JPH08172070A - エッチング溝の製造方法 - Google Patents

エッチング溝の製造方法

Info

Publication number
JPH08172070A
JPH08172070A JP33368194A JP33368194A JPH08172070A JP H08172070 A JPH08172070 A JP H08172070A JP 33368194 A JP33368194 A JP 33368194A JP 33368194 A JP33368194 A JP 33368194A JP H08172070 A JPH08172070 A JP H08172070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
etching
thermal oxide
film
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33368194A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryota Ikeda
良太 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP33368194A priority Critical patent/JPH08172070A/ja
Publication of JPH08172070A publication Critical patent/JPH08172070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Weting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱酸化膜に覆われた半導体基板の表面より化学
エッチングを用いて前記半導体基板にエッチング溝を形
成するエッチング溝の製造方法において、正確な幅と端
部の形状を有する、エッチング溝の製造方法を提供す
る。 【構成】まずエッチング溝6に対応した幅9をもつ窓を
リソグラフィにより熱酸化膜2に形成し、つぎに、前記
リソグラフィに用いたレジスト膜3を除去後、前記熱酸
化膜2の窓より広くかつ素子動作部8より狭い幅の窓を
有するレジスト膜12を、厚膜用のレジスト材を用い
て、再度、前記熱酸化膜2の上部に形成し、しかるのち
に半導体基板1をエッチング液7によりエッチングす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造方法
に係り、特に化学エッチングによる半導体基板のエッチ
ング溝の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に、表面に熱酸化膜2が形成されて
いる半導体基板1に、化学エッチングによりエッチング
溝6を形成する場合の従来の一般的な方法を示す。半導
体素子の製造工程において、熱拡散等の前工程により、
半導体基板1の内部に素子動作部8が形成され、かつ、
その表面に、熱酸化膜2が形成されている半導体基板1
に、化学エッチングによりエッチング溝6を形成する工
程が生ずる。例えば、pn接合終端構造におけるメサエ
ッチング溝や、メモリー素子のトレンチ溝であり、これ
らのエッチング溝の場合、深さよりも、サブミクロン単
位の正確な幅と端部の形状を必要とする。この際、素子
動作部8の上部の熱酸化膜2は次工程において選択拡散
や電極形成を行う際に分離膜として必要であり、エッチ
ング溝6の上部の熱酸化膜2のみを除去して半導体基板
1にエッチング溝6を形成し、素子動作部8の上部の熱
酸化膜2は保護することが要求される。従来法において
は、まず、図3(A)に示すように、エッチング溝6の
幅4に対応した窓をもったフォトレジスト膜3(以下、
レジスト膜3と言う。)を、熱酸化膜2の上部に、公知
のフォトリソグラフィ技術(以下、リソグラフィと言
う。)により形成する。つまり、まず熱酸化膜2の上部
にスピン塗布により全面にレジスト膜3を形成し、次に
リソグラフィによりエッチング溝6の幅4に対応した窓
をあける。次に、図3(B)に示すように、フッ酸、硝
酸系のエッチング液7をもちいて、化学エッチングをお
こなうと、熱酸化膜2、半導体基板1の順にエッチング
がすすんでエッチング溝6が形成される。なお、レジス
ト膜3はフッ酸、硝酸系のエッチング液7に対しても一
定時間内であればマスク機能をもつために、素子動作部
8の上部の熱酸化膜2は保護される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法におい
ては、レジスト膜3と熱酸化膜2との密着性が弱いため
に、レジスト膜3と熱酸化膜2の境界面5が、フッ酸、
硝酸系のエッチング液7による化学エッチング工程中に
剥離する可能性が高く、したがって所望の深さのエッチ
ング溝6を得るためのエッチング時間中に、剥離した部
分から熱酸化膜2のエッチングがすすみ、ついには半導
体基板1にまでエッチングが達することにより、エッチ
ング溝6の幅が広がってしまったり、端部の形状が崩れ
てしまうことが生じる。そこで本発明は、正確な幅と端
部の形状を有する、エッチング溝の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、まず
エッチング溝に対応した幅をもつ窓をリソグラフィによ
り熱酸化膜に形成し、つぎに、前記リソグラフィに用い
たレジスト膜を除去後、前記熱酸化膜の窓より広い幅の
窓を有するレジスト膜を、厚膜用のレジスト材を用い
て、再度、前記熱酸化膜の上部に形成し、しかるのちに
半導体基板をエッチングする。
【0005】
【作用】本発明の方法において、まずエッチング溝に対
応した幅をもつ窓をリソグラフィにより熱酸化膜に形成
する工程では、レジスト材の選択、バッファードフッ酸
の濃度の選択、またエッチング時間の選択により、サブ
ミクロンの精度でエッチング溝に対応した幅をもつ窓を
熱酸化膜に形成することができる。つぎに、前記リソグ
ラフィに用いたレジスト膜を除去後、前記熱酸化膜の窓
より広い幅の窓を有するレジスト膜を、再度、前記酸化
膜の上部に形成し、しかるのちに半導体基板をエッチン
グ液によりエッチングする工程では、前記の工程でダメ
ージを受けたレジスト膜を用いるのではなく、新たにレ
ジスト膜を形成させるので、エッチング溝の端部は熱酸
化膜をエッチングマスクとして決定されるが、熱酸化膜
と半導体基板の密着性が大きく、エッチング工程中に剥
離する可能性が少なく、熱酸化膜がエッチングされて半
導体基板に達してしまうまでにエッチングを終了するよ
うにさせると、安定したエッチング溝の幅と端部の形状
を得ることができる。また、厚膜レジスト材を用いたレ
ジスト膜を再度形成することにより、素子動作部の上部
の熱酸化膜をエッチング時に保護することができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。まず、図1
(A)に示すように、エッチング溝6の幅9に対応した
窓をもったレジスト膜3を、熱酸化膜2の上部に、公知
のリソグラフィ技術により形成する。つまり、まず熱酸
化膜2の上部にスピン塗布により全面にレジスト膜3を
数ミクロンの厚さで形成し、次にリソグラフィによりエ
ッチング溝6の幅9に対応した窓をあける。この際、ネ
ガレジスト材の方が、一般的にポジレジスト材より酸化
膜に対する密着性が大きいため、ネガレジスト材を用い
ることが望ましい。さらに、HMDS(ヘキサメチルジ
シラザン)等の密着向上材を熱酸化膜2とレジスト膜3
の間に塗布することが効果的である。
【0007】上記レジスト膜3をエッチングマスクとし
て、図1(B)に示すように、バッファードフッ酸をも
ちいてエッチングを行い、まず熱酸化膜2のみにエッチ
ング溝の幅9に対応する窓を形成する。この際、オーバ
ーエッチング等により幅9に誤差が生じないように留意
する必要があるが、レジスト材の選択、バッファードフ
ッ酸の濃度の選択、またエッチング時間の選択により、
サブミクロンの精度でエッチング溝6に対応した正確な
幅をもつ窓を熱酸化膜2に形成することができる。
【0008】次に、レジスト膜3をレジスト剥離液を用
いて除去する。次に、図1(C)に示すように、再度、
スピン塗布またはデイッピング塗布により、レジスト膜
12を熱酸化膜2の上部に形成する。しかる後、リソグ
ラフィにより、レジスト膜12に、熱酸化膜2に形成さ
れている窓の幅9より幅10だけ広い窓を形成する。こ
こで、図2(A)に示すように、熱酸化膜2に形成され
ている窓の幅9と同じ幅の窓を形成しようとすると、図
2(B)に示すように、マスクアライナの位置合わせ精
度による合わせ誤差の幅13だけ、レジスト膜12が半
導体基板1を覆う部分14、および熱酸化膜2が露出す
る部分15が生じてしまい、結果的に端部の位置が不安
定になりやすい。そこで、図1(C)の熱酸化膜2の窓
の幅9とレジスト膜12の窓の幅の差10は、リソグラ
フィ工程におけるマスクアライナの位置合わせ精度によ
る合わせ誤差の幅13よりも大きく、かつ、素子動作部
8の領域に入り込まない限度に制限された大きさとな
る。また、この時、レジスト膜12を形成するレジスト
材は、フォトリソグラフィに用いるレジスト材ではな
く、エッチング用の厚膜レジスト材を用いる。厚膜レジ
スト材は、フォトリソグラフィ用のレジスト材に較べ、
精度のよい窓を形成することはできないが、数十ミクロ
ンの厚膜を形成することにより、フッ酸、硝酸系のエッ
チング液に対して、マスク機能を有する。ここで、厚膜
レジスト材による窓形成の寸法精度は、数ミクロン程度
であるが、本方法においては、リソグラフィ工程におけ
るマスクアライナの位置合わせ精度による合わせ誤差の
幅13よりも大きく、かつ、素子動作部8の領域に入り
込まない程度の大きさの幅の窓を形成すればよく、数百
ミクロン単位の制御でよいため、充分使用に適する。
【0009】最後に、フッ酸、硝酸系のエッチング液7
をもちいて、レジスト膜12および熱酸化膜2をマスク
としてエッチングをおこない、エッチング溝6を形成さ
せる。この際、エッチング溝6の端部は熱酸化膜2をエ
ッチングマスクとして決定されるが、熱酸化膜2と半導
体基板1の密着性が大きいため、境界部11がエッチン
グ工程中に剥離する可能性が少なく、熱酸化膜2がエッ
チングされてエッチングが半導体基板1に達してしまう
までにエッチングを終了する様にさせると、正確な幅と
端部の形状を有するエッチング溝6を得ることができ
る。この時、熱酸化膜2がエッチングされてエッチング
が半導体基板1に達するまでに、半導体基板1に形成さ
れるエッチング溝6の深さは、熱酸化膜2の厚さが0.
6μmである場合には、300μm程度であり、前記の
メサエッチング溝またはトレンチ溝を形成する場合に
は、一般的には充分な深さである。
【0010】
【発明の効果】本発明の方法により、素子動作部の上部
の熱酸化膜を保護し、かつ、正確なエッチング溝の幅と
崩れのない端部の形状を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の実施例において、アライメントの誤差
が生じた場合を示す図である。
【図3】従来のエッチング溝の製造方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 熱酸化膜 3 (フォト)レジスト膜 4 エッチング溝の幅 5 熱酸化膜とレジストの境界部 6 エッチング溝 7 エッチング液 8 素子動作部 9 幅 10 幅 11 境界部 12 膜 13 幅 14 覆う部分 15 露出する部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱酸化膜に覆われた半導体基板の表面にエ
    ッチング溝用の窓をもつレジスト膜を形成して化学エッ
    チングにより半導体基板に所要のエッチング溝を形成さ
    せるエッチング溝の製造方法において、まずエッチング
    溝に対応した幅をもつ窓をフォトリソグラフィにより前
    記熱酸化膜に形成し、つぎに前記フォトリソグラフィに
    用いたフォトレジスト膜を除去後、前記熱酸化膜の窓よ
    り広い幅の窓を有する厚膜レジスト膜を再度前記熱酸化
    膜の上部に形成し、しかるのちに半導体基板をエッチン
    グすることを特徴とするエッチング溝の製造方法。
JP33368194A 1994-12-16 1994-12-16 エッチング溝の製造方法 Pending JPH08172070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33368194A JPH08172070A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 エッチング溝の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33368194A JPH08172070A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 エッチング溝の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08172070A true JPH08172070A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18268784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33368194A Pending JPH08172070A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 エッチング溝の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08172070A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0221093B1 (en) Double layer photoresist technique for side-wall profile control in plasma etching processes
US6458494B2 (en) Etching method
JPH08172070A (ja) エッチング溝の製造方法
US6465357B1 (en) Fabricating structures using chemo-mechanical polishing and chemically-selective endpoint detection
JPS6387741A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2786259B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH0621432A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS5848920A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04148546A (ja) ビーム寸法測定用素子及びその製造方法
KR100257770B1 (ko) 반도체 소자의 미세한 전도막 패턴 형성 방법
US3477123A (en) Masking technique for area reduction of planar transistors
JPS61184831A (ja) 半導体装置の製造方法
KR0147485B1 (ko) 롬의 게이트전극 제조방법
KR0174945B1 (ko) 메탈층 패턴 형성 방법
KR100192439B1 (ko) 반도체 소자의 콘택 형성방법
JPH0479321A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0269934A (ja) 半導体装置の製造方法
KR930006133B1 (ko) 모스소자의 콘택트홀 형성방법
JPS6216536B2 (ja)
JPS62137831A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0496225A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60157227A (ja) 高耐圧半導体素子の製法
JPH0282527A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6154629A (ja) フオト・レジストパタ−ンの形成方法
JPH04106927A (ja) 半導体装置の製造方法