JPH08192289A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH08192289A
JPH08192289A JP7003309A JP330995A JPH08192289A JP H08192289 A JPH08192289 A JP H08192289A JP 7003309 A JP7003309 A JP 7003309A JP 330995 A JP330995 A JP 330995A JP H08192289 A JPH08192289 A JP H08192289A
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JP
Japan
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workpiece
shield gas
laser
suction
laser beam
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JP7003309A
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English (en)
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Shigeki Matsunaka
繁樹 松中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は被加工物をレーザ光で照射して加
工する際に発生する溶融物が周囲に飛散するのを防止で
きるようにしたレーザ加工装置を提供することを目的と
する。 【構成】 被加工物3が載置されるテーブル1と、レー
ザ光を発生するレーザ発生源43と、上記テーブルに載
置された被加工物に上記レーザ発生源で発生したレーザ
光を照射させる集光レンズ42と、この集光レンズから
のレーザ光を通過させるとともに上記被加工物に向かっ
てシールドガスを供給する第1の供給路28およびこの
第1の供給路の外側に上記被加工物がレーザ光に照射加
工されることで発生する物質を上記シールドガスととも
に吸引する吸引路33とが形成されたノズル体27とを
具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被加工物をレーザ光で
照射してたとえば切断などの加工を行うレーザ加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、紙と樹脂シートとが積層され
てなる被加工物を切断加工する場合、従来はシエア(S
hear)を用いて押し切るということが行われてい
た。しかしながら、そのような切断方法では、刃先の摩
耗が早いため、その刃先を頻繁に交換しなければならな
いから生産性が非常に低く、また紙と樹脂シートとの間
に切断屑が入り込み、切断不良を招くということもあっ
た。
【0003】そこで、上述した積層体からなる被加工物
の切断をレーザ光を用いて行うことが実用化されてい
る。しかしながら、上記被加工物を単にレーザ光で照射
切断すると、切断時に発生する溶融物質が切断部分やそ
の近傍に付着して切断不良を招くということがある。
【0004】溶融物質の付着を阻止するために、被加工
物のレーザ光によって照射される部位に向けて噴射ノズ
ルを設け、この噴射ノズルから不活性ガスなどのシール
ドガスを噴射させることで、切断時に発生する溶融物質
を吹き飛ばすということが行われている。
【0005】しかしながら、シールドガスによって溶融
物質を吹き飛ばすだけでは、その物質を確実に除去でき
ないから、切断部分の周囲に付着したり、作業環境を汚
染するなどのことがある。
【0006】そこで、上記噴射ノズルの近傍に所定間隔
離間して吸引ノズルを配置し、加工時に発生する溶融物
質をシールドガスとともに吸引することで、その物質が
切断部分の近傍に付着したり、作業環境を汚染するのを
防止している。
【0007】しかしながら、噴射ノズルと吸引ノズルと
が別体であると、噴射ノズルから噴出されたシールドガ
スが溶融物質とともに吸引ノズルに吸引される経路で被
加工物に付着したり、周囲に飛散することがある。
【0008】とくに、被加工物が薄い紙と樹脂シートを
積層してなる積層体の場合、溶融物質が紙と樹脂シート
との間に入り込み易かったり、樹脂シートが溶融される
ことで発生する異臭が周囲に散乱するということがあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、被加工部
の加工点近傍にシールドガスを噴射する噴射ノズルと噴
射ノズルから噴出されたシールドガスを吸引する吸引ノ
ズルとを配置しても、シールドガスが噴射されてから吸
引される経路で溶融物が周囲に飛散したり、被加工物に
付着し易いなどのことがあった。
【0010】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、被加工物がレーザ加工さ
れたときに発生する溶融物質が上記被加工物に付着した
り、周囲に飛散するのを防止できるようにしたレーザ加
工装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載された発明は、被加工物にレーザ光を
照射して加工するレーザ加工装置において、上記被加工
物が載置されるテーブルと、上記レーザ光を発生するレ
ーザ発生源と、上記テーブルに載置された被加工物に上
記レーザ発生源で発生したレーザ光を照射させる加工光
学系と、この加工光学系からのレーザ光を通過させると
ともに上記被加工物に向かってシールドガスを供給する
第1の供給路およびこの第1の供給路の外側に上記被加
工物がレーザ光に照射加工されることで発生する物質を
上記シールドガスとともに吸引する吸引路とが形成され
たノズル体とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記ノズル体には、上記吸引
路の外側に上記被加工物に向かってシールドガスを供給
する第2の供給路が形成されていることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載された発明において、上記被加工物
の下面側には、この被加工物が上記レーザ光の照射によ
って貫通加工されたときに被加工物の下面側に向かって
流れる上記物質を含むシールドガスを吸引するための下
部吸引手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、ノズル体のシールド
ガスを供給する第1の供給路の外側にそのシールドガス
を吸引するための吸引路が形成されているため、第1の
供給路から被加工物の加工部位へ噴出したシールドガス
は上記加工部を囲む状態の吸引路に吸引されるから、加
工部位で発生した溶融物たガスなどの物質が周囲に飛散
したり、付着しずらくなる。
【0015】請求項2の発明によれば、吸引路の外側に
形成された第2の供給路から噴出するシールドガスによ
って第1の供給路から噴出して吸引路に吸引されるシー
ルドガスの周囲が包囲されるから、加工部位で発生した
溶融物やガスがさらに周囲に飛散しずらくなる。
【0016】請求項3に記載された発明によれば、被加
工物の下面側に吸引手段があることで、被加工物が貫通
加工されたときに被加工物の下面側に流れる溶融物やガ
スをシールドガスとともに周囲に飛散させることなく回
収できる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図2は被加工物3を切断加工するためのレー
ザ加工装置を示し、このレーザ加工装置は駆動源2によ
って平面方向と上下方向、つまりX、Y、Zの三次元方
向に駆動されるテーブル1を備えている。このテーブル
1の上面には上記被加工物3を位置決め固定するための
保持装置4が設けられている。上記被加工物3は薄い紙
と樹脂シートとを積層した、平面形状が矩形状の積層体
からなる。
【0018】上記保持装置4は中空状の保持台5を有
し、この保持台5の上端には矩形状の保持板6が設けら
れている。この保持板6の上面には、図4に示すように
この上面に供給される上記被加工物3の二辺に当接して
位置決めするための帯状の3つのストッパ7が設けられ
ている。ストッパ7は被加工物3よりも薄く形成されて
いる。さらに、上記保持板6には上記被加工物3を切断
加工する加工線に沿って断面形状が上方に向かって狭幅
となるテーパ状の下部溝8がコ字状に形成されている。
【0019】上記保持板6上に供給された被加工物3
は、この被加工物よりも大きな矩形状をなした金属マス
ク9によって押圧保持される。この金属マスク9には図
3に示すように長手方向一側に一対のブラケット11
(一方のみ図示)が固着されている。各ブラケット11
は、ヒンジ12によって回動および上下動自在に支持さ
れている。上記金属マスク9を保持板6に接合する方向
へ回動させれば、図5に示すようにこの金属マスク9と
上記保持板6とによって被加工物6が挟持される。
【0020】上記金属マスク9は図3に示すようにそれ
ぞれ一対の第1のクランパ13と第2のクランパ14
(いずれも一方のみ図示)とによってクランプされる。
各クランパ13、14はクランプアーム13a、14a
を有する。第1のクランパ13のクランプアーム13a
は第1のシリンダ13bの上下駆動および回転駆動され
るロッド13cに固着されており、第2のクランパ14
のクランプアーム14aは保持板6に回動自在に設けら
れ、第2のシリンダ14bによって回動駆動されるよう
になっている。
【0021】上記第1のクランプアーム13aが下方へ
駆動されると、上記ヒンジ12が押圧されて下方へ変位
するから、金属マスク9の前後方向一端側が上記ヒンジ
12を介して押圧される。上記第2のクランプアーム1
4aが矢印方向へ回動されると、上記金属マスク9の他
端側が押圧される。したがって、上記金属マスク9は被
加工物3を上記保持板6とで所定の圧力で挟持すること
になる。
【0022】さらに、上記金属マスク9には図5に示す
ように上記保持板6に形成された下部溝8と対応して上
方に向かって広幅となるテーパ状の上部溝15が形成さ
れている。
【0023】上記保持板6には図5に示すように、下部
溝8の一辺を境にして左右に分割された2つの空間部1
6が形成されている。各空間部16には上記保持板6の
上面に一端を連通させた吸引孔17の他端が連通してい
る。さらに、各吸引孔17には図2と図4に示すように
第1の吸引管18の一端が接続されている。この第1の
吸引管18の他端は図2に示す吸引ポンプ19に電磁弁
20を介して接続されている。したがって、上記保持板
6の上面には上記吸引ポンプ19で発生する吸引力が作
用するようになっている。つまり、保持板6の上面に供
給された被加工物6は金属マスク9によって挟持される
だけでなく、吸引保持されるようになっている。
【0024】さらに、保持台6の内部空間には第2の吸
引管21の一端が連通している。この第2の吸引管21
の他端は排気装置22に連通している。したがって、こ
の排気装置22が作動することで、上記保持台5の内部
空間5a、つまり被加工物3の下面側を負圧にできるよ
うになっている。
【0025】上記載置台6の上方には、図1に示すよう
に加工光学系を形成するホルダ25の下端面に突出した
取付部26に着脱自在に取付られたノズル体27が配設
されている。このノズル体27は図1に示すように先端
(下端)にゆくにしたがって小径となる第1の供給路2
8が貫通して形成された本体部29を有する。この本体
部29は基部29aとテーパ部29bとからなり、基部
29aの外周には上部おねじ30aと下部おねじ30b
が形成されている。
【0026】上部おねじ30aは上記取付部28に形成
されためねじ31にねじ込まれ、下部おねじ30bには
第1のカバー32が取付けられている。この第1のカバ
ー32の内周面と上記テーパ部29bの外周面との間に
は、上記テーパ部29bの先端に開放した吸引路33が
形成されている。
【0027】上記第1のカバー32は先端部が上記本体
部29のテーパ部29bと対応するテーパ状に形成され
ており、その先端部は上記金属マスク9に形成された上
部溝15内に入り込む外径寸法に設定されている。第1
のカバー32の基端部には円筒状の第2のカバー34が
取着されている。この第2のカバー34の内周面と上記
第1のカバー32の先端部外周面との間には第2の供給
路35が形成されている。
【0028】上記第2のカバー34の下端は上記第1の
カバー32の下端よりも上方に位置している。したがっ
て、図1に示すように本体部29および第1のカバー3
2の先端部を金属マスク9の上部溝15内に入り込ま
せ、上記第2のカバー34の下端が金属マスク9の上面
に近接する状態でZ方向の位置決めができるようになっ
ている。
【0029】上記第1の供給路26には第1の供給管路
36の一端が接続され、第2の供給路35には第2の供
給管37の一端が接続されている。各供給管36、37
の他端は図2に示すようにそれぞれシールドガスの供給
ボンベ37a、37bに電磁弁38a、38bを介して
接続されている。シールドガスとしては窒素、アルゴン
あるいはネオンなどの不活性ガスが用いられており、そ
のシールドガスを所定の圧力で上記ノズル体25の先端
から噴出させることができるようになっている。
【0030】上記吸引路33には第3の吸引管39の一
端が接続されている。この第3の吸引管39の他端は上
記排気装置22に第2の供給管21を介して接続されて
いる。したがって、ノズル体25の第1供給路26と第
2の供給路35から噴出したシールドガスは、図1に矢
印で示すように吸引路33へ吸引されるようになってい
る。
【0031】上記ホルダ25の取付部26にはレンズ筒
41が設けられ、このレンズ筒41には集光レンズ42
が保持されている。この集光レンズ42は、たとえばY
AGレーザなどのレーザ発生源43で発生し、上記ホル
ダ25内部に設けられた反射ミラー44で反射して取付
部26に導かれたたレーザ光Lを集束する。集光レンズ
42で集束されたレーザ光Lは、被加工物3の金属マス
ク9の上部溝15から露出した部分を照射する。
【0032】上記駆動源2、吸引ポンプ19、電磁弁1
0、38a、38bおよびレーザ発生源43は制御装置
45からの制御信号によって駆動制御されるようになっ
ている。
【0033】つぎに、上記構成のレーザ加工装置によっ
て積層体からなる被加工物3を切断加工する場合につい
て説明する。まず、金属マスク9を上昇させた状態で被
加工物3を保持板6上の所定位置に供給したならば、吸
引ポンプ19を作動させ、被加工物3を保持板6上に吸
引し、ついで上記金属マスク9を被加工物3の上面に接
合するよう下降方向へ回動させる。
【0034】金属マスク9を下降方向へ回動させたな
ら、第1のクランパ13と第2のクランパ14とを作動
させて金属マスク9を押圧クランプし、この金属マスク
9と上記保持板6とで被加工物3を挟持固定する。それ
によって、積層体からなる被加工物3は積層された紙と
樹脂シートとを隙間なく密着させることができる。つま
り、被加工物3は圧縮された状態で保持板6上に固定さ
れる。
【0035】ついで、ボンベ37a、37bのシールド
ガスをノズル体27の第1の供給路28と第2の供給路
35とから噴出させるとともに、排気装置22を作動さ
せて保持台5の内部空間5aを負圧にする。
【0036】その状態で、上記ノズル体27の先端部が
金属マスク9の上部溝15内に入り込むよう被加工物3
のZ方向の位置決めをしたならば、レーザ発生源43を
作動させてレーザ光Lを発振させる。レーザ光Lは反射
ミラー44を経て集光レンズ42に入射し、この集光レ
ンズ42で集束されて被加工物3の金属マスク9の上部
溝15から露出した部分を照射する。それによって、被
加工物3はレーザ光Lによって切断加工されることにな
る。
【0037】切断加工によって被加工物3の加工部位か
ら発生する溶融物は第1の供給路28から噴出されるシ
ールドガスとともに吸引路33へ吸引される。この吸引
路33は上記第1の供給路28の外側を囲む状態で設け
られている。
【0038】そのため、第1の供給路28から噴出され
た溶融物を含むシールドガスは上記吸引路33へ吸引さ
れるから、溶融物が周囲に飛散することがない。しか
も、第1の供給路28の外側に吸引路33が設けられて
いることで、溶融物を含むシールドガスが被加工物3の
加工部位以外の部位に接触しずらいから、上記溶融物が
加工部位以外の箇所に付着することもほとんどない。
【0039】さらに、被加工物3は金属マスク9によっ
て覆われ、加工される部位だけが金属マスク9に形成さ
れた上部溝15から露出しているから、そのことによっ
ても溶融物が加工部位以外の部分に付着するのが防止さ
れる。
【0040】また、積層体からなる被加工物3は金属マ
スク9を介してそれぞれ一対の第1、第2のクランパ1
3、14によってクランプされている。それによって、
積層された紙と樹脂シートの間に隙間ができたり、シー
ルドガスの流れによってばたつくことがなくなるから、
隙間に溶融物が入り込んだり、切断面が不揃いになるな
どのことが防止される。
【0041】さらに、上記吸引路33の外側には、この
吸引路33を囲む状態で第2の供給路35が設けられて
いるから、この第2の供給路35から噴射されるシール
ドガスも上記吸引路33に吸引される。第2の供給路3
5から噴射されるシールドガスは第1のカバー32の外
周の圧力を高くする。そのため、第1の供給路28から
加工部位に向かって噴出されることで溶融物を含んだシ
ールドガスが第2の供給路35の外側へ流出するという
ことがほとんどないから、そのことによっても加工部位
で発生する溶融物や異臭ガスが周囲に散乱するのが防止
されることになる。
【0042】上記レーザ光Lによる被加工物3の加工が
進行し、その加工が被加工物3の厚さ方向を貫通する切
断状態になると、上記被加工物3から発生する溶融物は
その下面側へ飛散する。被加工物3の下面側は保持台5
の内部空間5aに臨んでおり、その内部空間5aは排気
装置22に連通している。
【0043】そのため、被加工物3の下面側に飛散する
溶融物や異臭は保持台5の内部空間から排気装置22へ
吸引されるから、その溶融物や異臭を外部に散乱させる
ことなく回収することができる。そして、上記テーブル
1を、金属マスク9の上部溝15に対応する軌跡でXY
方向に駆動すれば、上記被加工物3を所定の形状に切断
加工することができる。
【0044】この発明は上記一実施例に限定されず、発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。たと
えば、レーザ加工装置の用途は切断加工に限られず、孔
あけ加工や被加工物の下面側に貫通しない溝加工などで
あってもよい。また、被加工物としては積層体に限られ
ず、プレート状のものであってもよく、その形状や材質
も限定されるものでない。被加工物が積層体でなく、プ
レート状の場合、被加工物をクランパによってクランプ
しなくともよい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、ノズル体に、被加工物の加工部位に向けてシールド
ガスを供給する第1の供給路と、その外側に上記シール
ドガスを吸引する吸引路とを設けるようにした。
【0046】そのため、加工部位から発生する溶融物や
ガスなどの物質はシールドガスとともに吸引路に吸引さ
れるから、周囲に飛散したり、被加工物の加工部位以外
の部分に付着するなどのことが防止できる。しかも、吸
引路が第1の供給路の外側に形成されていることで、溶
融物を含むシールドガスが被加工物の加工部位以外の部
分に接触するということがほとんどないから、そのこと
によっても溶融物が加工部位以外の部分に付着するのを
防止できる。
【0047】請求項2の発明によれば、ノズル体には、
第1の供給路だけでなく、吸引路の外側に被加工物に向
かってシールドガスを供給する第2の供給路を形成する
ようにした。
【0048】そのため、吸引路の周囲が第2の供給路か
ら噴出するシールドガスによって覆われるから、第1の
供給路から噴出し加工部位を経て吸引路に吸引されるシ
ールドガスが周囲に散乱し、それに含まれる溶融物が加
工部位以外の部分に付着するのを防止することができ
る。
【0049】請求項3の発明によれば、被加工物の下面
側に、下部吸引手段を設けるようにした。そのため、被
加工物がレーザ光の照射によって貫通加工されたとき、
被加工物の下面側に飛散する溶融物を吸引除去できるか
ら、溶融物や加工によって発生するガスなどが被加工物
の下面側から周囲に飛散するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すノズル体の断面図。
【図2】同じく装置全体の概略的構成図。
【図3】同じく被加工物を保持する保持装置の側面図。
【図4】同じく一部省略した保持装置の平面図。
【図5】同じく一部省略した保持装置の断面図。
【符号の説明】
1…テーブル、 3…被加工物、 22…排気装置(下部吸引手段)、 27…ノズル体、 28…第1の供給路、 33…吸引路、 35…第2の供給路、 42…集光レンズ(加工光学系)、 43…レーザ発生源、 44…反射ミラー(加工光学系)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物にレーザ光を照射して加工する
    レーザ加工装置において、 上記被加工物が載置されるテーブルと、 上記レーザ光を発生するレーザ発生源と、 上記テーブルに載置された被加工物に上記レーザ発生源
    で発生したレーザ光を照射させる加工光学系と、 この加工光学系からのレーザ光を通過させるとともに上
    記被加工物に向かってシールドガスを供給する第1の供
    給路およびこの第1の供給路の外側に上記被加工物がレ
    ーザ光に照射加工されることで発生する物質を上記シー
    ルドガスとともに吸引する吸引路とが形成されたノズル
    体とを具備したことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 上記ノズル体には、上記吸引路の外側に
    上記被加工物に向かってシールドガスを供給する第2の
    供給路が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 上記被加工物の下面側には、この被加工
    物が上記レーザ光の照射によって貫通加工されたときに
    被加工物の下面側に向かって流れる上記物質を含むシー
    ルドガスを吸引するための下部吸引手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレー
    ザ加工装置。
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