JPH08204762A - データ通信用復調回路 - Google Patents

データ通信用復調回路

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JPH08204762A
JPH08204762A JP7031576A JP3157695A JPH08204762A JP H08204762 A JPH08204762 A JP H08204762A JP 7031576 A JP7031576 A JP 7031576A JP 3157695 A JP3157695 A JP 3157695A JP H08204762 A JPH08204762 A JP H08204762A
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JP
Japan
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signal
reference voltage
data
input
level
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7031576A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ichikawa
裕一 市川
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のデータ通信用復調回路がもつ諸欠点を
解消して、信号が送られてくる空間、ケーブルなどの伝
送線路や、周囲環境の変化・変動に、柔軟に対応して、
最適なデータ復調用の基準電圧が設定されるようにする
ことを目的とする。 【構成】 受信信号を入力し、この受信信号の包絡線を
検波して、検波信号を出力するエンベロープ検波手段
と、検波信号および基準電圧をそれぞれ入力比較し、デ
ータ信号を復調して出力するコンパレータ手段とを備え
るデータ通信用復調回路において、検波信号を入力し、
そのピーク値を保持して、基準電圧を出力するピーク・
ホールド手段を備え、受信信号の入力レベルに応じて、
基準電圧のレベルを変化するようにしたことを特徴とし
たデータ通信用復調回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号で変調された搬送
波から元の信号をとり出すための復調回路に関し、さら
に特定すると、本発明は、ディジタルのデータ信号を伝
送する通信システムにおいて、受信した信号から元のデ
ータ信号をとり出すためのデータ通信用復調回路に関す
る。
【0002】さらに具体的には、本発明は、たとえば、
振幅偏移変調方式において変調信号であるデータ信号を
復調するための、あるいはスペクトル拡散通信方式の直
接拡散変調において、逆拡散後の一次変調されているデ
ータ信号を復調するため等のデータ通信用復調回路に関
する。
【0003】なお、振幅偏移変調(Amplitude Shift Ke
ying:ASK)方式とは、搬送波をディジタル信号によ
って振幅変調する方式で、搬送波の振幅がディジタル信
号に対応して偏移している。
【0004】また、スペクトル拡散通信方式(Spread S
pectrum Communication System:SS通信方式)とは、
信号を伝送するのに必要な最低限度の周波数帯域幅より
も、はるかに広い周波数帯域幅に信号を拡散して伝送す
る通信方式であり、SS通信方式には、拡散変調の方法
により諸方式がある。
【0005】そのうちの直接拡散(Spread Spectrum−D
irect Sequence:SS−DS)方式は、たとえば、信号
帯域幅よりもはるかにビット速度の大きいディジタル符
号系列により搬送波を変調する方式である。
【0006】
【従来の技術】従来、ASK方式における信号や、SS
−DS方式における逆拡散後の信号などの復調には、図
3に示す様な、エンベロープ検波手段とコンパレータ手
段とを組み合わせた復調回路が用いられていた。
【0007】ここで、さらに図3を説明すると、図左の
31は受信した信号の入力端子で、たとえば、図3の下
方左に示されるような受信信号Aを入力する。なお、図
中のPは電圧レベル軸を示し、Psは受信信号Aの電圧
レベルを示し、tは時間軸を示している。
【0008】32はエンベロープ検波手段で、受信信号
Aを入力して、この受信信号Aの振幅である包絡線を検
波して、図3の下方中央に示されるような検波信号Bを
出力する。なお、図中のVは電圧レベル軸を示し、Vs
は検波信号Bの電圧レベルを示している。
【0009】33はコンパレータ手段で、検波信号Bと
基準電圧Vrefとをそれぞれ入力して比較し、その比
較でデータ信号Cを復調して出力する。このデータ信号
Cは、たとえば、図3の下方右に示される。なお、Vd
はデータ信号Cの電圧レベルを示している。なお、34
はデータの出力端子で、データ信号Cを出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3の従来例
の場合、図からも明らかなごとく、コンパレータ手段3
3の基準電圧Vrefが固定されているため、エンベロ
ープ検波手段32に入力される受信信号Aの入力レベル
が低くなった場合、すなわち、信号の電圧レベルPsが
低下した場合、結果として、データの復調が不可能にな
ってしまうという欠点があった。
【0011】言い換えると、エンベロープ検波手段32
に入力される受信信号Aの入力レベルが低くなると、エ
ンベロープ検波手段32の出力である検出信号Bの電圧
レベルVsが、固定されている基準電圧Vrefのレベ
ル以下になってしまい、データ信号Cの復調が行なわれ
なくなってしまうという欠点があった。
【0012】また、エンベロープ検波手段32に入力さ
れる受信信号Aのレベル低下を考慮して、基準電圧Vr
efを低く設定して固定すると、逆にノイズ等の影響を
受け易くなって、データのエラーが増大してしまうとい
う問題があった。
【0013】本発明は、これらの諸問題を解消する目的
から開発されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の諸欠点
を解消するため、受信信号を入力し、この受信信号の包
絡線を検波して、検波信号を出力するエンベロープ検波
手段と、前記検波信号と基準電圧とをそれぞれ入力比較
して、データ信号を復調し出力するコンパレータ手段
と、を備えるデータ通信用復調回路において、少なくと
も、前記検波信号を入力し、そのピーク値を保持して、
前記基準電圧を出力するピーク・ホールド手段を備え
て、前記受信信号の入力レベルに応じて、前記基準電圧
のレベルを変化するようにしたことを特徴とする。
【0015】さらに本発明のデータ通信用復調回路は、
前記ピーク・ホールド手段が、リセット可能であること
を特徴とし、さらに前記データ信号が有意のデータであ
るとき、一連の前記データ信号が終了するまで、前記ピ
ーク・ホールド手段が、リセット不可能であるようにし
たことを特徴としている。
【0016】
【作用】したがって、コンパレータ手段は、検波信号の
ピーク電圧に応じた基準電圧を基にして、検波信号をデ
ィジタルのデータ信号に復調することができることにな
る。言い換えると、エンベロープ検波手段に入力される
受信信号の入力レベルが低くなっても、基準電圧のレベ
ルが変化して低下することになり、結果として、検波信
号の電圧レベルが、基準電圧のレベル以上になって、デ
ータ信号の復調が完全に行なわれることになる。
【0017】加えて、エンベロープ検波手段に入力され
る受信信号の入力レベルの低下があっても、基準電圧が
変化して低く設定されることになるため、言い換える
と、入力される信号のレベルに応じて、最適なデータ復
調用の基準電圧が設定されることになるため、ノイズ等
の影響を受けなくなり、データのエラーが大幅に減少す
ることになる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を、その実施例について、添付
の図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明による一実施例を示すブロッ
ク回路図である。
【0020】図左の1は入力端子で、受信信号Aを入力
する。2はエンベロープ検波手段で、受信信号Aを入力
し、その信号の包絡線を検波して、検波信号Bを出力す
る。
【0021】5はピーク・ホールド手段で、検波信号B
を入力し、そのピーク値を保持して、基準電圧Vref
を出力する。
【0022】3はコンパレータ手段で、検波信号Bと基
準電圧Vrefとをそれぞれ入力して比較し、データ信
号Cを出力する。4は出力端子で、たとえば、データ信
号Cを出力する。
【0023】6は外部の制御回路で、たとえば、中央演
算処理装置(Central ProcessingUnit:CPU)などか
らなり、データ信号Cを入力して演算処理する。なお、
制御回路6は、他の外部回路、他の外部装置であっても
良いことは勿論である。
【0024】7は入力端子で、たとえば、制御回路6か
らのリセット信号Dを、ピーク・ホールド手段5に入力
する。なお、ピーク・ホールド手段5は、リセット信号
Dにより、単位であるデータ長よりも長い周期で、一定
時間ごとにリセットされている。また、入力端子7は、
他の外部回路、外部装置からのリセット信号Dを入力し
ても良いことは勿論である 。
【0025】上記のようになる本実施例は、エンベロー
プ検波手段2の出力である検波信号Bが、コンパレータ
手段3に入力されると同時に、ピーク・ホールド手段5
にも入力される。
【0026】したがって、ピーク・ホールド手段5で
は、その時点での検波出力のピーク電圧、すなわち、検
波信号Bが入力される時点でのピーク電圧を捕らえて、
それに応じた基準電圧Vrefを発生させることにな
る。
【0027】この結果、コンパレータ手段3では、検波
信号Bのピーク電圧に応じた基準電圧Vrefを基にし
て、検波信号Bをディジタルのデータ信号Cに復調する
ことになる。
【0028】なお、ピーク・ホールド手段5は、リセッ
ト信号Dにより、単位であるデータ長よりも長い周期
で、一定時間ごとにリセットされても良いが、たとえ
ば、データ信号Cの出力を受けた外部の制御回路6によ
って、データ信号Cが有意のデータである場合には、一
連のデータ信号Cが終了するまでの間、入力端子7への
リセット信号Dの送信を中止するようにしても良いこと
は勿論である。
【0029】図2は、本発明による一実施例を具体的に
示す回路図である。
【0030】図左の21は受信信号の入力端子、22は
入力端子21に接続されるエンベロープ検波回路で、キ
ャパシタC1、C2、ダイオードD1、D2、抵抗器R
1の接続回路からなり、本発明のエンベロープ検波手段
の一実施例を構成している。
【0031】23はコンパレータ回路で、エンベロープ
検波回路22に接続され、コンパレータIC3、抵抗器
R6、R7、R8の接続回路からなり、本発明のコンパ
レータ手段の一実施例を構成している。なお、図中のV
ccは供給電圧である。
【0032】25はピーク・ホールド回路で、エンベロ
ープ検波回路22とコンパレータ回路23とに接続さ
れ、オペアンプ(演算増幅器)IC1、IC2、トラン
ジスタQ1、ダイオードD3、D4、キャパシタC3、
可変抵抗器VR1、抵抗器R2、R3、R4、R5の接
続回路からなり、本発明のピーク・ホールド手段の一実
施例を構成している。
【0033】なお、図2右の24はデータ信号の出力端
子、27はリセット信号の入力端子である。
【0034】
【発明の効果】以上のごとくなる本発明は、受信信号を
入力し、この受信信号の包絡線を検波して、検波信号を
出力するエンベロープ検波手段と、この検波信号と基準
になる電圧とをそれぞれ入力比較し、データ信号を復調
して出力するコンパレータ手段とを備えるデータ通信用
復調回路において、少なくとも、ピーク・ホールド手段
を備え、前記の検波信号を入力し、そのピーク値を保持
して、前記の基準電圧を出力するようにしているから、
前記のコンパレータ手段は、検波信号のピーク電圧に応
じた基準電圧を基にして、検波信号をディジタルのデー
タ信号に復調することができることになり、結果とし
て、エンベロープ検波手段に入力される受信信号の入力
レベルが低くなっても、基準電圧のレベルが変化して低
下し、検波信号のレベルが基準電圧のレベル以上になっ
て、データ信号の復調が完全に行なわれるという大きな
効果が得られることになる。
【0035】加えて、エンベロープ検波手段に入力され
る受信信号のレベルの低下があっても、基準電圧が変化
し低く設定されることになるため、言い換えると、入力
される信号のレベルに応じて、最適なデータ復調用の基
準電圧が設定されることになるため、ノイズ等の影響を
受けないという効果が得られ、データのエラーが大幅に
減少するという利点が得られることになる。
【0036】さらに述べると、本発明により、入力信号
が送られてくる空間、ケーブルなどの伝送線路や、周囲
環境の変化・変動に、柔軟に対応して、最適なデータ復
調用の基準電圧が設定されることが可能になるため、結
果として、データ通信システムの信頼性向上につながる
という大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示すブロック回路図で
ある。
【図2】本発明による一実施例を具体的に示す回路図で
ある。
【図3】従来例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
A:受信信号 B:検波信号 C:データ信号 D:リセット信号 Vref:基準電圧 1、7:入力信号 2:エンベロープ検波手段 3:コンパレータ手段 4:出力端子 5:ピーク・ホールド手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を入力し、この受信信号の包絡
    線を検波して、検波信号を出力するエンベロープ検波手
    段と、前記検波信号と基準電圧とをそれぞれ入力比較
    し、データ信号を復調して出力するコンパレータ手段
    と、を備えるデータ通信用復調回路において、 前記検波信号を入力し、そのピーク値を保持して、前記
    基準電圧を出力するピーク・ホールド手段を備えて、前
    記受信信号の入力レベルに応じて、前記基準電圧のレベ
    ルを変化するようにしたことを特徴とするデータ通信用
    復調回路。
  2. 【請求項2】 前記ピーク・ホールド手段が、リセット
    可能であるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    のデータ通信用復調回路。
  3. 【請求項3】 前記データ信号が有意のデータであると
    き、一連の前記データ信号が終了するまで、前記ピーク
    ・ホールド手段が、リセット不可能であるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のデータ通信用復調回
    路。
JP7031576A 1995-01-27 1995-01-27 データ通信用復調回路 Withdrawn JPH08204762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295462A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Ricoh Co Ltd Rssi整形処理方法および無線lan装置
CN115603666A (zh) * 2022-11-29 2023-01-13 紫光同芯微电子有限公司(Cn) 用于解调的装置及方法、解调设备

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Effective date: 20020402