JPH08196817A - フィルタープレート - Google Patents
フィルタープレートInfo
- Publication number
- JPH08196817A JPH08196817A JP7009939A JP993995A JPH08196817A JP H08196817 A JPH08196817 A JP H08196817A JP 7009939 A JP7009939 A JP 7009939A JP 993995 A JP993995 A JP 993995A JP H08196817 A JPH08196817 A JP H08196817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- filter plate
- thermoplastic elastomer
- seal lip
- liq
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐油性、耐薬品性及び食品衛生性などが要求
される熱可塑性エラストマー樹脂製パッキンを付設した
フィルタープレートを提供する。 【構成】 濾過面の外側で隣接するフィルタープレート
同士に連通する管路を具えたフィルタープレートの該管
路の開口縁部に、シールリップを具えた熱可塑性エラス
トマー樹脂製のパッキンを嵌着してなるフィルタープレ
ート。 【効果】 耐油性、耐薬品性及び食品衛生性など優れた
特性を具備し、また個別取付け式のパッキンであるにも
拘らず、フィルタープレス機を開枠脱滓する際に脱落す
ることがなく、且つ片側破損の場合に個別交換のみで済
み、シールリップの機能によって管路から流体が漏洩す
ることもない。
される熱可塑性エラストマー樹脂製パッキンを付設した
フィルタープレートを提供する。 【構成】 濾過面の外側で隣接するフィルタープレート
同士に連通する管路を具えたフィルタープレートの該管
路の開口縁部に、シールリップを具えた熱可塑性エラス
トマー樹脂製のパッキンを嵌着してなるフィルタープレ
ート。 【効果】 耐油性、耐薬品性及び食品衛生性など優れた
特性を具備し、また個別取付け式のパッキンであるにも
拘らず、フィルタープレス機を開枠脱滓する際に脱落す
ることがなく、且つ片側破損の場合に個別交換のみで済
み、シールリップの機能によって管路から流体が漏洩す
ることもない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタープレートに係
り、特に、耐油性、耐薬品性及び食品衛生性などが要求
される熱可塑性エラストマー樹脂製パッキンを付設した
フィルタープレートに関する。
り、特に、耐油性、耐薬品性及び食品衛生性などが要求
される熱可塑性エラストマー樹脂製パッキンを付設した
フィルタープレートに関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来、耐油性、耐薬品性及び食
品衛生性などが要求される固液分離機に組込むフィルタ
ープレートに付設するパッキンは、天然ゴム（ＮＲ）、
ニトリル・ブタジエンゴム（ＮＢＲ）、エチレン・プロ
ピレン・ジエン三元共重合体（ＥＰＤＭ）等を代表とす
る合成ゴム製のものであって、これらは材質的に成分の
溶出問題や強度上の問題で適当ではない。
品衛生性などが要求される固液分離機に組込むフィルタ
ープレートに付設するパッキンは、天然ゴム（ＮＲ）、
ニトリル・ブタジエンゴム（ＮＢＲ）、エチレン・プロ
ピレン・ジエン三元共重合体（ＥＰＤＭ）等を代表とす
る合成ゴム製のものであって、これらは材質的に成分の
溶出問題や強度上の問題で適当ではない。
【０００３】また、従来のフィルタープレートに付設す
るパッキンは、構造的には例えば図３に斜視図で示す如
く、フィルタープレートＡ−１の張出部Ａ−３に穿設さ
れている管路Ａ−２を介し、両面側の開口縁部にリング
部ａ−１，ａ−２がセットされるように、一対のリング
部ａ−１，ａ−２間を紐ａ−３で一体に連結した合成ゴ
ム製のパッキンＸを、ゴムの軟弾性を利用して管路Ａ−
２に捩込み取付けるものや、また、図４に斜視図で示す
如く、フィルタープレートＡ−１の管路Ａ−２を介し、
両面側の開口縁部にリング部ｂ−１，ｂ−２がセットさ
れるように、一対のリング部ｂ−１，ｂ−２間を角筒状
体ｂ−３で一体に連結してなるパッキンＹを、フィルタ
ープレートＡ−１の管路Ａ−２が穿設されている張出部
Ａ−３の側方矢印方向より被嵌して取付けるもの等があ
るが、上記パッキンＸ及びＹともに、片面のリング部の
みにひび割れや変形等の損傷が生じても、パッキン全体
を交換する必要があり不経済である。
るパッキンは、構造的には例えば図３に斜視図で示す如
く、フィルタープレートＡ−１の張出部Ａ−３に穿設さ
れている管路Ａ−２を介し、両面側の開口縁部にリング
部ａ−１，ａ−２がセットされるように、一対のリング
部ａ−１，ａ−２間を紐ａ−３で一体に連結した合成ゴ
ム製のパッキンＸを、ゴムの軟弾性を利用して管路Ａ−
２に捩込み取付けるものや、また、図４に斜視図で示す
如く、フィルタープレートＡ−１の管路Ａ−２を介し、
両面側の開口縁部にリング部ｂ−１，ｂ−２がセットさ
れるように、一対のリング部ｂ−１，ｂ−２間を角筒状
体ｂ−３で一体に連結してなるパッキンＹを、フィルタ
ープレートＡ−１の管路Ａ−２が穿設されている張出部
Ａ−３の側方矢印方向より被嵌して取付けるもの等があ
るが、上記パッキンＸ及びＹともに、片面のリング部の
みにひび割れや変形等の損傷が生じても、パッキン全体
を交換する必要があり不経済である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、濾過面の外側で隣接す
るフィルタープレート同士に連通する管路を具えたフィ
ルタープレートの該管路の開口縁部に、シールリップを
具えた熱可塑性エラストマー樹脂製のパッキンを嵌着し
てなるフィルタープレートである。
するものであって、その要旨は、濾過面の外側で隣接す
るフィルタープレート同士に連通する管路を具えたフィ
ルタープレートの該管路の開口縁部に、シールリップを
具えた熱可塑性エラストマー樹脂製のパッキンを嵌着し
てなるフィルタープレートである。
【０００５】上記本発明で使用するパッキンの材質は、
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）、ポ
リウレタン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＵ）、ポリス
チレン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＳ）等の何れかか
らなるゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマー樹脂で
あって、特に、耐油性、耐薬品性及び食品衛生性等が優
れており、また、パッキンの形状は、隣接するフィルタ
ープレート同士間の管路の開口縁部で、濾液や圧搾液又
は気体の漏洩を確実に防止するシールリップを具えてい
ると共に、フィルタープレート管路の開口縁部の内側に
周設した溝部へ係着して、パッキンの脱落を防止する係
合突条を設けてある。
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）、ポ
リウレタン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＵ）、ポリス
チレン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＳ）等の何れかか
らなるゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマー樹脂で
あって、特に、耐油性、耐薬品性及び食品衛生性等が優
れており、また、パッキンの形状は、隣接するフィルタ
ープレート同士間の管路の開口縁部で、濾液や圧搾液又
は気体の漏洩を確実に防止するシールリップを具えてい
ると共に、フィルタープレート管路の開口縁部の内側に
周設した溝部へ係着して、パッキンの脱落を防止する係
合突条を設けてある。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図１は本発明の実施例を平面図で示し、図２は、
図１のＡ−Ａ矢視を拡大断面図で示す。図１に平面図
で、また図２に断面図で示す如く、フィルタープレート
本体１には、濾過面１−１の外側４隅に濾液や圧搾液等
を通す外付の管路１１を配設し、中央上部には給液口１
２を穿設してあり、上記管路１１の開口縁部にシールリ
ップ２１を具えた熱可塑性エラストマー樹脂製のパッキ
ン２を嵌着してなるフィルタープレートである。
する。図１は本発明の実施例を平面図で示し、図２は、
図１のＡ−Ａ矢視を拡大断面図で示す。図１に平面図
で、また図２に断面図で示す如く、フィルタープレート
本体１には、濾過面１−１の外側４隅に濾液や圧搾液等
を通す外付の管路１１を配設し、中央上部には給液口１
２を穿設してあり、上記管路１１の開口縁部にシールリ
ップ２１を具えた熱可塑性エラストマー樹脂製のパッキ
ン２を嵌着してなるフィルタープレートである。
【０００７】上記管路１１の開口縁部に嵌着するパッキ
ン２は、その一面（隣接フィルタープレート本体１の管
路１１の開口縁部側）には、内方に傾斜するシールリッ
プ２１を周設し、好ましくは、該シールリップ２１の内
側に窪み２１１を周設しておき、そして他面には、管路
１１の開口縁部の内側に周設した溝部１１１へ係着し
て、管路１１からのパッキン２の脱落を防止するための
係合突条２２を周設してある。そして、パッキン２のシ
ールリップ２１高さ分を除く厚みは、濾過面１−１に張
設する圧搾膜３の厚み相当であることが必要である。
ン２は、その一面（隣接フィルタープレート本体１の管
路１１の開口縁部側）には、内方に傾斜するシールリッ
プ２１を周設し、好ましくは、該シールリップ２１の内
側に窪み２１１を周設しておき、そして他面には、管路
１１の開口縁部の内側に周設した溝部１１１へ係着し
て、管路１１からのパッキン２の脱落を防止するための
係合突条２２を周設してある。そして、パッキン２のシ
ールリップ２１高さ分を除く厚みは、濾過面１−１に張
設する圧搾膜３の厚み相当であることが必要である。
【０００８】上記本発明は、耐油性、耐薬品性及び食品
衛生性に優れ、柔軟弾発性に富む熱可塑性エラストマー
樹脂製であって上記形状のパッキン２を付設してあるの
で、フィルタープレス機の運転中は隣接するフィルター
プレート同士がその外付の連通管路１１，１１間で確実
に密封シールされて流体が漏洩することがなく、また、
プレス機を開枠脱滓する際に、管路１１に周設した溝部
１１１へパッキン２の係合突条２２を係着固定できるの
で、個別取付け式のパッキンであるにも拘わらず、管路
１１からパッキン２が脱落することがなく、且つ、片側
破損の場合に個別交換のみで済むと云う作用効果を奏す
るものである。
衛生性に優れ、柔軟弾発性に富む熱可塑性エラストマー
樹脂製であって上記形状のパッキン２を付設してあるの
で、フィルタープレス機の運転中は隣接するフィルター
プレート同士がその外付の連通管路１１，１１間で確実
に密封シールされて流体が漏洩することがなく、また、
プレス機を開枠脱滓する際に、管路１１に周設した溝部
１１１へパッキン２の係合突条２２を係着固定できるの
で、個別取付け式のパッキンであるにも拘わらず、管路
１１からパッキン２が脱落することがなく、且つ、片側
破損の場合に個別交換のみで済むと云う作用効果を奏す
るものである。
【０００９】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明で取付けるパッキンによれば、
耐油性、耐薬品性及び食品衛生性など優れた特性を具備
し、また個別取付け式のパッキンであるにも拘わらず、
フィルタープレス機を開枠脱滓する際に脱落することが
なく、且つ片側破損の場合に個別交換のみで済み、シー
ルリップの機能によって管路から流体が漏洩することも
ない。
を奏する。即ち、本発明で取付けるパッキンによれば、
耐油性、耐薬品性及び食品衛生性など優れた特性を具備
し、また個別取付け式のパッキンであるにも拘わらず、
フィルタープレス機を開枠脱滓する際に脱落することが
なく、且つ片側破損の場合に個別交換のみで済み、シー
ルリップの機能によって管路から流体が漏洩することも
ない。
【図１】本発明の実施例を平面図で示す。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視を拡大断面図で示す。
【図３】従来例における外付パッキンを斜視図で示す。
【図４】他の従来例における外付パッキンを斜視図で示
す。
す。
１ フィルタープレート本体 １−１ 濾過面 １１ 管路 １１１ 溝部 １２ 給液口 ２ パッキン ２１ シールリップ ２２ 係合突条 ３ 圧搾膜
Claims (1)
- 【請求項１】 濾過面の外側で隣接するフィルタープレ
ート同士に連通する管路を具えたフィルタープレートの
該管路の開口縁部に、シールリップを具えた熱可塑性エ
ラストマー樹脂製のパッキンを嵌着してなるフィルター
プレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7009939A JPH08196817A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | フィルタープレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7009939A JPH08196817A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | フィルタープレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08196817A true JPH08196817A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11733992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7009939A Pending JPH08196817A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | フィルタープレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08196817A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110242749A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-17 | 景津环保股份有限公司 | 滤板洗涤孔端面唇形密封圈 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7009939A patent/JPH08196817A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110242749A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-17 | 景津环保股份有限公司 | 滤板洗涤孔端面唇形密封圈 |
| CN110242749B (zh) * | 2019-06-03 | 2020-09-22 | 景津环保股份有限公司 | 滤板洗涤孔端面唇形密封圈 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040329 |