JPH08187827A - 複合パネルの製造装置 - Google Patents
複合パネルの製造装置Info
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- JPH08187827A JPH08187827A JP7003005A JP300595A JPH08187827A JP H08187827 A JPH08187827 A JP H08187827A JP 7003005 A JP7003005 A JP 7003005A JP 300595 A JP300595 A JP 300595A JP H08187827 A JPH08187827 A JP H08187827A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は製造後に膨れ、反り等の変形がな
く、しかも強度に優れた複合パネルを製造するための複
合パネルの製造装置に関するものである。 【構成】 表面材１と裏面材２間に合成樹脂発泡体から
なる芯材３を一体にサンドイッチした複合パネルＰを製
造する装置において、表面材１を供給する表面材供給機
Ａと、表面材１を成形する成型機Ｂと、表面材１の樋状
部に合成樹脂発泡体原料よりなる芯材３を充填する吐出
機Ｃと、裏面材２を供給する裏面材供給機Ｄと、芯材３
を発泡させ硬化させるキュアオーブンＨと、キュアオー
ブンＨから送り出される連続体を切断する切断機Ｉとか
らなると共に、芯材３吐出後に芯材３内に流れ方向と平
行に複数本の線状の線材Ｇが固定部Ｆに固定されてキュ
アオーブンＨの途中まで形成されている複合パネルＰの
製造装置である。
く、しかも強度に優れた複合パネルを製造するための複
合パネルの製造装置に関するものである。 【構成】 表面材１と裏面材２間に合成樹脂発泡体から
なる芯材３を一体にサンドイッチした複合パネルＰを製
造する装置において、表面材１を供給する表面材供給機
Ａと、表面材１を成形する成型機Ｂと、表面材１の樋状
部に合成樹脂発泡体原料よりなる芯材３を充填する吐出
機Ｃと、裏面材２を供給する裏面材供給機Ｄと、芯材３
を発泡させ硬化させるキュアオーブンＨと、キュアオー
ブンＨから送り出される連続体を切断する切断機Ｉとか
らなると共に、芯材３吐出後に芯材３内に流れ方向と平
行に複数本の線状の線材Ｇが固定部Ｆに固定されてキュ
アオーブンＨの途中まで形成されている複合パネルＰの
製造装置である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の内壁材、
外壁材、屋根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは
防火戸等として使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り等
の変形がなく、しかも強度に優れた複合パネルを製造す
るための複合パネルの製造装置に関するものである。
外壁材、屋根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは
防火戸等として使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り等
の変形がなく、しかも強度に優れた複合パネルを製造す
るための複合パネルの製造装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、薄板状の表面材と裏面材にて合
成樹脂発泡体からなる芯材をサンドイッチした複合パネ
ルを製造する装置は、数多く発明、考案されて上市され
ている。
成樹脂発泡体からなる芯材をサンドイッチした複合パネ
ルを製造する装置は、数多く発明、考案されて上市され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
装置により製造された複合パネル、特に芯材を液状、粒
状等で吐出等して製造した複合パネルでは、下記するよ
うな欠点があった。すなわち、フェノールフォーム、ポ
リウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォームは
芯材形成時に使用した成分の未反応成分、反応により出
る余剰ガス成分で複合パネルの表面が経時的に膨れた
り、反ったりする等の変形があり、化粧面のイメージを
大幅に低下させていた。
装置により製造された複合パネル、特に芯材を液状、粒
状等で吐出等して製造した複合パネルでは、下記するよ
うな欠点があった。すなわち、フェノールフォーム、ポ
リウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォームは
芯材形成時に使用した成分の未反応成分、反応により出
る余剰ガス成分で複合パネルの表面が経時的に膨れた
り、反ったりする等の変形があり、化粧面のイメージを
大幅に低下させていた。
【０００４】特に、例えばフェノール樹脂原液と酸硬化
剤と発泡剤とを混合吐出し、反応発泡して形成したフェ
ノールフォーム用原料（レゾール型）を芯材とした場合
は、フェノールフォーム中に、反応の際の縮合水が重量
の数１０パーセント位が保持され、製品の養生期間、あ
るいは複合パネルの施工後に、外気温等の変化により、
水分が水蒸気化し、同じく逃げ道が無いために、複合パ
ネルの表面材もしくは裏面材と芯材の間に残留し、複合
パネルの表面材、裏面材と芯材間にガス膨れが発生した
り、反ったり、機械強度を低下する等して、経時的に複
合パネルの外観、複合パネルの強度に悪影響を与える欠
点があった。
剤と発泡剤とを混合吐出し、反応発泡して形成したフェ
ノールフォーム用原料（レゾール型）を芯材とした場合
は、フェノールフォーム中に、反応の際の縮合水が重量
の数１０パーセント位が保持され、製品の養生期間、あ
るいは複合パネルの施工後に、外気温等の変化により、
水分が水蒸気化し、同じく逃げ道が無いために、複合パ
ネルの表面材もしくは裏面材と芯材の間に残留し、複合
パネルの表面材、裏面材と芯材間にガス膨れが発生した
り、反ったり、機械強度を低下する等して、経時的に複
合パネルの外観、複合パネルの強度に悪影響を与える欠
点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、表面材と裏面材間に合成樹脂発泡体
からなる芯材を一体にサンドイッチした複合パネルを製
造する装置において、表面材を供給する表面材供給機
と、表面材を成形する成型機と、表面材の樋状部に合成
樹脂発泡体原料よりなる芯材を充填する吐出機と、裏面
材を供給する裏面材供給機と、芯材を発泡させ硬化させ
る上下型よりなるキュアオーブンと、キュアオーブンか
ら送り出される連続体を切断する切断機とからなると共
に、芯材吐出後に芯材内に流れ方向と平行に複数本の線
状の線材がキュアオーブンの途中まで形成されている複
合パネルの製造装置により製造することにより、芯材中
または芯材と表面材あるいは芯材と裏面材間の境界の少
なくとも一つに、極小通気孔が複数個形成されている複
合パネルを製造し、芯材内で発生したガスを極小通気孔
から外部に放出するので、長年に亘り化粧面の膨れ、反
り等の変化の無い複合パネルを製造できる複合パネルの
製造装置を提案するものである。
を除去するために、表面材と裏面材間に合成樹脂発泡体
からなる芯材を一体にサンドイッチした複合パネルを製
造する装置において、表面材を供給する表面材供給機
と、表面材を成形する成型機と、表面材の樋状部に合成
樹脂発泡体原料よりなる芯材を充填する吐出機と、裏面
材を供給する裏面材供給機と、芯材を発泡させ硬化させ
る上下型よりなるキュアオーブンと、キュアオーブンか
ら送り出される連続体を切断する切断機とからなると共
に、芯材吐出後に芯材内に流れ方向と平行に複数本の線
状の線材がキュアオーブンの途中まで形成されている複
合パネルの製造装置により製造することにより、芯材中
または芯材と表面材あるいは芯材と裏面材間の境界の少
なくとも一つに、極小通気孔が複数個形成されている複
合パネルを製造し、芯材内で発生したガスを極小通気孔
から外部に放出するので、長年に亘り化粧面の膨れ、反
り等の変化の無い複合パネルを製造できる複合パネルの
製造装置を提案するものである。
【０００６】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る複合パネ
ルの製造装置の一実施例について詳細に説明する。すな
わち、本発明に係る複合パネルの製造装置は図１および
図２（ａ）、（ｂ）にその構成を概略して示すように、
表面材供給機Ａ、成型機Ｂ、吐出機Ｃ、裏面材供給機
Ｄ、孔形成具Ｅ、固定部Ｆ、線材Ｇ、キュアオーブン
Ｈ、切断機Ｉの基本構成よりなるものである。また、複
合パネルＰは図３および図４に示すようなものである。
ルの製造装置の一実施例について詳細に説明する。すな
わち、本発明に係る複合パネルの製造装置は図１および
図２（ａ）、（ｂ）にその構成を概略して示すように、
表面材供給機Ａ、成型機Ｂ、吐出機Ｃ、裏面材供給機
Ｄ、孔形成具Ｅ、固定部Ｆ、線材Ｇ、キュアオーブン
Ｈ、切断機Ｉの基本構成よりなるものである。また、複
合パネルＰは図３および図４に示すようなものである。
【０００７】さらに詳説すると、表面材供給機Ａはアン
コイラ、ピンチローラ、簡易カッタ等からなり、コイル
状に巻回された平板状の金属薄板よりなる表面材１を装
着し、次工程の成型機Ｂに無理なく供給するものであ
る。
コイラ、ピンチローラ、簡易カッタ等からなり、コイル
状に巻回された平板状の金属薄板よりなる表面材１を装
着し、次工程の成型機Ｂに無理なく供給するものであ
る。
【０００８】成型機Ｂは表面材供給機Ａより供給された
表面材１を所定形状に成形するロール成型機であり、例
えば図４に示すように表面材１を成形するものである。
なお、表面材１としては例えば鉄、アルミニウム、銅、
ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホ
ーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板（塩ビ鋼板
等）、サンドイッチ鋼板（制振鋼板等）等（勿論、これ
らを各種色調に塗装したカラー金属板を含む）の一種を
ロール成形、プレス成形、押出成形等によって各種形状
に成形したものである。また、２は裏面材、３は芯材、
４は雄型連結部、５は雌型連結部、６は化粧面である。
表面材１を所定形状に成形するロール成型機であり、例
えば図４に示すように表面材１を成形するものである。
なお、表面材１としては例えば鉄、アルミニウム、銅、
ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホ
ーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板（塩ビ鋼板
等）、サンドイッチ鋼板（制振鋼板等）等（勿論、これ
らを各種色調に塗装したカラー金属板を含む）の一種を
ロール成形、プレス成形、押出成形等によって各種形状
に成形したものである。また、２は裏面材、３は芯材、
４は雄型連結部、５は雌型連結部、６は化粧面である。
【０００９】吐出機Ｃは自己接着性を有する合成樹脂発
泡体を、成形された表面材１の裏面に、例えばスプレー
ガン方式（エア、エアレス）、または注入方式、もしく
は回転羽根を設けた吐出機、等のいづれかにより供給す
るものである。なお、合成樹脂発泡体としてはポリウレ
タンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノ
ールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォ
ーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等、もし
くはこれらに無機軽量骨材、無機繊維等の無機材を混入
したもの等からなるものである。特に合成樹脂発泡体が
フェノールフォームよりなる際は、レゾール型フェノー
ルの原液と酸硬化剤を混合し、表面材１、もしくは裏面
材２の裏面側に吐出させ、加熱して反応発泡させて一体
に形成したものである。勿論、この合成樹脂発泡体が図
４に示すような製品（複合パネルＰ）の芯材３となるも
のである。
泡体を、成形された表面材１の裏面に、例えばスプレー
ガン方式（エア、エアレス）、または注入方式、もしく
は回転羽根を設けた吐出機、等のいづれかにより供給す
るものである。なお、合成樹脂発泡体としてはポリウレ
タンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノ
ールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォ
ーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等、もし
くはこれらに無機軽量骨材、無機繊維等の無機材を混入
したもの等からなるものである。特に合成樹脂発泡体が
フェノールフォームよりなる際は、レゾール型フェノー
ルの原液と酸硬化剤を混合し、表面材１、もしくは裏面
材２の裏面側に吐出させ、加熱して反応発泡させて一体
に形成したものである。勿論、この合成樹脂発泡体が図
４に示すような製品（複合パネルＰ）の芯材３となるも
のである。
【００１０】また、芯材３中には目的によって各種難燃
材として軽量骨材（パーライト粒、ガラスビーズ、石膏
スラグ、タルク石、吸着能力もあるゼオライト、シラス
バルーン等）、繊維状物（グラスウール、ロックウー
ル、カーボン繊維、グラファイト等）、吸熱材の水酸化
アルミニウム、等の１種以上を少なくとも５〜３００重
量部位混在させ、耐火性、防火性を向上させることもで
きる。
材として軽量骨材（パーライト粒、ガラスビーズ、石膏
スラグ、タルク石、吸着能力もあるゼオライト、シラス
バルーン等）、繊維状物（グラスウール、ロックウー
ル、カーボン繊維、グラファイト等）、吸熱材の水酸化
アルミニウム、等の１種以上を少なくとも５〜３００重
量部位混在させ、耐火性、防火性を向上させることもで
きる。
【００１１】裏面材供給機Ｄは裏面材２を吐出機Ｃによ
り形成された合成樹脂発泡体上に積層するためのもので
あり、その素材としては金属材、あるいはアスベスト
紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔（Ａ
ｌ、Ｆｅ、Ｐｂ、Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシー
ト、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不
織布等の１種、または２種以上をラミネートしたもの、
あるいは防水処理、難燃処理されたシート等からなるも
のである。
り形成された合成樹脂発泡体上に積層するためのもので
あり、その素材としては金属材、あるいはアスベスト
紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔（Ａ
ｌ、Ｆｅ、Ｐｂ、Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシー
ト、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不
織布等の１種、または２種以上をラミネートしたもの、
あるいは防水処理、難燃処理されたシート等からなるも
のである。
【００１２】孔形成具Ｅは図２（ｂ）に拡大して示すよ
うに、固定部Ｆと線材Ｇとからなり、後記する次工程の
キュアオーブンＨの途中まで線材Ｇを形成したものであ
る。また、線材Ｇは芯材３内に存在するため線材Ｇが引
っ張られるが、固定部Ｆにより線材Ｇが異動せず、芯材
３固化後に芯材３内に線材Ｇによる極小通気孔７が形成
されるものである。
うに、固定部Ｆと線材Ｇとからなり、後記する次工程の
キュアオーブンＨの途中まで線材Ｇを形成したものであ
る。また、線材Ｇは芯材３内に存在するため線材Ｇが引
っ張られるが、固定部Ｆにより線材Ｇが異動せず、芯材
３固化後に芯材３内に線材Ｇによる極小通気孔７が形成
されるものである。
【００１３】また、芯材３の硬化挙動は、液状の樹脂
（吐出時）−クリームタイム−ゲルタイム−タックフリ
ータイム−ライズタイムを、キュアオーブンＨ内で経て
固化する。したがって、完全に固化してしまうライズタ
イムまで線材Ｇを延ばしていたのでは線材Ｇが切れてし
まうし、短ければ極小通気孔７が形成されず閉塞してし
まう。このため、線材Ｇの長さは合成樹脂発泡体の硬化
挙動を観察しながら決定するものである。
（吐出時）−クリームタイム−ゲルタイム−タックフリ
ータイム−ライズタイムを、キュアオーブンＨ内で経て
固化する。したがって、完全に固化してしまうライズタ
イムまで線材Ｇを延ばしていたのでは線材Ｇが切れてし
まうし、短ければ極小通気孔７が形成されず閉塞してし
まう。このため、線材Ｇの長さは合成樹脂発泡体の硬化
挙動を観察しながら決定するものである。
【００１４】固定部Ｆは線材Ｇを固定し、キュアオーブ
ンＨによる線材Ｇの引っ張り力に耐え得るものであれば
良く、例えば金属材である。
ンＨによる線材Ｇの引っ張り力に耐え得るものであれば
良く、例えば金属材である。
【００１５】線材Ｇは、キュアオーブンＨによる線材Ｇ
の引っ張り力に耐え得るものであれば良いが、例えばピ
アノ線、ナイロン繊維、カーボン繊維、ＦＲＰ、ボロン
繊維で強化したＦＲＰ（ＢＦＲＰ）、アラミド繊維（ケ
ブラー）で強化したＦＲＰ、ＧＦＲＰ、ＣＦＲＰ等より
なる線である。勿論、線材Ｇが離型性のあるものにす
る。また、線材Ｇの線の太さ、硬度、離型性、本数等
は、芯材３の樹脂の物性により異なるものであり、目的
に応じて決定するものである。
の引っ張り力に耐え得るものであれば良いが、例えばピ
アノ線、ナイロン繊維、カーボン繊維、ＦＲＰ、ボロン
繊維で強化したＦＲＰ（ＢＦＲＰ）、アラミド繊維（ケ
ブラー）で強化したＦＲＰ、ＧＦＲＰ、ＣＦＲＰ等より
なる線である。勿論、線材Ｇが離型性のあるものにす
る。また、線材Ｇの線の太さ、硬度、離型性、本数等
は、芯材３の樹脂の物性により異なるものであり、目的
に応じて決定するものである。
【００１６】キュアオーブンＨは合成樹脂発泡体を硬化
させると共に、表面材１と裏面材２と芯材３を強固に接
着するためのものであり、上型と下型間で狭持してサン
ドイッチ構造の複合パネルＰを形成するものである。勿
論、キュアオーブンＨ内は所望温度に加温されているも
のである。
させると共に、表面材１と裏面材２と芯材３を強固に接
着するためのものであり、上型と下型間で狭持してサン
ドイッチ構造の複合パネルＰを形成するものである。勿
論、キュアオーブンＨ内は所望温度に加温されているも
のである。
【００１７】切断機ＩはキュアオーブンＨから送り出さ
れるサンドイッチ板を所定寸法、例えば３０３０ｍｍ、
３６３６ｍｍ、等の長さに切断するものである。
れるサンドイッチ板を所定寸法、例えば３０３０ｍｍ、
３６３６ｍｍ、等の長さに切断するものである。
【００１８】さらに、本発明に係る複合パネルの製造装
置により製造された複合パネルＰについて詳細に説明す
ると、芯材３に形成した極小貫通孔７の孔径は０．０１
〜５ｍｍ位であり、この極小貫通孔７は芯材３製造後
に、芯材３に使用した硬化剤や発泡剤の残留酸成分の影
響により、芯材３内で化学反応を起こし塩素や二酸化炭
素等のガスが発生しても、このガスを極小貫通孔７によ
り、複合パネルＰの木口断面部分から外部に放出するこ
とができるものである。
置により製造された複合パネルＰについて詳細に説明す
ると、芯材３に形成した極小貫通孔７の孔径は０．０１
〜５ｍｍ位であり、この極小貫通孔７は芯材３製造後
に、芯材３に使用した硬化剤や発泡剤の残留酸成分の影
響により、芯材３内で化学反応を起こし塩素や二酸化炭
素等のガスが発生しても、このガスを極小貫通孔７によ
り、複合パネルＰの木口断面部分から外部に放出するこ
とができるものである。
【００１９】このため、製造後の複合パネルＰの表面、
裏面には内部ガスによる膨れ、反り等の変形がなく、し
かも強度に優れた複合パネルＰとなる。
裏面には内部ガスによる膨れ、反り等の変形がなく、し
かも強度に優れた複合パネルＰとなる。
【００２０】
【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る複合
パネルの製造装置の一実施例であり、図５（ａ）〜
（ｅ）〜図８（ａ）〜（ｅ）に示すように極小通気孔７
を形成することができる。すなわち、図５（ａ）〜
（ｈ）において、（ａ）図は表面材１側に極小通気孔７
を形成した複合パネルＰ、（ｂ）図は裏面材２側に極小
通気孔７を形成した複合パネルＰ、（ｃ）図は芯材３の
中央に極小通気孔７を形成した複合パネルＰ、（ｄ）図
は表面材１と裏面材２側に極小通気孔７を形成した複合
パネルＰ、（ｅ）、（ｆ）図は芯材３の中央および表面
材１あるいは裏面材２側に極小通気孔７を形成した複合
パネルＰ、（ｇ）、（ｈ）図は表面材１と裏面材２側お
よび芯材３内に極小通気孔７を形成した複合パネルＰで
ある。
パネルの製造装置の一実施例であり、図５（ａ）〜
（ｅ）〜図８（ａ）〜（ｅ）に示すように極小通気孔７
を形成することができる。すなわち、図５（ａ）〜
（ｈ）において、（ａ）図は表面材１側に極小通気孔７
を形成した複合パネルＰ、（ｂ）図は裏面材２側に極小
通気孔７を形成した複合パネルＰ、（ｃ）図は芯材３の
中央に極小通気孔７を形成した複合パネルＰ、（ｄ）図
は表面材１と裏面材２側に極小通気孔７を形成した複合
パネルＰ、（ｅ）、（ｆ）図は芯材３の中央および表面
材１あるいは裏面材２側に極小通気孔７を形成した複合
パネルＰ、（ｇ）、（ｈ）図は表面材１と裏面材２側お
よび芯材３内に極小通気孔７を形成した複合パネルＰで
ある。
【００２１】また、図６は格子状に極小通気孔７を形成
した複合パネルＰであり、図７（ａ）〜（ｊ）、および
図８（ａ）〜（ｅ）は極小通気孔７の形状のその他の実
施例を示すものである。
した複合パネルＰであり、図７（ａ）〜（ｊ）、および
図８（ａ）〜（ｅ）は極小通気孔７の形状のその他の実
施例を示すものである。
【００２２】さらに、図９（ａ）〜（ｅ）〜図１９
（ａ）〜（ｅ）は複合パネルＰのその他の実施例を示す
ものである。すなわち、図９（ａ）〜（ｅ）、および図
１０（ａ）〜（ｅ）は極小通気孔７を各々変形した複合
パネルＰである。また、図１１は切断機Ｉの次工程に孔
形成具Ｊ、裏面材供給機Ｄの次工程に裏面材２の成型機
Ｋを設け、図１２に示すように裏面材２に極小通気孔７
ａを形成したものであり、図１３（ａ）〜（ｄ）および
図１４（ａ）〜（ｄ）はその変形例を示すものである。
（ａ）〜（ｅ）は複合パネルＰのその他の実施例を示す
ものである。すなわち、図９（ａ）〜（ｅ）、および図
１０（ａ）〜（ｅ）は極小通気孔７を各々変形した複合
パネルＰである。また、図１１は切断機Ｉの次工程に孔
形成具Ｊ、裏面材供給機Ｄの次工程に裏面材２の成型機
Ｋを設け、図１２に示すように裏面材２に極小通気孔７
ａを形成したものであり、図１３（ａ）〜（ｄ）および
図１４（ａ）〜（ｄ）はその変形例を示すものである。
【００２３】また、図１５（ａ）〜（ｃ）〜図１９
（ａ）〜（ｅ）は複合パネルＰのその他の実施例を示す
ものであり、極小通気孔７、７ａは省略して示してあ
る。なお、図において８は無機系パッキング材、９は無
機系板材、１０はパッキング材である。特に、図１８
（ａ）〜（ｅ）、図１９（ａ）〜（ｅ）は表面材１を合
成樹脂材（プラスチック）、あるいは金属材（アルミ合
金等）の押出成形により形成した複合パネルＰである。
（ａ）〜（ｅ）は複合パネルＰのその他の実施例を示す
ものであり、極小通気孔７、７ａは省略して示してあ
る。なお、図において８は無機系パッキング材、９は無
機系板材、１０はパッキング材である。特に、図１８
（ａ）〜（ｅ）、図１９（ａ）〜（ｅ）は表面材１を合
成樹脂材（プラスチック）、あるいは金属材（アルミ合
金等）の押出成形により形成した複合パネルＰである。
【００２４】また、図２０〜図２３に示すように、成型
機Ｋ、ループ部Ｌ、切断機Ｍ、エンボス加工機Ｎを形成
することもできる。
機Ｋ、ループ部Ｌ、切断機Ｍ、エンボス加工機Ｎを形成
することもできる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る複合パ
ネルの製造装置により製造した複合パネルには、芯材
に極小通気孔を形成したので芯材内にガスが発生して
も、極小通気孔がこれを効率良く複合パネルの木口断面
より外部に放出できるので、複合パネルの化粧面の膨れ
や反り等の変形が長年に亘って起こらない。化粧面の
変形が無いために、表面材の板厚が薄くても変形が現れ
ないため、コストの低減が図られる。美観性の向上。
強度の向上。生産性（歩留まり）の向上。クレー
ム件数の減少。等の特徴、効果がある。
ネルの製造装置により製造した複合パネルには、芯材
に極小通気孔を形成したので芯材内にガスが発生して
も、極小通気孔がこれを効率良く複合パネルの木口断面
より外部に放出できるので、複合パネルの化粧面の膨れ
や反り等の変形が長年に亘って起こらない。化粧面の
変形が無いために、表面材の板厚が薄くても変形が現れ
ないため、コストの低減が図られる。美観性の向上。
強度の向上。生産性（歩留まり）の向上。クレー
ム件数の減少。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る複合パネルの製造装置の代表例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図２】本発明に係る複合パネルの製造装置の代表例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルを示す説明図である。
複合パネルを示す説明図である。
【図４】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルを示す説明図である。
複合パネルを示す説明図である。
【図５】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図６】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図７】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルの極小通気孔のその他の実施例を示す説明図
である。
複合パネルの極小通気孔のその他の実施例を示す説明図
である。
【図８】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルの極小通気孔のその他の実施例を示す説明図
である。
複合パネルの極小通気孔のその他の実施例を示す説明図
である。
【図９】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造した
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１０】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１１】本発明に係る複合パネルの製造装置のその他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図１２】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１３】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１４】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１５】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１６】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１７】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１８】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図１９】本発明に係る複合パネルの製造装置で製造し
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
た複合パネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図２０】本発明に係る複合パネルの製造装置のその他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図２１】本発明に係る複合パネルの製造装置のその他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図２２】本発明に係る複合パネルの製造装置のその他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図２３】本発明に係る複合パネルの製造装置のその他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
Ａ 表面材供給機 Ｂ 成型機 Ｃ 吐出機 Ｄ 裏面材供給機 Ｅ 孔形成具 Ｆ 固定部 Ｇ 線材 Ｈ キュアオーブン Ｉ 切断機 Ｊ 孔形成具 Ｋ 成型機 Ｌ ループ部 Ｍ 切断機 Ｎ エンボス加工機 Ｐ 複合パネル １ 表面材 ２ 裏面材 ３ 芯材 ４ 雄型連結部 ５ 雌型連結部 ６ 化粧面 ７ 極小通気孔 ７ａ 極小通気孔 ８ 無機系パッキング材 ９ 無機系板材 １０ パッキング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 101:10 105:04 Ｂ２９Ｌ 31:10
Claims (1)
- 【請求項１】 表面材と裏面材間に合成樹脂発泡体から
なる芯材を一体にサンドイッチした複合パネルを製造す
る装置において、表面材を供給する表面材供給機と、表
面材を成形する成型機と、表面材の樋状部に合成樹脂発
泡体原料よりなる芯材を充填する吐出機と、裏面材を供
給する裏面材供給機と、芯材を発泡させ硬化させる上下
型よりなるキュアオーブンと、該キュアオーブンから送
り出される連続体を切断する切断機とからなると共に、
芯材吐出後に芯材内に流れ方向と平行に複数本の線状の
線材がキュアオーブンの途中まで形成されていることを
特徴とする複合パネルの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003005A JPH08187827A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 複合パネルの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003005A JPH08187827A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 複合パネルの製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187827A true JPH08187827A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11545246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7003005A Pending JPH08187827A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 複合パネルの製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08187827A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100301220B1 (ko) * | 1999-02-05 | 2001-09-26 | 박기성 | 패널의 제작방법 |
| KR100316895B1 (ko) * | 1999-01-15 | 2001-12-22 | 박기성 | 패널의 제작방법 |
| KR100490129B1 (ko) * | 2002-02-22 | 2005-05-16 | 주식회사 진영엘디엠 | 가구패널용 에지몰딩 스트립 제조장치 |
| CN103433561A (zh) * | 2013-08-13 | 2013-12-11 | 成都彩艺钢制品有限公司 | 夹芯板板料切割系统 |
| KR20190009029A (ko) * | 2017-07-18 | 2019-01-28 | 김주영 | 화재 방지용 샌드위치 판넬 및 그 제조방법 |
| KR102121902B1 (ko) * | 2020-02-14 | 2020-06-11 | 김종필 | 샌드위치 패널 접합용 열처리 장치 |
| KR102371888B1 (ko) * | 2020-11-13 | 2022-03-08 | (주) 함라에이원 | 비철금속 판이 부착된 건축용 지붕 마감재 제조장치 및 그 제조장치로 제조된 제품 |
-
1995
- 1995-01-12 JP JP7003005A patent/JPH08187827A/ja active Pending
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| KR102371888B1 (ko) * | 2020-11-13 | 2022-03-08 | (주) 함라에이원 | 비철금속 판이 부착된 건축용 지붕 마감재 제조장치 및 그 제조장치로 제조된 제품 |
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