JPH08161817A - 磁気記録方式および磁気記録再生装置および磁気媒体を使用するシステム装置 - Google Patents

磁気記録方式および磁気記録再生装置および磁気媒体を使用するシステム装置

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JPH08161817A
JPH08161817A JP29835894A JP29835894A JPH08161817A JP H08161817 A JPH08161817 A JP H08161817A JP 29835894 A JP29835894 A JP 29835894A JP 29835894 A JP29835894 A JP 29835894A JP H08161817 A JPH08161817 A JP H08161817A
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magnetic
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JP29835894A
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Ryuichi Negishi
隆一 根岸
Toru Okada
透 岡田
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽造や改竄されにくい二層記録の磁気媒体、
磁気記録再生装置、および同装置を内蔵したシステム装
置を与えること。 【構成】 磁性層を深さ方向に二つに分け、第一の磁性
層と第二の磁性層に記録された磁化パターンのあいだに
相対角度を持たせると各磁性層に書かれた磁気データを
独立して取り出せるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体を使用して
入退室の管理、使用度数の計数、課金などをおこなうシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用度数の計数、課金などをおこ
なう磁気記録媒体としては、テレホンカード、オレンジ
カードなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、磁気
データの書き換えや磁気テープの貼付けなどによる改
竄、偽造が行いやすいという欠点があった。
【0004】本出願に係わる第一の発明の目的は、偽造
や改竄されにくい二層記録の磁気媒体、磁気記録再生装
置、および同装置を内蔵したシステム装置を与えること
にある。
【0005】本出願に係わる第二の発明の目的は、額面
の安いプリペイド磁気媒体を額面の高いものに改竄でき
ない二層記録の磁気媒体、磁気記録再生装置、および同
装置を内蔵したシステム装置を与えることにある。
【0006】本出願に係わる第三の発明の目的は、残り
度数の少なくなったプリペイド磁気媒体を残り度数の多
いものに改竄することに制限を加える二層記録の磁気媒
体、磁気記録再生装置、および同装置を内蔵したシステ
ム装置を与えることにある。
【0007】本出願に係わる第四の発明の目的は、下層
の磁気データの安定性と改竄の困難性を高めた二層記録
の磁気媒体、磁気記録再生装置、および同装置を内蔵し
たシステム装置を与えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本出願に係わる第一の発明は磁性層を深さ方
向に二つに分け、第一の磁性層と第二の磁性層に記録さ
れた磁化パターンのあいだに相対角度を持たせたことを
特徴とする。相対角度があることで各磁化パターンにア
ジマスを合わせた二個の磁気ヘッドを用いて、各磁性層
に書かれた磁気データを独立して取り出せるようにな
る。
【0009】本出願に係わる第二の発明は磁性層を深さ
方向に二つに分け、第一の磁性層と第二の磁性層に記録
された磁気データのあいだに相関を持たせることを特徴
とする。これにより低額面のものを高額面に改竄を行う
と磁気データのあいだに相関が無くなり改竄されたこと
が検出できるようになる。
【0010】本出願に係わる第三の発明は、下層を複数
ブロックに分け、一定の使用度数に達するたびに特定の
ブロックを消去することを特徴とする。これにより上層
に記録された残り度数を大幅に増やすような改竄を行う
と、下層のデータとつじつまが合わなくなり改竄された
ことが検出できるようになる。
【0011】本出願に係わる第四の発明は下層の磁性層
の保磁力を上層の磁性層の保磁力よりも大きくしたこと
を特徴とする。これは下層の磁気データの安定性を高め
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表す図面であ
り、同図において1は磁気媒体であるところの磁気カー
ド、2は第一の磁性層とその上に記録された第一の記録
データの磁化パターン、3は第二の磁性層とその上に記
録された第二の記録データの磁化パターン、4は残額を
あらわす数字、5は残額の目安となるパンチ穴である。
第一の磁性層2は第二の磁性層3のすぐ裏側に隣接して
設けられているものであるが、図1では説明の都合上離
して描かれている。また第一の記録データの磁化パター
ンと第二の記録データの磁化パターンとは図示の通り相
対角度をつけて記録されている。
【0013】下層データと上層データの間には相対角度
がつけてあるので、下層データ用にアジマスをあわせた
第1のヘッドに対しては上層データはアジマス損失によ
り減衰する。逆に第2のヘッドに対しては下層データは
減衰する。さらにフィルタを組合せることで分離は良く
できる。ハードウェアを簡単化するには下層データを先
に読みカードを逆進させて、次に上層データを読むよう
にすることもできる。
【0014】カードリーダの盗難による偽造を防ぐた
め、カートリーダには下層データの書込み機能をもたせ
ない。また磁気ヘッドも書込み能力の弱いものにしてお
く。カードライタだけに下層データの書込機能をもたせ
る。実験に使用したヘッドでは2750エルステッドの
保磁力を持つ媒体に対し0.6Ap-pの書込電流で飽和
する特性が得られたが、下層の書込時にはさらに多めの
0.8Ap-pの書込電流で書込み、アジマスをずらした
後0.28Ap-pの不飽和な書込電流でオーバーライト
してみた。この結果オーバーライトの磁界は磁性層の中
程までにとどまり、第1のヘッド、第2のヘッド双方か
ら独立したデータが飽和出力の40%程度の振幅で再生
できた。上層の保磁力をさげた二層塗りの媒体を使用す
れば飽和磁束の低いヘッドを用いて上層の飽和記録も可
能である。この場合下層の保磁力を可能な限り高くして
おけば偽造が非常に難しくなる。
【0015】図2は本発明の一実施例であるところの磁
気カードリーダの概略の構成をあらわす図であり、1は
磁気カード、11と12は磁気カード1を送るための搬
送ローラ、13は第一の磁気ヘッドであり第一の磁性層
2のうえに記録された第一の記録データの磁化パターン
の角度に合わせて取り付けられている。14は第二の磁
気ヘッドであり第二の磁性層3のうえに記録された第二
の記録データの磁化パターンの角度に合わせて取り付け
られている。15はパンチ穴5をあけるためのパンチ、
16は上層および下層のデータを同時に消去するための
永久磁石、17は磁気カード1を案内するガイドであ
る。
【0016】図3は制御系のブロック図である。
【0017】同図において、CPUは処理制御部で、図
4に示す制御手順を記憶し、それに基づき制御をする。
R1はリード回路で、ヘッドH1のデータをリードす
る。R2はリード回路で、ヘッドH2のデータをリード
する。W1はライト回路で、ヘッドH2によりデータを
書き込む。
【0018】MCはモータ駆動回路で、モータを制御す
る。SCはソレノイド駆動回路でソレノイドSを駆動す
る。PCはパンチ駆動回路で、パンチPを駆動する。
【0019】上記構成の作動をフローに従って説明す
る。磁気カード1をガイド17に差し込むと搬送ローラ
11、12によって搬送され、第一の磁気ヘッド13で
は第一の磁性層2のうえに記録された第一の記録データ
が再生され、第二の磁気ヘッド14では第二の磁性層3
のうえに記録された第二の記録データが再生される。第
二の記録データ内に第一の記録データと同一のデータま
たは暗号化手法によって第一の記録データから一意に導
き出せるデータを含んでいれば、正規のカードであると
判断して物品の販売やサービスの供与をおこなう。また
一定の使用度数に達するごとにパンチPでパンチ穴5を
あけると同時に不図示の機構で永久磁石16を押し当て
ることにより下層の磁気データの一部分を消去する。そ
れと同時に上層の磁気データも一部消去されるが次の段
階で再書込しておく。第一の磁気ヘッド13、第二の磁
気ヘッド14とも書込能力は弱く上層の磁性層に書込可
能なものを使用する。また第一の磁気ヘッド13は読み
出し回路にだけ接続しておく。
【0020】上層の磁化パターンと下層の磁化パターン
との間に相対角度を持たせることには、上層のデータと
下層のデータとの分離をよくするという効果がある。
【0021】二層記録をおこなうことには、磁気テープ
を貼り付ける手口による偽造が下層のデータの読み出し
が出来なくなるため防止できるという効果がある。
【0022】下層のデータと同一またはそれに準ずるデ
ータを上層に記録しておくことには、低額面のカードを
高額面のカードに書き換えることを不可能にするという
効果がある。
【0023】下層のデータを複数ブロックに分けてお
き、使用度数に応じて一部を消去することには、データ
の改竄により使用可能度数を増やすことを制限できると
いう効果がある。
【0024】(他の実施例)上層と下層の磁性層は一つ
の磁性層を記録ヘッドの記録磁界の到達できる深さの限
界を利用して二分割してもよいが、二層塗りによって下
層には高保磁力の磁性体を塗布し上層には低保磁力の磁
性体を塗布することもできる。この場合下層のデータが
上層の記録によって弱まることを防止できるという効果
がある。
【0025】上層と下層の記録密度は同一でも良いが、
下層の記録密度を上層の記録密度より低くすることが望
ましい。この場合下層の記録データが安定して読み出せ
るようになるという効果がある。
【0026】下層の磁性層を塗布した時点での下層の磁
気データを記録しておき、そのうえに上層の磁性層を塗
布することもできる。この場合下層の磁気データは上層
の磁性層を通しては記録が困難になるという効果があ
る。
【0027】下層の磁化パターンを印刷によって形成す
ることもできる。この場合下層の磁気データは書き換え
不能に出来、再生と消去だけ可能にできるという効果が
ある。
【0028】下層の磁気データを消去するために永久磁
石を使用する代わりに、電磁石を使用しても良い。この
場合、永久磁石を押しつけるために使用した機構が不要
になり、構造を簡単化できるという効果がある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係わる第
一の発明によれば、上層のデータと下層のデータとの分
離をよくするという効果がある。また二層記録を行うた
めに、磁気テープを貼り付ける手口による偽造が下層の
データの読み出しが出来なくなるため防止できるという
効果がある。
【0030】本出願に係わる第二の発明によれば低額の
カードを高額のカードに書き換えることを不可能にする
という効果がある。
【0031】本出願に係わる第三の発明によれば、デー
タの改竄により使用可能度数を増やすことを制限できる
という効果がある。
【0032】本出願に係わる第四の発明によれば、下層
のデータが上層の記録によって弱まることを防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係わる磁気カードの、
ふたつの層の磁化パターンを説明する図である。
【図2】本発明の第一の実施例に係わる磁気カードリー
ダの概略の構成を説明する図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】フローチャートである。
【符号の説明】
1 磁気カード 2 第一の磁性層とそのうえに記録された第一の記録デ
ータの磁化パターン 3 第二の磁性層とそのうえに記録された第二の記録デ
ータの磁化パターン 4 残額をあらわす数字 5 パンチ穴 11、12 搬送ローラ 13 第一の磁気ヘッド 14 第二の磁気ヘッド 15 パンチ 16 永久磁石 17 ガイド

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体を深さ方向にふたつの記録
    層に分け、第一の記録層(下層)には第一の記録密度で
    第一の記録データの記録または/および再生をおこな
    い、第二の記録層(上層)には第二の記録密度で第二の
    記録データの記録または/および再生をおこない、第一
    の記録層の磁化パターンと第二の記録層の磁化パターン
    との間に相対角度を持たせたことを特徴とする磁気記録
    再生方式。
  2. 【請求項2】 上層に記録される第二の記録データには
    少なくとも下層に記録される第一の記録データと同一も
    しくは第一の記録データから一意に導き出せるデータを
    含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生方
    式。
  3. 【請求項3】 下層を複数ブロックに分け、一定の使用
    度数に達するたびに特定のブロックを消去することを特
    徴とする請求項1に記載の磁気記録再生方式。
  4. 【請求項4】 下層の磁性層の保磁力を上層の磁性層の
    保磁力よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記
    載の磁気記録再生方式。
  5. 【請求項5】 請求項1の磁気記録再生方式を採用した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の磁気記録再生方式を採用した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項3の磁気記録再生方式を採用した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項4の磁気記録再生方式を採用した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項5の磁気記録再生装置を内蔵する
    ことを特徴とする磁気媒体を利用するシステム装置。
  10. 【請求項10】 請求項6の磁気記録再生装置を内蔵す
    ることを特徴とする磁気媒体を利用するシステム装置。
  11. 【請求項11】 請求項7の磁気記録再生装置を内蔵す
    ることを特徴とする磁気媒体を利用するシステム装置。
  12. 【請求項12】 請求項8の磁気記録再生装置を内蔵す
    ることを特徴とする磁気媒体を利用するシステム装置。
JP29835894A 1994-12-01 1994-12-01 磁気記録方式および磁気記録再生装置および磁気媒体を使用するシステム装置 Pending JPH08161817A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02