JPH08144816A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH08144816A
JPH08144816A JP31118394A JP31118394A JPH08144816A JP H08144816 A JPH08144816 A JP H08144816A JP 31118394 A JP31118394 A JP 31118394A JP 31118394 A JP31118394 A JP 31118394A JP H08144816 A JPH08144816 A JP H08144816A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
bank
exhaust
internal combustion
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JP31118394A
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Yukio Miyashita
幸生 宮下
Ryoji Abe
良治 阿部
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガス特性の悪化及び触媒の容量増加を招
くことなく、触媒温度の過度の上昇を防止することがで
きる内燃機関の空燃比制御装置を提供する。 【構成】 内燃エンジン1は例えばV型8気筒エンジン
であり、第1の気筒群(Fバンク)と第2の気筒群(R
バンク)に対応してそれぞれ三元触媒14F,14Rを
有する吸気管13F,13Rが設けられ、さらにこれら
の排気管の下流側に三元触媒15を有する排気合流管1
3’が設けられている。エンジンの所定運転状態におい
て、Fバンク側に供給する混合気の空燃比を理論空燃比
よりリッチ方向にバイアスしてパータベーションを行う
と共にRバンク側に供給する混合気の空燃比を理論空燃
比よりリーン方向にバイアスしてパータベーションを行
う。更に、所定期間ごとに、FバンクとRバンクでバイ
アス方向を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の空燃比制御
装置に関し、特に機関の排気通路に設けられた触媒の温
度上昇を抑制するように空燃比制御を行うものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】機関の高負荷運転時のように、排気通路
に設けられた触媒の温度が上昇する運転状態では、機関
に供給する混合気の空燃比をリッチ化することにより、
排気温度を下げて触媒温度を下げるようにした空燃比制
御装置が従来より知られている(特開平2−29144
2号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時は
機関始動直後のような低温時における排気ガス特性の向
上を図るために、触媒の早期活性化を目的として触媒の
装着位置を機関本体に近づけたり、また機関のパワーア
ップにより排気温度が上昇するといったことに起因し
て、触媒の温度上昇を防止する必要がある機関運転領域
が拡大する傾向にある。このため、上記従来の装置のよ
うに空燃比のリッチ化により温度上昇を防止する手法で
は、排気ガス特性が悪化する運転領域が拡大するという
問題が発生する。
【0004】また、この問題を回避するために空燃比を
リッチ化する領域を拡大しない場合には、触媒の劣化が
早まるので触媒容量を増加させなければならないという
問題が発生する。
【0005】本発明は上述した点に鑑みなされたもので
あり、排気ガス特性の悪化及び触媒の容量増加を招くこ
となく、触媒温度の過度の上昇を防止することができる
内燃機関の空燃比制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、所定数の気筒群に分割された内燃機関の各気
筒群毎に排気ガスの浄化を行う第1の触媒手段を有する
排気通路と、該排気通路の下流側に設けられ、該排気通
路を合流させた排気合流通路と、該排気合流通路に設け
られ、排気ガスの浄化を行う第2の触媒手段とを備えた
内燃機関の空燃比制御装置において、一方の気筒群に供
給する混合気の空燃比に対して、理論空燃比よりリッチ
化した空燃比を中心として所定周期の空燃比振幅を与
え、他方の気筒群に供給する混合気の空燃比に対して、
理論空燃比よりリーン化した空燃比を中心として所定周
期の空燃比振幅を与える空燃比制御手段を設けるように
したものである。
【0007】また、前記空燃比制御手段は、リッチ化す
る気筒群とリーン化する気筒群を所定期間ごとに切り換
えることが望ましい。
【0008】
【作用】一方の気筒群に供給する混合気の空燃比に対し
て、理論空燃比よりリッチ化したの空燃比を中心として
所定周期の空燃比振幅が与えられ、他方の気筒群に供給
する混合気の空燃比に対して、理論空燃比よりリーン化
した空燃比を中心として所定周期の空燃比振幅が与えら
れる。
【0009】リッチ化する気筒群とリーン化する気筒群
が所定期間ごとに切り換えられる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る内燃機関
(以下「エンジン」という)及びその制御装置の構成を
示す図である。図中1は例えばV型8気筒エンジンであ
り、第1の気筒群(以下「Fバンク」という)と第2の
気筒群(以下「Rバンク」という)とを有し、各バンク
は4つの気筒から成る。FバンクとRバンクとの間に
は、各バンクの気筒と同数の(4つの)吸気管2が配置
されている。その吸気管2の途中にはスロットル弁3が
配されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度
(θTH)センサ4が連結されており、当該スロットル
弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0012】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0013】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
【0014】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
【0015】三元触媒14F,14Rは、エンジン1の
Fバンク及びRバンクに対応して配設された排気管13
F,13Rにそれぞれ配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。これらの触媒
14F,14Rはエンジン本体の近傍に配置されてい
る。排気管13F,13Rの三元触媒14F,14Rの
上流側及び下流側には、それぞれ酸素濃度センサ16
F,16R(以下、「上流側O2センサ」という)及び
酸素濃度センサ17F,17R(以下、「下流側O2
ンサ」という)が装着されており、さらに、排気管13
F,13Rの三元触媒14F,14Rの下流側が合流し
て合流排気管13’に連通されている。そして、その合
流排気管13’には、三元触媒15が装着されている。
これらのO2センサ16F,16R,17F,17Rは
排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出値に応じた電
気信号を出力しECU5に供給する。
【0016】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
【0017】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィ
ードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領域
等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、エン
ジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC
信号パルスに同期する各Fバンク及びRバンクに対応し
た燃料噴射弁6の燃料噴射時間TOUTF,TOUTR
をそれぞれ演算する。
【0018】 TOUTF=TI×KO2F×K1+K2 TOUTR=TI×KO2R×K1+K2 …(1) ここに、TIは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTI値を決定するためのTI
マップが記憶手段5cに記憶されている。
【0019】KO2Fは、Fバンク側のO2センサ16
F,17Fの出力に基づいて算出される空燃比補正係数
であり、空燃比フィードバック制御中は空燃比が目標空
燃比に一致するように設定され、オープンループ制御中
はエンジン運転状態に応じた所定値に設定される。同様
に、KO2RはRバンク側のO2センサ16R,17R
の出力に基づいて算出される空燃比補正係数である。
【0020】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
【0021】CPU5bは上述のようにして算出した結
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
【0022】本実施例では上記補正係数KO2F,KO
2Rを、O2センサ16F,16R,17F,17Rの
出力に基づくフィードバック制御により算出すると共
に、いわゆるパータベーション制御を行う。以下図2か
ら図5を参照して、このパータベーション制御を説明す
る。
【0023】図2は、Fバンク及びRバンクのパータバ
ーションの中心値PATBF,PATBRを算出する処
理のフローチャートであり、本処理はTDC信号パルス
の発生毎にこれと同期して実行される。
【0024】先ずステップS1では、エンジン水温TW
が所定水温TWPATZ以上か否かを判別し、TW≧T
WPATZが成立するときは、エンジン回転数NEが所
定上下限値NEPATH,NEPATLの範囲内にある
か否かを判別する(ステップS2,S3)。その結果、
NEPATL≦NE≦NEPATHが成立するときは、
さらに吸気管内絶対圧PBAが所定上下限値PBAPA
TH,PBAPATLの範囲内にあるか否かを判別する
(ステップS4,S5)。
【0025】ステップS1からS5のいずれかの答が否
定(NO)のときは、ステップS6に進み、ダウンカウ
ントタイマtmPATに所定時間TPATを設定してこ
れをスタートさせ、パータベーション実行可能であるこ
とを「1」で示す実行許可フラグFPATZを「0」に
設定し(ステップS8)、Fバンク側の空燃比をリッチ
方向へスキップさせることを「1」で示すリッチスキッ
プフラグFPATRF及びRバンク側の空燃比をリッチ
方向へスキップさせることを「1」で示すリッチスキッ
プフラグFPATRRを共に「1」に設定し(ステップ
S9,S10)、Fバンク側及びRバンク側のパータベ
ーション周期を決定する期間パラメータ(パータベーシ
ョン周期の1/2に相当する、図4参照)CPATF
0,CPATR0を共に所定値CPATに設定して(ス
テップS11,S12)、本処理を終了する。
【0026】前記ステップS1からS5の答がすべて肯
定(YES)のときは、ステップS6でスタートしたタ
イマtmPATの値が「0」か否かを判別し(ステップ
S7)、tmPAT>0のときは前記ステップS8に進
み、所定時間経過してtmPAT=0となると、ステッ
プS13で実行許可フラグFPATZを「1」に設定
し、次いで前回実行許可フラグFPATZが「0」であ
ったか否かを判別する(ステップS14)。前回もFP
ATZ=1であったときは直ちにステップS18に進
み、前回はFPATZ=0であったときは、Fバンク側
の空燃比をリッチ方向にバイアスすることを「1」で示
す切り換えフラグFSTEPが「1」か否かを判別し
(ステップS15)、FSTEP=1のときはFSTE
P=0とし(ステップS16)、FSTEP=0のとき
はFSTEP=1として(ステップS17)、ステップ
S18に進む。
【0027】ステップS18では、切り換えフラグFS
TEPが「1」か否かを判別し、FSTEP=1のとき
は、Fバンク側及びRバンク側のパータベーションの中
心値PATBF,PATBRをそれぞれ下記式(2)、
(3)により算出して(ステップS19、S20)、本
処理を終了する。
【0028】 PATBF=PATRBS×KREF1F …(2) PATBR=PATLBS×KREF1R …(3) ここで、PATRBSは、所定リッチ方向バイアス率で
あり、例えば5〜10%設定され、PATLBSは、所
定リーン方向バイアス率であり、例えば5〜10%に設
定される。また、KREF1F,KREF1Rは、それ
ぞれ補正係数KO2のFバンク側学習値及びRバンク側
学習値であって、図示しないKO2算出処理においてエ
ンジンの所定運転状態における補正係数KO2(理論空
燃比が得られる値)の平均値として算出される。
【0029】一方ステップS18で、FSTEP=0の
ときは、下記式(4)、(5)により中心値PATB
F,PATBRを算出して(ステップS21、S2
2)、本処理を終了する。
【0030】 PATBF=PATLBS×KREF1F …(4) PATBR=PATRBS×KREF1R …(5) 図2の処理によれば、ステップS1からS5の条件を満
たす所定運転状態が所定時間継続したときパータベーシ
ョンの実行が許可され(ステップS13)、さらに実行
許可フラグFPATZが「0」から「1」に変化する毎
に切り換えフラグFSTEPの値が反転し(ステップS
14からS17)、FSTEP=1のときは、Fバンク
側の中心値PATBFが理論空燃比よりリッチ側に設定
され、Rバンク側の中心値PATBRが理論空燃比より
リーン側に設定される一方、FSTEP=0のときは、
逆に設定される(ステップS18〜S22)。
【0031】図3は、補正係数KO2のパータベーショ
ン制御を行う処理のフローチャートであり、本処理は前
記実行許可フラグFPATZが「1」のときに所定時間
(例えば10msec)毎に実行される。なお、図3に
おいてFPATRX,KO2X等の「X」は、「F」又
は「R」のいずれかを表す(即ちFPATRF又はFP
ATRR,KO2F又はKO2Rを表す)ものであり、
「X」を付したパラメータは、Fバンク及びRバンクの
それぞれに対応して算出される。
【0032】ステップS31では、リッチスキップフラ
グFPATRXが「1」か否かを判別し、FPATRX
=1のときは、次式(6)により補正係数KO2Xを中
心値PATBXからリッチ方向にスキップさせる(ステ
ップS32)一方、FPATRX=0のときは、次式
(7)により中心値PATBXからリーン方向にスキッ
プさせる(ステップS33)。
【0033】 KO2X=PATBX+PAT …(6) KO2X=PATBX−PAT …(7) ここで、PATは所定スキップ量である(図4参照)。
【0034】続くステップS34では、パータバーショ
ンの周期を決定するカウンタCPATXの値が「0」か
否かを判別する。このカウンタCPATXは、ステップ
S38で期間パラメータCPATX0に設定されるもの
であり、CPATX>0が成立するときは、カウンタC
PATXを「1」だけデクリメントして(ステップS3
9)、本処理を終了する。なお、本実施例では期間パラ
メータCPATX0(即ちCPATF0及びCPATR
0)は、いずれも所定値CPATに設定している(図
2、ステップS11、S12)。
【0035】CPATX=0となると、ステップS35
に進み、リッチスキップフラグFPATRXが「1」か
否かを判別する。そして、FPATRX=1のときはF
PATRX=0とし(ステップS36)、FPATRX
=0のときはFPATRX=1とし(ステップS3
7)、カウンタCPATXに期間パラメータCPATX
0を設定して(ステップS38)、本処理を終了する。
【0036】本処理によれば、図4に示すように、Fバ
ンク側及びRバンク側のそれぞれについて中心値PAT
BF又はPATBRを中心として振幅2PAT,周期2
CPATで、補正係数KO2のパータベーションが実行
される。
【0037】以上のように、図2及び3の処理によれ
ば、Fバンク側がリッチ方向にバイアスされた中心値P
ATBFを中心としたパータベーションの実行時は、R
バンク側はリーン方向にバイアスされた中心値PATB
Rを中心としたパータベーションが実行され、また逆に
Fバンク側がリーン方向にバイアスされた中心値PAT
BFを中心としたパータベーションの実行時は、Rバン
ク側はリッチ方向にバイアスされた中心値PATBRを
中心としたパータベーションが実行される。ここで、空
燃比を図5に示すように理論空燃比よりリーン側及びリ
ッチ側に変更すると、触媒温度は低下する傾向があるの
で、上述したようにリッチ方向又はリーン方向にバイア
スした空燃比を中心としたパータベーション制御を行う
ことにより、各排気管13F,13Rに配設された触媒
14F,14Rの温度を低下させることができる。
【0038】なお、空燃比の中心値をバイアスするだけ
でなく振動させるのは、触媒14F,14Rを通過して
三元触媒15に流入する混合気の空燃比を理論空燃比付
近(合流排気管13′で排気管13Fと13Rの排気ガ
スが混合されるので、一方のバンクでリーン側にバイア
スし、他方のバンクでリッチ側にバイアスしても、触媒
15に流入する混合気の空燃比はほぼ理論空燃比とな
る)で振動させることにより、触媒15の浄化能力をよ
り向上させることができるからである。
【0039】また、新たにパータベーションを開始する
毎に各バンクのバイアス方向が切り換えられるので、空
燃比が極端にリーン化した場合に起きる触媒の劣化が一
方バンクのみに偏ることを防止することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
方の気筒群に供給する混合気の空燃比に対して、理論空
燃比よりリッチ化した空燃比を中心として所定周期の空
燃比振幅が与えられ、他方の気筒群に供給する混合気の
空燃比に対して、理論空燃比よりリーン化した空燃比を
中心として所定周期の空燃比振幅が与えられるので、第
1の触媒手段の温度上昇を抑制することができ、しかも
排気集合通路でリーン側にバイアスされた気筒群からの
排気ガスとリッチ側にバイアスされた気筒群からの排気
ガスが混合され、第2の触媒手段により浄化されるの
で、排気ガス特性の悪化を回避することができる。
【0041】また、リッチ化する気筒群とリーン化する
気筒群が所定期間ごとに切り換えられるので、空燃比が
極端にリーン化した場合に起きる触媒の劣化が一方のみ
に偏ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる内燃機関及びその制
御装置の構成を示す図である。
【図2】機関運転状態の確認及び空燃比のバイアス値の
算出を行う処理のフローチャートである。
【図3】空燃比補正係数のパータベーション制御を行う
処理のフローチャートである。
【図4】パータベーション制御を説明するための図であ
る。
【図5】空燃比と触媒温度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 5 電子コントロールユニット(空燃比制御手段) 6 燃料噴射弁 13F,13R 排気管(排気通路) 13’ 合流排気管(排気合流通路) 14F,14R,15 三元触媒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の気筒群に分割された内燃機関の
    各気筒群毎に排気ガスの浄化を行う第1の触媒手段を有
    する排気通路と、該排気通路の下流側に設けられ、該排
    気通路を合流させた排気合流通路と、該排気合流通路に
    設けられ、排気ガスの浄化を行う第2の触媒手段とを備
    えた内燃機関の空燃比制御装置において、 一方の気筒群に供給する混合気の空燃比に対して、理論
    空燃比よりリッチ化した空燃比を中心として所定周期の
    空燃比振幅を与え、他方の気筒群に供給する混合気の空
    燃比に対して、理論空燃比よりリーン化した空燃比を中
    心として所定周期の空燃比振幅を与える空燃比制御手段
    を有することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記空燃比制御手段は、リッチ化する気
    筒群とリーン化する気筒群を所定期間ごとに切り換える
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の空燃比制御
    装置。
JP31118394A 1994-11-21 1994-11-21 内燃機関の空燃比制御装置 Pending JPH08144816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6237330B1 (en) * 1998-04-15 2001-05-29 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust purification device for internal combustion engine
US7836683B2 (en) 2006-02-24 2010-11-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and method for internal combustion engine
US8261533B2 (en) 2006-11-10 2012-09-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust purification apparatus of internal combustion engine

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