JPH08156220A

JPH08156220A - オフセット印刷機

Info

Publication number: JPH08156220A
Application number: JP6321590A
Authority: JP
Inventors: Koichi Kamoi; 光一鴨井; Tomoaki Iwafune; 友昭岩船
Original assignee: Gradco Japan Ltd; Japan Radio Co Ltd; Nagano Japan Radio Co Ltd; Gradco Ltd
Current assignee: Gradco Japan Ltd; Japan Radio Co Ltd; Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date: 1994-11-29
Filing date: 1994-11-29
Publication date: 1996-06-18

Abstract

(57)【要約】【目的】デッドスペースを解消し、理想的なレイアウ
トを実現することにより飛躍的な小型コンパクト化を達
成する。【構成】一対のプーリ２ｐと２ｑを水平方向に配した
版担体機構Ａと、一対のプーリ３ｐと３ｑを鉛直方向に
配したブランケット担体機構Ｂを、版担体機構Ａの一端
部がブランケット担体機構Ｂの上端部に圧接するように
Ｌ形に配設し、版担体機構Ａの下方かつブランケット担
体機構Ｂの横方の空間Ｘｍに、版Ｓに対してエッチング
液と湿し水を塗布する処理液供給機構Ｃ及びインクを塗
布するインク供給機構Ｄを配設するとともに、版担体機
構Ａの上方の空間Ｘｕに、自動給版機構Ｅ及び自動排版
機構Ｆを配設し、ブランケット担体機構Ｂの下方の空間
Ｘｄに、ブランケットベルト３により一方向に搬送され
る印刷用紙Ｗに印刷する印刷機構Ｇを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一対のプーリ間に架け渡
した版ベルトと一対のプーリ間に架け渡したブランケッ
トベルトを用いたオフセット印刷機に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、オフセット印刷機は円筒状の版
胴に版を巻付けて装填し、この版胴上の版に付着させた
インク画像を、一旦円筒状のブランケット胴に転写（オ
フ）するとともに、このブランケット胴に転写したイン
ク画像を印刷用紙に印刷（セット）する。

【０００３】ところで、版胴及びブランケット胴はその
周面を利用するため、印刷する版のサイズを大きくしよ
うとした場合には、これに対応して版胴及びブランケッ
ト胴も大きくなり、印刷機全体の大型化を招く欠点があ
る。

【０００４】このため、特開平６−６４１３５号公報で
は、版胴及びブランケット胴の代わりに、離間した一対
のプーリ間に無端の版ベルトを架け渡して構成した版担
体機構及び離間した一対のプーリ間に無端のブランケッ
トベルトを架け渡して構成したブランケット担体機構を
用いることにより小型化を企図したオフセット印刷機も
提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のオフセット印刷機は、一対のプーリを後上がりの斜め
に配した版担体機構と一対のプーリを後下がりの斜めに
配したブランケット担体機構を、版担体機構の一端部が
ブランケット担体機構の一端部に圧接するように横Ｖ形
に配設したため、例えば、版ベルトに装填した版に対し
て、エッチング液を塗布するエッチング液供給機構，湿
し水を塗布する湿し水供給機構及びインクを塗布するイ
ンク供給機構をはじめ，版を版担体機構に供給する給版
機構，版担体機構から版を排出する排版機構，ブランケ
ットベルトから印刷用紙に印刷する印刷機構，ブランケ
ットベルトをクリーニングするクリーニング機構等の各
種周辺機構を有効に配設できず、結局、デッドスペース
の発生によって十分な小型化を図ることができない問題
があった。

【０００６】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、デッドスペースを解消し、
理想的なレイアウトを実現することにより飛躍的な小型
コンパクト化を達成できるオフセット印刷機の提供を目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は離間した一対の
プーリ２ｐと２ｑ間に架け渡した無端の版ベルト２を有
する版担体機構と、離間した一対のプーリ３ｐと３ｑ間
に架け渡した無端のブランケットベルト３を有するブラ
ンケット担体機構を備えるオフセット印刷機１を構成す
るに際して、特に、各プーリ２ｐと２ｑを水平方向に配
した版担体機構Ａと、各プーリ３ｐと３ｑを鉛直方向に
配したブランケット担体機構Ｂを、版担体機構Ａの一端
部がブランケット担体機構Ｂの上端部に圧接するように
Ｌ形に配設し、版担体機構Ａの下方かつブランケット担
体機構Ｂの横方の空間Ｘｍに、版ベルト２に装填した版
Ｓに対してエッチング液と湿し水を塗布する処理液供給
機構Ｃ及びインクを塗布するインク供給機構Ｄを配設す
るとともに、版担体機構Ａの上方の空間Ｘｕに、版Ｓを
版担体機構Ａに対して供給する自動給版機構Ｅ及び版担
体機構Ａから版Ｓを排出する自動排版機構Ｆを配設し、
ブランケット担体機構Ｂの下方の空間Ｘｄに、ブランケ
ットベルト３により一方向に搬送される印刷用紙Ｗに印
刷する印刷機構Ｇを配設してなることを特徴とする。

【０００８】この場合、最適な実施形態により、ブラン
ケット担体機構Ｂの横方における版担体機構Ａとは反対
側の空間Ｘｓに、ブランケットベルト３をクリーニング
するクリーニング機構Ｈを配設する。また、ブランケッ
ト担体機構Ｂは全体を交換可能なカートリッジ４により
構成する。

【０００９】

【作用】本発明に係るオフセット印刷機１は、一対のプ
ーリ２ｐと２ｑ間に架け渡した無端の版ベルト２を有す
る版担体機構Ａにおける当該各プーリ２ｐと２ｑを水平
方向に配するとともに、一対のプーリ３ｐと３ｑ間に架
け渡した無端のブランケットベルト３を有するブランケ
ット担体機構Ｂにおける当該各プーリ３ｐと３ｑを鉛直
方向に配し、さらに、版担体機構Ａの一端部がブランケ
ット担体機構Ｂの上端部に圧接するようにＬ形に配設す
るため、版担体機構Ａの下方かつブランケット担体機構
Ｂの横方に、版担体機構Ａとブランケット担体機構Ｂに
囲まれる空間Ｘｍが生ずる。したがって、この空間Ｘｍ
を利用して、いわゆる水物類と呼ばれるエッチング液と
湿し水を版ベルト２に装填した版Ｓに塗布する処理液供
給機構Ｃ及び版ベルト２に装填した版Ｓにインクを塗布
するインク供給機構Ｄが配設される。これにより、処理
液供給機構Ｃ及びインク供給機構Ｄへの塵や埃の侵入、
さらにはローラ類への付着が防止される。

【００１０】また、版担体機構Ａの上方の空間Ｘｕに
は、版Ｓを版担体機構Ａに自動で供給する自動給版機構
Ｅ及び版担体機構Ａから版Ｓを自動で排出する自動排版
機構Ｆが配設される。これにより、印刷する版Ｓのセッ
ティング及び取出しは、印刷機の上方から全て行うこと
が可能となり、版Ｓの取扱いが容易になるとともに、使
い勝手の向上が図られる。

【００１１】さらに、ブランケット担体機構Ｂの下方の
空間Ｘｄには、ブランケットベルト３から印刷用紙Ｗに
印刷するための印刷機構Ｇが配設され、印刷用紙Ｗは供
給から排出まで一方向に搬送される。他方、ブランケッ
ト担体機構Ｂの横方の空間Ｘｓには、ブランケットベル
ト３をクリーニングするクリーニング機構Ｈが配設され
る。

【００１２】このような構成によって、全ての主要機構
ブロックは側面から見て長方形エリア内にデッドスペー
スを生ずることなく収められる。したがって、理想的な
レイアウトが実現され、飛躍的な小型コンパクト化が図
られる。一方、ブランケット担体機構Ｂの全体を交換可
能なカートリッジ４により構成することにより、消耗品
であるブランケットベルト３の交換メンテナンスの容易
化が図られる。

【００１３】

【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。

【００１４】まず、オフセット印刷機の外観構成につい
て、図４を参照して説明する。同図は本実施例に係るオ
フセット印刷機１の側面外観を示す。

【００１５】１００は印刷機本体であり、ケース面１０
０ｆには操作キー１０２及び表示器１０３を有する操作
パネル１０１を付設する。また、印刷機本体１００の後
部上側には版Ｓを自動で供給する自動給版機構Ｅの版ト
レイ１０４を配するとともに、前部上側には版Ｓを自動
で排出する自動排版機構Ｆの版回収トレイ１０５を配す
る。さらにまた、印刷機本体１００の後部下側には印刷
用紙を供給する印刷用紙トレイ１０６を配するととも
に、前部下側には印刷された印刷用紙を回収する印刷用
紙回収トレイ１０７を配する。

【００１６】次に、本実施例に係るオフセット印刷機１
の内部における主要機構のブロック構成について、図１
を参照して説明する。

【００１７】まず、Ａは離間した一対のプーリ２ｐと２
ｑ間に架け渡した無端の版ベルト２を有する版担体機構
であり、各プーリ２ｐと２ｑは水平方向に配する。ま
た、Ｂは離間した一対のプーリ３ｐと３ｑ間に架け渡し
た無端のブランケットベルト３を有するブランケット担
体機構であり、各プーリ３ｐと３ｑは鉛直方向に配す
る。そして、版担体機構Ａとブランケット担体機構Ｂ
は、版担体機構Ａの一端部がブランケット担体機構Ｂの
上端部に圧接するようにＬ形に配設する。

【００１８】これにより、版担体機構Ａの下方であって
ブランケット担体機構Ｂの横方には、版担体機構Ａとブ
ランケット担体機構Ｂに囲まれる空間Ｘｍが生ずるた
め、この空間Ｘｍを利用することにより、版ベルト２に
装填した版Ｓに対してエッチング液と湿し水を塗布する
処理液供給機構Ｃ及びインクを塗布するインク供給機構
Ｄを配設する。このようなレイアウトにより、処理液供
給機構Ｃ及びインク供給機構Ｄの上方が版担体機構Ａに
より覆われるため、処理液供給機構Ｃ及びインク供給機
構Ｄへの塵や埃の侵入、さらにはローラ類への付着を防
止できる。

【００１９】一方、版担体機構Ａの上方の空間Ｘｕに
は、版Ｓを版担体機構Ａに自動で供給する自動給版機構
Ｅ及び版担体機構Ａから版Ｓを自動で排出する自動排版
機構Ｆを並べて配設する。このようなレイアウトによ
り、印刷する版Ｓのセッティング及び取出しは、オフセ
ット印刷機１の上方から全て行うことが可能となり、版
Ｓの取扱いが容易になるとともに、使い勝手の向上を図
れる。

【００２０】他方、ブランケット担体機構Ｂの下方の空
間Ｘｄには、ブランケットベルト３から印刷用紙Ｗに印
刷する印刷機構Ｇを配設する。このようなレイアウトに
より、印刷用紙Ｗを供給から排出まで一方向に搬送する
ことができる。さらに、ブランケット担体機構Ｂの横方
の空間Ｘｓには、ブランケットベルト３をクリーニング
するクリーニング機構Ｈを配設する。

【００２１】次に、図１に示した各主要機構の具体的な
構成について、図３、さらに図２を参照して説明する。

【００２２】まず、版担体機構Ａは、水平方向に離間し
た一対のプーリ（歯車）２ｐ，２ｑと、各プーリ２ｐと
２ｑ間に架け渡した無端の版ベルト２を備える。版ベル
ト２はタイミングベルトである。そして、版担体機構Ａ
には、版ベルト２に設けた前クランプ機構１１及び後ク
ランプ機構１２、さらに、版ベルト２に対向して設けた
操作機構１３を備える版クランプ装置１４を設ける。

【００２３】また、ブランケット担体機構Ｂは、鉛直方
向に離間した一対のプーリ（歯車）３ｐ，３ｑと、各プ
ーリ３ｐと３ｑ間に架け渡した無端のブランケットベル
ト３を備える。ブランケットベルト３はタイミングベル
トである。この場合、上側に位置するプーリ３ｐに掛か
るブランケットベルト３（ブランケット担体機構Ｂの上
端部）は、版担体機構Ａの後側に位置するプーリ２ｑに
掛かる版ベルト２（版担体機構Ａの一端部）に圧接する
が、下側に位置するプーリ３ｑの軸心を支点として変位
できるため、前記前クランプ機構１１及び後クランプ機
構１２の通過時に、プーリ２ｑの回転に追従するカム１
５に押されて版ベルト２から離間するとともに、非使用
時には、不図示のロック機構によって版ベルト２から離
間した位置にロックされる。

【００２４】ところで、ブランケットベルト３は消耗品
であるため、交換メンテナンスを必要とする。このた
め、ブランケット担体機構Ｂは、図２に示すように、全
体を交換可能なカートリッジ４により構成し、メンテナ
ンス時の交換を容易にした。なお、カートリッジ４にお
いて、２１はカートリッジケースであり、このカートリ
ッジケース２１の内部に、各プーリ３ｐ，３ｑ及びブラ
ンケットベルト３を組み込むとともに、印刷機本体側へ
の装着時にはカートリッジケース２１に設けた取付部２
２，２３等により固定される。

【００２５】一方、処理液供給機構Ｃは、順次接触する
第一ローラ３１，第二ローラ３２及び第三ローラ３３を
備える。この場合、第三ローラ３３は、スプリング３４
により付勢される回動プレート３５に支持されることに
より版ベルト２の表面に圧接し、前記前クランプ機構１
１及び後クランプ機構１２の通過時には、プーリ２ｐの
回転に追従するカム３６に押されて版ベルト２から離間
するとともに、非使用時には、ロック機構３７によって
版ベルト２から離間した位置にロックされる。他方、第
一ローラ３１の近傍には当該第一ローラ３１にエッチン
グ液を供給するエッチング液供給部３８及び湿し水を供
給する湿し水供給部３９を配設し、第一ローラ３１に対
してエッチング液又は湿し水を選択的に供給可能に構成
する。

【００２６】また、インク供給機構Ｄは、順次接触する
第一ローラ４３，第二ローラ４４，第三ローラ（横振り
ローラ）４５及び第四ローラ４６を備える。この場合、
第四ローラ４６は、スプリング４７により付勢される回
動プレート４８に支持されることにより版ベルト２の表
面に圧接し、前記前クランプ機構１１及び後クランプ機
構１２の通過時には、プーリ２ｑの回転に追従するカム
４９に押されて版ベルト２から離間するとともに、非使
用時には、ロック機構５０によって版ベルト２から離間
した位置にロックされる。一方、第一ローラ４３にはイ
ンク供給部５１からインクが供給される。

【００２７】他方、自動給版機構Ｅは、複数枚の版Ｓ…
を収容する版トレイ１０４、この版トレイ１０４から版
Ｓを一枚ずつ分離して取出す分離ローラ６１、版トレイ
１０４から取出された版Ｓを搬送する給版ローラ機構６
２、版Ｓをガイドするガイド部６３を備え、版Ｓを版担
体機構Ａに対して自動で供給する機能を備える。

【００２８】また、自動排版機構Ｆは、排出時に版ベル
ト２側に変位して前クランプ機構１１から解放された版
Ｓの前部をすくい上げるパドルローラ７１、すくい上げ
た版Ｓを搬送排出する排版ローラ機構７２、排出された
版Ｓを回収する版回収トレイ１０５を備え、版担体機構
Ａから版Ｓを自動で排出する機能を備える。

【００２９】さらにまた、印刷機構Ｇは、複数枚の印刷
用紙Ｗ…を収容する印刷用紙トレイ１０６、この印刷用
紙トレイ１０６から印刷用紙Ｗを一枚ずつ分離して取出
す分離ローラ８１、印刷用紙トレイ１０６から取出され
た印刷用紙Ｗをガイドするガイド部８２、ブランケット
ベルト３の表面に圧接可能な圧接ローラ８３、圧接ロー
ラ８３とブランケットベルト３間に印刷用紙Ｗを送り込
む給紙ローラ機構８４、圧接ローラ８３とブランケット
ベルト３間から送り出された印刷用紙Ｗを印刷用紙回収
トレイ１０７に送り込む搬送ベルト機構８５を備える。
なお、８６は空気を噴射して印刷用紙Ｗをブランケット
ベルト３から剥離する剥離用ノズル、８７は印刷用紙Ｗ
を搬送ベルト機構８５に吸着させる吸引ユニットであ
る。

【００３０】一方、Ｈはクリーニング機構であり、ブラ
ンケットベルト３上の残留インクを、ロールから供給さ
れる布等のクリーニングシート９１とクリーニング液供
給部９２から供給されるクリーニング液により除去す
る。

【００３１】次に、このようなオフセット印刷機１の全
体動作について、図３を参照して説明する。

【００３２】まず、版トレイ１０４に版Ｓ…をセットす
る。この場合、版Ｓはレーザプリンタ等によりトナー印
字した印刷紙を利用できる。一方、版トレイ１０４にセ
ットされた版Ｓは自動給版機構Ｅにより版ベルト２の表
面に自動で装填される。即ち、装填の際には、版Ｓの前
部が前クランプ機構１１にクランプされた後、版Ｓが版
ベルト２上に装填されるとともに、版Ｓの後部は後クラ
ンプ機構１２によりクランプされる。なお、装填時に
は、同時にエッチング処理が行われる。この場合、イン
ク供給機構Ｄ及びブランケットベルト３は版ベルト２か
ら離間させる。また、処理液供給機構Ｃは版ベルト２に
圧接させ、エッチング液供給部３８から供給されるエッ
チング液を版ベルト２に装填された版Ｓに塗布する。こ
れにより、版Ｓの汚れや塵芥等が除去されるとともに、
親水性が高められる。

【００３３】一方、印刷工程ではインク供給機構Ｄ，ブ
ランケットベルト３及び処理液供給機構Ｃをそれぞれ版
ベルト２に圧接させる。また、湿し水供給部３９から版
ベルト２に湿し水を供給可能にセットする。これによ
り、版Ｓをスタンバイ位置から前進させれば、版ベルト
２に装填された版Ｓに湿し水が塗布され、さらに、イン
ク供給機構Ｄからインクが塗布される。この際、版Ｓの
画像部分にのみインクが付着する。そして、版Ｓ上のイ
ンク画像はブランケットベルト３の表面に転写される。
他方、印刷機構Ｇでは、印刷用紙Ｗがブランケットベル
ト３と圧接ローラ８３間に自動給紙され、ブランケット
ベルト３のインク画像は印刷用紙Ｗに印刷される。な
お、このような印刷工程は印刷枚数分だけ繰り返され
る。

【００３４】また、版Ｓの印刷終了により、版ベルト２
に装填された版Ｓは自動排版機構Ｆにより排出され、版
回収トレイ１０５に回収される。他方、ブランケットベ
ルト３の残留インクはクリーニング機構Ｈにより除去さ
れる。

【００３５】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状、数量、素材等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。

【００３６】

【発明の効果】このように、本発明に係るオフセット印
刷機は、一対のプーリを水平方向に配した版担体機構
と、一対のプーリを鉛直方向に配したブランケット担体
機構を、版担体機構の一端部がブランケット担体機構の
上端部に圧接するようにＬ形に配設し、版担体機構の下
方かつブランケット担体機構の横方の空間に、版ベルト
に装填した版に対してエッチング液と湿し水を塗布する
処理液供給機構及びインクを塗布するインク供給機構を
配設するとともに、版担体機構の上方の空間に、版を版
担体機構に対して供給する自動給版機構及び版担体機構
から版を排出する自動排版機構を配設し、かつブランケ
ット担体機構の下方の空間に、ブランケットベルトによ
り一方向に搬送される印刷用紙に印刷する印刷機構を配
設したため、デッドスペースの解消により、理想的なレ
イアウトを実現できるとともに、飛躍的な小型コンパク
ト化を達成できるという顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るオフセット印刷機の内部における
主要機構のブロック構成図、

【図２】同オフセット印刷機に備えるブランケット担体
機構を内蔵したカートリッジを示す側面図、

【図３】同オフセット印刷機の内部構造図、

【図４】同オフセット印刷機の外観側面図、

【符号の説明】

１オフセット印刷機２版ベルト２ｐプーリ２ｑプーリ３ブランケットベルト３ｐプーリ３ｑプーリ４カートリッジＡ版担体機構Ｂブランケット担体機構Ｃ処理液供給機構Ｄインク供給機構Ｅ自動給版機構Ｆ自動排版機構Ｇ印刷機構Ｈクリーニング機構Ｓ版Ｗ印刷用紙Ｘｍ空間Ｘｕ空間Ｘｄ空間Ｘｓ空間

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】離間した一対のプーリ間に架け渡した無
端の版ベルトを有する版担体機構と、離間した一対のプ
ーリ間に架け渡した無端のブランケットベルトを有する
ブランケット担体機構を備えるオフセット印刷機におい
て、各プーリを水平方向に配した版担体機構と、各プー
リを鉛直方向に配したブランケット担体機構を、版担体
機構の一端部がブランケット担体機構の上端部に圧接す
るようにＬ形に配設し、版担体機構の下方かつブランケ
ット担体機構の横方の空間に、版ベルトに装填した版に
対してエッチング液と湿し水を塗布する処理液供給機構
及びインクを塗布するインク供給機構を配設するととも
に、版担体機構の上方の空間に、版を版担体機構に対し
て供給する自動給版機構及び版担体機構から版を排出す
る自動排版機構を配設し、かつブランケット担体機構の
下方の空間に、ブランケットベルトにより一方向に搬送
される印刷用紙に印刷する印刷機構を配設してなること
を特徴とするオフセット印刷機。
【請求項２】ブランケット担体機構の横方における版
担体機構とは反対側の空間にブランケットベルトをクリ
ーニングするクリーニング機構を配設することを特徴と
する請求項１記載のオフセット印刷機。
【請求項３】ブランケット担体機構は全体を交換可能
なカートリッジにより構成することを特徴とする請求項
１又は２記載のオフセット印刷機。