JPH08153132A - 金型用cad/cam装置 - Google Patents

金型用cad/cam装置

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JPH08153132A
JPH08153132A JP6294451A JP29445194A JPH08153132A JP H08153132 A JPH08153132 A JP H08153132A JP 6294451 A JP6294451 A JP 6294451A JP 29445194 A JP29445194 A JP 29445194A JP H08153132 A JPH08153132 A JP H08153132A
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JP
Japan
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hole
key
shape
key groove
machining
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Application number
JP6294451A
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English (en)
Inventor
Kotaro Watanabe
浩太郎 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品固定の為のキー、キー溝形状について、
定義した穴を選んでパラメータ入力するだけで、自動的
に図形作図を行い、キー溝加工のデータを生成し、NC
データを生成することができる金型の設計、製作を支援
するCAD/CAM装置を得る。 【構成】 図形を作画する図形定義部4aと、金型に取
り付ける部品の図形情報を登録する部品データベース登
録部4bと、部品取り付け穴の図形情報を登録する穴デ
ータベース登録部4cと、部品や穴を金型に取り付ける
位置を指定する部品取り付け部4dと、部品を穴に固定
するためのキー及びキー溝の形状を入力するキー定義部
4gとを備えた金型用CAD/CAM装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モールド金型や、プ
レス順送金型などの金型への部品取り付け、穴加工、キ
ー溝加工を支援する金型用CAD/CAM装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、例えば特開昭63ー1912
76号公報、特開平1ー266678号公報、特開昭6
2ー137129号公報などに示されている従来の金型
用CAD/CAM装置の一例を示す構成図である。図に
おいて、ハードウエア構成は、CPU10、外部記憶装
置20、主記憶装置30、表示装置60、入力装置7お
よび出力装置8からなる。外部記憶装置20の中には部
品データベース2a、穴図形データベース2b、穴加工
データベース2cが記憶されている。主記憶装置30に
はソフトウエア部40と編集図面データベース50が記
憶されている。ソフトウエア部40は、図形定義部4
a、部品データベース登録部4b、穴データベース登録
部4c、部品取り付け部4d、穴加工データベース登録
部4e、NCデータ生成部4fなどいくつかのコマンド
から構成されてる。また、編集図面データベース50に
は、図形データ5a、穴加工データ5bなどが記憶され
ている。また、表示装置60の画面は図形表示部6a、
コマンド選択部6b、メッセージ表示エリア6c、マウ
スカーソル6dなどから構成される。入力装置7にはマ
ウス7a、タブレット7b、キーボード7cなどがあ
り、出力装置8にはフロッピーディスク8a、プロッタ
またはプリンタ8bなどがある。
【0003】図21は一般的な金型設計・製作手順の説
明図である。プレス金型を例に、一般的な金型設計・製
作の手順を説明する。プレス金型の設計では、まず作成
する所望製品について形、大きさ、取り数や抜き形状な
どを分析し、続いてストリップレイアウト、型構造を設
計する。ここまでの設計は主に金型設計者の頭の中で行
われ、CAD/CAM装置はその補助的な図形作図ツー
ルとして使われている。次に、設計者はあらかじめ市販
されている金型全体の構造部品のダイセットを、設計に
合わせて選ぶ。ダイセットはいくつかのプレートを積層
した構造を持っており、ダイセット上の必要な位置にパ
ンチ、ダイなどの部品を取り付ける。部品をダイセット
へ取り付けるための取り付け穴加工、その他の加工部分
を設計することにより金型設計が完了する。あとはダイ
セットを構成する各プレートを分割し、加工のためのN
Cデータを作成し、多様な工作機械を使用して加工製作
する。
【0004】図22はキー、キー溝についての説明図で
ある。図において、(a)は回り止め、(b)はダウエ
ル穴、(c)はキー溝パンチ固定などの各方法を示す。
一般的にプレス加工に用いられるパンチやダイの部品
は、長い円筒形を基本とした形をし、プレートに丸穴を
あけることによって取り付けられる。しかし、実際その
先端のプレスで打ち抜く板に接する部分は、必ずしも丸
形ではなく、長方形、長円形、三角形など必要な任意の
形をしている。キーとキー溝またはネジ穴を用いて、プ
レートに正確に正しい方向でパンチやダイの部品を取り
付けるため、プレートには穴以外に、パンチやダイの部
品を取り付けるための特殊な形のキー溝を加工したり、
ネジ穴をあけなければならない。
【0005】図23は従来の金型用CAD/CAM装置
の使用手順を示すフローチャートである。従来のCAD
/CAM装置での動作について説明する。ステップ10
1で、オペレータは部品取り付け部4dによって、部品
データベース2aに保存されている、現在までに登録し
たモールドベース、ダイセット、パンチ、ダイ、ピンや
ブッシュなどの金型部品の図形データのなかから必要な
ダイセットを選んで表示画面上に呼び出す。このときモ
ールド金型の設計を行っている場合には、ダイセットで
はなくモールドベースを呼び出す。
【0006】次にステップ102で、パンチ、ダイ、ピ
ンやブッシュといった部品を取り付ける。次にステップ
103で、穴形状データベース2bに登録されている、
各部品をプレートに取り付けるための取り付け穴のデー
タにより、部品を選んだ後にその取り付け穴の加工位置
を指定することができる。次にステップ104で、部品
のうちにキーとキー溝で固定する必要があるものについ
ては、円や線を描くために用意されている図形定義部4
aによってキー溝の作画する。特にプレス金型では、キ
ーとキー溝で方向を固定しなければならないパンチ、ダ
イの数が多いので、ステップ104の図形定義は労力を
要する。
【0007】ステップ105では、必要な部品の取り付
けが終わるまで上記ステップ102〜104を繰り返
す。ステップ106で、そのほかに必要な図形や寸法、
注記を記入して金型図面を完成させる。ステップ107
で、完成させた金型図面を出力装置8に出力して、金型
組立図の設計は完成する。
【0008】次にステップ108で、金型を構成する各
プレートについての部品図及び加工のためのNCデータ
を生成する。まず、図形的に1枚目のプレートに関する
図形のみを分割して取り出す。ステップ109で必要な
図形、寸法、注記を記入して1枚目のプレート図を完成
させ、ステップ110で出力する。
【0009】次にプレートの加工のためのNCデータを
作成するが、金型用CAD/CAM装置には、穴加工デ
ータ5bが、穴を引用した時点で自動的に編集図形デー
タベース50に生成されている。これは穴加工データベ
ース登録手段4eによって、穴加工データベース2cに
登録されたデータが、穴形状のデータと結びつけられて
いるためである。加工データとは、センタドリル、下穴
ドリル、タップといった加工の順序や、主軸回転数や送
りなどの加工条件のデータからなる。従って穴加工に関
しては引用した穴をどの様に加工するかという特別な加
工定義を行わなくても、そのままNCデータの生成の段
階に進むことができる。
【0010】ステップ111で、キー溝について加工定
義をする。キー溝の加工については上記のような特別な
仕組みはないため、通常のポケット加工やワイヤ加工を
する部分として加工定義をしなければならない。特にプ
レス金型ではキー溝の数が多いので、この作業は労力を
要する。ステップ112でプレートの表側についてNC
データ生成を、ステップ113でプレートの裏側につい
てNCデータ生成を行う。ステップ114では、必要な
プレートの数だけ上記ステップ108〜113を繰り返
す。すべてのプレートのNCデータ生成が終了した場
合、NCデータを出力装置8に出力し、フライスによる
ポケット加工やワイヤ加工など各工作機械で加工が行わ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の金
型用CAD/CAM装置は、各プレートに対する部品お
よびその取り付け穴の図面作成は効率よくできるが、キ
ー及びキー溝のための特別な定義手段がなかったため、
線や円を書くための通常の図形定義手段によりキー及び
キー形状を一つづつ作画せねばならず、決まり切った形
を一つ一つ作画する作業が大変非効率であるという問題
点があった。
【0012】また、キー及びキー溝の図形を一度作画し
たあと、設計変更により取り付け角度を変化したり、キ
ーの大きさを変更しなければならなくなった場合には、
通常の図形定義手段で変更を行うため、たいへん煩雑で
あるという問題点があった。
【0013】また、キー溝に対する設計データは、各メ
ーカの規格やJIS規格のハンドブックを見ながら、穴
や部品のサイズに合わせた図形の定義をしなければなら
ないため、この参照資料の検索が面倒であるという問題
点があった。
【0014】また、キーとキー溝のサイズを設計者が任
意に決める場合には、メーカの部品規格上の制限事項や
強度的な問題がないかをいちいち考慮しなければなら
ず、数種類のキーを数多く使用する場合には、この検証
が面倒であるという問題点があった。
【0015】また、上述の様に市販されているプレスの
パンチ、ダイは一般に円筒形状であるが、先端形状だけ
が長方形、長円形、三角形などの様々な形状をしてお
り、先端形状のバリエーションは数10種類となる。こ
のためその先端形状ごとにパンチ、ダイの形状を部品と
して登録していくと、部品データベースが乗算的に多く
なるという問題点があった。
【0016】また、ダイには角の部分にパンチとの噛み
合いを防ぐために逃げの形状が施されているものがある
が、この図形が特に複雑なので、図形定義が特に面倒に
なるという問題点があった。
【0017】また、キー溝加工の方法に関する特別な機
能がなかったため、いちいち決まり切った加工を、通常
のポケット加工やワイヤ放電加工として定義しなければ
NCデータ生成をすることができず、大変非効率である
という問題点があった。
【0018】さらにまた、キー溝加工を形彫放電加工や
ジググラインダと言った手作業的にな方法で加工を行う
場合、加工作業者にキー溝の位置、形状、加工の指示を
伝える特別な方法がなかったために、プレート図に必要
な加工情報まで注記で書き込んだ加工図面を出力するな
どして情報の伝達を行わなければならなかった。プレー
トの枚数は一つの金型で10枚程度あり、更に表裏もあ
るために、この伝達が大変手間であるという問題点があ
った。
【0019】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、第1の目的はキー及びキー溝形状
を作画するための手段を新たに用意することにより、キ
ー及びキー溝の作画が効率よくできる金型用CAD/C
AM装置を得るものである。
【0020】また、第2の目的は、一度作画したキー及
びキー形状を選択すれば、大きさ、角度などの情報を簡
単に変更した形状が作画できるようにすることにより、
効率よくキー及びキー溝形状の編集が容易にできる金型
用CAD/CAM装置を得るものである。
【0021】さらに、第3の目的は、各メーカの規格や
JIS規格のハンドブックに相当するキー溝データベー
スを持つことにより、適切なキー及びキー溝を選択する
だけで定義が完了するようにし、参照資料の検索が必要
のない金型用CAD/CAM装置を得るものである。
【0022】さらにまた、第4の目的は、キーとキー溝
のサイズを設計者が任意に決めた場合にも、キー溝デー
タベースを使った診断機能を持ち、警告メッセージや自
動修正を可能にすることにより、部品規格上の制限事項
や強度的な問題がないかをいちいち考慮する必要のない
金型用CAD/CAM装置を得るものである。
【0023】また、第5の目的は、先端形状のバリエー
ションが数10種類あるパンチ、ダイについても、キー
溝の作画と同時にその形を作画することにより、部品デ
ータベースが乗算的に多くならない金型用CAD/CA
M装置を得るものである。
【0024】さらに、第6の目的は、逃げの形状が施さ
れているようなダイに対しても効率よく作画できるよう
な金型用CAD/CAM装置を得るものである。
【0025】また、第7の目的は、キー溝加工の方法を
登録する手段を用意することにより、特別な加工定義を
行わなくても、穴と同様に自動的にNCデータ生成をす
ることができる金型用CAD/CAM装置を得るもので
ある。
【0026】さらに、第8の目的は、形彫放電加工やジ
ググラインダと言った手作業的に加工するためNCデー
タを必要としないような方法で加工を行う場合にも、加
工作業者にキー溝加工の指示を伝える加工指示書が出力
できる手段を用意することにより、この伝達を容易に行
える金型用CAD/CAM装置を得るものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る金型用
CAD/CAM装置は、図形を作画する図形定義手段
と、金型に取り付ける部品の図形情報を登録する部品デ
ータベース登録手段と、部品取り付け穴の図形情報を登
録する穴データベース登録手段と、部品や穴を金型に取
り付ける位置を指定する部品取り付け手段と、部品を穴
に固定するためのキー及びキー溝の形状を入力するキー
溝定義手段とを備えたものである。
【0028】また、第2の発明に係るキー溝定義手段
は、一度定義したキー溝形状または穴または部品を選
び、再編集できる機能を備えたものである。
【0029】また、第3の発明に係る金型用CAD/C
AM装置は、穴の大きさに対して、部品規格上あるいは
強度上定められているキー形状の大きさ、種類をあらか
じめ登録することのできるキー溝データベース登録手段
を備えたものである。
【0030】また、第4の発明に係るキー溝診断手段
は、選択した穴または部品に対してオペレータが入力し
たキー及びキー溝の形状のパラメータが適切であるか診
断し、部品規格上あるいは強度上問題がある場合には、
警告を発するか適切な形状に変更する機能を備えたもの
である。
【0031】また、第5の発明に係るキー溝定義手段
は、パンチの先端形状またはダイの穴の形状を同時に入
力できる機能を備えたものである。
【0032】また、第6の発明に係るキー溝定義手段
は、ダイの穴の形状を入力する際に、穴の角のR部の半
径にマイナスの値を入力すると、パンチの角部分が噛み
合うのを防ぐための逃げ形状を作画できる機能を備えた
ものである。
【0033】また、第7の発明に係る金型用CAD/C
AM装置は、穴、キー溝形状に対するフライス加工、ま
たはワイヤ放電加工の方法、加工条件を登録できる穴加
工データベース登録手段およびキー溝加工データベース
登録手段と、定義された穴、キー溝を加工するNCデー
タを生成するNCデータ生成手段とを備えたものであ
る。
【0034】さらにまた、第8の発明に係るキー溝加工
データベース登録手段は、NCデータを必要としないジ
ググラインダや形彫放電加工などで加工する事も定義で
きる機能を備え、更に定義された情報から、穴、キー溝
の加工をどの座標に、どのような手順で加工するかの情
報を一覧表示した加工指示書を作成する加工指示書作成
手段を備えたものである。
【0035】
【作用】第1の発明のキー溝定義手段は、表示装置上に
定義した穴または部品を選び、パラメータを入力するこ
とによりキー及びキー溝の形状を自動作画することを可
能にする。
【0036】また、第2の発明のキー溝定義手段は、一
度定義したキー溝形状または穴または部品を選び、再編
集できるようにしたので、取り付け角度、線種、大き
さ、キーの種類を指定して変更することを可能にする。
【0037】また、第3の発明のキー溝データベース登
録手段は、穴の大きさに対して、部品規格上あるいは強
度上定められているキー形状の大きさ、種類をあらかじ
め登録することを可能にし他ので、表示装置上に定義し
た穴または部品を選ぶだけで対応するキー及びキー溝の
形状を検索し、パラメータ入力を省略して自動作画する
ことを可能にする。
【0038】また、第4の発明のキー溝診断手段は、キ
ー溝データベースと連携して、選択した穴または部品に
対してオペレータが入力したキー及びキー溝の形状のパ
ラメータが適切であるか診断し、部品規格上あるいは強
度上問題がある場合には、警告を発するか適切な形状に
変更する様にしたので、商品規格上の制限事項や強度的
な問題がないかをいちいち考慮する必要がなくなる。
【0039】また、第5の発明のキー溝定義手段に、パ
ンチの先端形状またはダイの穴の形状を同時に入力でき
る機能を備えたので、同じ形でも先端や穴の形たけの違
う部品を多数部品データベースに登録する必要がなくな
る。
【0040】また、第6の発明のキー溝定義手段は、ダ
イの穴の形状を入力する際に、穴の角のR部の半径にマ
イナスの値を入力することにより、パンチの角部分が噛
み合うのを防ぐための逃げ形状を作画可能としたので、
逃げ形状を作画する手間を省くことができる。
【0041】また、第7の発明のキー溝加工データベー
スは、キー溝形状に対するフライス加工、またはワイヤ
放電加工の方法、加工条件を登録可能とし、特別な定義
を行わなくてもキー溝加工のNCデータを生成すること
が可能となる。
【0042】さらにまた、第8の発明のキー溝加工デー
タベース登録手段は、NCデータを必要としないジググ
ラインダや形彫放電加工などで加工する事も定義できる
機能を備え、また定義された情報から穴、キー溝の加工
をどの座標に、どのような手順で加工するかの情報を一
覧表示した加工指示書を作成する加工指示書作成手段を
備えたので、キー溝加工の指示を伝える加工指示書を印
刷して加工作業者に手渡すことが可能となる。
【0043】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例である金型用CA
D/CAM装置の構成図である。図において、2a、2
b、2c、4a〜4f、5a、5b、6a〜6dは従来
装置と同一のものであり、その説明を省略する。ハード
ウエア構成は、CPU1、外部記憶装置2、主記憶装置
3、ソフトウェア部4、編集図面データベース5、表示
装置6、入力装置7、出力装置8を有する。
【0044】4gは穴を選択してキー及びキー溝形状の
パラメータを入力し、図形を作画するキー溝定義部、4
hはキー溝の形状パラメータと対応する穴の径の関係を
登録するキー溝データベース登録部、2dはキー溝デー
タベース登録部4hにより外部記憶装置2に記憶された
キー溝データベースである。また、4iはキー溝データ
ベースのデータを用いてオペレータが入力したキーのパ
ラメータが適切なものであるかどうか診断するキー溝診
断部、4jはキー溝の加工方法を登録するためのキー溝
加工データベース登録部、2eはキー溝加工データベー
ス登録部4jによって外部記憶装置2に記憶されたキー
溝加工データベースである。また、5cはキー溝を作画
したとき自動的に編集図形データベース中に作成される
キー溝加工データである。4kはキー溝加工用の加工指
示書を出力する加工指示書作成部である。
【0045】図2はこの発明の一実施例である金型用C
AD/CAM装置の使用手順を示すフローチャートであ
る。次に、この発明の一実施例のCAD/CAM装置の
動作について、図1及び図2を用いて説明する。ステッ
プ101で、オペレータは部品取り付け部4dによって
部品データベース2aに登録されている部品データベー
スから必要なダイセットを選んで表示画面上に呼び出
す。次にステップ102で、パンチ、ダイ、ピンやブッ
シュといった部品を取り付ける。ステップ103で、穴
図形データベース2bに登録されている取り付け穴のデ
ータを使用して、各部品の取り付け穴の加工位置を指定
する。
【0046】ステップ200で、部品のうちにキーとキ
ー溝で固定する必要があるものについては、キー溝定義
部4gによってキー溝形状の定義をする。特にプレス金
型では、キーとキー溝で方向を固定しなければならない
パンチ、ダイの数が多いので、キー溝定義部4gによる
キー溝形状の定義は従来のように図形定義で行った場合
に比べて労力は非常に少なくて済む。キー溝定義部4g
の内部処理は、入力されたパラメータから対応した図形
を計算、作成し、図1の図形データ5aに登録し、表示
を行っている。
【0047】ステップ105では、必要な部品の取り付
けが終わるまで上記ステップ102、103及び200
を繰り返す。ステップ106で、オペレータはこの後、
ほかに必要な図形や寸法,注記を記入して金型図面を完
成させ、ステップ106で出力装置8に出力して、金型
組立図の設計は完成する。
【0048】上記はCADとしての利用の説明である
が、以下CAD/CAMとしての使い方を説明する。ま
ず、ステップ108で金型を構成する各プレートについ
ての部品図及び加工のためのNCデータを生成するため
に、まず図形的に1枚目のプレートに関する図形のみを
分割して取り出す。ステップ109で必要な図形、寸
法、注記を記入して1枚目のプレート図を完成させ、ス
テップ110で出力する。
【0049】次にNCデータを作成するが、金型用のC
AD/CAMには従来の技術で説明した様に、引用した
穴をどの様に加工するかというデータ5bが、穴を引用
した時点で自動的に編集図形データベース5に生成され
ている。穴加工に関しては特別な加工定義を行わなくて
も、そのままNCデータの生成の段階に進むことができ
る。
【0050】次に、従来は図23のステップ111に示
した様に、キー溝について通常のポケット加工やワイヤ
加工をする部分として加工定義を行っていたが、この実
施例においてはキー溝加工データベース登録部4jによ
って、キー溝の加工方法を登録しておくことにより、穴
と同じような仕組みでキー溝定義した段階でキー溝加工
データ5cを作成できる様にしている。このキー溝を加
工定義するステップを省略できることは、特にキー溝の
数が多いプレス金型では、非常に強力である。
【0051】次に、ステップ112でプレートの表側、
ステップ113で裏側についてNC生成を行う。ステッ
プ114で、上記ステップ108〜ステップ113を必
要なプレートの数だけ繰り返し、データは出力装置8に
出力し、各工作機械に送られ、加工が行われる。
【0052】ここでステップ200の操作について、さ
らに詳しく解説する。図3はこの発明の一実施例である
キー溝作画パラメータの入力画面の説明図、図4は図2
のステップ200の内容(キー溝パラメータ対話処理)
を示すフローチャートである。
【0053】図3において、251は表のタイトル、2
52はメニュー、253は入力項目、254の絵の部分
はガイド図である。入力項目253のうち、キー形状タ
イプは、部品を取り付ける方法を選択する部分であり、
回り止めと書かれた部分にマウスカーソルを合わせて選
択すると、順次ダウエル穴、キー溝パンチ固(丸)、と
表示が切り換わる。その下の項目は、このキー形状タイ
プにあわせて入力できる項目が変化する。又、*******
とあるのは、そのキー形状タイプでは入力できないこと
を表している。パラメータKA、KB、KC、KD、K
dは右側のガイド図に示されたような形状パラメータを
意味するものである。パンチ形状タイプ以下のパラメー
タについては、上記キー形状タイプと同様であり説明を
省略する。
【0054】図4において、ステップ201でオペレー
タはCRT画面上でメニュー領域から、キー溝定義メニ
ューを選択する。これにより、キー溝定義部4gが起動
される。次に、オペレータはステップ202で、CRT
画面上の作図領域で、キー溝を作成したい穴を選択す
る。キー溝定義部4gの内部処理としては選択された座
標位置を読み込む。ステップ203で、キー溝定義部4
gは登録されている図形データ5aの中から穴を検索す
る。ステップ204で、穴座標と指示座標が一致すれ
ば、選択された穴を一時的に記憶する。ステップ205
で、キー溝定義部4gは穴の選択が終ったら、対話画面
を立ち上げる。
【0055】次に、オペレータはステップ206で、対
話画面上でキー溝パラメータを入力する。ステップ20
7で、キー溝定義部4gはオペレータが入力したパラメ
ータをチェックする。ステップ208で、入力したパラ
メータが図形上問題があれば、キー溝パラメータを再度
入力するため、ステップ206に戻す。また、パラメー
タがOKであれば、ステップ209で対話画面を終了す
る。ステップ210で、キー溝タイプに対応した作画処
理を選択し、ステップ211で作画処理を実行する。ス
テップ212で、実行結果をもとに、内部で図形定義部
4aが起動され、キー溝データを図形データ5aへ登録
する。この際作成した図形に属性を付加して、キー溝の
図形であることも登録しておく。ステップ213で、作
画図形を表示する。上記手順により、一つのキー溝の作
画が完了するが、ステップ214では、オペレータが他
のコマンドを選択しないかぎり、ステップ202に戻っ
て、次のキー溝作画に備える。
【0056】図5はこの発明の一実施例に係るキーとキ
ー溝の作画例の説明図である。図において、(a)は回
り止めの場合、(b)はパンチ固定(角)の場合を示す。
形状パラメータを入力完了したら、メニュー252の終
了という所をマウスカーソルで選択することにより、こ
の入力表は閉じられ元の画面に戻り、このとき図に示し
たようにキー溝が作画される。オペレータはここで取り
付け角度を入力することができ、入力すると穴とキー溝
の形状はその角度だけ回転して作画される。
【0057】実施例2.実施例1ではキー及びキー溝形
状を入力するキー溝定義部4gについて説明したが、金
型の設計は必ずしも一度で終了せず、変更があることが
多い。実施例2では、一度キー溝定義をしたものを編集
できる様にしたものである。図6はこの発明の実施例2
に係るキー溝編集処理を示すフローチャートである。図
において、ステップ201〜209、210〜214は
図4と同様であり、説明を省略する。ステップ301で
選択された穴にすでにキー溝がついているかを、定義の
時に付けた属性を頼りに検索する。もし付いていれば、
ステップ302でその図形を画面の背景色で表示して、
画面から消えたように見せ、ステップ303で前回のキ
ー溝図形を削除する。図7はこの発明の実施例2に係る
キーとキー溝の編集例の説明図であり、(a)は取り付
け角度の変更の場合、(b)はキーの大きさの変更の場
合を示す。
【0058】実施例3.図8はこの発明の実施例3に係
るキー溝データベース画面の説明図である。図におい
て、穴種類、穴径は、キー溝を作画する際に選択された
穴が、例えばKDNという種類の穴で、その径が8であっ
たら、という条件を示す。キー形状タイプ以下は、その
条件の穴の場合にどのようなキー溝を作画するかを入力
するものである。オペレータはあらかじめ、キー溝デー
タベース登録部4hによって、選択する穴の種類、径に
対して、対応するキーの種類、サイズをキー溝データベ
ース2dに登録しておく事ができる。
【0059】図9はこの発明の実施例3に係るキー溝デ
ータベース検索処理を示すフローチャートである。図に
おいて、ステップ201〜204、210〜214は図
4と同様であり、説明を省略する。ステップ401で、
選択された穴のデータから、穴種類、穴径のデータを取
り出す。次にステップ402で、そのデータを登録済み
のキー溝データベース2dに照合し、ステップ403で
対応するキー溝データがあれば、ステップ404でこの
データをキー溝定義部4gに受け渡す。
【0060】この状態で先ほどのキー溝定義コマンドを
起動し、条件にあった穴が選択された場合には、図3の
パラメータ入力表の代わりに図8が立ち上がり、すぐに
対応するキー溝が作画されるようになる。穴とキーの関
係は、メーカーの部品の規格の制限や、強度上の問題か
ら、それほど大きな選択範囲がある訳ではないので、こ
のような方法であらかじめ関係を登録しておく方法は有
効である。
【0061】実施例4.図10はこの発明の実施例4に
係るキー溝診断処理を示すフローチャート、図11はこ
の発明の実施例4に係るキー溝パラメータの診断の説明
図である。図10において、ステップ201〜208、
209〜214は図4と、またステップ401〜403
は図9と同様であり、説明を省略する。ステップ405
において、キー溝診断部4iはオペレータの入力とデー
タベース検索結果を比較する。この比較は、例えば穴径
に対しキー溝の大きさに注目して、オペレータの入力の
方がデータベース検索結果より小さい場合、強度的に問
題があるのではと判断する。図8のキー溝データベース
を例に取ると、選択された穴がKDNという種類の、穴
径30の穴だったとする。この場合、30という穴が直
接登録されてはいないが、穴径20と穴径50の間であ
ると判断されるので、パラメータKDは8よりも大きく
12よりも小さいものである事が類推できる。
【0062】ステップ406で、強度的に問題があると
判断した場合には、ステップ407でオペレータにワー
ニングメッセージを出す。図11では最初入力したパラ
メータ小さかったので、その旨のメッセージを出力し
て、サイズを修正した場合を示している。
【0063】ステップ408で、オペレータの入力結果
をデータベース検索結果に合わせて補正する。ステップ
409で、カタログ値チェックを行い、オペレータの入
力がデータベース検索結果と違っている場合には、ステ
ップ410でオペレータにワーニングメッセージを出
し、ステップ411でオペレータの入力をカタログ値に
修正する。
【0064】実施例5.図12はダイとパンチの先端形
状に関する説明図である。プレス金型に取り付けるパン
チ、ダイの部品はペアになっており、その先端形状が必
ずしも丸形ではないために、取り付けるときに回り止め
をほどこさねばならない。実際市販されているパンチの
先端形状は、ここに示した以外にもいろいろな形があ
り、数10種類にのぼる。だがパンチ、ダイの径などの
基本はまったく同じ部品なので、これを先端形状ごとに
異なった部品として登録すると、部品データベース2a
が先端形状の乗算の増え方で増えてしまう。先端形状が
異形であるのでキーが必要となることから、実施例5で
はキー溝定義部4iにおいて図3のキー溝の入力時に、
このパンチの先端形状もパラメータ入力を行って、部品
データベースが増大するのを防いでいる。
【0065】なお図12のパンチの中心にある破線で示
した部分は、ジェクタと呼ばれる部分で、この中に入っ
ている細い軸を突き出すことによって、打ち貫いた板材
の離型をよくするためのものであり、このための入力パ
ラメータPdも用意している。ジェクタがない場合には
Pd=0とする。
【0066】図13はこの発明の実施例5に係るパン
チ、ダイ形状を同時入力処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップ201〜206、207〜2
11及び212〜214は図4と同様であり、説明を省
略する。ステップ501で、対話画面でパラメータを入
力する際に、パンチ先端(ダイ穴)形状のパラメータを
入力する。ステップ502で、パンチ先端(ダイ穴)形
状の作画処理を選択する。ステップ503で、パンチ先
端(ダイ穴)形状の作画処理を実行する。
【0067】実施例6.図14はこの発明の実施例6に
係るダイの逃げ形状の作画例の説明図である。これはパ
ンチ側はかわらないが、ダイの側が特殊な形状をしたも
のである。これは板を打ち貫く際、噛み合わないように
するための逃げ部分の加工である。このような図形をい
ちいち図形定義するのはたいへんであり、またこの逃げ
部分のあるものとないものがあるので、実施例6では角
のRのパラメータPRにマイナスの値を入力することに
より、この逃げ部分の図形が描けるようにした。
【0068】実施例7.図15はキー溝加工の説明図で
あり、(a)はエンドミルによるマシニングセンタを使
ったフライス加工で、(b)はワイヤ放電加工機を使っ
た加工である。キー溝加工は、このようにいろいろな工
作機械を使って加工することができるので、キー溝加工
データを登録する場合、登録コマンドを選択した後、キ
ーの種類と、どの機械で加工するかを入力する必要があ
る。
【0069】また、図16はこの発明の実施例7に係る
キー溝加工データベースに関する入力画面の説明図であ
り、(a)はマシニングセンタ用であり、(b)はワイ
ヤカット用である。それぞれの入力条件に内容は、
(a)のマシニングセンタの場合どのような工具をどの
くらい回転させて、どのくらい一度に削るか、というパ
ラメータであり、(b)のワイヤ放電加工機の場合、ど
のような電気条件を使用して放電加工をするかというパ
ラメータである。このデータベースを持つことにより、
自動にキー溝加工データ5cを作成できるようになる。
【0070】図15はこの発明の実施例7に係るキー溝
加工の方法を登録する処理を示すフローチャートであ
り、図2のステップ112及びステップ113の処理に
相当する。ステップ601で、オペレータがNCデータ
生成メニューを選択すると、NCデータ生成部4fが起
動される。(この場合は、マシニングセンタのNCデー
タ生成メニューを選択したものとした。) ステップ602で、図形定義部4aを使用して、キー溝
があるかどうか検索する。次に、ステップ603でキー
溝加工データベース登録部4jを利用し、加工データベ
ース2eから、そのキー溝タイプに合った加工データを
検索する。ステップ604では、対応する加工データベ
ースがあれば、ステップ605で定義済の加工データ5
cにキー溝加工データを登録する。次にステップ606
でキー溝のサイズから使用する工具を選択し、ステップ
607でワークの材質のデータも考慮して工具回転数、
送り量、切り込量などの加工条件データを計算する。ス
テップ608で、すべてのキー溝に対して完了したかを
調べ、未完の場合にはステップ602に戻す。
【0071】すべてのキー溝に対して完了した場合、ス
テップ609でNCデータ生成部4fは、キー溝やその
他の加工形状を適切に並びかえ、ステップ610で一つ
一つの加工データをNCデータに変換する。ステップ6
11では、すべての加工データをNCデータに変換した
かを調べ、未完の場合にはステップ610に戻す。
【0072】実施例7では、キー溝の加工については穴
の場合と同じように、キー溝加工データベース登録部4
jによって、キー溝の加工方法を登録しておくことによ
り、穴と同じような仕組みでキー溝定義した段階でキー
溝加工データ5cを作成できるようにした。
【0073】実施例8.図18はこの発明の実施例8に
係る加工指示書の例である。キー溝の加工といっても、
上述のマシニングセンタやワイヤ放電加工のように、N
C工作機械にNCデータを送って加工するものばかりと
は限らず、あらかじめ用意した総型の電極を使って形彫
放電加工を行う場合や、ジググラインダで仕上げるよう
な場合もある。このときはその加工を行う作業者に、正
確にキー溝の座標、種類、サイズを伝えねばならない。
実施例8では、加工指示書作成部4kが働き、図18に
示す加工指示書を作成することにより、指示内容を正確
に伝える事ができる様にした。
【0074】図19はこの発明の実施例8に係る加工指
示書作成の処理を示すフローチャートである。図19は
図17のフローチャートにステップ701、ステップ7
02及びステップ703を追加した構成であり、図にお
いて、ステップ601〜607、608〜610及び6
11は図17と同様であり、説明を省略する。ステップ
701は、最終的な加工指示書の中で必要になるデータ
を追加するものであり、加工データの生成のループの中
に追加する。また、ステップ702は一つの加工データ
から対応する加工指示書データを作るものであり、一つ
一つの加工データをNCデータに変換するループの中に
追加する。さらに、ステップ703はすべて生成した後
に加工指示書データを必要なフォーマットに従ってテキ
ストファイルに変換するものである。さらにまた、実際
に加工指示書を出力するタイミングは、オペレータが加
工指示書メニューを選択した時であるが、この時には上
述のテキストファイルを印刷する処理のみを行う。
【0075】
【発明の効果】この発明は、以上説明した様に構成され
ているので、以下に示すような硬化を奏する。
【0076】この発明によれば、キー及びキー溝形状を
作画するための手段を新たに用意することにより、キー
及びキー溝の作画が効率よくできる金型用CAD/CA
M装置を得ることができる。
【0077】また、一度作画したキー及びキー形状を選
択すればもう一度、大きさ、角度などの情報を簡単に変
更した形状が作画できるようにすることにより、効率よ
くキー及びキー溝形状の編集が容易にできる金型用CA
D/CAM装置を得ることができる。
【0078】また、各メーカの規格やJIS規格のハン
ドブックに相当するキー溝データベースを持つことによ
り、適切なキー及びキー溝を選択するだけで定義が完了
するようにし、参照資料の検索が必要のない金型用CA
D/CAM装置を得ることができる。
【0079】さらに、キーとキー溝のサイズを設計者が
任意に決めた場合にも、キー溝データベースを使った診
断機能を持ち、警告メッセージや自動修正を可能にする
ことにより、部品規格上の制限事項や強度的な問題がな
いかをいちいち考慮する必要のない金型用CAD/CA
M装置を得ることができる。
【0080】また、先端形状のバリエーションが数10
種類あるパンチ、ダイについても、キー溝の作画と同時
にその形を作画することにより、部品データベースが乗
算的に多くならない金型用CAD/CAM装置を得るこ
とができる。
【0081】さらに、逃げの形状が施されているような
一部のダイに対しても効率よく作画できるような金型用
CAD/CAM装置を得ることができる。
【0082】また、キー溝加工の方法を登録する手段を
用意することにより、特別な加工定義を行わなくても、
穴と同様に自動的にNCデータ生成をすることができる
金型用CAD/CAM装置を得ることができる。
【0083】さらにまた、形彫放電加工やジググライン
ダと言った、手作業的に加工するためNCデータを必要
としないような方法で加工を行う場合にも、加工作業者
にキー溝加工の指示を伝える加工指示書が出力できる手
段を用意することにより、この伝達を容易に行える金型
用CAD/CAM装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例である金型用CAD/C
AM装置の構成図である。
【図2】 この発明の一実施例である金型用CAD/C
AM装置の使用手順を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の一実施例であるキー溝作画パラメ
ータの入力画面の説明図である。
【図4】 図2のステップ200の内容(キー溝パラメ
ータ対話処理)を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例2に係るキーとキー溝の作
画例の説明図である。
【図6】 この発明の実施例2に係るキー溝編集処理を
示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例3に係るキーとキー溝の編
集例の説明図である。
【図8】 この発明の実施例3に係るキー溝データベー
ス画面の説明図である。
【図9】 この発明の実施例3に係るキー溝検索処理を
示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施例4に係るキー溝診断処理
を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施例4に係るキー溝パラメー
タの診断の説明図である。
【図12】 この発明の実施例5に係るダイとパンチ部
品の先端形状に関する説明図である。
【図13】 この発明の実施例5に係るパンチ、ダイ形
状の同時入力処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施例6に係るダイの逃げ形状
の作画例の説明図である。
【図15】 キー溝加工の説明図である。
【図16】 この発明の実施例7に係るキー溝加工デー
タベースに関する入力画面の説明図である。
【図17】 この発明の実施例7に係るキー溝加工の方
法を登録する処理を示すフローチャートである。
【図18】 この発明の実施例8に係る加工指示書の例
である。
【図19】 この発明の実施例8に係る加工指示書作成
の処理を示すフローチャートである。
【図20】 従来の金型用CAD/CAM装置の一例を
示す構成図である。
【図21】 一般的な金型設計・製作手順の説明図であ
る。
【図22】 キーとキー溝についての説明図である。
【図23】 従来の金型用CAD/CAM装置の使用手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 、 2 外部記憶装置、 2a 部品デー
タベース、 2b 穴図形データベース、 2c 穴加
工データベース、 2d キー溝データベース、 2e
キー溝加工データベース、3 主記憶装置、 4 ソ
フトウェア部、4a 図形定義部、 4b 部品データ
ベース登録部、 4c 穴データベース登録部、 4d
部品取付け部、 4e 穴加工データベース登録部、
4fNCデータ生成部、 4g キー溝定義部、 4
h キー溝データベース登録部、 4i キー溝診断
部、 4j キー溝加工データベース登録部、 4k加
工指示書作成部、 5 編集図面データベース、 5a
図形データ、 5b穴加工データ、 5c キー溝加
工データ、 6 表示装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形を作画する図形定義手段と、金型に
    取り付ける部品の図形情報を登録する部品データベース
    登録手段と、部品取り付け穴の図形情報を登録する穴デ
    ータベース登録手段と、部品や穴を金型に取り付ける位
    置を指定する部品取り付け手段と、部品を穴に固定する
    ためのキー及びキー溝の形状を入力するキー溝定義手段
    とを備えた金型用CAD/CAM装置。
  2. 【請求項2】 キー溝定義手段は、一度定義したキー溝
    形状または穴または部品を選び、再編集できる機能を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の金型用CAD/C
    AM装置。
  3. 【請求項3】 穴の大きさに対して、部品規格上あるい
    は強度上定められているキー形状の大きさ、種類をあら
    かじめ登録することのできるキー溝データベース登録手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の金型用CA
    D/CAM装置。
  4. 【請求項4】 選択した穴または部品に対してオペレー
    タが入力したキー及びキー溝の形状のパラメータが適切
    であるか診断し、部品規格上あるいは強度上問題がある
    場合には、警告を発するか適切な形状に変更するキー溝
    診断手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の金型
    用CAD/CAM装置。
  5. 【請求項5】 キー溝定義手段は、パンチの先端形状ま
    たはダイの穴の形状を同時に入力できる機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の金型用CAD/CAM装
    置。
  6. 【請求項6】 キー溝定義手段は、ダイの穴の形状を入
    力する際に、穴の角のR部の半径にマイナスの値を入力
    すると、パンチの角部分が噛み合うのを防ぐための逃げ
    形状を作画できる機能を備えたことを特徴とする請求項
    5に記載の金型用CAD/CAM装置。
  7. 【請求項7】 穴、キー溝形状に対するフライス加工、
    またはワイヤ放電加工の方法、加工条件を登録できる穴
    加工データベース登録手段およびキー溝加工データベー
    ス登録手段と、定義された穴、キー溝を加工するNCデ
    ータを生成するNCデータ生成手段を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項6記載の金型用CAD/C
    AM装置。
  8. 【請求項8】 キー溝加工データベース登録手段はNC
    データを必要としないジググラインダや形彫放電加工な
    どで加工する事も定義できる機能を備え、更に定義され
    た情報から、穴、キー溝の加工をどの座標に、どのよう
    な手順で加工するかの情報を一覧表示した加工指示書を
    作成する加工指示書作成手段を備えたことを特徴とする
    請求項7記載の金型用CAD/CAM装置。
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