JPH0814082B2 - クロッシング用ノーズレールの形成方法およびクロッシングの形成方法 - Google Patents

クロッシング用ノーズレールの形成方法およびクロッシングの形成方法

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JPH0814082B2 JP22466090A JP22466090A JPH0814082B2 JP H0814082 B2 JPH0814082 B2 JP H0814082B2 JP 22466090 A JP22466090 A JP 22466090A JP 22466090 A JP22466090 A JP 22466090A JP H0814082 B2 JPH0814082 B2 JP H0814082B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は鉄道用分岐器におけるクロッシング用ノー
ズレールの形成方法およびクロッシングの形成方法であ
る。
(従来の技術) V字状のノーズレールの形成方法および前記ノーズレ
ールの近傍へウィングレールを配置して鉄道用のクロッ
シングを形成する方法として次の第1〜5の従来例があ
る。
第1従来例は組立クロッシングによる形成方法であ
り、これは普通レール(日本工業規格による)製の長・
短2本のノーズレールと2本のウィングレールとを間隔
材を介してボルト、ナットにより締結するものである。
第2従来例はマンガンクロッシングによる形成方法で
あり、これは高マンガン鋼を鋳造してノーズレールとウ
ィングレールとを一体形成するものである。
第3従来例は第17〜19図で示す溶接クロッシングによ
る形成方法であり、これは長・短ノーズレール10、11お
よびウィングレール2、2を中炭素合金鋼による「土」
字状の特殊レールで形成し、長ノーズレール10および短
ノーズレール11の前方接合部の内向羽根部を除去すると
ともに長ノーズレール10の曲げ点10pへ係合部12を形成
し、長ノーズレール10と短ノーズレール11の頭部10a、1
1a同士の隣接面10a′、11a′、底部10c、11c同士の隣接
面10c′、11c′を溶接してノーズレール1を形成し、さ
らに長・短ノーズレール10、11の外向羽根部10d、11dと
ウィングレール2、2の内向羽根部2d、2d同士および底
部10c、11c、2c、2c同士を溶接してクロッシングを形成
するものである。
第4従来例は圧接クロッシングによる形成方法であ
り、これは第20図に示すように2本のノーズレール部分
10″、11″の頭部10a、11a同士、底部10c、11c同士を溶
接により接合し、その後、先端へVピース6を圧接方式
の溶接で接合してノーズレール1を形成し、さらにノー
ズレール1と図示を省略したウィングレールとを間隔材
を介して接着するとともにボルト、ナット締めしてクロ
ッシングを形成するものである。
第5従来例は接着クロッシングによる形成方法であ
り、長ノーズレールと短ノーズレールの頭部同士、底部
同士をエポキシ系樹脂製の接着剤により接着してノーズ
レールを形成し、さらにノーズレールとウィングレール
とを間隔材を介して接着するとともにボルト・ナット締
めしてクロッシングを形成するものである。
(発明が解決しようとする課題) 第1従来例によるノーズレールおよびクロッシングは
ボルト・ナット締めのみで接続されているため、車両が
高速化され、かつ間合いが短縮化されている現在、激し
くかつ頻繁に衝撃を受け、これにともなう振動によりボ
ルト、ナットが緩み易く、その結果耐用寿命が短い。
第2従来例によるノーズレールおよびクロッシングは
高マンガン鋳鋼製であるため、高炭素鋼よりなる本線レ
ールとの溶接性が悪い。
第3従来例のノーズレール形成方法では長ノーズレー
ル10と短ノーズレール11の頭部10a、11a同士および底部
10c、11c同士を短ノーズレール11の前端部つまり係合部
12の部分まで溶接する。ここに短ノーズレール11の前端
部における接合部分には溶融池や偏析が発生しやすく、
溶接性が悪い。よって短ノーズレール11の前端部に座潰
現象が発生し、この結果ノーズレール1の耐久性が乏し
い。しかも第18・19図示のように腹部10b、11b間が殆ど
ないため、溶接の際に当て金を使用することができず、
溶接性が良くない。また中炭素鋼よりなる特殊形状のレ
ールを用いるため高価につく。さらにノーズレールとウ
ィングレールとをその羽根部同士および底部同士の隣接
面にわたって符号aで示す溶接をするため、この第3従
来例のクロッシング形成方法では溶接範囲が大きく、前
記欠点に加えて手間がかかるとともに極めて高価につ
く。
第4従来例ではノーズレールを形成するために2本の
レールの頭部同士および底部同士を溶接したものに、V
ピース6を圧接方式で溶接により接合しなければなら
ず、手間および費用がかかり、しかもVピース6は特殊
形状のレールを鍛造および切削により形成しなければな
らず、製作費が高くつく。
第5従来例は長・短ノーズレールの頭部間および底部
間に樹脂を用いているので耐用寿命性に問題が残る。
(課題を解決するための手段) この発明は前記各従来例のすべての欠点を解消するも
ので、すなわち長ノーズレールおよび短ノーズレールを
それぞれ頭部、腹部および底部からなる高炭素鋼製のレ
ールで形成するとともに前記長ノーズレールの前方へ係
合部を形成し、次に前記係合部へ前記短ノーズレールの
前端を係合するとともに前記ノーズレールと前記短ノー
ズレールの各頭部および各底部の隣接面を溶接により接
合し、しかる後、前記短ノーズレールの頭部を削って軌
間線を形成するとともに前記溶接による頭部の接合前端
部分を除去してV字状に接合されたノーズレールにする
ことを特徴とするクロッシング用ノーズレールの形成方
法であり、また長ノーズレール、短ノーズレールおよび
ウィングレールをそれぞれ頭部、腹部および底部からな
る高炭素鋼製のレールで形成するとともに前記長ノーズ
レールの前方へ係合部を形成し、次に前記係合部へ前記
短ノーズレールの前端を係合するとともに前記長ノーズ
レールと前記短ノーズレールの各頭部および各底部の隣
接面を溶接により接合し、しかる後、前記短ノーズレー
ルの頭部を削って軌間線を形成するとともに前記溶接に
よる頭部の接合前端部分を除去してV字状に接合された
ノーズレールにし、次に前記ノーズレールと前記ウィン
グレールの各腹部間に間隔材を介在させるとともに前記
間隔材を接着剤により前記各腹部へ接着し、前記ノーズ
レール、間隔材およびウィングレールをボルト、ナット
により締結することを特徴とするクロッシングの形成方
法である。
(実施例) 頭部10a、11a、2a、腹部10b、11b、2bおよび底部10
c、11c、2cからなる普通レール(日本工業規格による)
の形状を有し、しかも炭素含有量が0.70%〜0.82%であ
る高炭素鋼よりなるスラッククエンチ式熱処理レール
(日本工業規格による)用のレールを折り曲げるととも
に切削して長ノーズレール10、短ノーズレール11および
ウィングレール2、2を形成する。これをさらに詳細に
説明すれば、前記レールを第1図(a)の実線で示すよ
うに折り曲げ、仮想線で示すように頭部11aおよび底部1
1cの内側縁を切削し、頭部10aおよび底部10cの内側縁お
よび外側縁の前端を切削して第1図(b)の実線で示す
短ノーズレール11および長ノーズレール10を形成する。
ここに符号12は長ノーズレール10の曲げ点10pより前方
の底部10cに形成したアールを有する係合部であり、ま
た短ノーズレール11の前方部11′を一定幅lに形成つま
り曲げ点11pより前端までの頭部11aと底部11cの各内端
縁をそれぞれ頭部11aと底部11cの各外端縁と平行に形成
し、頭部11aと底部11cの前端内角部をアールに形成す
る。一方、各ウィングレール2は前記レールを第12図の
ように折り曲げるとともに各頭部2aの一端および各底部
2cの内端縁を図のように削成する。そして長・短ノーズ
レール10、11およびウィングレール2の所定位置へ複数
個のボルト挿通孔13、14、20を穿設する。次に係合部12
へ短ノーズレール11の底部11cの前端内角部を係合する
とともに長ノーズレール10と短ノーズレール11の各頭部
10a、11aの隣接面10a′、11a′および各底部10c、11cの
隣接面10c′、11c′をアーク溶接する。このとき第3・
7・8図で示す各腹部10b、11b間へ当て金を使用して溶
接する。ここに各頭部10a、11aは第2・10図の点々で示
すようにa1範囲およびa2範囲を溶接し、各底部10c、11c
はa1+a2+a3範囲、b範囲およびc範囲を溶接(符号a
で示す)する。つまり頭部10a、11aは第2図、第10図
(b)で示すように各内端縁の隣接面中、当接する範囲
(a2範囲)のみならず、頭部10aと頭部11aとが開き始め
る隣接部分(a1範囲)まで溶接するものであり、また底
部10c、11cは図中、a3で示す係合部12端を含む全当接範
囲を溶接するものである。なお、この明細書において隣
接面とは当接面のみならず前記a1のように開き始めた対
向面をも含むものである。その後、短ノーズレール11の
頭部11aのうち第2図の1点鎖線部分から外側を削り取
って第2・4図示の軌間線dを形成するとともに前記a1
範囲の溶接部分つまり溶接による頭部10a、11aの接合前
端部分a′(第2・3・6・10図示)を除去し、短ノー
ズレール11の底部11cのうち第2図の2線鎖線部分から
外側を削り取って底部11cの外端縁を第4図示のように
軌間線dと平行に形成し、V字状に接合されたノーズレ
ール1にする。なお第4図の符号11bは前記頭部11aの一
部および腹部の前端部を削り取った腹部の残部である。
また第11図は他の実施例を説明するもので、短ノーズ
レール11の外側縁をあらかじめ軌間線dと平行になるよ
うに削成つまり短ノーズレール11を長ノーズレール10の
係合部12へ係合したときにV字状になるように短ノーズ
レール11をあらかじめ形成しておき、その後前記実施例
のように長・短ノーズレール10、11を溶接し、しかる後
1点鎖線部分から外側の頭部11aを削り取って軌間線d
を形成し、V字状に接合されたノーズレール1にするも
のであり、短ノーズレール11の外側縁の削り取りを先の
実施例では溶接後に行ない、この他例では溶接前に行な
う点を異にするだけで、他の点については両実施例とも
同じである。なお前記他例の場合は溶接前に短ノーズレ
ール11の頭部11aの幅径がL1〜L3で示すように位置ごと
に異なるため溶接により歪みのでるおそれがあるが、先
の実施例の場合、第2図示のように一定幅lであるため
前記不都合は生ぜず、しかも短ノーズレール11の外側縁
を後加工するので誤差のないものを製造できる。
次に長ノーズレール10および短ノーズレール11の各頭
部10a、11aにスラッククエンチ式熱処理を施して硬化層
10a″、11a″を形成する。一方各ウィングレール2の頭
部2aにもスラッククエンチ式熱処理を施して硬化層2a′
を形成する。
その後、ウィングレール2、2を第12図示のようにノ
ーズレール1の近傍へ配置し、第13図示のようにウィン
グレール2、2の各腹部2b、2b間、第14図示のように各
ウィングレール2、2と長ノーズレール10の各腹部2b、
10b間および第15図示のようにウィングレール2と長ノ
ーズレール10の各腹部2b、10b間、ウィングレール2と
短ノーズレール11の各腹部2b、11b間へボルト挿通孔30
を有する鋼製の間隔材3、3、3…を配置し、しかも各
間隔材3を各ウィングレール2、長ノーズレール10およ
び短ノーズレール11の各腹部2b、10b、11bを含む当接面
へ接着剤f例えば公知の接着フィルム(ガラス繊維にエ
ポキシ系の樹脂剤を含浸させてフィルム状にしたもの)
により接着し、各ウィングレール2の腹部外側面へ座金
7、7を当接し、各座金7および各ボルト挿通孔13、1
4、20へボルト4を挿通し、ワッシャ8を外挿した後、
ナット5を螺着してノーズレール1、間隔材3および各
ウィングレール2を締結する。
なお、前記実施例ではウィングレール2、2長ノーズ
レール10および短ノーズレール11をスラッククエンチ式
熱処理用のレールで形成したが、頭部、腹部および底部
からなり、しかも高炭素鋼製のレールであれば他のレー
ル例えば炭素含有量が0.60%〜0.75%の高炭素鋼製の普
通レール(日本工業規格による)で形成してもよく、こ
の場合例えばレールの頭部にクエンチテンパー式熱処理
やスラッククエンチ式熱処理等を施しても、あるいは施
さなくてもよい。熱処理により硬化層を形成した方が耐
久性がより大きくなる。また溶接はアーク溶接以外の溶
接によってもよい。なお、アーク溶接によればノーズレ
ールを容易かつ迅速に一体化することができ、またアー
ク溶接の際に溶加材等を用いず、長・短ノーズレール自
体を溶融させて固着してもよく、その方が車輪の乗移り
がさらによい。また、接着剤fは前記接着フィルム以外
のもの、例えばエポキシ系樹脂製の接着剤を用い、これ
を直接塗布してもよい。
(発明の効果) この発明のノーズレールの形成方法では、長ノーズレ
ールおよび短ノーズレールをそれぞれ頭部、腹部および
底部からなる高炭素鋼製のレールで形成し、またこの発
明のクロッシングの形成方法では前記構成に加えてウィ
ングレールをも頭部、腹部および底部からなる高炭素鋼
製のレールで形成するので、普通レールを使用すること
ができ、溶接クロッシングおよび圧接クロッシングの場
合のような特殊レールを使用しなくてよく、安価に製造
することができ、しかもノーズレールの溶接の際に前方
部に当て金の使用できない溶接クロッシングに比べ、当
て金の使用が可能となるので、溶接の品質向上を図るこ
とができ、またマンガンクロッシングの場合より本線レ
ールとの溶接性の良好なノーズレールおよびクロッシン
グを得ることができ、さらに中炭素鋼の溶接クロッシン
グの場合より耐久性のすぐれたノーズレールおよびクロ
ッシングを得ることができる。
この発明のノーズレールの形成方法では長・短ノーズ
レールの各頭部および各底部の隣接面を溶接により接合
し、またこの発明のクロッシングの形成方法では前記構
成に加え、ノーズレールとウィングレールの各腹部間に
間隔材を介在させるとともに間隔材を接着剤により各腹
部へ接着し、ノーズレール、間隔材およびウィングレー
ルをボルト、ナットにより締結するので、組立クロッシ
ングの形成方法および接着クロッシングの形成方法によ
る場合よりも固定力が遥かに大きく、耐久性が良く、高
速運転や経年使用に充分耐えることができるノーズレー
ルおよびクロッシングを得ることができ、また2本のレ
ールおよびVピースを溶接する圧接クロッシングやノー
ズレールのみならず、ウィングレールをも溶接する溶接
クロッシングよりも溶接箇所が少なくて足り、容易かつ
安価に製造することができる。
この発明は長・短ノーズレールの各頭部および各底部
の溶接後、短ノーズレールの頭部を削るとともに一旦溶
接した頭部の接合前端部分を除去するので、接合前端部
分に溶融池や偏析が発生してもこれらをなくすことがで
き、溶融クロッシングの場合に比べ溶接性が極めて良好
で、座潰現象が発生せず、耐久性のすぐれたノーズレー
ルおよびクロッシングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜16図はこの発明の実施例を示すもので、第1図
(a)(b)はノーズレールを折り曲げ、切削する工程
を示す平面図、第2図はノーズレールを溶接した状態の
平面図、第3図はA−A拡大断面図、第4図はこの発明
により得られたノーズレールの平面図、第5図はB−B
拡大断面図、第6図はC−C拡大断面図、第7図はD−
D拡大断面図、第8図はE−E拡大断面図、第9図はF
−F拡大断面図、第10図(a)(b)(c)はノーズレ
ールの形成方法の説明図、第11図は他例の説明図、第12
図はこの発明により得られたクロッシングの平面図、第
13図はG−G拡大断面図、第14図はH−H拡大断面図、
第15図はI−I拡大断面図、第16図はJ−J拡大断面図
であり、また第17〜20図は従来例を示すもので、第17図
は従来の溶接クロッシングの平面図、第18図はK−K拡
大断面図、第19図はK′−K′拡大断面図、第20図は従
来の圧接クロッシングの平面図である。 1…ノーズレール、2…ウィングレール 3…間隔材、4…ボルト 5…ナット、10…長ノーズレール 11…短ノーズレール、12…係合部 2a、10a、11a…頭部 2b、10b、11b…腹部 2c、10c、11c…底部 10a′、11a′…頭部の隣接面 10c′、11c′…底部の隣接面 2a′、10a″、11a″…硬化層 a…溶接、a′…頭部の接合前端部分 d…軌間線、f…接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石橋 宏次 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 茂木 重六 東京都練馬区大泉町5丁目19番4号 (72)発明者 仙波 昭一 東京都武蔵野市西久保3丁目24番10号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長ノーズレールおよび短ノーズレールをそ
    れぞれ頭部、腹部および底部からなる高炭素鋼製のレー
    ルで形成するとともに前記長ノーズレールの前方へ係合
    部を形成し、次に前記係合部へ前記短ノーズレールの前
    端を係合するとともに前記長ノーズレールと前記短ノー
    ズレールの各頭部および各底部の隣接面を溶接により接
    合し、しかる後、前記短ノーズレールの頭部を削って軌
    間線を形成するとともに前記溶接による頭部の接合前端
    部分を除去してV字状に接合されたノーズレールにする
    ことを特徴とするクロッシング用ノーズレールの形成方
    法。
  2. 【請求項2】長ノーズレール、短ノーズレールおよびウ
    ィングレールをそれぞれ頭部、腹部および底部からなる
    高炭素鋼製のレールで形成するとともに前記長ノーズレ
    ールの前方へ係合部を形成し、次に前記係合部へ前記短
    ノーズレールの前端を係合するとともに前記長ノーズレ
    ールと前記短ノーズレールの各頭部および各底部の隣接
    面を溶接により接合し、しかる後、前記短ノーズレール
    の頭部を削って軌間線を形成するとともに前記溶接によ
    る頭部の接合前端部分を除去してV字状に接合されたノ
    ーズレールにし、次に前記ノーズレールと前記ウィング
    レールの各腹部間に間隔材を介在させるとともに前記間
    隔材を接着剤により前記各腹部へ接着し、前記ノーズレ
    ール、間隔材およびウィングレールをボルト、ナットに
    より締結することを特徴とするクロッシングの形成方
    法。
  3. 【請求項3】短ノーズレールの前方部を一定幅に形成
    し、長ノーズレールと短ノーズレールの溶接後、短ノー
    ズレールの頭部を削って軌間線を形成するとともに短ノ
    ーズレールの底部を削って前記軌間線と平行となるよう
    に形成する請求項1記載のクロッシング用ノーズレール
    の形成方法若しくは請求項2記載のクロッシングの形成
    方法。
  4. 【請求項4】短ノーズレールを長ノーズレールの係合部
    へ係合したときにV字状になるように短ノーズレールを
    あらかじめ形成しておき、長ノーズレールと短ノーズレ
    ールの溶接後、短ノーズレールの頭部を削って軌間線を
    形成する請求項1記載のクロッシング用ノーズレールの
    形成方法若しくは請求項2記載のクロッシングの形成方
    法。
  5. 【請求項5】長ノーズレールおよび短ノーズレールが普
    通レールである請求項1記載のクロッシング用ノーズレ
    ールの形成方法。
  6. 【請求項6】長ノーズレール、短ノーズレールおよびウ
    ィングレールが普通レールである請求項2記載のクロッ
    シングの形成方法。
  7. 【請求項7】溶接がアーク溶接である請求項1記載のク
    ロッシング用ノーズレールの形成方法若しくは請求項2
    記載のクロッシングの形成方法。
  8. 【請求項8】V字状に接合されたノーズレールの長ノー
    ズレールと短ノーズレールの各頭部を熱処理して硬化層
    を形成する請求項1記載のクロッシング用ノーズレール
    の形成方法。
  9. 【請求項9】V字状に接合されたノーズレールの長ノー
    ズレールと短ノーズレールの各頭部を熱処理して硬化層
    を形成し、一方、ウィングレールの頭部をも熱処理して
    硬化層を形成する請求項2記載のクロッシングの形成方
    法。
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