発明の他の実施例による電磁接触器の構
成図である。
【図9】 この発明の他の実施例による電磁接触器の構
成図である。
【図10】 この発明の他の実施例による電磁接触器の
構成図である。
【図11】 この発明の他の実施例による電磁接触器の
構成図である。
【図12】 従来の電磁接触器の構成図である。
【図13】 従来の電磁接触器の動作を示す動作説明図
である。
【図14】 従来の電磁接触器の動作を示す動作説明図
である。
【図15】 従来の電磁接触器の動作を示す動作説明図
である。
【図16】 従来の電磁接触器の動作を示す動作説明図
である。
【符号の説明】
1 鉄心(可動鉄心)、2 クロスバー、4a〜4c
第1の可動接点(主可動接触子の接点)、8a〜8c
第1の固定接点(主固定接触子の接点)、9a、9b、
10a、10b 第2の可動接点(主補助可動接触子の
接点)、11a、11b コンタクトばね、12a、1
2b、13a、13b第2の固定接点(主補助固定接触
子の接点)、32、42、53a、53b、67a〜6
7d 反発吸収体、102 クロスバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 正博 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱 電機株式会社名古屋製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね力によって付勢された可動部に設け
    られた第1の可動接点及び第2の可動接点と、固定部に
    固着された第1の固定接点及び第2の固定接点と、上記
    第2の可動接点と上記第2の固定接点とを押圧させるコ
    ンタクトばねとを備え、上記可動部を動作させて上記第
    1の可動接点及び上記第1の固定接点に対し、上記第2
    の可動接点及び上記第2の固定接点とを相反するように
    開閉動作させる電磁接触器において、 開放状態における上記第2の可動接点と上記第2の固定
    接点との距離は上記第1の可動接点と上記第1の固定接
    点の一対が閉成し、この閉成した位置を支点として上記
    可動部が傾き、この傾きにより第2の可動接点が移動し
    ても第2の固定接点と閉成しない距離とし、上記コンタ
    クトばねの圧縮量は上記開閉動作による上記可動部のは
    ね返り量よりも大きくしたことを特徴とする電磁接触
    器。
  2. 【請求項2】 可動部は第1の可動接点及び第2の可動
    接点を固定するクロスバーと、この可動部の駆動源とな
    る鉄心とから成り、上記クロスバーと上記鉄心の結合面
    の間に上記可動部のはね返り量が上記コンタクトばねの
    圧縮量内になる反発吸収体を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の電磁接触器。
  3. 【請求項3】 可動部と固定部の衝突面のいづれかに上
    記可動部のはね返り量が上記コンタクトばねの圧縮量内
    になる反発吸収体を固着したことを特徴とする請求項1
    記載の電磁接触器。
  4. 【請求項4】 上記コンタクトばねは上記第2の可動接
    点と上記第2の固定接点を電気的機能を満たすと共に、
    上記クロスバーが傾いても上記第2の可動接点と上記第
    2の固定接点の閉成を維持する圧縮量とし、可動部と固
    定部の衝突面のいづれかに上記可動部のはね返り量が上
    記コンタクトばねの圧縮量内にする反発吸収体を固着し
    たことを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。
  5. 【請求項5】 上記クロスバーと上記鉄心の結合面又は
    可動部と固定部の衝突面のいづれかに吐出器により液体
    状の反発吸収体を滴下し、上記反発吸収体を硬化させて
    固着することを特徴とする請求項2から請求項4のいづ
    れかに記載の電磁接触器の製造方法。
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