JPH08191794A - リモートコントロール装置を有する検眼システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】１つのリモートコントロール装置の信号で、関
連ある複数の機器の動作を自動的に制御することが可能
な、リモートコントロール装置を有する検眼システムを
提供する。 【構成】ユーザが操作するリモコン１と、リモコン１か
らのリモコン信号１ａにより制御される操作部２及びレ
ンズ室３を有する自覚式検眼器１００と、自覚式検眼器
１００の操作部２から発信される制御信号２ｂにより制
御される視力表４とを有し、操作部２は、リモコン信号
１ａを受信するリモコン受信部２１と、レンズ室３及び
視力表４の動作制御を行なうための制御信号２ａ、２ｂ
を送信するリモコン送信部２２と、リモコン信号１ａに
含まれる情報から制御信号２ａ、２ｂを生成する処理部
２３と、処理部２３での情報生成過程で必要な所定のデ
ータを記憶するメモリ２４とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】各種の眼の検査（以下では検眼と
呼ぶ）で用いられる複数種類の機器から構成される検眼
システムに係り、特に、機器の制御に用いられるリモー
トコントロール装置を有する検眼システムに関する。

【０００２】

【従来技術】一般の家電製品ではテレビやビデオのよう
に、リモートコントロール装置を用いて、一方的にチャ
ンネルを変えたり、ビデオを再生したりする事が出来
る。これと同様に、ある種の検眼においては、リモート
コントロール装置が、視力表の動作制御に利用されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、リモートコントロール装置（以下ではリモコン
と略称する）は、ある特定の機器の動作制御が目的であ
った。このため、複数の機器を動作させるためには、各
々個別のリモコンを利用するか、マルチリモコンのよう
に、複数種類のリモコン信号を１つのリモコンから送信
できる機器が必要である。

【０００４】特に、検眼システムのように、リモコンを
用いて制御する複数の機器が互いに関連している場合に
は、具体的にどのような順序で各機器を動作させるかを
考えながら、リモコンのキーを順番に操作する必要があ
った。

【０００５】また、例えば自覚式検眼器及び視力表のよ
うに、複数組の検眼機器が１つの検査室に配置されてお
り、それぞれの組の機器の制御にリモートコントロール
装置が用いられる場合には、複数のリモコン信号が同時
に飛び交うため、フィルターなどの混信予防回路をそれ
ぞれの機器がたとえ備えていたとしても、混信や誤受信
を完全になくすことは難しい。

【０００６】本発明では、このような従来の問題点を考
慮し、一つのリモートコントロール装置の信号で、関連
ある複数の機器の動作を総合的に制御することが可能
な、リモートコントロール装置を有する検眼システムを
提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は、予め定めた
手順に従い行なわれる検眼で用いられる複数の装置を有
する検眼システムにおいて、前記検眼手順に関する操作
を受け付けて、その操作に応じた信号を発信するリモー
トコントロール装置を有し、前記複数の装置のうち予め
定めた特定の装置は、前記リモートコントロール装置か
らの信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で受
信された信号を受け入れ、その信号に応じて、前記特定
の装置を除いた少なくとも一つの装置を制御する信号処
理部とを有することを特徴とするリモートコントロール
装置を有する検眼システムにより達成される。

【０００８】

【作用】本発明の検眼システムにおいては、自覚式検眼
器や視力表等の、検眼を行なうための複数の装置が備え
られており、リモートコントロール装置は、所定の信号
を発信することにより、それら装置のうち予め定めた特
定の装置の動作を制御する。

【０００９】この特定の装置では、信号受信部が前記リ
モートコントロール装置からの信号を受信し、信号処理
部がその受信された信号に応じて、他の装置の動作を順
次制御する。

【００１０】本発明によれば、ユーザは１つのリモート
コントロール装置に対して入力操作を行なうことで、当
該検眼システムに含まれる複数の装置の制御を行なうこ
とができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。

【００１２】本実施例の検眼システムは、例えば図１に
示すように、ユーザが操作するリモコン１と、リモコン
１からのリモコン信号１ａにより制御される操作部２及
び操作部２からの制御信号により制御されるレンズ室３
を有する自覚式検眼器１００と、自覚式検眼器１００の
操作部２から発信される制御信号により制御される視力
表４とを有する。

【００１３】リモコン１は、ユーザが行なう操作を受け
付ける入力部１１と、入力部１１で受け付けられたユー
ザ操作に応じて、本検眼システムに含まれる自覚式検眼
器１００及び視力表４の動作手順を決定する情報を生成
する送信制御部１２と、生成された情報を示すリモコン
信号１ａを発信するリモコン送信部１３とを有する。

【００１４】本実施例において、ユーザは、予めその手
順が決定されている、例えば両眼視検査や立体視検査等
の手順を設定している複数種類の検眼コースの中から、
１つの検眼コースを入力部１１を操作することで選択す
る。この入力部１１の出力に応じて、リモコン１は、選
択された検眼コースを示す情報を含むリモコン信号１ａ
として発信するものとする。

【００１５】なお、リモコン１の入力部１１では、複数
の検眼コースの中から１つの検眼コースを選択すること
が出来るが、選択された検眼コースに対応するリモコン
信号１ａに含まれる情報は、検眼コース毎に異なるもの
である。リモコン信号１ａにより上記情報を伝えるため
には、例えばリモコン信号の送信周波数や、パルスなど
を用いた変調形態を、検眼コース毎に変化させる構成と
する。

【００１６】リモコン送信部１３は、例えば所定周波数
の電波によるキャリア信号に、送信制御部１２で生成さ
れた情報を乗せたリモコン信号１ａを送信するものと
し、後述するリモコン送信部２２から送信される制御信
号２ａ、２ｂも、上記信号と同様な形態の電波信号を用
いるものとする。

【００１７】リモコン送信部１３は、具体的には、ユー
ザの入力操作に対応した情報が、その操作が継続されて
行なわれている間、例えば１つのキーが押されている間
には、所定の繰返し周期で繰返し送信される形態を有し
ているリモコン信号１ａを送信するもの、または１つの
キーが押されている間には、最初の信号はユーザの入力
した情報が、その後はそのキーが押され続けていること
を示す信号が繰り返し送信されるものである。

【００１８】なお、本発明で用いる信号の形態は、電波
信号に限定されるものではなく、以下に説明するような
情報を伝えることができるものであれば、赤外線などの
光信号でも良い。また、前記情報としては、例えば具体
的な動作手順にそれぞれ対応する情報を直接送る構成と
しても、もちろん構わない。

【００１９】自覚式検眼器１００の操作部２は、リモコ
ン信号１ａを受信するリモコン受信部２１と、レンズ室
３及び視力表４の動作制御を行なうための制御信号２
ａ、２ｂを送信するリモコン送信部２２と、リモコン信
号１ａに含まれる情報から制御信号２ａ、２ｂを生成す
る処理部２３と、処理部２３での情報生成過程で必要な
所定のデータを記憶するメモリ２４とを有する。

【００２０】メモリ２４は、ユーザがリモコン１で選択
した検眼コースのそれぞれに対応して、各コースで用い
られる具体的な機器の機器名を示す情報（例えばＩＤ番
号）、及び各機器における動作手順等に関する制御情報
を記憶する。

【００２１】処理部２３は、リモコン受信部２１で信号
を受信しているかどうかを判定する受信状態モニター部
２５と、リモコン受信部２１で受信した信号に含まれて
いる情報を識別する情報判定部２６と、前記識別された
情報及びメモリ２４に記憶されているデータから送信す
べき情報を生成する送信制御情報決定部２７と、前記生
成された情報の送信タイミングを決定する送信制御部２
８とを有する。

【００２２】情報判定部２６は、例えばリモコン信号１
ａがその送信周波数により選択された検眼コースを示す
形態である場合には、リモコン信号１ａの送信周波数を
特定する手段、及び特定された送信周波数に対応する検
眼コースを識別する手段を有するものである。また、リ
モコン信号１ａがその変調形態により情報を伝える場合
には、上記送信周波数を特定する手段の代わりに、変調
形態を特定する手段を設けるものとする。

【００２３】送信制御情報決定部２７は、レンズ室３、
視力表４を制御するための情報を生成するものであり、
各制御情報には、受信したリモコン信号１ａに示されて
いるユーザが選択した検眼コースで用いられる機器の機
器名およびその制御情報とが含まれる。これら制御情報
は、選択された検眼コースについてメモリ２４に予め設
定されている手順に従い、順次生成される。

【００２４】送信制御部２８は、後述する手順（図２参
照）に従い、上記順次生成されている制御情報を、リモ
コン信号１ａと混信しないように、受信状態モニター部
２５でのモニター結果を用いて送信タイミングを決定す
る。

【００２５】自覚式検眼器１００のレンズ室３は、レン
ズの入れ替えなどの動作を行なうレンズ室動作部３４
と、操作部２からの制御信号を受信するリモコン受信部
３１と、受信した制御信号にレンズ室３を示す情報が含
まれているかどうかを判別し、含まれている場合にはさ
らにレンズ室３で行なうべき動作に関する制御情報を判
別する情報判定部３２と、判別された制御情報に応じて
レンズ室動作部３４の動作制御を行なう動作制御部３３
とを有する。

【００２６】視力表４は、視力を検査するための指標を
照明する照明装置等を動作させる視力表動作部４４と、
操作部２からの制御信号を受信するリモコン受信部４１
と、受信した制御信号に視力表３を示す情報が含まれて
いるかどうかを判別し、含まれている場合にはさらに視
力表４で行なうべき動作に関する制御情報を判別する情
報判定部４２と、判別された制御情報に応じて視力表動
作部４４の動作制御を行なう動作制御部４３とを有す
る。

【００２７】次に、自覚視検眼器１の操作部２の動作に
ついて、図２のフローチャートを用いて説明する。

【００２８】最初、リモコン１からの信号１ａをリモコ
ン信号受信部２１で受信すると（ステップ２０１）、そ
の信号が示す情報を処理部２３の情報判定部２６が識別
し、送信制御情報決定部２７が、前記識別された情報に
応じて、予めメモリ２４に記憶されている手順の中か
ら、ユーザが選択した検眼コースで用いられる手順を選
択し、その選択された手順でのレンズ室３及び視力表４
の組み合わせを決定する（ステップ２０２）。

【００２９】例えば、一通りの片眼の視力検査終了後、
両眼で立体視ができるかどうかのテストを行なうことが
ある。このような場合、ユーザがリモコン１を介して
「両眼視試験の実行」を示すリモコン信号１ａを自覚式
検眼器操作部２へ送る。

【００３０】これを操作部２が受信した場合、ステップ
２０２では送信制御情報決定部２７が、両眼視試験にお
いて用いられる各機器へのコマンドを生成する。具体的
には、レンズ室３に対しては、両眼視を行うために両眼
のカバーをオープンにし、補助レンズとして偏光板を両
眼に入れるためのコマンドを制御情報としてを生成し、
視力表４に対しては、両眼視試験用の立体視チャートを
表示させるコマンドを制御情報として生成する。

【００３１】ステップ２０２の具体例を、もう一つ説明
する。通常、一通りの測定が終了し一定時間が経過する
と、視力表４は省エネルギーモードに入り、視力表４の
照明ランプが消灯されるが、その後、再び検眼を開始す
る場合には、ユーザはリモコン１を介して操作部２へ何
らかのコマンド信号を送る。この信号を操作部２が受信
すると、ステップ２０２では、視力表４に対して照明ラ
ンプをＯＮにすると共に、指標をイニシャル位置にセッ
トするようにコマンドを生成する。

【００３２】次に、上記で生成された制御情報をリモコ
ン送信部２２を介して送信する際、混信が起こらないよ
うに、送信制御部２８で送信タイミングを制御する。

【００３３】すなわち、ユーザがリモコン１のキー（入
力部１１）を押している間は、リモコン１から送信デー
タが発信され続けている。このため、その間に自覚式検
眼器の操作部２から、視力表４やレンズ室３に新たな制
御情報を制御信号２ａ、２ｂが送信されると、リモコン
信号１ａと混信してしまい、信号が正しく伝わらないこ
とが起こりうる。

【００３４】このため、ステップ２０３では、自覚式検
眼器操作部２より信号を送信する場合、受信状態モニタ
ー部２５により、リモコン信号受信部２１の信号受信状
態をモニタしておき、受信される信号がなくなった時点
で、リモコン送信部２２より制御信号２ａ、２ｂを送信
する（ステップ２０４、２０５）。

【００３５】本実施例によれば、ユーザはリモコン１を
操作して、希望する検眼コースを選択するだけで、その
検眼コースで用いられる各機器の、予め定めた手順に応
じた制御が可能となる。

【００３６】さらに、本実施例によれば、リモコン１か
らのリモコン信号の送信が終了された後、他の機器の制
御信号を操作部２から送信するため、リモコン信号１ａ
と制御信号２ａ、２ｂとの混信を完全に防止することが
できる。

【００３７】本実施例では、自覚式検眼器１００の操作
部２が、リモコン１からのリモコン信号１ａを受け入
れ、他の機器の制御を行なう制御信号を発信する機能を
有する構成としたが、本発明において、上記機能を付与
することが可能な機器は、操作部２に限定されるもので
はなく、上記機能を実現できるハード資源があれば、検
眼システムに含まれるどの機器でも構わない。

【００３８】また、本実施例では、操作部２からの制御
情報を電波信号として発信し、レンズ室３及び視力表４
ではその信号を受信することで、制御情報の授受を行な
っていたが、電波信号を用いる代わりに、例えば操作部
２とレンズ室３及び視力表４とを有線で結び、それを介
して制御情報の授受を行なう構成としても良い。

【００３９】次に、本発明を適用した検眼システムの他
の実施例について、図３を用いて説明する。

【００４０】本実施例は、図３に示すように、リモコン
１Ａ、１Ｂ、１Ｃと、自覚式検眼器１００Ａ、１００
Ｂ、１００Ｃと、視力表４Ａ、４Ｂ、４Ｃとを有する。
各リモコン、各自覚式検眼器、各視力表は、以下に述べ
る点を除いて上記図１の実施例と同じ構成、作用、効果
を有するものである。これらの同じ構成については、説
明を省略する。

【００４１】本実施例では、各リモコン（例えば１Ａ）
は、それに対応する自覚式検眼器（例えば１００Ａ）が
当該リモコンからの信号であることを識別できるよう
に、当該リモコンの識別情報を付与したリモコン信号
（例えばリモコン信号１Ａａ）を発信する。

【００４２】各自覚式検眼器のリモコン受信部２１（図
１参照）は、当該自覚式検眼器に対応するリモコンから
のリモコン信号に加えて、それ以外のリモコンからのリ
モコン信号、及び、他の自覚式検眼器からの制御信号を
受信する。受信状態モニター部２５は、これらリモコン
信号及び制御信号のいずれかが受信されているかどうか
モニターする。

【００４３】各自覚式検眼器（例えば１００Ａ）では、
リモコン受信部２１で受信された信号のうち、自身に対
応するリモコンから信号を、上記識別情報を用いて情報
判定部２６により選択する。さらに、情報判定部２６
は、その選択された自身に対して送られた信号に含まれ
る情報を判定し、送信制御情報決定部２７が、前記情報
から視力表４に対する制御情報を決定する。

【００４４】リモコン送信部２２は、当該自覚式検眼器
に対応する視力表（例えば４Ａ）が、当該自覚式検眼器
からの信号であることを識別できるように、当該自覚式
検眼器の識別情報を付与した制御信号を発信する。

【００４５】送信制御部２８は、受信状態モニター部２
５からのモニター結果に応じて、上記いずれかの信号が
受信されている場合には、自身からの制御信号をリモコ
ン送信部２２から発信しないように、送信タイミングを
制御する。

【００４６】例えば、自覚式検眼器１００Ａでは、自身
の出す制御信号２Ａａ以外のすべての制御信号２Ｂａ、
２Ｃａと、リモコン信号１Ａａ、１Ｂａ、１Ｃａとを受
信し、その受信状態を受信状態モニター部２５がモニタ
ーする。

【００４７】さらに、自覚式検眼器１００Ａでは、これ
ら信号のいずれかが受信されている状態では、自身の制
御信号２Ａａを発信しない構成を有する。

【００４８】本実施例によれば、本検眼システムに含ま
れる他の機器からの不要なリモコン信号や制御信号に邪
魔されることなく、常に良好な状態で各自覚式検眼器か
ら制御信号を視力表に送信できるため、視力表での誤受
信などを防ぐことができる。

【００４９】次に、本発明を適用した検眼システムの他
の実施例について、図４を用いて説明する。本実施例
は、検眼を行なう途中に、必要に応じて、データ収集を
行なうことが可能な機能を加えたものである。

【００５０】本実施例は、例えば図４に示すように、上
記図１の実施例の構成であるリモコン１、自覚式検眼器
１００、視力表４に加えて、レンズメータ４０３、他覚
式検眼器４０２、及び、プリンタを備えるパソコン４０
１を有する。

【００５１】レンズメータ４０３、他覚式検眼器４０２
は、上記図１の実施例の視力表４等と同様に、それぞ
れ、制御信号を受信して判別するリモコン受信部及び情
報判定部と、各機器の動作を制御する動作制御部とを有
する。

【００５２】また、自覚式検眼器１００、視力表４、レ
ンズメータ４０３、他覚式検眼器４０２は、それぞれ、
所定の制御信号に応じて、その機器で測定されたデータ
をパソコン４０１にダウンロードするためのデータ送信
部をさらに有する。

【００５３】自覚式検眼器１００は、レンズメータ４０
３の動作制御を行なう制御信号２ｃ、他覚式検眼器４０
２の動作制御を行なう制御信号２ｄを、パソコン４０１
の動作制御を行なう制御信号２ｅを発信する。この制御
信号２ｃ、２ｄ、２ｅを受けて、レンズメータ４０３、
他覚式検眼器４０２、及びパソコン４０１は、それぞれ
の制御信号に応じた動作を実行する。

【００５４】本実施例において、ユーザがリモコン１を
介して、データ収集を要求すると、上記図１の実施例の
フローチャート（図２参照）と同様な手順で、自覚式検
眼器１００から各機器４０１、４０２、４０３、４へ、
データ収集のために必要な制御信号が発信される。各機
器４０２、４０３、４は、それぞれの制御信号に応じ
て、各機器のデータ送信手段を介して、測定データをパ
ソコン４０１へ送信し、パソコン４０１はそのデータを
受信し、所定のファイルにそれぞれ記憶するか、または
プリントアウトする。

【００５５】本実施例によれば、ユーザはリモコン１を
操作するだけで、本検眼システムに含まれる各機器のデ
ータ収集を、任意の時点で行なうことができる。

【００５６】

【発明の効果】本発明によれば、１つのリモートコント
ロール装置を操作することで、検眼システムに含まれる
複数の機器の動作を、予め定めた手順に沿って制御する
ことが可能な検眼システムを提供することができる。

【００５７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による検眼システムの一実施例の構成を
示すブロック図。

【図２】図１の実施例の操作部の処理手順を示すフロー
チャート。

【図３】本発明による検眼システムの他の実施例の構成
を示すブロック図。

【図４】本発明による検眼システムの他の実施例の構成
を示すブロック図。

【符号の説明】

１…リモコン、１ａ…リモコン信号、２…自覚式検眼器
操作部、２ａ、２ｂ…制御信号、３…自覚式検眼器レン
ズ室、４…視力表、２１…リモコン受信部、２２…リモ
コン送信部、２３…処理部、２４…メモリ、２５…受信
状態モニター部、２６…情報判定部、２７…送信制御情
報決定部、２８…送信制御部。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】予め定めた手順に従い行なわれる検眼で用
   いられる複数の装置を有する検眼システムにおいて、 前記検眼手順に関する操作を受け付けて、その操作に応
   じた信号を発信するリモートコントロール装置を有し、 前記複数の装置のうち予め定めた特定の装置は、 前記リモートコントロール装置からの信号を受信する信
   号受信部と、 前記信号受信部で受信された信号を受け入れ、その信号
   に応じて、前記特定の装置を除いた少なくとも一つの装
   置を前記検眼手順に応じて制御する信号処理部とを有す
   ることを特徴とするリモートコントロール装置を有する
   検眼システム。
2. 【請求項２】請求項１において、 前記複数の装置は、予め設定されている複数種類の検眼
   コースで、互いに関連して用いられるものであり、 前記リモートコントロール装置は、ユーザの選択操作に
   応じて、前記複数種類の検眼コースのうち、１の検眼コ
   ースを示す信号を送信するものであり、 前記特定の装置の信号処理部は、前記信号受信部で受信
   された前記信号を受け入れ、その信号の示す検眼コース
   で用いられる装置として、予め定められている複数の装
   置を、予め定められている順序で制御することを特徴と
   するリモートコントロール装置を有する検眼システム。
3. 【請求項３】請求項２において、 前記特定の装置は、前記リモートコントロール装置から
   発信される各種の検眼コースを示す信号に対応して、前
   記複数の装置のうち当該検眼コースで用いられる装置、
   及びその装置の制御に関する制御情報を記憶する記憶部
   を、さらに有し、 前記特定の装置の信号処理部は、前記リモートコントロ
   ール装置からの信号を前記信号受信部を介して受信した
   後に、その信号の示す検眼コースで用いられる装置及び
   制御情報を前記記憶部から読みだし、その装置を前記制
   御情報に応じて制御する制御部を有することを特徴とす
   るリモートコントロール装置を有する検眼システム。
4. 【請求項４】請求項３において、 前記リモートコントロール装置は、電波あるいは光を用
   いた無線信号を発信するものであり、 前記特定の装置の信号受信部は、前記無線信号を受信す
   るものであり、 前記特定の装置の制御部は、前記他の装置のうち制御の
   対象となる装置を制御する際に、前記記憶部から読み出
   した、当該制御の対象となる装置の装置名及び制御情報
   を示す装置制御信号を、電波あるいは光を用いた無線信
   号として発信する制御信号送信部をさらに有し、 前記他の装置のそれぞれは、前記特定の装置の制御信号
   送信部から無線信号として発信された信号のうち、自身
   の装置名が示されている装置制御信号を受け入れ、その
   信号に示されている制御情報に応じて自身の動作を制御
   する制御信号受信部を有することを特徴とするリモート
   コントロール装置を有する検眼システム。
5. 【請求項５】請求項４において、 前記リモートコントロール装置は、ユーザの操作に応じ
   て選択された検眼コースを示す信号を所定の送信期間の
   間、所定の繰返し周期で繰返して発信するものであり、 前記特定の装置の信号処理部は、前記信号受信部で信号
   が受信されているかどうかを判定する信号モニター部
   を、さらに有し、 前記特定の装置の制御部は、前記信号モニター部で前記
   信号が受信されていない場合に限り、前記装置制御信号
   を発信するように前記制御信号送信部の動作を制御する
   送信タイミング制御部とをさらに有することを特徴とす
   るリモートコントロール装置を有する検眼システム。