JPH08147068A - 機能拡張用ボックス - Google Patents

機能拡張用ボックス

Info

Publication number
JPH08147068A
JPH08147068A JP6286647A JP28664794A JPH08147068A JP H08147068 A JPH08147068 A JP H08147068A JP 6286647 A JP6286647 A JP 6286647A JP 28664794 A JP28664794 A JP 28664794A JP H08147068 A JPH08147068 A JP H08147068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
damper
gear
back surface
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6286647A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Shimizu
久夫 清水
Shoichi Sunakawa
正一 砂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6286647A priority Critical patent/JPH08147068A/ja
Priority to US08/413,777 priority patent/US5737541A/en
Publication of JPH08147068A publication Critical patent/JPH08147068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は載置部上をスライド可能なトレーを
利用して機能拡張用ボックスと携帯型電子機器との着脱
を行なえると共に上記電子機器の取外しを容易にするた
めに上記取外し方向へのスライドを補助する付勢手段を
備えた機能拡張用ボックスにおいて、上記トレーの急激
な飛出しを抑止することを目的とする。 【構成】 トレー(5)の立壁(3)から離間する方向
へのスライド力をダンパ手段(14)とラック手段(1
3)とからなる減衰手段で減衰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型のパソコン等の
電子機器の機能拡張用ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平3−119220号公報
に開示されているように、いわゆるノートブック型パソ
コン、ラップトップ型パソコン等の携帯型電子機器で
は、その携帯性を確保しつつ、かつ、機能をデスクトッ
プ型のパソコンと同等もしくはそれ以上とするために、
機能を拡張するための回路を収納した機能拡張用ボック
スを設け、このボックスに携帯型電子機器を着脱するこ
とが提案されている。
【0003】この機能拡張用ボックスと携帯型電子機器
とは、例えば携帯型電子機器に設けた雌コネクタに機能
拡張用ボックスに設けた雄コネクタに差し込むことによ
り電気的に接続するようにしてあり、又、これらコネク
タが不用意に解離されないようにするためにコネクタの
挿抜方向への両者の相対移動を禁止する手段を設けるよ
うにしている。尚、当然のことながら、このコネクタの
挿抜方向への両者の相対移動を禁止する手段の作用を解
除した状態では、機能拡張用ボックスに対して携帯型電
子機器をコネクタの挿抜方向に移動させることにより機
能拡張用ボックスに対する携帯型電子機器の着脱を行な
える。
【0004】しかし、携帯型電子機器の着脱は手作業で
行なうため、機能拡張用ボックスに対して携帯型電子機
器が正確にコネクタの挿抜方向に移動されるとは限ら
ず、コネクタのピンやレセプタの変型が生じ易くなり、
接触不良が発生し易くなるという問題がある。
【0005】そこで、本願出願人は特願平6−6135
2号、特願平6−108546号等において、上述の問
題を解決可能な機能拡張用ボックスを提案した。
【0006】図18〜図21は特願平6−61352号
で提案した機能拡張用ボックスの外観を示す斜視図あ
る。拡張用ボックス(1)は、載置部(2)と該載置部
(2)後端において上記載置部(2)上面と直交する立
壁(3)を有する収納部(4)とからなる。上記載置部
(2)上面には上記立壁(3)と直交する方向にスライ
ド可能にトレー(5)が載置されている。該トレー
(5)上には図20及び図21に示す如く携帯型電子機
器(6)を載置可能である。このトレー(5)は上記立
壁(3)方向に押込まれた際には図示しないロック手段
にその位置に固定される。このロック手段の解除は載置
部(2)前面に配されたロック解除スイッチ(7)を押
下することにより行なえる。また、上記トレー(5)は
バネ等の付勢手段(図示せず)により上記立壁(3)よ
り離間する方向に常に付勢されている。従って、上記ロ
ック手段が解除されるとトレー(5)は立壁(3)より
離間しようとする。但し、トレー(5)上に携帯型電子
機器(6)を載置し、トレー(5)を立壁(3)方向に
押込んだ状態では、立壁(3)の壁面に配されたコネク
タ(8)と機器(6)後面に配されたコネクタ(図示せ
ず)とが接続状態にあり、この状態ではコネクタ間の接
続力が上記付勢手段の付勢力より大となっているため
(これは、ロック解除スイッチ(7)の誤操作によるコ
ネクタ間の不所望な抜けを防止するため)、ロック手段
を解除したとしてもトレー(5)は立壁(3)より離間
する方向へは移動しない。このようなロック解除時にお
けるコネクタの接続解除はトレー(5)自身を持って人
力により立壁(3)より離間する方向へスライドさせる
ことでも行なえるが、図18〜図21に示した装置では
載置部(2)側面に配されたスライドレバー(9)と連
動してコネクタ間の接続解除を行なえるように構成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来装置では、
トレー(5)のスライドにより電子機器(7)のコネク
タとボックス(1)のコネクタとの挿抜を行なうことが
できるので、携帯型電子機器(7)を正確にコネクタの
挿抜方向に移動でき、その結果コネクタ各部の変形等に
よる接続不良を防止できる。また、上記トレー(5)は
付勢手段により常に立壁(3)より離間する方向に付勢
されているので、トレー(5)上に数キログラムの携帯
型電子機器(7)を載置した状態でもトレー(5)の引
出しを容易に行なえる。
【0008】ところが、上記付勢手段の付勢力は電子機
器(7)の有無にかかわらず常に一定であるため、電子
機器(7)の非載置時にはトレー(5)が急激に排出さ
れることとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたもので、第1の特徴は、載置部と、該載置部
後端において上記載置部上面と直交する立壁を有する収
納部と、上記立壁と直交する方向にスライド可能に上記
載置部上面に配置されたトレーと、上記立壁面に取付け
られ上記トレーの所定位置に携帯型電子機器を載置した
状態で上記トレーを上記立壁方向にスライドさせた際上
記携帯型電子機器の背面に配された外部接続端子に接続
されるコネクタと、上記トレーを上記立壁より離間する
方向に常時付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力を
減衰する手段とを備えたにある。
【0010】第2の特徴は、上記減衰手段を上記トレー
裏面(又は上記載置部上面)に配され、かつ、上記トレ
ーのスライド方向に延在するラック歯と、該ラック歯と
噛合するように上記載置部上面(又は上記トレー裏面)
に配されたダンパ歯車と、該ダンパ歯車に減衰力を付与
するダンパとで構成したことにある。
【0011】第3の特徴は、上記減衰手段を上記トレー
裏面(又は上記載置部上面)に配され、かつ、上記トレ
ーのスライド方向に延在するラック歯と、該ラック歯と
噛合するように上記載置部上面(又は上記トレー裏面)
に軸支された中間歯車と、該中間歯車と噛合する遊星歯
車と、上記載置部上面(又は上記トレー裏面)に配さ
れ、かつ、上記トレーの上記立壁より離間する方向への
スライドによる上記中間歯車の回転に従って上記中間歯
車を中心として回動された上記遊星歯車と連結され、こ
の遊星歯車を介して減衰力を付与するダンパ手段とで構
成したことにある。
【0012】第4の特徴は、上記減衰手段を上記載置部
上面に配され、かつ、上記トレーのスライド方向に延在
するラック歯と、上記トレー裏面に配された軸と、該軸
に中央部が回動自在に軸支されたセンサレバーと、該レ
バーの一端が上記トレーに穿設された開口より突出する
ように付勢する第2付勢手段と、上記レバーの他端に装
着され、かつ、回転軸を有するダンパと、該ダンパの回
転軸に装着されると共に上記レバーの一端が上記開口よ
り突出している時上記ラック歯と噛合するダンパ歯車と
で構成したことにある。
【0013】第5の特徴は、上記第2及び第4の特徴に
おいて、上記ダンパ歯車とラック歯との間にワンウェイ
クラッチを介装したことにある。
【0014】第6の特徴は、上記減衰手段を上記載置部
上面に配され、かつ、上記トレーのスライド方向に延在
するラック歯と、上記トレー裏面に配された軸と、該軸
に一端が回動自在に軸支されたセンサレバーと、該レバ
ーの他端が上記トレーに穿設された開口より突出するよ
うに付勢する第2付勢手段と、上記トレー裏面に配され
たダンパと、該ダンパに装着されこのダンパの減衰力を
伝達するためのダンパ歯車と、上記トレー裏面の上記セ
ンサレバーとダンパ歯車との間に位置し、かつ、常時上
記ラック歯と噛合する中間歯車と、該中間歯車と噛合す
る遊星歯車と、上記センサレバーの他端が上記開口より
突出している時には上記トレーの上記立壁より離間する
方向へのスライドによる上記中間歯車の回転に従って上
記中間歯車を中心として回動される上記遊星歯車の上記
ダンパ歯車との噛合を許容し、上記センサレバーの他端
が上記開口より突出していない時には上記レバーと連動
して上記遊星歯車とダンパ歯車との噛合を規制する手段
とで構成したことにある。
【0015】
【作用】上記第1〜第6の特徴によると、付勢手段によ
るトレーに対する付勢力を減衰手段により減衰できる。
また、第5及び第6の特徴によれば、上記減衰効果をト
レーが立壁より離間する方向にスライドする時のみに限
定できる。更に、第4及び第6の特徴によればトレー上
に何も載置されない時にのみ上記減衰力が作用する。
【0016】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1の実施例を示
す。図中、(10)はトレー(5)を立壁(3)から離
間する方向に常に付勢するコイルスプリングからなる付
勢手段であり、該手段の一端(10a)はトレー(5)
裏面に、また他端(10b)は載置部(2)上面に固定
されている。(11)はロック手段であり、該ロック手
段は図1に示す如くトレー(5)が立壁(3)方向に押
込まれた際トレー(5)の側縁に形成された切欠(1
2)に嵌合して上記トレー(5)の立壁(3)から離間
する方向への移動を規制する。(13)は載置部(2)
上面に配され、かつ、上記トレー(5)のスライド方向
に延在するラック手段であり、該ラック手段の側面(図
1及び図2中左側面)にはラック歯が形成されている。
(14)はダンパ手段であり、該ダンパ手段は図3にそ
の断面を示す如く、ロータリダンパ(15)とこのダン
パ(15)の回転軸(16)に装着されたダンパ歯車
(17)とを有し、該ダンパ歯車(17)が上記ラック
手段(13)の歯部分と噛合するようにトレー(5)裏
面に取付けられている。上記ロータリダンパ(15)は
図3に示す如く断面凹状の本体(18)と、その凹部底
面の略中央に位置し上記回転軸(16)を軸支する突起
(19)と、上記回転軸(16)を挿通可能な開孔を有
し、かつ、上記本体(18)の凹部を閉塞する蓋体(2
0)と、上記凹部内に充填され上記回転軸(16)の回
転抵抗となるグリス(21)と、上記回転軸(16)と
上記開孔との隙間からのグリス(21)の漏出を防止す
るために上記回転軸(16)に装着されたゴム製の0リ
ング(22)とからなる。また、上記回転軸(16)の
凹部内の一端は上記グリス(21)との接触面積を大き
くし抵抗を高めるために円板状となっている。
【0017】尚、本実施例では図3に示したグリス(2
1)を抵抗体とする所謂オイルダンパをロータリダンパ
として採用したが、抵抗体をバネ手段やゴム等を用いる
他のロータリダンパを利用しても良い。
【0018】図1に示す状態よりロック手段(11)の
ロックを解除すると、付勢手段(10)の付勢力により
トレー(5)は図2に示す如く立壁(3)より離間する
方向にスライドするが、上記ダンパ手段(14)により
付勢手段の付勢力は減衰されるためトレー(5)上に携
帯型電子機器が載置されていない状態でも、トレー
(5)の急激な排出(立壁(3)からの離間)を防止で
きる。
【0019】尚、本実施例ではラック手段(13)及び
ダンパ手段をそれぞれ載置部(2)上面及びトレー
(5)裏面に装着したが、その装着位置を逆転させても
良い。
【0020】図4〜図6は本発明の第2の実施例を示
し、第1実施例との相違は、ダンパ手段(14)のダン
パ歯車(17)がトレー(5)裏面においてラック手段
(13)のラック歯と直接噛合しない位置に配されると
共に新たに遊星歯車(23)を有し、かつ、上記ラック
歯と常時噛合する中間歯車(24)を上記ダンパ手段
(14)よりも上記立壁(3)から離間したトレー
(5)裏面に配したことにある。
【0021】上記遊星及び中間歯車(23)(24)は
図5に示す如くトレー(5)が立壁(3)から離間する
方向(図中矢印A)に移動する際、中間歯車(24)の
時計方向への回転に従って遊星歯車(23)も時計方向
に回動しダンパ手段(14)のダンパ歯車(17)と噛
合する。この結果、上記付勢手段(10)の付勢力は上
記ダンパ手段(14)により減衰されることとなる。
【0022】一方、上記トレー(5)を付勢手段(1
0)の付勢力に抗して立壁(3)方向(図6中の矢印B
方向)にスライドする際には、中間歯車(24)は反時
計方向に回転するため、遊星歯車(23)も反時計方向
に回動しようとするが図示しないストッパ手段によりこ
の回動は阻止され、図6に示す位置で歯車のみ自転する
こととなる。従って、トレー(5)の立壁(3)方向へ
のスライド時にはそのスライド力がダンパ手段(14)
により減衰されることがない。
【0023】尚、本実施例ではラック手段(13)を載
置部(2)上面に、ダンパ手段(14)、遊星歯車(2
3)及び中間歯車(24)をトレー(5)裏面に装着し
たがその装着位置を逆転させても良い。
【0024】図7〜図10は本発明の第3の実施例を示
し、上述の第1、第2実施例との相違はダンパ手段等か
らなる減衰手段の減衰動作をトレー(5)上に携帯型電
子機器(6)が載置されている時のみに限定可能とした
ことにある。
【0025】図中、(25)は第2のラック手段であ
り、該ラック手段はトレー(5)のスライド方向と平行
に延在するように載置部(2)上面に配され、かつ、そ
の上面にラック歯を有する。(26)は円柱状の支軸で
あり、該支軸は上記第2ラック手段(25)上部におい
てこの手段(25)と直角に交又するように両端がトレ
ー(5)裏面に固定されている。(27)はくの字状の
センサレバーであり、該レバーはその屈曲部において上
記支軸(26)に回動自在に軸支されている。(28)
はバネ手段であり、該バネ手段は上記センサレバー(2
7)に対して図8中時計方向に回動させる付勢力を常時
付与する。この付勢力により、図8に示す如くセンサレ
バー(27)の一端はトレー(5)に穿設された開口
(29)より突出する。一方、上記センサレバー(2
7)の他端側には、ダンパ手段(14)が装着されると
共に図8に示す如く上記レバー(27)の一端がトレー
(5)表面に突出している状態では上記ダンパ手段(1
4)のダンパ歯車(17)はラック手段(25)のラッ
ク歯と噛合する。
【0026】従って、図8に示す如くトレー(5)上に
何も載置されていない状態では、常にラック手段(2
5)とダンパ手段(14)とは噛合するため付勢手段
(10)の付勢力は上記ダンパ手段(14)等からなる
減衰手段の作用で減衰され、トレー(5)の急激な排出
を防止できる。
【0027】一方、図10に示す如くトレー(5)上に
携帯型電子機器(6)が載置されるとその重さによりセ
ンサレバー(27)はバネ手段(28)の付勢力に抗し
て反時計方向に回動され、その結果ラック手段(25)
とダンパ手段(14)の噛合が解除され、ダンパ手段
(14)の影響を受けることなくトレー(5)のスライ
ドが可能となる。
【0028】図11〜図17は本発明の第4の実施例を
示し、(30)は載置部(2)上面において上記トレー
(5)のスライド方向と平行に配された第3のラック手
段であり、該ラック手段は図11中において左側面とな
る面にラック歯が形成されている。このラック手段(3
0)直上近傍のトレー(5)裏面には図3に示したダン
パ手段(14)が配されている。また、このトレー
(5)裏面には、上記ダンパ手段(14)より立壁
(3)に近い位置に上記トレー(5)裏面より垂下する
支持板(図示せず)に一端が軸支され、上記ラック手段
(30)の側面と平行な面内で回動可能であると共にト
レー(5)に穿設された開口(31)を介してトレー
(5)上面に他端が突出する第2のセンサレバー(3
2)が装着されている。第2センサレバー(32)は一
端がトレー(5)裏面に固定されたバネ(33)により
常時ダンパ手段(14)方向に付勢されている。また、
上記第2センサレバー(32)にはその長さ方向に延在
するスリット(34)が形成され、該スリット(34)
にはL字部材(35)の水平に延在する長辺部(35
a)一端に植設されたピン(36)が遊嵌されている。
(37)はダンパ手段(14)と第2センサレバー(3
4)との間に位置する第2の中間歯車であり、該歯車は
ラック手段(30)のラック歯と常時噛合するようにト
レー(5)裏面に植設された軸(38)に軸支されてい
る。(39)は一端が上記軸(38)に遊嵌されたくの
字状の揺動板であり、該揺動板の屈曲部には上記中間歯
車(37)と噛合するように第2の遊星歯車(40)が
軸支されている。また、上記揺動板(39)の他端上部
は上記L字部材(35)の長辺部の支持部としても働
く。
【0029】次に本実施例の動作について説明するに、
トレー(5)上に何も載置していない状態でトレー
(5)を立壁(3)方向(図12、図13中矢印A方
向)にスライドさせると、図12に明示する如く第2中
間歯車(37)は時計方向に回転し、かつ、この回転に
伴なって第2遊星歯車(40)もダンパ手段(14)よ
り離間する方向に移動するためダンパ手段(14)の影
響を受けることなくスムーズにトレー(5)を立壁
(3)方向に押込むことができる。一方、何も載置され
ていないトレー(5)が立壁(3)より離間する方向
(図14、図15中矢印B方向)にスライドする際に
は、図14に明示するように第3歯車(37)は反時計
方向に回転し、これに伴なって遊星歯車(40)もダン
パ手段(14)方向に移動しダンパ歯車(17)と噛合
する。従って、トレー(5)の矢印B方向へのスライド
力は上記ダンパ手段(14)により減衰されトレー
(5)の急激な排出を防止できる。
【0030】また、トレー(5)上に携帯型電子機器
(6)が載置された状態では、図16及び図17に示す
如く第2センサレバー(32)は機器(6)の重さによ
りバネ(33)の付勢力に抗して反時計方向に回動して
トレー(5)下に押込まれる。これに伴なってL字部材
(35)も立壁(3)方向(図17中左方向)に引っ張
られる。この結果、L字部材(35)の鉛直方向に延在
する短辺部(35b)も立壁(3)方向に移動するた
め、トレー(5)を立壁(3)から離間する方向にスラ
イドさせる際でも上記遊星歯車(40)のダンパ手段
(14)方向への回動が阻止され、その結果ダンパ手段
(14)の影響を受けることなく付勢手段(10)の付
勢力を利用してスムーズにトレー(5)を排出すること
ができる。
【0031】このように、本実施例では、ダンパ手段
(14)の減衰効果をトレー(5)の急激な排出が生じ
るトレー(5)上への電子機器(6)の不載置時のみに
制限利用できる。
【0032】尚、第3の実施例においてもラック手段
(25)とダンパ手段(14)との間にワンウェイクラ
ッチを介装することにより第4実施例と同様の減衰効果
の利用制限を行なえる。
【0033】尚、上記各実施例の減衰手段としてはロー
タリダンパを利用したもののみを説明したが、本発明は
上述の実施例のみに限定されるものではなく、周知のダ
ンパ機構を利用し、かつ、本発明の目的及び効果を同じ
くする構成は本発明の主旨から外れるものではない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、携帯型電子機器をトレ
ーに載置し、このトレーをスライドさせることにより上
記機器との電気的接続を可能とし、かつ、上記トレーの
排出補助用の付勢手段を有する機能拡張用ボックスであ
っても、上記付勢手段の付勢力はダンパ手段等からなる
減衰手段により減衰するので、トレー上へ何も載置され
ていない際でもトレー急激な排出を防止できる。また、
上記減衰効果をトレー上への不載置及び/もしくはトレ
ーの排出時のみに限定できるので、上記減衰効果を必要
時のみに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す上面部分断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す上面部分断面図であ
る。
【図3】本発明に利用可能なダンパ手段を示す側面断面
図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す上面部分断面図であ
る。
【図5】第2実施例の要部上面図である。
【図6】第2実施例の要部上面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す上面部分断面図であ
る。
【図8】第3実施例の要部側面図である。
【図9】第3実施例の要部上面図である。
【図10】第3実施例の要部側面図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す上面部分断面図で
ある。
【図12】第4実施例の要部平面図である。
【図13】第4実施例の要部側面図である。
【図14】第4実施例の要部平面図である。
【図15】第4実施例の要部側面図である。
【図16】第4実施例の要部平面図である。
【図17】第4実施例の要部側面図である。
【図18】従来例を示す外観斜視図である。
【図19】従来例を示す外観斜視図である。
【図20】従来例を示す外観斜視図である。
【図21】従来例を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 機能拡張用ボックス 2 載置部 3 立壁 4 収納部 5 トレー 6 携帯型電子機器 10 付勢手段 13 ラック手段 14 ダンパ手段 15 ロータリダンパ 17 ダンパ歯車 23 遊星歯車 24 中間歯車 25 第2ラック手段 27 センサレバー 28 バネ手段(付勢手段) 29 開口 30 第3ラック手段 31 開口 32 第2センサレバー 33 バネ(付勢手段) 35 L字部材 37 第2中間歯車 38 第2遊星歯車 39 揺動板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置部と、該載置部後端において上記載
    置部上面と直交する立壁を有する収納部と、上記立壁と
    直交する方向にスライド可能に上記載置部上面に配置さ
    れたトレーと、上記立壁面に取付けられ上記トレーの所
    定位置に携帯型電子機器を載置した状態で上記トレーを
    上記立壁方向にスライドさせた際上記携帯型電子機器の
    背面に配された外部接続端子に接続されるコネクタと、
    上記トレーを上記立壁より離間する方向に常時付勢する
    手段と、該付勢手段の付勢力を減衰する手段とを備えた
    ことを特徴とする機能拡張用ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1の減衰手段は、上記トレー裏面
    (又は上記載置部上面)に配され、かつ、上記トレーの
    スライド方向に延在するラック歯と、該ラック歯と噛合
    するように上記載置部上面(又は上記トレー裏面)に配
    されたダンパ歯車と、該ダンパ歯車に減衰力を付与する
    ダンパとを備えたことを特徴とする機能拡張用ボック
    ス。
  3. 【請求項3】 請求項1の減衰手段は、上記トレー裏面
    (又は上記載置部上面)に配され、かつ、上記トレーの
    スライド方向に延在するラック歯と、該ラック歯と噛合
    するように上記載置部上面(又は上記トレー裏面)に軸
    支された中間歯車と、該中間歯車と噛合する遊星歯車
    と、上記載置部上面(又は上記トレー裏面)に配され、
    かつ、上記トレーの上記立壁より離間する方向へのスラ
    イドによる上記中間歯車の回転に従って上記中間歯車を
    中心として回動された上記遊星歯車と連結され、この遊
    星歯車を介して減衰力を付与するダンパ手段とを備えた
    ことを特徴とする機能拡張用ボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1の減衰手段は、上記載置部上面
    に配され、かつ、上記トレーのスライド方向に延在する
    ラック歯と、上記トレー裏面に配された軸と、該軸に中
    央部が回動自在に軸支されたセンサレバーと、該レバー
    の一端が上記トレーに穿設された開口より突出するよう
    に付勢する第2付勢手段と、上記レバーの他端に装着さ
    れ、かつ、回転軸を有するダンパと、該ダンパの回転軸
    に装着されると共に上記レバーの一端が上記開口より突
    出している時上記ラック歯と噛合するダンパ歯車とを備
    えたことを特徴とする機能拡張用ボックス。
  5. 【請求項5】 請求項2及び請求項4において、上記ダ
    ンパ歯車とラック歯との間にワンウェイクラッチを介装
    したことを特徴とする機能拡張用ボックス。
  6. 【請求項6】 請求項1の減衰手段は、上記載置部上面
    に配され、かつ、上記トレーのスライド方向に延在する
    ラック歯と、上記トレー裏面に配された軸と、該軸に一
    端が回動自在に軸支されたセンサレバーと、該レバーの
    他端が上記トレーに穿設された開口より突出するように
    付勢する第2付勢手段と、上記トレー裏面に配されたダ
    ンパと、該タンパに装着されこのダンパの減衰力を伝達
    するためのダンパ歯車と、上記トレー裏面の上記センサ
    レバーとダンパ歯車との間に位置し、かつ、常時上記ラ
    ック歯と噛合する中間歯車と、該中間歯車と噛合する遊
    星歯車と、上記センサレバーの他端が上記開口より突出
    している時には上記トレーの上記立壁より離間する方向
    へのスライドによる上記中間歯車の回転に従って上記中
    間歯車を中心として回動される上記遊星歯車の上記ダン
    パ歯車との噛合を許容し、上記センサレバーの他端が上
    記開口より突出していない時には上記レバーと連動して
    上記遊星歯車とダンパ歯車との噛合を規制する手段とを
    備えたことを特徴とする機能拡張用ボックス。
JP6286647A 1994-03-30 1994-11-21 機能拡張用ボックス Pending JPH08147068A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6286647A JPH08147068A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 機能拡張用ボックス
US08/413,777 US5737541A (en) 1994-03-30 1995-03-30 Box for functional expansion of a portable electronic equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6286647A JPH08147068A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 機能拡張用ボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08147068A true JPH08147068A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17707137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6286647A Pending JPH08147068A (ja) 1994-03-30 1994-11-21 機能拡張用ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08147068A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115246A (en) * 1996-11-05 2000-09-05 Fujitsu Limited Function extending apparatus for information processing device
JP2003083844A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Ryusyo Industrial Co Ltd レンズメータのメガネ位置決め装置
CN102954322A (zh) * 2011-08-24 2013-03-06 富泰华工业(深圳)有限公司 底座
CN111683487A (zh) * 2020-07-13 2020-09-18 丽水二三网络有限公司 一种户外通讯机柜
CN114423208A (zh) * 2022-03-21 2022-04-29 南通杨天机电设备有限公司 一种具有防撞功能的5g通信机柜

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115246A (en) * 1996-11-05 2000-09-05 Fujitsu Limited Function extending apparatus for information processing device
US6233145B1 (en) 1996-11-05 2001-05-15 Fujitsu Limited Function extending apparatus for information processing device
US6556436B2 (en) 1996-11-05 2003-04-29 Fujitsu Limited Function extending apparatus for information processing device
JP2003083844A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Ryusyo Industrial Co Ltd レンズメータのメガネ位置決め装置
CN102954322A (zh) * 2011-08-24 2013-03-06 富泰华工业(深圳)有限公司 底座
CN111683487A (zh) * 2020-07-13 2020-09-18 丽水二三网络有限公司 一种户外通讯机柜
CN111683487B (zh) * 2020-07-13 2021-05-28 汕头市兴博机电设备有限公司 一种户外通讯机柜
CN114423208A (zh) * 2022-03-21 2022-04-29 南通杨天机电设备有限公司 一种具有防撞功能的5g通信机柜
CN114423208B (zh) * 2022-03-21 2022-06-21 南通杨天机电设备有限公司 一种具有防撞功能的5g通信机柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2500099B2 (ja) 蓋付き構造体
US6256194B1 (en) Portable computer with latch assembly
US8172282B2 (en) Computing device latching assembly
TWI479752B (zh) 連接器機構
TW201808083A (zh) 電子裝置及托盤
US7095607B2 (en) Electronic apparatus with a removable component
EP2006478A2 (en) Lid device opened at both sides and center console box
US20080165486A1 (en) Computer front bezel
TW201302001A (zh) 電子模組抽取裝置
US7363634B2 (en) Storage device assembly incorporating ejecting mechanism with safety latch
JPH08147068A (ja) 機能拡張用ボックス
WO2009123604A1 (en) Computing device locking mechanisms
TWI290671B (en) Locking device
JP3383276B2 (ja) ノートブック型コンピュータにおけるラッチ装置
TWI522027B (zh) 具快拆結構的殼體
JP2003175756A (ja) 支持装置
US6000768A (en) Minimal fastener electronic console
JPH08160872A (ja) 電子機器
JP2590421Y2 (ja) 測量機等におけるバッテリ収納構造
JP2004121623A (ja) 飛び出し装置
US20160037669A1 (en) Electronic device
JPH0710541Y2 (ja) ケース係止機構
JP4288437B2 (ja) カップホルダーユニット
JP2911366B2 (ja) 機能拡張用ボックス
KR100634161B1 (ko) 컴퓨터 시스템의 도어 개폐장치