JPH08159056A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH08159056A JPH08159056A JP29675194A JP29675194A JPH08159056A JP H08159056 A JPH08159056 A JP H08159056A JP 29675194 A JP29675194 A JP 29675194A JP 29675194 A JP29675194 A JP 29675194A JP H08159056 A JPH08159056 A JP H08159056A
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- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 24
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 24
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 13
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 8
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7879—Resilient material valve
- Y10T137/7888—With valve member flexing about securement
- Y10T137/7891—Flap or reed
- Y10T137/7892—With stop
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、吐出ポート形状の改良により高い
効率が得られるスクロール圧縮機の提供を目的とするも
のである。 【構成】 固定渦巻羽根部品４に形成される逆止弁２３
の弁座部をほぼ逆止弁の形状で逆止弁のリフト量３０よ
り大なる高さの凹部の側壁３１を配設する。
効率が得られるスクロール圧縮機の提供を目的とするも
のである。 【構成】 固定渦巻羽根部品４に形成される逆止弁２３
の弁座部をほぼ逆止弁の形状で逆止弁のリフト量３０よ
り大なる高さの凹部の側壁３１を配設する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、空調機、冷凍機等に
使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近の圧縮機は、小形軽量、高効率、低
騒音などの観点からスクロール圧縮機が主流になってき
ている。スクロール圧縮機は多くの特許や文献に開示さ
れ、その動作原理は良く知られている。
騒音などの観点からスクロール圧縮機が主流になってき
ている。スクロール圧縮機は多くの特許や文献に開示さ
れ、その動作原理は良く知られている。
【０００３】典型的なスクロール型圧縮機の構造とし
て、特公昭５７−４９７２１号のスクロール形流体機械
や特公昭５８−１９８７５号のスクロール型圧縮機が開
示されている。
て、特公昭５７−４９７２１号のスクロール形流体機械
や特公昭５８−１９８７５号のスクロール型圧縮機が開
示されている。
【０００４】従来の圧縮機の断面図を図５に、図６に固
定渦巻羽根部品を裏面から見た図を示す。
定渦巻羽根部品を裏面から見た図を示す。
【０００５】圧縮機ハウジング１０１の後端部に固定鏡
板１０３の上に固定渦巻羽根１０４を形成し、反対面に
円筒状の隔壁１３０を設けた固定渦巻羽根部品１０２が
隔壁１３０端面で締結固定され、複数個の圧縮作業空間
１０５を構成するように旋回鏡板１０７の上に旋回渦巻
羽根１０８が形成された旋回渦巻羽根部品１０６が噛み
合わせられている。
板１０３の上に固定渦巻羽根１０４を形成し、反対面に
円筒状の隔壁１３０を設けた固定渦巻羽根部品１０２が
隔壁１３０端面で締結固定され、複数個の圧縮作業空間
１０５を構成するように旋回鏡板１０７の上に旋回渦巻
羽根１０８が形成された旋回渦巻羽根部品１０６が噛み
合わせられている。
【０００６】固定渦巻羽根部品１０２の固定構造をさら
に詳細に述べると、固定渦巻羽根部品１０２の隔壁１３
０の数カ所の位置で壁厚を大きくし、固定渦巻羽根部品
１０２の取付脚１３１を形成する。圧縮機ハウジング１
０１のねじ穴にボルトを通して、固定渦巻羽根部品１０
２の取付脚１３１のねじ穴と締結することにより、固定
される。
に詳細に述べると、固定渦巻羽根部品１０２の隔壁１３
０の数カ所の位置で壁厚を大きくし、固定渦巻羽根部品
１０２の取付脚１３１を形成する。圧縮機ハウジング１
０１のねじ穴にボルトを通して、固定渦巻羽根部品１０
２の取付脚１３１のねじ穴と締結することにより、固定
される。
【０００７】次に駆動機構について説明すると、旋回鏡
板１０７の背面上に円筒状のボス１０９が形成され、そ
の内部に旋回軸受１１０を配設している。偏心穴１１２
を有する肉厚の厚い円板状あるいは短軸状の偏心ブッシ
ュ１１１が旋回軸受１１０に嵌合され、回転可能に支持
されている。偏心ブッシュ１１１の偏心穴１１２中に主
軸１１４の端面から軸方向に偏心延出した偏心軸１１５
を嵌合して、旋回渦巻羽根部品１０６に旋回運動を与え
る。この結果、ガスが圧縮作業空間１０５に吸入され、
圧縮作業空間１０５がその容積を減少させながら渦巻中
心に向かって移動し、冷媒は圧縮されて中心部付近に至
り、逆止弁１２１で遮られた吐出ポート１２３側の高圧
室１２０の圧力より圧縮作業空間１０５の中央付近の圧
力が大なるとき、逆止弁１２１が押し開かれ、吐出ポー
ト１２３を経て吐出される。
板１０７の背面上に円筒状のボス１０９が形成され、そ
の内部に旋回軸受１１０を配設している。偏心穴１１２
を有する肉厚の厚い円板状あるいは短軸状の偏心ブッシ
ュ１１１が旋回軸受１１０に嵌合され、回転可能に支持
されている。偏心ブッシュ１１１の偏心穴１１２中に主
軸１１４の端面から軸方向に偏心延出した偏心軸１１５
を嵌合して、旋回渦巻羽根部品１０６に旋回運動を与え
る。この結果、ガスが圧縮作業空間１０５に吸入され、
圧縮作業空間１０５がその容積を減少させながら渦巻中
心に向かって移動し、冷媒は圧縮されて中心部付近に至
り、逆止弁１２１で遮られた吐出ポート１２３側の高圧
室１２０の圧力より圧縮作業空間１０５の中央付近の圧
力が大なるとき、逆止弁１２１が押し開かれ、吐出ポー
ト１２３を経て吐出される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の圧縮機では逆止弁１２１の閉じ遅れにより
高圧ガスの逆流が問題となる。特に低圧縮比のスクロー
ル圧縮機においては高圧室１２０からの高圧ガスの逆流
割合が増大し、再膨張するため圧縮効率が悪化し、スク
ロール圧縮機の性能劣化を生じるという課題を有してい
た。
ような従来の圧縮機では逆止弁１２１の閉じ遅れにより
高圧ガスの逆流が問題となる。特に低圧縮比のスクロー
ル圧縮機においては高圧室１２０からの高圧ガスの逆流
割合が増大し、再膨張するため圧縮効率が悪化し、スク
ロール圧縮機の性能劣化を生じるという課題を有してい
た。
【０００９】また、固定渦巻羽根部品１０２の固定にお
いてボルト等の締結部品１２５の締め付け力による締結
歪みの発生により、羽根間の隙間が不均一となり、冷媒
漏れによる性能劣化をきたすという課題を有していた。
いてボルト等の締結部品１２５の締め付け力による締結
歪みの発生により、羽根間の隙間が不均一となり、冷媒
漏れによる性能劣化をきたすという課題を有していた。
【００１０】本発明は、上記従来例の課題を解決するも
ので、圧縮効率の向上が得られるスクロール圧縮機の提
供を目的とするものである。
ので、圧縮効率の向上が得られるスクロール圧縮機の提
供を目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、固定渦巻羽根部品の中心部付近に設けられ
た吐出ポート部に逆止弁を設け、前記逆止弁の弁座部を
逆止弁のリフト量より大なる高さで前記逆止弁とほぼ同
形状の凹部に形成したものである。
に本発明は、固定渦巻羽根部品の中心部付近に設けられ
た吐出ポート部に逆止弁を設け、前記逆止弁の弁座部を
逆止弁のリフト量より大なる高さで前記逆止弁とほぼ同
形状の凹部に形成したものである。
【００１２】また、本発明は、固定鏡板の固定渦巻羽根
部品の延出面と反対側に略馬蹄形の隔壁を形成し、前記
隔壁の数カ所の位置で壁厚を厚くして、前記固定渦巻羽
根部品の取付脚を形成し、前記取付脚の高さより、取付
脚間の隔壁高さを若干低くしたものである。
部品の延出面と反対側に略馬蹄形の隔壁を形成し、前記
隔壁の数カ所の位置で壁厚を厚くして、前記固定渦巻羽
根部品の取付脚を形成し、前記取付脚の高さより、取付
脚間の隔壁高さを若干低くしたものである。
【００１３】
【作用】本発明は第１の技術的手段によれば、固定渦巻
羽根部品に形成される逆止弁の弁座部をほぼ逆止弁と同
形状で逆止弁のリフト量より大なる高さの凹部側壁を設
けたので、高圧室からの逆流ガスはほぼ逆止弁の形状の
凹部側壁と逆止弁との極めて狭い隙間部を通過すること
になる。その結果、高圧ガスの逆流量は通路抵抗が増大
する分、抑制され、再膨張のための圧縮効率の悪化を軽
減する。
羽根部品に形成される逆止弁の弁座部をほぼ逆止弁と同
形状で逆止弁のリフト量より大なる高さの凹部側壁を設
けたので、高圧室からの逆流ガスはほぼ逆止弁の形状の
凹部側壁と逆止弁との極めて狭い隙間部を通過すること
になる。その結果、高圧ガスの逆流量は通路抵抗が増大
する分、抑制され、再膨張のための圧縮効率の悪化を軽
減する。
【００１４】また、本発明の第２の技術的手段によれ
ば、固定渦巻羽根部品に形成した隔壁と圧縮機ハウジン
グの締め付け端面の締結区間に若干の隙間が得られ、締
結歪みがこの隙間で吸収され羽根間隙間の不均一が解消
され、冷媒漏れによる性能劣化を防止する。
ば、固定渦巻羽根部品に形成した隔壁と圧縮機ハウジン
グの締め付け端面の締結区間に若干の隙間が得られ、締
結歪みがこの隙間で吸収され羽根間隙間の不均一が解消
され、冷媒漏れによる性能劣化を防止する。
【００１５】
【実施例】本発明の第１の技術的手段を用いた一実施例
として、図１にスクロール圧縮機の断面図、図２に固定
渦巻羽根部品の部分拡大図を示す。
として、図１にスクロール圧縮機の断面図、図２に固定
渦巻羽根部品の部分拡大図を示す。
【００１６】低圧側圧力が作用するフロントケーシング
２と高圧側圧力の作用するリヤケーシング３からなる圧
縮機ハウジング１の内部に固定渦巻羽根部品４と複数個
の圧縮作業空間１０を形成するように旋回渦巻羽根部品
７が相互に噛み合わされている。
２と高圧側圧力の作用するリヤケーシング３からなる圧
縮機ハウジング１の内部に固定渦巻羽根部品４と複数個
の圧縮作業空間１０を形成するように旋回渦巻羽根部品
７が相互に噛み合わされている。
【００１７】固定渦巻羽根部品４は固定鏡板５の一面上
に固定渦巻羽根６を延出し、この固定鏡板５をリヤケー
シング３に締結固定されている。旋回渦巻羽根部品７は
旋回鏡板８の一面上に旋回渦巻羽根９を延出し、旋回鏡
板８の旋回渦巻羽根９の延出面とは反対側の旋回鏡板８
背面の中央部に円筒状ボス１１が突設されており、この
ボス１１の内部に旋回軸受１２（ニードルベアリング）
を配設している。固定渦巻羽根６および旋回渦巻羽根９
の先端面にはそれぞれチップシール１３が嵌挿され軸方
向のシール性が確保されている。
に固定渦巻羽根６を延出し、この固定鏡板５をリヤケー
シング３に締結固定されている。旋回渦巻羽根部品７は
旋回鏡板８の一面上に旋回渦巻羽根９を延出し、旋回鏡
板８の旋回渦巻羽根９の延出面とは反対側の旋回鏡板８
背面の中央部に円筒状ボス１１が突設されており、この
ボス１１の内部に旋回軸受１２（ニードルベアリング）
を配設している。固定渦巻羽根６および旋回渦巻羽根９
の先端面にはそれぞれチップシール１３が嵌挿され軸方
向のシール性が確保されている。
【００１８】旋回渦巻羽根部品７のボス１１内に配設固
定された旋回軸受１２に偏心ブッシュ１８が回転可能に
嵌合され、転がり形主軸受１４と転がり形副軸受１５に
より圧縮機ハウジング１に回転可能に支持された主軸１
６の端面から軸に平行に旋回半径分の偏心量をもたせて
偏心延出させた偏心軸１７に嵌入結合される。旋回渦巻
羽根部品７の旋回運動はこの構成によって与えられる。
また、旋回渦巻羽根部品７は自転拘束部品２０によって
その自転を阻止されながら旋回運動のみを行う。
定された旋回軸受１２に偏心ブッシュ１８が回転可能に
嵌合され、転がり形主軸受１４と転がり形副軸受１５に
より圧縮機ハウジング１に回転可能に支持された主軸１
６の端面から軸に平行に旋回半径分の偏心量をもたせて
偏心延出させた偏心軸１７に嵌入結合される。旋回渦巻
羽根部品７の旋回運動はこの構成によって与えられる。
また、旋回渦巻羽根部品７は自転拘束部品２０によって
その自転を阻止されながら旋回運動のみを行う。
【００１９】旋回渦巻羽根部品７の旋回運動により圧縮
作業空間１０はその容積を減じながら渦巻の中心方向へ
移動する。これにともなって、吸入口（図示せず）を通
って圧縮作業空間１０に流入するガスは圧縮され、固定
渦巻羽根部品４に形成された吐出ポート２２から逆止弁
２３を押し開いて吐出キャビティーの高圧室２４へ吐出
され、吐出口（図示せず）を経て流出する。
作業空間１０はその容積を減じながら渦巻の中心方向へ
移動する。これにともなって、吸入口（図示せず）を通
って圧縮作業空間１０に流入するガスは圧縮され、固定
渦巻羽根部品４に形成された吐出ポート２２から逆止弁
２３を押し開いて吐出キャビティーの高圧室２４へ吐出
され、吐出口（図示せず）を経て流出する。
【００２０】図２の部分拡大図に示すように、逆止弁２
３はほぼ逆止弁と同形状で逆止弁２３のリフト量３０よ
り大なる高さの凹部３１に形成され、この弁座部に逆止
弁２３が配設されている。したがって逆止弁２３の閉じ
遅れにより、吐出キャビティーの高圧室２４から圧縮作
業空間１０に流入する逆流現象が起こる時には、逆流ガ
スは、ほぼ逆止弁の形状の凹部３１側壁と逆止弁２３と
の極めて狭い隙間部を通過することになり、逆流高圧ガ
ス量は通路抵抗が増大する分、抑制され、再膨張のため
の圧縮効率の悪化を軽減する。
３はほぼ逆止弁と同形状で逆止弁２３のリフト量３０よ
り大なる高さの凹部３１に形成され、この弁座部に逆止
弁２３が配設されている。したがって逆止弁２３の閉じ
遅れにより、吐出キャビティーの高圧室２４から圧縮作
業空間１０に流入する逆流現象が起こる時には、逆流ガ
スは、ほぼ逆止弁の形状の凹部３１側壁と逆止弁２３と
の極めて狭い隙間部を通過することになり、逆流高圧ガ
ス量は通路抵抗が増大する分、抑制され、再膨張のため
の圧縮効率の悪化を軽減する。
【００２１】次に、本発明の第２の技術的手段を用いた
一実施例として、図３にスクロール圧縮機の断面図、図
４に示す固定渦巻羽根部品の裏面からの部分斜視図を参
照しながら説明する。
一実施例として、図３にスクロール圧縮機の断面図、図
４に示す固定渦巻羽根部品の裏面からの部分斜視図を参
照しながら説明する。
【００２２】圧縮機構部は前述の実施例と同様なので説
明は略する。固定鏡板５の固定渦巻羽根部品４の延出面
と反対側にほぼ馬蹄形の隔壁４０を形成する。この隔壁
４０の数カ所の位置で壁厚を厚くして、固定渦巻羽根部
品４の取付脚４１を配設し、取付脚４１の高さより、取
付脚４１間の隔壁４０高さを若干低くする。リヤケーシ
ング３に固定渦巻羽根部品４をボルト等の締結部品４３
によって固定する際、固定渦巻羽根部品４に設けた複数
個の取付脚４１の間に確保された若干の隙間４２が締め
付け力によって生じる締結歪みを吸収するので、漏れに
よる性能劣化を防止する。
明は略する。固定鏡板５の固定渦巻羽根部品４の延出面
と反対側にほぼ馬蹄形の隔壁４０を形成する。この隔壁
４０の数カ所の位置で壁厚を厚くして、固定渦巻羽根部
品４の取付脚４１を配設し、取付脚４１の高さより、取
付脚４１間の隔壁４０高さを若干低くする。リヤケーシ
ング３に固定渦巻羽根部品４をボルト等の締結部品４３
によって固定する際、固定渦巻羽根部品４に設けた複数
個の取付脚４１の間に確保された若干の隙間４２が締め
付け力によって生じる締結歪みを吸収するので、漏れに
よる性能劣化を防止する。
【００２３】以上、本発明を開放型で圧縮機ハウジング
内が低圧となる車両用のスクロール圧縮機の実施例につ
いて説明したが、本発明は、このような実施例に限定さ
れるものではなく、電動機を内蔵する密閉型圧縮機や圧
縮機ハウジング内が高圧となる高圧タイプの圧縮機な
ど、本発明の範囲内で種々の設計が可能であることは言
うまでもない。
内が低圧となる車両用のスクロール圧縮機の実施例につ
いて説明したが、本発明は、このような実施例に限定さ
れるものではなく、電動機を内蔵する密閉型圧縮機や圧
縮機ハウジング内が高圧となる高圧タイプの圧縮機な
ど、本発明の範囲内で種々の設計が可能であることは言
うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は固定渦巻羽根部品に形成される逆止弁の弁座部をほぼ
逆止弁と同形状で逆止弁のリフト量より大なる高さの凹
部側壁を設けることにより、高圧室からの逆流ガスはほ
ぼ逆止弁の形状の凹部側壁と逆止弁との極めて狭い隙間
部を通過することになる。その結果、高圧ガスの逆流量
は通路抵抗が増大する分、抑制され、再膨張のための圧
縮効率の劣化の軽減効果を有する。
は固定渦巻羽根部品に形成される逆止弁の弁座部をほぼ
逆止弁と同形状で逆止弁のリフト量より大なる高さの凹
部側壁を設けることにより、高圧室からの逆流ガスはほ
ぼ逆止弁の形状の凹部側壁と逆止弁との極めて狭い隙間
部を通過することになる。その結果、高圧ガスの逆流量
は通路抵抗が増大する分、抑制され、再膨張のための圧
縮効率の劣化の軽減効果を有する。
【００２５】また、本発明は固定渦巻羽根部品に形成し
た隔壁と圧縮機ハウジングの締め付け端面の締結区間に
若干の隙間が得られ、締結歪みがこの隙間で吸収され羽
根間隙間の不均一が解消され、冷媒漏れによる性能劣化
の防止効果を有する。
た隔壁と圧縮機ハウジングの締め付け端面の締結区間に
若干の隙間が得られ、締結歪みがこの隙間で吸収され羽
根間隙間の不均一が解消され、冷媒漏れによる性能劣化
の防止効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の本発明の実施例を示すスクロール圧縮機
の断面図
の断面図
【図２】（ａ）第１の本発明の実施例を示す固定渦巻羽
根部品の部分拡大図 （ｂ）同Ａ−Ａ矢視断面図
根部品の部分拡大図 （ｂ）同Ａ−Ａ矢視断面図
【図３】第２の本発明の実施例を示すスクロール圧縮機
の断面図
の断面図
【図４】第２の本発明の実施例を示す固定渦巻羽根部品
の裏面からの部分斜視図
の裏面からの部分斜視図
【図５】従来例を示すスクロール圧縮機の断面図
【図６】従来例を示す固定渦巻羽根部品の背面図
１ 圧縮機ハウジング ４ 固定渦巻羽根部品 ５ 固定鏡板 ６ 固定渦巻羽根 ７ 旋回渦巻羽根部品 ８ 旋回鏡板 ９ 旋回渦巻羽根 １０ 圧縮作業空間 １１ ボス １２ 旋回軸受 １６ 主軸 １７ 偏心軸 １８ 偏心ブッシュ １９ 嵌入穴 ２０ 自転拘束部品 ２２ 吐出ポート ２３ 逆止弁 ３０ 逆止弁のリフト量 ３１ 凹部 ４０ 馬蹄形の隔壁 ４１ 取付脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 喜文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】圧縮機ハウジング内部に、固定鏡板の上に
固定渦巻羽根を延出した固定渦巻羽根部品と、前記固定
渦巻羽根部品と噛み合い複数個の圧縮作業空間を構成す
る旋回鏡板上に旋回渦巻羽根を延出した旋回渦巻羽根部
品を配設し、前記旋回鏡板の背面に形成した円筒状のボ
ス内に旋回軸受を配設固定し、嵌入穴を有する偏心ブッ
シュが前記ボス内に前記旋回軸受を介して支持され、前
記圧縮機ハウジングに回転可能に支持された主軸の端部
から軸に平行に偏心延出させた偏心軸を前記嵌入穴に嵌
入結合させるとともに、前記旋回渦巻羽根部品の自転を
拘束して旋回のみをさせる自転拘束部品を配設して圧縮
機構部を構成し、前記固定渦巻羽根部品の中心部付近に
設けられた吐出ポート部に逆止弁を設け、前記逆止弁の
弁座部を逆止弁のリフト量より大なる高さで前記逆止弁
と略同形状の凹部に形成したことを特徴とするスクロー
ル圧縮機。 - 【請求項２】圧縮機ハウジング内部に、固定鏡板の上に
固定渦巻羽根を延出した固定渦巻羽根部品と、前記固定
渦巻羽根部品と噛み合い複数個の圧縮作業空間を構成す
る旋回鏡板上に旋回渦巻羽根を延出した旋回渦巻羽根部
品を配設し、前記旋回鏡板の背面に形成した円筒状のボ
ス内に旋回軸受を配設固定し、嵌入穴を有する偏心ブッ
シュが前記ボス内に前記旋回軸受を介して支持され、前
記圧縮機ハウジングに回転可能に支持された主軸の端部
から軸に平行に偏心延出させた偏心軸を前記嵌入穴に嵌
入結合させるとともに、前記旋回渦巻羽根部品の自転を
拘束して旋回のみをさせる自転拘束部品を配設して圧縮
機構部を構成し、前記固定鏡板の前記固定渦巻羽根部品
の延出面と反対側に略馬蹄形の隔壁を形成し、前記隔壁
の数カ所の位置で壁厚を厚くして、前記固定渦巻羽根部
品の取付脚を形成し、前記取付脚の高さより、取付脚間
の隔壁高さを若干低くしたことを特徴とするスクロール
圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29675194A JPH08159056A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | スクロール圧縮機 |
| US08/498,139 US5597296A (en) | 1994-11-30 | 1995-07-05 | Scroll compressor having a check valve received in a stationary scroll member recess |
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