JPH08200900A - 空気調和機の除霜運転制御装置 - Google Patents
空気調和機の除霜運転制御装置Info
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- JPH08200900A JPH08200900A JP7013254A JP1325495A JPH08200900A JP H08200900 A JPH08200900 A JP H08200900A JP 7013254 A JP7013254 A JP 7013254A JP 1325495 A JP1325495 A JP 1325495A JP H08200900 A JPH08200900 A JP H08200900A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルリードスイッチにより室外機配管温
度を正確に検出し、確実な除霜制御を実現する。 【構成】 室外機配管にサーマルリードスイッチ８を設
け、そのスイッチ動作により室外ファンモータ４の通電
経路を切り替える切替リレー９を設ける。
度を正確に検出し、確実な除霜制御を実現する。 【構成】 室外機配管にサーマルリードスイッチ８を設
け、そのスイッチ動作により室外ファンモータ４の通電
経路を切り替える切替リレー９を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、室外機に制御装置を搭
載していない冷暖房両用型の空気調和機の除霜運転制御
装置に関する。
載していない冷暖房両用型の空気調和機の除霜運転制御
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】冷暖房両用型の空気調和機の除霜制御は
過去様々な方式がとられていた。
過去様々な方式がとられていた。
【０００３】一般的に精度よく室外機配管の凍り付きを
検知するには直接配管の温度を観測するのが一番であ
る。室外機に制御装置を搭載しているものは、配管サー
ミスタを設けることにより室外機により除霜制御を検知
し、独自に除霜制御を開始、あるいは室内機に除霜開始
信号を伝達し室内機より開始することが可能である。こ
うした室外機による検知方式である外除霜方式に対し
て、室外機に制御装置を搭載しない空気調和機の場合は
室内機側にて検知を行う内除霜方式が一般的にとられて
いる。
検知するには直接配管の温度を観測するのが一番であ
る。室外機に制御装置を搭載しているものは、配管サー
ミスタを設けることにより室外機により除霜制御を検知
し、独自に除霜制御を開始、あるいは室内機に除霜開始
信号を伝達し室内機より開始することが可能である。こ
うした室外機による検知方式である外除霜方式に対し
て、室外機に制御装置を搭載しない空気調和機の場合は
室内機側にて検知を行う内除霜方式が一般的にとられて
いる。
【０００４】以下、従来の空気調和機の除霜運転制御装
置について図６を参考に説明する。図６は従来の空気調
和機の除霜運転制御装置の回路図である。図６に示すよ
うに、交流電源１は室内側より電源供給を行っている。
室内機側には、室外機の圧縮機２を制御する圧縮機用リ
レー３と、室外ファンモータ４を制御する室外ファンモ
ータ用リレー５と、四方弁６を制御する四方弁用リレー
７が設けられている。また、空気調和機の制御装置１１
には室内配管温度を検知する室内配管センサー１５があ
る。また圧縮機２の運転電流の観測を行う電流検知手段
である電流トランス１０が圧縮機ラインＬ１に設けられ
ている。
置について図６を参考に説明する。図６は従来の空気調
和機の除霜運転制御装置の回路図である。図６に示すよ
うに、交流電源１は室内側より電源供給を行っている。
室内機側には、室外機の圧縮機２を制御する圧縮機用リ
レー３と、室外ファンモータ４を制御する室外ファンモ
ータ用リレー５と、四方弁６を制御する四方弁用リレー
７が設けられている。また、空気調和機の制御装置１１
には室内配管温度を検知する室内配管センサー１５があ
る。また圧縮機２の運転電流の観測を行う電流検知手段
である電流トランス１０が圧縮機ラインＬ１に設けられ
ている。
【０００５】上記構成において、室外機配管の凍り付き
検知は室内機配管温度の低下により判断している。配管
温度が設定値以下となった場合には、室外機配管が凍り
付き熱交換能力が低下したものと判断し、冷凍サイクル
を切り替え除霜制御を開始する。除霜終了の判断は圧縮
機運転電流にて行っている。これは、除霜開始時は極め
て少ない電流値であったものが、室外機配管温度が上昇
するにつれて増加する特性を利用したものである。
検知は室内機配管温度の低下により判断している。配管
温度が設定値以下となった場合には、室外機配管が凍り
付き熱交換能力が低下したものと判断し、冷凍サイクル
を切り替え除霜制御を開始する。除霜終了の判断は圧縮
機運転電流にて行っている。これは、除霜開始時は極め
て少ない電流値であったものが、室外機配管温度が上昇
するにつれて増加する特性を利用したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の室内側除霜制御には以下のような課題があった。
来の室内側除霜制御には以下のような課題があった。
【０００７】すなわち、例えば電源事情が極めて悪く電
源電圧の変動が極めて大きい場合には、除霜終了を判断
する電流値を一義的に設定することは除霜終了の早動
作、不動作につながることとなる。また、除霜開始時の
判断を室内機配管温度にて行う場合においても、室内機
と室外機の接続配管の長さ、断熱の方法により室内機配
管温度は大きく変化することになる。このことは室内フ
ァンモータのファン速の違いによっても同じことがいえ
る。
源電圧の変動が極めて大きい場合には、除霜終了を判断
する電流値を一義的に設定することは除霜終了の早動
作、不動作につながることとなる。また、除霜開始時の
判断を室内機配管温度にて行う場合においても、室内機
と室外機の接続配管の長さ、断熱の方法により室内機配
管温度は大きく変化することになる。このことは室内フ
ァンモータのファン速の違いによっても同じことがいえ
る。
【０００８】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、サーマルリードスイッチにより室外機配管温度を正
確に検出し、確実な除霜制御を実現することを目的とす
るものである。
で、サーマルリードスイッチにより室外機配管温度を正
確に検出し、確実な除霜制御を実現することを目的とす
るものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の空気調和機の除霜運転制御装置は、室内機に
圧縮機を制御する圧縮機用リレーと、冷暖切り替え用の
四方弁を制御する四方弁用リレーと、室外ファンモータ
を制御する室外ファンモータ用リレーと、室外ファンモ
ータ用リレーに流れる電流を検出する電流検知手段を設
け、室外機に配管温度検出用のサーマルリードスイッチ
（以下、ＴＲＳと記す）と、前記ＴＲＳの動作と同期し
て室外ファンモータの電源供給ラインを四方弁ラインに
切り替える室外ファンモータの切替リレーとを備えた構
成としたものである。
に本発明の空気調和機の除霜運転制御装置は、室内機に
圧縮機を制御する圧縮機用リレーと、冷暖切り替え用の
四方弁を制御する四方弁用リレーと、室外ファンモータ
を制御する室外ファンモータ用リレーと、室外ファンモ
ータ用リレーに流れる電流を検出する電流検知手段を設
け、室外機に配管温度検出用のサーマルリードスイッチ
（以下、ＴＲＳと記す）と、前記ＴＲＳの動作と同期し
て室外ファンモータの電源供給ラインを四方弁ラインに
切り替える室外ファンモータの切替リレーとを備えた構
成としたものである。
【００１０】また、ＴＲＳへの電源供給ラインにリレー
接点を設け、リレーコイルの電源を室外ファンモータラ
インより受給する構成としたものである。
接点を設け、リレーコイルの電源を室外ファンモータラ
インより受給する構成としたものである。
【００１１】また、室外ファンモータの電源供給ライン
の四方弁ラインへの切り替えをメカ式サーモとしたもの
である。
の四方弁ラインへの切り替えをメカ式サーモとしたもの
である。
【００１２】また、室内側に設けた室外ファンモータの
電流検知手段を四方弁ラインに備え、室外ファンモータ
用リレーの接点間に電圧検知回路を備えた構成としたも
のである。
電流検知手段を四方弁ラインに備え、室外ファンモータ
用リレーの接点間に電圧検知回路を備えた構成としたも
のである。
【００１３】
【作用】本発明は、上記構成において次のような作用を
有する。
有する。
【００１４】すなわち、室外機配管に取り付けたＴＲＳ
により直接配管温度を検知するものであり、室外機に制
御装置を設けたものと同等に極めて正確に除霜制御の開
始、終了を安価に行うことが可能である。また、除霜信
号の室内機への信号伝達をファンモータ電流の切り替え
により行っているため内外接続線４本のままで行うこと
が可能となる。また、室外機配管温度検知による除霜判
断であり、電源電圧の変動、内外接続配管の長さ、室内
機ファンモータの設定に影響されない除霜制御が可能と
なるものである。
により直接配管温度を検知するものであり、室外機に制
御装置を設けたものと同等に極めて正確に除霜制御の開
始、終了を安価に行うことが可能である。また、除霜信
号の室内機への信号伝達をファンモータ電流の切り替え
により行っているため内外接続線４本のままで行うこと
が可能となる。また、室外機配管温度検知による除霜判
断であり、電源電圧の変動、内外接続配管の長さ、室内
機ファンモータの設定に影響されない除霜制御が可能と
なるものである。
【００１５】さらに、ＴＲＳへの電源供給ラインにリレ
ー接点を設け、リレーコイルの電源をファンモータライ
ンより受給する構成とすることにより、たとえ室外ファ
ンモータが切替リレーにより四方弁ラインに接続された
状態であっても、室内側の室外ファンモータ用リレーを
オフすることにより、室外ファンモータを停止させるこ
とが可能となる。これは、暖房過負荷の状態となった場
合室外ファンモータの停止制御がいかなる場合でも行え
ることを可能にするものである。
ー接点を設け、リレーコイルの電源をファンモータライ
ンより受給する構成とすることにより、たとえ室外ファ
ンモータが切替リレーにより四方弁ラインに接続された
状態であっても、室内側の室外ファンモータ用リレーを
オフすることにより、室外ファンモータを停止させるこ
とが可能となる。これは、暖房過負荷の状態となった場
合室外ファンモータの停止制御がいかなる場合でも行え
ることを可能にするものである。
【００１６】さらに、室外ファンモータの四方弁ライン
への電源切り替えをメカ式サーモとすることにより、室
外機部品点数と配線の削減を実現するものである。
への電源切り替えをメカ式サーモとすることにより、室
外機部品点数と配線の削減を実現するものである。
【００１７】さらに、電流検知手段を四方弁ラインに備
え、室外ファンモータ用リレーの接点間に電圧検出回路
を備えた構成とすることにより、除霜終了時に室外ファ
ンモータが回ることがなく終了検知可能となる。また四
方弁電流も同時に観測されることにより、四方弁断線等
の異常を検知することができる。
え、室外ファンモータ用リレーの接点間に電圧検出回路
を備えた構成とすることにより、除霜終了時に室外ファ
ンモータが回ることがなく終了検知可能となる。また四
方弁電流も同時に観測されることにより、四方弁断線等
の異常を検知することができる。
【００１８】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について、図
１および図２を参考に説明する。なお、従来例で説明し
たものと同一構成部材には同一番号を用いる。
１および図２を参考に説明する。なお、従来例で説明し
たものと同一構成部材には同一番号を用いる。
【００１９】図１は、本発明の第１の実施例の空気調和
機の除霜運転制御装置の電気回路図である。
機の除霜運転制御装置の電気回路図である。
【００２０】図１に示すように、交流電源１は室内側よ
り電源供給を行っている。室内機側には、室外機の圧縮
機２を制御する圧縮機用リレー３と、室外ファンモータ
４を制御する室外ファンモータ用リレー５と、四方弁６
を制御する四方弁用リレー７が設けられている。また、
室外ファンモータ４は室外配管に付けられたＴＲＳ８の
動作と同期して室外ファンモータの切替リレー９を介し
て、室内側の室外ファンモータラインＬ２と四方弁ライ
ンＬ３とに切り替えられる構成となっている。室外ファ
ンモータラインＬ２には電流トランス１０が設けられて
おり、制御装置１１によって室外ファンモータ４の運転
電流を常に観測している。
り電源供給を行っている。室内機側には、室外機の圧縮
機２を制御する圧縮機用リレー３と、室外ファンモータ
４を制御する室外ファンモータ用リレー５と、四方弁６
を制御する四方弁用リレー７が設けられている。また、
室外ファンモータ４は室外配管に付けられたＴＲＳ８の
動作と同期して室外ファンモータの切替リレー９を介し
て、室内側の室外ファンモータラインＬ２と四方弁ライ
ンＬ３とに切り替えられる構成となっている。室外ファ
ンモータラインＬ２には電流トランス１０が設けられて
おり、制御装置１１によって室外ファンモータ４の運転
電流を常に観測している。
【００２１】次に、図２を用いてその動作を説明する。
図２は同実施例における除霜運転制御を示すタイミング
図である。
図２は同実施例における除霜運転制御を示すタイミング
図である。
【００２２】ここで本実施例に用いるＴＲＳ８の特性は
グラフＢに示す動作をするものとする。
グラフＢに示す動作をするものとする。
【００２３】すなわち−３℃にて接点閉、６℃にて接点
開となる９℃のヒステリシスを持った２値設定可能なＴ
ＲＳ８である。従ってその動作は図２に示すように、室
外機配管温度が連続暖房運転時−３℃まで低下したとこ
ろでＴＲＳ接点は閉となり、６℃に上昇するとＴＲＳ接
点は開となる。
開となる９℃のヒステリシスを持った２値設定可能なＴ
ＲＳ８である。従ってその動作は図２に示すように、室
外機配管温度が連続暖房運転時−３℃まで低下したとこ
ろでＴＲＳ接点は閉となり、６℃に上昇するとＴＲＳ接
点は開となる。
【００２４】ＴＲＳ８が閉となると、グラフＣに示すよ
うに室外ファンモータの切替リレー９に通電され、図１
に示す切替リレー９の接点はｂ側からａ側に切り替えら
れる。室内側の室外ファンモータラインＬ２には電流ト
ランス１０が設けられており、切替リレー９の切り替え
に同期してグラフＤに示すように電流値はゼロに変化す
る。この信号が制御装置１１に除霜開始信号として伝達
され、四方弁６の動作はグラフＥに示すように四方弁６
を切り替えて除霜運転を開始する。除霜運転を継続して
室外機配管温度が６℃になると、ＴＲＳ８の接点は開と
なり室外ファンモータの切替リレー９の通電が絶たれ図
１に示す切替リレー９の接点はｂ側となる。同時に電流
トランス１０に電流が流れ、室内機側の制御装置１１に
除霜終了信号を伝達する。室内機側の制御装置１１によ
り、グラフＦに示すようにまず圧縮機２を停止させ、そ
の後冷凍サイクルの圧力バランスを待って四方弁６をも
との暖房状態に戻して暖房運転を開始する。
うに室外ファンモータの切替リレー９に通電され、図１
に示す切替リレー９の接点はｂ側からａ側に切り替えら
れる。室内側の室外ファンモータラインＬ２には電流ト
ランス１０が設けられており、切替リレー９の切り替え
に同期してグラフＤに示すように電流値はゼロに変化す
る。この信号が制御装置１１に除霜開始信号として伝達
され、四方弁６の動作はグラフＥに示すように四方弁６
を切り替えて除霜運転を開始する。除霜運転を継続して
室外機配管温度が６℃になると、ＴＲＳ８の接点は開と
なり室外ファンモータの切替リレー９の通電が絶たれ図
１に示す切替リレー９の接点はｂ側となる。同時に電流
トランス１０に電流が流れ、室内機側の制御装置１１に
除霜終了信号を伝達する。室内機側の制御装置１１によ
り、グラフＦに示すようにまず圧縮機２を停止させ、そ
の後冷凍サイクルの圧力バランスを待って四方弁６をも
との暖房状態に戻して暖房運転を開始する。
【００２５】（実施例２）次に、第２の実施例について
図３を用いて説明する。なお、装置の構成および制御の
基本部分は第１の実施例と同一のため説明を省略し、制
御の異なる部分のみ説明する。
図３を用いて説明する。なお、装置の構成および制御の
基本部分は第１の実施例と同一のため説明を省略し、制
御の異なる部分のみ説明する。
【００２６】第１の実施例において、ＴＲＳ８とこの動
作に同期して接点切り替えを行う切替リレー９は室内側
に設けられた圧縮機用リレー３がオンしていれば常に通
電状態であった。第２の実施例ではこのＴＲＳ８と切替
リレー９の回路に新たにリレー１２を挿入し、そのリレ
ーコイル１２ａの通電を室外ファンモータラインＬ２よ
り供給する構成としたものである。これにより実施例１
では室内ファンモータの切替リレー９が動作して室外フ
ァンモータ４の電源が四方弁ラインＬ３より供給される
状態となったときには、室外ファンモータ４のみオフさ
せることは不可能であった。しかしながら本実施例の構
成であれば、たとえ切替リレー９がａ接点側となってい
ても、室外ファンモータ４をオフさせたいときに室外フ
ァンモータ用リレー５をオフさせることにより、ＴＲＳ
８と切替リレー９の通電が遮断されることになる。すな
わちＴＲＳ８の状態に関係なく切替リレー９をオフしｂ
接点側に戻すことができる。そのとき、室外ファンモー
タ用リレー５はオフとなっているため、結果的に室外フ
ァンモータ４を自由にオンオフさせることが可能とな
る。これは、暖房過負荷運転時には極めて有効な制御手
段となるものである。
作に同期して接点切り替えを行う切替リレー９は室内側
に設けられた圧縮機用リレー３がオンしていれば常に通
電状態であった。第２の実施例ではこのＴＲＳ８と切替
リレー９の回路に新たにリレー１２を挿入し、そのリレ
ーコイル１２ａの通電を室外ファンモータラインＬ２よ
り供給する構成としたものである。これにより実施例１
では室内ファンモータの切替リレー９が動作して室外フ
ァンモータ４の電源が四方弁ラインＬ３より供給される
状態となったときには、室外ファンモータ４のみオフさ
せることは不可能であった。しかしながら本実施例の構
成であれば、たとえ切替リレー９がａ接点側となってい
ても、室外ファンモータ４をオフさせたいときに室外フ
ァンモータ用リレー５をオフさせることにより、ＴＲＳ
８と切替リレー９の通電が遮断されることになる。すな
わちＴＲＳ８の状態に関係なく切替リレー９をオフしｂ
接点側に戻すことができる。そのとき、室外ファンモー
タ用リレー５はオフとなっているため、結果的に室外フ
ァンモータ４を自由にオンオフさせることが可能とな
る。これは、暖房過負荷運転時には極めて有効な制御手
段となるものである。
【００２７】（実施例３）次に、第３の実施例について
図４を用いて説明する。なお装置の構成および制御の基
本部分は第１、第２の実施例と同一のため説明を省略
し、制御の異なる部分のみ説明する。
図４を用いて説明する。なお装置の構成および制御の基
本部分は第１、第２の実施例と同一のため説明を省略
し、制御の異なる部分のみ説明する。
【００２８】本実施例では第２の実施例において、ＴＲ
Ｓ８と切替リレー９の２個の部品構成にて室外ファンモ
ータ４の通電ラインの切り替えを行っていたものに対し
て、メカ式サーモ１３１個に置き換えて除霜制御を実現
するものである。構成部品が少なく、実装スペースと結
束用配線の削減がはかれ極めて有効な構成手段である。
Ｓ８と切替リレー９の２個の部品構成にて室外ファンモ
ータ４の通電ラインの切り替えを行っていたものに対し
て、メカ式サーモ１３１個に置き換えて除霜制御を実現
するものである。構成部品が少なく、実装スペースと結
束用配線の削減がはかれ極めて有効な構成手段である。
【００２９】（実施例４）次に、第４の実施例について
図５を用いて説明する。なお装置の構成および制御の基
本部分は第１、第２の実施例と同一のため説明を省略
し、制御の異なる部分のみ説明する。
図５を用いて説明する。なお装置の構成および制御の基
本部分は第１、第２の実施例と同一のため説明を省略
し、制御の異なる部分のみ説明する。
【００３０】図５において室外側構成は実施例１と同一
構成である。室内側構成において除霜開始信号を四方弁
ラインＬ３に電流トランス１０を設けて信号取り込みを
行い、除霜終了信号は室外ファンモータラインＬ２にフ
ォトカプラからなる電圧検知回路１４を設けて室外ファ
ンモータ用リレー５の接点間に室外ファンモータ４の負
荷が接続された状態か、それとも接続されていない状態
かを判断することにより、信号取り込みを行う構成とし
たものである。この構成により、除霜運転終了時に実施
例１のように室外ファンモータ用リレー５の接点をオン
させた状態で終了信号を待つ必要はなく、室外ファンモ
ータ用リレー５はオフのままで電圧変化を検知すればよ
いこととなる。これにより除霜終了時に切替リレー９が
ｂ側に戻ったときに一旦室外ファンモータ４が運転状態
となることはない。また四方弁ラインＬ３の電流を常に
監視しており四方弁断線等の異常を検知できる非常に有
効な除霜運転制御装置である。
構成である。室内側構成において除霜開始信号を四方弁
ラインＬ３に電流トランス１０を設けて信号取り込みを
行い、除霜終了信号は室外ファンモータラインＬ２にフ
ォトカプラからなる電圧検知回路１４を設けて室外ファ
ンモータ用リレー５の接点間に室外ファンモータ４の負
荷が接続された状態か、それとも接続されていない状態
かを判断することにより、信号取り込みを行う構成とし
たものである。この構成により、除霜運転終了時に実施
例１のように室外ファンモータ用リレー５の接点をオン
させた状態で終了信号を待つ必要はなく、室外ファンモ
ータ用リレー５はオフのままで電圧変化を検知すればよ
いこととなる。これにより除霜終了時に切替リレー９が
ｂ側に戻ったときに一旦室外ファンモータ４が運転状態
となることはない。また四方弁ラインＬ３の電流を常に
監視しており四方弁断線等の異常を検知できる非常に有
効な除霜運転制御装置である。
【００３１】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように本発明の
空気調和機の除霜運転制御装置は、室外機配管に取り付
けたＴＲＳにより直接配管温度を検知するものであり、
室外機に制御装置を設けたものと同等に極めて正確に除
霜制御の開始、終了を安価に行うことが可能である。ま
た、除霜信号の室内機への信号伝達を室外ファンモータ
電流の切り替えにより行っているため内外接続線４本の
ままで行うことが可能となる。また、室外機配管温度検
知による除霜判断であり、電源電圧の変動、内外接続配
管の長さ、室内機ファンモータの設定に影響されない除
霜制御が可能となるものである。
空気調和機の除霜運転制御装置は、室外機配管に取り付
けたＴＲＳにより直接配管温度を検知するものであり、
室外機に制御装置を設けたものと同等に極めて正確に除
霜制御の開始、終了を安価に行うことが可能である。ま
た、除霜信号の室内機への信号伝達を室外ファンモータ
電流の切り替えにより行っているため内外接続線４本の
ままで行うことが可能となる。また、室外機配管温度検
知による除霜判断であり、電源電圧の変動、内外接続配
管の長さ、室内機ファンモータの設定に影響されない除
霜制御が可能となるものである。
【００３２】さらに、ＴＲＳへの電源供給ラインにリレ
ー接点を設けリレーコイルの電源を室外ファンモータラ
インより受給する構成とすることにより、たとえ室外フ
ァンモータが切替リレーにより四方弁ラインに接続され
た状態であっても、室内側の室外ファンモータ用リレー
をオフすることにより、室外ファンモータを停止させる
ことが可能となる。これは、暖房過負荷の状態となった
場合室外ファンモータの停止制御がいかなる場合でも行
えることを可能にするものである。
ー接点を設けリレーコイルの電源を室外ファンモータラ
インより受給する構成とすることにより、たとえ室外フ
ァンモータが切替リレーにより四方弁ラインに接続され
た状態であっても、室内側の室外ファンモータ用リレー
をオフすることにより、室外ファンモータを停止させる
ことが可能となる。これは、暖房過負荷の状態となった
場合室外ファンモータの停止制御がいかなる場合でも行
えることを可能にするものである。
【００３３】さらに、室外ファンモータの四方弁ライン
への電源切り替えをメカ式サーモとすることにより、室
外機部品点数と配線の削減を実現するものである。
への電源切り替えをメカ式サーモとすることにより、室
外機部品点数と配線の削減を実現するものである。
【００３４】さらに、電流検知手段を四方弁ラインに備
え、室外ファンモータ用リレー接点間に電圧検出回路を
備えた構成とすることにより、除霜終了時に室外ファン
モータが回ることがなく終了検知が可能となる。また四
方弁電流も同時に観測されることにより、四方弁断線等
の異常を検知することができるものである。
え、室外ファンモータ用リレー接点間に電圧検出回路を
備えた構成とすることにより、除霜終了時に室外ファン
モータが回ることがなく終了検知が可能となる。また四
方弁電流も同時に観測されることにより、四方弁断線等
の異常を検知することができるものである。
【図１】本発明の第１の実施例の空気調和機の除霜運転
制御装置の電気回路図
制御装置の電気回路図
【図２】同、除霜運転制御のタイミングを示す図
【図３】本発明の第２の実施例の空気調和機の除霜運転
制御装置の電気回路図
制御装置の電気回路図
【図４】本発明の第３の実施例の空気調和機の除霜運転
制御装置の電気回路図
制御装置の電気回路図
【図５】本発明の第４の実施例の空気調和機の除霜運転
制御装置の電気回路図
制御装置の電気回路図
【図６】従来の空気調和機の除霜運転制御装置の電気回
路図
路図
２ 圧縮機 ３ 圧縮機用リレー ４ 室外ファンモータ ５ 室外ファンモータ用リレー ６ 四方弁 ７ 四方弁用リレー ８ サーマルリードスイッチ（ＴＲＳ） ９ 切替リレー １０ 電流検知手段（電流トランス） １２ａ リレーコイル １２ｂ リレー接点 １３ メカ式サーモ １４ 電圧検知回路
Claims (4)
- 【請求項１】 室内機に圧縮機を制御する圧縮機用リレ
ーと、冷暖切り替え用の四方弁を制御する四方弁用リレ
ーと、室外ファンモータを制御する室外ファンモータ用
リレーと、前記室外ファンモータ用リレーに流れる電流
を検出する電流検知手段を設け、室外機に配管温度検出
用のサーマルリードスイッチと、前記サーマルリードス
イッチの動作と同期して室外ファンモータの電源供給ラ
インを四方弁ラインに切り替える室外ファンモータの切
替リレーとを備えた空気調和機の除霜運転制御装置。 - 【請求項２】 サーマルリードスイッチへの電源供給ラ
インにリレー接点を設け、リレーコイルの電源を室外フ
ァンモータラインより受給する構成とした請求項１記載
の空気調和機の除霜運転制御装置。 - 【請求項３】 室外ファンモータの電源供給ラインの四
方弁ラインへの切り替えをメカ式サーモとした請求項１
記載の空気調和機の除霜運転制御装置。 - 【請求項４】 室内側に設けた室外ファンモータの電流
検知手段を四方弁ラインに備え、室外ファンモータ用リ
レーの接点間に電圧検知回路を備えた請求項１または２
記載の空気調和機の除霜運転制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013254A JPH08200900A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013254A JPH08200900A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08200900A true JPH08200900A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11828086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7013254A Pending JPH08200900A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08200900A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1325845C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-07-11 | 松下电器产业株式会社 | 分离型空调机 |
| CN109974203A (zh) * | 2019-03-06 | 2019-07-05 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 一种空调器的除霜方法及空调器 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7013254A patent/JPH08200900A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1325845C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-07-11 | 松下电器产业株式会社 | 分离型空调机 |
| CN109974203A (zh) * | 2019-03-06 | 2019-07-05 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 一种空调器的除霜方法及空调器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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