JPH08176356A - 非晶質ポリオレフィン乳化物とその製造方法 - Google Patents

非晶質ポリオレフィン乳化物とその製造方法

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JPH08176356A
JPH08176356A JP32561994A JP32561994A JPH08176356A JP H08176356 A JPH08176356 A JP H08176356A JP 32561994 A JP32561994 A JP 32561994A JP 32561994 A JP32561994 A JP 32561994A JP H08176356 A JPH08176356 A JP H08176356A
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JP
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amorphous polyolefin
acid
emulsion
surfactant
component
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JP32561994A
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Hidemasa Okamoto
秀正 岡本
Masaru Kunimura
勝 国村
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)非晶質ポリオレフィン、(B)酸変性
非晶質ポリオレフィン、(C)界面活性剤を必須成分と
する塗布乾燥後に粘接着性皮膜形成能を有する乳化物。 【効果】 本発明の乳化物は塗布乾燥後に粘接着性皮膜
を形成し、タック性が強く、長期間の保存安定性があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非晶質ポリオレフィン乳
化物に関する。さらに詳しくは、紙、繊維、皮革、プラ
スチック成形品、木材、金属などに好ましく用いること
ができる非晶質ポリオレフィンと酸変性非晶質ポリオレ
フィンを主成分とした塗布乾燥後に高い粘接着性皮膜形
成能を有する乳化物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンの乳化法については、特
開昭51−8354号、特公昭53−2652号、特開
昭61−238842号などに開示されている。特開昭
51−8354号は、分子量500〜5,000の低分
子量ポリα−オレフィンと酸価10〜100で分子量
1,000〜4,000の乳化型低分子量ポリオレフィ
ン、およびHLBが9から13のポリオキシアルキレン
エーテルまたはポリオキシアルキレンエステルを用いる
ことを特徴とするポリα−オレフィン乳化物の製造方法
である。この乳化物から得られる皮膜は硬く常温で粘接
着性はなく、繊維の加工に適用され、風合、耐摩耗性、
引き裂き強度、防皺性を改良するというものである。
【0003】特公昭53−2652号は、分子量3,0
00〜30,000で実質的にアタクチックなポリプロ
ピレン、部分ケン化ポリビニルアルコールおよび水との
均一混練物を水中に分散してなる乳化物であり、接着
剤、防水剤、撥水剤などの用途が提案されている。しか
しながら、この乳化物から得られる皮膜は柔軟ではある
が常温での粘接着性は十分ではなく、用途が限定されて
いる。また、特開昭61−238842号は、エチレン
/α−オレフィン非晶質共重合体またはエチレン/α−
オレフィン/ポリエン非晶質共重合体と低分子量α−オ
レフィン共重合体および/または変性低分子量α−オレ
フィン共重合体とを界面活性剤の存在下で水性媒体中に
均一に分散させて非晶質共重合体ラテックスを形成せし
め、次いでラテックス状態で架橋を行うことを特徴とす
る架橋非晶質共重合体ラテックス組成物の製造法であ
る。而して、中間に得られる本非晶質共重合体ラテック
スから得られる皮膜は、ゴム弾性を有するが、常温での
粘接着性を有さない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非晶質ポリオレフィン
は軟質樹脂であり、元来ホットメルト接着剤、シーリン
グ剤、タイルカーペットの裏打ち剤などに用いられてい
る。結晶性ポリオレフィンに比べれば常温である程度の
粘着性を有するが、粘接着剤として広く使用できるレベ
ルではない。紙、繊維、皮革、プラスチック成形品、木
材、金属などに非晶質ポリオレフィンを適用する場合、
非晶質ポリオレフィンは乳化物の形態で適用するのが好
ましいが、塗布乾燥後に高い粘接着性皮膜形成能を有す
る乳化物が望まれている。本発明の目的はかかる性質を
有する乳化物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
のため鋭意検討した結果、(A)非晶質ポリオレフィ
ン、(B)酸変性非晶質ポリオレフィン、(C)界面活
性剤とからなる水中乳化物が保存安定性もよく上記目的
を達することを見出した。また、押出機中で、(A)非
晶質ポリオレフィンと(B)酸変性非晶質ポリオレフィ
ンを溶融混練しつつ、押出機の途中から溶融樹脂中に界
面活性剤の水溶液を、または、界面活性剤と水とを別々
に加えて混練することにより上記目的に適う乳化物が得
られることを見出した。
【0006】本発明における(A)非晶質ポリオレフィ
ンは、エチレン、プロピレン、炭素数C4 〜C8 のα−
オレフィンから選ばれる単独重合体、二元共重合体、ま
たは多元共重合体である。特に好ましくは、プロピレン
の単独重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロピ
レン・ブテン−1共重合体、ブテン−1・エチレン共重
合体、プロピレン・ヘキセン−1共重合体、プロピレン
・4−メチル−ペンテン−1共重合体、ブテン−1・ヘ
キセン−1共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−
1三元共重合体、プロピレン・エチレン・ヘキセン−1
三元共重合体、プロピレン・エチレン・4−メチル−ペ
ンテン−1三元共重合体、プロピレン・ブテン−1・ヘ
キセン−1三元共重合体、プロピレン・ヘキセン−1・
オクテン−1三元共重合体、プロピレン・ヘキセン−1
・4−メチル−ペンテン−1三元共重合体などのプロピ
レン成分あるいはブテン−1成分を主成分とした非晶質
ポリオレフィンが挙げられる。
【0007】ポリプロピレンの非晶質のものとしては、
結晶性ポリプロピレン製造時に副生するアタクチックポ
リプロピレンを用いてもよいし、直接プロピレン原料か
ら生産してもよい。また、プロピレンあるいはブテン−
1と他のα−オレフィンとの共重合体は所定のプロピレ
ンあるいはブテン−1成分を含有するように原料から目
的生産して用いることができる。このような生産をする
場合、例えば塩化マグネシウムに担持したチタン担持型
触媒とトリエチルアルミニウムを用いて水素の存在下ま
たは不存在下で原料モノマーを重合して得ることができ
る。供給の安定性および品質の安定性の観点から目的生
産された非晶質ポリオレフィンを使用することが望まし
い。また該当する好適な市販品も適宜選択して用いるこ
ともできる。
【0008】また、本発明の(A)非晶質ポリオレフィ
ンは、結晶融解熱量が20Joule/g以下であるこ
とが好ましい。結晶融解熱量が上記範囲外では、粘接着
性が劣り好ましくない。
【0009】なお、結晶融解熱量は下記のように測定し
た。すなわち、この結晶融解熱量は、示差走査型熱量計
による重合体の完全溶融状態の比熱曲線を低温側に直接
外挿して得られる直線をベースラインとして計算される
値である。その測定は、示差走査型熱量計として、島津
製作所製:DSC−50を用い、サンプル量を約10m
g、測定雰囲気を窒素雰囲気とし、熱量標準としてイン
ジウムを使用して行った。また、加熱プログラムは次の
通りであった。すなわち、サンプルを50℃/分の昇温
速度で210℃まで昇温し210℃で5分間放置後、1
0℃/分の降温速度で−42℃まで冷却し、−42℃で
5分間放置する。その後20℃/分の昇温速度で−40
℃から200℃まで測定を行った。
【0010】本発明の(A)非晶質ポリオレフィンは、
さらに、沸騰n−ヘプタン不溶分、すなわち、沸騰n−
ヘプタンによるソックスレー抽出不溶分が70重量%以
下、好ましくは60重量%以下、特に好ましくは10重
量%以下のものが望ましい。沸騰n−ヘプタン不溶分が
70重量%より大きいと、非晶質部分の比率が少なくな
り得られる樹脂組成物に目的とする十分な粘接着性を付
与することができない。また、上記した非晶質ポリオレ
フィンは、好ましくは数平均分子量が1,000〜20
0,000、好ましくは1,500〜100,000で
ある。ここで、沸騰n−ヘプタン不溶分の測定は、ソッ
クスレー抽出方式を採用し、3〜5mm角のサイコロ状
のサンプルを約2g用いて行った。本発明において、上
記非晶質ポリオレフィンは、1種または2種以上を組合
わせて用いることができる。
【0011】本発明の(B)酸変性非晶質ポリオレフィ
ンは、前記(A)非晶質ポリオレフィンに不飽和カルボ
ン酸がグラフト重合したものであって、その酸価が5〜
200mgKOH/gである。
【0012】グラフト重合に用いられる不飽和カルボン
酸としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマー
ル酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸(商品
名、エンドシス−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボン酸)、無水マレイン酸、無水
イタコン酸、無水シトラコン酸などが挙げられる。これ
らの中でもマレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、
無水イタコン酸が好ましい。
【0013】グラフト重合は公知の方法で実施される。
例えば、(A)非晶質ポリオレフィンと不飽和カルボン
酸との溶融混合物にあるいはトルエン、キシレンなどの
溶媒を用いた溶液に有機過酸化物を添加して行う。ま
た、有機過酸化物を添加しないでγ線などの電離放射線
を照射してもよい。いずれの場合もこのグラフト重合は
空気、酸素の混入は避けるのが好ましく、窒素ガス、炭
酸ガスなど不活性ガス雰囲気下で行うのが望ましい。
【0014】有機過酸化物としては、その半減期が1分
となる分解温度が70〜270℃の範囲のものが好まし
く、例えば、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオ
キシド、ベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイル
ペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−
ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペ
ルオキシアセテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−
ブチルペルオキシベンゾエート、tert−ブチルペル
オキシラウレート、tert−ブチルペルオキシイソブ
チレート、tert−ブチルペルオキシピバレート、ク
ミルペルオキシオクトエート、tert−ブチルペルオ
キシ(2−エチルヘキサノエート)、tert−ブチル
ヒドロペルオキシド、tert−ブチルペルオキシイソ
プロピルモノカーボネート、クメンヒドロペルオキシド
などが挙げられる。
【0015】有機過酸化物を用いる場合のグラフト重合
温度は、(A)非晶質ポリオレフィンの軟化点、有機過
酸化物の分解温度により決まるが、一般に80〜220
℃である。
【0016】不飽和カルボン酸と有機過酸化物の配合
量、グラフト重合の温度・時間は、得られた(B)酸変
性非晶質ポリオレフィンの酸価が5〜200mgKOH
/g、好ましくは10〜100mgKOH/gとなるよ
う適宜選択される。ここで、酸価とは、ポリマー1g当
りの中和に要するKOHのmg数であり、この場合には
(B)酸変性非晶質ポリオレフィン中のカルボン酸基お
よび/またはカルボン酸無水物基の濃度の目安に相当す
る。(B)酸変性非晶質ポリオレフィンの酸価が5未満
では親水性が低過ぎ、また200を越えると親水性が高
過ぎ、いずれも得られる乳化物の安定性が悪い。
【0017】(B)酸変性非晶質ポリオレフィンの使用
量は、(A)非晶質ポリオレフィンとの混合物における
酸価が5〜200mgKOH/g、好ましくは10〜1
00mgKOH/gとなるようにする。混合物の酸価が
この範囲外では安定な乳化物が得られない。
【0018】本発明における(C)界面活性剤はアニオ
ン系、カチオン系、ノニオン系のいずれでもよく、その
添加量は(A)非晶質ポリオレフィンと(B)酸変性非
晶質ポリオレフィンの合計100重量部に対し0.1〜
40重量部、好ましくは1〜30重量部である。0.1
重量部未満では乳化物が得られず、また40重量部を越
えると塗布乾燥後の皮膜の粘接着性が損われる。
【0019】アニオン系界面活性剤としては、例えば第
1級高級脂肪酸塩、第2級高級脂肪酸塩、第1級高級ア
ルコール硫酸エステル塩、第2級高級アルコール硫酸エ
ステル塩、第1級高級アルキルスルホン酸塩、第2級高
級アルキルスルホン酸塩、高級アルキルジスルホン酸
塩、スルホン化高級脂肪酸塩、高級脂肪酸硫酸エステル
塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、高級アルコール
エーテルの硫酸エステル塩、高級アルコールエーテルの
スルホン酸塩、高級脂肪酸アミドのアルキロール化硫酸
エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
フェノールスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン
酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩などが
挙げられる。カチオン系界面活性剤としては、例えばア
ミン塩型、第4級アンモニウム塩型のものが挙げられ
る。
【0020】ノニオン系界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテルなどのポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類やポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル類、ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノオレエートなどのソルビタン脂肪酸エス
テル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテートな
どのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、
ポリオキシエチレングリコールモノラウレート、ポリオ
キシエチレングリコールモノステアレートなどのポリオ
キシエチレングリコール脂肪酸エステル類などが挙げら
れる。
【0021】また、多鎖型高分子量ノニオン系界面活性
剤も使用できる。多鎖型高分子量ノニオン系界面活性剤
は、その分子中に1個以上、好ましくは3個以上の活性
水素を有し、該活性水素に酸化アルキレンを付加させた
ものであり、その活性水素はアミノ化合物(基)や多価
アルコールによるものである。具体例としては、酸化エ
チレン/酸化プロピレンの付加重合体であり、ブロック
重合体、ランダム重合体のいずれでもよく重合体中酸化
エチレンの付加重量%は20〜80重量%の重合体であ
る。また、酸化アルキレンの付加すべき化合物として
は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタ
エチレンヘキサミン、ポリエチレンイミンなどの1分子
中に1個以上、好ましくは3個以上の活性水素を有する
アミン類またはその化合物である。あるいは、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールな
どの多価アルコールあるいはこれらの誘導体などの1分
子中に1個以上、好ましくは3個以上の活性水素を有す
る多価アルコール類である。好ましい界面活性剤はHL
Bが14以上のノニオン系界面活性剤である。HLBが
14未満では安定な乳化物が得られない。
【0022】本発明の乳化物は、加熱加圧型のニーダ
ー、ホモミキサー、コロイドミルなどの乳化機を用い
て、(A)非晶質ポリオレフィン、(B)酸変性非晶質
ポリオレフィン、(C)界面活性剤、および水を同時に
混練したり、また、(A)非晶質ポリオレフィン、
(B)酸変性非晶質ポリオレフィンと(C)界面活性剤
を混練しこれに水を加えてさらに混練したりした後、室
温付近まで冷却して取出すことで製造される。この加熱
混練の温度は、(A)非晶質ポリオレフィン、(B)酸
変性非晶質ポリオレフィンの軟化点から220℃であ
り、一般的に100〜200℃である。
【0023】好ましい製造方法は、押出機中で、(A)
非晶質ポリオレフィンと(B)酸変性非晶質ポリオレフ
ィンを溶融混練しつつ、押出機の途中から溶融樹脂中に
界面活性剤の水溶液、または、界面活性剤と水とを別々
に加えて混練する方法である。押出機としてはベント口
付単軸、多軸押出機が使用できるが、二軸押出機が好ま
しい。
【0024】一般に(A)非晶質ポリオレフィンと
(B)酸変性非晶質ポリオレフィンは粘着性が強くペレ
ット化が困難であるため、直接ホッパーから投入するこ
とはできない。したがって加熱溶融して定量ポンプでホ
ッパーまたはベント口から供給するのが好ましい。
【0025】上記のようにして(A)非晶質ポリオレフ
ィンと(B)酸変性非晶質ポリオレフィンを溶融混練し
つつ、押出機の途中から溶融樹脂中に界面活性剤の水溶
液、または、界面活性剤と水とを別々に注入して混練す
るが、この時の温度は(A)非晶質ポリオレフィン、
(B)酸変性非晶質ポリオレフィンの軟化点のどちらか
高い方の温度以上、一般的に80〜220℃である。な
お、この際注入される界面活性剤水溶液あるいは水の水
分が、水あるいは水蒸気として押出機途中から漏れない
ようにする。この溶融混練ゾーンで生成する乳化物はノ
ズルから吐出されるが、そのノズルの温度は水の沸点以
下、好ましくは90℃以下にしなければならない。10
0℃以上では、吐出された乳化物から水が突沸して、乳
化物の形態が保持できない。
【0026】得られた乳化物は、乳化物中の水分量が少
ない時は見かけ上固体状であり、水分量が多い時はクリ
ーム状〜牛乳状を呈す。前者の見かけ上固体状のもの
は、水中に投入すると簡単にその水中に希釈されてクリ
ーム状〜牛乳状になる。したがって、目的に合わせて乳
化物中の水分量は設定される。一般的に水分量は3〜9
0wt%(固形分量10〜97wt%)である。得られ
る乳化物の平均粒子径は10μm以下である。
【0027】本発明の乳化物とその製法にあっては、通
常乳化物に使用することのできる各種副資材例えば分散
剤、安定化剤、湿潤剤、増粘剤、起泡剤、消泡剤、凝固
剤、ゲル化剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、充填剤、
着色剤、付香剤などを併用してよいことは勿論のことで
ある。
【0028】本発明の乳化物は、セメントやモルタル、
石こうなどの粉粒体に直接混入してそれらの改質剤とし
て使用される。また、紙、繊維、皮革、プラスチック成
形品、木材、金属などの表面に塗布乾燥させて高い粘接
着性皮膜を形成させ、基材に高い粘接着性、耐水性、耐
油性、耐薬品性を付与したりするのに使用される。また
ヒートシール剤としても使用される。かかる乳化物は、
分散媒体として水を使用しているので、引火性の問題や
作業環境上の問題、取扱い性などの面から溶剤型のもの
に比べて非常に有利であって幅広い分野で利用される。
【0029】
【実施例および比較例】
実施例1 シリンダーブロックC0 −C17を有する二軸押出機(宇
部興産(株)製二軸押出機、内径55mm、L/D=6
0)を使用して、非晶質ポリオレフィンAPAO(宇部
レキセン(株)製)ウベタックUT−2780(軟化点
110℃)の乳化を行った。ホッパー側より、APAO
UT−2780とその無水マレイン酸変性物(酸価5
0mgKOH/g)を130℃の溶融状態でシリンダー
ブロックC0 に設けた注入口から各々毎時10.3kg
で供給した。次いで、多鎖型高分子量ノニオン系界面活
性剤ディスコールN−518(第一工業製薬(株)製、
HLB=18)の20%水溶液をシリンダーブロックC
8 に設けた注入口より毎時5kg、追加の水をシリンダ
ーブロックC12に設けた注入口より毎時15kg供給し
た。ノズルからは柔らかなクリーム状の乳化物が滑らか
に出、その温度は70℃であった。この乳化物の固形分
は42%、pHは6.8、粒子の平均粒径は2μmであ
り、1ケ月後でも乳化物は分離せず安定であった。乳化
物をアルミ箔(厚さ20μm)に乾燥後の皮膜厚さが約
10μmとなる量塗布し、100℃で3分間乾燥した。
冷却後の皮膜に手の指を触れたところ、タック性が認め
られた。また、乳化物を塗布・乾燥させた上記のアルミ
箔どおしをいずれも塗布面側が接するようにし、150
℃、加圧力3kg/cm2 、加圧時間5秒熱プレスし
た。得られた接着アルミ箔のT剥離強さを引張速度20
0mm/minで測定した。T剥離強さは450g/2
5mmであり、凝集破壊であった。これらの配合割合、
シリンダーの設定温度および乳化物物性を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例2 実施例1において、無水マレイン酸変性非晶質ポリオレ
フィンの酸価と供給量を変えた以外は、実施例1と同様
に行った。結果を表1に示す。
【0032】実施例3、4 実施例1において、非晶質ポリオレフィンとシリンダー
の設定温度を変えた以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。
【0033】実施例5、6 実施例1において、界面活性剤をそれぞれノニオン系界
面活性剤ノイゲンEA190D(ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、第一工業製薬(株)製、HLB
=19)、ノイゲンEA140(ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、第一工業製薬(株)製、HLB
=14)に代えた以外は、実施例1と同様に行った。結
果を表1に示す。
【0034】比較例1 実施例1において、無水マレイン酸変性非晶質ポリオレ
フィンを配合しない以外は、実施例1と同様に行った。
乳化物の粒子の平均粒径は大きく、また1ケ月後安定性
も不良であり、アルミ箔への適用を検討するに値しない
ものであった。これらの配合割合、シリンダーの設定温
度および乳化物物性を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】比較例2 実施例1において、無水マレイン酸変性非晶質ポリオレ
フィンの酸価を250mgKOH/gに変え、非晶質ポ
リオレフィンと該無水マレイン酸変性非晶質ポリオレフ
ィンの供給量を変えて両者混合物の酸価を208mgK
OH/gとした以外は、実施例1と同様に行った。乳化
物のpHは6.4、粒子の平均粒径は1μmであった
が、1ケ月後安定性は不良であり、アルミ箔への適用を
検討するに値しないものであった。これらの配合割合、
シリンダーの設定温度および乳化物物性を表2に示す。
【0037】比較例3 実施例1において、界面活性剤をノニオン系界面活性剤
ノイゲンEA120(ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル、第一工業製薬(株)製、HLB=12)に
代えた以外は、実施例1と同様に行った。乳化物の粒子
の平均粒径は大きく、また1ケ月後安定性も不良であ
り、アルミ箔への適用を検討するに値しないものであっ
た。これらの配合割合、シリンダーの設定温度および乳
化物物性を表2に示す。
【0038】
【発明の効果】本発明の乳化物は塗布乾燥後に粘接着性
皮膜を形成し、タック性が強く、長期間の保存安定性が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 123/00 PEQ C09J 123/00 JBW

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)非晶質ポリオレフィン、(B)酸
    変性非晶質ポリオレフィン、(C)界面活性剤を必須成
    分とする塗布乾燥後に粘接着性皮膜形成能を有する乳化
    物。
  2. 【請求項2】 (A)非晶質ポリオレフィンが、エチレ
    ン、プロピレン、炭素数C4 〜C8 のα−オレフィンか
    ら選ばれる単独重合体、二元共重合体、または多元共重
    合体である請求項1に記載の乳化物。
  3. 【請求項3】 (B)酸変性非晶質ポリオレフィンが、
    請求項2の非晶質ポリオレフィンに不飽和カルボン酸を
    グラフト重合したものであって、その酸価が5〜200
    mgKOH/gである請求項1、2に記載の乳化物。
  4. 【請求項4】 (C)界面活性剤がノニオン系界面活性
    剤であり、界面活性剤のHLBが14以上である請求項
    1、2、3に記載の乳化物。
  5. 【請求項5】 押出機中で、(A)非晶質ポリオレフィ
    ンと(B)酸変性非晶質ポリオレフィンを溶融混練しつ
    つ、押出機の途中から溶融樹脂中に界面活性剤の水溶
    液、または、界面活性剤と水とを別々に加えて混練する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乳化物の製造方法。
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