JPH0821058A - 石質調タイル板 - Google Patents

石質調タイル板

Info

Publication number
JPH0821058A
JPH0821058A JP17961494A JP17961494A JPH0821058A JP H0821058 A JPH0821058 A JP H0821058A JP 17961494 A JP17961494 A JP 17961494A JP 17961494 A JP17961494 A JP 17961494A JP H0821058 A JPH0821058 A JP H0821058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thickness
sheet
decorative sheet
decorative
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17961494A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Isonishi
実 磯西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Industrial Co Ltd
Kowa Sangyo KK
Original Assignee
Kyowa Industrial Co Ltd
Kowa Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Industrial Co Ltd, Kowa Sangyo KK filed Critical Kyowa Industrial Co Ltd
Priority to JP17961494A priority Critical patent/JPH0821058A/ja
Publication of JPH0821058A publication Critical patent/JPH0821058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 稜線のアールを小さくし、上面を一様に平坦
に仕上げる石質調タイル板の成形方法を提供する。 【構成】 所定の形状に打ち抜いた装飾シート3の裏面
の、これを折り曲げようとする線上に、アルミニウム製
シート33の表面にまで達する深さの、ほゞ90度のV溝24
を削成し、しかる後、装飾シート3をこのV溝24に沿っ
て裏側に向けて折り曲げて浅蓋状表面材1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石質調のタイル板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅やオフィスビルその他のコンクリー
ト製の建物の内部の、装飾性が求められる部分の床面や
壁面等の多くは大理石や御影石等の天然石から挽き出さ
れたタイル板によって仕上げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】天然石を用いたタイル
板は、石の材質が硬くて緻密なため、表面を研磨するこ
とにより適度な光沢が得られる。しかも、タイル板の表
面には、夫々に特有の色彩と模様が表われるので、装飾
性が高いと云う特徴があるし、瑕が付き難く、重量感も
あってコンクリート製の建物にマッチしていると云う特
徴もある。ところがこのタイル板は、表面に現れる色彩
や模様が一枚ずつ異なっており、全てのものについて一
定範囲の色彩や模様のものが得られるとは限らないの
で、これを取り付けた面に色彩や模様のムラが生じるこ
とがある。又、このタイル板は、石製であるため重い
し、冷たい感じを与えるので取り付ける箇所に制約があ
る。又、単体も重くて耐衝撃性が低いために施工時の取
り扱いが面倒で、作業性が低いと云う問題もある。この
ようなことから従来は、天然石を用いたタイル板の上記
した特徴を生かと共に、その不具合を解消する、所謂石
質調のタイル板が試みられた。この石質調タイル板は、
天然石を用いたタイル板よりも軽くて、これを取り付け
る箇所に見合った硬度や耐衝撃性、接着性等の性質を有
する基板と、天然石製のタイル板を模した色彩や模様を
施した装飾シートを所定の形状に打ち抜いて浅蓋状に成
形した表面材とからなり、この浅蓋状表面材を基板に冠
ぶせて接着させることにより作成するもので、色彩や模
様、或いは取扱い性や施工性等については天然石製のタ
イル板よりも優れたものも得られる。このタイル板は、
その使用目的からして表面材には、厚さ0.1 〜0.2 mm程
度のアルミニウム製シートの上面に厚さ0.05〜0.10mm程
度のフッ素樹脂製フィルムやアクリル樹脂製フィルム
を、下面には厚さ0.05〜0.10mm程度の塩化ビニル樹脂製
フィルム等をラミネートして作成した装飾シートが用い
られる。即ち、表面材は、上記のようにして作成した装
飾シートを、製品タイル板と殆んど同一の形状寸法の四
辺形の四辺にそのタイル板の側面とほゞ同一の幅の長方
形を加えた形状に打ち抜き、次いでそのシートを、四辺
形の四辺に相当する線に沿って折り曲げることにより浅
蓋状に成形するものである。ところで、天然石を用いて
形成したタイル板は、鋸盤により天然石から所定の寸法
の石板を挽き出したのち、研磨盤を用いてその表面を研
磨して仕上げたものであるから、上面も側面も共に一様
の平面であり、殊に、稜線のアールが小さい点に特徴が
ある。これに対して従来方式の石質調タイル板では装飾
シートが、上記したように厚いうえに、その中にアルミ
ニウム製シートがサンドイッチされているために、鋭く
折り曲げることが出来ないため、浅蓋状表面材は、折り
目が比較的大きな曲率で湾曲したものとなる。そのため
石質調のタイル板は、稜線のアールの大きなものとな
り、上面の四辺部が盛り上がった状態となるため、天然
石製のタイル板の特徴が損なわれているのである。本発
明は、稜線のアールを小さくし、上面を一様に平坦に仕
上げる石質調タイル板の成形方法を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の形状に
打ち抜いた装飾シートの裏面の、これを折り曲げようと
する線上に、アルミニウム製シートの表面にまで達する
深さの、ほゞ90度のV溝を削成し、しかる後、装飾シー
トをこのV溝に沿って裏側に向けて折り曲げて浅蓋状表
面材を形成する手段により上記した目的を達成してい
る。
【0005】
【作用】本発明は、装飾シートの裏面の所定の線上にア
ルミニウム製シートの表面にまで達する深さの、ほゞ90
度のV溝を削成したことにより、装飾シートはV溝の底
の部分が薄くなり、鋭く折り曲がる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る石質調タイル板とその作
成方法を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。図
中符号1は基板、2は表面材であり、表面材2は装飾シ
ート3を用いて浅蓋状に成形されている。基板1は、天
然石よりも軽く、使用される箇所に応じた硬度や耐水
性、耐衝撃性、接着性等の性質を有する板状材を用い
て、製品タイル板よりも装飾シート3のほゞ2倍の厚さ
に相当する分だけ小さく形成されている。装飾シート3
は、フッ素樹脂製フィルムのような適度な耐摩耗性や耐
汚染性を有する透明又は半透明の、厚さ0.05〜0.10mm程
度のオーバーレイフィルム31と、アクリル樹脂製フィル
ムのような印刷性のよいフィルムの上面に天然石のよう
な外感が得られる適当な色彩や模様を施した、厚さ0.05
〜0.10mm程度の装飾フィルム32と、厚さ0.1 〜0.2 mm程
度のアルミニウム製シート33、及び不燃性ボードや塩化
ビニル樹脂製フィルムのような基板1との接着性に優れ
たベースボードやベースフィルム34等をラミネートして
形成されている。
【0007】タイル板を仕上げるには、先ず、装飾シー
ト3を製品タイル板と殆んど同一の(基板1よりも装飾
シート3のほゞ2倍の厚さに相当する分だけ大きな)形
状寸法の四辺形21の四辺に、この製品タイル板の厚さと
ほゞ同一の幅の長方形22を加えた形状に打ち抜き、次い
でこの装飾シート3の裏面の、これを折り曲げようとす
る線、即ち仮想線23で示す上記四辺形21の四辺に、アル
ミニウム製シートの表面にまで達する深さの、ほゞ90度
のV溝24を削成する。次いで、装飾シート3をこのV溝
24に沿って裏側に向けて折り曲げることにより浅蓋状の
表面材2を成形する。そして、この浅蓋状表面材2の内
面か、或いは基板1の外面に接着剤を塗付して、表面材
2を基板1に冠ぶせて両者を一体的に接着するのであ
る。
【0008】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、天然石よ
りも軽く、使用される箇所に応じた硬度や耐衝撃性等を
有する基板の上面と側面を、タイルに必要な硬度や耐摩
耗性を有し、天然石製タイルのような色彩や模様を施さ
れた装飾シートにより覆って仕上げるもので、製品タイ
ルは天然石製のタイル板に特有の冷たい感じや、色彩や
模様が一定せず、重いために取り付け箇所が制約される
点、或いは重くて耐衝撃性が低いために施工時の取り扱
いが面倒で、作業性が低いと云う不具合が悉く解消され
る。又、装飾シートを、適度な耐摩耗性や耐汚染性を有
するオーバーレイフィルムや装飾フィルム、及び厚さ0.
1 〜0.2 mm程度のアルミニウム製シートとベースフィル
ム等をラミネートして形成したことにより、製品タイル
板は天然石製タイル板と何ら遜色のない実用性を具えて
いる。殊に、この装飾シートの裏面の所定の部位にアル
ミニウム製シートの表面にまで達する深さの、ほゞ90度
のV溝を削成して、そこを折り曲げるので、折り目は0.
1 〜0.2 mm程度の小さな曲率で鋭く曲がる。そのため表
面材は稜線のアールの小さな浅蓋状物となり、製品タイ
ル板は、稜線のアールが小さく、上面が一様な平面とな
り、天然石製タイル板と殆んど同一の形状となって実用
性が一層高まるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る石質調タイル板の一例を示す一部
切欠斜視図である。
【図2】装飾シートの一例を示す平面図である。
【図3】装飾シートの要部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 表面材 3 装飾シート 21 四辺形 22 長方形 23 仮想線 24 V溝 31 オーバーレイフィルム 32 装飾フィルム 33 アルミニウム製シート 34 ベースフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浅蓋状に成形した表面材と基板とから成
    るタイル板であって、適度な耐摩耗性や耐汚染性を有す
    る透明又は半透明の、厚さ0.05〜0.10mm程度のオーバー
    レイフィルムと、上面に石質調の色彩や模様を施した、
    厚さ0.05〜0.10mm程度の装飾フィルムと、厚さ0.1 〜0.
    2 mm程度のアルミニウム製シート、及びベースボードや
    ベースフィルム等をラミネートして形成した装飾シート
    を、基板よりも装飾シートのほゞ2倍の厚さに相当する
    分だけ大きな形状寸法の四辺形の四辺に、タイル板の厚
    さとほゞ同一の幅の長方形を加えた形状に打ち抜き、更
    にこの装飾シーの裏面の所定の部位にアルミニウム製シ
    ートの表面にまで達する深さの、ほゞ90度のV溝を削成
    したのち、この装飾シートをV溝に沿って裏側に向けて
    折り曲げて浅蓋状の表面材を成形し、次いで、この表面
    材の内面か、或いは基板の外面に接着剤を塗付して、表
    面材を基板に冠ぶせて両者を一体的に接着して仕上げる
    ものであることを特徴とする石質調タイル板。
JP17961494A 1994-07-06 1994-07-06 石質調タイル板 Pending JPH0821058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961494A JPH0821058A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 石質調タイル板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961494A JPH0821058A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 石質調タイル板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0821058A true JPH0821058A (ja) 1996-01-23

Family

ID=16068837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17961494A Pending JPH0821058A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 石質調タイル板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0821058A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007867A1 (ja) * 2002-07-15 2004-01-22 Kitamura, Yutaka タイル及びタイル敷き床のメインテナンス方法
JP2006328840A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toppan Printing Co Ltd 四方巻き込み床材
JP2008087161A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd シートラッピング製品の製造方法及び装置
CN111085830A (zh) * 2019-12-31 2020-05-01 张秋龙 一种铝板制作铝制品的成型加工工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007867A1 (ja) * 2002-07-15 2004-01-22 Kitamura, Yutaka タイル及びタイル敷き床のメインテナンス方法
JP2006328840A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toppan Printing Co Ltd 四方巻き込み床材
JP2008087161A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd シートラッピング製品の製造方法及び装置
CN111085830A (zh) * 2019-12-31 2020-05-01 张秋龙 一种铝板制作铝制品的成型加工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU629768B2 (en) Laminated tile product, method for producing the same and method for installing the same
RU2402427C2 (ru) Панель пола и способ ее изготовления
EP2149652A3 (en) Floor covering, floor panels, method for their realization
MXPA03000735A (es) Sistema de panel con azulejos, prefabricado.
US4313775A (en) Wood brick
CA2435673A1 (en) Textured laminate flooring
US5052160A (en) Tile board
JPH0821058A (ja) 石質調タイル板
US11008761B2 (en) Method and apparatus for wall planks
JP2007331232A (ja) 化粧面材
US6050040A (en) Decorative anti slip floor covering
JP2877664B2 (ja) 建築用化粧板の塗装方法
JPH0525881Y2 (ja)
JP2007332740A (ja) 装飾パネルの製造方法
JP5576618B2 (ja) 横貼り化粧外壁板及びその塗装方法
JP2928969B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP2513271Y2 (ja) 化粧板
JPH06336812A (ja) タイルシート
JP2003326507A (ja) 化粧板およびその製造方法
JP3979900B2 (ja) 目地付き板材及びその製造方法
JPH03267452A (ja) 建築用パネル
EP0822100A1 (en) Decorative plate and method for manufacturing same
JPH068192Y2 (ja) 難燃性表装材
JPH05331997A (ja) 置敷きロッキングタイルおよびその施工方法
JP3002422B2 (ja) 化粧板