JPH08155533A - 構造部材の製造方法 - Google Patents
構造部材の製造方法Info
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- JPH08155533A JPH08155533A JP29994494A JP29994494A JPH08155533A JP H08155533 A JPH08155533 A JP H08155533A JP 29994494 A JP29994494 A JP 29994494A JP 29994494 A JP29994494 A JP 29994494A JP H08155533 A JPH08155533 A JP H08155533A
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- structural member
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES, PROFILES OR LIKE SEMI-MANUFACTURED PRODUCTS OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C23/00—Extruding metal; Impact extrusion
- B21C23/02—Making uncoated products
- B21C23/20—Making uncoated products by backward extrusion
- B21C23/205—Making products of generally elongated shape
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/20—Making machine elements valve parts
- B21K1/22—Making machine elements valve parts poppet valves, e.g. for internal-combustion engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高強度なエンジンバルブ用素材を得る。
【構成】 バルブステム対応部2と、バルブステム対応
部2の一端に連設され、且つそのバルブステム対応部2
よりも断面積が大きいバルブヘッド対応部3とを備えた
エンジンバルブ用素材1を押出し加工により製造すべ
く、バルブステム対応部2をダイス10を用いて押出し
成形すると共にバルブヘッド対応部3をコンテナ8内で
圧縮成形する。その圧縮成形過程において、バルブヘッ
ド対応部3の、バルブステム対応部2が突出する側と反
対側の端面4に突起部5が成形されるように、その端面
4を含む端部領域Bに材料流れf2 を発生させる。
部2の一端に連設され、且つそのバルブステム対応部2
よりも断面積が大きいバルブヘッド対応部3とを備えた
エンジンバルブ用素材1を押出し加工により製造すべ
く、バルブステム対応部2をダイス10を用いて押出し
成形すると共にバルブヘッド対応部3をコンテナ8内で
圧縮成形する。その圧縮成形過程において、バルブヘッ
ド対応部3の、バルブステム対応部2が突出する側と反
対側の端面4に突起部5が成形されるように、その端面
4を含む端部領域Bに材料流れf2 を発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造部材の製造方法、特
に、ステム部と、ステム部の一端に連設され、且つその
ステム部よりも断面積が大きいヘッド部とを備えた構造
部材を押出し加工により製造すべく、ステム部をダイス
を用いて押出し成形すると共にヘッド部をコンテナ内で
圧縮成形する方法に関する。
に、ステム部と、ステム部の一端に連設され、且つその
ステム部よりも断面積が大きいヘッド部とを備えた構造
部材を押出し加工により製造すべく、ステム部をダイス
を用いて押出し成形すると共にヘッド部をコンテナ内で
圧縮成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種構造部材の製造方法は特開
昭62−179846号公報に開示されている。
昭62−179846号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構造部材の製造に
当り、間接押出し法を適用すると、ヘッド部において、
ステム部が突出する側と反対側の端面を含む端部領域が
不動金属領域となるため、その端部領域の強度が低くな
り、延いてはヘッド部の低強度化を招来する。
当り、間接押出し法を適用すると、ヘッド部において、
ステム部が突出する側と反対側の端面を含む端部領域が
不動金属領域となるため、その端部領域の強度が低くな
り、延いてはヘッド部の低強度化を招来する。
【0004】例えば、ビレットとしてAl合金粉末より
なる圧粉体を用いた場合、素材の高強度化および高延性
化は、Al合金粉末の塑性流動により粒子表面の酸化膜
が破壊され、清浄な面相互が接合することによって達成
される。したがって、前記のような不動金属領域が発生
すると、その領域ではAl合金粉末の酸化膜破壊が殆ど
行われないためヘッド部の強度、延性および靱性が極端
に低くなる。
なる圧粉体を用いた場合、素材の高強度化および高延性
化は、Al合金粉末の塑性流動により粒子表面の酸化膜
が破壊され、清浄な面相互が接合することによって達成
される。したがって、前記のような不動金属領域が発生
すると、その領域ではAl合金粉末の酸化膜破壊が殆ど
行われないためヘッド部の強度、延性および靱性が極端
に低くなる。
【0005】本発明は前記に鑑み、ヘッド部における不
動金属領域の発生を防止し得る前記製造方法を提供する
ことを目的とする。
動金属領域の発生を防止し得る前記製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステム部と、
前記ステム部の一端に連設され、且つそのステム部より
も断面積が大きいヘッド部とを備えた構造部材を押出し
加工により製造すべく、前記ステム部をダイスを用いて
押出し成形すると共に前記ヘッド部をコンテナ内で圧縮
成形し、その圧縮成形過程において、前記ヘッド部の、
前記ステム部が突出する側と反対側の端面に突起部が成
形されるように、前記端面を含む端部領域に材料流れを
発生させることを特徴とする。
前記ステム部の一端に連設され、且つそのステム部より
も断面積が大きいヘッド部とを備えた構造部材を押出し
加工により製造すべく、前記ステム部をダイスを用いて
押出し成形すると共に前記ヘッド部をコンテナ内で圧縮
成形し、その圧縮成形過程において、前記ヘッド部の、
前記ステム部が突出する側と反対側の端面に突起部が成
形されるように、前記端面を含む端部領域に材料流れを
発生させることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記のような材料流れを発生させると、ヘッド
部の端部領域が不動金属領域とならず、これによりヘッ
ド部の高強度化、高延性化および高靱性化を達成するこ
とができる。これは、ビレットとしてAl合金粉末より
なる圧粉体を用いた場合に顕著である。
部の端部領域が不動金属領域とならず、これによりヘッ
ド部の高強度化、高延性化および高靱性化を達成するこ
とができる。これは、ビレットとしてAl合金粉末より
なる圧粉体を用いた場合に顕著である。
【0008】
【実施例】図1において、構造部材としてのエンジンバ
ルブ用素材1はAl合金より構成され、断面円形のバル
ブステム対応部(ステム部)2と、そのバルブステム部
対応部2の一端に連設され、且つそのバルブステム対応
部2よりも断面積が大きいディスク状バルブヘッド対応
部(ヘッド部)3とを備える。
ルブ用素材1はAl合金より構成され、断面円形のバル
ブステム対応部(ステム部)2と、そのバルブステム部
対応部2の一端に連設され、且つそのバルブステム対応
部2よりも断面積が大きいディスク状バルブヘッド対応
部(ヘッド部)3とを備える。
【0009】バルブヘッド対応部3において、バルブス
テム対応部2が突出する側と反対側の端面4に断面円形
の突起部5がバルブステム対応部2と同軸上に成形され
ている。この突起部5はバルブヘッド対応部3の成形過
程で成形されたもので、素材1におけるデイスカード部
である。この突起部5はエンジンバルブの製作におい
て、その最終過程で切除される。
テム対応部2が突出する側と反対側の端面4に断面円形
の突起部5がバルブステム対応部2と同軸上に成形され
ている。この突起部5はバルブヘッド対応部3の成形過
程で成形されたもので、素材1におけるデイスカード部
である。この突起部5はエンジンバルブの製作におい
て、その最終過程で切除される。
【0010】図2に示すように、エンジンバルブ用素材
1を製造するために用いられる間接押出し加工用押出し
機6は、ビレット収容孔7を有するコンテナ8と、その
ビレット収容孔7の一端側に摺動自在に嵌合され、且つ
ダイス孔9を有するダイス10と、ダイス10の外端面
に当接し、且つダイス孔9と同軸の通孔11を有する中
空ラム12と、ビレット収容孔7の他端開口部に嵌着さ
れた底板13とを備えている。底板13の内面にはビレ
ット収容孔7に開口する凹部14が形成され、その凹部
14は突起部5の成形に用いられる。 〔実施例1〕 (a) 組成がAl92Ni6 Zr2 (数値の単位は原子
%)である溶湯を調製し、次いでその溶湯を用いてエア
アトマイズ法の適用下Al合金粉末を製造した。そのA
l合金粉末に分級処理を施して粒径45μm以下のAl
合金粉末を得た。 (b) Al合金粉末(粒径45μm以下)を用い、冷
間静水圧プレス(CIP)を行うことにより、図3に示
すように、ビレットとしての直径34mm、長さ45mmの
短柱状圧粉体15を成形した。 (c) 550℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内に圧
粉体15を設置して5分間保持した。 (d) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径35mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間に圧粉体15を収容した。底板13の凹
部14の内径aはa=9mmに、また深さbはb=2mmに
それぞれ設定された。 (e) 図4に示すように、圧粉体15に、中空ラム1
2によりダイス10を矢示x方向に移動させる間接押出
し加工を施して、内径10mmのダイス孔9により押出し
比12.25にてバルブステム対応部2を押出し成形す
ると共にコンテナ8内で厚さcがc=11mmのバルブヘ
ッド対応部3を圧縮変形して、エンジンバルブ用素材1
の例1を得た。この場合、押出し速度は0.6mm/sec
に設定された。
1を製造するために用いられる間接押出し加工用押出し
機6は、ビレット収容孔7を有するコンテナ8と、その
ビレット収容孔7の一端側に摺動自在に嵌合され、且つ
ダイス孔9を有するダイス10と、ダイス10の外端面
に当接し、且つダイス孔9と同軸の通孔11を有する中
空ラム12と、ビレット収容孔7の他端開口部に嵌着さ
れた底板13とを備えている。底板13の内面にはビレ
ット収容孔7に開口する凹部14が形成され、その凹部
14は突起部5の成形に用いられる。 〔実施例1〕 (a) 組成がAl92Ni6 Zr2 (数値の単位は原子
%)である溶湯を調製し、次いでその溶湯を用いてエア
アトマイズ法の適用下Al合金粉末を製造した。そのA
l合金粉末に分級処理を施して粒径45μm以下のAl
合金粉末を得た。 (b) Al合金粉末(粒径45μm以下)を用い、冷
間静水圧プレス(CIP)を行うことにより、図3に示
すように、ビレットとしての直径34mm、長さ45mmの
短柱状圧粉体15を成形した。 (c) 550℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内に圧
粉体15を設置して5分間保持した。 (d) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径35mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間に圧粉体15を収容した。底板13の凹
部14の内径aはa=9mmに、また深さbはb=2mmに
それぞれ設定された。 (e) 図4に示すように、圧粉体15に、中空ラム1
2によりダイス10を矢示x方向に移動させる間接押出
し加工を施して、内径10mmのダイス孔9により押出し
比12.25にてバルブステム対応部2を押出し成形す
ると共にコンテナ8内で厚さcがc=11mmのバルブヘ
ッド対応部3を圧縮変形して、エンジンバルブ用素材1
の例1を得た。この場合、押出し速度は0.6mm/sec
に設定された。
【0011】バルブヘッド対応部3の圧縮成形過程にお
いて、そのダイス10側の主領域Aではダイス孔9に向
かう材料流れf1 が発生し、その材料流れf1 はバルブ
ステム対応部2の軸線に沿って連続的に延びる。
いて、そのダイス10側の主領域Aではダイス孔9に向
かう材料流れf1 が発生し、その材料流れf1 はバルブ
ステム対応部2の軸線に沿って連続的に延びる。
【0012】一方、バルブヘッド対応部3の端面4を含
む端部領域Bでは、底板13の凹部14に向かう材料流
れf2 が発生して突起部5が成形される。
む端部領域Bでは、底板13の凹部14に向かう材料流
れf2 が発生して突起部5が成形される。
【0013】これにより、バルブステム対応部2では勿
論のこと、バルブヘッド対応部3においても不動金属領
域の発生を回避することができる。
論のこと、バルブヘッド対応部3においても不動金属領
域の発生を回避することができる。
【0014】前記材料流れf1 ,f2 に伴いAl合金粉
末の塑性流動が発生し、粒子表面の酸化膜破壊が十分に
行われて清浄な面相互の接合が現出するので、優れた強
度、延性および靱性を有するエンジンバルブ用素材1を
得ることができる。
末の塑性流動が発生し、粒子表面の酸化膜破壊が十分に
行われて清浄な面相互の接合が現出するので、優れた強
度、延性および靱性を有するエンジンバルブ用素材1を
得ることができる。
【0015】次に、底板13の凹部14の内径a、した
がって図1に示す突起部5の直径a、凹部14の深さ
b、したがって図1に示す突起部5の長さb、およびバ
ルブヘッド対応部3の厚さcを変化させて、前記と同様
の方法で各種エンジンバルブ用素材1を製造した。この
場合、押出し速度は0.5〜1.0mm/sec の範囲で管
理された。
がって図1に示す突起部5の直径a、凹部14の深さ
b、したがって図1に示す突起部5の長さb、およびバ
ルブヘッド対応部3の厚さcを変化させて、前記と同様
の方法で各種エンジンバルブ用素材1を製造した。この
場合、押出し速度は0.5〜1.0mm/sec の範囲で管
理された。
【0016】前記例1を含む各種エンジンバルブ用素材
1のバルブヘッド対応部3およびバルブステム対応部2
から、それぞれ引張り試験用試験片およびシャルピー衝
撃試験用試験片を製作し、それらを用いて各エンジンバ
ルブ用素材1の機械的特性を調べたところ、表1〜3の
結果を得た。
1のバルブヘッド対応部3およびバルブステム対応部2
から、それぞれ引張り試験用試験片およびシャルピー衝
撃試験用試験片を製作し、それらを用いて各エンジンバ
ルブ用素材1の機械的特性を調べたところ、表1〜3の
結果を得た。
【0017】各表1〜3の試験片採取位置の欄におい
て、「ヘッド」はバルブヘッド対応部3を、また「ステ
ム」はバルブステム対応部2をそれぞれ意味する。
て、「ヘッド」はバルブヘッド対応部3を、また「ステ
ム」はバルブステム対応部2をそれぞれ意味する。
【0018】また体積比率R1 は、バルブヘッド対応部
3の体積V1 に対する突起部5の体積V2 の比率であ
り、その比率R1 はR1 =(V2 /V1 )×100とし
て求められた。この体積比率R1 は、バルブヘッド対応
部3の端部領域BにおけるAl合金粉末の塑性流動量に
影響を与える。
3の体積V1 に対する突起部5の体積V2 の比率であ
り、その比率R1 はR1 =(V2 /V1 )×100とし
て求められた。この体積比率R1 は、バルブヘッド対応
部3の端部領域BにおけるAl合金粉末の塑性流動量に
影響を与える。
【0019】さらに断面積比率R2 は、バルブヘッド対
応部3の断面積S1 に対する突起部5の断面積S2 の比
率であり、その比率R2 はR2 =(S2 /S1 )×10
0として求められた。この断面積比率R2 は、前記端部
領域BにおけるAl合金粉末の塑性流動の態様に影響を
与える。
応部3の断面積S1 に対する突起部5の断面積S2 の比
率であり、その比率R2 はR2 =(S2 /S1 )×10
0として求められた。この断面積比率R2 は、前記端部
領域BにおけるAl合金粉末の塑性流動の態様に影響を
与える。
【0020】表3には、底板13に凹部14を設けなか
った場合の例20,21についても示されている。また
評価の欄において「○」印は良、「△」印は可、「×」
印は不可をそれぞれ意味する。
った場合の例20,21についても示されている。また
評価の欄において「○」印は良、「△」印は可、「×」
印は不可をそれぞれ意味する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】 各表1〜3から明らかなように、底板3に凹部14を設
けて突起部5を成形するようにすると、バルブヘッド対
応部3の強度、延性および靱性を向上させることができ
る。凹部14を設けなかった場合には、破断伸びがゼロ
であり、Al合金粉末において良好な接合が行われてい
ない。
けて突起部5を成形するようにすると、バルブヘッド対
応部3の強度、延性および靱性を向上させることができ
る。凹部14を設けなかった場合には、破断伸びがゼロ
であり、Al合金粉末において良好な接合が行われてい
ない。
【0024】また体積比率R1 をR1 ≧2.4%に設定
すると、Al合金粉末の塑性流動量が酸化膜破壊に必要
な量を満たすので、R1 <2.4%の場合に比べてバル
ブヘッド対応部3の機械的特性が向上する。
すると、Al合金粉末の塑性流動量が酸化膜破壊に必要
な量を満たすので、R1 <2.4%の場合に比べてバル
ブヘッド対応部3の機械的特性が向上する。
【0025】さらに断面積比率R2 を2%≦R≦30%
に設定すると、Al合金粉末の塑性流動が均一となっ
て、そのAl合金粉末の接合が前記端部領域B全体に亘
り一様に行われるので、R2 <2%の場合およびR2 >
30%の場合に比べて機械的特性が向上する。
に設定すると、Al合金粉末の塑性流動が均一となっ
て、そのAl合金粉末の接合が前記端部領域B全体に亘
り一様に行われるので、R2 <2%の場合およびR2 >
30%の場合に比べて機械的特性が向上する。
【0026】体積比率R1 がR1 ≧2.4%であり、ま
た断面積比率R2 が2%≦R2 ≦30%である場合が最
適である。
た断面積比率R2 が2%≦R2 ≦30%である場合が最
適である。
【0027】次に表1における例7を用い、そのバルブ
ヘッド対応部3に、鍛造温度450℃、圧力5t/cm2
の条件で鍛造加工を施し、次いで所定の機械加工を行っ
て、図5に示すようにバルブステム16と、それに連設
されたバルブヘッド17とよりなるエンジンバルブ18
を得た。このエンジンバルブ18のバルブヘッド17は
割れを生じておらず正常であった。これは、バルブヘッ
ド対応部3においてAl合金粉末の接合が十分に行われ
ていることに起因する。
ヘッド対応部3に、鍛造温度450℃、圧力5t/cm2
の条件で鍛造加工を施し、次いで所定の機械加工を行っ
て、図5に示すようにバルブステム16と、それに連設
されたバルブヘッド17とよりなるエンジンバルブ18
を得た。このエンジンバルブ18のバルブヘッド17は
割れを生じておらず正常であった。これは、バルブヘッ
ド対応部3においてAl合金粉末の接合が十分に行われ
ていることに起因する。
【0028】前記鍛造過程では突起部5は残置されてい
て、その突起部5は機械加工の際に把持部として用いら
れ、最終過程で切除される。
て、その突起部5は機械加工の際に把持部として用いら
れ、最終過程で切除される。
【0029】また素材1よりエンジンバルブ18を製造
する場合、切削加工を主とする機械加工のみを適用して
もよい。 〔実施例2〕 (a) 実施例1と同様のAl合金粉末(Al92Ni6
Zr2 、粒径45μm以下)を用い、冷間静水圧プレス
(CIP)を行うことにより、図3に示すように直径6
8mm、長さ50mmの短柱状圧粉体15を成形した。 (b) 450℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内に圧
粉体15を設置して1時間保持した。 (c) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径70mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間に圧粉体15を収容した。 (d) 図4に示すように、圧粉体15に中空ラム12
によりダイス10を矢示x方向に移動させる1次間接押
出し加工を施して、内径34mmのダイス孔9により押出
し比4.2にてロッド状押出し材を得た。この場合、コ
ンテナ8内の残留部はディスカード部である。 (e) ロッド状押出し材より直径34mm、長さ42mm
のビレットを製作した。 (f) 550℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内にビ
レットを設置して5分間保持した。 (g) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径35mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間にビレット(符号15に対応する)を収
容した。底板13の凹部14の内径aはa=8mmに、ま
た深さbはb=7mmにそれぞれ設定された。 (g) 図4に示すように、ビレットにラム12により
ダイス10を矢示x方向に移動させる2次間接押出し加
工を施して、内径10mmのダイス孔9により押出し比1
2.25にてバルブステム対応部2を押出し成形すると
共にコンテナ8内で厚さcがc=10mmのバルブヘッド
対応部3を圧縮成形して、エンジンバルブ用素材1の例
1を得た。この場合、押出し速度は0.5mm/sec に設
定された。
する場合、切削加工を主とする機械加工のみを適用して
もよい。 〔実施例2〕 (a) 実施例1と同様のAl合金粉末(Al92Ni6
Zr2 、粒径45μm以下)を用い、冷間静水圧プレス
(CIP)を行うことにより、図3に示すように直径6
8mm、長さ50mmの短柱状圧粉体15を成形した。 (b) 450℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内に圧
粉体15を設置して1時間保持した。 (c) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径70mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間に圧粉体15を収容した。 (d) 図4に示すように、圧粉体15に中空ラム12
によりダイス10を矢示x方向に移動させる1次間接押
出し加工を施して、内径34mmのダイス孔9により押出
し比4.2にてロッド状押出し材を得た。この場合、コ
ンテナ8内の残留部はディスカード部である。 (e) ロッド状押出し材より直径34mm、長さ42mm
のビレットを製作した。 (f) 550℃、Arガス雰囲気のマッフル炉内にビ
レットを設置して5分間保持した。 (g) 図2に示すように、400℃に加熱されたコン
テナ8の内径35mmのビレット収容孔7内において、4
00℃に加熱された底板13と400℃に加熱されたダ
イス10との間にビレット(符号15に対応する)を収
容した。底板13の凹部14の内径aはa=8mmに、ま
た深さbはb=7mmにそれぞれ設定された。 (g) 図4に示すように、ビレットにラム12により
ダイス10を矢示x方向に移動させる2次間接押出し加
工を施して、内径10mmのダイス孔9により押出し比1
2.25にてバルブステム対応部2を押出し成形すると
共にコンテナ8内で厚さcがc=10mmのバルブヘッド
対応部3を圧縮成形して、エンジンバルブ用素材1の例
1を得た。この場合、押出し速度は0.5mm/sec に設
定された。
【0030】このエンジンバルブ用素材1の例1は実施
例1の例7と同一寸法である。
例1の例7と同一寸法である。
【0031】エンジンバルブ用素材1の例1におけるバ
ルブヘッド対応部3およびバルブステム対応部2からそ
れぞれ引張り試験用試験片を製作した。
ルブヘッド対応部3およびバルブステム対応部2からそ
れぞれ引張り試験用試験片を製作した。
【0032】1次間接押出し加工によるロッド状押出し
材を比較例1として、その比較例1から引張り試験用試
験片を製作した。
材を比較例1として、その比較例1から引張り試験用試
験片を製作した。
【0033】2次間接押出し加工に当り、底板として凹
部を持たないものを用いて成形されたエンジンバルブ用
素材を比較例2として、その比較例2より前記例1と同
様に二つの引張り試験用試験片を製作した。
部を持たないものを用いて成形されたエンジンバルブ用
素材を比較例2として、その比較例2より前記例1と同
様に二つの引張り試験用試験片を製作した。
【0034】各試験片を用いて引張り試験を行ったとこ
ろ、表4の結果を得た。表4の各欄の意味は前記表1〜
3と同じである。
ろ、表4の結果を得た。表4の各欄の意味は前記表1〜
3と同じである。
【0035】
【表4】 表4の例1と表1の例7とを比較すると明らかなよう
に、押出し材をビレットとして用いると、圧粉体15を
ビレットとして用いた場合よりもバルブヘッドの機械的
特性を向上させることができる。
に、押出し材をビレットとして用いると、圧粉体15を
ビレットとして用いた場合よりもバルブヘッドの機械的
特性を向上させることができる。
【0036】また例1と比較例2とを比較すると、ビレ
ットとして押出し材を用いても、例1における材料流れ
f2 を発生させない場合には、比較例2のようにバルブ
ヘッド対応部の強度および延性は例1に比べて大幅に低
くなるもので、強度等について改善がなされていないこ
とが明らかである。
ットとして押出し材を用いても、例1における材料流れ
f2 を発生させない場合には、比較例2のようにバルブ
ヘッド対応部の強度および延性は例1に比べて大幅に低
くなるもので、強度等について改善がなされていないこ
とが明らかである。
【0037】なお、構造部材はエンジンバルブ用素材に
限定されず、またビレットの材質はAl合金に限定され
ない。
限定されず、またビレットの材質はAl合金に限定され
ない。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように特定され
た手段を用いることによって、特にヘッド部の高強度
化、高延性化および高靱性化を達成された構造部材を容
易に量産することができる。
た手段を用いることによって、特にヘッド部の高強度
化、高延性化および高靱性化を達成された構造部材を容
易に量産することができる。
【図1】エンジンバルブ用素材の斜視図である。
【図2】押出し機の縦断正面図である。
【図3】圧粉体の斜視図である。
【図4】押出し加工の説明図である。
【図5】エンジンバルブの正面図である。
1 エンジンバルブ用素材(構造部材) 2 バルブステム対応部(ステム部) 3 バルブヘッド対応部(ヘッド部) 4 端面 5 突起部 8 コンテナ 10 ダイス 15 圧粉体 B 端部領域 f2 材料流れ
Claims (5)
- 【請求項1】 ステム部(2)と、前記ステム部(2)
の一端に連設され、且つそのステム部(2)よりも断面
積が大きいヘッド部(3)とを備えた構造部材(1)を
押出し加工により製造すべく、前記ステム部(2)をダ
イス(10)を用いて押出し成形すると共に前記ヘッド
部(3)をコンテナ(8)内で圧縮成形し、その圧縮成
形過程において、前記ヘッド部(3)の、前記ステム部
(2)が突出する側と反対側の端面(4)に突起部
(5)が成形されるように、前記端面(4)を含む端部
領域(B)に材料流れ(f2 )を発生させることを特徴
とする構造部材の製造方法。 - 【請求項2】 前記ヘッド部(3)の体積V1 に対する
前記突起部(5)の体積V2 の比率R1 =(V2 /
V1 )×100がR1 ≧2.4%である、請求項1記載
の構造部材の製造方法。 - 【請求項3】 前記ヘッド部(3)の断面積S1 に対す
る前記突起部(5)の断面積S2 の比率R2 =(S2 /
S1 )×100が2%≦R2 ≦30%である、請求項1
または2記載の構造部材の製造方法。 - 【請求項4】 ビレットとして、Al合金粉末よりなる
圧粉体(15)を用いる、請求項1,2または3記載の
構造部材の製造方法。 - 【請求項5】 構造部材がエンジンバルブ用素材(1)
であって、前記ステム部がバルブステム対応部(2)
に、また前記ヘッド部がバルブヘッド対応部(3)にそ
れぞれ該当する、請求項1,2,3または4記載の構造
部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29994494A JPH08155533A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 構造部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29994494A JPH08155533A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 構造部材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155533A true JPH08155533A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17878841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29994494A Pending JPH08155533A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 構造部材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08155533A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103537505A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-29 | 河南科技大学 | 一种轴类零件挤压成形模具及挤压成形方法 |
| CN106424180A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-02-22 | 北京科技大学 | 一种双管嘴厚壁管道挤压制坯的挤压装置及方法 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29994494A patent/JPH08155533A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103537505A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-29 | 河南科技大学 | 一种轴类零件挤压成形模具及挤压成形方法 |
| CN106424180A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-02-22 | 北京科技大学 | 一种双管嘴厚壁管道挤压制坯的挤压装置及方法 |
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