JPH08201565A - 原子炉圧力容器のペデスタルおよびその建設方法 - Google Patents
原子炉圧力容器のペデスタルおよびその建設方法Info
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- JPH08201565A JPH08201565A JP7011167A JP1116795A JPH08201565A JP H08201565 A JPH08201565 A JP H08201565A JP 7011167 A JP7011167 A JP 7011167A JP 1116795 A JP1116795 A JP 1116795A JP H08201565 A JPH08201565 A JP H08201565A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】局部補強材を削除するかその数量を低減し、製
作性が向上し、工程短縮を図る。 【構成】内側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10との間に水平
リブ11を設けて連結し、この水平リブ11の延長線上の外
側円筒鋼板10の外面に配管サポート16を取り付ける。配
管サポート16に配管15を取り付ける。内側円筒鋼板９と
外側円筒鋼板10の内面に水平補強材13と縦補給材14を設
け、両鋼板９，10間にコンクリートを打設する。上記構
成により、従来の局部補強材を低減でき、ペデスタル製
作性の向上および配管サポートを工場での製作、取り付
けを行うことにより現地での工程短縮が図れる。
作性が向上し、工程短縮を図る。 【構成】内側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10との間に水平
リブ11を設けて連結し、この水平リブ11の延長線上の外
側円筒鋼板10の外面に配管サポート16を取り付ける。配
管サポート16に配管15を取り付ける。内側円筒鋼板９と
外側円筒鋼板10の内面に水平補強材13と縦補給材14を設
け、両鋼板９，10間にコンクリートを打設する。上記構
成により、従来の局部補強材を低減でき、ペデスタル製
作性の向上および配管サポートを工場での製作、取り付
けを行うことにより現地での工程短縮が図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋コンクリート製の原
子炉格納容器内に立設される原子炉圧力容器のペデスタ
ルおよびその建設方法に関する。
子炉格納容器内に立設される原子炉圧力容器のペデスタ
ルおよびその建設方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力発電プラントにおける原子炉圧力
容器ペデスタルおよびその建設方法について図４および
図５により説明する。図４は従来のペデスタルを立設し
た原子炉格納容器を示す縦断面図、図５はペデスタルの
要部を縦断面と横断面で示している。
容器ペデスタルおよびその建設方法について図４および
図５により説明する。図４は従来のペデスタルを立設し
た原子炉格納容器を示す縦断面図、図５はペデスタルの
要部を縦断面と横断面で示している。
【０００３】図４中、符号１は原子炉圧力容器で、この
原子炉圧力容器１は一次格納施設である原子炉格納容器
２内にペデスタル３により支持されて設置している。原
子炉格納容器２は鉄筋コンクリート製であり、内側にラ
イナを添設した構造になっている。
原子炉圧力容器１は一次格納施設である原子炉格納容器
２内にペデスタル３により支持されて設置している。原
子炉格納容器２は鉄筋コンクリート製であり、内側にラ
イナを添設した構造になっている。
【０００４】この原子炉格納容器２の内部はダイヤフラ
ムフロア４とペデスタル３によって上部ドライウェル，
下部ドライウェル５およびサプレッションチェンバ６に
区画されている。ペデスタル３には上下部ドライウェル
とサプレッションチェンバ６とを繋ぐベンド管７と連通
孔８を有している。
ムフロア４とペデスタル３によって上部ドライウェル，
下部ドライウェル５およびサプレッションチェンバ６に
区画されている。ペデスタル３には上下部ドライウェル
とサプレッションチェンバ６とを繋ぐベンド管７と連通
孔８を有している。
【０００５】ペデスタル３は図５に部分的に示したよう
に内外に内側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10を設置し、内
側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10とを主要部材である水平
リブ11と縦リブ12により連結し、さらに内側円筒鋼板９
と外側円筒鋼板10の裏面にはこれらの鋼板９，10の座屈
防止機能および内部コンクリートとの一体性を保持させ
るために座屈防止材として水平補強材13および縦補強材
14が設置された構造になっている。
に内外に内側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10を設置し、内
側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10とを主要部材である水平
リブ11と縦リブ12により連結し、さらに内側円筒鋼板９
と外側円筒鋼板10の裏面にはこれらの鋼板９，10の座屈
防止機能および内部コンクリートとの一体性を保持させ
るために座屈防止材として水平補強材13および縦補強材
14が設置された構造になっている。
【０００６】なお、内側円筒鋼板９と外側円筒鋼板10と
の間には図示してないがコンクリートが打設されて充填
している。また、上記主要部材および座屈防止材とは別
に機器および配管15等を支持するための配管サポート16
に対する局部補強材19を外側円筒鋼板10の内面に設けて
いる。
の間には図示してないがコンクリートが打設されて充填
している。また、上記主要部材および座屈防止材とは別
に機器および配管15等を支持するための配管サポート16
に対する局部補強材19を外側円筒鋼板10の内面に設けて
いる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来のペデスタル３の
構造は上述したように機器および配管15等の配管サポー
ト16がペデスタル３に取り付く部位には局部的な面外曲
げモーメントに対する鋼板製局部補強材19を設け、配管
15等の荷重をペデスタル３に負担させている。また、配
管サポート16については現地で取り付けている。
構造は上述したように機器および配管15等の配管サポー
ト16がペデスタル３に取り付く部位には局部的な面外曲
げモーメントに対する鋼板製局部補強材19を設け、配管
15等の荷重をペデスタル３に負担させている。また、配
管サポート16については現地で取り付けている。
【０００８】したがって、局部補強材19を数多く設置す
ることはペデスタル３の製作性が悪くなり、しかもコン
クリート打設時に局部補強材19の下方にコンクリートの
充填の妨げとなり、施工上の配慮が欠けている課題があ
る。
ることはペデスタル３の製作性が悪くなり、しかもコン
クリート打設時に局部補強材19の下方にコンクリートの
充填の妨げとなり、施工上の配慮が欠けている課題があ
る。
【０００９】また、図６に示したようにダイヤフラムフ
ロア４の建設時にはダイヤフラムフロア４の下面に支持
サポート18をペデスタル３側に取り付けて片持ち支持し
ているが、この場合にはペデスタル３に非常に大きな荷
重が加わる。
ロア４の建設時にはダイヤフラムフロア４の下面に支持
サポート18をペデスタル３側に取り付けて片持ち支持し
ているが、この場合にはペデスタル３に非常に大きな荷
重が加わる。
【００１０】そのため、ダイヤフラムフロア４の建設時
に指示サポート18が取り付く部位にはペデスタル３の主
要部材である水平リブ11，縦リブ12および局部補強材19
を多く設け、しかも現地での取り付け工事となってい
る。したがって、ペデスタル３の製作性とコンクリート
打設時のコンクリート充填上に多大な労力を要する課題
がある。
に指示サポート18が取り付く部位にはペデスタル３の主
要部材である水平リブ11，縦リブ12および局部補強材19
を多く設け、しかも現地での取り付け工事となってい
る。したがって、ペデスタル３の製作性とコンクリート
打設時のコンクリート充填上に多大な労力を要する課題
がある。
【００１１】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、ペデスタルの構造強度上設けられている主要
な部材および水平補強材等の調整を行い支持サポート点
をその部材上に設けて局部補強材を設けないか、または
その数量を低減し、ペデスタルの製作性が向上し、かつ
配管サポートを工場で製作取り付けを行うことによって
現地での工程短縮を図ることができる原子炉圧力容器の
ペデスタルおよびその建設方法を提供することにある。
たもので、ペデスタルの構造強度上設けられている主要
な部材および水平補強材等の調整を行い支持サポート点
をその部材上に設けて局部補強材を設けないか、または
その数量を低減し、ペデスタルの製作性が向上し、かつ
配管サポートを工場で製作取り付けを行うことによって
現地での工程短縮を図ることができる原子炉圧力容器の
ペデスタルおよびその建設方法を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は原子炉格納容器
内に立設し原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外
円筒状鋼板を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結
し、かつ水平補強材、縦補強材および局部補強材が設け
られ前記局部補強材の延長線上の前記外側円筒鋼板に機
器および配管等のサポートが取着し前記内外円筒状鋼板
間にコンクリートが充填されてなる原子炉圧力容器のペ
デスタルにおいて、前記局部補強材を設けないで前記リ
ブの延長線上機器および配管等のサポートの支持点と
し、その支持点の外側円筒鋼板に機器および配管等のサ
ポートを取着してなることを特徴とする。
内に立設し原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外
円筒状鋼板を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結
し、かつ水平補強材、縦補強材および局部補強材が設け
られ前記局部補強材の延長線上の前記外側円筒鋼板に機
器および配管等のサポートが取着し前記内外円筒状鋼板
間にコンクリートが充填されてなる原子炉圧力容器のペ
デスタルにおいて、前記局部補強材を設けないで前記リ
ブの延長線上機器および配管等のサポートの支持点と
し、その支持点の外側円筒鋼板に機器および配管等のサ
ポートを取着してなることを特徴とする。
【００１３】また、本発明は原子炉格納容器内に立設し
原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼板
を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ水
平補強材、縦補強材および局部補強材が設けられ前記局
部補強材の延長線上の前記外側円筒鋼板に機器および配
管等のサポートが取着し、前記内外円筒状鋼板間にコン
クリートが充填されてなる原子炉圧力容器のペデスタル
において、前記局部補強材を設けないで前記配管サポー
トが支持される支持点の前記外側円筒状鋼板の内面にス
タッドボルトを設けてなることを特徴とする。
原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼板
を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ水
平補強材、縦補強材および局部補強材が設けられ前記局
部補強材の延長線上の前記外側円筒鋼板に機器および配
管等のサポートが取着し、前記内外円筒状鋼板間にコン
クリートが充填されてなる原子炉圧力容器のペデスタル
において、前記局部補強材を設けないで前記配管サポー
トが支持される支持点の前記外側円筒状鋼板の内面にス
タッドボルトを設けてなることを特徴とする。
【００１４】さらに、本発明は原子炉格納容器内に立設
し原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼
板を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ
水平補強材および縦補強材が設けられ、前記リブの延長
線上または機器および配管等のサポートの支持点に機器
および配管等のサポートを取着した原子炉圧力容器のペ
デスタルの建設方法において、前記サポートを工場で予
め取着することを特徴とする。
し原子炉圧力容器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼
板を有し、この内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ
水平補強材および縦補強材が設けられ、前記リブの延長
線上または機器および配管等のサポートの支持点に機器
および配管等のサポートを取着した原子炉圧力容器のペ
デスタルの建設方法において、前記サポートを工場で予
め取着することを特徴とする。
【００１５】
【作用】配管等支持構造物の支持点の補強材とペデスタ
ルの主要部材を兼用し、支持構造物の支持点を縦リブ及
び水平リブ等の主要部材位置でとるか、または支持構造
物の支持点を調整し、水平補強材等と局部補強材とを兼
ね合わせる。配管荷重の小さいものについては局部補強
材を設けない。
ルの主要部材を兼用し、支持構造物の支持点を縦リブ及
び水平リブ等の主要部材位置でとるか、または支持構造
物の支持点を調整し、水平補強材等と局部補強材とを兼
ね合わせる。配管荷重の小さいものについては局部補強
材を設けない。
【００１６】ダイヤフラムフロア建設時支持サポートに
ついては、原子炉格納容器とペデスタルとの間の両端支
持とし、支持荷重を低減させることで局部補強材の低減
を図ることとする。また、できる限り局部補強材をスタ
ッドボルト構造とすることにより、ペデスタル製作性の
向上を図り、局部補強材の製作については工場において
行う。
ついては、原子炉格納容器とペデスタルとの間の両端支
持とし、支持荷重を低減させることで局部補強材の低減
を図ることとする。また、できる限り局部補強材をスタ
ッドボルト構造とすることにより、ペデスタル製作性の
向上を図り、局部補強材の製作については工場において
行う。
【００１７】上記により、簡素化された原子炉圧力容器
のペデスタルを提供すると共に、ペデスタル製作性の向
上を図ることができ、また配管サポートを工場で取り付
けることにより工程短縮を図ることができる。
のペデスタルを提供すると共に、ペデスタル製作性の向
上を図ることができ、また配管サポートを工場で取り付
けることにより工程短縮を図ることができる。
【００１８】
【実施例】図１（ａ），（ｂ）により本発明に係る原子
炉圧力容器のペデスタルと、その建設方法の第１の実施
例を合わせて説明する。図１（ａ）は本実施例に係るペ
デスタルの要部を縦断面で示し、図１（ｂ）は図１
（ａ）の横断面図で、図５と対応して示している。な
お、図１では図５と同一部分には同一符号を付してお
り、図４で説明した従来例のペデスタルと同一部分に関
する説明は省略する。
炉圧力容器のペデスタルと、その建設方法の第１の実施
例を合わせて説明する。図１（ａ）は本実施例に係るペ
デスタルの要部を縦断面で示し、図１（ｂ）は図１
（ａ）の横断面図で、図５と対応して示している。な
お、図１では図５と同一部分には同一符号を付してお
り、図４で説明した従来例のペデスタルと同一部分に関
する説明は省略する。
【００１９】本実施例のペデスタル３は内側円筒鋼板９
と外側円筒鋼板10とをペデスタル構造強度上設置された
水平リブ11及び縦リブ12で連結し、ペデスタル座屈防止
用に設置された水平補強材13および縦補強材14で構成す
る。機器および配管15等をペデスタル３にサポートする
配管サポート16をそのサポート点を強度上設置されてい
る水平リブ11または縦リブ12の延長線上に設置する。
と外側円筒鋼板10とをペデスタル構造強度上設置された
水平リブ11及び縦リブ12で連結し、ペデスタル座屈防止
用に設置された水平補強材13および縦補強材14で構成す
る。機器および配管15等をペデスタル３にサポートする
配管サポート16をそのサポート点を強度上設置されてい
る水平リブ11または縦リブ12の延長線上に設置する。
【００２０】そして、コンクリートを打設し、内側円筒
鋼板９と外側円筒鋼板10内にコンクリートを充填し、硬
化し、養生してペデスタル３を建設する。これにより荷
重の伝達をスムーズなものとし、局部補強材19を低減ま
たは設置しない構造としている。
鋼板９と外側円筒鋼板10内にコンクリートを充填し、硬
化し、養生してペデスタル３を建設する。これにより荷
重の伝達をスムーズなものとし、局部補強材19を低減ま
たは設置しない構造としている。
【００２１】この実施例によれば、局部補強材19を低減
すること、および配管サポート16を工場で製作して一体
的に外側円筒鋼板10の外面に取り付けておくことにより
現地での工程を短縮できる。
すること、および配管サポート16を工場で製作して一体
的に外側円筒鋼板10の外面に取り付けておくことにより
現地での工程を短縮できる。
【００２２】つぎに図２により本発明に係る原子炉圧力
容器のペデスタルの第２の実施例を説明する。図２は前
記第１の実施例と同様に本実施例の要部を示しているた
め、第１の実施例と異なった点のみ説明する。すなわ
ち、図２における第２の実施例は配管15等を支持する際
に、ペデスタル３内充填コンクリートの強度を期待しス
タッドボルト17を外側円筒鋼板10の内面に取り付けた構
造としている。これによりペデスタル３に加わる荷重を
スムーズに伝達している。更に、ペデスタル製作性の向
上が図れるものとなっている。
容器のペデスタルの第２の実施例を説明する。図２は前
記第１の実施例と同様に本実施例の要部を示しているた
め、第１の実施例と異なった点のみ説明する。すなわ
ち、図２における第２の実施例は配管15等を支持する際
に、ペデスタル３内充填コンクリートの強度を期待しス
タッドボルト17を外側円筒鋼板10の内面に取り付けた構
造としている。これによりペデスタル３に加わる荷重を
スムーズに伝達している。更に、ペデスタル製作性の向
上が図れるものとなっている。
【００２３】また、スタッドボルト17を前記第１の実施
例と同様に工場で製作し外側円筒鋼板10の内面に予め取
り付けておくことにより現地での工程を短縮することが
できる。さらに、配管等の支持点に、スタッドボルト17
を設けペデスタル３内充填コンクリートに定着させるこ
とにより強度を確保することができる。
例と同様に工場で製作し外側円筒鋼板10の内面に予め取
り付けておくことにより現地での工程を短縮することが
できる。さらに、配管等の支持点に、スタッドボルト17
を設けペデスタル３内充填コンクリートに定着させるこ
とにより強度を確保することができる。
【００２４】つぎに図３により上記第１および第２の実
施例に係るペデスタルによりダイヤフラムフロア４を建
設する例を説明する。図３はペデスタルおよびダイヤフ
ラムフロア建設時の支持サポート等の縦断面図及び横断
面図である。
施例に係るペデスタルによりダイヤフラムフロア４を建
設する例を説明する。図３はペデスタルおよびダイヤフ
ラムフロア建設時の支持サポート等の縦断面図及び横断
面図である。
【００２５】図３に示すようにダイヤフラムフロア建設
時の支持サポート18および下部ドライウェル５の構造物
についても、ダイヤフラムフロア建設時支持サポート18
については、従来の図６に示したペデスタル側片持ち支
持からペデスタル３と原子炉格納容器２との間の両端支
持とし、ダイヤフラムフロア建設時支持サポート18から
ペデスタル３に加わる荷重を低減させる構造としてい
る。
時の支持サポート18および下部ドライウェル５の構造物
についても、ダイヤフラムフロア建設時支持サポート18
については、従来の図６に示したペデスタル側片持ち支
持からペデスタル３と原子炉格納容器２との間の両端支
持とし、ダイヤフラムフロア建設時支持サポート18から
ペデスタル３に加わる荷重を低減させる構造としてい
る。
【００２６】すなわち、ペデスタル３と原子炉格納容器
２を両端支持する鉄骨梁によるダイヤフラムフロア４の
建設時の支持において、鉄骨支持部の局部補強材を簡易
にしたことを特徴としている。
２を両端支持する鉄骨梁によるダイヤフラムフロア４の
建設時の支持において、鉄骨支持部の局部補強材を簡易
にしたことを特徴としている。
【００２７】したがって、ペデスタル３の強度上設けて
いる水平リブ11または縦リブ12上でペデスタル３を支持
することで局部補強材19を低減もしくは設ける必要性が
なくなり、ペデスタル製作性の向上を図ることができ
る。
いる水平リブ11または縦リブ12上でペデスタル３を支持
することで局部補強材19を低減もしくは設ける必要性が
なくなり、ペデスタル製作性の向上を図ることができ
る。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、支持構造物の支持点を
調整するかまたは主要部材上にサポートするか、または
配管荷重の小さいものについては局部補強材を設けない
ため、局部補強材を低減できる。
調整するかまたは主要部材上にサポートするか、または
配管荷重の小さいものについては局部補強材を設けない
ため、局部補強材を低減できる。
【００２９】また、それに伴ないペデスタルの製作性の
向上および配管サポートを工場での製作、取り付けを行
うことにより現地での工程短縮を図ることができる。さ
らに、局部補強材を設けないかまたはその数が少ないた
め、コンクリート打設時のコンクリート充填が容易とな
り、施工性がすぐれる。
向上および配管サポートを工場での製作、取り付けを行
うことにより現地での工程短縮を図ることができる。さ
らに、局部補強材を設けないかまたはその数が少ないた
め、コンクリート打設時のコンクリート充填が容易とな
り、施工性がすぐれる。
【図１】（ａ）は本発明に係る原子炉圧力容器のペデス
タルの第１の実施例の要部を示す縦断面図、（ｂ）は
（ａ）の横断面図。
タルの第１の実施例の要部を示す縦断面図、（ｂ）は
（ａ）の横断面図。
【図２】（ａ）は本発明に係る原子炉圧力容器のペデス
タルの第２の実施例の要部を示す縦断面図、（ｂ）は
（ａ）の横断面図。
タルの第２の実施例の要部を示す縦断面図、（ｂ）は
（ａ）の横断面図。
【図３】（ａ）は本発明に係る原子炉圧力容器のペデス
タルにダイヤフラムフロアを設置した例を概略的に示す
縦断面図、（ｂ）は（ａ）におけるペデスタルを部分的
に拡大して示す横断面図。
タルにダイヤフラムフロアを設置した例を概略的に示す
縦断面図、（ｂ）は（ａ）におけるペデスタルを部分的
に拡大して示す横断面図。
【図４】従来の原子炉圧力容器のペデスタルを説明する
ための原子炉格納容器内を一部断面で示す側面図。
ための原子炉格納容器内を一部断面で示す側面図。
【図５】（ａ）は従来の原子炉圧力容器のペデスタルの
要部を示す縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面
図、（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図。
要部を示す縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面
図、（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図。
【図６】（ａ）は従来の原子炉圧力容器のペデスタルに
ダイヤフラムフロア設置した例を概略的に示す縦断面
図、（ｂ）は（ａ）におけるペデスタルを部分的に拡大
して示す横断面図。
ダイヤフラムフロア設置した例を概略的に示す縦断面
図、（ｂ）は（ａ）におけるペデスタルを部分的に拡大
して示す横断面図。
１…原子炉圧力容器、２…原子炉格納容器、３…原子炉
圧力容器のペデスタル、４…ダイヤフラムフロア、５…
下部ドライウェル、６…サプレッションチェンバ、７…
ベント管、８…連通孔、９…内側円筒鋼板、10…外側円
筒鋼板、11…水平リブ、12…縦リブ、13…水平補強材、
14…縦補強材、15…配管、16…配管サポート、17…スタ
ッドボルト、18…ダイヤフラムフロア建設時の支持サポ
ート、19…局部補強材。
圧力容器のペデスタル、４…ダイヤフラムフロア、５…
下部ドライウェル、６…サプレッションチェンバ、７…
ベント管、８…連通孔、９…内側円筒鋼板、10…外側円
筒鋼板、11…水平リブ、12…縦リブ、13…水平補強材、
14…縦補強材、15…配管、16…配管サポート、17…スタ
ッドボルト、18…ダイヤフラムフロア建設時の支持サポ
ート、19…局部補強材。
Claims (4)
- 【請求項１】 原子炉格納容器内に立設し原子炉圧力容
器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼板を有し、この
内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ水平補強材、縦
補強材および局部補強材が設けられ前記局部補強材の延
長線上の前記外側円筒鋼板に機器および配管等のサポー
トが取着し前記内外円筒状鋼板間にコンクリートが充填
されてなる原子炉圧力容器のペデスタルにおいて、前記
局部補強材を設けないで前記リブの延長線上機器および
配管等のサポートの支持点とし、その支持点の外側円筒
鋼板に機器および配管等のサポートを取着してなること
を特徴とする原子炉圧力容器のペデスタル。 - 【請求項２】 原子炉格納容器内に立設し原子炉圧力容
器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼板を有し、この
内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ水平補強材、縦
補強材および局部補強材が設けられ前記局部補強材の延
長線上の前記外側円筒鋼板に機器および配管等のサポー
トが取着し、前記内外円筒状鋼板間にコンクリートが充
填されてなる原子炉圧力容器のペデスタルにおいて、前
記局部補強材を設けないで前記配管サポートが支持され
る支持点の前記外側円筒状鋼板の内面にスタッドボルト
を設けてなることを特徴とする原子炉圧力容器のペテス
タル。 - 【請求項３】 原子炉格納容器内に立設し原子炉圧力容
器を支持し、内外両側面に内外円筒状鋼板を有し、この
内外円筒状鋼板間にリブが連結し、かつ水平補強材およ
び縦補強材が設けられ、前記リブの延長線上または機器
および配管等のサポートの支持点に機器および配管等の
サポートを取着した原子炉圧力容器のペデスタルの建設
方法において、前記サポートを工場で予め取着すること
を特徴とする原子炉圧力容器のペデスタルの建設方法。 - 【請求項４】 前記機器および配管等のサポートの支持
点にスタッドボルトを設け、コンクリートを充填して前
記スタッドボルトを定着させることを特徴とする請求項
３記載の原子炉圧力容器のペデスタルの建設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7011167A JPH08201565A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉圧力容器のペデスタルおよびその建設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7011167A JPH08201565A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉圧力容器のペデスタルおよびその建設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201565A true JPH08201565A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11770499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7011167A Pending JPH08201565A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉圧力容器のペデスタルおよびその建設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08201565A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012063153A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2016205100A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 清水建設株式会社 | 鋼板コンクリート構造 |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP7011167A patent/JPH08201565A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012063153A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2016205100A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 清水建設株式会社 | 鋼板コンクリート構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040319 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |