JPH08191419A - 頭部装着型表示システム - Google Patents

頭部装着型表示システム

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JPH08191419A
JPH08191419A JP7018450A JP1845095A JPH08191419A JP H08191419 A JPH08191419 A JP H08191419A JP 7018450 A JP7018450 A JP 7018450A JP 1845095 A JP1845095 A JP 1845095A JP H08191419 A JPH08191419 A JP H08191419A
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JP7018450A
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Inventor
Satoru Kamiya
了 神谷
Masamitsu Yamamura
正光 山村
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追従性が良く、臨場感ある映像観賞が可能な
頭部装着型表示システムを提供する。 【構成】 撮像系1は、実際に表示される表示画像より
も広角の広角画像を撮像する。伝送路2を介して表示系
3に供給された広角画像信号は、信号処理部24のフレ
ームメモリに記憶される。信号処理部24は、回転角セ
ンサ23で検出されたユーザの頭の位置情報に基づい
て、ユーザが見るべき表示画像をフレームメモリから切
り出し、ディスプレイ21に表示画像として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、臨場感ある映像観賞
が可能な頭部装着型表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】小型表示装置で大画面の映像を観賞でき
ることから、従来より頭部装着型表示システムが開発さ
れている。特に、この種のシステムでは、3次元グラフ
ィックス等の立体映像を効果的に見せるために、頭部装
着型表示システムに位置センサを備えることにより、人
の頭の動きに応じた映像を表示するものが知られている
(特開平4−168489)。一方、ビデオカメラを用
いて監視対象場所をモニタで監視する場合には、カメラ
が固定されていると、視野が固定され、モニタ中の動
物,人あるいは車等の移動体の追視が困難であるため、
カメラを遠隔操作するシステムが採用されている。しか
し、こうした遠隔操作システムでは、追視操作に熟練を
要するという問題がある。そこで、監視人の頭部に位置
センサを備えることにより、頭の動きに応じてカメラを
遠隔操作しながら、映像を表示する追従型映像システム
が提案されている(特開平4−354275)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の頭部装着型表示システムでは、映像出力すべき
画像信号を、センサ出力に応じて、複雑な画像合成アル
ゴリズムに従って演算処理しなければならないため、画
像信号の生成に要する時間が長いと、追従性が悪くな
り、臨場感に欠けるという問題がある。一方、上述した
従来の追従型映像システムでは、カメラの追視駆動にサ
ーボ技術が用いられているため、高価であるという問題
がある。また、カメラ本体を機械的に駆動させるため、
追従性が悪い。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、追従性が良く、臨場感ある映像観賞が可能
な頭部装着型表示システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る頭部装着
型表示システムは、人の頭部に装着される表示装置と、
前記人の頭部の位置を検出する位置検出手段と、前記表
示装置で表示される表示画像を含み、且つ前記表示画像
よりも広角の広角画像を生成する画像ソースと、この画
像ソースからの前記広角画像を取り込み、前記広角画像
の所定エリアを前記表示画像として前記表示装置に供給
すると共に、前記位置検出手段の出力に基づいて、前記
広角画像内で前記所定エリアを移動させる信号処理手段
とを備えることを特徴とする。
【0006】また、この発明は、より好ましくは、前記
表示画像が、撮像装置により撮像され、左右の眼に対応
して生成される左眼用表示画像及び右眼用表示画像から
なり、前記表示装置が、左右の眼に対応し、前記左眼用
及び右眼用表示画像をそれぞれ表示する左眼用ディスプ
レイ及び右眼用ディスプレイからなるものであることを
特徴とする。
【0007】また、ヘッドホンとオーディオソースとを
更に備え、前記信号処理手段が、前記位置検出手段の出
力に基づいて、前記オーディオソースから供給されるオ
ーディオ情報に遅延制御、フィルタリング及び/又は振
幅制御を施すことにより前記ヘッドホンに供給されるオ
ーディオ信号の音像を定位させるようにしても良い。
【0008】
【作用】この発明によれば、画像ソースからの広角画像
を取り込み、この広角画像の所定エリアを表示画像とし
て表示装置に供給すると共に、頭の位置を検出する位置
検出手段の出力に基づいて、前記広角画像内で前記所定
エリアを移動させるようにしているので、表示画像の生
成に要する時間が短縮されて、追従性が向上し、臨場感
ある映像観賞が可能となる。
【0009】なお、表示画像が撮像装置により撮像され
る実画像であると、表示映像がコンピュータグラフィッ
クス(CG)であるものと比較して臨場感が増す。特
に、表示画像が左右の眼に対応して生成される左眼用表
示画像及び右眼用表示画像からなり、表示装置が左右の
眼に対応し、前記左眼用及び右眼用表示画像をそれぞれ
表示する左眼用ディスプレイ及び右眼用ディスプレイか
らなるように構成すると、立体映像が表示されて、臨場
感ある映像観賞が可能となる。
【0010】また、ヘッドホンとオーディオソースとを
更に備え、信号処理手段が位置検出手段の出力に基づい
て、前記オーディオソースから供給されるオーディオ情
報に例えば、遅延制御、フィルタリング及び振幅制御等
の音像制御処理を施すことにより前記ヘッドホンに供給
されるオーディオ信号の音像を定位させるようにする
と、表示画像の移動に応じて音像も移動するので、更に
臨場感ある映像観賞が可能となる。
【0011】なお、撮像装置に備えられる広角レンズを
超広角レンズにすると、撮像装置の視野が更に広くなる
ので、追従型映像システムと同程度の効果が安価に得ら
れる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係る頭部装着
型表示システムの構成を示すブロック図である。
【0013】このシステムは、撮像系1で撮像した広角
画像を伝送路2を介して伝送し、表示系3でその一部を
切り出して表示させるようにしたシステムである。撮像
系1は、立体映像を出力するために左右の眼に対応して
設けられたビデオカメラ11,12と、このビデオカメ
ラ11,12の撮像対象の音を採取するマイクロフォン
13と、入力された広角画像信号及びオーディオ信号か
ら表示系3に伝送するのに必要な信号を生成する信号処
理部14とから構成される。
【0014】また、表示系3は、左右の眼の前に配置さ
れた右眼用ディスプレイ及び左眼用ディスプレイからな
る液晶ディスプレイ(LCD)21と、オーディオ信号
を電気音響変換するヘッドホン22と、ユーザの頭の動
きを検出する回転角センサ23と、臨場感ある映像観賞
を可能にするのに必要な信号処理を行う信号処理部24
とから構成される。
【0015】図2は、撮像系1の更に詳細なブロック図
である。ビデオカメラ11,12は、それぞれ広角レン
ズ11a,12aを備え、これら広角レンズ11a,1
2aを介して入射された光は、高精細CCD(Charge C
oupled Device)11b、12b上に結像され、光電変
換されて、後述する表示系3での表示画像に対してm×
n倍の広角画像データとして出力される。CCD11
b、12bの出力は、駆動回路14aによってエンコー
ダ14b,14cに供給され、ここでエンコードされた
のち、広角画像信号VR,VLとして、オーディオ信号
Aと共に多重回路14eに供給される。多重回路14e
は、図3(a)に示すように、表示画像のm×n倍の広
角画面に対応する左右の広角画像信号VR,VLを同図
(b)に示すように、ライン毎に順次切り換え、更にオ
ーディオ信号Aを多重化して広角画像・オーディオ信号
AVとして出力する。なお、タイミング発生回路14d
は、タイミング信号TM1を生成し、これを駆動回路1
4a及びエンコーダ14b,14cに供給して、これら
を同期させる。広角画像信号VR,VLは、表示画像に
対してm×n倍の信号であるため、タイミング信号TM
1の周波数を極力高くして、高速スキャンによって取り
込む。
【0016】図4は、表示系3の詳細を示す図である。
表示系3は、図4に示すように、ユーザ25の頭部に装
着するため、具体的には、ヘッドギヤ26が用いられ、
ユーザ25の頭の大きさに合わせられたり、眼鏡と同程
度の重量感であり、重量のバランスがとられ、ほどよい
装着感があることが必要である。ヘッドギヤ26には、
ユーザ25の両耳に相当する位置にスピーカ22a,2
2bがそれぞれ埋め込まれている。LCD21a,21
bは、信号処理部24から入力された表示画像信号を表
示画像として出力する。疲れにくくするため、LCD2
1a,21bには、例えば、解像度を高くしたり、光学
系の歪みを減らしたり、周囲の状況が即座に分かるよう
にしたり、表示する表示画像の奥行き感に合わせて虚像
の位置を変えられるようにしたり、適当な明るさをもた
せたり、あるいはLCD21a,21bの手前に設けら
れた接眼レンズ21c,21dの間隔がユーザ25の瞳
孔間の幅に合うように調節可能にする工夫をするとよ
い。
【0017】回転角センサ23は、ユーザ25の頭が基
準位置から3次元方向に回転した角度を検出するもの
で、例えばヘッドギヤ26に装着される。図5に示すよ
うに、ユーザ25の頭の運動に伴う回転角は、Z軸を中
心とする回転角α(ヨー)と、X軸を中心とする回転角
β(ピッチ)と、Y軸を中心とする回転角γ(ロール)
の3種類で表すことができる。これらの回転角α,β,
γ,は、回転角センサ23によって検出される。回転角
センサ23としては、ジャイロセンサ、磁石式センサ、
直交3方向受信部を用いた電磁波受信方式センサ等の公
知の方向検出器が適用可能であるが、ジャイロセンサを
一例にとれば、例えば図6に示すようなものを使用する
ことができる。即ち、モータ41でフライホイール42
を回転させて、フライホイールの慣性で軸43を一定の
方向に安定させ、軸43を支持するアーム44と、ヘッ
ドギヤ26の左右方向HR,HLを軸として回転可能に
支持されたアーム45との間の回転角αをエンコーダ4
6で検出する。また、ヘッドギヤ26の左右方向HR,
HLを軸とする回転角βは、アーム45の回転軸に連動
するエンコーダ47で検出する。更に、ヘッドギヤ26
の前後方向HF,HBを軸として回転可能に支持された
アーム48に重り49がスライド可能に設けられてお
り、アーム48の回転軸に連動するエンコーダ50で、
重り49の重力方向への移動によって生じる、前後方向
HF,HBを軸とする回転角γを検出する。
【0018】図7は、同システムにおける信号処理部2
4の詳細を示すブロック図である。信号処理部24に供
給された広角画像・オーディオ信号AVはAV分離回路
51で広角画像信号Vとオーディオ信号Aとに分離され
る。広角画像信号Vは、A/D変換器52でディジタル
の広角画像データDVに変換され、分離/ライン補間回
路53に供給される。分離/ライン補間回路53は、広
角画像データDVを1ライン毎に分離することにより、
右目用及び左目用の広角画像データDVを分離し、解像
度を上げるため、分離後の各ライン間を補間する。分離
/ライン補間回路53から出力される広角画像データD
R,DLは、フレームメモリ54a,54bにそれぞれ
記憶される。R/W制御回路55は、回転角センサ23
からの角度情報に基づいてフレームメモリ54a,54
bから切り出す画像データのアドレスを生成し、このア
ドレスによって特定される領域の表示画像データPR,
PLを1ラインずつフレームメモリ54a,54bの広
角画像データ中から切り出し、ラインバッファ56a,
56bに供給する。ラインバッファ56a,56bは、
供給された表示画像データPR,PLの1ライン分を一
旦格納し、それぞれD/A変換器57a,57bに供給
する。供給された表示画像データPR,PLは、ここで
アナログ信号に変換され、LCD21a,21bに出力
される。LCD21a,21bは、LCDドライバ58
によって駆動され、表示画像を出力する。なお、フレー
ムメモリ54a,54bは、R/W制御回路55から書
き込みが指示された場合には、広角画像データを更新す
る。また、タイミング発生回路59は、タイミング信号
TM2を生成し、これをR/W制御回路55、ラインバ
ッファ56a,56b及びLCDドライバ58に供給し
て、これらを同期させる。
【0019】一方、オーディオ信号Aは、音像定位部6
0に供給される。図8は、同システムにおける音像定位
部60の詳細を示すブロック図である。このシステムで
は、音源位置を、例えば広角画像の中心に設定する。音
像定位部60に供給されたモノラルのオーディオ信号A
は、アンプ60aを介してノッチフィルタ60bに供給
される。ノッチフィルタ60bは、パラメータNtに基
づいてオーディオ信号Aの特定の周波数成分を減衰させ
て、オーディオ信号Aに上下方向感を付与する。ノッチ
フィルタ60bの出力は、遅延回路60cでパラメータ
Tに基づき遅延処理され、両耳への音の伝搬時間差をも
つ2チャンネルの信号に変換される。これらの信号は、
それぞれFIR(有限インパルス応答)フィルタ60
d,60eに供給され、ここで前後左右4方向分の信号
が生成される。FIRフィルタ60d,60eの出力
は、パラメータVRx,VLxに基づきアンプ60f,
60gによって、音源位置から音が到来するようにそれ
ぞれ振幅制御される。そして、その出力が、加算器60
h,60iによってそれぞれ加算されたのち、アンプ6
0j,60kによって音源の方向に基づく左右の振幅バ
ランスを調整され、アンプ60l,60mによって音源
までの距離に基づく振幅制御が施され、オーディオ信号
AR,ALとして出力される。そして、表示画像の移動
に伴って、音像位置も移動するように、パラメータ算出
部60nは、センサ出力α,β,γに基づいて、制御パ
ラメータNt,T,VRx,VLx,VR,VL,Vr
を生成し、各部に供給する。
【0020】次に、このシステムの動作について説明す
る。図9は、ユーザ25の頭の動きとフレームメモリ5
4a,54bから読み出される表示画像データPR,P
Lとの関係を示す図である。同図(a)のスタートアド
レス(X0,Y0)及びエンドアドレス(X1,Y1)
で示される領域は、同図(b)に示すように、ユーザ2
5がヨーα=0°、ピッチβ=0°、ロールγ=0°の
方向を向いている場合のフレームメモリ54a,54b
内の読み出される領域を表しており、この領域の画像デ
ータから表示画像データPR,PLが生成される。
【0021】図10(b)に示すように、ユーザ25が
下向き、例えばヨーα=0°、ピッチβ=−30°、ロ
ールγ=0°の方向に向きを変えた場合、この方向変化
が角度情報α,β,γとして回転角センサ23で検出さ
れ、この角度情報に基づいてフレームメモリ54a,5
4bのアドレスが平行移動され、移動後のスタートアド
レス(X0,Y0)及びエンドアドレス(X1,Y1)
に囲まれた同図(a)に表す領域が表示データとして読
み出される。
【0022】また、図11(b)に示すように、ユーザ
25が右向き、例えばヨーα=−30°、ピッチβ=0
°、ロールγ=0°の方向に向きを変えた場合、上述し
た場合と同様にして、方向変化が検出され、同図(a)
に表す領域が読み出される。
【0023】更に、図12(b)に示すように、ユーザ
25がヨーα=0°、ピッチβ=0°、ロールγ=−3
0°の方向に傾いた場合は、回転角センサ23でその傾
きが検出され、その角度情報α,β,γに基づいてフレ
ームメモリ54a,54bのスタートアドレス(X0,
Y0)及びエンドアドレス(X1,Y1)が回転変換さ
れ、このアドレスに囲まれた同図(a)に表す領域が読
み出される。なお、ユーザ25が時計反対回りの向きに
回転した場合についても同様である。
【0024】このようなアドレス変換及びリード/ライ
ト制御を実現するR/W制御回路55としては、例え
ば、図13のようなものを用いることができる。Xカウ
ンタ55aは表示画像のドットクロックCKをX方向の
ドット数だけカウントし、Yカウンタ55bはXカウン
タ55aのキャリー信号Cを表示画像のY方向のドット
数だけカウントする。
【0025】γ=0°である場合、Xカウンタ55aの
カウント値とX0レジスタ55cに格納されたスタート
アドレスX0とが加算器55dで加算されてXアドレス
となり、Yカウンタ55bのカウンタ値とY0レジスタ
55eに格納されたスタートアドレスY0とが加算器5
5fで加算されてYアドレスとなる。アドレス初期値制
御回路55gは、αが変化した場合には、αに応じてス
タートアドレスX0を増減し、βが変化した場合には、
βに応じてスタートアドレスY0を増減する。また、ア
ドレス初期値制御回路55gは、γが変化した場合に
は、X0,Y0の双方を次のように増減する。
【0026】即ち、γ=0°でない場合、Xカウンタ5
5aのカウント値が1つ増加する度に、スタートアドレ
スX0にsinγ−1を加算し、スタートアドレスY0
にcosγを加算する。また、Yカウンタ55bのカウ
ント値が1つ増加する度に、スタートアドレスX0にs
inγを加算し、スタートアドレスY0にcosγ−1
を加算する。
【0027】このように、この実施例のシステムでは、
フレームメモリ54a,54bに対応するリード動作の
制御だけで、表示画像を移動させるようにしているの
で、追従性が極めて良いという特長がある。
【0028】図14は、この発明の他の実施例に係る頭
部装着型表示システムの構成を示すブロック図である。
この実施例では、同一の映像ソース61を使用して、供
給される広角画像信号DR,DLを各表示系に備えられ
た信号処理部241 ,242,…,24n のフレームメ
モリに記憶し、複数のユーザ25のそれぞれの動きに合
わせて、回転角センサ23で検出された角度情報α,
β,γに基づいてフレームメモリ54a,54bからそ
れぞれ別々の表示画像を切り出して表示するようにして
いる。このため、同一の映像ソース61を用いながら各
ユーザ25は臨場感ある表示画像を個別に観賞すること
ができる。
【0029】図15は、この発明の更に他の実施例に係
る頭部装着型表示システムの要部構成を示すブロック図
である。この実施例では、先に説明したビデオカメラ1
1,12のレンズに超広角な魚眼レンズを使用してい
る。歪み補正回路71は、魚眼レンズによって生じた広
角画像の歪みを補正するもので、映像ソース側、表示系
側のいずれに備えても良い。超広角な魚眼レンズを使用
することにより、視野が更に拡大されるので、高価なサ
ーボ技術を用いずに追従範囲を増やすことができる。ま
た、ビデオカメラ11,12の死角を補うように、複数
のビデオカメラで撮像されたパノラマ映像を広角画像と
して用いることにより、360°の追従も可能となる。
【0030】なお、映像ソースは、先に説明した撮像系
1の他、記録画像を再生するVTR,LD,CD及び表
示画像を生成するCGなどでもよい。また、上記実施例
では、モノラル音声入力マイクロフォンを備えた頭部装
着型表示システムについて説明したが、ステレオ音声入
力マイクロフォンを備えたものについても適用可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
画像ソースからの広角画像を取り込み、この広角画像の
所定エリアを表示画像として表示装置に供給すると共
に、頭の位置を検出する位置検出手段の出力に基づい
て、前記広角画像内で前記所定エリアを移動させるよう
にしているので、表示画像の生成に要する時間が短縮さ
れて、追従性が向上し、臨場感ある映像観賞が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る頭部装着型表示シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおける撮像系の詳細を示すブロ
ック図である。
【図3】 同システムにおける広角画像信号の多重化を
説明するための図である。
【図4】 同システムにおけるディスプレイの詳細を示
す図である。
【図5】 ユーザの頭の回転方向を説明するための図で
ある。
【図6】 回転角センサの一例を示す斜視図である。
【図7】 同システムにおける信号処理部の詳細を示す
ブロック図である。
【図8】 同システムにおける音像定位部の詳細を示す
ブロック図である。
【図9】 同システムにおける広角画像と表示画像との
関係を示す図である。
【図10】 同システムにおける広角画像と表示画像と
の関係を示す図である。
【図11】 同システムにおける広角画像と表示画像と
の関係を示す図である。
【図12】 同システムにおける広角画像と表示画像と
の関係を示す図である。
【図13】 R/W制御回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図14】 この発明の他の実施例に係る頭部装着型表
示システムのブロック図である。
【図15】 この発明の更に他の実施例に係る頭部装着
型表示システムの要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…撮像系、2…伝送路、3…表示系、11,12…ビ
デオカメラ、11a,12a…レンズ、11b,12b
…CCD、13…マイクロフォン、14…信号処理部、
14a…駆動回路、14b,14c…エンコーダ、14
d…タイミング発生回路、14e…多重回路、21…デ
ィスプレイ、21a,21b…LCD、21c,21d
…接眼レンズ、22…ヘッドホン、22a,22b…ス
ピーカ、23…回転角センサ、24,241 ,242 ,
24n …信号処理部、25…ユーザ、26…ヘッドギ
ヤ、41…モータ、42…フライホイール、43…軸、
44,45,48…アーム、46,47,50…エンコ
ーダ、49…重り、51…AV分離回路、52…A/D
変換器、53…分離/ライン補間回路、54a,54b
…フレームメモリ、55…R/W制御回路、55a…X
カウンタ、55b…Yカウンタ、55c…X0レジス
タ、55d,55f,60h,60i…加算器、55e
…Y0レジスタ、55g…アドレス初期値制御部、56
a,56b…ラインバッファ、57a,57b…D/A
変換器、58…LCDドライバ、59…タイミング発生
回路、60…音像定位部、60a,60f,60g,6
0j〜60m…アンプ、60c…遅延回路、60d,6
0e…FIRフィルタ、60n…パラメータ算出部、6
1…映像ソース、71…歪み補正回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の頭部に装着される表示装置と、 前記人の頭部の位置を検出する位置検出手段と、 前記表示装置で表示される表示画像を含み、且つ前記表
    示画像よりも広角の広角画像を生成する画像ソースと、 この画像ソースからの前記広角画像を取り込み、前記広
    角画像の所定エリアを前記表示画像として前記表示装置
    に供給すると共に、前記位置検出手段の出力に基づい
    て、前記広角画像内で前記所定エリアを移動させる信号
    処理手段とを備えることを特徴とする頭部装着型表示シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記表示画像は、撮像装置により撮像さ
    れ、左右の眼に対応して生成される左眼用表示画像及び
    右眼用表示画像からなり、 前記表示装置は、左右の眼に対応し、前記左眼用及び右
    眼用表示画像をそれぞれ表示する左眼用ディスプレイ及
    び右眼用ディスプレイからなるものであることを特徴と
    する請求項1記載の頭部装着型表示システム。
  3. 【請求項3】 ヘッドホンとオーディオソースとを更に
    備え、 前記信号処理手段は、前記位置検出手段の出力に基づい
    て、前記オーディオソースから供給されるオーディオ情
    報に音像制御処理を施すことにより前記ヘッドホンに供
    給されるオーディオ信号の音像を定位させるものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の頭部装着型表示
    システム。
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Cited By (22)

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