JPH08159717A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH08159717A
JPH08159717A JP6323924A JP32392494A JPH08159717A JP H08159717 A JPH08159717 A JP H08159717A JP 6323924 A JP6323924 A JP 6323924A JP 32392494 A JP32392494 A JP 32392494A JP H08159717 A JPH08159717 A JP H08159717A
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measuring
light
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Application number
JP6323924A
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English (en)
Inventor
Kinya Kato
欣也 加藤
Masanori Kato
正紀 加藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検面上における走査ビームの位置座標を正
確に求めることのできる廉価な走査光学装置を提供する
こと。 【構成】 本発明においては、光束を供給する光源手段
と、パターンが形成された被検面上に前記光束を集光さ
せる集光光学系と、前記光源手段と前記集光光学系との
間の光路中に設けられて前記被検面上の光束を光学的に
走査するための走査手段とを備えた走査光学装置におい
て、前記走査手段は、前記光源手段からの入射光束を1
80度偏向させて射出させるための互いに直交した少な
くとも2つの反射面を有し、前記入射光束に対して前記
射出光束を所定方向に沿って平行変位させるための移動
反射手段と、前記移動反射手段の少なくとも2つの反射
面により形成される交線と前記移動反射手段の少なくと
も2つの反射面に対する前記入射光束および前記射出光
束を含む面との交点に関する前記所定方向に沿った移動
量を計測するための計測手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は走査光学装置に関し、特
にレーザビームを使用した走査光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば半導体素子や液晶表示素子の製
造において、基板に形成された微細パターンのエッジを
検出するパターン検出装置や、マスクと基板とのアライ
メント計測を行う位置合わせ装置等が使用される。これ
らの装置では、たとえば基板やマスクのような被検面上
をレーザスポットで走査する。そして、被検面上に形成
されたパターンやマークから得られる回折光や散乱光や
正反射光を受光することにより、パターンやマークを検
出するのが一般的である。
【0003】従来のパターン検出装置や位置合わせ装置
等では、回転ポリゴン鏡や振動ミラーと対物(集光)レ
ンズとを組み合わせて、ビーム走査を行う走査光学装置
が考案されている。また、たとえば特公昭56−259
64号公報に記載されているように、直角プリズムを機
械的に直線往復運動させて、ビーム走査を行う走査光学
装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような回転ポリ
ゴン鏡や振動ミラーを用いた従来の走査光学装置では、
被検面上におけるレーザスポットの位置座標を正確に読
み取るために、回転ポリゴン鏡や振動ミラーの回転角度
の読み取り分解能を向上させる必要がある。また、対物
レンズの焦点距離を短くして、画角を大きくする必要が
ある。しかしながら、読み取り分解能の向上および対物
レンズの広画角化は、共に装置の製造コストの上昇を招
くという不都合があった。
【0005】また、直角プリズムを用いた従来の走査光
学装置では、直角プリズムを機械的に直線往復運動させ
る際に発生する直角プリズムの回転等の軌跡変動に起因
して、被検面上におけるレーザスポット位置が変動す
る。その結果、レーザスポット位置の計測誤差が発生す
るという不都合があった。本発明は、前述の課題に鑑み
てなされたものであり、被検面上における走査ビームの
位置座標を正確に求めることのできる廉価な走査光学装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、光束を供給する光源手段と、パ
ターンが形成された被検面上に前記光束を集光させる集
光光学系と、前記光源手段と前記集光光学系との間の光
路中に設けられて前記被検面上の光束を光学的に走査す
るための走査手段とを備えた走査光学装置において、前
記走査手段は、前記光源手段からの入射光束を180度
偏向させて射出させるための互いに直交した少なくとも
2つの反射面を有し、前記入射光束に対して前記射出光
束を所定方向に沿って平行変位させるための移動反射手
段と、前記移動反射手段の少なくとも2つの反射面によ
り形成される交線と前記移動反射手段の少なくとも2つ
の反射面に対する前記入射光束および前記射出光束を含
む面との交点に関する前記所定方向に沿った移動量を計
測するための計測手段とを備えていることを特徴とする
走査光学装置を提供する。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、前記計測
手段は、計測用の光束を供給する第2光源手段と、前記
第2光源手段からの計測用入射光束を180度偏向させ
て射出させるための互いに直交した少なくとも2つの反
射面を有し、前記移動反射手段とともに前記所定方向に
沿って移動可能な第2移動反射手段と、前記第2移動反
射手段の移動に伴う前記計測用の光束の光学的光路長の
変化に基づいて、前記第2移動反射手段の少なくとも2
つの反射面により形成される交線と前記第2移動反射手
段の少なくとも2つの反射面に対する前記入射光束およ
び前記射出光束を含む面との交点に関する前記所定方向
に沿った移動量を測定するための測定手段とを備え、前
記第2移動反射手段の交点は、前記移動反射手段の交点
とほぼ一致する。
【0008】
【作用】本発明では、走査手段として互いに直交する少
なくとも2つの反射面を有する移動反射手段(たとえば
移動反射鏡)を備えている。そして、この走査用移動反
射鏡の反射面の交線と、走査用移動反射鏡に対する入射
ビームおよび反射ビームを含む面との交点(以下、単に
「反射交点」という)の移動量をたとえば干渉計を使用
して計測する。こうして、以下詳述するように、走査用
移動反射鏡の直線往復運動における軌跡変動が発生して
も、計測した反射交点の移動量に基づき、走査用移動反
射鏡の作用によるビームの平行変位量を、ひいては被検
面上における走査ビームの位置を正確に求めることがで
きる。
【0009】以下、互いに直交する2つの反射面を有す
る走査用移動反射鏡の移動量(回転を含む)と、走査用
移動反射鏡の作用によるビームの平行変位量との関係に
ついて説明する。図3は、反射交点の移動量とビームの
平行変位量との関係を示す図である。図3に示すよう
に、直交する2つの反射面の反射交点Oが、x方向にΔ
xだけy方向にΔyだけそれぞれ移動してO’の位置に
達するとともに、図中反時計回りに微小角度αだけ回転
したものとする。なお、図中、移動前の反射面を実線
で、移動後の反射面を破線でそれぞれ示している。ま
た、図中、移動前の反射面に対するビーム軌跡を実線
で、移動後の反射面に対するビーム軌跡を破線でそれぞ
れ示している。
【0010】まず、移動前の第1反射面に対して45°
の角度で(図中水平方向に)点Aに入射したビームは、
図中鉛直下方に反射された後、第2反射面に対して45
°の角度で点Bに入射する。第2反射面の点Bに入射し
たビームは、図中水平左側方向に反射される。こうし
て、入射ビームと反射ビームとのビーム間隔は、点Aと
点Bとの間のy方向距離2aとなる。一方、同じく図中
水平方向に入射するビームは、点Aを介して移動後の第
1反射面の点A’で反射された後、第2反射面の点B’
に入射する。移動後の第2反射面の点B’に入射したビ
ームは、図中水平左側方向に反射される。こうして、移
動後の走査用移動反射鏡による反射ビームは、移動前の
走査用移動反射鏡による反射ビームよりもy方向にεだ
け平行変位される。
【0011】平行変位量εは、次の式(1)によって表
される。
【数1】 ε=2a−A’D =2a−A’B’cos 2α (1)
【0012】ところで、角度O’A’B’は45°−α
であるから、A’B’は次の式(2)によって表され
る。
【数2】 A’B’=A’O’/cos (45°−α) =21/2 A’O’/(cos α+sin α) (2)
【0013】また、A’O’は、次の式(3)によって
表される。
【数3】 A’O’=AE/sin (45°−α) =21/2 (a−Δy)/(cos α−sin α) (3)
【0014】上述の式(1)〜(3)により、次の式
(4)で表される関係が成立する。
【数4】 ε=2a−2(a−Δy)=2Δy (4) このように、式(4)から、ビームの平行変位量εは、
走査用移動反射鏡の回転角αや入射ビームに平行な方向
の移動量Δxに依存することなく、反射ビームの平行変
位方向(入射ビームに垂直な方向)の移動量Δyを計測
することによって得られることがわかる。
【0015】次に、図3の2つの反射面を有する干渉計
を想定し、移動前と移動後との光路長差について考察す
る。図3において、移動前の基準ビームの光路ABと移
動後のビームの光路AA’B’Fとの光路長差ΔΦは、
次の式(5)によって表される。
【数5】 ΔΦ=AA’+A’B’+B’D+DF−AB =2AA’+A’B’+B’D−2a (5) なお、AA’=DFであり、AB=2aである。
【0016】式(2)および(3)より、次の式(6)
に示す関係が成立する。
【数6】 A’B’=2(a−Δy)/(cos2α−sin2α) (6)
【0017】また、B’D=A’B’sin 2αであるか
ら、次の式(7)に示す関係が成立する。
【数7】 A’B’+B’D=A’B’(1+sin 2α) =A’B’(cos α+sin α)2 (7)
【0018】式(7)に式(6)を代入すると、次の式
(8)が得られる。
【数8】 A’B’+B’D =2(a−Δy)(cos α+sin α)/(cos α−sin α) (8)
【0019】一方、AA’は、次の式(9)によって表
される。
【数9】 AA’=a+Δx−A’O’cos (45°−α) (9)
【0020】したがって、式(9)に式(3)を代入し
て、次の式(10)が得られる。
【数10】 AA’=a+Δx−(a−Δy) ×(cos α+sin α)/(cos α−sin α) (10)
【0021】こうして、式(5)に式(8)および(1
0)を代入すると、光路長差ΔΦは次の式(11)で表さ
れる。
【数11】 ΔΦ=2Δx (11)
【0022】こうして、式(11)により、光路長差ΔΦ
は、計測用移動反射鏡の回転角αや計測用ビームに垂直
方向の移動量Δyに依存することなく、計測用ビームに
平行な方向の移動量Δxのみによって決定されることが
わかる。すなわち、図3の入射ビームを計測用入射ビー
ムと考えれば、反射交点Oのx軸方向の移動量Δxを正
確に計測することができる。
【0023】以上より、走査用移動反射鏡の反射交点と
計測用移動反射鏡の反射交点とを一致させ、走査用移動
反射鏡への入射ビームと計測用移動反射鏡への計測用入
射ビームとが直交するように構成すれば、走査用移動反
射鏡の反射交点の所定方向の移動量を干渉計によって正
確に計測し、走査用移動反射鏡によるビーム平行変位量
を正確に求めることができる。
【0024】図2は、本発明の走査光学装置の作動原理
を概略的に示す図である。図2では、計測用移動反射鏡
として裏面反射鏡を用いることにより、計測用移動反射
鏡の反射交点と走査用移動反射鏡の反射交点とを一致さ
せている。このように、計測用移動反射鏡および走査用
移動反射鏡のうち一方の移動反射鏡に裏面反射鏡を用い
るのが現実的に設計可能な構成である。
【0025】図4は、図2の裏面反射鏡を用いた計測用
移動反射鏡の作用について説明する図である。図4に示
すように、移動反射鏡の厚さをdとし、移動反射鏡の屈
折率をnとし、反射交点Oのx方向の移動量をΔxと
し、反射交点Oのy方向の移動量をΔyとし、移動反射
鏡の回転角をαとし、計測用入射ビームと計測用反射ビ
ームとのy方向距離AFを2aとすると、移動前と移動
後との光路長差δΦは、次の式(12)で表される。
【数12】 δΦ=AA’+2A’B’+C’D’+2D’E’ +F’G−(2AB+CD+2DE) (12)
【0026】なお、AB、A’B’およびD’E’は、
それぞれ次の式(13)乃至(15)で表される。
【数13】 AB=DE=n・d/cos β (13) ただし、 角度ABC=2β sin β=1/(21/2 n)
【0027】
【数14】 A’B’=n・d/cos β’ (14) ただし、 角度A’B’C’=2β’ sin β’=1/{n・sin (π/4+α)}
【0028】
【数15】 D’E’=n・d/cos β'' (15) ただし、 角度 D’E’F’=2β'' sin β''=1/{n・sin (π/4−α)}
【0029】式(13)乃至(15)より、次の式(16)に
示す関係が成立する。
【数16】 2(A’B’+D’E’)−2(AB+DE) =2nd(1/cos β’+1/cos β''−2/cos β) ≒0 (16) ただし、α<<1とする。
【0030】OP=O’P’=21/2 d=Dとし、Oを
原点とすると、移動後の反射交点O’および点P’(表
面反射鏡の場合の反射交点に対応する点)の座標は、そ
れぞれ(Δx,Δy)および(Δx−Dcos α,Δy−
Dsin α)となる。したがって、A’P’は、次の式
(17)で表される。
【数17】 A’P’=(a−Δy+Dsin α)/cos (π/4+α) =21/2 (a−Δy+Dsin α)/(cos α−sin α) (17)
【0031】また、C’D’、AA’、F’Gおよび
P’F’は、それぞれ次の式(18)乃至(20)で表され
る。
【数18】 C’D’=C’P’/cos (π/4−α) =(A’P’−2dtan β’)/cos (π/4−α) =2(a−Δy+Dsin α)/cos 2α −2・21/2 dtan β’/(cos α+sin α) (18)
【0032】
【数19】 AA’=a+D+(Δx−Dcos α)−A’P’sin (π/4+α) =a+(1−cos α)D+Δx−(a−Δy+Dsin α) ×(cos α+sin α)/(cos α−sin α) (19)
【0033】
【数20】 F’G=a+(1−cos α)D+Δx −P’F’sin (π/4−α) (20)
【0034】なお、P’F’は、次の式(21)で表され
る。
【数21】 P’F’=P’D’+2dtan β'' =C’P’tan (π/4−α)+2dtan β'' =(A’P’−2dtan β’)tan (π/4−α) +2dtan β'' =21/2 (a−Δy+Dsin α)/(cos α+sin α) +2d[tan β''−{(cos α−sin α) /(cos α+sin α)}tan β’] (21)
【0035】したがって、式(20)および(21)より、
F’Gは次の式(22)で表される。
【数22】 F’G=a+(1−cos α)D+Δx−(a−Δy+Dsin α) ×(cos α−sin α)/(cos α+sin α) −21/2 d(cos α−sin α)[tan β'' −{(cos α−sin α)/(cos α+sin α)}tan β’](22)
【0036】また、式(18)、(19)および(22)よ
り、次の式(23)に示す関係が成立する。
【数23】 AA’+C’D’+F’G =2a+2Δx+{2(1−cos α)−(cos α+sin α)tan β’ −(cos α−sin α)tan β''}D ≒2a+2Δx−2Dtan β =2a+2Δx−2・21/2 dtan β (23)
【0037】ここで、CD=2a−2・21/2 dtan β
であるから、式(16)および(23)の結果を用いて、光
路長差δΦは、次の式(24)で表される。
【数24】 δΦ=AA’+C’D’+F’G−CD +2(A’B’+D’E’−AB−DE) ≒2Δx (24)
【0038】このように、式(24)より、裏面反射鏡を
用いた図2の干渉計においても、光路長差δΦに基づい
て、反射交点Oの移動量Δxを一次近似の範囲で正確に
計測することができる。なお、図4における移動量Δx
は、図2における走査用移動反射鏡3の反射交点の移動
量Δに他ならない。すなわち、計測用移動反射鏡33に
対する計測用ビームの光路長差から正確に求めた移動量
Δに基づいて、走査用移動反射鏡3の作用による平行変
位量2Δを、ひいては被検面上における走査ビームの移
動量δを正確に求めることができる。
【0039】
【実施例】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1実施例にかかる走査光学装
置の構成を概略的に示す斜視図である。図1の装置は、
線状ビームで被検面を走査するための走査光学系を備え
ている。走査光学系において、レーザ1からy方向に射
出されたビームは、ミラーによってx方向に反射され、
シリンドリカルレンズ2を介してz方向に延びた線状ビ
ーム4となる。なお、必要に応じて、レーザ1とシリン
ドリカルレンズ2との間にビームエクスパンダを配置す
るのがよい。
【0040】シリンドリカルレンズ2を通過したビーム
は、互いに直交する2つの反射面を有する移動反射鏡3
に入射する。移動反射鏡3は、入射ビームに対して45
°の角度をなしxy平面と直交する第1反射面と、第1
反射面およびxy平面と直交する第2反射面とからな
る。なお、移動反射鏡3はxy平面と平行なテーブル5
上に固定され、テーブル5は図中矢印で示すようにy方
向に往復移動することができるように構成されている。
【0041】こうして、第1反射面に入射したビーム
は、2つの反射面を介してx方向に反転された後、上述
のシリンドリカルレンズ2の集光作用により線状ビーム
4として結像する。前述したように、テーブル5のy方
向移動に応じて、線状ビーム4もy方向に移動(すなわ
ち平行変位)する。さらに、線状ビーム4は、ミラーで
y方向に導かれ、ビームスプリッター6に入射する。ビ
ームスプリッター6を透過したビームは、ミラーでx方
向に導かれ、第2対物レンズ10に入射する。
【0042】第2対物レンズ10で屈折されたビーム
は、像回転プリズム9、ダイクロイックミラー11を介
した後、ミラーに入射する。ミラーでz方向に偏向され
たビームは、対物レンズ12を介して、被検面上に線状
ビーム13として結像する。図示のように、線状ビーム
13はx方向に延びており、移動反射鏡3の往復移動に
伴ってy方向に移動するようになっている。なお、第2
対物レンズ10および対物レンズ12はアフォーカル系
を構成し、第2対物レンズ10と対物レンズ12との間
の光路に配置された像回転プリズム9を光軸回りに適宜
回転させることによって、被検面上に形成される線状ビ
ーム13の長手方向およびその走査方向を変化させるこ
とができる。
【0043】被検面からの散乱光は、検出器14xaおよ
び14xbで検出される。一方、被検面からの正反射光お
よび回折光は、対物レンズ12、ダイクロイックミラー
11、像回転プリズム9、および第2対物レンズ10を
介した後、ビームスプリッター6に入射する。ビームス
プリッター6でz方向に反射された正反射光は、リレー
レンズ7を介して、対物レンズ12の瞳面と共役な位置
に配置されたスリットのような開口部8を通して光電検
出される。また、回折光を検出する場合には、対物レン
ズ12の瞳面と共役な位置に配置された空間フィルター
(不図示)を介して光電検出される。
【0044】また、図1の装置は、被検面を観察するた
めの観察光学系を備えている。観察光学系では、光ファ
イバーのようなライトガイド21から射出された光が、
コレクターレンズ22を介した後ハーフミラー23によ
って反射され、ダイクロイックミラー11に入射する。
ダイクロイックミラー11で反射された光は、対物レン
ズ12を介して、被検面上を照明する。照明光に対する
被検面からの光は、対物レンズ12およびダイクロイッ
クミラー11を介した後、ハーフミラー23に入射す
る。ハーフミラー23を透過した光は、観察用第2対物
レンズ24を介して撮像素子25に達する。こうして、
観察光学系により、被検面の像を観察することができ
る。
【0045】さらに、図1の装置は、移動反射鏡3の反
射交点のy方向移動量を計測するための干渉光学系を備
えている。干渉光学系において、レーザ41から射出さ
れたビームは、偏光ビームスプリッター42によって、
移動裏面反射鏡33に向かう第1ビームと、固定鏡であ
る直角プリズム44に向かう第2ビームとに分離され
る。移動裏面反射鏡33は、y方向入射ビームに対して
45°の角度をなしxy平面と直交する第1反射面と、
第1反射面およびxy平面と直交する第2反射面とから
なる。なお、移動裏面反射鏡33もテーブル5上に固定
され、移動裏面反射鏡33の反射交点は、移動反射鏡3
の反射交点と一致するように構成されている。
【0046】偏光ビームスプリッター42を介して移動
裏面反射鏡33に向かう第1ビームは、1/4波長板4
3を介して移動裏面反射鏡33に入射する。移動裏面反
射鏡33に入射した第1ビームは、第1反射面および第
2反射面で反射され、1/4波長板43を介して再び偏
光ビームスプリッター42に入射する。一方、偏光ビー
ムスプリッター42を介して固定反射鏡である直角プリ
ズム44に向かう第2ビームは、もう1つの1/4波長
板43を介して直角プリズム44に入射する。直角プリ
ズム44に入射した第2ビームは、2つの反射面で反射
された後、1/4波長板43を介して再び偏光ビームス
プリッター42に入射する。
【0047】移動裏面反射鏡33から入射した第1ビー
ムは、偏光ビームスプリッター42を透過する。また、
直角プリズム44から入射した第2ビームは、偏光ビー
ムスプリッター42で反射される。すなわち、偏光ビー
ムスプリッター42に入射した第1ビームおよび第2ビ
ームは合成された後、コーナーキューブ45に入射す
る。コーナーキューブ45で反転された2つのビーム
は、再び偏光ビームスプリッター42に入射する。偏光
ビームスプリッター42において、第1のビームは反射
され、1/4波長板43を介して直角プリズム44に入
射する。直角プリズム44に入射した第1ビームは、2
つの反射面で反射された後、1/4波長板43を介して
再び偏光ビームスプリッター42に入射する。
【0048】一方、偏光ビームスプリッター42におい
て、第2のビームは透過し、1/4波長板43を介して
移動裏面反射鏡33に入射する。移動裏面反射鏡33に
入射した第2ビームは、第1反射面および第2反射面で
反射され、1/4波長板43を介して再び偏光ビームス
プリッター42に入射する。移動裏面反射鏡33から入
射した第2ビームは、偏光ビームスプリッター42で反
射される。また、直角プリズム44から入射した第1ビ
ームは、偏光ビームスプリッター42を透過する。すな
わち、偏光ビームスプリッター42に入射した第1ビー
ムおよび第2ビームは再び合成された後、検出器46に
入射する。検出器46では、2つのビームによって形成
された干渉縞を観測し、フリンジカウントを行って、移
動裏面反射鏡33の反射交点すなわち走査用移動反射鏡
3の反射交点のy方向移動量を求めることができる。こ
のように、図示の干渉光学系は、ダブルパス干渉計を構
成している。
【0049】図2は、図1の走査光学系および干渉光学
系の動作原理を示す図である。図示のように、移動反射
鏡3の反射交点がy方向にΔだけ移動すると、移動反射
鏡3の作用により線状ビーム4は2Δだけ平行変位す
る。そして、第2対物レンズ10の焦点距離をf2と
し、対物レンズ12の焦点距離をf1とすると、被検面
35上での線状ビーム13の移動量δと移動反射鏡3の
反射交点の移動量Δとの間には、以下の式(25)に示す
関係が成立する。
【数25】 δ=2Δ・f1/f2 (25)
【0050】なお、前述したように、移動反射鏡3の反
射交点の移動量Δは、干渉光学系で正確に計測すること
ができる。このように、移動反射鏡3の反射交点の移動
量Δを干渉光学系で正確に計測すれば、この移動量Δに
基づいて被検面上における走査ビームの移動量δを正確
に求めることができる。すなわち、走査用移動反射鏡3
の反射交点の移動量Δだけに着目することにより、移動
反射鏡の軌跡変動の影響を受けることなく、被検面上に
おける走査ビームの位置を正確に求めることができるの
で、高精度なビーム走査が可能となる。
【0051】図7は、図2の移動裏面反射鏡における表
面反射光を遮断可能にする条件を説明する図である。図
7において表面反射光を遮断するための遮光手段は、た
とえば計測用移動裏面反射鏡33の2つの反射面の間に
配置された遮光板39である。この遮光板39は、表面
反射光51だけを遮断し、裏面反射光52を遮断しない
ように構成することが望ましい。
【0052】計測用ビーム径をφとし、反射鏡の厚さを
dとし、反射鏡の屈折率をnとし、表面への入射角をθ
とすると、表面反射光と裏面反射光との距離Dは、次の
式(26)で表される。
【数26】 D=dsin 2θ/{(n2 −sin2θ)}1/2 (26) ここで、θ=45°であるから、式(26)を次の式(2
7)のように表すことができる。
【数27】 D=d/{(n2 −1/2)}1/2 (27)
【0053】一方、表面反射光だけを遮断することがで
きる条件は、表面反射光51と裏面反射光52とが重な
ることなく互いに離間することに他ならないから、次の
条件式(28)で与えられる。
【数28】 D>φ (28) 式(28)に式(27)を代入し、たとえば屈折率n=1.
5と仮定すると、表面反射光だけを遮断可能にする条件
は、次の条件式(29)で規定される。
【数29】 d> φ{(n2 −1/2)}1/2 ≒1.3φ (29)
【0054】図5は、走査光学系の移動反射鏡および干
渉光学系の移動反射鏡の変形例の構成およびこの変形例
による走査光学系および干渉光学系の動作原理を示す図
である。図5の走査光学系および干渉光学系の構成は、
図2の走査光学系および干渉光学系の構成と類似してい
る。しかしながら、図2では走査用移動反射鏡が表面鏡
であり計測用移動反射鏡が裏面反射鏡であるが、図5で
は双方の移動反射鏡が共に表面反射鏡である点が基本的
に相違する。
【0055】図5において、走査用移動反射鏡は、互い
に直交する2つの反射面すなわち第1反射面51および
第2反射面52からなる。一方、計測用移動反射鏡も、
互いに直交する2つの反射面すなわち第1反射面53お
よび第2反射面54からなる。そして、走査光学系の2
つの反射面の交線と干渉光学系の2つの反射面の交線と
が一致するように構成されている。
【0056】また、走査用移動反射鏡に対する入射ビー
ムおよび反射ビームを含む平面と、計測用移動反射鏡に
対する入射ビームおよび反射ビームを含む平面とが一致
するように構成されている。換言すれば、走査用移動反
射鏡の反射交点と計測用移動反射鏡の反射交点が一致す
るように構成されている。このように、図5に示す干渉
光学系では移動反射鏡に裏面反射鏡を使用していないの
で、走査用移動反射鏡の反射交点の移動量Δを、一次近
似ではなく正確に求めることができる(式(11)を参
照)。その結果、この正確に計測した移動量Δに基づい
て被検面上における走査ビームの移動量を正確に求める
ことができる。
【0057】図6は、本発明の第2実施例にかかる走査
光学装置の構成を概略的に示す斜視図である。図6の走
査光学装置では、被検面上で直交する2方向におけるビ
ーム走査、すなわちxy方向二次元同時走査が可能であ
る。このような二次元同時走査光学系は、寸法測定機、
座標測定機、アライメント計測、およびレジストレーシ
ョン計測等に適用することができる。
【0058】なお、図6の走査光学装置では干渉光学系
の図示を省略しているが、たとえば図1の干渉光学系と
同じ構成の干渉光学系が適用可能である。また、図示の
装置の観察光学系は、図1の観察光学系と同じ構成を有
する。さらに、図示の装置の走査光学系は、図1の走査
光学系と類似の構成を有する。したがって、図6におい
て、図1の構成要素と基本的に同じ機能を有する要素に
は、同じ参照符号が付されている。以下、図6の走査光
学装置の走査光学系について、図1の構成との基本的な
相違点に着目して説明する。
【0059】図6の走査光学系において、レーザ1から
射出されたビームは、シリンドリカルレンズ2を介して
線状ビーム104となる。シリンドリカルレンズ2を通
過したビームは、互いに直交する2つの反射面すなわち
第1反射面および第2反射面を有する移動反射鏡103
に入射する。なお、移動反射鏡103がテーブル上に固
定され、テーブルがひいては移動反射鏡103が図中矢
印で示す方向に往復移動することができるように構成さ
れている点は第1実施例と同じである。
【0060】こうして、移動反射鏡103から反射され
たビームは、上述のシリンドリカルレンズ2の集光作用
により線状ビーム104として結像する。さらに、線状
ビーム104からの光は、偏光ビームスプリッター10
5で2つのビームに分離される。偏光ビームスプリッタ
ー105を透過した第1ビームは、リレーレンズ106
xを介して偏光ビームスプリッター107xに入射す
る。一方、偏光ビームスプリッター105で反射された
第2ビームは、リレーレンズ106yを介して偏光ビー
ムスプリッター107yに入射する。
【0061】偏光ビームスプリッター107xで反射さ
れた第1ビームは、リレーレンズ108xを介した後、
長手方向がz方向に延びた線状ビーム109xとして結
像する。また、偏光ビームスプリッター107yで反射
された第2ビームは、リレーレンズ108yを介した
後、長手方向がy方向に延びた線状ビーム109yとし
て結像する。図示のように、2つの線状ビーム109x
および109yは、長手方向が互いに直交し且つ空間的
に分離されている。すなわち、2つの線状ビーム109
xおよび109yの中心は、後述する第2対物レンズ1
10の光軸からそれぞれ偏心している。なお、2つの線
状ビーム109xおよび109yの偏光方向は、共に線
状ビーム109yの長手方向と一致している。
【0062】2つの線状ビーム109xおよび109y
からの光は、それぞれ第2対物レンズ110、1/4波
長板111、ダイクロイックミラー11、および対物レ
ンズ12を介して、被検面上に線状ビーム113xおよ
び113yとして結像する。図示のように、線状ビーム
113xは長手方向がx方向に延び、線状ビーム113
yは長手方向がy方向に延びている。そして、移動反射
鏡103の往復移動に伴って、線状ビーム113xはy
方向に走査され、線状ビーム113yはx方向に走査さ
れるようになっている。
【0063】線状ビーム113xに対する被検面からの
散乱光は、検出器14xaおよび14xbで検出される。ま
た、線状ビーム113yに対する被検面からの散乱光
は、検出器14yaおよび14ybで検出される。一方、線
状ビーム113xに対する被検面からの第1正反射光お
よび第1回折光は、対物レンズ12、ダイクロイックミ
ラー11、1/4波長板111、第2対物レンズ11
0、リレーレンズ108xを介した後、偏光ビームスプ
リッター107xに入射する。また、線状ビーム113
yに対する被検面からの第2正反射光および第2回折光
は、対物レンズ12、ダイクロイックミラー11、1/
4波長板111、第2対物レンズ110、リレーレンズ
108yを介した後、偏光ビームスプリッター107y
に入射する。
【0064】1/4波長板111を介した正反射光およ
び回折光の偏光方向は共に109xの長手方向と一致し
ているので、第1正反射光および第1回折光は偏光ビー
ムスプリッター107xを透過し、第2正反射光および
第2回折光も偏光ビームスプリッター107yを透過す
る。偏光ビームスプリッター107xを透過した第1回
折光は、リレーレンズ115xを介して、対物レンズ1
2の瞳面と共役な位置に配置された空間フィルター11
6xに達して光電検出される。また、偏光ビームスプリ
ッター107yを透過した第2回折光は、リレーレンズ
115yを介して、対物レンズ12の瞳面と共役な位置
に配置された空間フィルター116yに達して光電検出
される。なお、正反射光を検出する場合、対物レンズ1
2の瞳面と共役な位置に配置されたスリットのような開
口部(不図示)を通して光電検出される。
【0065】このように、第2実施例にかかる走査光学
装置では、1つの走査光学系によりx方向およびy方向
に二次元同時走査が可能となる。しかも、2本の走査ビ
ームを空間的に分離しているので、2つの走査ビームに
対応する2つの検出光が互いに混合することなく、高速
且つ高精度な計測が可能となる。また、偏光作用により
光量損失を最小限に抑えることができる。なお、上述の
実施例では、走査光学系および干渉光学系の移動反射手
段として、互いに直交した2つの反射面を有する反射鏡
手段を用いている。しかしながら、互いに直交した3つ
の反射面を有するコーナーキューブミラーを用いること
も可能である。この場合、2組のコーナーキューブミラ
ーの頂点が重なるように配置すれば良い。また、直角プ
リズムのような反射プリズムを使用することもできる。
【0066】
【効果】以上説明したように、本発明の走査光学装置で
は、計測した走査用移動反射手段の反射交点の移動量に
基づき、被検面上における走査ビームの位置を正確に求
めることができる。したがって、走査用移動反射手段の
直線往復運動における軌跡変動が発生しても、高精度な
ビーム走査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる走査光学装置の構
成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の走査光学系および干渉光学系の動作原理
を示す図である。
【図3】図2の移動反射鏡の反射交点の移動量とビーム
の平行変位量との関係を示す図である。
【図4】図2の計測用移動反射鏡の作用について説明す
る図である。
【図5】走査光学系の移動反射鏡および干渉光学系の移
動反射鏡の変形例の構成およびこの変形例による走査光
学系および干渉光学系の動作原理を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例にかかる走査光学装置の構
成を概略的に示す斜視図である。
【図7】図2の移動裏面反射鏡における表面反射光を遮
断可能にする条件を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザ 2 シリンドリカルレンズ 3 移動反射鏡 5 テーブル 6 ビームスプリッター 8 開口部(スリット) 9 像回転プリズム 10 第2対物レンズ 11 ダイクロイックミラー 12 対物レンズ 21 ライトガイド 22 コレクターレンズ 23 ハーフミラー 24 観察用第2対物レンズ 25 撮像素子 33 移動裏面反射鏡 41 レーザ 42 偏光ビームスプリッター 43 1/4波長板 45 コーナーキューブ 46 検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を供給する光源手段と、パターンが
    形成された被検面上に前記光束を集光させる集光光学系
    と、前記光源手段と前記集光光学系との間の光路中に設
    けられて前記被検面上の光束を光学的に走査するための
    走査手段とを備えた走査光学装置において、 前記走査手段は、 前記光源手段からの入射光束を180度偏向させて射出
    させるための互いに直交した少なくとも2つの反射面を
    有し、前記入射光束に対して前記射出光束を所定方向に
    沿って平行変位させるための移動反射手段と、 前記移動反射手段の少なくとも2つの反射面により形成
    される交線と前記移動反射手段の少なくとも2つの反射
    面に対する前記入射光束および前記射出光束を含む面と
    の交点に関する前記所定方向に沿った移動量を計測する
    ための計測手段とを備えていることを特徴とする走査光
    学装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、 計測用の光束を供給する第2光源手段と、 前記第2光源手段からの計測用入射光束を180度偏向
    させて射出させるための互いに直交した少なくとも2つ
    の反射面を有し、前記移動反射手段とともに前記所定方
    向に沿って移動可能な第2移動反射手段と、 前記第2移動反射手段の移動に伴う前記計測用の光束の
    光学的光路長の変化に基づいて、前記第2移動反射手段
    の少なくとも2つの反射面により形成される交線と前記
    第2移動反射手段の少なくとも2つの反射面に対する前
    記入射光束および前記射出光束を含む面との交点に関す
    る前記所定方向に沿った移動量を測定するための測定手
    段とを備え、 前記第2移動反射手段の交点は、前記移動反射手段の交
    点とほぼ一致することを特徴とする請求項1に記載の走
    査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記移動反射手段は互いに直交する2つ
    の反射面を有する表面反射鏡であり、前記第2移動反射
    手段は互いに直交する2つの反射面を有する裏面反射鏡
    であって、 前記第2移動反射手段の一方の反射面は前記移動反射手
    段の2つの反射面の一方とほぼ一致し、前記第2移動反
    射手段の他方の反射面は前記移動反射手段の2つの反射
    面の他方とほぼ同一平面内にあることを特徴とする請求
    項2に記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記第2移動反射手段の2つの反射面の
    間には、前記第2移動反射手段の表面による反射光を遮
    断するための遮光手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記集光光学系は、全体としてアフォー
    カル系を構成する2つの対物レンズと、前記2つの対物
    レンズの間に設けられた像回転手段とを備えていること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の走
    査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記被検面上で空間的に分離された2つ
    の走査用光束を形成するために、前記移動反射手段から
    の射出光束に基づいて、空間的に分離され且つ互いに異
    なる偏光状態の2つの光束を生成する2光束生成手段を
    前記走査手段と前記集光光学系との間の光路中に配置し
    たことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の走査光学装置。
JP6323924A 1994-12-01 1994-12-01 走査光学装置 Pending JPH08159717A (ja)

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KR1019950045390A KR960024689A (ko) 1994-12-01 1995-11-30 광학 장치
US08/912,954 US5838449A (en) 1994-12-01 1997-08-14 Optical apparatus

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182249A (ja) * 2003-10-22 2008-08-07 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置及びデバイスの製造方法並びに測定装置
CN109839735A (zh) * 2019-01-30 2019-06-04 南京邮电大学 一种基于可移动反射镜的级联f-p腔式光滤波器
CN112074724A (zh) * 2018-05-02 2020-12-11 奥林巴斯株式会社 数据取得装置

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